名簿/484005
- (見た目よりも一回り重い小包が届いた)※音が鳴ります -- 記者
- 黄金暦223年1月 第十三次ローディア大戦 --
- 失礼する。レイ殿の仕切る傭兵団はここで間違いないだろうか?(甲冑を身に付けた騎士が宿舎へと足を運ぶ) -- ヘルガ?
- (その部屋では数人の獣人達がたむろしていた みな鋭い視線をヘルガに投げ掛ける
そのうちの一人が後ろな者に声をかけ、そうやって伝令がなされていく)
これはこれは、まさか御自らいらっしゃるとは……良いご返事をいただけるので? -- レイ
- (鋭い視線に全く臆することなく、レイが出てくるのを待つ そうして目当ての相手が出てくれば)
ああ、つい先ほど王からの急務が我がブロムベルグ家に届いた。そなたらの傭兵団もその任に参加し、力をふるってほしい。 …ただし、断るのも自由だ。それをあらかじめ前置きしておく。なにぶん、今回王から承った仕事は危険度が高いからな。 -- ヘルガ?
- 喜べ皆、美人の騎士様が俺達に飯を運んできたぞ(廻りの男達がにやにやと笑いだし)
もちろん、危険な目にあうために俺達は居るんだ まぁまず先に報酬を聞きたい -- レイ
- 報酬は貴公らの働きにも応じるが、今回は初回の依頼と言うこともあるのでそこまでは出せぬ。
まぁ、見積もってブロムベルグ家が受ける報酬の4割ほどか…(その後、おおよその金額を告げる それは一依頼としては異様に高い金額であった) (その高額報酬に、疑問を感じる者と歓喜に打ち震える者とでさらに騒がしくなる宿舎内 しかし、その後の騎士の一言で場は鎮まる) ……ちなみに場所はウラスエダール連邦、依頼内容は現在発生している「竜害」への対処、および住民避難だ(と、こともなげに伝えた) -- ヘルガ?
- (竜害 その言葉に一同押し黙る ぐるっと鼻を鳴らした)
おいおい、冗談だろ?たしかにいい報酬だが……命あっての物種ですぜ? …………あまり言いたくは無いんですがね大将 そいつは……支払い元はウラスエダールなんですよね? あやしいとは思いませんかい? -- レイ
- 怪しくとも、我がブロムベルグ家は受けた依頼に背を向けることは無い。それに、これが初めてというわけではないしな(と、こともなげに話す)
別に竜を退治しろ、などと無茶を言っているわけではない。囮になって竜から逃げ回るだけでも充分に住民避難の助けにはなる。竜が去った後の、避難民のキャンプで起きるいざこざなどの解決も任務のうちだ。 …だが、最初に前置きした通り、危険な仕事なのは間違いない。だが、わがブロムベルグ家の騎兵隊には、死を恐れて国命から逃げる者は一人もいない。それだけは言っておこう。 (と、ここまで一気にしゃべり、ふぅ、と息をついて)…さて、火急の任務なので悩む時間は取れぬ。わが騎兵隊に同行し、竜害の対処に当たるか…この宿舎で怠惰に甘んずるか。 さあ、返答を(レイに向きなおり、騎士らしい毅然たる態度で問う) -- ヘルガ?
- (やれやれといった風に肩をすくめて)おい、聞いたか野郎ども 直ぐに山越えの準備だ!
騎兵とおっしゃいましたね大将 あの山を馬で越えられるんですかい? -- レイ
- (肯定の意志に、ふ、と笑みを見せる この傭兵団、中々骨のある部隊なのかもしれない そう感じながら)
レイ殿、我が騎兵隊を舐めてもらっては困るな。50人という少数だが、その分精鋭揃いだ。山越えを苦にする馬も兵も一人もおらぬ。 (宿舎を出ると、既に50人の騎馬隊が出発の為に駆けつけていた その戦闘には美しい青い髪を持つ白毛のケンタウロスと、同じく白銀の毛に身を包んだ狼) (傭兵団の準備が終われば、ヘルガはさっとフレキの背に飛び乗って)…ではこれより、ウラスエダールへ向かい、竜害の対処に当たる!急ぐぞ!(と、狼の上で騎兵隊と傭兵全員に喝を入れる) (その姿は幼き少女ながらも、騎士としての威厳を放っていた)……レイ殿、貴公の傭兵団は馬の脚に付いてこられる自信がおありかな?火急の命故、足を緩めたくは無いのだが… -- ヘルガ?
- (男はにやりと口を歪めた その口からは獣の牙が覗いている その笑みが意味する物とは………)
まぁせいぜいはぐれねぇようにいたしますぜ 決まりだ、行くぞ野郎ども、寒さに弱い奴、足の遅い奴はは留守番だ (男達は落ち着いた様子で各々の装備を担ぎ始めた その人数、ざっと30人ほどだ) 一つだけ聞きたいんですがね大将? ………ウラスエダールの女は美人ですかい? -- レイ
- (選ばれた30名ほどの傭兵たちは馬に負けぬ速度で走れる健脚の持ち主の様だ 心配せず、急いで山越えに向かう)
(その途中、レイから問われる下衆な質問 眉をひそめつつ、答える)…美人が多いならば、噂になっているだろう。つまり、そういうことだ。(少し声色に怒りを乗せて) …言っておくが、国民を無理矢理手篭めにしようとすれば、後から我が騎兵隊の矢が飛ぶぞ。ウラスエダールには娼婦も多い、そちらで性欲は満たせ。 (内心、ため息をつく やはり傭兵はしょせん傭兵なのか、と落胆の色を隠せない 実際の働きを見るまではまだ何とも言えないが…) -- ヘルガ?
- おおう、そいつぁ恐ろしい……まぁもちろん、無理矢理なんてこたぁいたしませんよ
ローディア風に詩でも唄えば、向こうから付いてくる ハハハハッ!!(道なき道を軽々と走り抜ける そこは人間には成せぬ技 獣人の圧倒的な身体能力をいかんなく発揮したものだ) それで大将、さっきの話を聞くにこの仕事は何度も受けておいでで? -- レイ
- 詩か…(東ローディアでは詩人を尊重する文化があったな、と幼いころ学んだ地理学を思い出しつつ)
(獣人達の動きを見れば、その素早さとしなやかさに感嘆を覚える 自分の騎兵隊のように統率のとれた動きではないが、撹乱などに使えるかもしれない、と) (レイの話に答えて)ああ、我がブロムベルグ家はその進軍速度と能力を買われて、遠征任務を任されることが多い。竜害への対処もよく来る任務の一つではある。 …もう勘の良い貴公は気付いているかもしれないが、宮廷貴族である我がブロムベルグ家は、他の王室貴族などからよく思われていない。それゆえ、こうした危険な依頼が多く舞い込んでくるのだ。 …傭兵を多く雇っても、それらは皆命惜しさにすぐに辞めるか、命を落とすかだ。売り込む相手を間違えたのではないか?(今さらな話かもしれないが、と後置きして) -- ヘルガ?
- 薄々感じてましたよっ ハハハハッ! まぁ俺たちぁ金さえ貰えれば上等、文句はありませんぜ
ですがね大将・・・ あんた達には領民が居るんじゃぁないですか? 言いたかないが、その貴族共の狙いは大将がトカゲの餌に成ることだ そんな死に様じゃぁ、ご先祖も領民も浮かばれませんぜ・・・ ああ、随分いきましたが、国境はそろそろですかね? -- レイ
- ……だろうな、わかっている。しかし、命令を無下にする事は騎士道に反する。それに…竜害にも対処できる様に、我が軍は日々鍛えている。
要は私が、我が軍が負けなければいいのだ。心強い味方が今日は多いからな、頼りにしている。 (国境を越え、高山から集落部を見下ろせば、所々火の手が上がり、町は崩壊しているが…どうやら一足遅かったらしく、竜の姿は見渡しても見つからなかった)……どうやら、遅かったようだな。 もし竜が残っていれば、おとりとしての陽動と迎撃、それ以外の者は被災者への救援と避難所への誘導!傭兵の者たちは騎兵隊隊長の命令を受け、それを全うせよ! (テキパキと指示を出し、騎兵隊と傭兵を散らばらせ動かす 自分も生存者の救出に向かう その後、騎兵隊と傭兵達出の救出、避難活動は続けられた) (戦闘が無く、傭兵としては不満の残る仕事だったようだが、仕事後にブロムベルグ家から支払われた報奨金の量は事前に話した通りの量で、大きな文句は上がらなかったという) (//すみません寝落ちます…なんだか微妙な展開で申し訳ない 今後も荒くれの傭兵とお固い騎士としての面白い関係が築ければと思います 最後に裏切られてウギャー!ってなるのいい…) -- ヘルガ?
- //返信おそくてごめんねー
裏切るつもりが逆に帝国を裏切っちゃう展開もあるかもしれないねぇ へへへう --
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- 「よし、いいぞ・・あの集落だ」虎顔の獣人が傍らの、単眼鏡を手に持つリザードマンに言った
強力な視力を持つ虎獣人には300メートル先の集落の様子がはっきりと見てとれた 平和に暮らす人間の集落・・・ まだできたばかりの、名もない集まりだ かつては遊牧民だった彼らだが、この地に水脈を見つけ、井戸を掘り 資材を買い集め、一族や友を呼び集め こうして新たな集いを築いたのだ 何代も続いた流浪の旅はこの地で終止符となるのだ この神聖ローディア共和国では、異民族でも異教徒でも土地を持つことが許される 金さえあれば --
- 集落のリーダーをしていたのは「レイ」という名の男で元々は大爛帝国の商人だった さらに先祖をたどればある王族にたどり着く
それは帝国に呑み込まれ、帰属させられたとある地方の王族だった もはやその国の名を知る者も居ない だが血の記憶という物は簡単には消せはしない 彼は誇り高き一族の主として、多くの人々をまとめあげ、ささやかな王国を作り上げていた 先祖から譲り受けた財産を、彼はさらに何倍にもする才覚を持っていた 頼れる仲間と美しい妻に恵まれ 新たな事業を起こし・・・全ては順風満帆のはずだった 「いいか? 誰一人として逃がすな 誰一人もだ・・・」闇は静かに、深く小さな村を覆っていった --
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- TEST -- レイ
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