MI蒔絵大地個人イベントページ
- 菊上臨海公園 --
- (ネイジュカシージの消えた公園にべしょりと座り込む)はぁ・・・はぁ・・・終わった・・・皆・・ありがとう・・・ -- 大地
- なあに友達の命がかかってたんです、かかる腐汁のひとつやふたつ……どってことありますが!(まじくっせえ!)
これで大地くんは自由の身で……かわいい怪異たちともお別れなんですよね!それだけ残念です!(たはー。シリアスな空気を飛ばすように笑うぞ!) -- 恒河沙
- (消えてゆく吸血鬼を眺め、静かに呟く)
お休み吸血鬼…せめてその心が安らかにあらん事を (短く溜息をつくと掌に宿った蒼い炎が消え、静かに手を降ろし) よくやったな大地(座り込んだ大地に声をかける。肩を貸すような真似はしない。なぜなら彼は既に男として認めた存在だから) ・・・さ、帰るか?周りに飛んでった怪異は・・・彼方達が粗方やったんだろ? (ここ以外の場所にいる『平坂会』のメンバーの事は信用しているが、掃討戦が必要かだけ一応聞いておく) -- 祇
- あいつを倒しても。(地面に降り立つと刃翼が消えて)
……私の戦いはまだ終わらん。人狼症の治療プロジェクトに参加し続ける。 だが。(蒔絵大地に微笑んで)よくやった、お前は男だ。(そう言って後始末───場の破壊跡を埋める仕事を始めた) -- アリシア
- よくやった(心の底からそう思う。本当によくやった、驚かされるほどに。この男は!)
手術の後から立て続けに、あれだけのことをやったんだ。今日はゆっくり休むといい。この後のことは、それからだ。 (飛び散った怪異は、何体かは彼方を始めとした怪異ハンターや退魔師が仕留めたと思うが……全てではあるまい) (それに始末をつける道を、きっと選ぶのだろうが 今はそのことを考えず、ゆっくりと心身を休めるべきだ) -- 静
- あはは・・・ありがとうございます(みんなに労われ、気恥ずかしそうに笑って)
(散って行った怪異達の話になれば)・・・前言を撤回します・・・多分・・終わってません 飛び散ったアイツら・・・多分・・彼方くんでも全部は倒せてない・・・きっと今は、どこかに身を潜めている・・・状況が落ち着くのを待って、怪異としての本分を果たすつもりだ ・・・あんなでも、僕の信頼してきた仲間です・・・アイツらが誰かを襲うなんて耐えられない・・・だから、ケリをつけます・・・何日かかっても、全部、倒す 多分、皆さんにも何度か力をお借りすると思います・・・(お願いしますと頭を下げた) -- 大地
- 勿論だ(断るわけもない。怪異を倒すのは仕事の内だが、仕事抜きでもこの件には力を貸す)
(乗り掛かった船だからという理由でもなく、ただ尊敬する男の頼みだから、その一点のみで) -- 静
- (氷室と蒔絵の言葉を聞いて小さく頷き)
OK、分かった。何れにしろ今すぐには無理って事だな なら、今日の所は帰るとして…大地オメー足有ったっけ? 必要なら乗せて帰ってやるけど(配慮して聞いておく) -- 祇
- いいだろう。人助けは私の……違うな。(ふ、と笑って)仲間を助けるのは、当然のことだ。 -- アリシア
- ・・・あし・・・(そういえば無いと気づく)あはは・・・一応、そこまで遠くはないんですけど・・・お願いします
そうだ・・・昨日丁度16になったんです・・僕も免許取ろうかな(なんて笑いつつついていくことにした) -- 大地
- あぁ……(露骨に暗い顔。やっぱりだめだったか……)
うぅん、いつかお別れになるとは思ってましたが……いえ、いいえ!当然お手伝いしますよ!お任せ下さい! 決してくらげちゃんやシルクちゃんみたいなかわいい子は助けたいなーなんて思ってませんよほんとですよ!(ほんと) まぁ今日のところは大地くんもお疲れでしょうし私もくさいですし……お疲れさまでした!また学校で!(足?背負って帰りましょうか?と言おうとして……自分がめちゃくさいことを思い出したのでやめた) -- 恒河沙
- 菊上臨海公園 --
- --
- (大地が名前を呼んだ・・・その瞬間、ネイジュカシージの体から間欠泉の様に魔力が吹き上がる)
(一体これまでどれだけの人の人生を踏みにじってきたのか・・・絶え間なくあふれ出る魔力は怨嗟すら伴っている・・・されど)
──あぁぁあぁあぁ!!・・なにっ・・なによこれ!!?何したのよアンタ!?──
(クルーホークスからネイジュカシージに存在が繋ぎ変わる中心、魔力が湧きだす中心、彼女の要、一番弱い所に置かれた大怪異の骨が、触媒の作用を果たして彼女の力を湧き出た端から歪め、狂わせてしまう) (通常であれば狂い、力を高める骨だが・・・置く場所があまりに致命的すぎたのだ)
──まってっ・・いや!・・・辞めて!まだ何の準備も出来てないのにこんなっ・・ワタ・・シ・・・ノォォ──
(制御できず、肥大化していく体が伸びあがる端から捩じれて崩れ、溶けて吐き気を催す様な悪臭を放つ・・・シルエットは崩れ、白かった体はどす黒く染まりもはや見る影もない・・・) (巨大な、かろうじて人の様な形がうかがえる、醜いヘドロの怪物・・それ以外の形容は浮かばないだろう)
──チガウ!!・・・コンナノ・・チガウゥゥ!!!──
(吹き上がる魔力流に転がされる)「ぐぅっ・・・っは・・・はぁ・・・」 (起き上がり、見据えると・・・猫忍者から受け取った銃、ネブカドネザルを構える)「よく似合ってるじゃないか、この化け物っ」(放たれた精神力の弾丸が、過たずネイジュカシージに突き刺さる)
(真名を呼ばれた事で今は彼女の本質に近い、攻撃が届く・・・魔力の暴走と動揺で先ほどまでの手品も使えない、反撃開始だ)
──嫌ヨコンナノ!!・・コンナッ出来損ナイノ三文芝居ニ・・私ノ名前ヲ使ワナイデ!!── ──イメージガアルノヨッ!!・・・私ハ・・本当ノ私ハ・・コンナノジャナイ!!私ノイメージヲ 汚サナイデェェェ!!──
(叫び、悶えながら皆に向かってその肥大化した腕を叩きつけてくる) --
- ……(北海道、と聞くと眉が釣り上がるが)……(腕組したままじっと眺めている。とても楽しそうな白いやつを。とてもとてもとても……調子こいてる奴を)
うん……うん。まぁ確かに北海道のお父さんお母さんたーくんれんくんに手を出したらタダじゃおきませんが……(くふっ) くふふふ!まぁいいです!!だって貴女じゃ無理ですから!あははははは!!!(大地が身じろぎしたときから…目線を吸血鬼から離さないまま注意を向けていた。なにかしようとしていたのはわかるから) (友達がなにかしようとしているなら。私にできるのは……あのイキりの気を引くこと、大地くんから気をそらす事!さっきまでの発言に内容なんてなかったのだ!!) いやぁ笑ってすいません!でもいいですよね、貴女も私達のこと嗤いましたし!お互い様の貸し借りなしってことで!!(振りかざされる巨大な腕。……うん、腕だね。でかいね) せーの……よいしょぉ!!(受け止める!優に人の背丈ほどの太さはある腐肉のような何かでできた腕を!) 貴女が怪物なら私は超人!です!こんなもん……どーってこと!なーし!!(巨大な腕を肩に担ぎ……引っこ抜くようにぶん投げた!これはまさしくジュードーで言うところの一本背負い!!) -- 恒河沙
- お前は、大地を嘗めた。
全能感に溺れて、蟻とみなした人間の一刺しを警戒しなかった。 それが致命的なものになることも知らずに。――大地が立てた計画の上で踊ってしまった。全部、お前が見下した存在の、掌の上だったんだよ。 覚悟はいいか?力も姿も何もかもを失い、今から滅ぼされる覚悟は。 (身体強化、火炎属性付与、多層霊力障壁、同時起動――) (灼熱の拳が、肥大化した腕と真正面からぶつかり合い)爆ぜろ(爆圧で吹き飛ばす!!) -- 静
- (正直に言えば。一言目で、千透の堪忍袋は爆ぜていた。何があっても目の前のコイツだけは殺すと。そう決意していた)
(だが、その怒りを表情だけで押さえたのは、迫る大地の姿。俺の信頼する生徒が、信用たる男が。起死回生を策としていれば、己の怒りは我慢できた。溜められた) (しかして突き刺さる骨、ネイジュカシージの体から噴き出す、漏れた魔力を)……(【吸精の魔眼】で若干吸収し、浄化し、己が力へと変えていく) (神の眼。掛け値無しに浄化の力を構えるその千里眼は、醜悪な魔力も浄化の上で支配下に置く)……よくやった、大地……(その声は驚くほど低く) (大地の反撃が、攻撃が届いた。それを視る。今ならあいつは攻撃を飛ばすことができないと分かった瞬間に) くたばれカスが (溜めた魔力を、浄化の力に変えて放った 種や仕掛けなどない、今度は純粋に浄化の力を魔眼から放つ。その速度は光に追いつき、そして敵の体を貫かない 体内にとどまり浄化の力を吐き散らす) (平坂会で、姦姦蛇螺に放った一閃。それを、膨大な魔力量で再現した クソみたいな魔には、こいつが一番効く…!) (敵の巨碗による攻撃は…?そんな、ありふれた攻撃など。この間広瀬と戦ったときにも見たし、平坂会でも見た。つまり、味方が止めてくれると分かっている) -- 千透
- (伊上の名を出されれば、表情を歪めていたが)
(趨勢が決まれば、高らかに笑う) よくやった、蒔絵大地。(不滅を滅するケイオスマター製の刃を振りかざし) 不滅殺し、と言うと何を想像する?(肥大化したヘドロの腕を俊敏に回避しながら) 私が考えるのはこれだ。(千透に振り下ろされた腕の末端部位を弾き、斬りつける)存在級位を傷つける力。 毛筋ほどでもこの刃に傷をつけられた怪異は、世界への影響力を失っていく。 この時点でお前の勝ちはもうない。(両手と刃翼を広げて)何を喰らおうが、何をしようが。 私以外に治すことのできない傷から力を失うだけ。ベルゼバブの庭へようこそ。 私に頭を垂れろ。下げる頭があるならな!! -- アリシア
- (先ほどまで強がりで笑っていたが、ネイジュカシージの言葉を聞くと表情が消え、目つきが変わる)
ライン超えたぞテメー…(口調は静かだが、その目は何時に無く怒りをみなぎらせている) (その怒りを爆発させようか、といった所で蒔絵が吸血鬼の胸を貫くのを見て) おせーぞ、あともうちょいで俺がやっちまうとこだったわ (言って、冷静さを取り戻すために、二度・三度息を吐く) ・・・吸血鬼。オメーはこの世に存在しちゃいけねー存在だってのは分かった 今回の主役は大地だからな、トドメはアイツにくれてやるとするが… ・・・言った言葉の分だけテメーに痛みをくれてる(指を噛み切り血潮を飲み込む) 『隠形鬼』『鵺』『広目天』彼の敵を討て (己が内の『怪異』を呼び、静かに掲げた指先をネイジュカシージへと向ける) (瞬間ネイジュカシージの足元にわだかまった影が杭となって噴出し、刺し貫く様に向かい) (加えて天からの落雷。最後に再び地面から炎が上がる) -- 祇
- 「お待たせしました」(祇に・・・皆に笑って応える)
「お前とはずっと呪いで繋がってた・・・接触して確信した、今なら分かる」 「動揺して、僕たちに勝とうとしたな・・・お前は弱い者いじめしかできないクソ野郎だ!」 「どういう縛りか知らないけど・・・強い人には本気でぶつからないで、何の力もない人たちにしか牙をむかないから、お前はその力を得ていたんだ」
(ネイジュカシージから急速に力が失われていく)
──黙ッテ!!大体・・ナンデアンタガ・・・ソンナ強イ運命ヲ持ッテイルノヨ!!・・・前マデ・・・ソンナコトナカッタノニ!!・・私ノ方ガ・・愛サレテタノニ!!──
(訳の分からない事をのたまいながら大地にも腕を振るって)
「・・っぐ(それを剣で防ぎ、吹っ飛ばされながらも闘志は揺るがない)」
(恒河沙が腕を掴み、ぶん投げる仕草!ヘドロががくんと揺れ、崩れ・・されどヘドロなので容易くぐちゃりと腕のほうがもげてしまう!べしょりと飛び散り悪臭がまき散らされて) ──アァァ・・痛イ・・・痛イィィイィ!!?──
(反対の腕に静の灼熱の拳がかち合う!炸裂し、勢いに容易く負けて片腕が吹き飛ぶ・・) ──アツイィィイ!?──
(千透の浄化の魔力が体内ではじけ体が大きくそがれる・・・それはまるで彼女が今まで啜ってきた人々の想いおも注いでいるかのようで) ──ヒドイ!!ナンデ・・・ナンデコンナ・・・ァアアァァ!──
(ずるりとさらに腕が生え、伸びて千透を押しつぶそうとした所をアリシアの刃が触れる・・・終わりだ、徐々に崩れ去っていく) ──アァアァリスッゥウウウゥ!!!──
(祇の攻撃が、3体の強大な怪異の影が、雷が、炎が打ち据えていく) ──痛イィイイィ・・ナンデ・・・ナンデコンナニ・・イタイノォォ!!!
(吸血鬼は生きぎたなくも踏みとどまる・・・不滅を滅する力で崩壊しつつも、膨大すぎる存在ゆえにまだ猶予があるのだ)
──待ッテ・・・ネェマッテ・・・私・・全然本気ダセテナイ・・・コンナノ・・ダサイザコ怪異ト同ジジャナイ・・・コンナノ私ジャナイ!!!コンナ死ニ方・・イヤァァア!!──
(叫び、巨体を生かして突進してくる) --
- (浄化の力を受けてもまだ、息の根がある。そうとうな生き汚さだ…これが永劫の時を生きてなお学ばなかった愚か者の末路か)
(もっとも、同情するような事象もない。クソ野郎はクソ野郎のまま……己がどれだけ哀れな存在であったかを認識させたうえで、亡びればいい) (滅びの一手は大地がやる) (ならば、俺はこいつに死ぬ前に絶望を与えてやる必要がある) (突進してきた。正確に、俺らのほうをめがけて。ということは、こいつには周囲を視る力があるという事 視覚がまだ生きているという事) (であれば、魔眼の領域だ)……自分の姿を視てみろ、吸血鬼。(【共有の魔眼】【俯瞰視】発動) (醜悪な怪物の全景を、ライブカメラのように複数の視点から写す…その光景を、無理矢理吸血鬼の視界に映し出す) (お前が今、どれだけ醜悪な存在になっているか………しっかりと自覚してから、亡びろ) -- 千透
- (選んだ術式は、浄化の力を籠めた炎の鎖)
(巨体を束縛し拘束し、熱による苦しみを与えながら、その突進を止めてしまう) (決戦術式も、浄灼術式も。この存在を滅ぼすための強力な術式は、もはや振るう必要が無かった) 止めは任せる。 (信頼する後輩に、自らの運命を乗り越えるべき者に、なお戦うことを選んだ男に。決着を託した) -- 静
- ・・・悲しい奴だな(今まで口にするのも憚れるほどの悪行を重ねた怪異)
(しかし、孤独に生き、今まさに一人で滅びゆく者に対し憐れみの言葉を口にして) わりーな、だからって許す訳にも行かねーんだ ・・・四凶が一『饕餮』(訃報を告げるように己が内に住む怪異の名前を宣言する) 持ってけ大地(あげた掌から蒼い炎が立ちのぼり、立ち上がった一人の男に託すように手を伸ばす) -- 祇
- (相手の突進に回避はしない、因果は定まった)
無様だな、吸血鬼。(手のひらを真上に向ける)『杭となりし女、発火する皿の上で小さな欠片を握るだろう』 予言は当たったか? 今度、会うことがあれば………(頭上に黒球が生み出される)答えを聞かせろ、なぁ? ケイオスレギオン!!(理の超越とも呼べる破滅を切り取ったかのようなエネルギーを秘めたそれを相手にぶつける) ───蒔絵大地ッ!!(そしてその名を呼ぶ) -- アリシア
- \ぶっちぃ/の゛わ゛ー!?くさい汁がどばーっと出てきましたー!!(体中ネイシュカ汁まみれだ!!)
うぅ最悪です……臭くて脆くて……しかも弱い!!つい先日友達のお母さんと戦いましたが!あの人はもっともっと強くしつこく!確固たる「己」がありました!! だいたいなんですかあなたさっきから「こんなの私じゃない」とか「まだ本気出してないだけ」とか! 私の言いたいことはだいたい大地くんが言ってくれました!要するにあなた戦場に立ってないんです!! 戦いとはわかり合うこと!めぐちゃんのお母さんは…ちょっと形を間違えてましたが!娘さんをとても愛してるの!が!戦ってわかりました! なので今!私のことを教えてあげます!あなたのことも教えて下さい!!(振りかぶった右腕にばちばちと電気のような光が走る。あれこそは多々良恒河沙必殺の構え!) 恒河沙マグネティック……ショックウェイブ!!(光をまとった腕を地面に叩きつけると、光の柱が立ち上り突進してくるネイシュカえーと……腐肉を飲み込む!地場を収束した重力エネルギーの奔流だ!!) まぁ……本当にわかりあうべきなのは私とじゃあないですね!(ショックウェイブは殺す技ではない、押し付け留める技!) 大地くん!(ぐっとサムズアップ)わからせてあげてください!! -- 恒河沙
- 「死に抗ったな!お前の異常な不滅性は、死を大人しく受け入れるからこそ得られていた物だった筈だ!それも縛りだったろうに!」
(ネイジュカシージからさらに力が失われる・・・かつての得体の知れなさはもはや微塵もない)
──ヒドイ・・・ズット・・・ズット一緒ニヤッテキタジャナイ!!ソレナノニ今ニナッテ見放スノ!?コイツニ乗リ換エルノ!?私ハアンタノおもちゃジャナイノ!!生キテイルノヨ!ココニ!!── (空に向かって叫ぶ、錯乱している・・・それ以外に言い表す言葉はない)
(突進するネイジュカシージに千透の魔眼が発動し、今の己の姿を見せつけられる!が止まらないもう何が何だかわかっていないのだ)
(静の炎の拘束がネイジュカシージの体を焼きとどめる!) ──ヤダァアァァ!!アツ・・アツィィイイィ!!──
──アリスゥウウウゥウ!アンt――!!っ──(応える余裕などあろう筈もない、答えられず暴力に訴えるも・・・ならばいらないなとばかりにその減らず口を吹き飛ばされる)
(ここで漸く、ネイジュカシージは己の視界に映る物の正体を悟る) ──嘘・・嘘ヨコンナノ・・・ダメ・・ダメダメダメ!!チガウ!私ハ・・・モット・・・──
(動揺し、動けないでいる所に恒河沙の重力の奔流が襲い、その体をぐしゃぐしゃに潰していく)
「ありがとう・・・祇先輩(手にした剣、ブルトガングに青い炎を纏わせた大地は・・・されど動かなかった)」
(ネイジュカシージの体が崩壊していく・・・小さく、矮小な怪異となり果てながらぼろぼろと消えていく・・そうしながらもわずかに理性を取り戻して) 「は・・はは・・・いいわ・・これでいいの・・・私の連続性は失われるけど・・・私の残した物語は残っているもの・・・あなた達が抱いた負の感情があるもの・・・」 「いつか必ず・・また別の『私』が生まれる・・・そいつはきっと、あなた達の家族や友達、子や孫を殺してこう囁くの・・・「あんたのせいだ」って・・・ふふ・・違っていても『私』だもの・・信じているわ」
(倒れ伏したまま力なく笑う・・・そんな、ようやく言葉を交わせるようになった化け物に)
「君に、一つ言っておく事がある」
(剣を手にした大地が歩み寄る)
「僕は君が嫌いだ・・・石を埋め込まれたし、楽しみにしてた高校生活を滅茶苦茶にされて、何度も殺されかけた」 「何より、僕の大切な仲間たちを傷つけて、侮辱した・・・絶対に許さない」 「・・・でも・・君が石を埋め込んだから、僕は皆と仲間になれた・・強くなれた・・・かけがえのない体験ができた・・・何の力もないままだったら、きっと今みたいにはなれなかったと思う」 「だから・・・その点だけは認める・・・ありがとう」(剣を振り下ろす)
(怪異は・・笑い飛ばす事が出来なかった) 「・・・は・・はっ・・・なによ・・それ・・・」 (人に嫌われ、憎まれ、疎まれる事をアイデンティティとしてきた怪異の、根底がゆらぐ) (剣が突きたち、完全に体が消え去る)「莫迦じゃないの・・・」(絶望した声を漏らしながら、ネイジュカシージは滅された) --
- 観戦席(被害ないよ言いたい放題できるよ) --
- (ぽろぽろと涙を零し始めるナンシー)
【ああ そっかぁ…】 ナンジ シヲワスレルコト ナカレ -- ナンシー
- …さようなら。(寂しくなるな…心よりの同情はそれを望まない者にとって最大の屈辱となるか?それを知る由などないが…それでも。)
【明日は我が身、死を忘れるな。…とも言いますね。】(そしてすぐおどけて -- D.D.
- (ぽろろぽろと涙を零したままに)
キミニハオヤスミガヒツヨウナヨウダ シュウエンノトキ マクヒキハイツモ モノガナシイ -- ナンシー
- フロック君、それがキミの…(愛憎入り混じる、憎しみと愛情は紙一重、愛の表と裏…その様は…)
美しい。(一人ではエゴの押し付け、醜いそれも、二人でならば美しく…眩しく…陳腐であろうとそう表現する。) -- D.D.
- 町の外れ --
- へっ、これでも場数はまあまあ踏んでるんッス………なに!(ふらりとした足取りの人間。声とは違い、露骨に妨害をするように割り込んでくる)
くっ……!(足を止めざるを得ない。操られているだけの人間を巻き込むわけにはいかない。びき、と額に血管が浮く) 汚ねぇッスよこの糞吸血鬼!(頭に血が上りそうになるも、無理やり一つ長い息をつく。冷静に、合理的に判断するのだ、と) (重合金属繊維で作られたワイヤーロープを、ポーチから取り出して構え…先端の重しを使い、鞭のように投げて通行人を縛り上げ無力化しようとする) -- 彼方
- (彼方がロープを使って通行人を縛ろうとする・・・しかしその間も、怪異は活動を続けている)
(皮肉にも彼方と怪異で挟み撃ちにする・・・そんな状況に吸血鬼が高らかに嗤って) ・・・・はぇ!?(そんな素っ頓狂な声を漏らすと)やだ・・ちょ!!?待っ(ばんっと激しい音と共にかき消えた) (今がチャンスだ) --
- (耳につく高笑いを尻目に、後手後手に回ってしまっているのを感じる。まるで誰かの脚本の上で踊らされているように)
(怪異が迫る。それでも、出来ることを、するしかない。異能はヘタに使えない。場合によっては、自身の身を盾にでもせざるを得ないと思考している、その最中…) ……ん!?(妙な声が聞こえた。そちらを確認すれば…弾けるような音と共に吸血鬼が消える)……やっぱ、おまえさんは男ッスよ、大地!!(楽しげに笑う。こうなればこっちのものだ) せらぁ!(『←』通行人を縛るのに使ったワイヤーロープを、今度は異能を使って操作し撃ち出し、怪異を縛り行動不能にせんと飛ばす) (大地たちが吸血鬼に何らかのダメージを与えたのだとしても、飛び散った怪異はそうはいくまい。倒すよりも被害を出させないように、素早く止めねば、と) -- 彼方
- 菊上臨海公園 --
- --
- (菊上臨海公園)
皆さん・・・今日は集まっていただいてありがとうございます(するべき説明は全て済ませてある・・・改めて皆にお礼を言って頭を下げる) 僕から石を取ったとしても、あの吸血鬼は必ず現れる・・・そして石を回収して、また別の土地で別の誰かに埋めてしまう あんな事繰り返しちゃいけない、アイツは、普段はすぐどこかに消えちゃうけど・・・でも多分、何とか出来る・・・その方法が分かったんです 石を取った後僕は暫く動けないと思いますけど・・・その代わりアイツの注意からは外れます・・アイツは絶対自分から逃げたりしないので、合図を送るまで、注意を引き付けておいて欲しいんです -- 大地
- (広くて、爆発物を安全に爆破処理できる場所。様々検討した結果、場所は菊上区。人払いした臨海公園で行うことにした)
(爆弾となる月の石は、摘出後空中へ放り投げる想定である) (何やら物々しい装束を羽織り、程よく緊張した表情を浮かべている) (段取りは諸々頭に入っているので、軽く頷くに留めた) -- 静
- (すでに説明は受けているので、細かい事は聞かずにいたが、それでも気になる事を口にする)
OK足止めね…そりゃやれるだけはやるけど マジでやんだな?…オメーのそれ、取っちまっていいかは今更どうこう言う気はねーけど それ、取って死ぬ…なんて事だけはねーように頼むわ (別段気負った様子はない、今は自分よりは蒔絵の事の方が心配だと気にしているぐらいだ) -- 祇
- (公園内禁煙。のため、今日は既に吸い溜めしてきている 大地の話を受け、集まった一人だ)…あのクソ吸血鬼が来るか…とっとと引導を渡してやりたいもんだ。
若干だが、俺の眼にも執着を見せていた面もあった。やれることはやるさ。…あとは大地の判断に任せる(己の道を選んだ男として、信頼しているからこその言葉) -- 千透
- なあにお任せ下さい!騒ぐのと暴れるのはとても得意!です!私に釘付けにしてやりますとも!(確かな実績と信頼がある!!) -- 恒河沙
- (腕組みをして)構わん。あいつには怨恨がある。
できる限り協力をしよう。 -- アリシア
- (祇をみて、微笑む)大丈夫です・・・死なない為にとるんですから・・・(ぐっと、決意を新たにするように胸を掴んで)
・・・先生・・ありがとうございます・・・(信頼されている・・・その事をひしひしと感じながら、何としても応えてみせると頷いて) ふふ・・・多々良さんがいてくれると心強いよ(彼女の明るさにはいつも救われていた) (アリシアを見る・・・短い言葉には短く、されどはっきりと応える)はいっ (改めて静に向き直って)お願いします・・・氷室先輩(後は彼の指示に従って) -- 大地
- 手術着代わりだ。これを着ろ。そしてここに寝る。念のため、皆は離れてくれ
(大地には和式の装束を着せる。術的加工を施した手製の対爆対瘴気防護服) (自分も同様の装束を着ながら、上からさらに術式の精密性を高める礼装を装備していた。これから実行するのはそれだけの対策が必要な、繊細な作業だった) (体が痛くないよう、市販のキャンピングマットの上に寝かせて) (大地の覚悟が決まれば始める算段になっていた。それを待って――) それじゃあ今から、石を摘出する。『月の石』切除術、執刀開始だ(取り扱うのは滅菌された手術器具、というわけでは勿論無い) (魂や霊的物質に干渉する、あくまで形而上的なものである) (霊力の鉗子と小規模結界で月の石を速やかに固定。雑に括り付けている紐上の霊的物質を排除する) (ここまではよし。ここからが問題だ。このまま強引に引き剥がすと安定性が崩れて爆発する) (それは月の石の内部に蓄えられた負の力と、大地の魂が持つ正の力が互いに接触することで均衡を保っているためで) (そこでもう一つ、正の力を持つものを用意した。それは) (氷室静自身の、魂) (己自身の魂に多重に対瘴気防護を施した上で、月の石を掴み) (固定に使っていた小規模結界を操作して、月の石内部に蓄えられた怪異や瘴気が漏れ出そうとしている『口』を大地の側から己の側へ向ける) (これで月の石が、その安定性を氷室静自身の魂に寄り掛かる形に変える) (色濃い瘴気が霊的防護越しに己の魂に触れるのを感じて、胸が悪くなる。だが、集中は切らさない) (その後、大地と怪異との間に結ばれた霊的契約を整理する。強力だが単純な契約だ。この状態であれば書き換えるのも訳は無い) (契約を月の石と紐づける。その持ち主に従うように。その瞬間、ずしりと。己の魂に負荷が及んだのを感じる――今、月の石の持ち主は半分静だ。取り出した後は、すべて静になる) (そして、静が月の石を手放し、所有者が空白になった瞬間、怪異は自由になる。月の石から解放される、爆発的な陰気の放出が齎す破壊的な衝撃の元に全てが滅び去る) 取るぞ。動くなよ (そのまま右腕を引き出す。月の石が、摘出された) (まだ爆発はしない) (魂に掛かる不浄な負荷で、更に吐き気と眩暈がしたが――耐える) (月の石を魂で掴んだその状態で、組み上げて待機状態にしてあった封印の術式を幾重にも掛ける) (内圧で封印が破裂するまで数秒。その数秒だけ持てばいい) (これで仕上げだ。後は静が月の石を手放すだけ 簡易に封印したそれを、思い切り空へとぶん投げる!!) (強化された膂力で放たれたそれは、青天を突き抜けるように、秋の空を飛んで行く) (しばしの間を開けて、爆発(それ)は起こるだろう) -- 静
- (施術中大地の意識は殆どなかった・・・呼びかけにも応える力はなく・・そのまま・・石は、抜き取られた!)
(上空に打ちあげられた月の石・・・それが蓄えていた強力な陰気・・・) (月の石の強い力と大地との繋がりの二つの力で繋ぎ止められていた負のエネルギーは、そのバランスが崩壊した事により一気に解放、爆発を起こす) (飛び散る負のエネルギーは、通常の怪異を倒した時動揺自然と拡散、消えていく事だろう) (そして大地がこれまで仲間にし、名づけ、使役してきた怪異達も・・・)
「あら、それは駄目よ」
(唐突に声が響く)
(怪異達を封じ込め、吹き飛ばすはずだった封印が・・・てんで違う、海の方に展開されてしまう) (静の術に不備があったのではない・・・異能や魔術の働きかける場所が、操作されている) (それは例えるならば・・・電線を伝って電流が流れてくるとして、その電流を直接防ぐのではなく、電線の繋がっている場所を繋ぎ変えてしまっているような・・・そんな現象、魔性の術) (遮るものがなくなった事で、大地がこれまで名づけ、使役してきた怪異達が・・・月に惹かれ、月に従い、月の力を得て唯の雑怪には収まれなくなった者たちが、呪縛から解き放たれ町へと還って行ってしまう)
「たーまやー♪・・・せっかく解放されたのだもの・・・自由にしてあげましょう?」
(巨大な飛膜翼を広げて空に浮かぶ白い吸血鬼、その手には月の石が握られていた・・・彼女は石をまじまじと見て)
「随分縮んじゃった・・・仕方ないわね、形が残っただけ良しとしましょう」
(そんな風に呟きながら降りてくる) -- 白い吸血鬼
- (理想を言えば、怪異に契約が破棄された瞬間自壊するよう命令を与えればよかったのだろう)
(だが、月の石により魂に掛かる負荷は予想以上。そうすべき余裕は無かった) (結果として、怪異達が街に解き放たれることになったことに。苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべる) これほどの干渉力とはな……怪異(睨みつける。霊的手術で消耗した気力や精神力がまだ回復していないが――戦う用意はある) -- 静
- この異常な状況下であの男……なんという指さばき……!!(ていうか素手で摘出するんです!?と思いつつ固唾を呑んでギュッ……していたが)
むむっ、出ましたね諸悪の根源!!はじめまして蒔絵くん……大地くんの友人Aです! 突然ですが貴女その石埋めっぱなしだと大地くんが死ぬかしにかけることわかってましたか!?(今そんな入り口の質問するの!?) -- 恒河沙
- ………はぁ。(溜息をつくと、空にふわりと浮かび上がる)
(こいつに多くの言葉は必要ない、背中側に刃を幾重にも折り重ねたような刃翼が生える) (必要なのは、こいつへの滅びのみ) -- アリシア
- (静の術式は見事だった。魔眼で魔力などの流れを見ていたが……詳しくはない俺でも、隙のない施術に見えた)
(しかし、やはり予測すべきは)クルー…!!(こいつだった。魔眼も捻じ曲げられていたのか…接近には気づけず、怪異のバラマキを許してしまった)クソが…! (だが、吸血鬼の着地は許さない 魔眼から、超高速の魔力の奔流を放つ。いわゆる魔眼ビームと呼ばれるそれ、威力は日々向上している…頭の一つや二つは撃ち抜けるだろう もっとも)これで死ぬとは思わねぇが…! -- 千透
- 足止め。足止めだな…やれんのか?(彼我の力量差を感じ取り冷や汗を流し)
オメーならやれんのか?行くぞ『饕餮』(親指を食い破り血潮を飲み込むと掌から炎が噴出する。戦う準備はできた) -- 祇
- 「(恒河沙を見るとまるで意に介した風もなく朗らかに微笑んで「はじめまして」と応える)えぇ、それが前提の実験だったのだもの・・・マヨネーズをね、作りたかったの・・・卵を使って、50年くらいかけてお酢と油を混ぜ合わせるのよ」
「思い通りの調味料が出来るかは分からなかったし、失敗しても良いかなーって位の気持ちで始めた事だったのだけれど・・・それでもこんな序盤で失敗すると残念な物ね・・・」
(ため息を吐き・・・体から出ているオーラめいた魔力が蠢けば、千透の放ったビームも祇の炎も、海の方へと向きを変えさせてしまう)
「相変わらず呪いのかけ方が素直で素敵ねせんせ?でも私は、魅了の方が好きだったわ」 「で・・・そっちの貴方は・・・(祇を見て)・・・あぁ、人に憑りついた・・・災難よね貴方達、どっちも(祇と饕餮、その両方を見てくすくす嗤ってる)」(降り立ち、微笑む)
「安心して?あなた達に怒っている訳じゃないの・・・お友達を助ける為に頑張る、その姿はとても美しいもの」 「だからこれは、簡単に取れちゃう様にした私の落ち度・・・次はもっと丁寧にやるわ」
(そこで一度言葉を区切り、「でも・・・」と呟く、声色にいら立ちが混じりだすと浮いているアリシアを見る)
貴女は別よ、アリス・アンダーソン・・・あぁ、今はアリシアだったっけ?(はんっと嗤う) 「貴女が現れてから1年よ?たったの1年で、大事な仕込みが3つもダメになっちゃった」(3つよみっつ!と強調し) 「沼の龍は微妙だったからまぁいいけど、人狼症はちょっと小腹が空いた時とか気軽にパンデミックを起こせてオヤツにちょうどよかったのに」 「で、今度は月の石?・・・植え直せばいい話だけど、こうも立て続けじゃぁ流石に苛立ちもするわ・・・」 「人間ごっこするのは勝手だけど、私はご飯の準備をしなきゃいけないんだから、邪魔しないで欲しいわ」 --
- けっ(ビームが通じる、これで勝てるとは微塵も思っていなかったが。これだけ軽やかにいなされれば、反吐の一つも出ようというもの)
魅了の魔眼もお前にかけても何も変わらねぇだろうが…効いてるくせによ。お前は人のふりして人間のことを求めるくせに、人間の心情を理解できねぇからそうやって何度も試してるんだ。 (アリシアに吐かれる暴言を聞きながら)人間ごっこか、は。わかってねぇな本当に。…それが怪異だろうと人間だろうとな、人に対する想い一つでいくらでも社会性ってのははぐくまれるんだよ。 クルー。白い吸血鬼。お前はわかったふりして、全能のふりをして人をコントロールしようとしているが…その実、何にも理解できてねぇ。俺から見れば手前ェのほうが道化だ。やってることがバカらしすぎてな。 お前が誰も理解しようとしないから、誰もお前を理解しない。誰もお前を愛さない。お前は…………異物なんだよ。この世界の(攻撃で…気を引けないなら、口で。…なんて高尚な理由ではない。ただ、この女があまりにも人間を馬鹿にするので腹が立っているだけだ) -- 千透
- (炎を曲げられギョッとした顔をする。自分の放った炎を容易く偏向した奴は『窮奇』一体だけ)
(少なくとも同等、殆ど力を使った様子もない所を見るにそれ以上かと感じ取り) とんでもねー化け物だな…蒔絵、お前こんなの相手にしてたんかよ (思わず恐怖を感じて、蒔絵に視線を飛ばす、未だ動く様子のない彼を目に) 早く起きろよテメー。そうしねーと俺がアイツやっちまうぞコラ (湧き上がる恐怖を抑えつつ、落ちた髪の毛を掻きあげニヤリと笑う) -- 祇
- 哀れな奴だな。いい歳をして、思春期めいた全能感に浸っている奴を見るのは恥ずかしい。
共感性羞恥で背筋がくすぐったいぞ、吸血鬼。 (呆れて物も言えないが、強いて言葉にすればこのようになった。正直な感想がそのまま挑発に使えた、といった感じだ) -- 静
- (空に何らかの力で浮き上がり、そのまま相手を見る)
(その表情が見る見る怒りに染まっていく) 流河弥堵里。陣楼成哉。(その名を呟くと、目を瞑って下を向いた) お前たちの運命を書き換えた相手と相対することになるとはな……… オイ、吸血鬼。今しばらく、お前のくだらん座興に付き合ってやろう。(刃を二本、創り出して周囲に浮かべた) -- アリシア
- なるほどそうですか!私の友達をギュッと絞って千切りキャベツやにんじんとあえて……塩コショウをばらりと振って混ぜ合わせコールスローにするつもりだった、と!!
よーくわかりました!貴女が人類の!私達の敵で……コンジャラーさんとは仲が悪いことが!(発言の程度が低い!) ごはんを食べられない辛さはわからなくもないですが!人間を食べないと生きられない、と言うなら……死なせます! 私達は人間で!あなたは人間を食べる!ガゼルだってライオンを蹴ります!被捕食者には捕食者に抵抗する権利があるのです!! コンジャラーさんは人間じゃなくても仲間で友達です!あなたが私達とともに歩けないなら……私達は私達のルールであなたを排除します!!(理屈なんかどうでもいい!こいつ気に入らない!) -- 恒河沙
- 「せんせ、貴方こそ怪異を理解していないわ・・・私はね、仲良くしたいんじゃないの・・・怪異と人間っていうのは、そういう関係じゃないの・・・当然でしょう?私はあなた達の悪意から生まれたのだから、持って生まれた才能は社会に還元する義務があるわ、そうでしょう?」
「(恒河沙に)ふふシンプルな理屈ね?嫌いじゃないわよ?頑張って抗ってね?」 「(アリシアの浮かべた剣を見れば)あはっ 怒った?良いわよ、打って来なさい?でもその前によく考えてみましょう」
(楽しそうに嗤いながら語る)
「(静を見ればにたりと)そうね全能感といってもいいわ?私は何処にでも現れる、いくらでも現れる・・・力は見たでしょう?私はあなた達の力をどこにでも繋げられる・・・さぁ、どこまで・・どのくらいの精度でお届けできるでしょう?」
(人の神経を逆なでするかのように意地悪く囁く)
「次は何処につなげてあげましょうか?・・・(恒河沙を見る)ちょっと離れて北海道とか?」
(気分よく語る白い吸血鬼の背後、大地が目を覚ます)
「(アリシアを見る)貴女のはもう決まってるの、伊上よ・・・一本は団欒中の家族に・・・もう一本は今楽しそうに配信してる怪異の娘ね?」
(ふらつく頭を抑えながらゆらりと起き上がる・・口元に指をあて「静かに」と皆に伝えて)
「(千透を見る)勿論、近場でもいいのよ?ワンちゃんとお楽しみ中の女の子の所とかね?」
(ひっそりと歩き、近づく・・・
ほらほら、にやにや笑って、どこをみているの?(祇を見て・・そのままその奥、ナンシーへと目を向ける)あっちでもいいのよ?
横に音もなく降り立った猫忍者から、ひどくネジくれ、歪んだ・・・がしゃどくろの骨を受け取って)
「(静を見て)まぁ無理に誰かを巻き込まなくても、お墓とかでもいいわ・・・て き と う に・・ね?」
(暫し黙っていたが、やがて耐えられないという様に)
「・・・・・・ぷ・・ははっもう、そんな黙り込まないで?それじゃぁつまらないわ」 「もっと私に怒って?恨んで憎んで、疎んで貶して哀れんで?それは私にとってゆりかごに等しい母の味よ」 「もっと勇気を振り絞って?義憤に駆られて、皆と力を合わせてこの困難を乗り越えるの・・・それは私の心をときめかせる最高のスパイスだわ・・・」 「(はぁ・・・とうっとり息を付く)ふふ、ちょっと昂りすぎちゃった・・安心して?こんなのただのお遊びよ・・・ま、今ので気分も晴れたし・・・私はもう行k・・・」
(がしゃどくろの骨の・・とがった先端を・・白い吸血鬼の背中から胸まで刺し貫く・・とんっと、軽い音が響いて)
(胸から突き出た骨を見る)「・・・なにこれ?」(本当にわからない・・そんな顔で背後にいる大地を見る)「なんで・・操れてないの?なんで起きて・・・」
(今この瞬間に至るまで、彼女は大地をちゃんと「見て」いなかった・・・簡単に操れる取るに足らぬ者として・・・そのツケがここで回ってきた)
「なんであんたに、そんなに強い運命力が・・」
「気持ちよく語ってる所悪いけど・・・終わりだよ、『ネイジュカシージ』」 --
- 観戦席(被害ないよ言いたい放題できるよ) --
- (言いたい放題スペースでにゃーん)
【注意を引く というととりあえず騒げば良い方向なんでしょうかね?】 -- ナンシー
- (いざという時のための控え戦力として遠くから大地の言葉を聞く)……やれやれ、月の石なんてそんなヤクいものじゃないんならぜひ拝ませてほしかったもんスが…。 -- 彼方
- キツネ狩りをご存じですか?あれはキツネを追って野山に分け入るのではなく最初の配置が重要だそうですよ。(見物客がなにやら世間話中…) -- D.D.
- うるさくしとけばいいって全部OK、って訳でもないとは思うッスけどね。興味を引ける何かがありゃいいのかもッスが
(その意味では、こうやって手練が集まっている、という事実そのものが興味を引く要素ではないかな、と思いつつ) -- 彼方
- DDキツネ追っかけてるの似合いそうッスね…(なんとなくそんな気がした) -- 彼方
- そうですか?私は見ている方が愉快で楽しいと思うのですが…(そう見える?なんて言ってみたり…) -- D.D.
- お前さんが楽しめるか、じゃなく似合うかどうかッスからね(などとからから笑っていたが…大地がマットに寝かされたのを見れば口を閉じる)
(息を呑んで静の霊的手術を見守っていたが…即座に月の石を空へ投げ飛ばせば)……成功!これで大地はひとまず安泰!(と喝采を上げる。が、問題はここからだ) -- 彼方
- セントエルモの火となるか、それとも…(放りなげられた石は果たしてどうなる?) -- D.D.
- チッ…!あいつが例の吸血鬼ッスか!(大地から事前に聞いていたそれを眼にし。思わず舌打ちを打つ)
街に被害出す訳にゃいかねーッス!あの散らばったのをとっちめてくるッスよ!(ぶわ、と重力を操作して飛ぶ) (大地が操っていた怪異と同レベルなのであれば、あれらはそんな容易い雑魚怪異ではない。すぐさま対処せねば、と) -- 彼方
- 【オー アレが本丸? なるほど白いなぁ うん白い 白い 白いゾ】 -- ナンシー
- おや…脚本監督に自らご出演ですか?欲張りな方だ…(確か彼女は…以前見かけた白いお嬢さんを見て) -- D.D.
- なるほど、似た者同士嫌い合う…同族嫌悪ということかな?(どちらも人間が大好き、『愛している』と言ってもいい…ただその形が違うだけ。監督のコメンタリーを聞く。) -- D.D.
- 【美味しいですもんねぇ マヨネーズは】
(うんうん) -- ナンシー
- 【ハッ 食べ物に例えるというコトは 最終的には蒔絵クンを?】
【ああ 食べるってソウイウ…】 (照れナンシー) -- ナンシー
- 【喰らいあい貪り合う…愛しているほど美味しい…そういう愛のカタチも?】(ほう…と頷く) -- D.D.
- ハハハ!これはいい…情熱的なアプローチだ!(名前を呼び、必殺の一撃…それはまさに愛の告白といって良い!) -- D.D.
- 町の外れ --
- (空を飛び、月の石から散らばった怪異の一匹を追う。それは手近な町外れに舞い降りた、膨らんだ不定形の怪異)
(先んじて折りていたその大きなスライムのような怪異は、ぬるぬると姿を変えて少ない通行人の一人を襲おうとしていた) てめぇ…ご主人様が居なくなった途端、好き勝手やってんじゃねーッスよ!(叫び、パチンコ玉を撫で切るように連射した) -- 彼方
- ふふ、ダメだってば(彼方のすぐ後ろから吸血鬼の声がする)
(彼方が発動させた異能はパチンコ玉ではなく彼の真横の空気に現れてしまう) -- 白い吸血鬼
- (銃弾のように飛ぶはずだったパチンコ弾は飛ばず、ぽてん、と地面に落ちてしまう)!?(後ろからする声、それは確かに先程、公園で聞いた声と同じ)
な…公園に居たんじゃ…くっ…めんどくせー奴ッスね!!(異能が"ズラ"されたと分かった。代わりに撃ち出された空気は、ひゅう、と小さな風を起こすのみ) (単独で吸血鬼を仕留められるとは思わない、それに、今は町への被害を抑えるのが先決だ、と吸血鬼を警戒しながらも無視し、怪異を直接殴ってやる、と拳に特殊鋼のナックルダスターを嵌めて駆ける) -- 彼方
- あら正解。結構頭がいい・・いえ、心が強いのね?素敵よ・・・(でもね?と嗤う)
(怪異に向かって駆ける彼方・・・その前に・・・まるで操られているかのようにフラフラと通行人が割り込んでくる)「た、助け・・・」 (意識があるまま、操られているのだ) -- 白い吸血鬼
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