名簿/500638
- へぇ…なかなかいい所じゃない…(屋敷の住人の一人に会いに来た帰り道、森に寄ってみたようだ。)
ねーさまがいれば、こういう森に住んだんでしょうけど…あれ、人がいるわね…(花を摘んでる少女を見つけた。) -- 九重
- (曇天の空の下、薄暗く陰気な森で、密やかに咲く紅い花を摘みとる。二輪)
(九重の気配に気付いたのか、静かに顔を上げた) -- リリィ
- 何してるの…ってみたら分かるわね、花摘みでしょうけど…。
でも、こんなところで一人で来なくてもいいでしょうに…何かに襲われても知らないわよ? -- 九重
- (見慣れない人影。しかし、警戒した風もなく)
平気です。このあたりには、そういう生きものはいないから。 (森の深部ならば話も違おうが、この辺りはまだ浅く、森番の管理が行き届いている範囲で) -- リリィ
- まぁ、ここならそれはそうでしょうけど…でも、襲うのはなにもモンスターや獣だけ、とは限らないわよー?
まぁ、アタシは別に襲ったりしないから安心していいわ(理由=細くてお肉なさそうだから、とは言わない。) それにしても…本当細いわね、ちゃんとお肉食べてるの?色も白いし…。 -- 九重
- そうね。でも、いいの。(その声には、どこか厭世的な空気があった)
……そう。私は、あまり沢山は食べられないから。 -- リリィ
- …ふーん…まぁいいわ、それぞれの人生だものね…(人の生き方に特に助言する気もないらしい。)
それは勿体無いわねー…あんな屋敷に住んでるくらいなんだから、美味しい肉とか色々とあるんでしょうにー…。 …一度食べてみたいわね、あの屋敷のお料理…(ただ、どれだけ分厚い肉が出てくるか、とても興味があるようだ。) -- 九重
- きっと、そう変わるものではないわ。(これはこの少女の主観であって、世間一般で食べられているものよりは遙かに上等だ)
そんなにお肉が好きなの?(聞いていればこの相手、肉のことばかり語っている) -- リリィ
- そうかしらねー…え?もちろんよ!牛も鳥も豚もみんな好きよ!(嬉しそうに言った。)
あぁ、でも雑食のは臭みとかあるしアタシはそんなには。好きな人はそれがいいって言うけどー…。 あぁ、そういえば花摘みの途中だったわね。邪魔したかしら。 -- 九重
- 雑食。(雑食性の獣の肉。熊などは食されることもあるというが、そのあたりだろうかと思いつつ、鸚鵡返しに)
気にしないで。もう帰るところだったから。あまり摘んでも、しかたないもの。 -- リリィ
- そう、雑食(人も含んでいるが、もちろんわざわざ説明したりはしない。)
それもそうでしょうねー…昔人に花かんむりのつくり方を教えてもらったりはしたけど、あれ作るのにかなりのお花いるものねー。 あぁ、帰る前に名前を一応聞いておくわ。アタシの名前は九重(ここのえ)、ヨミ一族よ!(自信たっぷりに言うが、東の一部地方しか分からないだろう。) -- 九重
- 花瓶に生けるだけだから、これでいいの。
(当然知らないので、これといった反応は返らなかった)……私はリリィ。リリィ・アーロンデルク。 -- リリィ
- ……反応薄いわねー…やっぱりこっちが知られてないのかしら…(それがちょっと不満なのか口を尖らせる。)
…ま、いいわ!あぁ、リリィもアーロンデルクなのねやっぱり…まぁ、屋敷の近くにいてお嬢様っぽいものねー。 あ、そろそろ夕立が来るわねこれ…それじゃあアタシは帰るわ。リリィも濡れないうちに帰りなさいよー(蜘蛛の習性で知り得たのか、九重が帰ってからほどなくして雨が降った。) -- 九重
- 夕立?(言われてみれば湿度が高いような気がしたが、確信が得られるほどにははっきりとせず)
ええ。さようなら、九重。(そうして部屋に戻ったあたりで、九重が言い当てたとおりの夕立) (窓から入り込むばらばらざあざあという雨音を聞きながら、黒瑪瑙のような硝子の花瓶に、二本の紅い花を飾った) -- リリィ
- (書庫に普段は来る事のない、珍しい人物がやってくる。)
…久しぶりだな。(何か話しかけようとしたが、何も思い浮かばず結局無難な挨拶を交わすだけに) -- カルマ
- (椅子に座って、本の背表紙を眺めていた。どれかを手に取るでもなく)
こんばんは、お兄様。(折り目正しく礼をする。声を発したのに、どこか彫像めいた静けさを纏って)何かお探しですか? -- リリィ
- まあ、そんなところだ…(まさか殺しのために館の造りや、使用人達、他の後継者候補を調べてたとは言えず、曖昧な返事に)
呼び捨てでいい…その呼ばれ方はどうにも慣れないしな…それにしても、いつも一人でここにいるのか? -- カルマ
- (生気の薄い瞳でカルマを見る。濁した返事にも咎める様子はなくて)
カルマ。(呼び捨てを求められれば、素直にその通りにした) いつもはいないわ。一人なのはいつもだけれど(孤独感が摩滅したような、あたりまえの無感情さで答える) -- リリィ
- (目の前の少女は、やはり自分と似た部分を感じさせる。一人である事が、当たり前になっている。)
(だが、それにしてもその様子は、余りにも落ちつき過ぎていた。かつての自分ですら、耐えきれなくなりそうな事もある孤独というものを) (目の前の少女は完全に受け入れているように見え) …寂しくはないのか…お前と近い年頃の奴なら ここにも何人かいるだろう?(つい、そんな柄でもない質問を口にした) -- カルマ
- 話すことはあります。友達、ということになっている子もひとり。
でも、一緒にいなくて寂しいと思うことはないわ。いればいる。いなければいない。 (そう、一応の交流はある。でも。友人に対して感じられるべき親愛や友情は、そこにはない) カルマ。あなたは、ひとりでいると寂しい?(空虚な問いが返る。感情の伴わないそれは、純粋な疑問) -- リリィ
- …変わった奴だな、お前は(近くの椅子に座りこむ)
昔はそんな気持ちになる事もあった、今はもう…何も感じないがな。 先輩として言っておくが…一人に慣れきっても、碌な事がない。 今のうちに人付き合いの訓練でもしておいた方が、後々得だぞ…後継者としてもな。 -- カルマ
- そう。きっと、私も同じよ。もうわからなくなってしまった。だからその忠告は、きっともうおそいわ。
(幽かな哀しみの気配。それはきっと、こんなふうになってしまったことへの) それに、後継者になる気はないの。若すぎるし、きっと向いていないから。 -- リリィ
- なら、せめて外側だけでも取り繕うことだな。
その年で誰も味方がいないのは、色々と生き辛いぞ。 (自分でも、これほど目の前の少女を気にかけている事実に驚く。何がそうさせるのか、自分自身でも理解できず、内心戸惑い) -- カルマ
- きっとそうね。でも、これでいいの。
(細い声。それは諦念が込められたようにも思える返答) (ほんの少し、後に言葉が続くような残響がある。しかし、それきりだった) -- リリィ
- そうか…(その答えを聞けば、椅子から立ち上がり)帰る、邪魔をしたな。
(短く告げると、書庫から出ていった) -- カルマ
- おやすみなさい、カルマ。
(去っていく姿を見送ってから、小さく呟く。付き従う騎士霊に、わずかに気配を向けて) (さっき続けようとした言葉、その断片を) だって、私は…… (言葉の末は音にならず、空気に溶けて消えてしまった) -- リリィ
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- やあリリィ・・・・夜は、少しばかり涼しくなってきたな
(テラスで夜風に当たるリリィの背後から掛かる声。どうやら男も月を見に来たらしく、車椅子の下のスペースから紙包みとケトルを取り出す) お腹は空いてるか?それとも何か飲むかい?・・・・とはいっても、冷えたジャスミンティー、あとパストラミビーフのサンドイッチくらいしか無いんだが・・・ ・・・ああ、厨房から(無断で)貰ってきたんだ・・夜食ってやつだな。サンドイッチは自信作だぜ -- カディア
- こんばんは、お兄様(星空に浮かぶ月から視線を離し、菫色のケープを夜風に翻しながら、車椅子の男に振り返る)
(彼女の食は細い。夕飯を食べてからいくらか経っていたが、そう空腹感は覚えてはいなかった) (けれども、勧められたものを無碍に断るようなこともせずに)半分だけ、いただきます。 -- リリィ
- そういうと思った・・・ほら
(一、二口程度に切られたサンドイッチを渡す。半熟のスクランブルと薄切りの肉が入っており、パン自体も薄くカットされていた) ・・・・ スゴい月だな・・・なんでも、数年に一度の月らしいが・・・はい、お茶 ・・・ここの生活は、慣れたかい? -- カディア
- ありがとう。(サンドイッチとお茶を受け取り、前者を一口囓った)
(常より明るい月光の元でも、少女の表情は読み取りにくい。発露する源の感情が薄いから) 月がより近い軌道を通るときに、満月になるとこうなるそうです。 (だが、不味いということはないようだ。会話の合間に、もう一口。よく噛み、飲込んで) 慣れる、というのはよくわかりません。でも、お会いした方は皆、よくしてくださいます。 -- リリィ
- 成る程・・・一番近い時、全てを見ることが出来る・・・男女に近いな
ああいや・・・今のは忘れてくれ、リリィには早すぎる例えだったな?ハハハ (食べるのが嫌いとか、不味いとかそういう風ではないと見やる。改めてこの娘は積極性や感情が乏しいと感じる) (過酷な経験がそうさせたなら、それ以外の経験を何とか与えたい、それが青年の考え) そうか・・・まあ、ここは使用人も良く出来てるからな・・・アリステア辺りなんか、頼りになるだろう。そういえば、暇な時はどうしてるんだ?その本面白い? -- カディア
- でも。―――裏側は見えません
(意味を理解しているのか、そうでないのか。忘れてくれといわれれば、それ以上触れることはしなかった) はい。……星を見るか、散歩をするか。そう、本を読むこともあります。 (装丁に印字された題は、『ハムレット』。彼のシェイクスピアの手になる悲劇のひとつ) よくわかりません。目でなぞっているだけですから -- リリィ
- ・・・・(鋭いな、と思う。それは物事の本質だ。しかし、彼女くらいの年頃なら、知らずに無邪気に良い部分だけを見て欲しいものだが)
落ち着いた趣味だな・・・リリィらしいけど。これなんか、どう? (取り出したのは、同じくシェークスピア・喜劇「十二夜」。男装の麗人が、男爵に仕え、恋を遂げる物語) 同じ目でなぞるなら、ハッピーエンドで楽しい奴がいいんじゃあないか。ま、強制はしないが・・・持つだけ持ってるといい -- カディア
- (落ち着いた趣味というよりか、率直なところ遊びを知らないのだ。そういう育ち方をしたから)
(差し出された本を受け取る。十二夜。シェイクスピアが特別好きというわけではなかったから、まだ手を付けてはいなかった) ありがとう。(受け取る。「きっと読む」とも、約束するような言葉はなかった) (喜劇、幸福に終わる物語を、避けてしまっているのかもしれない。それを意識しているかはわからないが) -- リリィ
- (遊ぶ手段、というよりそういう機会に恵まれなかったであろう少女。ならば、出来るだけそれを与えて人生に色を加える事。試す価値は、ある)
いいさ。書庫に本は腐るほどあるからな・・・そいつもホコリをかぶってた哀れなやつだ。どうするかは任すよ ・・・ただ、ひとつだけ。現実の結末は本と違ってわからない。どうするかは、生きている人間が「選ぶ」、変えられることなんだ 夜風、当たり過ぎるなよ(今は意味はわからなくてもいいが、覚えておいてくれ・・そう言い残して、背を向け部屋に入っていった) -- カディア
- (きっと、少女の部屋の書棚に置かれることになる。しばらくはそのままで、いつか読まれることになるかは、まだわからない)
選ぶ?私が、選ぶ……。 (カディアの言葉、去っていく彼の車輪の音を背中に、少女の視線が揺らぐ。手元の本、足下に見える庭、空に浮かぶ月) (佇む少女に吹きつける秋の夜風は、身の内に沁み入るほどに冷たかった) -- リリィ
- (自分より年下の子がいる、と聞いてやってきたら自分よりも背が高かった顔)
…えっと、あなたがリリィ? -- エルニア
- (一方、身長差を気にした様子はなく、静かな頷きを返す)
あなたは?(その声は消えてしまいそうに儚い。声量ではなく、声質の喩えとして) -- リリィ
- 私はエルニアよ、アリステアにあなたの事を聞いて、遊びに来てみたの
私はあなたの…親戚に当たる…って聞いたわ、最初は妹かと思ったんだけど どう?この屋敷には慣れた? -- エルニア
- お母様が、本家の娘でいらっしゃったの(年は近いが、叔母と姪にあたるのだろう)
(慣れたかと問われると、逡巡する間)……慣れるというのは、よくわからないけれど。不自由はしていないわ。 -- リリィ
- という事は…私は、あなたのおばさまね、…おばさま…
…うん、出来れば呼び方は、エルニアか…お姉さまがいいかも そう、身の回りの事は使用人達がやってくれるもの、らくちんよね、…寂しくはない? -- エルニア
- 若い方は、皆お姉様かお兄様で呼んでいるわ、お姉様。
(「寂しい」その感情は麻痺してしまっていて)寂しくはないわ(感じてはいなかったから、その通りに答えた) -- リリィ
- ん、じゃあ、お姉さまで、お姉さまって呼ばれるのは、結構新鮮かも…って事で、よろしくねリリィ
ふぅん…?私だったら、急に知らない人ばかりの所に行ったら、寂しい、かも …あ、でも、ちゃんと、夜は一人で眠れるわ、大人だもの、大人だもの、子供じゃないもの 外のお兄さまやお姉さまも、この屋敷に帰ってきているし…これから騒がしくなりそうだけど、リリィは静かな方が好きかしらね -- エルニア
- ええ、よろしく、お姉様。私も夜はひとりで眠れるわ。
そう……それなら、そうね。寂しい、のかもしれない(自分の感情のことなのに、外から推しはかったように) (静かにうなずいて)私は、騒がしいなかにいたことがないから。 -- リリィ
- リリィも大人だわ、リリィもえらいわ
(かもしれない、という言葉に、あまり寂しいと感じた事がないのかな、と思いながら)ま、もし寂しくなったら、アリステアならきっと呼べばすぐに来てくれるわ 他にも、歳の近い子の部屋を訪ねてみるのもいいかもしれないし じゃ、私もリリィの前ではあんまり騒がないように気を付けなくっちゃね さって、と、それじゃ私はそろそろ戻るわ、じゃあね? -- エルニア
- (年の近い子。アマンダとは友達になったが、他にも幾人かはいるのだろう)
ええ、ありがとう。それじゃあね、お姉様。おやすみなさい。 -- リリィ
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- お風邪を召されますよ、お嬢様 夏の風邪は長患いになると申します、どうかご自愛を(宵口のテラスに二人目の人影が現れる) -- アリステア
- (半ば空白に染まっていた意識を引き戻すのに数拍。星空に向けていた視線を、やってきた執事に向けて)
……そう、今は夏よ。風邪を引くというなら、他の季節はもっとでしょう? -- リリィ
- 仰せのとおりにございます ですから、尚更のこと 夜風はお身体に障ります 医者いらずの暮らしをなさいませ
(親戚筋の一人だという 余計なお世話だと反発するだろうか、この姫君は)星をご覧に? -- アリステア
- こう見えて病気はしにくいの。心配しなくても平気よ。
(突き放すような声ではない、事実を語るときの淡々としたそれ) (殊更そのためにテラスにいたわけではなかったが、それを正直に言うほど近しい間柄ではなかった)そう。射手座がみえるわ。 -- リリィ
- は、差し出がましいことを申しました ですが先代がここにおりましたならば、同じことを申し上げたでしょう おそらく、私の倍はくどくどと
ティーポットに添えられた牛乳匙にございますか ここでは街の灯も遠くにございます 星々をご覧になるには、申し分のない環境かと -- アリステア
- そう。でもあなたはその先代とは違う人だわ。
弓を構えたケイローンと呼ぶより、女性的なたとえね(静かに、星空に視線を戻して) そう、思ったよりずっと。……この館に、ここよりよく見える場所はある? -- リリィ
- 私なりにせよと? それでは、仰せのままに 若輩ゆえの未熟を晒すこともございましょう その時にはどうぞ、お叱りを下さいませ
…あまりおすすめは致しかねますが、春夏の間に限りましたならば(視線を上に転じて)実は、この屋根に上がれる場所がございます 遮るもののない満天の星をご覧いただけましょう ご案内いたしましょうか(燭台に火を灯して) -- アリステア
- 叱るなんてしないわ。私はそんなに偉くないもの。
屋根。(振り向く。視線は斜め上。星明りを遮る、黒々としたそれ)魅力的ね。お願いしてもいいかしら。 -- リリィ
- お嬢様のお望みを伝えるのです お心を慮ることが不得手な者もおりますれば 口に出さなければ伝わらぬものもございましょう?
ですが、条件が二つ 星のない夜と、雨に濡れた日はお控えを 滑りやすいのですよ 時おり、掃除の者が落ちて怪我を致します お約束いただけるのであれば、どうぞこちらへ(燭代の明かりを先立てて、ささやかな秘密の場所へと 一組の主従がテラスを後にして) -- アリステア
- そう思ったなら、伝えるべきことは言うようにするわ。
……ええ、わかったわ。二つとも。私も怪我はしたくないもの。 (首肯してついてゆく。秘密の探検めいた道中ではあれ、歳なりの昂揚は見せずに、ただ黙して後を追う) -- リリィ
- いるって感じたら沸いて出る、それがゴルロアンドラゴンクォリティ (部屋の中にいつの間にか湧き出しながら) -- アトイ
- (闖入者に普通は驚くものだ。しかし、息を呑むだとか叫ぶだとか、そういった反応は何も示さなかった)
あなたは、誰?(小首を傾げて、それだけを聞く。傍らに読んでいた本を置きながら) -- リリィ
- 私はアトイさん、ママみたく突然人の部屋に湧き出すのを試してみたら案外簡単にできた生き物です。
おじょーさんは誰でしょう、特に狙って湧き出したわけではないので、行き先はランダムでした。 -- アトイ
- アトイ、さん?よくわからないけれど、この屋敷の人ではないのね。
私はリリィ。リリィ・アーロンデルク。……つい最近、ここで暮らすようになったの。あなた、ここはどこだかわかる? -- リリィ
- はい、リリィさんですね。ここですかー?えーとね (スマホ出して現在地検索)
10^100地図によると、アーロンデルク邸だそうですね。たしかこの辺り一帯の土地を丸ごと領有してた貴族のおうちでしたか、港からずいぶん離れたところにでました。 -- アトイ
- (見慣れない光る硝子の板に首を傾げながら)
一応まだ領有権は持っているのではないかしら。風前の灯火ではあるようだけれど。……港のほうから来たの? -- リリィ
- 土地がでかいと税金も高いですからねぇ、はい、私のおうちは旧港湾にあります。
(スマホ操作して現在地と自分ちに矢印マッピングした地図を見せる。 市街地からはやや離れた古い小さな港の側だ、すぐ横には漁港があった) -- アトイ
- そういうものなのかしら。(スマホに表示される地図を眺めて)すごいのね、これ。
……そのあたりには、何があるの?港と海と、あなたのお家以外に。 //(寝落ちそうなので文通スイッチをヒット) -- リリィ
- はい、私経理や税務関係はくわしいので。私んちの近所ですかー?
20年くらい前に新しい港ができたので、私んちの近所は閑散としてますねー、最寄なのは灯台と海水浴場と、魚市場と… ああ、この魚市場で仕入れられた魚が市街の3つある大きな市場へ主に出荷されますね。 港湾へ続く道路を市街方向にいくと、今でも問屋さんは多いですよ。商売するには割と悪くない場所なのです。 (ストリートビューに映し出されるのは、やや古びた機能性を重視した建物のの群れだ。 こっちは干物問屋で、こっちが金物、こっちは雑貨全般で、こっちは食器調理器具類専門、こっちは錬金素材っすねー、と 馴染みの無いと違いが分からない、何の変哲もない町並みを説明してみせる) //はいよー -- アトイ
- 私、あまり外を歩いたことがないから、わからなくって。
……そうなの。(物珍しげにしげしげと、表示される写真群を眺める) (言われてみれば、たしかにどこかもの寂しい雰囲気だ) 港の回りって、こんなふうなのね。どれも似通っているけど、暮らしている人にはわかるんだ。 (行ってみたい、という好奇心。でもきっと、浮いてしまうから、口には出さない) -- リリィ
- ええ、馴染んでますので。おや、行ってみたいですか?ふふふ、私お願い事には敏感なのです。
アトイさんが案内してあげてもいいですよ? -- アトイ
- (闖入者のこの提案。拒否するのが普通かも知れないそれを)
お願いしても、いいかしら。(微笑んで受け容れる。アトイを信用したのか、そもそもその判断をしていないのか) -- リリィ
- もちろんですとも!かわいい女の子のお願いは無条件で聞くのがアトイさんです
今日は夜もふけて、お店もみなしまってるので、日をあらためることになりますが。私はほどよいときにまたわきだしてきますね。 -- アトイ
- 優しいのね。(静かに笑って)
待っているわ。肌が弱いから、できれば日射しの弱いときに。 -- リリィ
- はいはーい、したっけねーですよ、おやすみなさいましー (そしてしゅるっと湧き出してきたときの逆再生できえてくアトイさん) -- アトイ
- ええ、おやすみなさい。
(突然現われて消えた相手。どういう存在なのかもわからないけれど)……知らない街。(それは楽しみだった) -- リリィ
- (ドアをノックし)こんばんは、リリィ。初めましての挨拶をさせてほしいんだ、それも二人分。開けてくれるかい? -- ジャック
- (扉の向こうで静かな衣擦れの気配。数拍の間の後、ゆっくりと扉が開いた)
こんばんは、ジャックおじさま。(現われた少女は、ジャックには既視感を感じるかもしれない容貌を持つ。2つ下の妹の忘れ形見) あがってください(瞬きすれば消えてしまいそうな雰囲気を纏いながら、二人を部屋に迎え入れる。中にはごく簡素な調度しかない) -- リリィ
- あ、私のことはもう知っているようだね。長いこと遠くの街で衛兵をやっていたのだけれど、君が生まれた時のことはよく覚えているよ。
(部屋に入ると両手を合わせて嬉しそうに笑う)いや、リリィ。君はナタリアにそっくりだ。 なんだか嬉しくなるね……さぁ、アマンダ。入って挨拶をしなさい。 -- ジャック
- (遠慮気味に部屋に入り、リリィに頭を下げる)こ、こんばんは。 -- アマンダ
- お噂は、少し。(リリィは両親が失踪した後に産まれたが、出産の報告だけは本家に届いていた。反対に、本家のことも、少しは伝え聞いていたようで)
よくいわれます(似ている、といわれれば儚げに笑って。入ってきた少女に、同じ笑みを向けた)こんばんは。 (娘というには、似ていないようにも思える。説明を求めるように、ちらとジャックに視線を向ける) -- リリィ
- そうかい? でも改めて自己紹介だ。私の名前はジャック・アーロンデルク。家族みんなの幸せを願っているおじさんさ。
(視線に気付いて首肯し)彼女はアマンダ・セーファルシア。私が学生時代に付き合っていた女性の子供で、私と血縁はないんだ。 それでも彼女を引き取り、娘として育てるつもりでいる。それで……リリィ、年が近い君にはアマンダの友達になってほしいんだ。 年が近い分、話が合うかと思ってね。(アマンダの頭に手を乗せて)さ、アマンダからもお願いしなさい。 -- ジャック
- …!(鬱陶しそうに頭に乗せられるジャックの手を払い)……あ、あの………(人見知りする性質の少女はリリィを前にもじもじと) -- アマンダ
- (できあいの親子と聞いて、気付く。ああ、この微妙な距離感には覚えがあった。養父であったデズモンドと自分の、最初の頃)
(それよりも少し遠いだろうか。ぎくしゃくとしているし、緊張感が強い。ほら、腕を払ったりして) 友達……私、友達がいたことがないから、ちゃんと仲良くできるかどうかはわからないけれど。そんな私でよければ。 私はリリィ。リリィ・アーロンデルク。よろしく、アマンダ。(微笑みとともに、手を差し伸べる。血の気の薄い白い手) -- リリィ
- わ、私も……あんまり、友達とかいなくて…(差し伸べられた手、触れれば壊れそうな危うい美しさを持つ彼女の手をそっと握って)
…アマンダ……です。よろしく、リリィ。(笑顔を見せて) -- アマンダ
- うん。友達ができてよかったね、アマンダ。リリィ。(顎に触りながら柔和に笑って)
それとリリィ、私は娘のために家督を継ぐつもりでいる。一応、君にも意見を聞いておこうかな……君は家督に興味はあるのかい? -- ジャック
- (どこか遠慮がちな、静かな握手が終わり、投げかけられた問いに答える)
ありません。若すぎるし、きっと向いていないから。 ……お気をつけて。(家督を継ぐ、と堂々と口にするジャックに、それだけを言う。応援するともしないとも言わず、ただ無事を願う言葉) -- リリィ
- そうか。(頬を掻いて)いやぁ、よかった。リリィがライバルだったら強敵だったろうからね?(おどけてみせて)
……うん。(ごく真面目な表情で)わかっている。ここ10年間、戒めることと戦うことしかできなかった不器用な男だが。決して弱いつもりはない。 なにより、娘と家族の幸せのためなら私は無敵なのさ。さ、長居してしまったからそろそろ帰ろうアマンダ。 それではまたね、急な訪問に応えてくれてありがとう、リリィ。(どこか嬉しそうに一礼して部屋を出て) -- ジャック
- え。えと。(言葉を選んで)…ありがとう。ジャックの敵にならないでくれて。あんなんでも一応、私の保護者だからさ。
私も帰るね。またどっかで遊ぼう、リリィ。また。(そう言って部屋を退出して) -- アマンダ
- (いいえ、きっと、そういうきれいな強さだけでは。そう思いながらも口には出さず、ただそっと微笑んだ)いいんです、おじさま。こちらこそ、ありがとう。
そうね。親と呼べる人は、大事にしなくちゃいけないわ。(親無し子が優しさを向ける。しかし、その笑みの裏に羨望はない) ええ。またね、アマンダ。おやすみなさい。(二人を見送り、扉を閉めて) (数拍の後、窓の外の闇を覗いて、静かに息を吐く) 友達。あの子。……(リリィの背後、鎧の守護霊が散らす僅かな銀の光を、硝子の黒に映し見て)そうね、そう……。(そうして、そっと瞳を閉じた) -- リリィ
- セックス! --
-
- 組んでるか調べてみたら組んでたわね!と思ったら、冒険に出てないって…どうすればいいの…。 -- 九重
- A.同行なんて知ったことか!普通に話しかける
B.冒険に出ていないなら仕方ない。アバヨ! この2パターンがあります。 -- リリィ
- んー…じゃあ、普通に話しかける、でもいいわねー。他の人みたいに代理が冒険出てるってのもでもいいけど。 -- 九重
- 私の場合は代理の人を使うようなキャラでもないので、完全に出ていないことになります。申し訳ない。 -- リリィ
- それなら仕方がないわねー、普通に話しかけるとするわ! -- 九重
- お疲れさまでした。それではおやすみなさい。 -- リリィ
- 冒険に出てないのに、一緒の依頼で死なれると…なんと言えばいいか分からないわね…。 -- 九重
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