名簿/512899
-
-
- おや…失礼。(個人経営の鄙びた書店の棚のひとつ。肩が触れて、手の甲がぶつかりあう。同じ本の背に手を伸ばしていた) -- アマネ
- っと、すまんね……あんたもこれを?(警戒が緩んでいたな、と自戒を強めながら相手を観察するように見つめ) -- ライツ
- (紅い瞳で見返し、うなずいて)他で探してもいいのだけど、ちょっと珍しい版に似ていたものだから…。
ホーソーン・アベンゼンの『イナゴ身重く横たわる』。鏡写しの世界の話。面白い本だ。読んだことは? -- アマネ
- へぇ、珍しい本だったのか、毎回適当にこれだと思って手を出すからなぁ、その手の話は鑑の国の話ぐらいか
(特に本に詳しいわけではないが広いジャンルで手を出している、サングラスをしているがサングラス越しにも右目が閉じているのを確認できる) -- ライツ
- どうだろう、ひところよく売れた本だ。今でも結構な数が出回ってる。小説の体裁をとってるけど、もう一つの歴史を仄めかす書きぶりがずいぶん評判になった。
で、禁書になった。今は解かれて久しいけど、その頃に刷られた一部の私家版には幻の一章が含まれていたそうだ。(抜き出して、目次を開く) -- アマネ
- 並行世界や別世界の書物って奴かね、その手のは詳しくなきゃよくできた物語程度にしかわからんからなぁ
へぇ、一時禁書になってたのか、そこまで詳しいならこれはアンタが持つべきだろうな(物を持つには何かしらの資格のようなものがあると考えている妙な主義、手にする事があるならそれは手に入れるべくして手に入れた物だと思っている) -- ライツ
- しかし、興味を惹かれたときに読まないとそれっきりということもある…いいよ、君に譲っても。僕は一度読んでるから。
読んだ後で僕のところに持ってきてくれるなら、色をつけて引き取ろう。(ビンゴだ、と章立てのひとつを指さして見せる) -- アマネ
- そうかい?それなら後で譲るって形でいいか(例え少量でも買った分以上に金が増える、となると眼の色が変わるマダオ)
しかし本当に色んな本があるな、最近じゃ魔道書なんてのがちらほら発見されてるらしいが -- ライツ
- 読んでどう思ったか、感想を聞かせてくれると尚のこといい。自分とは違う読み方を知る…君の目を通して読み直すのさ。それも楽しみの一つだから。
(こういう者だ、と名刺を渡す。市内有数の老舗古書店に勤めているらしい)アマネ・M・ファインマン。MはマドカのMだ。 力ある書のことかい? 人のように考え、人のように行動する書物。そういう存在が実在するのなら、人と呼んでも差し支えないかもしれない…。 -- アマネ
- それぐらいならお安い御用だ、ライツ・オブライエンだ、よろしくアマネ(名刺を受け取り面白そうな古本がありそうだと薄く笑みを浮かべ)
確かに、人となんら変わらないな、そもそもこの街じゃ人じゃないやつの方が多いぐらいだからなぁ -- ライツ
- よろしく、ライツ…君からも(鼻先を近づけ、男の匂いをかいで)本の匂いがする様だ。けれど、この匂いは和紙じゃないかな。
和綴じ本かい? 極東式の。巻き物か墨蹟の類かもしれない。和紙はとにかく優れた紙だ。繊維が強くて、扱い方さえよければ千年は持つ。 -- アマネ
- 嗅ぎ分けれるのか、凄いな(最近火薬の匂いを嗅ぎ分けられたので無香性の火薬を使い始めたが、本までは気を使っていなかった)
あー、綴じ本ってやつか、本ってより帖って感じだが、確かに古いがしっかりした紙ではあるな、千年ってことはないが相当古い -- ライツ
- なるほど。面白そうだね。実物を見てみたいな…ひょっとしたら長持ちさせるためのアドバイスができるかもしれない。
本のことだけど、連絡をくれたら取りに行く。店に持ち込んでくれてもいいけど…約束だよ? そういう条件で君に譲るんだから。 じゃあ、ごゆっくり…。(木彫りの置物のような老店主の視線を感じ、立ち話を切り上げ書店を後にした) -- アマネ
- ま、機会があればな(本人は嫌がるだろうな、と大方予測しているが初戦口約束程度と考え)
その程度の約束なら守れるさ、たまには出歩く事も大事だろうからこっちから送りに行くよ ああ、そちらも、いい本が見つかるといいな(見送った後本を購入し、また別の本を探してみたりもした) -- ライツ
- …次の依頼一緒になるのはユキミなる人らしいけど…(この人が?と眉を顰める、ライツの顔を見上げながら) -- ムース
- (なんか包帯巻きになってるマダオ)あー、それなら俺じゃないぞ、なんて言えばいいかね、居候、みたいなもんだ(相手に悟られていないなら態々正体を教える必要は無い、と判断した) -- ライツ
- そうでしたか(平生を装っているが内心は心臓がバクバクである、包帯巻きの巨漢?との会話を想定してなかったのだ)
で…したらそのユキミという方に伝えてください もしも争いごとが起こるようならわたし逃げるので、と -- ムース
- おう、伝えておくぞ(内心怯えてるなー、と目の色でだいたい読み取れる殺し屋さん)
何事も命あってのことだ、逃げるのは恥ずかしい事じゃないからな、頑張れよ -- ライツ
- …魔導書の匂いと一緒に血と硝煙の匂い。何とも言えないわね…(と、道端でライツの方を眺めるケンタウロスの姿が)
そこのお兄さん?暇だったら私とお話しない?(と眼鏡をくいっとあげて知的アピールで逆ナンしてみる駄馬) -- ムァン
- っと、獣人化、あー、まあ、アレも一応魔導書か(若干違う気もするが、と首を捻り)
こりゃ光栄だね、美人のお誘いなら何時でも歓迎だよ(//しかしちょっと犬の散歩なので席を空けます、ごめん!) -- ライツ
- (//ああ犬ってそういう…いいのよ!いいなぁペット)
そう?それじゃ喜んで。私硝煙のにおいのするお兄さんって興味があるのよ。あと、魔導書の匂いもね。 私はムァン、見ての通りケンタウロスで、魔導書のマスターでもある。貴男もでしょう?よかったら、お互いの魔導書の情報交換とか、どうかしら?(と眼鏡をくいっとあげつつ) -- ムァン
- (//老犬だから最近車椅子の訓練中だけどね!)
できるだけ匂いの少ない奴を使ってたつもりだが、やっぱりわかる奴にはわかるもんだねぇ(相手が自分を殺しに来た場合こんなやりとりはない、と割り切って相手がある程度安全だと判断した) ライツだ、冒険者で、本業は、まあ言わなくてもわかるだろうが、そっち方面だな?(肩を竦め)情報っても俺も自分の書に関してあまり詳しいわけじゃないからなぁ、なんせ暗号化されてる奴なもんでね -- ライツ
- (//せつない 前にうちで飼ってた犬は19年生きたよ…大切にしてやってほしい)
鼻はよく利くの。別に闘おうとかそういうんじゃないから、肩の力を抜いてくれると嬉しいわ(相手の心理を読んだかのような台詞を続けて) 冒険者は私も同じよ、よろしくね同業者さん。あら…暗号化、そういう魔導書もあるのね(よかったら御茶でも、と近くの喫茶店を指さして。割とよくムァンが通っている、ケンタウロスでもセーフな店だ) 魔導書のうわさが最近流れてるじゃない?私、いろんなことに首を突っ込みたくなる性分なのよ。私が先月契約した魔導書は…そうね、一言で言えば専属メイドみたいな感じかしら。男の子なんだけどね。 -- ムァン
- (//長生きだなぁ、その分お別れが辛そうだ……)
そりゃ、ありがたいね、何分殺される理由が山の様にあるものでね どっちかと言えば魔導書じゃなく技術を伝えるための物って幹事だがな、色々な種族が居るとは思っていたが、身近に美人の獣人が居るのは俺としては嬉しいものだね(普段通りの金欠なので安いコーヒーだけ注文する) ちょくちょく見かけるようにはなってるな、うちもどっちかと言えば本業無視して家政婦状態だなぁ……男のメイドってのは、まああれだな、この街だとそう珍しい気がしてこないのが不思議だ うちのはぶっちゃけ、忍者だな、内容ものその術に関するものだ、暗号化されててほぼ読めんが -- ライツ
- (//自分が生まれる前から生きてて17歳の時にお別れしましてな…毎日散歩言ってたんだけど死ぬ前日はなんでかリードつけても座ったままでな…切ない。)
殺される理由があるのに生き延びてるあたり、凄腕なのかしらね?(と眼鏡をくいっ)技術の伝承のための本…ふむ。興味深いわ (奢る程度の金はあるけど相手のメンツが立たないだろうと同じものを頼んで)獣人の美人はレアだけど、この街ならかなり多いわよ?私の古い知り合いもそういう人、多かったしね。(狐耳の金髪の巫女とかね、と懐かしむように言いつつ) ふふ、便利に使っちゃってるようね、お互い。(うちのこは可愛いから似合うわよメイド服、と楽しそうに)…忍者、かぁ。なんとまぁ、それは(旧友に忍者も多いが流石に魔導書の忍者は初耳だった) 面白いわね…どんなことが記されてるのかしらね。東国の文字なら私もある程度読めるけど…そういうレベルの暗号ってわけじゃなさそうね(コーヒーに口に付けて) で、ライツさんはその魔導書で…何する予定なのかしら?暗号を解読してニンジャソウルでも憑依したり?(と半分冗談、半分踏み込む形での質問を投げかける) -- ムァン
- (//切ない、大ダメージ!でもうちの犬は結構代替わりしている……)
と言うよりあまり顔を覚えられない方の人相らしい、服を変えれば結構紛れ込めるんだ(だからこそ普段は派手な赤ジャケットを好む、仕事着とのギャップを大きくする為) まあ確かにな、俺の書に付属してる守護者も狐の獣人だった、幸いこれもまた美人だが、獣人のオバサン連中はパワフルすぎていかんな……(安売りの食品を買うのに碌な目にあっていない) 性格からして荒事が向かないタイプみたいでね、技術は確かだから信頼はできるんだが、ああ、そっちの方向の男の娘って奴か…… 俺も文字なら読めるが、完全に配列パターンから変えてある暗号だな、ご丁寧に1ページごとに違う書式ときたもんだ、それだけ面倒くさい術を書いてるってのもわかるが さて、仕事に役立てれるならそれはそれでいいんだが、実際の所偶然入手した物なんでね、深くは考えていない(肩を竦め正直に話す、嘘を言っても大して差の無い回答になると言う判断だった) -- ライツ
- (//流石に青春時代を共に過ごした相手が死ぬとその後ペットを飼うことはなくなったよ…いいんだ 大切にしてやってほしい)
特徴のない顔、というのも武器になるのかしらね。匂いが特徴的だから、私はすぐに覚えちゃいそうだけど(血と硝煙の匂い。戦場にいた昔を思い出す) 狐の獣人で美人…なんだか知り合いな気がしてきた…気のせいだろうけど(GL部で共に過ごした長寿の狐人の笑顔が脳裏をよぎる)…まぁ、そうね。人のこと言えないけど、暇を持て余してるから、私たち。 偶然見つけた未契約の魔導書がそういうのだったって話よ(まぁ可愛いのはその通りだけど、とつなげて)んー…そこまで隠されてると、逆に興味引かれるわね。今度読ませて…いや、会わせてほしいものだわ。 (嘘はついてないと判断)そうなの。なんていうか、すごく人間らしいわ(褒め言葉のようだ)魔導書さんと仲良くしてあげれば解読してくれたりするかもね? (その後、他愛のない会話をし…)…いろいろお話有難うね、ライツさん。楽しいひと時を過ごせたわ。魔導書さんの方も今度会ってみようかしらね(匂いでたどれるし、と) じゃあまた。マスター同士、仲良くやりましょう(テーブルに自分のコーヒーの分の代金を置いて、店を去って行った) -- ムァン
- (//暫く飼ってない時期もあったけど居ると居ないとじゃやっぱり生活が違ってて、ありがたいけどお別れが辛い!)
その辺も誤魔化す方法はあるって言えばあるんだが、金が掛かりすぎるってのが難点でね……(香水、火薬を使わない銃、等色々手段はあるが、残念ながら購入できる資金は無かった) 可能性は無いってわけじゃないだろうが、まあ別人だろうな、書の守護者に選ばれて相当な時間が経過しているようだった(少なくともその書を作った里がどこにあったかすら分からない程度には古い、と説明して) 偶然ってのは運命でもあると思っているから、そう言う流れが着てたんだろう、お互いにいい拾い物をしたと思いたいね ああ、それは構わんがね、俺としても解析は進めておきたい、使える物なら使うのが主義なんでね こちらこそムァン、いい時間だった、今度は奢れる程度にはサイフを重くしておくさ(コーヒー代を支払うとほぼすっからかんになるサイフの重さに泣けてきたマダオだった) -- ライツ
- 消えても別に問題ないから試せるってのは楽だわなぁ -- ライツ
- マジ消えない、なんかこう、生きてる事に感謝したいな、しねーけど -- ライツ
- 報酬を受け取る→新装開店だったので報酬を増やそうと思う→気が付けば報酬が1/3に、おかしいな…… -- ライツ
- 20代をおじさんと呼ぶのは止めよう、お兄さんとの約束だ -- ライツ
|