名簿/504067

  • 【Good Game】 -- 2013-10-06 (日) 21:27:41
    • 海が見える丘にある家で男と女が語り合う。静かな時間、緩やかな時間。 -- 2013-10-06 (日) 21:28:24
      • で、慣れたのかアルバイトは。やらなくてもいいんだぞ。別に働かなくても俺の稼ぎで十分じゃないか -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:28:57
      • ううん。今までこういうことしてなかったからやりたいの。それにとっても楽しいのよ仕事 -- リアス 2013-10-06 (日) 21:29:45
      • レジ打ちが?小さなスーパーの -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:30:32
      • レジ打ち、楽しいわよ。レジ袋もね、ちゃんとお客さんの買い物の量に合わせて出すことができるようになったの。 -- リアス 2013-10-06 (日) 21:31:20
      • レジ袋なんて適当に出せばいいだろうあんなの… -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:31:37
      • レジ袋だって大事な備品なの。それにレジ袋って買い物終わったらゴミ袋になるの?知ってた? -- リアス 2013-10-06 (日) 21:32:23
      • レジ袋の末路はゴミ袋って言わずとも誰でもやってるもんじゃないか…? -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:32:51
      • レジ袋はレジ袋。それがゴミ袋になってもレジ袋はレジ袋よ。 -- リアス 2013-10-06 (日) 21:34:20
      • レジ袋で存在、名称に関する哲学的なトークに発展するとは思わなかったよ -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:34:46
      • レジ袋も捨てたものじゃないでしょう? -- リアス 2013-10-06 (日) 21:35:06
      • レジ袋、捨てるけどな結局 -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:35:18

      • 潮騒の音が小気味よく聞こえる。子供の笑い声も。今はただ、平和な時間。
        全てが終わった、全てが始まる時間 -- 2013-10-06 (日) 21:36:51

      • 【オワリ】 -- 2013-10-06 (日) 21:37:04
  • 【Last Battle】 -- 2013-10-06 (日) 21:07:54
    • 巨大な無人機が残骸のようにいくつも倒れる格納庫で男が二人。構えあう -- 2013-10-06 (日) 21:08:38
      • 取れ、ランディ・レッドフォード…センスを受け継いだお前だからこそ、相応しい
        それとも使えないか(一本の刀。自身のもつ刀と対になる一本がランディに渡された) -- ウォルター 2013-10-06 (日) 21:10:26
      • いいや、使い方を知っている。俺にはこれを扱える
        (刀を受け取り、抜き放ち、鞘をベルトに差した) -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:11:23
      • ほう!スキル(技)のないお前が!
        センス(意志)をリアスから奪ったお前が!俺はジーン(遺伝子)とヴェスパのスキル(技)を受け継いでいる。
        それでもぬかすか!キサマは!忌々しいヤツめ! -- ウォルター 2013-10-06 (日) 21:12:54

      • 「あぁ?これの使い方?お前そっち専門だろ…やることねぇからってお前な」
        「まぁいいわ、いいか?こう、こういうのはスーッと力を入れずにさっと流すんだよ」
        「わかりにくい?んじゃ見てろよ、一回だけだからな」
         
        「おい!机切ってどうする!アホかお前は!」
        「お前がやれつったんだろうが!」
        「やるカタを見せろと言ったまでで実際に切れとはいってない!」 -- 2013-10-06 (日) 21:16:08

      • ジャック・ザ・リッパーの直伝だ。何より鋭く、何より切れるぞ、こいつは! -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:16:45

      • 鋼が空気を切り裂く音。撃ち合う音、肉をかすめる音が空虚に響く。男達の決死の斬り合い
        そしてその最中。殺気が幾重にも飛来し、ランディを貫かんとする -- 2013-10-06 (日) 21:18:12

      • 「ナイフ投げね。コイツはお前も知っての通りだが黒の短剣だからこそ効果があるんだよ」
        「だから用意しなきゃならんし、訓練も長い間積まないとできない。お前にゃ無理だ。その代りこいつを教えてやるよ」
        「こいつは黒塗りだろうがむき出しの鋼だろうが、関係ねぇ」
        「もっともお前がモノにできるかってのは別だがな」 -- 2013-10-06 (日) 21:21:31

      • (飛来したダガーが4本、利き手とは真逆の手に4本。掴まれ、返し投げた)
        (曲芸じみた暗技返し。静寂を齎す技)
        (その4指が全て返され、ウォルターの腕に刺さった) -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:24:05

      • 小細工は抜きだ…こいつで決めるぞ!(刀も、弾切れの銃も捨て、拳を固める。向かい合う男もまた、ナイフも刀も捨てて拳を振り上げた) -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:25:16
      • ランディィィィイイイイイイイイ! -- ウォルター 2013-10-06 (日) 21:25:33
      • ウォォルタァァァアアアアアアアアアア!!! -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:25:47

      • 肉と肉のぶつかり合い、骨がきしむ音。打撃の音が、静寂に響く
         
        【つづく】 -- 2013-10-06 (日) 21:26:31
  • 【True Sky】 -- 2013-10-06 (日) 19:22:27
    • ランディ、始まった。彼の計画は最終段階に入ったんだ…統合軍も動き始めている。 -- フランク 2013-10-06 (日) 20:46:23
      • C-130輸送機の中。大画面に映し出されたデジタル変換された戦略マップを前にフランク…眼鏡の男と
        ランディ、ロード、フェアリィ、メアリーが。傭兵たちが覚悟を決めていた。
        北方。見捨てられた島…3年前に彼の男。統合軍将校ウォルター・ブラックレームがヴェスパ・グリーンザップと共に決起した土地。
        そして…ランディのかつての友、グレイ・スノウ・スノウがその命を以って世界を地獄の焔から救った土地 -- 2013-10-06 (日) 20:51:54
      • 俺達は統合軍の動きに合わせて背後から連中を突く。A、B、Cポイントを押さえてアーセナルを支配しているウォルター・ブラックレームを…殺す
        今回の作戦は非正規、国家でもない。俺個人の依頼だ。こんな大規模な作戦に騙して参加させて悪いと思っている。 -- ランディ 2013-10-06 (日) 20:53:53
      • 「とんでもねぇ、アンタが女のために命かけるっていうから来たんだ、小難しいことはなしにしましょうや」
        「統合軍ではヤツを抑えられないから私は協力しているのよ、黒騎士を失望させないで」
        「フライ・フィッシュの連中はここまでのようです。これ以上は統合軍に察知されますから」 -- 2013-10-06 (日) 20:55:25

      • 3年前の事件から…そして2年前のフリーダムベースでの事件。俺はお尋ね者になった。
        それでも今、ここに来てくれたことを感謝する。
        ありがとう、そして死ぬな。やばいと思ったら逃げろ。 -- ランディ 2013-10-06 (日) 20:56:45
      • 俺は先生を信じてきただけだよ。こいつも。だから…リアスさんを頼みます。俺は…俺のやることをやる。
        アイツらに世界を好き勝手にさせやしない! -- Load 2013-10-06 (日) 20:57:49
      • (机に突っ伏しながらサムズアップ) -- Fairy 2013-10-06 (日) 20:58:55
      • 安心してくれランディ。君には僕が、彼らが、みんながついている。
        あの時から変わってしまったこの空を…青い空に取り戻そう! -- フランク 2013-10-06 (日) 20:59:56

      • …あぁ!
        そして俺らの過去を、未来を、明日を取り戻そう!
         
        全員降下! -- ランディ 2013-10-06 (日) 21:00:49

      • 輸送機のフラップが下りる。気圧の変化。降下要員はウィングスーツとマスクを装着し…次々と機体の外へ躍り出た
         
        【つづく】 -- 2013-10-06 (日) 21:01:52
  • 【Bad End Case#2 4】 -- 2013-10-06 (日) 03:39:27
    • -酒場- -- 2013-10-06 (日) 03:42:18
      • なぜ俺を選ぶ?なぜ俺がいる。俺も同じだ。過去から動けない。過去が俺を縛る。
        俺は未来という言葉を憎む。安易な希望を抱かせる言葉を嫌う。 -- ランディ 2013-10-06 (日) 03:46:48

      • 後悔はある?始めたこと。終えたこと。続けること。歩くこと。向かうこと。進むこと。留まること。 -- 2013-10-06 (日) 03:50:31
      • あの三人の中で。貴方が関わった誰よりもあなたは平凡。ただ巻き込まれただけ。それでも向かう。身の丈に合わないとしても。
        貴方にとって金なんてどうでもいいのよ。そういう素振りの方がこの世界でやりやすいと信じてるから。
        そうでしょう?今回も。セリアの時も。シェリオの時も。
        貴方にとって金なんて些細なこと。シェリオの時が実に滑稽じゃない。
        道化を演じ…いえ演じてすらいない。金よりも、あの女よりあの二人を取った。
        最悪の事態を回避するために。
        子供の懇願を、助けを聞いて捨て置くなんてできない普通の人。
        真っ当な教育を受けて真っ当な信条を以ってドブの中で自分をだまし生きている人。
        貴方は誰よりも弱い── -- 2013-10-06 (日) 03:56:28

      • ──だから付け入る隙があった、か。
        やるせないな。他人の口からそうも言われるとは。
        (酒場に屯してた男、女、客が逃げ出す)
        (店主はカウンターに隠れた。理由など明確だ、命の危機を感じたから)
        (銃声が店内に響き、鮮血をまき散らす。女に死を与えて吼える) -- ランディ 2013-10-06 (日) 04:01:51

      • いつから気づけたの。(男の眼鏡を渡す。隣で死んだ女を一瞥せずに。度の入っていない眼鏡を持ち主へ) -- 2013-10-06 (日) 04:03:10

      • 水族館と動物園、入場料で二度。大人一人分余計に払えば嫌でも気づく。
        (眼鏡をかけると視界にようよう見えてくる。女。死んだ女と少女。)
        これがまじないの効果か…便利なもんだな、魔女というのは -- ランディ 2013-10-06 (日) 04:05:13

      • おまじないしなくても見えた。一枚通してみている人なら。
        貴方にはそれが必要だっただけ。 -- 2013-10-06 (日) 04:07:06

      • そうか。そうだな…実際俺にも見え始めていた。魔女のヴェールが。
        オセイロの話は聞いておいて正解だったな。 -- ランディ 2013-10-06 (日) 04:09:28

      • これからどうするの? -- 2013-10-06 (日) 04:10:11
      • 走るかな。立ち止まらずに、ただ。もう見えているから、迷わず進めそうだ。
        お前らはどうする(眼鏡は不要、とばかりに少女に渡す。すると隣にいた女が錆びついた機械のような音を絞り出しながら起き上った) -- ランディ 2013-10-06 (日) 04:13:57

      • 残念。旅の同行者が欲しかったのだけど。魔女の騎士が。
        貴方はダメだったのね。これ、依頼料の最後(コインロッカーの鍵をもう一つ渡して起き上がる)
        (傷も血潮もない女が再び立ち上がり笑う。儚く、いやあざけるように笑う)
        (これが魔女である) -- 2013-10-06 (日) 04:17:20

      • これが魔女、か…

        (バーカウンターから度数の高い酒瓶を手に取り、少女に問う。少女の目の色が変わる。女の足が止まる)
        (宙を舞った酒瓶が砕け、アルコール臭をぶちまける。ライターと共に。ライターが炎をまき散らし、女を焼く)
         
        魔女は焼くに限る。だったか、オセイロ曰く
         
        お前はどうする、これから一人だぞ -- ランディ 2013-10-06 (日) 04:22:20

      • …わからない。考えていなかった。 -- 2013-10-06 (日) 04:23:39
      • この金もってオセイロのところに行け。少なくとも成人するまで面倒見てくれるだろ。した後もな -- ランディ 2013-10-06 (日) 04:24:23

      • またね -- 2013-10-06 (日) 04:25:10
      • さようなら、だ。 -- ランディ 2013-10-06 (日) 04:25:29

      • 【つづく】 -- 2013-10-06 (日) 04:25:39
  • 【Bad End Case#2 3】 -- 2013-10-05 (土) 21:21:42
    • -動物園- -- 2013-10-05 (土) 21:26:51
      • シズは依頼を受けない。シズは鬼の眷属。死ねない男、死んでも蘇る、蘇生を義務とする男
        (山羊に餌を与えながら語る。あざらしが山羊に餌を与える滑稽な絵) -- 2013-10-05 (土) 21:32:50

      • わかっている、わかっていた。ずっと、俺は知っていた。知っている。
        罪と罰が世界の理じゃない。罪と罰は自覚せねば、与えられただけの異物。
        己がために人を傷つければ必ず悪として自分に帰ってくる。あいつはそれを続けた。続けた結果があの様なんだ。
        あいつは二度と出れない牢獄から抜け出しているだけにすぎないんだ。 -- ランディ 2013-10-05 (土) 21:35:12

      • 誰も救えない。誰も手を差し伸べることができない怪物
        だから彼はあそこにいる。黄昏のあの場所に
        過去が留まるあの事務所に -- 2013-10-05 (土) 21:39:13

      • …俺は黄昏に居続けることはできない。 -- ランディ 2013-10-05 (土) 21:49:22
      • 日が沈んだら家に帰るんだよ、人は。
        それぞれの帰る場所に。貴方の帰る場所、ザックの帰る場所、そして… -- 2013-10-05 (土) 21:49:59
      • 俺に何ができる -- ランディ 2013-10-05 (土) 21:50:27
      • 何もできない。生者が亡者に祈ることはできても、できることはないよ。
        それを彼は選んだ。貴方は彼を許すべきではないし、彼も許されるべきではないと思う。
        それができること。 -- 2013-10-05 (土) 21:51:45

      • 【つづく】 -- 2013-10-05 (土) 21:52:03
  • 【Bad End Case#2 2】 -- 2013-10-05 (土) 19:27:30
    • -水族館- -- 2013-10-05 (土) 19:27:53
      • (何から助けるのかいまいちわからぬまま、俺はこの少女を連れまわすハメになった)
        (身なりを整えないと俺の社会的信用はさておき注目され動きにくいので着替えさせた)
        (結論からいえば前金はあった。25万G確かにあったのだ。その金で着替えさせて本人の希望もあり今は水族館に来ている)
        (先に水族館の土産物屋で白いアザラシのフードがついたパーカーをねだるあたり年相応の子供なんだろうか。無論買うことになったが) -- ランディ 2013-10-05 (土) 19:30:19

      • (回遊魚の水槽を熱心に見ている。白いアザラシの顔をしたパーカーのフードが揺れる) -- 2013-10-05 (土) 19:32:18

      • 何故俺なんだ。他の便利屋…いや、ザックやシズでも十分なはずだ。
        (イルカショー、休日なのか人が多い。やや近い座席でイルカを眺める少女に問う) -- ランディ 2013-10-05 (土) 21:09:31

      • ザックは守れない。ザック・ザリップス…ジャック・ザ・リッパーの模倣者ですらない彼には守れない。
        彼は1であり3であり4であり2ではない。
        絶対的な1にはなれない。
        本当に? -- 2013-10-05 (土) 21:11:43

      • (答えに詰まる。何をこの少女は聞いているのだろうか。何を俺から聞きたい。)
        わからん。だが…きっとなんとかなる。そう思わせるものがアイツにはあると思う。 -- ランディ 2013-10-05 (土) 21:15:09

      • それは彼を孤独にしない? -- 2013-10-05 (土) 21:15:48
      • 男が一々気にすることじゃない。寒さに震える子猫じゃないんだぞ、アイツは -- ランディ 2013-10-05 (土) 21:16:29
      • 盲いた子猫かもしれない -- 2013-10-05 (土) 21:17:30
      • それでも笑ってるだろうさ、アイツは -- ランディ 2013-10-05 (土) 21:17:49

      • …眼鏡、貸して -- 2013-10-05 (土) 21:19:20
      • ちゃんと返すんだぞ -- ランディ 2013-10-05 (土) 21:19:37
      • うん。おまじないして返す。 -- 2013-10-05 (土) 21:19:54

      • 【つづく】 -- 2013-10-05 (土) 21:20:02
  • 【Bad End Case#2 1】 -- 2013-10-05 (土) 19:03:57
    • -喫茶店- -- 2013-10-05 (土) 19:04:26
      • で、なんでこうなっているんだ。(カフェオレをようよう飲みつつなけなしの金で飯を奢るハメになった俺は悲しい)
        (ひどく悲しいことをご理解してもらいたい) -- ランディ 2013-10-05 (土) 19:05:28

      • (もくもくと目の前のランチを口に放り込んでいく。服もボロボロ、身なりもまた然り。スラム出身と言えばその通りの少女が飯を食う)
        (しかし未来も希望もないその姿には似つかわしくない瞳の少女だった) -- 2013-10-05 (土) 19:08:19
      • …(長い長い溜め息がでる。今日は帰らないで両断斎のところに世話になろう。余裕がない、財布も金も俺も余裕がない)
        (なんでこう、子供に飯を与えて俺は飯を食えない。いらぬ考えばかりが頭を巡る。) -- ランディ 2013-10-05 (土) 19:10:30

      • 便利屋。「あぁ?」便利屋でしょ
        助けて
        (飯をようよう食べ終わったその口は、ランディにとって予想しなかった言葉を投げかけた)
        (全て知っていたのか、それとも偶然か。確かめようのない沈黙が流れる) -- 2013-10-05 (土) 19:12:59

      • …いくら出す「50万G」保証は「前金で25万G」
        (テーブルを滑ってくるのはコインロッカーの鍵)
         
        誰に聞いた?「姉さんから」
        何から助ける?「姉さんから」
         
        (ふざけているのか!と怒号が喫茶店に響き、客は俺と遠巻きに注視するがしばらくするとその視線も消える)
        (なぜなら目の前の少女は平然とした顔でまた飯をかき込んでいたからだ) -- ランディ 2013-10-05 (土) 19:16:33

      • 街の外まで、送ってくれれば成功だから
        お願いします
        (汚い頭を下げて頼み込む。この少女にとって人生何度目かの懇願かは知らないが賭けでもあるのか)
        (また長い沈黙が流れる) -- 2013-10-05 (土) 19:18:28

      • …前金を確認してからだ。それから決める。 -- ランディ 2013-10-05 (土) 19:19:02

      • ──今の俺はあの時の俺にいってやりたい。やはり家に帰るべきだったと。
        女に関わるべきではなかったんだと… 
        【つづく】 -- 2013-10-05 (土) 19:19:48
  • 【Bad End Case#2 zero】 -- 2013-10-05 (土) 18:30:25
    • ウォアァ -- ランディ 2013-10-05 (土) 18:30:47
      • …汚ねぇなぁ -- 両断斎 2013-10-05 (土) 18:31:41
      • …なんだこの味は、甘い湿布か?
        (オセイロからもらった缶飲料を再び見る。サルサバリラを使っている独特の炭酸飲料だった)
        (空腹でほぼ意識朦朧の中、公園で昼飯をと思っていた俺は完全に不意を突かれ、口から甘い炭酸湿布汁をぶちまけて寄ってきた男の不評を買った) -- ランディ 2013-10-05 (土) 18:33:58
      • 知らねェけどよ、大の男が昼間から公園で飲み物噴きだすってのは締まらないもんじゃねぇのかい。
        確かにひでぇ臭いだけどよ。
        (着流しの獣人が溜め息をつく。犬系の獣人。サングラスをかけた、獣人の侍) -- 両断斎 2013-10-05 (土) 18:37:38
      • 悪いな…ここ数日で初めてようやく口にするもんがこれでな、怒りもわかない
        (一応喉は潤ったもので、こいつをどうするべきかと悩み、両断斎に寄越そうとするが無言で断られた) -- ランディ 2013-10-05 (土) 18:41:12
      • 絞まらねぇな…女、みなかったか。お前さんに限って言えばねぇかもだが、一応な
        (鼻に残る湿布の臭いだ、勘弁してほしいぜとヘキヘキした口で語るこの獣人)
        (一刀流の遣い手で、灯篭や鉄、車、鋼鉄すら両断する剣豪の浪人。両断斎)
        (剣の腕前だけで言えばヌマル若頭以上かもしれない。最もそんなヤツと関わることになったのは些かの事件があったのだが)
        (今は語るべきものではないだろう。) -- 両断斎 2013-10-05 (土) 18:44:10

      • 厄介事と女か…知りたくもないな。
        (すきっ腹にこれだ。金もない、体力もない。しかも女の厄介事だ。勘弁してほしい)
        (昼飯くってとっとと帰りたい気分だ。だが気になることはある)
         
        …アンタが探すってことは。ただの女じゃないのか。
        (ヤクザものの情婦でも、お嬢様の家出でもないだろう。この男が出るということはそういうことなのだ)
        奥方については見かけてないが…喧嘩か?(加えて妻帯者でもあるので言葉を選ぶ必要はある。) -- ランディ 2013-10-05 (土) 18:47:23

      • アイツじゃねぇよ。だがそうだな、俺でもてこずるかもしれん。かなり厄介な相手だ。
        …うちに来るか。アイツも久しぶりの顔見せに来いってうるさくてな。
        (キセルを取り出し火を着け、香をくすぶらせる)
        (妻帯者であり子を持つ身であるが、子は皆独立して二人暮らし。静かな時間がいくつも流れるがやはりそこには必要とされるものはある)
        (熟年の2人には若さが必要だったこともある)
        (ザックもかわいがられていた覚えがあるが、中々に気恥ずかしいのか寄りつかないのが実情だった) -- 両断斎 2013-10-05 (土) 18:51:49

      • もう少し身なりを整えてからいくよ。今のままだと飯だけがっつきにいくようなもんだ。
        (気にするな、と言われても年長者に甘えるのが良作と分かりつつも男というのはそうもいかないのがある)
        (何かしらの土産話が欲しいところでもある。それが俺にできる精一杯のものなのだ)
         
        そんな厄介なのがいるなら、とっとと帰るほうがよさそうだな。
        少ししたら帰るよ。ありがとう
        (レオとの再会からか些か弱気になっているな、と自分でも理解できた。優しい目が沈み、軽い言葉の後。両断斎は消えた)
        (飯を食おう。バターサンドを食おう。食って、かえって、ねよう) -- ランディ 2013-10-05 (土) 18:55:35

      • …? -- 2013-10-05 (土) 18:57:35

      • …?
        (決して身なりがいいと言えない少女が俺のピーナッツバターサンドを勝手に食っていた。リンゴもくっていた)
        (全部食っていた。食い終わったら俺の炭酸飲料も飲んでいた。ひどい顔で噴きだした後また飲んでいた) -- ランディ 2013-10-05 (土) 18:58:48

      • 【つづく】 -- 2013-10-05 (土) 18:58:56
  • 【Bad End Case#2 the end】 -- 2013-10-05 (土) 17:09:36
    • -便利屋事務所- -- 2013-10-05 (土) 17:09:53

      • ──思い出せない。俺は何を間違えた?
         
        ザックはどこで間違えた?
         
        シズは?
         
        なぜ俺達はここにいる?どうしてここにいるんだ。
         
        思い出せない。俺達はどこで間違ってしまったんだ…
         
        どうしてこんなことに… -- 2013-10-05 (土) 17:11:08

      • 沈みゆく意識が 俺を裁く
         
        【おわり】 -- 2013-10-05 (土) 17:31:19
  • 【Bad End Case#2 fifth】 -- 2013-10-05 (土) 16:28:27
    • -酒場- -- 2013-10-05 (土) 16:28:40

      • 今が一番楽しい。思えばあの時が一番自由だった。楽しかった。
        彼はそれを許さない。そして何も残らない。解いた世界に、信念を貫いた先。世界という書割を破った後には
        誰もいないのよ -- 2013-10-05 (土) 16:30:32

      • (グラスに酒は注がれない。酒がない。酒の代わりに血が注がれる。赤い、ワインよりも鉄臭い。後悔の味) -- ランディ 2013-10-05 (土) 16:32:03

      • 彼とは逆に。その世界に。今にただ溺れる男、それが貴方がシズと呼んでいる男。
        貴方、彼のことどのくらい知ってるの?
        (鉄臭い後悔という酒を飲みほし女は笑う) -- 2013-10-05 (土) 16:34:12

      • 暗殺者。薬物中毒の。
        (女の嘲笑が響く。血なまぐさい吐息が俺の鼻と塞ぐ。なにそれ、と…)
        わからない。本当にわからないんだ、あいつは。虚のような、人の中に虚があいて、その虚が大きくなってしまったような… -- ランディ 2013-10-05 (土) 16:38:07

      • アレは正真正銘の化け物よ。アレの正体気づけないものね、普通の人じゃ。
        この街ができたずーっと最初の方からいる、亡者よ。
        ただ生きている、生かされているだけの亡者。肉体がどうのではなく、正真正銘の化け物になった男。
        それが今、人間らしく振舞って人間として楽しんでいるだけ。 -- 2013-10-05 (土) 16:43:05

      • (言葉に詰まる。虚無感が広がる。彼方からの虚無感。アイツの瞳が虚無へいざなう) -- ランディ 2013-10-05 (土) 16:50:57

      • 例えるなら彼は…そうね。収監されている檻の滞在費を払うために稼ぎに出てるの。
        日に日に増える収監費を払うために、檻に居続けるために働いているのよ。
        彼の真実は、全てはそこにある。あの事務所にはないのよ。つかの間の人間のような、最低の時間を味わっているだけ。
        本質でいえば絶対に相容れない存在よ。本当に狂ってるもの、彼。
        だから貴方もわからなかった。まず最初に殺すべきような亡者ですもの。それで滅ぶかどうかは別だけど。 -- 2013-10-05 (土) 16:53:35

      • それでも、俺は
        (言葉が続かない。仲間だと思っている、なんていうチープな言葉が俺の口を止める) -- ランディ 2013-10-05 (土) 16:55:15

      •  
        ──俺達は孤独だった。孤独だったから寄せ集めのように寄りあったのか。
        俺にはわからない。それは甘えなのか、弱さなのか。
        どん底の希望なのか、まやかしの後悔なのか。
        俺にはわからない。俺には答えることができない。
        ランディ・レッドフォードはシズ・ブリンク…■■・■■■■■を理解できない。
         
        亡者の嘆きは届かない。届いたところで救う手などない。
        死こそ安息、滅びこそ終わり。されど亡者に安らぎは許されない。 -- 2013-10-05 (土) 16:58:27

      • 【つづく】 -- 2013-10-05 (土) 16:58:37
  • 【Bad End Case#2 fourth】 -- 2013-10-05 (土) 15:58:47
    • -動物園- -- 2013-10-05 (土) 15:59:06

      • 如何なる時でも普遍の信念を持つものを英雄、勇者、主人公と人は呼ぶ。
        かつてあなたがそうだったように
        (無人の動物園。動物もいない。獣臭さもない異質な動物園で2人はベンチに腰を下ろす) -- 2013-10-05 (土) 16:00:59

      • 悪と決定的に違うのは欲にあらず。私欲ではなく、私が突き動かす人間。そしてあいつは…
        (長い、長い時間。草木も枯れていく過ぎ去る時間の中で2人は変わらない) -- ランディ 2013-10-05 (土) 16:04:48

      • 誘い。信念からの翔り。しかし、頑なな信念は孤独にしていく。
        望まず一人であることを選ぶしかできない。日々変化していく世界の中でたった一人変わらない人間がいるとしたら
        身体的ではなく精神的にだとしても…それは人あらざるものではなくて? -- 2013-10-05 (土) 16:09:26

      • …人は元々孤独だ。最初から一人で、最後まで一人だ。
        (つまらない誤魔化しであるとわかっていても口にしなければならかった後悔が湧き出る)
        (誰もこんな言葉を求めてはいない。言葉なんて、誰も) -- 2013-10-05 (土) 16:14:31

      • (嘲笑。嘲り。女の笑い声が空虚な世界ひ響く。そんなものはわかりきっているんだという、息苦しさが男を苛む)
        質問を変えましょう。彼らが過去を清算できたとして、いえ?できなかったとしても
        彼らは一人きり。戻ることはない。戻れない。自らの信念があるから。
        彼ら一人一人にあるからよ。どうしても譲れないものが。不器用よね男って
        貴方も消えて、あの男も消えて。あの事務所には過去にしか残らない。
         
        彼にとって未来は意味がないものなのだから -- 2013-10-05 (土) 16:19:41

      • (本当にそうなのか、と聞けるほど俺は知らない。知る必要もない。本当だろうか?)
        (それを決めるのは誰なんだろうか?)
        (俺にはわからない。あいつが何を見ているのか)
        (ランディ・レッドフォードにザック・ザリップスはわからない) -- ランディ 2013-10-05 (土) 16:21:54

      • ──俺はあいつのことをもう少し問うべきだったのだろうか。
        俺の弱さが俺を打つ。
        伝えなければならない言葉が見つからない。
        男は問うべきではないのだろうか。だとしたら俺達は── -- 2013-10-05 (土) 16:23:38

      • 【つづく】 -- 2013-10-05 (土) 16:23:55
  • 【Bad End Case#2 third】 -- 2013-10-05 (土) 00:29:20
    • -水族館- -- 2013-10-05 (土) 00:29:38

      • 私が言いたいのは貴方からみた彼ら個人のこと。過去未来現在ではなく、彼ら自身がどうなのかということなのよ
        (無人水族館で回遊魚を眺めつつ語る) -- 2013-10-05 (土) 00:32:08

      • …見たまま、じゃないのか。ザックについて言えば、そうだな。俺より局地的な感性も知性も鋭い。
        激情家なのが傷だが、あれはあれでしっかりしている…意外と、な
        (回遊魚が集団で渦を作る姿を見ながら語り) -- ランディ 2013-10-05 (土) 00:34:26

      • 広い視野とはまた違うのよね。だからこそスネイルという相棒が必要だった。隣にいて、かつ違う目を持つ人が。
        貴方が彼に会ったら殺されるかもね、嫉妬で
        (イルカショーに人はいない。ただイルカが泳ぎ、芸を披露している) -- 2013-10-05 (土) 00:37:07

      • まさか。俺もヤツも違う。俺はお前が思うほどの人間じゃないし、誰かの変りになっているつもりもない。
        (アシカはいない。水面が揺れる音だけが流れていく) -- ランディ 2013-10-05 (土) 00:39:56

      • 彼を理解できないというのは大きいわね。そういうものだとしても。理解しようとしていないのでしょうけど。
        (オットセイとアシカが並んでいる。ここにいたのかと、アヒルと戯れている) -- 2013-10-05 (土) 00:43:01

      • 俺は何が理解できないのかが分からない。いや、軍の憲兵であった時の経験もあって大体の人間の大まかな精神は把握できる。
        だからこそ理解できないものだと、わかった。おそらくオルカという人物も、スネイルも、あの闇医者もわかったんだろう。あいつは…
        (言葉を吐き出せない時間が続く。閉演時間の音楽が耳にしみこむように蓋をしていく) -- ランディ 2013-10-05 (土) 00:51:20

      • 止まった時間の中にいる人間と、時間が止まった人間は大きな違いでなくて?
        檻の中にいるからそうなっているのか。檻の中でも外でも変わらずそうなのか…
        この違いは一言では、言い表すことは難しいわ -- 2013-10-05 (土) 00:58:36

      • 【つづく】 -- 2013-10-05 (土) 00:58:55
  • 【Bad End Case#2 second】 -- 2013-10-04 (金) 23:45:55
    • -喫茶店- -- 2013-10-04 (金) 23:50:19

      • ねぇ。便利屋始めてからどれくらいになるの
        (他愛もない話を始めた男女2人)
        (女は成人、眼鏡をかけている。度のない眼鏡。抑えられた色調の服を纏った女) -- 2013-10-04 (金) 23:53:50

      • 一年か…2年か、そんな具合だ。そんなこと聞いてどうなる
        (俺は眼鏡をかけていなかった。伊達なので問題ない。いつもあるものがない、というと憂うものがあるが)
        (実際かけてもかけずとも重さを感じないあたり眼鏡というものは良くできているものであると思うに至る) -- ランディ 2013-10-05 (土) 00:00:03

      • はじまりと終わりは必ず存在する。無限の時間というものはこの世ではありえないもの。人が生を受けた時から終わりが決まるように。諸行無常ね。
        だからこそ聞きたいの。貴方はさておき、あの二人は有限かしら
        (空になったカップを見せつけるように回し、変わりを注文する) -- 2013-10-05 (土) 00:05:26

      • …質問の意図が読めないんだが。ザックは一応は人間であるし、シズは…まぁ、人間だろうとは思う
        (つまり有限な存在であるということなのは当然の道理なのだが、彼女がなぜそれを聞いてくるのかがひどく理解しづらい)
        (漠然とした答えを探すような、しかしはっきりと見えている何かを探すような厭らしさが喉に詰まる) -- ランディ 2013-10-05 (土) 00:09:28

      • 貴方からの、が欲しかったのよ。そこが始まりとなるのよ。ねぇセリア
        (女が顔を向けるといつのまにか少女は隣でカフェオレを口にしていた) -- 2013-10-05 (土) 00:12:11
      • そうよ。ランディから見て私のお話はあの日で終わったの。でも私のお話はまだ続いているでしょう? -- セリア 2013-10-05 (土) 00:13:00
      • (そう。あの日分かれてから彼女は嫁いでいった。だが俺はそれっきり彼女のことを知らず、気に掛けてはいない。)
        (それがそれぞれのお話であり、俺の中のエンディングなのだ)
        (言ってしまえばゲームで魔王を倒したところまでしかプレイヤーは知りえないが、その世界は魔王が倒れた後も続いていく)
        (俺が介在しない誰かの話、時間はそのまま続いていくのだ) -- ランディ 2013-10-05 (土) 00:17:38

      • つまり貴方から見て1、2年の彼らの話が全てになるわけ。もちろん別のことも貴方は知り得たでしょうけど。
        偶然とはいえ、ザックの過去を貴方は知ってしまったわけだから
        (テーブルの上に置かれた数枚の紙にはザック、スネイル、デランデル、オルカの資料)
        (加えてザックの収監された事実、罪状、過去らが並べられた) -- 2013-10-05 (土) 00:22:47

      • …どうでもいいことだ
        (そう。あの闇医者とあの男とこの女とザックに何があったか)
        (過去の猟奇殺人事件を洗い出している時に引っかかった資料。それは偶然なのか必然なのかはわからないが俺の手元にきた)
        (あの場所にいる以上、避けては通れないのだろうが聞かず問わず知らずが暗黙の了解のようなものだ。)
        (俺は知らぬとし、忘れた) -- ランディ 2013-10-05 (土) 00:25:59

      • どうでもいいというのは、ひどいわね。人の過去を無価値と言い切るのはよくないわ。最も貴方にとって、だから問うべきことではないわね。
        彼がどのようなことをしたか、していたか、関わったかは私も重要とは思わないもの。 -- 2013-10-05 (土) 00:28:21

      • 【つづく】 -- 2013-10-05 (土) 00:28:29

Last-modified: 2013-10-06 Sun 21:37:04 JST (3847d)