名簿/512887

  • やあアマネ、なんかしばらく休業していたみたいだが大丈夫だったのか?(約束の本を持ってきたグラサン男) -- ライツ 2014-06-14 (土) 22:40:07
    • ようこそ、オブライエン君。そう? その日がたまたま休みだったんじゃないかな…ここは雇われ店員の一人や二人、いなくたって回る店だ。
      時代精神。原語で言うと「つぁいとがいすと」。時の流れに揉まれて今日まで続いてる。いつの時代も新しい時代精神を受け入れながらね。
      ともかく、なべて世はこともなしさ。気がかりなことは…無くもないけど、君には関係のない話だ。それで、感想を聞かせてくれる約束だったね?
      -- アマネ 2014-06-15 (日) 06:41:43
      • 改装工事でもしてたか?しばらく開いてない日が続いたように見えたんだが
        まあ、元気そうなら何よりだ、ああ、あとこれな(カバーの掛かった本を差し出す)別世界の本、と言われなければわからないだろうが、確かにのめりこむ率は他よりあったな、その辺は間違いなくリアルな話だと思ったよ -- ライツ 2014-06-15 (日) 22:48:21
      • 最後に改装したのは100年以上前のことだよ。そういえば、この半年に三、四回くらい大口の買取依頼が入ってたっけ…でも店を休んで行くほどの先はあったかどうか。
        「正しい歴史」なるものが存在するとして、僕らのいるこの世界はその裏返しかもしれない。その世界では、正史は物語の中にしか存在しない。
        実際には起きなかったことは歴史になり得ないわけだから…もう一つの歴史はリアルな小説以上のものにはならないわけだね。(本を愛おしそうに撫でて)
        個人のレベルに落として考えてみよう。君はもしかして、もっと別の生き方があったんじゃないかって思ったこと、あるかい?
        -- アマネ 2014-06-16 (月) 00:01:01
      • ま、大事じゃないなら別にいいんだがな
        「もし」が実在する世界か、想像はしたことがあるか実感はできそうにないな
        ある、と言えばあるが、おそらくそれが実行できるのは「俺」ではないだろうさ、俺は今までのあり方を積み重ねて俺になった人物だからな -- ライツ 2014-06-18 (水) 00:22:49
      • そう。だから、もう一人の自分はとりとめもない妄想にしか存在できない。もう一つの世界、歴史にしてもまたしかり…。
        そんな妄想を現実と錯覚できる域まで高められるものだろうか…ひとえに作家のお手柄だろうね。アベンゼンは稀有な人だった。
        別のことをしている君はもう赤の他人かもしれないけど、自分によく似ただれかの生き方を本の中でみつけたらきっとびっくりするはずだ。
        -- アマネ 2014-06-18 (水) 00:42:04
      • (//文通状態で申し訳ないでござります……)
        だが存在していないとも言い切れない、か……不思議な感じではあるなぁ
        破綻なく纏め上げる手腕だけでも一種の天才だと思えるね、まあ、本当に別の世界の話だった場合はぞっとしなくもないが
        興味は持つかもしれないが、結局そこから先はやはり他人としてしか見れないだろうな、そういう生き方をしてきたから余計に -- ライツ 2014-06-19 (木) 17:28:08
      • (///許すよ。お互いさまさ!)
        アベンゼンは見てきた様にモノを書く。しかも、生涯にたった一冊しか書かなかった! ひょっとしたら書けなかったのかもね?
        想像の余地も残らないほどドライな生きざまをしてきたのかい? 君からはご同業の匂いがするんだ…本の匂いと、それから。
        (謎めいた笑み。耳打ちしようとした刹那、店の奥から咳払いが聞こえて)えっと…そんな君におすすめするのがこの一冊!
        ハーバート・クエインのデビュー作、『迷宮の神』の第2版だ。よくある話さ。人が殺されて、探偵が謎を解く。でも、ちょっとした仕掛けがあるんだよね…。
        『四月、三月』でおなじみの技巧は第一作から健在だったというわけだね。(真面目に仕事してるような顔をして、本を交換する)
        お代は僕が立て替えておこう…君に約束したのと同じくらいの価値はあるから。これで貸し借りなしだ。
        -- アマネ 2014-06-20 (金) 01:10:36
      • となると、本当に見てきた可能性は結構あるってことか、面白い話だ
        そうさな、本気で餓死寸前まで経験するといい想像ってのはあまりできなくなるってとこかね、常に最悪は想定できるようになるが……ほぉ……(目を細める、火薬の匂いはない、が技術系技能者であれば火薬なぞ必要ないが)
        まあ、お互い身の詮索は止めた方がよさそうだ、ほぉ、これはいい(本を交換して)
        ああ、いい交換だった、また何かあったらよろしく頼む(軽く会釈して出て行く) -- ライツ 2014-06-20 (金) 01:44:08
      • 「我々はどぶ底にいるのかもしれないが、なかにはそこから星を見上げる者もいるのだ。」
        暗いところに堕ちたことがあるなら、さぞかしよく見えただろうね…。(『ウィンダミア卿夫人の扇』を抜きだして)
        どういたしまして。気に入ってくれたら何よりだ。次は何をすすめてみようか…またね、オブライエン君。
        -- アマネ 2014-06-20 (金) 23:12:53
  • (―それは、エージェントとしての仕事の帰り道だったか、それともただ偶然に、とても珍しいことに、外へ出歩いただけだったのか)
    (とにもかくにも、アマネは普段通らないその通りに、年代物の造りをしている図書館を見つけた)
    (豪勢とは言えない、しかし堅牢そうな外観の建物の奥から、彼女にとって嗅ぎ慣れた匂いが漂ってくる―古い書物の匂いだ) -- 2014-06-07 (土) 23:56:33
    • (その図書館が万人に開かれたものか、ごく内輪な私設図書館なのか、たしかめる前に錠前を破り侵入を果たしていた)
      (遵法精神の著しい欠如。そうとも言えるものの、実際のところは本能のささやきに身を任せただけのことだった)
      (時の流れに晒され、葡萄酒のように醸成された書物の香りを胸いっぱいに吸い込んで…招かれざる客は幸せそうにため息をつくのだった)………はぁ…
      -- アマネ 2014-06-08 (日) 00:16:12
      • (ごく自然に、犯罪行為を行い、侵入する精神。常人からみればまさしく逸脱していると評されるだろうが、書狂にとっては些細なことなのだろう)
        (それが食物であるなら、まさしく世紀を超えて熟成されたであろう逸品ぞろいだと、そう確信できるほどの、古びた書物。それらが所狭しと並べられ、積まれている光景。さぞかし宝の山にしか見えないであろう) -- 2014-06-08 (日) 00:23:13
      • (世の中には機械を愛し、淫する者たちがいるという。それにひきかえ、書物に注がれる無辺の愛のなんと有機的なことだろう)
        (静かに眠る金文字の群れから16折判の書物を抜き出し、薄明かりを頼りに膝に抱えて読み始める)
        (紐解くは、悲運の天才詩人ジャスティン・ジョフリの遺作『石碑の民』。またの名を『モノリスの民』)
        -- アマネ 2014-06-08 (日) 00:37:06
      • (やはり書狂の世界に生きていたであろうかの詩人が、異界の神に魅入られ綴ったともされる、狂気の産物)
        (古びた赤の表紙が、薄明りの中、僅かに光り輝いているように見えるのは、錯覚だったろうか)
        (とまれ、穏やかな、しかし気が狂いそうなほどに静かな読書の時間は、直に終わりを告げるだろう。―彼女の物ではない足音が、その室内に響くがため) -- 2014-06-08 (日) 00:55:14
      • (フォン・ユンツトの見た夢にも通じる奇想。詩人の霊感を通じ、行間には太古に崇敬を集めた異教の神のおぞましい影が見え隠れする)
        (耳が痛みを訴えるほどの沈黙は不意に破られた。紙葉をめくるその音のほかに、高い天井に木霊する足音がひとつ)
        (しかし、足りない。気付かないのだ。読書を妨げるものの存在になど。シュトレゴイカバールの伝承に比べれば、その音はあまりにもかすかで)
        -- アマネ 2014-06-08 (日) 01:22:59
      • (薄暗がりの中、己が姿を現そうとも、書から目を離さずにいる女。―それはある意味で憤怒を駆り立て、そしてある意味では、幸運とも感じられた)
        (足音高く、埃を巻き上げて、その宝物庫に入ってきたもう一人の闖入者は、担いでいた長い布包みを脇に挟み込む。はらり、と落ちた布の下から姿を現すのは、この場に不釣り合いな黒金の長杖だ)
        (ごきん、とコッキングの音が響く。その杖の切っ先を、男は躊躇いなく、書へ視線を落としたままの女に向け―)
        ……アマネ・M・ファインマン、だな?(ごり、とその頭を小突いた) -- 黒尽くめ 2014-06-08 (日) 01:40:11
      • (16折判の開かれた紙が世界の全てだった。活字に男の影が落ちる。ただでさえ暗い室内では読みづらいことこの上ない)
        (注意の言葉をかけるにしても、方法というものがあるはずだ。本に関わる仕事をしているのなら、もう少し配慮をしてもらいたいものだ)
        (何かの角が当たって視界が揺れる。抗議の声をあげるのも厭わしい。よく聞こえなかったし、答える義理とてありはしないのだった)
        「……立ち入るな。石だらけの砂漠が異国の秘密を秘めたる場所に。気味の悪い夕焼けの空に悪夢のような巨大な塔がそびえる場所に」
        -- アマネ 2014-06-08 (日) 01:50:00
      • (その、無反応と言う反応に、ゴーグルの内側の目を細める。噂通り―いや、噂以上だと、口内でつぶやいた)
        (アマネ・M・ファインマン。帝室庁書陵部図書課、その実働部隊「書誌調査室」に所属する、稀代の書狂い)
        (その書物への、記されている宝への執着は、自分達《黒山羊》はおろか、同業にさえ呆れ、恐れられているとも聞く)
        (つまりは―今のこの、頭に死を突きつけられている状況よりも、書を愛するほうが優先されるのか。そのことに、静かに息を吐いた)
        (―あるいは、苛立ちを覚えていたのかもしれない。だから、男は長杖を女の頭から一度外し―)
        (その切っ先を、彼女が持つ本目掛けて、振り下した) -- 黒尽くめ 2014-06-08 (日) 22:29:59
      • (それ自体が鈍器とも言うべき長杖の一撃。その切先は書物に修復不可能な傷を与え、女の手から力ずくで奪い去っていった)
        (はずだった)
        (それが当然の帰結というものだ。にもかかわらず、そこには全く異なる光景があった)
        (著しい経年劣化に見舞われているはずの紙葉の、変色した紙が鋼の凶器と触れ合ったまま静止しているのだ)
        (より忠実を期するならば、それはきっと受け止めきったのだ。武侠小説に出てくる江湖武林の侠客のように、紙が刃を受け止めていた)
        (傷ひとつない詩集をわずかに傾けて重い切先を取りのけ、次なる一ページに指先をかけて薄明に並ぶ活字を読みとろうとする)
        (刹那、読書する女から半径一メートルあまりに広がる空間に総毛立つような冷気が下りる)……何か───。
        -- アマネ 2014-06-08 (日) 22:54:12
      • (それは例えるならば、幾つも吊るされた断頭台の刃の真下に自分がいるような、そんな怖気。今の今まで、書との交流に耽っていた女が放つとは到底思えぬ、殺気と威圧)
        …なるほど、お前を呼ぶにはこれが一番早いのか(その空間に身を置いて尚、得た事実を確認するように呟く男もまた、異常ではあった。詩集に払われた杖の切っ先を、改めて女へと向け―)
        …アマネ・M・ファインマン。帝室庁書陵部図書課、「書誌調査室」に所属。…相違はないな?
        ないならばいい―「紙使い」。その詩集もろとも、焚書に処す(祈るように、裁くように、言葉を告げた)
        (長杖の引き金を引く。紅色の業火が、読書のために腰掛けていた女へと、まっすぐに襲い掛かった) -- 黒尽くめ 2014-06-08 (日) 23:07:56
      • 人違いだ…と言って見逃してくれたら良かったのに。僕を狙うのはお門違いだ。馬鹿げてる。君に一体何ができるというんだい?
        思うに、君らの所業は人殺しよりも罪深い…この場所、この時代にいない者まで殺してしまおうというんだからね。
        暴戻の王の末裔か。度しがたいな! 君の首ひとつでいくらになるか知らないけれど…仕留めればボーナスが出ることになってるんだ。
        (未練がましい仕草で嫌々ながら詩集を閉じ、反射的に紙葉の盾を築く。白亜の防壁が無数に重なり、近隣の蔵書まで防護して)
        あいにく火の気を相手取るのは慣れっこでね、僕らも少しは対策してるんだよ。この紙にだって耐熱処理が施されてる。…決して燃えないわけではないけどね。
        ついでに言っておこうか。(暗がりの天井をちらりと見上げ)おそらくこの建物は…火気厳禁だ。それなりの備えもしていると思う。
        君らのような輩に対してもね。(炎の切れ目を突いてカミソリ大の紙片を放つ。紙屋紙の白刃は業火に逆らい、銃口と男の顔へとまっすぐ襲い掛かって)
        -- アマネ 2014-06-08 (日) 23:33:02
      • 魔書を―人を支配し、その思考を奪い、操る禁忌の書物を滅ぼすこと。それが《黒山羊》の使命だ(炎を遮る白亜の砦、そして本来天敵であろうはずの紅を裂いて飛ぶ白の刃。それらを見据え、杖を振り仰いで弾き返す)
        ―そしてそれを保護する貴様たちも、同罪だ。人を狂わせる、狂気を黙認する咎人だ(言うなり、再び長杖を構える。コッキングののちに引き金を引けば、銃口の数十倍はあろうかという火球が膨れ上がり)
        ―神代の時代より、災厄の巨人が伝えてきた裁きの炎だ。燃やせぬものはない―もろとも爆ぜろ、紙使い(轟音とともに、それを撃ち放つ) -- 黒山羊さん 2014-06-08 (日) 23:53:02
      • 失礼千万な話だよ。そこまで弱くはないさ、人の心は。読む本くらい自分で選べる。少しは人を信じることを知ったらどうだい?
        君のいう人はどこにいる? 一体誰のために戦っているおつもりかな。滑稽に過ぎるよそれは…。(嘲笑。涙が出るほどに笑って)
        (火災報知機が炎を感知し、けたたましいベルが鳴り響く。と同時に、利用者の退避を呼びかけるアナウンスが放送される)
        間もなくここは炭酸ガスで満たされる。延焼はおきないし、君の憤怒はかき消されておしまいだ。当然、僕らの息も続かない。
        どこもかしこもアレクサンドリアの大図書館みたいに燃え落ちると思ったら大間違いさ!
        (二人をはさむ書架二列分の書物が抜け落ち渦を成して、炎にまかれながら火球の密封を試みる。しかし、それでも足りない──)
        -- アマネ 2014-06-09 (月) 00:20:54
      • (ただ、主を探しているだけだった。本の事となれば寝食を文字通り忘れ去る彼女に食事を届け食べさせるのが今の自分の使命だと勝手に決めていたからである。命を守るため、と言っては大げさだろうか)
        (だが、いくつかの本屋などを巡ったあとに近づいた図書館で異変は起こった。煙、炎、そして紙。意思を持つように紙が動いているということは、恐らく。一瞬の逡巡もなく図書館に駆け込んだ)
        ……アマネ!(そこに見えたのは炎と紙の決戦。紙のほうが劣勢に見える。だが例えそう見えなくとも自分が味方をするのは誰か決まっている。そちらへ駆け寄ってアマネを炎から庇う様に立った。火の粉で焦げようと構わない、まずは主の意思を確認する)
        消せば、いい? -- エムロード 2014-06-09 (月) 00:39:36
      • ちょうどいいところに!(姿を見ればお腹が鳴った。総料理長(ごはんだいじん)を任せて以来、エムロード≒ごはんという条件反射が刷り込まれつつあるのだった)
        (その日初めての食事をあずかって)…もとい、今はマズかったかな…ほら、怖いおにいさんがいるからさ。
        (こくり、とうなずいて)止めてあげてほしい。すべての紙が燃えだす温度に届く前にね。でも、最後に手を汚すのは僕の役目だ。いいね?
        -- アマネ 2014-06-09 (月) 00:55:30
      • がってん、食べてる場合じゃない(弁当は渡したものの状況的に優先すべき事項がありすぎた。今こそ自分の本来の力を示すべき時である。どこからともなく手の中に現れた短剣の柄を火球に向ける)
        ウンディーネ……(元素を精霊へと置き換えて解釈する錬金術の一派閥。その大本は本物の精霊をも使役する術。火には水をぶつけるのが常套。呟きに続いて、屋内にもかかわらず突然火球に対して局地的な豪雨が降りだした。消火が可能かどうかは分からないが、少なくともアマネの操る紙は燃えづらくなるだろう) -- エムロード 2014-06-09 (月) 01:15:22
      • エクセレント! 僕にはもったいないくらいの働きぶりだね。(紙の敵であるはずの水気を得て、均衡はふたたび崩れはじめる)
        (水をまとった紙の群れが火球を細切れに切り刻み、その勢いを削ぎ落としていく)さて、そろそろ閉館時間だ。決着を急ぎたいところだけど…。
        (熱波を貫いて幾重にも紙の帯を放つ。身体のどこかにまとわりついたら最後、鋼でできた縛めのごとく自由を奪う拘束具だ)
        -- アマネ 2014-06-09 (月) 01:52:39
      • ―その戯言、魔書に手を出したものを数多と見てから言うべきだったな、虚構の世界に浸かる狂書家が…!(吐き出す言葉には、憎悪がある。憤怒がある。抑えたはずの声音から漏れ出る、地獄の色をした業火―)
        (至近からの爆炎が生み出す紅蓮の檻。それが解放される―瞬間、割り込んできたものを目端に捉えた)
        (それが為す奇跡。唐突に現れ、赫奕の紅を濡らす大豪雨。その力を纏って火球を切り刻み始める紙片を見て、唸り声を上げる)新手―いや、紙使いの同類か!(叫ぶと同時、飛んでくる帯から逃れるように、後ろへと跳ね飛ぶ。それでも追いすがる縛めのうちの何本かを―いつの間にか握りこんでいた黒塗りの短刃が切り裂いていく)
        (そして黒尽くめはたどり着く。部屋の端の端、書架もない壁のもとへ)
        …確かに、これ以上は時間の無駄か。 -- 黒尽くめ 2014-06-09 (月) 23:44:36
      • 本を読んで、読みきってからどう思うかなんて人の勝手だよ。当人が幸せそうにしてるのに一体何がいけないんだい?
        君は僕まで焼き払おうとした…なぜなら僕も本だからだ。今まで読んだ本は全部覚えてるとも。一言一句残さずにね。
        はじめの一冊を読んだときから人はささやかな本になる。人は本だ。本は人だ。君のしている事は忌まわしい同族殺しだ。
        (炎の色に照らされる姿。襲撃者の影は黒々と、異形の怪物のように映し出されて)ほらご覧、あれが本を嫌った人の末路だ。成れの果てだ。
        (エムロードの細い肩を抱き、紅い瞳が炯々と輝いて)あんな風になってはいけないよ。君は素敵だ。こんなにいい子なんだから。
        (褐色少女の黒髪を梳く女の背後で兵役を解かれた書物が整然と書架に戻されていく。信じがたいことにその大半は無傷のままだ)
        君の活躍ぶりは僕らのボスと愉快な仲間たちにも伝えておこう。顔が売れてきたら熱心なファンクラブができるかもしれない…。
        もしよかったら僕の友達を紹介してあげてもいい。…と思ったのだけど、君の名前も聞いてなかったっけ。
        あ、いいよ。今度会ったときにでも。…いそげいそげ、閉館の時間だ!(致死性のガスが漏れだす音がして、少女をかかえて一目散に逃げ出した!)
        -- アマネ 2014-06-10 (火) 01:23:52
      • …その当人の幸せで、無辜の人々の命が無暗に失われても、か…(そうだと、この女なら告げるのだろう。そう確信した)
        (書に浸り、書に狂うニンゲン。黒尽くめが厭う存在そのものが、そこにいる。それも、魔導書を携えて、だ―)
        …名前も、紹介も必要はない。貴様は、その魔導書もろとも、必ず焚書に処す。必ずだ…!
        (逃げだす背中を、追うことはせず。ただ、男は外套を大きく広げた。その内側に並べられていたもの―棍棒型手榴弾を数本手に取り、辺りに投げ放つ。そして踵を返し、近場の窓に走り―それを割って外へと飛び出す)
        (直後―轟音と、大震動が発生した) -- 黒尽くめ 2014-06-10 (火) 23:50:12
      • それでもお門違いさ。君の素敵なおもちゃの方がよっぽど危ない。その考えそのものもね。
        君は本懐を遂げられず、僕は読書を中断させられたままおあずけを喰わされた! 今日のところは痛み分けかな。
        (磨き抜かれた石材のフロアに木霊する硬質の金属音。振り向きもせずに名刺大の紙を投げて駆け抜けて)
        (狙い過たず手榴弾の燃焼機構に食い込んだものが二つ。残りは手の施しようもなく爆炎に呑まれていった)

        (バートン記念図書館はその後長期にわたる休館を余儀なくされ、怪人めいた放火魔の噂が静かに囁かれるのだった)
        -- アマネ 2014-06-13 (金) 01:47:02
  • なるほどこれは……私の図書館とも劣らぬ蔵書数だな――ファインマン女史?
    (全科博士、大司書との称号を賜った初老の男が本の海に飲まれていた。本の匂いに誘われてついついやってきてしまったのか、家人に用事があったのか。何にせよ書物の大海の中で男は溺れていた。) -- アルラート 2014-06-02 (月) 02:59:30
    • 量より質だという人がいる。本に貴賎などないという意見もある。僕はどちらでも構わないと思う。
      僕が一番共感を覚える説は…まず本棚を見よ、だ。こればかりは隠しようもない。人となりが現れるからね。
      (『二項定理についての論考』に一度栞をはさみ、また開きなおして)その節はどうも。まだお迎えが来てないのかい?
      -- アマネ 2014-06-02 (月) 23:11:03
      • 成程、では何でもかんでも主義主張なく書物なら何でも集めてしまう私は随分と節操のない男というわけだ。
        だがそれは君も同じか? いや、いや、少々異なるか……。
        (おどけたような笑みを作って言う。きつい一言を言われても笑みは崩さない。)
        残念ながら、私は天国というものに嫌われているようでね。まだまだ死なせてはくれないようだ。あらゆる書物を有した万有図書館だってまだ出来ていないのだよ。
        それまでにお迎えが来てしまうと少々困ったことになるな。
        ……何はともあれ、だ。アマネ君、久しぶりだね。まさかこのような場所で再び出会うとは思ってもみなかった。運命めいたものは感じないかね? いつの間にやらこんな本の城が出来ていたので私も驚いた。
        ……まあそう嫌わないでくれ。今日は少し、君に聞きたいことというか、頼みがあってきたのだよ。 -- アルラート 2014-06-03 (火) 00:19:29
      • まだまだ死ぬつもりはない、の間違いだろう? それならいい先生を知ってる。ルートヴィヒ・プリンに弟子入りするといい。
        もっとも、彼にお目通りする栄誉に浴したければ、一度地獄に落ちてくれないといけないわけだけど…。
        同じ病にとりつかれた者のよしみだ。その気になったらいつでも申し出てほしい。きっと手を貸すと約束しよう。
        …そう、ともあれ、目当てはおおむね同じだろうね。つまり僕らは毎度のごとく、ひとつのパイを取りあう同士ってわけさ! それで、頼みというのは?
        -- アマネ 2014-06-03 (火) 01:15:20
      • そうとも言うな。プリン君、彼の『妖蛆の秘密』は面白くはあったが私は今の私のままでいたいのでね。他人の体を乗っ取るというのは美的ではないよ。
        ハハ、相変わらず手厳しい娘だ。君の手によって地獄に落とされるならば私も喜んで地獄に落ちよう。メフィストフェレスに魂を明け渡そう。
        私が落ちるのは無間地獄ならぬ書物地獄かな? いやいや。それでは極楽だ。さて、ではいつでも君の手を借りても良いように棺桶の準備だけはしておかないとね。まだ後30年は生きるつもりだが……ハハハ。

        ああ、全くもってその通りだ。君に先を越されたことが何度もあり非常に嘆かわしい。これからもそのような戦いを繰り広げることになることを考えればなおさら無常を感じるね。私はさながら未来仏の気分だ。
        まさにこの世は地獄、胎児の見る悪夢だな……我が万有図書館を完成させるためには、君のこの書物群を何とかして手に入れなくてはならぬ。悲劇としか言いようがないな。
        ……失礼、話が反れたな。頼みというのは他でもない……最初から答えがわかっている問いを投げかけるというのは非常にむなしい行為であるということは知っているのだが、私は一縷の望みをかけずにはいられないのだよ。
        アマネ君……君は最近、力ある書物を手にはしなかったかね?
        例えば、彼の偉大なるトートの記した翠玉の石碑。
        例えば、錬金術の神秘が記された錬金術師どもの憧れてやまぬ書物。
        ……そんなものを、手に入れたのではないのかね?
        (男は笑う。アマネの顔を覗き込むようにして。どこで知ったかなどは気にしないでくれと付け加えて。)

        ……率直に言おう。それを、その書物を、私に譲ってほしいのだよ。
        君の望む書物なら我が図書館より君に進呈しよう。無論一冊などとはいわぬ……100冊でもそれ以上でも持っていけばいい。
        どうかな、アマネ・ファインマン君。
        分かりきった問いだが――期待はしていると伝えておこう。
        //すみませんが寝ます! 続きは明日お願いできれば…! -- アルラート 2014-06-03 (火) 01:42:10
      • (無駄なことを、と笑いはしない)答えを知っていながら問いかけるのは…淡い望みを抱くことに慰めを見出せるからだ。
        僕らは決して相容れない。なのに、はじめから同じ穴の狢と決まってる。勝手知ったるもの同士、同族嫌悪なんて生やさしいものじゃない。
        先に倒れた方が愛したものたち全てを奪われる。古本屋が群がる隙さえ与えはしない。…という意味では、僕の方に分がある様にも思えるけれど。

        親愛なる教授、それなら僕も答えよう。ご推察の通り、僕は…城よりこぼれた欠片のひとつ、叡智の父の導きを得た。
        そして、答えはノーだ。ご希望に添うことはできそうにない。あの本は形見なんだ。我が永年の畏友どののね。
        とはいえ、遠来の客を手ぶらで帰すわけにもいかない。だから一冊持っていくといい。(地味な学術書を一冊抜きだして)
        通し番号で17番目の『小惑星の力学』初版、献呈署名入りだ。前に君が持ってたのより100番くらい若い。
        -- アマネ 2014-06-04 (水) 00:43:23
      • そうだな……相容れないのに会わざるを得ないとはなかなか因果なものだ。我々自身がどのような存在かを、我々自身が知っているのだからな。
        はは、さて、どうかな……確かにその点においては君に何十年物リードが存在してしまうわけだ。
        だが、そうだな。私が倒れたなら、私の蔵書は君に進呈しよう。そして万有図書館を完成させてくれたまえ。
        (微塵もそんなことは思っていないような薄い笑みを浮かべて。)

        ……ふむ、想像した通りだが、やはり残念だ。彼のパラケラススを嘲笑うがごとく記された錬金術の大著は欲しい所であったが。
        成程、形見か。本の内容とそれ以上にそのことが大きいようだね。成程成程、それならば……。
        (と、何かを提案しようとしたらしいがその言葉を引っ込める。)一度の訪問でそうなんども願い事をすべきではないな。今日はこれで引き下がろう。
        (そしてアマネが見せた書物を目にし、ほう、と感嘆の声を漏らす。)
        これはこれは……かのモリアーティの『小惑星の力学』、さらに諸藩で献呈署名入りとはな!
        初版は手に入らなくて困っていたところだが……君は随分と優しいねアマネ君。
        この論文にはとある宇宙的な闇についての知識が隠されているという噂を聞いたことはないかね?
        とある存在が宇宙の彼方より呼び出され、惑星を破壊した。その小惑星の集まりがアステロイドベルトであると……。
        (それを実際に見てきたかのように、懐かしげな表情で男は語る。)
        ……ま、そういう与太話だ。そういう話も付け加えられるということもまた彼の伝説の一つなのだろう。
        すまないねアマネ君、願いにきたところ、さらに本までいただけるとは。君が私のところに来てくれた暁には、君にも何か渡すとしよう。 -- アルラート 2014-06-04 (水) 20:56:49
      • 本当に? だったら弔辞は僕に任せてほしいな。我が親愛なる同胞(はらから)のためだ、あらん限りの言葉を尽くしてみせるよ。
        100年後の本を紐解けば、君の名はきっと稀代の聖人として記されてるだろうね…歴史は勝者が作るものだ。だから安心して倒れてほしい。
        ふふふ、行きがけの駄賃くらいにはなるだろう? 僕は数学なんてさっぱりだけどこちらの教授どのは数理の秘奥を極めた人だ。
        でも、宇宙の本質にせまる方程式に出会ってしまったことが彼の運命を狂わせた。ついに解けたとも、解けなかったとも言われているけど…。
        論文を書き終えたころにはすっかり人が変わってしまってた。君も試してみたらどうだい? 学生たちのアイドルになれるかもしれないよ。
        ん、そういえば…いつぞや中央シベリアで起きた大爆発も小天体の仕業だったとか…いいさ、こうでもしないとすんなり退散してくれないだろう?
        ゴールドスタインの『少数独裁制集産主義の理論と実際』はあるかい? サイモン・カースレイクの『回顧録』は?
        欲を言えば切りがないかな…ハスラムの『ウクバールと呼ばれる国の歴史』も大歓迎だ! うん、行くとも。絶対行く!
        -- アマネ 2014-06-07 (土) 01:23:14
      • ハハ、私はそのような宇宙の真理の探究にはさほど興味がないのでね。
        教授も行方不明になってしまったそうだ。さて、そのような宇宙の真理に到達してしまったから故なのか……。
        私には彼のような頭脳もカリスマもありはしないよ。彼の白痴を魔王を呼び出し惑星を破壊したなどという結論を導き出すような頭脳などは。
        これは大事に保管させてもらおう。初版ということだ、私の持っているものの改訂前の記述もあるかもしれない。……ああ、ツングースカか。色々な説は出ているらしいが、一つ面白いものがある。
        宇宙的な神性が地球に召喚された、というものだ。いやはや、オカルト雑誌に乗りそうな話ではあるがね。私は面白いと思っているよ。

        君は私をよくわかっているね。こういう手土産をいただいたなら素直に退散せざるを得ない。
        ふむ、むろんあるとも。まだまだ世界中の書物を集めている段階ではあるが、君のお気に召す本はあるとも。
        最近では『ルルイエ異本』や『ナコト写本』も我が棚に収まった。さて、本物かどうかは不明だが……。
        ではアマネ君、お邪魔したね。世話に鳴りっぱなしだったが今日はこれにて退散しよう。
        譲るのは無論もう提案はしないが、『翠玉碑文』……エメラルドタブレットは私もぜひ読みたいところだ。考えてくれると嬉しいね。
        (そう言い残すと、男は本の海から去っていった。) -- アルラート 2014-06-07 (土) 21:54:21
  • なになに?地盤沈下?液状化現象?(地震でもないのに揺れを感じてそんな声を風変わりな家の中にかける、中では一体何が起こったのだろう…) -- ゲまスーノ 2014-06-02 (月) 01:08:11
    • (開けっ放しのドアからもうもうと立ち込める埃 そして玄関先に散乱する本! 本! 本!の地層の下に垣間見える病的に白い細腕) -- アマネ 2014-06-02 (月) 01:46:40
      • 桃とか竹から生まれたってはなしはよくあるけど…(本から生えたってのは斬新じゃない?なんて軽口をたたいて)
        もしもーし?いきてるー?(なにせこの量だ、当たり所とかが悪くなくても圧死もありえる…いきなり体を圧迫してるものをどかすとショック死の恐れもあるしでまずは意思の確認からである) -- ゲまスーノ 2014-06-02 (月) 16:17:20
      • (生ある者の肉にしてはあまりに白く蒼ざめた肌。だらりと力なく垂れ下がる腕は不吉な連想を掻きたてずにはおかない)
        (その矢先…ぴくり、と右の人差し指が震えたのを皮切りに血色の薄い桜色の爪の先がハードカバーの表紙を掻きはじめる)
        (誰とも知れぬ声の主を手招きするように、緋色の表紙を鍵盤に見立て、この世ならぬ音色を奏でているかのように)
        -- アマネ 2014-06-02 (月) 23:10:44
      • なになに?もじもじくん?(本の表紙で混線ラジオじみた怪文書作成でもやろってのかと興味を惹かれて観察、はてさてどうなることやら…)
        あいいーわよー(メモ帳とシャーペンで文字をなぞる指が紡ごうとする文章をメモりはじめる)
        (傍から見れば『助けが必要なのは明白なんだからさっさと助けろ』というツッコミが来るような状況である) -- ゲまスーノ 2014-06-02 (月) 23:17:36
      • (客人がメモをはじめて六文字目。すぐ隣から補足説明が入った)”Hocus Pocus.”
        意味などない。無意味である、という意味の言葉だ。(ひとりでにうごめく女の細腕を見下ろして) -- アマネ 2014-06-02 (月) 23:31:20
      • ビートたけしかお前はっ!?(こんなんにマジになっちゃってどーすんの的なオチがついてメモとシャーペンを投げ捨てる)
        って、あーたさんは?(隣に立つのはどなたさん?などと聞くこの女の方が娼婦丸出しのだらしない和装でこぼれそうな乳房を申し訳程度に隠した職質モノのわいせつスタイルであるが) -- ゲまスーノ 2014-06-02 (月) 23:35:37
      • この家の主さ!(本に埋もれた女の細指が爆ぜ、紙のように白い肌が無数の紙片にかわって吹き抜けていく)
        様子がおかしいから見に来てくれたんだろう? 大丈夫、よくあることなんだ。物理的な限界でね、毎日どこかで雪崩が起きてる。
        (家の中へと目を転じれば、ウィリアム・アッシュブレイクの詩集『夜の十二時間』がそろりそろりと不可視の腕に拾い上げられて)
        (二人の視線を浴びた途端、蜂の巣をつついたような騒ぎになって崩れた本が乱れ飛ぶ!)
        -- アマネ 2014-06-02 (月) 23:56:28
      • あらまあ…(大した手品だこと…と目を細めて、すっかり化かされたワケだ?とアマネをジト眼で見る 主に自分に勝るとも劣らない胸あたりを)
        コレなら事故死しないんも納得だわね?(崩れる本に毎日巻き込まれて怪我一つなくピンピンしてる理由は目の前で飛び交う本を見ればわかる、まさに百聞は一見に…というやつだ)
        あたい娼婦のげまちゃん、この家の主さんは最近噂の魔本ってやつなのかしらん?
        (本に関する能力を持ち、生気を感じさせない白さの肌、天然モノにしてはかなり自己主張の激しいおっぱいなどを見てそんな事を言う) -- ゲまスーノ 2014-06-03 (火) 00:02:31
      • 僕はアマネ・ファインマン。紙使いだ。(足の踏み場もない惨状を一分の隙もなく片付けて終えて)
        「力ある書」のことかい? そういう子もいるにはいるけど、僕はどうだろうね。(そんな風に見える?と言って笑った)
        げまちゃんはこの辺の人いわゆるジモティーかな!(視線の先をたどって)ふふふ、これで目立たない方なんだから恐れ入るよね…。
        -- アマネ 2014-06-03 (火) 00:47:52
      • 紙使いのアマネ…(はて?どっかで聞いたような…と思わせぶりに腕を組んで思案のポーズ、おっぱいを強調するのは対抗意識からだろうか)
        あらあら焦らすわねえ?(自分の正体について濁した物言い、男がほっとかない身体と焦らし上手なさまを見ればどうだい一緒に働かない?と挨拶がわりのスカウトをして微笑み)
        モチのロン!100年以上はここにいるバリバリのジモティーよん(と、さすがにじろじろ見ていたらバレるかと微笑んで)
        あらん?するとやっぱり自分のソレには自信アリアリってことぉ?(『○○ちゃんのおっぱいはこれくらいなの?』というゲスい顔をして笑う)
        それよりちゃんと食べてる?動物性タンパクとか(本じゃないとしたら人間かそれに準じた生物ってワケで、二つのどでかいプロペラントがあるとはいえあんまりにも不健康な肌色を見て一言) -- ゲまスーノ 2014-06-03 (火) 00:56:56
      • せっかくのお誘いだけど、ちょっとお堅い仕事を抱えてしまっててね…今の職場、首になったらお世話になっちゃおうか。
        歳のわりに若いってよく言われるんだろうね…その身体、自前のものかな。30年に一回くらい若い子のを乗っ取ったりしてない?
        (もっと小さいかも、とエムロードのサイズを思い返してるようなジェスチャー)逆逆、自信をなくしかけてる真っ最中さ。
        色が白いのは元からだ。肉もまあ…付いてるとこには付いてるから心配いらない。これでも健康体なんだよ。一日二食は食べてるしね。
        -- アマネ 2014-06-04 (水) 00:56:49
      • あらま残念…(どんなお仕事なの?と突っ込んで聞くのはNGな業種である事はなんとなく察して)
        いつでも歓迎よ、名刺わたしとくわね(ラメシールでどぎつくデコられた名刺、一応実在の娼館の住所電話番号が記されていて…ウソかマコトか『支店長代理』という肩書きが名前の横にでかでかと記されていた)
        さぁ?どうかしらねん(どんな生物なのか、そもそも『生物』なのか?その時点からボヤかした発言、なんなら調べてみる?と胸元をはだけたり…『両刀使い』であるのは間違いないようだ)
        …?(本の洪水が毎日起こるナイル川もびっくりな環境に同居人、エムロードがいるという想像はこのババァにはつかなかった、おっぱいを揉むようなジェスチャーのアマネを見て首をかしげてみる)
        まあいいもの持ってても宝の持ち腐れってこともあるし…知り合いの子が悩んでたわん(性に旺盛だけれど、『肉食系おのこ』に巡り会えずもんもんとしていた子の事を話す)
        もしかしてアレ?日の登ってるあいだは食べないとか、日に何度もある礼拝は欠かせないとかそういう系?(断食行か!という食生活にいかーん!!と声を荒げる、一日5食は食うタイプ)
        リンゴとかいいらしいわよ、リンゴ(食欲増進に効果があるっつーリンゴをソデから取り出してみせる) -- ゲまスーノ 2014-06-04 (水) 01:17:34
      • へえ、支店長代理…影の番長みたいなものかな。じゃあ僕からもお返ししないとね…本物だよ一応。ちゃんと連絡がつくはずだ。
        (この地で150年以上前から続く老舗古書店「時代精神」につとめる店員としての肩書きが記された紙片を渡して)
        ん…実はこの家、本当はもう一人の住人がいるんだよ。今はお遣いに行ってくれてるところでね、褐色っぽくて黒いチャイナを着てる子だ。
        見ればすぐにわかると思う…どこかで会ったらアマネさまが首をながーくして待ってるって伝えてくれないかな。
        宗教上の理由というか…食う寝る遊ぶよりずっといいことを僕は知ってる。そのための時間が全然足りてないこともね。
        (『ウィンダミア卿夫人の扇』を拾い、躍る活字を目で追って)僕の知恵の樹の実と交換するかい?
        -- アマネ 2014-06-07 (土) 01:23:33
      • ……えっ?マジ?(お堅いってもっとこう…ヘマすると消される系のなんかかと思ってたら…と意表をつかれた様子で紙片を受け取り)
        へぇ…しぶいねー、おたくしぶいねー(さっきの乳を揉むしぐさと、同居人の女の子と、そして聞かされた趣味的な格好…これは相当…と煩悩が働いたようで肘鉄砲である)
        『一日30時間』くらいやっても飽きないモン見つけちゃうと大変ってワケね…(なにかに偏執的に取り組むひとを『○○キチ』と呼ぶならこの子は間違いなく『読みキチ』ってやつだろうなと苦笑い)
        気持ちだけ受け取っとくわ、樹の実はケーキにして食うのが好きなタチなの
        (最近流行りの『名著の要点だけ抜き出す』という趣旨のテレビ番組のように、種々の果物のおいしい部分だけをデコレーションして頂くケーキにたとえて回りくどく話す)
        んじゃアタイはこれで、その同居人の子…なんていったっけ?(最後に同居人の名前を聞いてみるかと軽い気持ちで話しかける)
        (もちろん、この環境に同居しているモノならば『魔本』である可能性もあると踏んでだ) -- ゲまスーノ 2014-06-07 (土) 01:41:40
      • 餅は餅屋、本は本屋の領域だ! 本を探すなら本屋にならないとね。店の名を出せばたいていの人は納得してくれる。
        ふふふ、妄想をたくましくするのはご勝手だけどやましい事は何もないさ。と言って信じてくれるかどうかわからないけど…。
        それとも、面白そうだし勘違いさせたままにしておこうか?(二人が出会ったらどんな刺激を与えあうだろうと思いを巡らせつつ)
        もちろん楽しみ方は人それぞれだ。でも、僕に言わせればいろいろ味わってみて酸いも辛いも噛み分けられた方がいい。でないと舌が莫迦になる…。
        見れば一目でわかるはずだよ。翠色に光るきれいな目をしているから。名前は本人に直接聞いてみるといい。
        答えは僕の中にもある。それを明かしてしまうのは簡単だけど…大丈夫、教えてくれるさ! 危ないヒトだと思われなければね。
        -- アマネ 2014-06-07 (土) 22:35:05
  • …なんだ、この家…(紙?か何か分からない妙な家を見上げ) -- リッパー 2014-06-01 (日) 21:14:58
    • (古い本がみつしり詰め込まれた旅行用トランクを置いて、リッパーの背後で咳払いをする)
      何度来てもらっても答えは変わらないよ? 大丈夫、床は抜けない。これは僕の経験則に照らして得た結論だ。
      現に、ほら、しっかり耐えてくれてるじゃないか。そういう意味では君たちの仕事を高く買ってると思ってくれて構わないんだ。
      ところで助手君、ちょっと上まで持って上がるのを手伝ってくれないかな! 一階の置き場をほとんど使い切ってしまってね…。
      -- アマネ 2014-06-01 (日) 21:21:55
      • うわっ!…す、すみません。邪魔でしたか?(咳払いされたら、住人かと慌てて横に)
        …はぁ?答え?…いや、誰かと勘違い…あ、そうなのか…それはそれで凄いな(否定の前にそっちに関心がいくのは探求者である魔術師の卵ゆえに)
        …うん、どうやってるか分からないけど、だからこそ凄いな…でも、やっぱり何か勘違いしてないかな!
        俺は助手でもなんでもない…んだけど(若干言葉はつまったのは迫力の胸のせいか) -- リッパー 2014-06-01 (日) 21:26:52
      • え?(助手ではない。とすれば大家のご子息かもしれない。今後も快適な読書生活を送るためには万が一にも失礼があってはいけない)
        あ、そう…なるほど? すこし事情が飲みこめた。勘違いがあったみたいだ。若いのに感心だね…(鍵もなくひとりでに開く扉、トランクを引っ張り込んで)
        念のため君にも教えておくけど、変な改造はしていない。紙を一枚差し込んであるだけだ。後でちゃんと元に戻せるから心配ご無用だ!
        (その家には「壁」がなかった。正確には、本棚からあふれ出した本に覆い隠されて見えなくなっているのだ。さながら紙でできた鍾乳洞のような風情である)
        じゃあ、僕は上から引っぱるから、君は下を支えていてくれ。タイミングを合わせていこう。でないと君が下敷きになる…いくよ? せーのっ!(ヨイショー)
        -- アマネ 2014-06-01 (日) 21:59:59
      • …そもそも何で、助手さんと勘違いされたのかが謎でもあるけどさ…あぁ、分かってくれたのなら嬉しいよ…
        …うわ、勝手にドアが開いた…本当謎だらけだ…(触ったら魔術式とか分からないだろうか?とか考えながら)
        …ある意味、こんな状態になってる時点で改造してないと言われても…同じようなものじゃないかな(大家っぽい意見だが、別に意図してではなく)
        ……は?いや、まって、待って下さい!…え、これ手伝わないといけないパターンなのか!ふ、不幸だ!くそっ!(言われたままにとにかく何も見ないまま下から支え) -- リッパー 2014-06-01 (日) 22:15:35
      • 違うのかい? 君、大家さんのとこの子だろう? 前に見習い兼雑用係みたいな子がいるって聞いたんだけど…。
        あと、鞄が本に当たったら大災害が起きることを覚悟しておいてほしい…見かけより崩れやすいんだよこれ。どこもかしこも。
        (どうにかこうにか運び上げて一息つく。お店を広げるのは後回しにせざるを得なかった)ふふふふ…おつかれさま…。
        手伝ってもらっておいて何だけど、君はもっと鍛えた方がいいじゃないかな…! いくつか知らないけど、今からでも遅くはないさ。

        ところできみはだれだい? うちの子のお知りあいかな?
        -- アマネ 2014-06-01 (日) 22:29:59
      • な、何を…まだ、勘違いを…と言うより…こんな量、なんで 運ばないト(プルプルと両手を震わせ)
        何でジェンガみたいなことを…あぁ、もう腕…辛いってのに(それでもなんとか最後までやりきって)
        …ぜぇ…ぜぇ…大きな、お世話だよ…魔術師は、自ら肉体労働…しないんだからさ…(息を切らしながら)
        …本当今更聞くね…うちの子、と言われても誰の子か知らないしさ…(ようやく息が落ち着いてきて) -- リッパー 2014-06-01 (日) 22:41:24
      • 叡智の父の遠い末裔。心当たりがない? そう…ならいいんだ。あいにく今は出払ってしまってるしね。こっちの話さ!
        僕はアマネ・マドカ・ファインマン、ここよりずっと東の方からやってきた司書…みたいな者だ。(手間賃代わりによく冷えた瓶入りのジュースを渡す)
        博物館でいうキュレーターみたいな仕事をしにきたんだ。趣味と実益を兼ねて本を集めて回ってる。
        この街は長いのかい? ここは文明の行き交う土地柄、ずいぶんいろんな国の本が集まってるみたいだけど…。
        さて、大家さんのご子息でもなく魔術師を名乗る、おまけに人のハウスをじーっと眺めていた君はどこのどちらさまかな。
        -- アマネ 2014-06-01 (日) 23:30:21
      • 叡智の乳の遠い末裔…うん、全然ないよ…まぁ、なんとなくどういうのかは最近の傾向から想像が出来てきたけど(目をそらして)
        アマネさんか…司書さんか…まぁ、これだけ本持ってれば本関係の仕事だよねやっぱり…(とりあえず有難く受け取り)
        …そういう仕事もあるのか…そういうのも、いいかもだな…俺も本好きだしさ…(手伝ったのは本のためでもあり)
        いや、全然。ここ1〜2年前にきたばかり…アマネさんも、最近っぽいよね…その口ぶりからして
        あぁ、俺はリッパー・オズワルド…普通の魔術師見習い…のつもりだよ、色々とあるけど…家が気になったのは、他にない外見だったからだよ -- リッパー 2014-06-01 (日) 23:41:51
      • (いきなり下ネタが聞こえた気がして耳を疑い)最近の傾向。力ある魔導書の大量流入。僕らみたいな人間にとっては絶好の書き入れ時だ。
        じゃあ、ちょっと見ていくかい? 好みは人それぞれだけど、君の気に入るものがあるかもしれない。
        君が信を置ける人間だとたしかめられたら貸し借りをしてもいい。ビブリオマニア同志の貸し借りはトラブルも多い。そこは慎重にならないとね。
        ご明察、僕も新参者だ。古い友人にちょっとした不幸があって、招かれてこの街に来た。面白そうだから根城を構えて調査続行というわけさ。
        -- アマネ 2014-06-01 (日) 23:56:05
      • (違聞ア) …あぁ、やっぱり…原因はさっぱり分からないけど…他にも結構入って来てるんだ…そんな時期にやってくるなんて、不幸かどうか悩むところだな…
        あぁ、それは有難いけど…今日は読書に熱中するほどの体力が残ってないよ…またの機会に(疲れてぐったりと)
        確かめられたら…ってなかなか難しいよね、まぁ日々の自分を見て分かって貰うしかないけどさ
        あぁ、そうなんだ…(不幸、と言われると少し顔が曇り)…まぁ、本の事がなくても面白そうな街ではあるけどさ
        さてと…それじゃあ疲れたし俺はこれで…あんまり赤の他人に荷物手伝わせたりしないようにね?被害者をさらに出さないためにも… -- リッパー 2014-06-02 (月) 00:07:11
      • 思うに、出会いの形もいろいろだ。僕がここへきたのだって偶然じゃないかもしれない。紙のみぞ知るというところだ。
        またね、オズの魔法使いくん。おかげで助かったよ…おっと?(グラグラグラ    ドサッ ドサドサドサドドドドドドドド!!!)
        ……ぁぁぁああぁあぁ!!(本の山に手が当たって雪崩に呑みこまれる紙使いでした)
        -- アマネ 2014-06-02 (月) 00:57:32
  • -- 2014-05-09 (金) 06:33:27
  • -- 2014-05-09 (金) 06:33:25
  • セックス! -- 2014-05-03 (土) 03:46:28
    • それは何かのお誘いかな。本当なら今日おいでよって言いたいところだけど、あいにく今夜はダメそうだ。
      また明日の晩なら、もしかすると… -- アマネ 2014-05-03 (土) 03:56:47
      • ということでマスター、メタ相談的な時間です。これからよろしくお願いします
        やはり出会いとかからやっていく感じでしょうか -- エムロード 2014-05-07 (水) 21:14:34
      • うん、改めてよろしく。ふわっとしたままだけど、思いついてる分の導入書き出してのってもらう様にしようか。
        相談用の場所はどうしよう? 共通コメントを逆順にして使い回せばコンパクトに済みそうだ。ハリガネさんちみたいにさ。 -- アマネ 2014-05-07 (水) 21:22:27
      • ではそのようにしましょうか、目覚めたてはまだあまりしっかりしてない感じですけどよろしくお願いします
        なるほど、あんな感じだと省スペースですね。マスターの所で相談するのが筋な感じもするので、お手数ですがお願いできますか? -- エムロード 2014-05-07 (水) 21:25:55
      • こんな感じでどうかな! -- アマネ 2014-05-07 (水) 21:42:38
      • こんな感じっぽいですね!では以降は相談コメと共通コメで進める感じで参りましょうか -- エムロード 2014-05-07 (水) 21:45:34
      • あまりお客さんの往来が激しい企画でもなさそうだけど、一応ね。少しお待ちを。 -- アマネ 2014-05-07 (水) 22:06:06
      • 了解です -- エムロード 2014-05-07 (水) 22:09:49

Last-modified: 2014-06-20 Fri 23:12:53 JST (3591d)