冒険者/0088
- (結婚式の招待状が届いた)
拝啓 立春の候、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。 このたび 桐生 山茶花と桐生 英龍、ファウスト・ペレグリーニとレイチェル・ペレグリーニの2組の結婚式を挙げることとなりました。 つきましては、日頃お世話になっております皆様に感謝の気持ちを込めて、ささやかな小宴を催したく存じます。ご多用中誠に恐縮でございますが、ぜひご出席賜りますようお願い申し上げます。 敬 具 --
- お久しぶりですガスパさん。生きてらっしゃいます? -- グレイ
- うひょーい!お隣さん元気でヤーンスーかー?…ううっ、こうしてお隣さんのお家をのぞき込むとこの時期は寒そうでヤンス…まさかこの時期もあの恰好でやんすかね…あわわ… -- ビーエ
- ああ、その声と語尾は隣の、まーこの時期は肌寒いよな、自然には勝てない、砂漠の夜はもっと冷えたしこんなもんじゃねーかな、とは思うけどさ(いつもの格好に申し訳程度にマフラーを巻いた格好で出てくると) -- ガスパ
- んーふふー!ビーエはもっと寒いところ育ちだから平気でヤンスッ!(きりっ)
…ってヤンスゥ…暑そうなところ育ちとでつらいかと思ってたでやんすけど砂漠も夜はたいへんなんでヤンスねぇ…アツアツの寒さむでヤンスかぁ… んっひっひーまだ寒そうな恰好をしてるガスパさんにもおすそ分けでやんすよー!お芋でヤンス!甘くてあったかくてよいものでやんすっ! -- ビーエ
- レンガ造り…か?エキゾチックというか、西方では見なかった様式だ…(お外で興味深そうでお家を見ている) -- ドロッセル
- あ、この間の人っすよね、調度挨拶に行こうかと思ってたんだ、加減とか大丈夫っすか?(買い物帰りか、紙袋を片手に家に戻ってくると、数少ない知った顔を見て手を上げて近づいてくる) -- ガスパ
- あ、えーと…ガスパ!先日の手合わせ…感謝致す(そう言うと頭を深々と下げる)…あれ、もしかして此処お主のお家なのか?
おお、見ての通りピンピンだ。…寧ろお主のほうが心配なのだが、あの後肩は問題ないか?違和感があるようだったら腕利きで美人がいる(重要)診療所を紹介するが… -- ドロッセル
- どもっす、ガスパっす(血圧の低そうな表情でのっそりと手を挙げて挨拶を返した)
あ、もしかして知らないで通りがかったとかっすかね、まあこの家、家っつーか偶に山小屋か何かと間違われたりするんで、扉ぐらいは付けりゃ良かったなーとは思ってんだよね ああ、肩ね、まあ正直普通だったらまだ包帯巻いてたかもしんないけどさ、回復して貰ったし、スゲーよな、俺が前居た所じゃ、戦って怪我なんてしても処置なんてされないから、病気んなったりして、勝っても死ぬ奴とか良くいたのに、ボランティアでそういうのがあるのって貴重だよ (大丈夫だ、とアピールするように右肩をぐるぐると回して、痛って…と唸る、傷は塞がれたが、やっぱりまだ少し突っ張るようだ) -- ガスパ
- 左様。最初陶芸か炭焼き小屋かと思ったぐらいだ。…確かに扉がないってのはなかなかチャレンジャーというか…こういうのがお主の地元の形式なのか?
本当、魔術や法術をボランティアで受けさせてもらえるというのは有り難みが凄いよな。…お主の話を聞いておると随分とハードな場所に身を置いておった感じがするな。ほら手合わせの時にリングネームとか言って居っただろう? あ、あわわ…痛むか!(刺した本人なので思わず慌ててしまう)ほれ、此処が腕利きの医者が居る診療所の番地だ、是非足を運んで見よ …本当にびっくりするほど怪我が癒えるからな、あそこは -- ドロッセル
- 左様って…まあ、そうなるっすね、悪所だったし、扉なんかあっても破られるし、蒸し暑いし、貴重品は自分で守るのが当たり前だし、まあお国柄って奴っすかね
まあ、この世は善人より悪人の方が多いらしいっすからね、そうなると、俺のいた国みたいな奴隷国家も比率的には多いんじゃねーかな、何だかんだで人間は戦争とか止めらんねーし、膿の無い世界って無いよな まあ、ちょっとだけ?魔法つっても流れた血は戻らないし、再生しても馴染むのに時間かかるみてーだし、医学はわかんねえな、へえ…ここか…聞き流しちゃったけど、スッゲエ美人がいるんだっけ? (気にしなくて良いよ、とヒラヒラ手を振りながらも、その番地を確かめる、美人か…) そんなに?そうなると金とか、取られんじゃねーかな、大丈夫っすかね、あんまり持ってないし(医者と言うとやたら金のかかる場所、という印象が強いのか、ポリポリと首筋を掻いては恐縮する、美人は気になるけど) -- ガスパ
- ははあ成る程、確かに温暖な地域の住まいといった佇まいよ。…あ、いや別に悪いというわけではないのだがな
この地域には冬がある。現に今も大分温度が落ちてきておるであろう?暖かくしておらんと凍えてしまうかも知れぬぞ。…炎の魔術が使えるとかであれば別だがな 全くだ…どいつもこいつも戦争が好きすぎて困る。結果その膿を腐らせて死んでしまうのがオチだって言うのにな(そう忌々しげに言い捨てた)お主もよく此処までこれた物だ、国を出るだけでも大変であろうて そう、すっごい美人。我が行った時はマッサージまでしてくれたし…(思わず顔が緩む)我の一押しです …金銭が掛かると思うだろう?それが意外と良心的でな…我もそこんとこは詳しくは知らぬが。毎日沢山生傷が耐えぬ者が来てそりゃもう繁盛して居ったよ(我とお主みたいにな、と苦笑した) -- ドロッセル
- そうかな、まあそうだよな、大丈夫、砂漠だって夜の気温はマイナスになる事もあったし、備えぐらいはしてるさ、まあ火の出る魔法は使えねーけど
そうっすね、1000年前はもうちょっと平和だったのかな、歴史の勉強自体した事ねーから、わかんないっすけど…うん、俺よりももっと才気があって、勇敢な奴は沢山いたっすよ、でもそういうのも大体病気とか、負けたりとかで死んじゃって、結局どうやったって運って感じっすかね マッサージ…それはその…いかがわしいお店じゃないんすよね?(ごく、と唾を飲んだ、いかがわしいお店行った事無いけど) それはそれでどうかな…この町もこの町で結構ムチャする人多いみたいっすからね、ドロッセルクンも、立っ端無いんだから、あんまり無茶してたら駄目っすよ、折角平和なんだしさ、死ぬなら美人の胸の中っすよね(あっはは、とからから笑いながら) -- ガスパ
- そんなに。砂漠って暑かったり寒かったり大変なのだな…というか過酷なのだな…
運も実力の内ってな。いや「運も」無ければ生き残れなかった、というのが正しいだろうか…。その苦労、痛み居るぞ(そう言うと思わず目頭を押さえた)まあここいらなら人種の坩堝だし、疾病で苦しむことも少ないし闘技場で胸を貸してくれるものも多々おるし!そういったこととは距離が置けるさ(そう、明るく) お気遣い感謝する。あ、只我の名を呼ぶときはタメで良い。見た感じおぬすと歳も同じぐらいだろうし…な?(と、判別に困ることを言うちっこいの) 無論いかがわしい店では無し、断じて(キリリ)美人の胸で安らかに逝く予行練習にでもなれば良いが(と、言うが大いに笑った)
…おっといかん、立ち話が長くなってしまったな…。ではまたなガスパ、冬の備えだけは万全にな!(そう言うと手をふりふり去っていった) -- ドロッセル
- まあな、お陰で身体だけは丈夫んなったよ、なんか俺自分の話ばっかりしててごめんな、俺の家、これつってもてなせるもん無いしさ
あー…辛気臭いっすよね、やっぱ、だめだよなあ、もっと明るい話題をしようって思うんだけど、俺そういうの無いからさ、ちょっと突っ込んだ話になるとすぐ暗い話になっちゃって、ドロッセルクンみたいな知り合い増やしてさ、良い話できるようんなりてーよ、はは まあ、そうじゃねーかな、正確にはわかんねーけど、うん、多分同じぐらい?ドロッセル、なんかしっくりこねーけど、性分なのかな だよな、病院つってたし、怪我した客専門のフーゾクとか特殊すぎて聞いた事ないっすからね、うん…あ、じゃあな、何のお構いもできなくてごめん、ドロッセル・・・も風邪引かないように! -- ガスパ
- はい、今晩は。「突撃!隣の小説家」のお時間です
今回はこちら!煉瓦造りの家!…って、あれ?戸が無いんだけど…(周りを見て) 変わった所だな…ここでいいんだよね?(手に持ったメモに目を通す) すみませーん!どなたかいらっしゃいますか! -- グレイ
- うわ、いきなりでびっくりしたよ、えーと・・・こんちわ
ああ、まあ取られるようなもんが無いっつーか、自分で建てたしさ、前の所じゃ扉があって鍵掛けてなんて風習は金持ちしかやらねーし、いいやって えーと、まあろくな場所じゃないすけど・・・いらっしゃい、おたくはどちらさんすかね?(寝具と取られてもかまわない程度の食料が僅か、それから蝋燭台だけの家から、のそ、と現れ会釈をする) -- ガスパ
- なるほど…ああ、失礼
グレイ・アッシュフォード。小説家兼便利屋(胸に手を当て名乗り) 今日は小説家として冒険者の方を対象に取材に参りました(その手を差し出す) -- グレイ
- こりゃどうもっす・・・俺はガスパ、名乗れる肩書きはねーな・・・冒険者のガスパ、で良いのかな、まだしっくりこねーけど
もの書きか・・・俺の居た所じゃ紙は高級品だったから、小説って良く知らないんだよな、取材っても、答えられる事があるかどうかで (こりゃどうも・・・と差し出された手を見て逡巡する、奴隷に握手を返す風習は無い、手を取って良いものかどうか悩んで、おずおずと握手を返そうと) -- ガスパ
- 自分の出身地を名乗るのでもいいのでは?
恐らくは大丈夫ですよ、冒険者さんであればね あ、握手は嫌だったら拒否していただいても…(一応気を使って声をかける) 忌避する人もいますので強要はできません -- グレイ
- そっか…砂の国、ウェイストランドのガスパ、って感じかな、性はねーんだ、元は奴隷だからさ
いや、大丈夫、最近まで他人と対等に握手する身分じゃなかったっすから、まあ職業上の理由って奴でさ、アンタがどうとかじゃねーんだ、ごめんな(別に忌避感などは無い、良いのかな、という誰にともない気遣いがあったが、がし、と握手を交わすと) で、取材って何?俺、来たばっかりでさ、武勇伝とか無いよ、闘技場にも行ったけど、負けちゃったし、やっぱ町が広いと、強い奴っているんだな、って思ったよ -- ガスパ
- お、随分と様になりましたね(硬いながらも笑顔を浮かべ)
では、もしかして俺が最初の握手相手?それは光栄だな(力強く握り返したのち、手を放す) あ〜…この街は強い人は沢山居ますよ。それこそ嘘のような事をやってのける者とかね なるほど、奴隷だったんですか…それで職業上の理由… 差し支えなければその職業の話から聞かせていただいても? あ、ちなみに答えたく無い質問や、答え辛い質問に対しては答えなくても大丈夫です -- グレイ
- まあ、今はこの町の住人だから、元なんすけどね、まだ一週間しかいねーけどさ、まあ名乗るほどのもんじゃねーから、いいんだけど
そうみたいっすね、みたいつっても、俺はまだ斬ったり殴ったりみたいなのしか見た事ないんだけどさ、基本相手に合わせる感じなのかな、フェアが大事って感じ?俺としては、ガンガン打ちのめしに着てくれた方が張りがあるとは思うけどね 職業ってのは違うかな、身分だよね、まあ普段は普通にさ、鉱山でガスを気にしながら掘ったりして、週に1回奴隷を戦わせるコロシアムが解放されてさ、、そこでボクサーやってた、程度で…まあそんな珍しいもんじゃねえよな、悪いけど(首筋に手を当てて唸りながら返す、遠い過去を思い出すように) -- ガスパ
- …生まれ故郷とかって大事じゃないです?そうでもないのかな?
戦いの様相はそれこそ相手によるとしか言えません…血生臭いのも好む人もいますよ 奴隷拳闘士って奴ですか、なるほど。いや、割かし珍しい部類かな…? あまり聞きませんね、なんでだろうか…(首を捻る) あ、次の質問。この街に来た経緯と、冒険者になった経緯をお聞かせください -- グレイ
- どうかな、俺の生まれって本当にあそこだったのか、正直あんまり覚えてなくて、ただ気がついたら奴隷だったし、これからもずっと奴隷なんだと思って、強いて何も考えずに生きてたからさ
俺も血がドバッと出るのが好きって訳じゃないんだ、でも、組み手とか相手を労わりながらやりあってると、これでいいのかな?って、何か違うんじゃねーか、って思うんだよな、アブない考えかな? そうなんだ・・・俺の居た所は結構な悪所でさ、まあそれもここに来てようやくああそうだったんだって知ったレベルなんだけど、とにかく、金持ちが居て、奴隷が居て、それが当たり前だったよ 経緯つってもな・・・何度も戦いに出されて、死なないようにって勝ち残ってたら、いつの間にか金が溜まってて、それでもピンハネされたりとか大変だったよ、でも何とか自分を買えるぐらい勝ち続けて、そんで出てきたんだ、流れ者って奴さ、冒険者になったのは食う為だよね、皆そうじゃないの?何か信念持ってやるような仕事かな -- ガスパ
- …なるほど。良く分からない、と
…さあ?戦いに求める者は人それぞれ違うでしょうからそれを議論するつもりは俺にはないです ただ、命のやり取りではない戦い。にはメリットもあるとだけ… 国が違えば様相から価値観まで違うって事ですね 解放奴隷という奴ですね、ではガスパさんはかなりの使い手という訳だ それも人によって違うのでなんとも。しかし…なるほど、失礼ながらガスパさんはこの街で色んな人と交流されるとよろしいかと 差しで口ですが、得る物は沢山あると思いますよ、きっと(と、付け加える) さて、もうちょっと話が聞きたいですが長くなってしまうので今日はこの辺で、またそのうち来ますのでその時によろしく (挨拶をすると踵を返し帰っていった) -- グレイ
- そっか・・・小説家さんも結構やってそうだし、何かそういうの一家言あるんじゃない?って思ったんすよね・・・戦うからには絶対負けたら死ななきゃ、と思ってる訳じゃないんだ、ただ、人の顔を伺うのが常な訳だし、奴隷ってさ
そうなんのかな、こっちじゃ変な病気も流行ってないし、道端歩いてて子供が倒れてたりする訳でもないし、良いと思うよ、やっぱさ、豊かさが全てなんだろうな 交流か・・・まあ俺も着たばっかで、あんま知り合いもいねーし、引きこもってるつもりはないっすけど、ん、そうだな、出歩こうかな・・・ うん、なんかたいした話できねーで悪いんだけど、まあ俺も人と話すって事自体が珍しいし、尋ねて貰えんのは嬉しいからさ、またね (律儀な人だ、と思いながらも、その後姿を見送っていく) -- ガスパ
- あらやだ格好良い --
- そうっすかね、見た目とか、あんまり気にした事ねーっすけど・・・ど、どうも? -- ガスパ
- セックス! --
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