聖杯/全力少年
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- はいこんにちは！ わしンガ・リオード！ 次回はご一緒じゃからよろしく頼むぞい。 -- ンガ
- お。ご丁寧にサンキュー。オレはウィル。なんとか無事に帰ってきたいもんだなぁ……もう稼ぐ事も目的にならないし。がんばろう！ -- ウィル
- （室内で暇そうに銀粘土をこね回している。器用にも片手で造形していく。） -- ウィル
- （動物の形。机の上には大まかな形に練られた粘土が幾つか並んでいる） -- ウィル
- （宿の一室、小さな机の上に、もう一つ、粘土細工が加わった。荒削りな馬のシルエット） -- ウィル
- （並んだ幾つかの粘土塊。手馴れているようで、それなりの完成度） -- ウィル
- （壁際に固定した温風器の前に、それぞれを並べていく） -- ウィル
- ――――― --
- 深夜。ようやく傷跡も薄れ始めた少年は、床の上、寝袋をしいて寝ている。
不意に、少年が首から欠けたペンダントの先、青い宝石が、仄灯りを燈す。
灯りは少年の全身へと緩やかに広がり、やがて身体全体を覆いつくした。
ゆらゆらと揺らめくように、光は少年の身体の上を流動する。
燈った時と同様に、その灯りは突然消えた。静かな夜。 --
- やー昨日はごめんねー
今月はおつかれさまー上手くいってて何よりだねー
なんか色々大変みたいだけど頑張ってねー -- イルル
- お疲れ様。思いの他財宝が少なくて、ちょっと残念だ。
ありがとう。また一緒になったときは、宜しく頼む。 -- ウィル
- ――――― --
- んーここかなー？（ノックをしながら）
こんにちはー12月の怪物退治で一緒するイルルだよーよろしくー
…んー？なんか先月一緒だった人らと雰囲気似てるなー流行かなー -- イルル
- （部屋の奥からばたばたと慌てた音が聞こえて、扉が開いた。）
おや、アンタ確か……そうだ、依頼書に名前があった。
丁寧にサンキューな。よろしく頼む。狭い部屋だけど、茶でも飲んでくかい？ -- ウィル
- んー残念 ちょこっとパタパタするから難しいなーごめんねー -- イルル
- そっか。すまないな、ばたついてて出てくるのが遅れた。
無事に帰ってこれるように頑張ろう。 -- ウィル
- ――――― --
- （部屋の扉をコンコンとノックし、その後に声を掛ける）
居るかな？挨拶に来たんだ、今月の冒険で同行したレイ・ランチェスターだ（用件を伝え、扉が開かれるのを待つ） -- レイ
- （何故かわたわたと、部屋のうちから慌てる様子が聞こえてくる。暫くして、来客者の前の扉は開かれた。）
……あぁ、アンタか。びっくりした。
（青年を迎えたのは、額に汗をかいた隻腕の少年。表情は安堵の笑みを浮かべている。）
覚えてるよ、レイ。オレのウィルって名前は、覚えてるか？……茶でも飲んでいくか？
（宿の狭い一人部屋の入り口。少年は、狭く、散らかった室内を示して、問いかけた。） -- ウィル
- （数分前。室内の二人は、突然のノックに慌てていた。）
や、やばいぞバスター！宿の主人かもしれない！クソッ！独り言ですと誤魔化してはいたんだけど……ッ！
（わたわたとわたついた結果。青年は、はっとした顔で。）
べ、ベッドの下で霊体になっておいてくれッ！（己のサーヴァントをベッドの下に叩き込んだ。そして時間は数分後に戻る。） -- ウィル
- 立て込んでたのか？悪かったな、俺もちゃんと覚えてるさ なんせあの洞窟に着くまで二日も掛かったんだ
その間呼ぶたびにウィリアムウィリアム言ってたら手間だから、ウィル 判りやすくて良い
良いのか？それじゃあ、お邪魔させてもらおう（相手をマスターだと気付かないままに、部屋へと上がりこむ こちらの令呪は一応隠してはいるが） -- レイ
- い、いや、別に立て込んでないさ。男の一人部屋で立て込むなんて……いや、まぁないでもないけどさ。でも今は平気だ。
（相手を招きいれた少年は、手袋をした右手で、一脚だけある椅子を指差して。）
まぁ、座っててくれ。直ぐに何か出すから。
（部屋の隅。魔術か、それとも科学か。備え付けの冷蔵庫から冷たい水の入ったビンを取り出し、コップに注いで、二つ、机に置いた。） -- ウィル
- ああ、そう言う事か……本当にすまないな、自分を慰めてる最中に（別方向に察して心底申し訳無さそうに）
本当に一人暮らしみたいだな（無遠慮に椅子に座りコップに口をつけて水を飲む）
最近暑いからな、冷えてて美味いよ（愛想笑いをする） -- レイ
- ちげぇ！？部屋の匂い嗅いでみろよ！明らかに違うだろ！（ズバーンと冷蔵庫の扉を閉じつつ）
手前……服装見るに金持ちだからって貧乏人馬鹿にしやがって……ッ！
（己の水をちびちびと飲みながら、ぎりぎりと歯軋り。狭い一人部屋借り暮らし。貧乏である。水からレモンの風味がするのが、逆に貧乏臭い。） -- ウィル
- （霊体化するなら下じゃなくても良かったんじゃないだろうかと思いながら様子を窺う ･･･仕事仲間？） -- バスター
- からかっただけじゃないか、ウィルは怒りっぽいなぁ
俺は貧乏だから他人を馬鹿にしたりはしないさ 馬鹿にされるとしたらそういう性格だな、ハハッ（面白い物を見るような感じでウィルを笑う）
確か俺より……一個下だったな？何で一人暮らしなんてしてるんだ？ -- レイ
- こいつ人のこと完全に舐め腐ってやがるな……ッ。まぁいいや。…いいことにしよう。
（目を瞑って首を緩く振って、溜息をついた。口の端は微妙に引き攣っている。）
で、質問がそれか。別に一人暮らししてるわけじゃないさ。旅の途中で、この街に留まってるだけだ。むしろ一人旅、だな。
そっちはこの辺り出身なのか？ -- ウィル
- 口元がプルプルしてるぞ、ウィル（言って笑う、悪気が無いのが余計に癇に障る）
この街に何か目的があるとか、住んでるとかじゃなくて寄っただけなのか
ああ……そうだな（紙を取り出し、さらさらと自分の屋敷までの地図を書いて渡す）
俺の家はこの辺ので魔術師やってる家系でね 良かったら今度遊びに来いよ -- レイ
- 緊張して顔が震えてるんだよ。そういうことにしといてくれ。
（右掌で、顔をぱちんぱちんと叩いて、引き攣った頬を元に戻す。紙を受け取れば、眉を軽く上げて、へぇ、と。）
魔術師？そういえば、冒険のときも魔術使ってたっけ。凄いよな、魔術普通に使える奴は。
……才能ない人間からすれば、羨ましい。（少年は、小さく、少し自嘲的に笑った。） -- ウィル
- そうか？そうかそうか……ハハッ、そうだよな（凄い、と珍しく言われたのがよほど嬉しかったのか気分を良くした様子で）
才能が無い？魔道器を使っても魔術が使えなかったり？……魔術回路が無いのかな、家系に魔術師は居ないのか？（そういえば、冒険では剣を使っていたなと付け加えた） -- レイ
- 魔導器なんて、中々そこらで見かけない。前に旅で一緒になった爺さんには、魔術の才能はろくに無い、って言われたよ。
一族に魔術師が居た覚えもないし、せいぜいが、ライターの代わりくらい、だとさ。（肩を竦めて。そして、己の今はない左腕に視線を移す。）
……こうなって、ちょっと魔術をかじってみようと思った矢先だったかな。だから、魔導器を弄り回した覚えはないけど。
結果、まぁ、レイみたいな合理的な戦い方じゃなくて、敵の傍まで行って、無謀にも剣で戦ってるわけだ。（壁に立てかけられた、己の剣へと視線をやって。） -- ウィル
- でも、使ってみたくはある訳だ……試してみるか？魔道器なら、ここにある事だし（懐から自分の杖を取り出して）
魔術が駄目なら冒険で金を貯めて義手って手段もあるけど旅をしてたら貯金は難しいな……
ハハッ、せかせかと働いてくれる前衛が居るから俺が安全に戦えてるんじゃないか 感謝はしてるよ -- レイ
- ……いや、やめとくよ。それで万が一で未練が出来たら、あいつを信じられなくなりそうだ。
（壁の剣を指差して、小さく笑った。馬鹿らしい願掛けの類なのかもしれない。）
まぁこっちも火力がないと、デカブツ相手には辛い。相互扶助、ってやつかな。
この調子でなんとか稼げれば、義手も手に入るのかも知れないけど……まぁ、未来は遠い。（ぶらぶらと、中身が空の袖を揺らす。） -- ウィル
- そうか……なら剣の道でも極めれば良い！もし義手を手に入れなくても、そのまま剣豪や剣聖になれば
隻腕の剣豪なんて呼ばれて英雄扱いされるかもしれないぞ？
長居しちゃったな、そろそろ帰るとするか それじゃあな、ウィル 同期なんだ、また組んだらよろしく（手を振ると立ち上がり帰って行く） -- レイ
- あぁ。まぁその時は、オマエを高そうなコーヒーでも出して、もてなせるようにするさ。
（既に空になっているコップを、冗談めかしながら指先で弾いて。）
……ん、あぁ。すまないな。満足にもてなせなくて。次に組むときまでには、もう少し強くなるようにするよ。
（相手を見送り、部屋の扉を閉めて。安堵の溜息を吐いた。） -- ウィル
- ――――― --
- 「夜って具体的にどれくらいなのかしら」
「とは一応聞いてみようか」 -- 終焉管理?
- こんにちはー。夜は九〜十時くらいから……かなー？
早く帰れるかも、とかそういう希望的観測を除くと、そういう感じだと思います。
ちゃんと時間で書いておくようにしますね…… -- 少年
- 「あはは、悪いわね。やっぱりわかりやすい方がいいし……なるほど、９時から１０時くらいで……」
「深夜は？か……それなりに時間帯はあってるな」
「ふむふむ……参考にさせてもらうわ」 -- 終焉管理?
- 分かりづらい名簿ですみません……
深夜は翌日の予定次第で変動してしまうので、はてなになってますー -- 少年
- 「うむむむ……とりあえず今日のところはお時間もお時間だからこれくらいで」
「というわけで、お休みだな。考えさせてもらうぜ」 -- 終焉管理?
- うむむ。中身がちょっと見て気に入った子に声をかけたくて飛び込んでみた子なので、もしも誘っていただく前に決まってたらすみませんー。
取らぬ狸の皮算用！
�� -- 少年
- こんなかんじかな…… -- 少年
- スピンアウトじゃなくてスピンオフだと思うのだ… --
- それだー！登録する前にくるなんてすごい --
- 名前入れ忘れてた……おしえてくれてありがとう！ -- 少年
- いいのよ 素敵な鯖と出会えると良いのう。頑張ってね --
- ありがとー。優しい人がいるというのは凄く幸せなこと…… -- 少年
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