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  • 港近い住宅地

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    • 「終わったらビーチに行きてぇなぁ……」人目を避け、潮の香りがする狭い路地を抜けていくと、少し先に目当ての家が見つかる。
      「あのおっさんが言ってた白いバンが入っていったっていうのはあそこだな」港湾労働者らしい日に焼けた、年の割にがっしりしたおじさんが数日前に白いバンが入っていくのを見たという。サービスに満足したのか、親切に鳥の入れ墨をした連中が出入りしているというのも教えてくれた。
      「あの外に立ってるの、見張りだよな？腕にそれっぽいタトゥーもあるぜ」明かりの下に立っている男の腕に、スコープ越しに翼竜のタトゥーを見つける。 -- キャル 2020-06-23 (火) 03:08:18
      • ド「鳥じゃなくて竜だけどね、彫り師はしっかり選ばないとダメって事だ」移動用に使っていた黒のSUVの運転席からドナテロがノートPCに映し出されたデータを見せてくる
        ド「見張りが交代する時間までまだしばらくある、行くなら今の内だね」
        レ「よし、じゃぁ配置を確認するぞ」坊主頭のレオナルドが細かな指示を出して･･･メンバーの一人の態度を見咎める
        レ「聞いていたか？ラファ」
        ラ「･･･気に入らねぇ」憮然とした様子でキャルを睨むのはツーブロックの男、ラファエロだ
        レ「今更何を言ってるんだ、白人のお嬢さんと協力するって事は、事前に話てあった筈だ」
        ラ「いくらなんでもガキ過ぎるだろ！仕事できんのかよこいつっ」びしっと指さして脅しつける「いいか？俺の足引っ張りやがったら承知しねぇぞ！」
        ミ「チョコバーたべるー？」空気を読まずにキャルにお菓子を勧めるミケランジェロ -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 20:38:26
      • 「合唱団かよ」にぎやかな黒人連中の横でもらったチョコバーをかじりながら、家の様子を見る。
        「あたしはレイシストじゃないから差別はしねぇけど、黒人の客はチンポがでけぇから苦手なんだよ」独り言とも取れそうにブツブツいいながら「中に何人いるかわかんねぇところに突っ込むのは考えものだぜ」というものの、数日見張って出入りする人間を調べるのもめんどくさい。
        「ちょっと行って調べてくるから、タイミング見て始末しに来てくれよ」ホットパンツの尻ポケットからスマホを取り出し、ミケランジェロのスマホにかける。「通話したまんまにして音は立てるんじゃねぇぞ」
        厚手のスポーツソックスにナイキのスニーカーで音も立てずに家の方に歩き出そうとする。 -- キャル 2020-06-23 (火) 20:48:58
      • ラ「んなモン出たとこ勝負で〜ってオイ！勝手に･･･」また怒鳴ろうとするラファエロをレオナルドが窘める
        レ「ラファ、此処はお嬢さんに任せてみよう、皆静かに･･･いつでも飛び出せるようにしておけ」いつでも撃てるように車の中でライフルを準備して
        「･･･」しかたねぇなと言う風に大口径の拳銃を構えるラファエロ
        ミ「静かにするって難しいよね？こう、そわそわしちゃわない？（ひそひそ）」「シッ」喋らずにはいられなくてレオナルドに窘められるミケランジェロ -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 20:58:38
      • 不用心に家の方に歩いていくと、当然見張りは呼び止めて安っぽいリボルバーを少女に向ける。
        『お、おいおいおい、物騒な真似はよしてくれよ。あたしはあんたらがここで暇してるから相手してやってくれって言われて来てやったんだぜ』スマホ越しにやり取りが聞こえる。
        スタジアムジャンパーの前をはだけてみせると、男は少女がどういった職業なのかを理解し『サンチェスの兄貴か？』メキシコ人らしいスペイン語訛りの英語で少女に向けた銃口を上下させ、下も脱ぐように促す。
        『ああ、そうそう、たしかそんな名前だったな……』カチャカチャとわざと大きな音を立てベルトを外し、器用に尻にスマホを入れたままホットパンツとショーツを膝まで下ろし両手を上げる。ごくりとメキシコ人が喉を鳴らす音が聞こえそうだ。
        『よし、入れ。一晩分の金はもらってるんだろ？』ごちそうにありつけるのか心配そうに尋ねる男の声に、少女はショーツとホットパンツをあげて家の中に入っていく。
        程なくして『相手は、2人…外のやつも入れて3人でいいのかい？』どうやら家の中にいるのは2人のよう。『玄関の隣の寝室でやるのか？』などのやり取りのあと、外まで行為の音が聞こえ始めると、見張りの男も中が気になって浮足立っている。 -- キャル 2020-06-23 (火) 21:10:25
      • （ワォッ）って顔して驚くミケランジェロ
        （マジで？あのガキが色仕掛け？と）信じられないような顔をして窓の向こうの男と少女のやり取りを見てるラファエロ
        事が始まり、見張りが浮足立つのを見れば（もうちょっと聞いていかない？）ってなってるミケランジェロにレオナルドが（ダメ）と首を振り、ドナテロが車を走らせる
        そして浮足立ってる見張りを轢けば
        レ「よしいけっ」
        ラファエロとミケランジェロが飛び出し、家に入ってバンを探す -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 21:22:44
      • 騒音に、中で行為の最中の2人に緊張が走る。
        裸のキャルにのしかかっている年長の男は途中でやめたくないようで、一物を突っ込んだまま、顎をしゃくって見てこいと促すと、しぶしぶ若い男が部屋を出る。
        （始まったな…）メキシコ人の激しい動きにゆすられながら（やべ……ここからさきどうするか考えてなかった）と、途方に暮れる。 -- キャル 2020-06-23 (火) 21:28:36
      • ラ「楽な仕事だ、少し黙ってな」（適当なロープで轢いた男を縛る）
        ミ「バンはっけーん♪」（ハンマーを用いてノータイムで窓ガラスを破壊して侵入、エンジンをかける為の細工を始めるミケランジェロ）
        レ「待て、一人来る･･･マイキーは作業を続けろ」ミケランジェロの携帯から音声を聞いていたレオナルドが出てくるとラファと共に入り口で待ち構え･･･
        レ「止まれ」と不意打ち気味に銃を突き付ける事で大人しくさせ、そのまま拘束する･･･と
        ミ「はいエンジンかかったよー！」（バンがぶおんとうなりを上げる）
        ラ「よし、とっととずらかろうぜ」
        レ「ダメだ、お嬢さんがまだ来てない」
        ラ「だぁっ　おいていこうぜあんなガキっ足引っ張ったんだ」
        レ「いいや違う、あの子のおかげでスムーズに仕事が進んだんだ･･･ドナっ時間は？」
        ド「ピザ頼んで届くくらいはあるよ」
        レ「わかった、ドナとマイキーはここを確保、いつでも逃げれるようにしておけ　ラファ、行くぞ」（銃をライフルから拳銃に持ち替え、ぼやくラファエロと共に家の奥へと向かう二人） -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 21:45:07
      • 「んっ…んっ…」ギシギシとベットの軋む音。（やばい……思考がまとまらない）下腹部の刺激に、落ち着いて考えることもできない。
        二人がいる部屋からは男女の行為の音が漏れ、見つけることは難しくない。
        ドアが開けば、メキシコ人の男は慌てて傍らのリボルバーを手にするだろう。 -- キャル 2020-06-23 (火) 21:51:58
      • 情事の音が漏れ聞こえる部屋の前で顔を見合わせる二人･･･時間はあるといっても無限じゃない、不意を突くのは難しそうだ
        やむを得ないと銃を構えながら侵入する
        レ「そこまでだっ」
        ラ「動くんじゃねぇ！」
        自然と銃を突きつけ合う形になるだろう -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 22:01:39
      • 「クソッ！どこのどいつだ！」といいながら、男は反射的に引き金を引く。この街でギャングとして生きてきたが故に、考えるより先に体が動くのだ。 -- 2020-06-23 (火) 22:06:27
      • ラ「ぅぉっ」思わず身を屈めればすぐ横の壁が弾け
        レ「っ！」すぐさま応戦して男を撃ち殺す
        （「大丈夫かい？」と聞いてくるドナテロに「問題ない」と応じつつ）
        レ「キャル、動けるか？後は逃げるだけだ」（と声をかけて） -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 22:17:32
      • 「ひっ！」ばしゃっと頭から血を浴びて思わず悲鳴を上げる。
        「クソッ……」シーツで拭うが、全然取れない。「残りの2人は？」ベッドから起き上がり、うんざりした顔で尋ねる。 -- キャル 2020-06-23 (火) 22:23:02
      • レ「残念だがシャワーを浴びてる時間はないぞ、支度しろ」
        レ「縛ってある･･･････あ･･」（自分の顔に触れる）
        ラ「･･･？」（手練れっぽく振舞ってるけどとんでもないうっかり集団だ）
        （「ねぇ気になってたんだけど、なんでみんな覆面付けないのさ」と一人だけ付けてるドナテロから通信「アフロが歪んじゃうし暑いんだよねぇ」とかいうのはミケランジェロだ） -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 22:36:35
      • 「だったら、始末しちゃえば大丈夫さ、のんびり身体を石鹸の匂いにするくらいはね」と言って、脱いだ服はそのままにして部屋を出てシャワールームに向かう。
        「ちゃんと始末しといてくれよ」入り口から顔を出して、今度こそシャワールームに向かうと水音と鼻歌が聞こえる。 -- キャル 2020-06-23 (火) 22:43:24
      • レ「あ、こらっ時間がないって言ってるだろ！？」
        ラ「おいレオっ一体何の話だ？」
        レ「･･･だぁもう･･･滅茶苦茶だっ」
        （キャルが体を洗って出てくる頃には入り口は凄惨な様子になっていて･･･SUVとバンが入り口でアイドリング状態だった）
        ド「流石にもう時間ないんだけど？」
        レ「わかっているっお嬢さん、早く乗ってくれ」
        ミ「うわぁすっげぇ･･･ねー？このクスリちょっと貰ってもいいかな？」
        3人「「「ダメだ」」」 -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 22:50:32
      • 「大丈夫だよ」突然、スマホの着信音がなる。それも全員聞き覚えのない曲だ。
        鳴っているのはメキシコ人のスマホ。仲間からの電話だと簡単に推測できた。
        慌てて水しぶきを上げながらシャワー室から飛び出し、脱いだ服をかき集める。「そのショーツとジーンズ、ソックスも拾って！！」スタジアムジャンパーと靴、ソックスの片方とスマホを抱えて勢いよくバンに飛び込む。
        「電話に出ないとなりゃ、仲間が駆けつけてくるぜ」 -- キャル 2020-06-23 (火) 22:57:56
      • ラ「あぁ！？」一応の護衛としてついていたラファエロが面食らったように服を持たされてバンへ･･･理由を聞けば「あぁそゆこと」と頷く
        ミ「よしじゃぁ逃げよっか！」バンの運転手であるマイキーが景気よくエンジンをふかし
        ド「やっとか」待ちくたびれたドナテロがSUVを走らせる
        レ「全員周囲を警戒、帰るまでが遠足だ」白いバンと黒のSUVが連なって現場を後にする
        ラ「･･･まぁまぁやるじゃねぇか」キャルに服を返しながらラファエロがぶー垂れていた -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 23:10:04
      • 「まぁまぁ？褒めるときにちゃんと褒められない男はモテないぜ」持ってきた服と受け取った服を一旦席に放り投げ、靴下を履く。
        「もっと静かに走れよ！」勢いよく走る車の中で服を着るのは難しい。特に全身が塗れたままで、水を含んだ長い金髪のおかげで体が乾くことはない。靴下を片方と靴を履いたところで癇癪を起こして何度やってもねじれてうまく行かないショーツを席に叩きつける。
        「あのバイク、つけてきてないか？」座席に膝立ちになり、後部を覗くとヘッドライトが３つ、エンジン音を響かせながら接近してくる。 -- キャル 2020-06-23 (火) 23:19:57
      • ミ「えぇ〜これより遅かったらマジで亀になっちまうって」ぼやくミケランジェロ
        ラ「うるせぇなぁっぎゃーぎゃー騒ぐなっ」ぶつくさ言いあっていたが
        ラ「あん？･･･おいレオっ」通信機でSUVの方に乗っているレオに連絡を取って
        レ『確認した、今度は全員覆面をつけろ、まだ奴らだと決まった訳じゃないが二の舞はごめんだ』レオの指示に従い覆面を装着する面々
        ラ「おいガキ、銃は撃てるんだろうな」拳銃を構えてラファエロが問う -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 23:37:56
      • 慌ててホットパンツを穿いてゴーグルを装着。スカーフで口元を隠す。「任せとけよ、銃なら撃つのも撃たせるのも得意だぜ」下ネタだ。
        「ほら」くいくいと手を差し出して銃をよこせのサイン。自分の銃は家に行くときにSUVに置いてきたのだった。 -- キャル 2020-06-23 (火) 23:44:39
      • ラ「･･･ダメだ、こいつは俺のだ」首をふる
        ミ「僕の貸してあげる」9�个鮖箸Ε戞璽轡奪�なハンドガンを運転席から渡して -- ブラックトータス 2020-06-23 (火) 23:50:01
      • 「スタームルガーSR9か、いいもん使ってんじゃん」くるくると手の中で弄び、ウィンドウを開けて狙いを定めて撃つ。
        破裂音のあとに金属の破壊音、ヘッドライトが一つ消えて衝突音のあとに爆発音。煌々と燃える炎があっという間に遠くに消える。 -- キャル 2020-06-23 (火) 23:58:05
      • ラ「（口笛）やるじゃねぇか！」頭脳労働や搦手よりこういう方面で頑張った方がこの男の受けは良かったりする、負けてらんねぇとばかりにこちらも銃撃し、バイク事吹っ飛ばしてやった
        レ『お前ら、あのバイクが敵だって決まった訳じゃなかっただろ？･･･まぁいいか』ドカッとデカい銃声と共にSUVからのライフルの一撃を受けて残りの一台も吹っ飛んで
        ラ「俺達に近づいたのが悪い！これでもうくる奴もいねぇだろ？はええとこ引き渡しちまおうぜ」 -- ブラックトータス 2020-06-24 (水) 00:11:13
      • 「あー……考えてなかったな。多分悪もんだろ」車の中に引っ込んで、ジャンパーを羽織る。
        「約束の場所まで、ドライブだな」窓を開けたまま、ラジオのスイッチをいじる。ロックミュージックが車内に流れる。 -- キャル 2020-06-24 (水) 00:15:33
      • その後は特に問題もなく事が運び、無事にバンの引き渡しに成功した -- ブラックトータス 2020-06-24 (水) 00:21:52
Last-modified: 2020-06-24 Wed 01:36:14 JST (1392d)