名簿/464843
- せりやぼ2期への参加について話し合うております。意見や参加表明などくだされ --
- 鮮やかに巻かれた海苔巻きが笹の葉に乗せられて置かれている --
- (ひたり、川辺に影が落ちるように黒猫がやってくる)
真冬でも、魚は取れるのかな? -- 黒猫
- (これでも妖怪、寒さなど大して関係ないのだが、蓑など纏って冬の格好)
これはこれは。猫ってェのはあやかしになっても魚は好きなものなんですかねェ(きしりと笑い) 冬鮒なんてのが今時期は釣れますねェ。旨いは旨いが当たりが弱い。繊細さが要る -- 岸涯小僧
- 僕より友達のほうが好きみたいなんだよね、魚(ひたひたと蓑姿の隣に近付き腰を下ろす)
そっか、難しいんだね。 一匹分けて欲しかったんだけど、無理かな? (じっ、と赤い目で見つめる) -- 黒猫
- お友達も猫なんですかィ?(くつくつ笑って)そんな吝いことはいいませんよゥ
一匹くらい構やしません(籐を壺型に編んだよくある魚籠に、既に何匹か釣果が入っている)どうぞお持ちになってくだせェ -- 岸涯小僧
- そう? 構わない? (暗い赤色だった猫の目が一瞬明るくなったように見えた、かもしれない) クキ♪
僕もお返しをしなきゃだけど、僕に出来ることあるかな? -- 黒猫
- 出来ることですかィ?そうですねェ……
特に思いつきもしませんねェ。日がな川辺で釣り糸垂らして、獲れた魚を啖って暮らす。 あっしはそういうものとして生まれたあやかしですから、これで結構満足してるんですよゥ。これといった欲が無い。 だので、中身は黒猫さんにお任せですかねェ。思いついたらで構いませんや -- 岸涯小僧
- お返しするのも、難しそうだね。 うん、考えておくよ (腰掛ける岸涯小僧の膝に額を擦り付ける) ありがとね
(前足を魚篭に伸ばしいれ… 遠慮なく丸々とした冬鮒を一尾ずるりと) それじゃ、貰っていくね (大振りなそれを咥えてなお、音もなく川辺を離れた) -- 黒猫
- いいえェ どうせ喰わない分は小銭になるだけですからねェ
へェ、それじゃァまた(するすると去っていく様子に驚くでもなく。きし、と笑って見送った) -- 岸涯小僧
- つまりどういうことかって申しますとね。見切り発車ですよゥ、旦那 -- 岸涯小僧
- そのくらい適当な方が気楽じゃわい。ふぉほほ
ときに、お前さんは虫は好きかの? 虫じゃよ。虫 タマムシ、カゲロウ、ハンミョウ……などなど、じゃ -- 爺さん
- さァて、今爺様がお挙げになった連中は、わりかしどいつも綺麗どころでございますねェ
虫に怯えて釣りは出来ませんし、まァ好きは好きですかねェ。お世話になっておりますよゥ -- 岸涯小僧
- うむ、うむ、その輝きは、虹や真珠なんぞにも負けはせんのう
(何故か。しばらくの間、小僧の釣り場には餌にもなる虫が増えたそうな) -- 爺さん
- (それに気付いた小僧はひっひと笑って)
あの爺様も粋なことをいたしますねェ……(ありがたく利用させてもらったという話だ) -- 岸涯小僧
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