IK/0016
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- (街角でメイド姿の女性を見つけて)わぁ……綺麗…(そんなことがつい口をついて出てしまう)
あ。(気付いたら彼女の真正面で言っていて)あ、ごめん、その。突然。ぶしつけなー。 -- ティナ
- あら、これはお目が高い。ええ、私以前は春の陽だまりの様な美貌と褒め称えられておりまして美しさには自信があります。
そして正直者のあなたには飴玉を差し上げましょう。(飴玉の包みを一つ手渡す) なんとこの飴玉、この国の遥か向こうに聳える世界樹の幹からとった甘露を煮詰め作った、万病治ると言われる逸品でございます。 その名をマンビョウナオール。……すべて今しがた適当に考えましたが。 --
- 自分の美しさに自信がある人だった!? すごい、ここまで言ってみたい。
へ?(と飴玉の包みを受け取って)あ、ありがとうございます。(そして飴の出自を聞くと) ええええ!? そ、そんな貴重品なの!? 万病が治るならどうしよう、救急箱に………でも溶けちゃったら!?(大慌て) って冗談だこれ!?(肩を落として)し、信じたじゃないー。(変な声でへろへろと上体を起こして) -- ティナ
- おおよそすべて冗談でございますが、美には一定の自信がございます。誇りでございますので。
そのような夢の食べ物がありましたら薬屋も医者も商売あがったり。きっと全力を以て存在の抹消に動くことでしょう。 人を信じるのは美徳ではございますが、悪い人にダマされぬようご注意なさいませ。 ……ときに何か私に御用でしたでしょうか? 美しさの秘訣を知りたいのであれば、十分な睡眠と栄養、そして程よい運動とストレスのない生活となっております。 --
- なるほどー、私もいつか誇りを持てるような美人のおねーさんになれるかなー。(妄想の中の大人になった自分に)えへへ。(と笑う)
た、確かにー。お医者さんも薬屋さんもいらなくなっちゃうね? 知り合いに両方いるし、二人の悲しむ顔は見たくない…! (と、断腸の思いでキャンディを両手で包んだ)大丈夫だよ、私の周りってイイヒトばっかりだから! ああ、その。メイド姿が珍しくて綺麗な人だったからつい声をかけちゃってー。誰かに仕えてるの? (一応、秘訣は全部メモった) -- ティナ
- ええ、あなた様は既にダイヤの原石の様なもの。日々の努力を怠らなければきっと輝くことでしょう。
まあ事実それがあったとして何か別の生きる道を見つけるのが人間の人間たる所以。私はそれを信じております。 (鞄からもう一つ厳重に包まれたものを取り出し、その封を解いて中から琥珀色の飴を取り出し対面の少女の口へ押し込む) 今あなたが口にしたそれこそ万病に効く……ということもないただのべっこう飴でございます。 それは何よりでございます。人運に恵まれておいでなのですね。そのお知り合いたちを大事になさいませ。 この前も同じようなことを言われました。余程メイドが少ないのですねこの土地は。 ええ、暫定の主人として涙ボクロが特徴の頼りない主人を戴いております。本日で給料未納3か月目でございます。 --
- ほんとー!? よ、よし……磨こう! ごしごしと!(具体的にはお風呂で、と考えているようで)
なるほどー、確かに。廃れてしまった職業っていっぱいあるけど、それを理由に働かない人って少ないもんね。 (口に押し込まれた飴、口いっぱいに広がる風味と甘さ)……! こ、これはー。(ベッコウ飴の香りに満面の笑顔になり) えへへ、ありがと! そうだ、私はティナ。ティナ・マーストン。国の外れの屋敷で何でも屋『トレーネ』を経営してるんだー。何か困ったことがあったら言ってね! うん、いやな人もいたけど、周りにいるのはいい人たちばっかりで。幸せだなぁって思うよ! うん、確かにこの国では珍しい……(涙黒子と聞いて)もしかしてアクティさん?(と、名前を口にして) -- ティナ
- 磨くといっても物理的な意味ではございませんよ。乾布摩擦などはよろしゅうございますが。
楽をできる状況で楽をし切れないというのは悪徳でもございますが。難しいものでございますね。 ご丁寧にありがとうございます。私はブルーベル。姓はございませんのでそのままブルーベルとお呼びください。見ての通りメイドでございます。 国外れのお屋敷……。ああ。よく存じております。あそこでお店をなさっておられるのですね。 ええ、何かありましたらお願いに行かせていただきます。 アクティ?そんな名前でしたでしょうか?……冗談でございます。 坊ちゃんのお知り合いでございましたか。いつもご迷惑をおかけしております。 --
- そ、そっかぁ。乾布摩擦は温かくなって来たからいいかもねー。
難しいね。私は私一人生きるのが精一杯と思ってたけど、いつの間にか大所帯に住んでるし。人生色々、生き方も色々ー。 ブルーベルさん! そっかぁ、メイドのブルーベルさん。(ない胸を張って)依頼成功率なんと70パーセント! デキる何でも屋スタイルだよ! あ、違ったんだーってあってた!?(フェイントにずっこけリアクション)ううん、アクティさんには色んな話をしてもらってるよ。 それは私にとって有益だからー……って、ブルーベルさんへの給料未払いさんかげつ!? は、働かないとじゃない!? -- ティナ
- 健康は最高の美用品。美容の第一人者スイエ博士の格言でございます。そんな方は存在しませんが。
誤解されがちなのですがこと生きる上においては単独よりも集団の方が楽なものです。軋轢というものも生じることがありますが。 ええ、本当は働かずとも坊ちゃんから給料を戴けるはずなのですが不本意ながら私ギルド登録いたしまして家事手伝いなどをやっております。 屋敷の掃除などで人手が必要になりましたら私の給料のためにも是非ご用命くださいませ。 --
- へえー、スイエ博士っていいこと言うなぁって冗談だこれ!?(頭を抱えて)謎の説得力があって全部信じちゃう!
そういうものなのかなぁ。軋轢は確かにあるけど、間に入って仲裁してる側だからよくわからないかな? あはは、そっか。アクティさんもブルーベルさんも大変だね? それじゃー私も頑張る、ブルーベルさんも頑張る、アクティさんも頑張るってことで。 屋敷の掃除が必要になったらブルーベルさんを頼るね! それじゃまたー!(ぶんぶん手を振って走り出していった) -- ティナ
- ここまでストレートに信じられてしまいますと、私も少々困惑でございます.
ええ、ご用命おまちしております。御機嫌よう、ティナ様。(小さく手を振り返し、居住まいを正し歩き始める) さて、そろそろ坊ちゃんの様子を見に行くべきでしょうか。 --
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- (通りすがりにチラ見)
… …!?(振り返ってめっちゃ見る) メイドさんじゃとぅ!?なんでこんな土地にメイドさんがおるんじゃろう…(王宮から買い出しかなんかで出て来とるんじゃろうか…?) -- シーディ
- (視線に気づき立ち止まると一瞬首だけでグルんと後ろを向いてから、さっと体を翻し向き直る)
ごきげんよう、小さなお嬢様。何か私に御用でもございましたでしょうか? --
- ウヒィッ!?(何じゃ…今物凄い動きをしたように見えた気がしたんじゃ…)
ぬうー(何度も瞬きをして自分の視界を確かめるようにして)気のせいじゃな…うむ! ああーいや、用事という訳ではないんじゃよ、こんな所にメイドさんが居るのじゃーって不思議に見えただけで…王宮の方かのう? -- シーディ
- 失礼いたしました。私の曽祖父がフクロウでして首の関節がとてもやわらかいのでございます。なお、こちらは冗談でございます。
いえ、私は王宮付きのメイドではなく、海を渡り、時を経て遡上しこの土地へやってきた野良メイドでございます。 掃除洗濯炊事に坑内発破にひよこの雄雌鑑定、なんでもお受けいたしますよ。 --
- フクロウ!?そう言う獣人さんも居るんじゃのう、驚いたりしたらシュッと細くなったり…冗談かーい!これがセレブリティジョークなんじゃろか…してやられた気分じゃ
王宮ではなかったのじゃ?海を渡ってってずいぶん遠い所からやって来たんじゃのう…野良メイドなんて初めて聞いたんじゃよ 後半どう聞いてもメイドさんの仕事じゃない気がするんじゃけど!それが普通なんじゃろか…(この世界のメイドさんならあり得るかもしれんのじゃ…) しかして野良メイドさんはどうしてこんな開拓地に居るんじゃ? -- シーディ
- 私、冗談を言っていないと死んでしまう性質でして……とこれは前に別の所でいった冗談でございますね。ワンパターンはよくありませんのでお忘れください。
ええ、あまりこちらでは馴染みがないようでございますね野良メイド。野良メイドも冗談でございますが。 後半も可能ですがもちろん冗談でございます。(口元に手を当てて微笑む) 一応私、暫定のご主人を戴いておりまして、そのお供でございます。あとは私自身の探しものが少々。 あなた様はどうしてこんな不便と自然3:7のような土地へ?まだお若いように見えますが。 --
- 酷い性質なんじゃよってそれも冗談かい!しかも一度きり使い捨てて冗談を言い放つとはいい性格しとるのう…
そんな性格じゃから野良なんじゃろうかと思ったらまた騙されたんじゃ!(むきー!と地団太を踏む、悔しそう) うぐう…冗談で言ってるだけなのかやろうと思えばできる所まで本気なのかどこまで真実かまるで見えてこんのじゃ…これがメイド話術…? 主人が居ると言うのも冗談なんじゃろうか…実物を見るまでもしかしてその主人と言う存在はわしの頭の中だけに存在しかねんのじゃ…! えー、わし?何でって…迷子じゃな -- シーディ
- 同じ冗談を使いまわし続けると喋る言葉全てが陳腐になってしまいますので。
メイドというものはどのような主人の元でも完全な仕事を果たせるものでございます。逆説的に言えば不可能など持ち合わせておりません。 主人については本当のことでございます。確か、今は斥候の仕事か何かを受けたと聞いておりますが。涙ボクロが特徴のさえない青年でございまして。 さよでございましたか。それは難儀でございますね。もし、家が旧市街の方でしたらご案内できますが。 --
- 今は喋る言葉全てが真偽を定めかねる状況じゃよ…!
立派な主人を引き立てたり、ボンクラをフォローしたりはそうやって仕える者の重要なスキルなんじゃのう…ヒヨコの選別とか必要になる状況が想像できんじゃけど… それまで無職だったんじゃ!メイドさんを雇う位なのに無色な主人だったんじゃのう…主人に対して相当辛辣な評価が出とるけど! 絶対服従とかでのうてダメなところを諫めたりもするんじゃろなあ…ああ、帰る家を失った迷子じゃったからどこかに家があるっちゅう訳でもないんじゃよ 別の住まいをこちらで確保して今はそこで過ごしておるから安心なのじゃー -- シーディ
- それは大変。ではこちらの飴玉を差し上げましょう。口に含めばあらゆる真贋が見極められると噂される飴玉でございます。青リンゴ味とイチゴ味がありますがどちらがよろしいですか?
いつひよこ鑑定士の主人を戴くことになるやもしれないのがメイドでございます。そこで仕事を手伝うやもしれませんから。 同じく海を渡ってまいりましたのでそこは仕方ないかと。とはいえ私一人養えるほどの稼ぎがあるかといえばないのも事実。もう少し稼いでいただかなければ。 なるほど、それなら安心でございますね。どんな土地でも、いいえ、こんな土地だからこそ帰る場所は大事でございますからね。 --
- わあい飴ちゃんじゃ!じゃあじゃあ、わしは青リンゴ味が欲しいんじゃ!
めっちゃ限定的な主人じゃ!でも無職だったらしいからそう言う仕事に就く可能性もあった訳なんじゃのう… ああやっぱり割とボンクラな主人じゃったのか…こんな土地でぼんくらの下に仕えるのは大変じゃろうけど頑張るんじゃよ… -- シーディ
- では私はイチゴ味を。人の噂というのは当てにならないもので、食べても普通の飴玉でございますね。噂を考えたのも私でございますが。
ええ、それにいつ国が滅び一人生き残ってひよこ鑑定士以外の道を絶たれるやもしれいのですから。よろしければ今度コツをお教えしましょうか? 私は今の生活をそんなに悪くないものととらえておりますのでご心配は無用でございます。ですが、ありがとうございます。 --
- 真実はどうあれこうして飴ちゃんにありつけたので良しとするんじゃ…(口の中でコロコロ転がす、アマァイ)
いやわしは薬売りじゃから…ヒヨコは鑑定したりしないでも大丈夫じゃよ!たぶん… バイタリティ溢れるメイドさんじゃのう、ボンクラな主人でもこんなメイドさんがついて居ればいろんな意味で安心そうじゃよ… わしはそろそろ行くんじゃよ、いずれボンクラさんにもあってみたいのう…それじゃあまたの!(完全に主人をボンクラ認定して帰って行くのであった) -- シーディ
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- さて、水脈ダウジングなどと思わず適当なことを言ってしまいましたが、どうしたものでしょう。
……以前の井戸の位置でも思い出せば、類推も可能かもしれませんね。 ……深い位置の記憶の読み出しは、少々面倒ではございますが。(椅子に腰かけ、目を閉じ静止する) --
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- 出かける前に念のため確認をしておきましょう。 -- ブルーベル
- 大丈夫そうでございますね。メモだけは残しておきましょう。 -- ブルーベル
- 少し早くつき過ぎましたね。……坊ちゃんは放っておいて散策でもしますか。 --
- ちょ、おま、放っておくなよ!!宿と食い扶持ぐらい決めねーとまずいだろ!! -- アクティ
- 宿に食い扶持。なるほど。それは確かに大事ですね。
ですが坊ちゃん、ご覧ください。古き街並みに空は青々と晴れ渡り、小鳥は歌い、草木は微笑む。まさにまっさらな新天地。 坊ちゃんも自然から産まれた生命として、天地を棟木・軒として生きるのはいかがでしょうか。 私は宿をとってありますのでご一緒できませんが。 --
- ホームレスになれってことじゃねーか!!っつーかお前いつの間に一人だけ宿とってやがんだよ!
さっさと歩いてったと思ったらこの野郎…!!そこは俺の分も確保しとくとかよ!そのぐらいの優しさ見せてくれてもいいんじゃねぇの!?仮にも主人だろ俺!!…主人、だよな?え?違う…?? -- アクティ
- まさかそんな。メイドが主人に乞食になれなどというはずがありません。
ですが、例えばそこの酒だるを住居にしてみたらお金がかからない上に人生の答えが見つかるかもしれませんよ。 坊ちゃん、20も半ばの男性が宿を一人でとれないというのは問題があります。これは私なりのやさしさです。 もちろん。私は以前ここにあった亡国の貴族に仕えた自動人形。その末裔たる坊ちゃんはただ一人の主人です。 お給金を払っていただいている限りは。 --
- そんな状態で見つかる答えは絶対ロクなもんじゃねぇだろ!そんな自分探しの終着点は求めてねえよ!!
ばばばバカ野郎お前この野郎俺が一人で宿が取れないとかお前!そんな!!お前なーーーーっ!!!(ちょっぴり不安だった) お給金…いや、そのな?先月分まだ払えてねぇのは悪かったよ?だけどもさ、払わないとは言ってねぇだろ?ほら、そのためにまずは食い扶持探さなきゃってことよ お前も、俺も、まずは此処で仕事の一つでも見つけねぇとどうにもなんねぇし。……いやほんと、払うつもりはあるんだぜ? -- アクティ
- 自足と忍耐が人を悟りへ導くとどこかで聞いたことがあります。悟りを開けば宗教の開祖として食い扶持も得られるかもしれませんよ。
ご自身での宿の手続きは完璧。さすがです坊ちゃん。私、坊ちゃんがそう仰ると思いまして、取る宿を迷わぬよう高級な宿から超高級な宿までピックアップしておきました。どうぞお選びください。 坊ちゃん、そのような曖昧な物言いでは御身に流れる血が嘆きます。メイドへの給金はいつもニコニコ一括現金払い滞納分の利子はトイチです。 それと食い扶持といいますと、私の仕事は坊ちゃんのメイドですのでこれが食い扶持ということになりますでしょうか。 宜しくお願い致しますね、坊ちゃん。 --
- ほーぉ、ベルにしちゃ中々気が利いてるじゃん。そうそう、メイドってのはこうじゃなきゃな(小さく口笛を一つ。ピックアップされたリストに目を移し―)
高いわ!!!!たっけぇーんだよ全部!!!どれも!!!これも!!!金がないってさっきから言ってんだろ!? よろしくお願いしますじゃねぇよ!!お前もメイドの仕事として何か稼ぎ口見つけて来いっての!!俺の!!!利息軽減のためにもよぉ!!! -- アクティ
- 私はいつでもデキるメイドですので。
武士は食わねど高楊枝。坊ちゃんは貴族の末裔でありますので、先祖が生きた土地に来た以上貧すれどそれなりの宿に泊まるべきであると思いまして。 メイドの仕事は家事と美しい花として主人の傍に立つことですので。その点私は完璧なメイドであると自負しております。 さて、冗談はここまでにして稼ぎ口を探すのであればギルドに登録するのはいかがでしょうか。 宿探しの途中でそれらしきものを見かけましたので、そちらの高級宿の地図に×印をつけておきました。 --
- くっ…何か言い返しづらいそれっぽい理屈つけやがって…!そのうち!そういうのはそのうちだ!今はまず必要最低限を揃えるのが先決だかんな
ギルド、ギルドか…開拓者の集まりってことだよな。何かしらのお手伝いで日銭を稼ぐ、ってのはまぁ…アリだな OK、とりあえずはそっちをあたってみるわ。俺もお前にできそうな仕事がありゃ報告するわ(印のつけられた地図を懐にしまいこむ) んじゃ、そういうわけでな(と、背を向けて歩き出そうとして―)……トイチの利息、せめてトゴとかになんねぇ? -- アクティ
- いつかきっとは今日始めないとずっといつかきっとで終わってしまいますよ坊ちゃん。
ええ、地道に稼ぎお給金を稼いでください。それまで私は見つけておいたパン屋のお手伝いで日銭を稼ぎますので。 もちろんよろしいですよ。ただ坊ちゃん。トイチは十日に一割ですのでトゴだと増えますよ。(軽く手を振り見送る) --
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