名簿/437267

  • 黄金歴179年7月

  • 深夜、家を出る。
    周囲の家には殆ど誰もおらず、居ても寝静まっている時間。

    エーデルの傍らには以前服従させた狼の姿があった。
    彼とエーデルは紐で結ばれている。
    但し手綱を持つのが狼で、エーデルは首輪"だけ"を身に付けていた。

    くんっと紐が引っ張られる。行こう、とでも言っているのだろう。
    雌犬の私は四つん這いになり月夜を歩き出す。

    …………

    月明かりが照らす路地裏で足を止める。
    すっかり肌は紅潮し、興奮で息も荒く、
    秘裂から愛液を垂れ流しながら散歩をした私は、完全に雌犬になっていた。
    大きくなった狼のペニスを見ると、喜びの表情でおしりを差し出す。

    暴れるペニスを支えて、くちゅ…と秘裂に宛てがった途端、
    一気に奥まで貫かれ、一度目の絶頂に至る。
    余韻に浸る間もなく、中をぐちゅぐちゅとかき混ぜられ、
    溢れでた大量の愛液が零れ落ち、地面に大きなシミを作る…。

    …………

    ぴちゃぴちゃと音を立てて、おしっこが飛び散る。
    射精に到るまでにエーデルは三回達していた。これで四回目。
    膣内に出されて漏らしながら絶頂し、その場に倒れこんだ。

    涙と涎と砂で汚れたエーデルの顔を狼がペロペロと舐め取る。
    ふふ、くすぐったいぞ…。そう言って顔を撫でかえす。

    よろよろと立ち上がり狼の背中に乗っかり、
    こんなのもありか…。ぼそぼそと呟きながら、二人は帰路についた。


  • 黄金歴179年3月

  • また洞窟内を探索。もっと違った場所に行きたいものだ。

    今回は狼討伐と事前に分かっていたので準備は万全である。
    カバンの中でチャプチャプと揺れているのを聞きながら奥へと潜り込んでいく。

    雑魚の狼が群をなして襲ってくるが興味はなし。目的はこの群れのリーダー狼。
    話によれば大きさはニンゲン程とのことだ。期待に濡れる。

    心此処にあらずと歩いていたため気付くのが遅れてしまった。
    地面が崩れる。罠だ。

    …………

    落ちたのは私一人だけらしい。なんて間抜けな。
    姿勢を整え着地する。上を見上げれば呼ぶ声が聞こえるが降りてはこれないだろう。

    気配を感じ周囲に集中する。
    松明の灯りに慣れていた目が暗闇に慣れていく。
    無数の瞳に囲まれている。巣の真上だったのか。

    これは好機。

    …………

    縛の杖を中心に幾十の糸が暴れ、狼がまた一匹弾け飛ぶ。
    その下で悠々と服を脱ぎ捨て、荷から取り出した瓶の中身を頭から浴びる。
    中身は発情期の雌狼の尿。雄を誘うフェロモンがある。手に入れるのに苦労した。

    狼のリーダーに歩み寄ると、最初は警戒していたようだが、
    しきりに匂いを嗅がれつつ伸し掛られる。どうやら効果はあるようだ。

    そのまま押し倒され四つ這いになり、狼の寵愛を受け入れる。
    獣の臭いと荒々しい愛に私は獣のように嬌声を上げる私。
    野生を胎内に注がれながら絶頂を迎えるのだった。

    …………

    その後、狼を手懐けた私は同行者たちと合流。
    満足そうな表情で街に帰路についた。


  • 黄金歴177年10月

  • 洞窟内に徘徊するゾンビの群れ。室内に存分に腐臭が漂っている。
    何故こんなところにゾンビが現れたのかは分からないけど良い機会が巡ってきた。

    暗闇に目を凝らし、奴らの造形を見極める。
    その内一体が腐敗の余り進んでいない様子。…アレにしよう。

    …………

    深夜、同行者たちは村で寝入ってることだろう。
    夜の方が活発であろうと踏んで来たが予想は当たっていた。

    足元の小石を掴み狙いに向けて投げつけると、ゆっくりとした動作でこちらを向き歩いて来る。
    少しずつ距離を離す。他の奴らが見えないぐらい離したところでいつものように拘束する。

    灯りを付け地面に転がるゾンビを見る。
    生前はなかなか良い男だったようだ。ペロリと淫靡に唇を舐め、男に跨る。

    そっと下腹部に触れると腐りかけたペニスが隆々と立ち上がっていた。
    ゾンビは生前の性格を残すと聞いたことがあるが、…こいつマゾか少女性愛者か。
    顔に向けて下着をズラすと一層興奮を増した。後者の方だった。
    少々気が削げたがせっかくなので頂くことにした。

    腐りかけたペニスの上にゆっくりと腰を降ろす。
    満たされるのを感じていると、ガクガクと震えるゾンビ。
    まさか…もう逝ったのか、…早過ぎるぞ。

    微妙に幸せそうなゾンビの顔に少し怒りを感じた私は、
    乱暴に腰を動かし、満足するまで搾り取ったのであった。


  • 黄金歴179年2月

  • 街から1日で往復できる程度に離れた村の長からの依頼。
    洞窟に住む怪物を追い払えとのことだった。
    前回と同じゴブリンじゃないといいのだが。

    薄暗い洞窟の中、大蝙蝠を杖で追い払いながら奥へと進む。

    …………

    部屋をこっそり覗いて様子を伺う。
    コボルド。邪霊とも呼ばれる犬顔の怪物。
    命令をしている奴が居る。ボス付きだ。
    奴らに気付かれる前に私たちは先制攻撃を仕掛けた。

    …………

    乱戦となり、バラバラに戦う同行者達。
    私はコボルドの一匹を相手にしながら通路へと逃げ込んだ。

    充分部屋から離れたのを認識して走る足を緩める。
    追いかけてきたコボルドがこれはチャンスと体当たりをしてきたのをニヤリと笑みを浮かべながら受けた。

    地面に倒れこんだ私はゆっくりと近づくコボルトに向けて腰だけを起こす。
    おしりを高く上げ誘う、犬の相手にはお似合いのポーズと独りごちる。
    ふりふりと腰を揺らしながら下着を片手で下ろし、短なスカートを捲り上げる。

    怪物がニンゲンの雌を襲うという例は少なくない。
    怪物に大事な部分を晒し、姦淫を誘う。現に私がその逆の立場だ。

    一回りも大きい怪物が私の小さな背中に覆いかぶさる。
    熱いものが二度三度と口を擦り、四度目に触れた時に一気に押し込まれた。

    大きく押し広げられ、中の口を硬いものが何度も叩く。
    その度に地面が擦れて、肌を痛ませるがそれよりも快感が私を満たしてくれる。

    コボルドの射精と共に私も絶頂に浸る。汚されている感覚が毒。
    ペニスの一部が膨張し、私のお腹をぽっこりと膨らませる。孕んでしまったかの様。

    たっぷりと私のお腹に精を注ぎ込み呆けているコボルドを振り返り私は言った。

    楽しかったわ。オヤスミナサイ。

    天井から降り注いだ糸がコボルドの身体を縛り付けた瞬間、声もなく崩れ去った。

    …………

    コボルドのペニスが挿入ったまま残っていたのでズルリと引き抜くと、
    大量の汚液がドプッと溢れ出すが、そのまま下着を履き直す。
    にちゃりという悍ましい感触に、多分私は恍惚の表情を浮かべていただろう。

    軽く身支度をして、コボルドの死体を見返すこともなく同行者の元へ私は戻っていった。


  • 黄金歴179年1月

  • 初めての冒険はゴブリン退治と決まっている、そう酒場の主は言っていた。
    ゴブリンなど何匹会ってきたかわからないが、今の私には丁度いいかもしれぬ。

    貧相な術具を持った私と、同様に初仕事の冒険者数人でゴブリンが巣食う洞窟へと侵入。
    道中、大鼠が十数ほど居たがこいつらにはあまり用はない。小さくて仕方ない。

    奥まった場所の空洞にゴブリンが数匹。
    棲みついたばかりか、それとも一時的に居るのかボスは居ないようだ。

    気付かれぬ内に奇襲を仕掛ける。
    戦いの中、私は対峙する一匹のゴブリンの前で短く術を唱えると、
    手に持った杖が紐のように解れ、あっという間にゴブリンを拘束した。
    暴れるゴブリンの後頭部に術を弾き、昏倒させる。

    さて、残りは片付けるとしよう。

    …………

    酒場の主に報告の後、解散。その後、私は一人先程の洞窟へと戻った。
    死臭漂う洞窟の中、拘束して寝かせておいたゴブリンを叩き起こす。

    目の前の私に気付き威嚇するゴブリンに街から持ってきた荷の中を見せる。
    餌になりそうな肉を用意しておいた。何の肉かは気にする物でもなかろう。

    食え。

    拘束を解き、ゴブリンに通じる言葉で短く命令するとすぐにこいつは齧り付いた。
    持ってきた餌はあっという間に食いつくされ満足気に醜いゲップをする。

    さて、こうしてゴブリンを餌付けしたのは言うまでもなく研究のためである。

    気付けばゴブリンが息を荒くしてこちらを強く見つめる。
    股間に目を向ければ屹立したものがこちらを狙っていた。
    細工は上々だ。媚薬のようなものを混ぜておいたかいがあった。

    服の隙間から紐をすっと引くとハラリと下着が落ちる。

    おいで。

    その言葉を聞くやいなや押し倒される。
    私に遠慮無しに入り込んでくるものに、久しぶりの不快感と快感に身震いした。

    しかし数回の前後運動で濁り臭いものが放たれたのをこいつの表情で知る。この早漏め。
    だが薬の効果のおかげでまだまだし足りない様に再び動き出す。
    あぁ…いいよ…。もっとお前の汚らしい精液を注いでくれ。


  • 黄金歴178年7月

  • 町外れに古い家がある。
    以前魔女が住んでいたとかなんとか、薄暗い気配にほとんど近寄る人もいない。

    そんな家に夜、灯りが付いていることがたまに見られた。
    あんなところに誰か住み始めたのかと怪訝に思ったがやっぱり誰も近づかなかった。

    住んでいる私が言うのも何だが、薄気味悪くてとても居心地が良い。
    魔女が住んでいたと言う噂も、ただの噂でもないかもしれない。

    深夜、灯りが灯る部屋の中、一人の少女がこの日誌を書いているのがこの私だ。

    故郷で研究をしていたものの、思っていたほど実験が進まないので
    実験ついでに資金集めのため冒険者というものになってみた。
    都会には都合のいい職業もあったものだ。

    これで術道具を売り払わなくてもしばらく大丈夫だろう。
    もうこの身ぐらいしか売るものも無かったところだ。



    それにしても暑い。都会はこんなにも暑いものなのか。
    汗に濡れた服が身体に纏わり付いて不快感が募る。

    イライラと服を脱ぎ捨て、下着一枚でベランダに出た。
    多少吹く風が汗に濡れた身体を冷やす。

    怪物共、私を楽しませてくれよ。
    地平を見つめて私はニヤリと笑みを浮かべた。



Last-modified: 2011-02-10 Thu 00:54:09 JST (4818d)