名簿/417885

自由に混ざって大丈夫ですよ

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  • (雪の残る冬の山地。皮膚を襲う寒気に耐えながら、木の幹を背凭れとして。
    自分の生、その理由を確固たるものとするために、茫洋と意識を散らす) -- レヴィン 2010-10-17 (日) 23:27:33
    • (できることなら、路傍の屑石でありたかった。半ば強制的に背負わされた次期王としての責務。それによって産まれた姉との確執。こうしている間にも、姉は牙を磨いでいるはずだ) -- レヴィン 2010-10-17 (日) 23:38:39
      • (姉の目的が分からない。自分など矮小で取るに足らない存在のはずだ。何故固執する?
        そもそも王という下界を離れた位階に相応しいのは、誰が見ても明白に姉だった。唯人の自分などより、遥かに王としての役職を全うできる) -- レヴィン 2010-10-17 (日) 23:46:41
      • (いっそ自刃できれば全てが終わる。もしくはここで一眠りもすれば、誰からも発見されず土くれの中に埋もれてしまうだろう。
        それは同時に、探偵たちが命を掛けて六本の剣を獲り返した過程と結果も飛沫と帰することを意味する) -- レヴィン 2010-10-17 (日) 23:52:28
      • (少しだけ、我武者羅だった自分が懐かしくなる。命の重さを忘れ、薄氷の意思を貫こうとしていた過去。
        二度とあの頃の精神状態は戻ってこない。新たに脳を組みかえる必要がある) -- レヴィン 2010-10-17 (日) 23:59:37
      • (では、自分に必要なものは何だ? 勇気、なんて言葉に縋るほど青くはないつもりだ。
        凡百の覚悟を踏み越えた先にある、輝きすら放つ漆黒の意思。足りないピースを手に入れられれば、あるいは) -- レヴィン 2010-10-18 (月) 00:10:11
      • (再び振り始めた雪の中、腰の泥を払い、静かに帰路へとついた) -- レヴィン 2010-10-18 (月) 00:20:51
  •  
  • 聞き込みを繰り返しても、決定的な情報は得られなかった
    失意に沈んだ帰り道、ふと街の一角にアトリエが開かれていることに気づく
    -- 2010-10-04 (月) 21:42:41
    • 《 …? 》(徒労感に苛まれつつたどる家路 どこか現実離れした風景に足を止め、ふらふらと覗き込んで) -- 2010-10-04 (月) 22:35:21
      • ごくありふれた、という表現がぴったり合う、普通の芸術家のアトリエだ
        幾つかの絵画と、彫刻の石像が置かれている他は、カウンターに座っている女性しか目を惹くものはない この個展の主だろうか
        -- 2010-10-04 (月) 22:43:03
      • (訪れてみれば何のことはない どこか拍子抜けしつつもカウンターの女性に目礼し、作品群を一つずつ眺めてまわる)
        (通りの喧騒はいつしか遠のき、自分のたてる靴音すらすんなりと聴覚に飛び込んでくる)《 ……。 》
        -- 2010-10-04 (月) 22:50:37
      • どうかしたの? 落ち着かないみたい。
        (人懐こい笑みを浮かべて話し掛けてくる女性。煤けた衣装と腰のポケットに挿し込まれた絵筆は、自分の身分を象徴しているようだ)
        最近ね、ここを開店させたの。お客さんも結構入ってくれて、満足してる。 -- 2010-10-04 (月) 23:21:31
      • 《 なるほど、どおりで 》(声に振り向き、つられて微笑み)《 私も初めて入りました この作品は全て…あなたが? 》
        (感性に生きる人種、芸術家と呼ばれる人間 自分とはおおよそ真逆の存在でありながら、気さくな物腰に淡い親近感すら覚えて)
        -- 2010-10-04 (月) 23:30:13
      • ええ、かけだしだった頃から最近の作品まで雑多に混ざってるけど、どれも記憶に残ってるわ。
        (年の頃は若い。20代前半ほどか。一結びにされたポニーテールを揺らし、次々と作品を指しては解説してゆく)
        これは南方の砂浜を訪れたときの写生画で、こっちが真っ黒森の― -- 2010-10-04 (月) 23:53:14
      • 《 私、けっこう寒い地方の出で…憧れちゃいますよね、南の島 いつか行きたいなって思ってるんですけど… 》
        (画布に四角く切り取られた世界の向こうにぽわぽわと思いを馳せ)《 この街にはいつ頃から? 》
        -- 2010-10-05 (火) 00:06:01
      • 二年くらい前、かな。芸術分野で食べていけなくて冒険者してたけど、そっちの才能もなかったみたい。
        (照れたように頭を掻き)最近は、やっと私の作品を買ってくれる人も現れて、めでたく個展が開業できました。
        ごめんなさい、名前も名乗ってなかったわね。私はエクスピアリ・ドーシャス。あなたは? -- 2010-10-05 (火) 19:35:54
      • 《 二年前ですか 苦労されたんですねー…その頃何してましたっけ、私… 》(クスリと無邪気に笑って)
        《 何を隠そう私も冒険者なんです、現役の アーティストの方に比べれば珍しくも何ともありませんけどね 》
        《 あ、はいっ…シヨンフベルヴィング・リーヴステインっていいます、シヨンって呼んで下さい! 》
        -- 2010-10-05 (火) 22:46:18
      • ええ宜しくね、シヨン。へえ、あなたも? 本当、石を投げれば冒険者に当たるわね、この街は。
        どちらかといえば、もっと違うものに見えてたわ。(髪を掻き上げると、席に戻り、カウンターに頬杖をついた)
        スパイとか……探偵とか。 -- エクスピアリ 2010-10-05 (火) 23:16:20
      • 《 ふふ、そんな風に見えますか? 》(アトリエの主に背を向けながらもうひとめぐり作品を見て回る)
        《 そんなお仕事、私には務まりませんよ…こう見えてけっこう抜けてますから 》(中腰になって石像と向き合い)
        -- 2010-10-05 (火) 23:26:27
      • シヨンが私の作品を見る目が、フツーの人と違うっていうのかしらね。
        表層だけでなく、もっと深いところまで読み説こうとしてる感じ。
        (アトリエの奥には、カーテンで仕切られたもう一つの空間があるようだ) -- エクスピアリ 2010-10-05 (火) 23:42:22
      • 《 …理系人間(・・・・)なんですよ、私 ですから細かいとこばっかり気になっちゃって…ふふ、いけませんね 》
        《 でも好きですよ、あなたの絵 限りない情報量が、底知れぬ海のように…一人の人間のように、どこまでも深く広がってるみたいで 》
        《 欲しいっていう人の気持ちも…今ならよく、わかるような気がします 》
        -- 2010-10-05 (火) 23:57:31
      • あはは、もう少しいい作品ができたら、売りに出そうかなって考えてるの。
        (カーテンを軽く開くと、手招きをして)こっちも見る? 前のスペースに入りきらない、大型品の展示、してるんだけど。 -- エクスピアリ 2010-10-06 (水) 00:19:59
      • 《 え、そっちは…いいんですか? はい、是非っ! 》(期待に胸を躍らせながらついていく機械人形) -- 2010-10-06 (水) 00:24:41
      • (前面とは大幅にイメージが変わり、照明を点灯させないと中身が分からないほどだ。薄暗いのは雰囲気だけでなく、描かれた絵画や石膏像からも、どこか仄暗いイメージが与えられる)
        こっちは、表に出せないような作品の展示場。ネガティブな気分の時は、どうしても悪感情が篭っちゃうの。
        (展示品には最後に一つ、上からシーツを被せられた人の形らしき彫像が残されている) -- エクスピアリ 2010-10-06 (水) 19:54:39
      • 《 わぁ、雰囲気がガラッと変わった様な…でもよく見えませんね 明かり、点けてもいいですか? 》(とスイッチを探し) -- 2010-10-06 (水) 21:44:04
      • (言われるままに、自分で室内照明を電照させた。芸術作品たちはそれ自体が意思を持っているかのように、何らかのメッセージをもって語りかけている)
        (一際目立つのは、やはり中央に鎮座する、作品の中で唯一人間の形を保っているそれ) -- エクスピアリ 2010-10-06 (水) 22:11:14
      • 《 ! 》(大勢の視線を集めている様な感覚、息がつまるほどの迫力に喘ぎ)《 画材が違う…という訳ではなさそうですけど 》
        《 あの、それは…それも彫刻ですか? 》(明るみの下に曝け出された異形のシルエット、淡い後悔に語尾は弱って)
        -- 2010-10-06 (水) 22:32:00
      • (問われると、何故だか含んだ笑いを見せ)ええ、そうよ。最近の私の作品の中でも、随一の出来だと自負してるわ。
        (力任せに包装を剥ぎ取ると、秘められたヴェールの下が顕になった。石造りではあるが、その様相をシヨンが忘れるはずはない)
        (片編みの髪も、眼前を見据える猛禽のような眼光も、左手に嵌められた手袋も、全てが実在のとある人間と瓜二つで)

        表題は―『蒸気探偵』とでも名付けようかしら。 -- エクスピアリ 2010-10-06 (水) 23:34:24
      • 《 ――ッ!! 》(打ちのめされてよろめき、膝を屈し、床を這いながら震える手を差し伸ばして)
        《 一つだけ、お聞きしても… 》(崩折れそうな虚無感に抗いながら石像の脚にすがり)《 …エクスピアリ、あなたは 》
        (愛おしげに頬を寄せ、ふと思い出したように顔を上げて)《 あなたは…私の、私たちの敵ですか?
        -- 2010-10-06 (水) 23:58:23
      • (シヨンの反応にこちらは言葉を返さず、懐から一本の小枝を取り出す。枝からは異様な勢いで緑の葉が生い茂ってゆき)
        あなたが、その男を救いたいと願うなら、私たちはどちらかが倒れるまで、戦うしかないでしょうね。 -- エクスピアリ 2010-10-07 (木) 00:10:21
      • (ホルスターの留め金を外し、ふらりと立ち上がって)《 …私のこと、知ってたんですね 》
        《 あなたが六本目、カミーリア・コルテージュの放った第六の凶人…わかりました、お相手します ただし 》
        《 ここでは不都合でしょう、お互いにとって…それともまさか、ご自分の作品を盾にしますか? 》
        -- 2010-10-07 (木) 00:29:42
      • 流石に、それだけ目立って動いていればね。(無防備にシヨンの脇を擦り抜け、アトリエの窓を閉めて行く)
        出来不出来に関わらず、自分の作品は魂の一片よ。どちらかといえば、あなたの同様の方が大きいかしらね?
        (緑の枝葉は朽ち、いつしか中芯である小枝は剣として形状を変化させていた)
        どこか、お望みの墓標はあるかしら? -- エクスピアリ 2010-10-08 (金) 20:21:41
      • 《 言ったでしょう? 向いてないんです 何もできないんですよ、私一人では…ですから所長は返していただきます 》
        《 そうですね、どこか…決して邪魔の入らない場所で 》(後方回しのガンスピン、鋼色の残影は朧に真円を描いて)
        《 …では、こちらへ 》(銃をホルスターに収め、アトリエの裏口から踏み出していく 月のない夜の世界へ)
        // -- 2010-10-09 (土) 21:34:30
    • (二人が訪れたのは街の広場。普段は夜間といえど多少の人気もあるはずだが、今日は静寂に支配されている)
      少しだけ話をしてもいいかしら? 私が、シヨンの大切な人をあんな姿にした理由。別に、活動を邪魔されたのが煩わしいとか、そういう矮小なことじゃないのよ。
      (その言葉を語る女は、どこか恋する乙女のようで)一目惚れ、というのかしら? -- エクスピアリ 2010-10-09 (土) 22:03:56
      • 《 あの人はあなたの…自己満足の犠牲になっていい様な方ではありません 》(冷めた目で言い捨てて)
        《 そしてこの件が、本当にあなたの仕業だとしたら…私たちを引き離した罪は重いですよ? 》
        -- 2010-10-09 (土) 22:16:29
      • それは御尤も。もちろん、私一人で独占するなんて愚の骨頂よ。あなたは、長い時間を重ねすぎて理解できないかもしれないけど……。
        (やれやれ、と頭を振り)有耶・リーヴステインは一個の存在として、完成されすぎている。彼という存在を、老衰やつまらない死因のために朽ちさせるのは、あまりにも惜しいの。
        百年か千年、あるいはそれ以上か。『彼を永遠のものとする』、それが私の出した結論よ。
        ……まあ、このことを知れば、カミーリアは怒り狂うでしょうね。あの子も相当、彼を買ってたから。 -- エクスピアリ 2010-10-09 (土) 22:32:16
      • 《 随分高く買ってるんですね 》(瞳の奥底に炎を灯して)《 …でも残念です、そんなお粗末な答えしか出せなかったなんて 》
        《 人はただ在るだけで美しいんです 生き方が、何気ない言葉のひとつひとつが輝いていて…それをあなたはッ!
        《 あんなにも無様で! 歪な形に当てはめて! 侮辱です、これは侮辱ですっ…あの人に謝って下さいっ!! 》
        -- 2010-10-09 (土) 22:54:56
      • (怒りの表情に彩られたシヨンを見て、表情に何故か暗い影が落ちて)あなたも、そうなのね。凡百の人間と同じ、本質の理解を放棄した。
        確かにさっきの言葉通り、あなたは何もできない、不完全な存在よ。シヨンフベルヴィング・リーヴステイン!
        (掻き乱された表情と言葉は、既に臨戦体制が整ったことの現れだ) -- エクスピアリ 2010-10-09 (土) 23:10:46
      • 《 あの人の本質は、心は…物言わぬ石塊なんかじゃありません! どうしてそんな事も分からないんですかっ! 》
        (静かに首を振って)《 …それがあなたの限界ですか、エクスピアリ あなたが、人間のあなたが「完成」を語るなんて 》
        《 ならば私は、私たちは先に行きます…あなたを踏み越えてっ! 》(宣戦を告げる銃声が轟き、夜天に吸い込まれていく)
        -- 2010-10-09 (土) 23:34:11
      • (平行線の会話は終わる。月を隠した雲が流れ、光の下に対峙する二人の姿が照らし出された)
        頭の堅いあなたに教えてあげるわ、私こそが生命の至る到達点にして究極だと! シヨン、あなたの存在は留めておく価値もない!
        (高らかな宣言と共に、木剣を自分の手で胸腹へと突き刺した。普通の人間ならこれで終わりのはずである。しかし木剣は更に奥深く、心臓部へと侵入していく。弾丸が到達するまでは、あと僅か。
        剣がエクスピアリの体内に完全に収まると、直後に弾丸が肩口を貫いた) -- エクスピアリ 2010-10-10 (日) 10:25:09
      • 《 なっ…! 》(ずぶずぶと抵抗もなく呑み込まれていく剣、正気を疑う様な光景に警戒を強め)
        (そう、何かがおかしい 牽制のつもりで放った一撃すら、いともたやすく女の右腕を射抜いたかに見えた)
        《 …これで終わり、なわけありませんよね 》(躊躇なく追撃、電撃的なファニングショットで弾倉を空にして)
        -- 2010-10-10 (日) 21:09:16
      • (肩、脇腹、太腿。棒立ちの的は次々と凶弾の餌食になってゆき、最後の弾丸が額まで射抜いた。常人ならば死に至っているはずだが、女の肉体は意に介していないようで)
        もう、終わりかしら?(空いた風穴は何時の間にか肉が収束し塞がっている)
        今の私は生命そのもの。何人たりとも、私を殺すことなんて、できやしない。 -- エクスピアリ 2010-10-10 (日) 21:59:51
      • 《 …なるほど 今のあなたは閉じた円環、己の尾を噛み環を成した蛇…とんだ奇跡の無駄遣いですね 》
        (同じ行動を繰り返して異なる結果を期待するのは狂気であるという いたずらに弾薬を浪費すれば早晩手詰まりになるはずだ)
        《 ならば 》(遮蔽物に滑り込んで特殊弾をリロード、砲術機関のサポートを受けふたたびエクスピアリを強襲する)
        《 これはどうですっ! 》(降り注ぐ氷結弾、ぶちまけられる冷却剤が着弾点の周囲から瞬時に熱を奪っていく)
        -- 2010-10-10 (日) 22:18:17
      • ウロボロス、とでも言いたいの? 神話に謳われた、始まりも終わりもない一繋ぎの―
        (冷却弾の着弾により、右半身が薄氷に覆われ活動を停止させた。氷結していない唇は言葉を紡ぐために蠢くが、シヨンまでは届かず。
        左半身の腕を伸ばすと、五指の爪が伸長し直刃のとなってシヨンを襲う!) -- エクスピアリ 2010-10-11 (月) 00:22:17
      • 《 自惚れないで下さい 少なくともウロボロスは…人に害を与えはしませんでしたっ! 》(散発的に弾丸を撒き)
        (ささやかな戦果に快哉を叫ぶ間もなく回避に転じ)《 くぅっ! 》(右腕を裂く五条の裂傷、漏れ出た蒸気が白く煙り)
        (戦術機動をとりつつダメージコントロールを作動、動力系のいくつかを塞いで蒸気圧を回復し)《 …やってくれますね 》
        (次なる特殊弾を装填、ろくに狙いも付けずに広場の随所に撃ち込み)《 蒸気弾ッ! Wild Wild West!!
        (広場に響きあう汽笛のような高音、超密度の圧搾蒸気が解放され辺りに白い闇がたちこめていく)
        -- 2010-10-11 (月) 05:42:32
      • あら、本当に動力は蒸気なのね。あなたの動かなくなった後で身体の構造を調べるのも、悪くなさそうだわ!
        (爪は元の鞘に収まり、静止していた半身が動作を許された頃、視界はスチームの幕に覆われる)
        目晦まし、というわけ? 時間を稼ごうとしても無駄よ!
        (両手の指先を広場の地表に突き刺すと、十本の爪が地中の土を掘り返し、土竜のように這い回り始める。一本、また一本と獲物を探し直刃は屹立していく) -- エクスピアリ 2010-10-11 (月) 16:24:28
      • 《 火傷しますよ? 》(演算能力の過半を索敵に振り分けターゲットを再設定、大きな円弧を描いて駆け抜け)
        (時計台の影に滑り込んで銃撃 放たれた弾丸は縦横無尽に跳ねまわり、六匹の猟犬と化して獲物へ肉薄していく)
        》(粉々に喰い破られて宙に舞い上がる石畳、上体をひねって飛びのきざま力任せに横薙ぎの蹴りを浴びせ)
        (持ち前の体幹制御を活かして追撃をかわし続ける機械人形、しかし17番目の着地点の強度が理論値を大きく下回っていた様で)
        《 しまっ―― 》(音をたてて弾け飛んでいくリボルバー、ひしゃげたポストを蹴って即座に手を伸ばし)
        -- 2010-10-12 (火) 04:55:05
      • (犬狼の牙により肉体は咬み砕かれてゆく。しかし死を超越した女は痛みを忘れ、原始的に目の前の餌を求める。次第に自分の再生能力が衰えているとも知らず―)
        あっはははははははははは! 無様ねシヨン!
        (跳ね飛んだシヨンの背後から、追撃の刃は肉薄する。風を裂き、音を裂き、そして肉を切り裂かんと) -- エクスピアリ 2010-10-12 (火) 19:04:04
      • 《 !! 》(縦横に刺し貫かれた黒金の臓腑、熱く滾りながら吹きだす血潮を茫然と見下ろして)
        (コマ送りの世界、彩度を失って凍りつく時間)《 わかりませんよ、あなたには いつまでも、永遠に 》
        《 だって、あの人は今この時も 》(振り向いて憐れむ様な笑みを浮かべ)《 私の中に…生きてますから 》
        《 私はシヨン、幻影(シヨンフベルヴィング) 》(たなびく蒸気に霧消する後姿と崩れゆくリボルバー、虚像は余韻すら残さずに散って)
        《 …夢見る機械ですっ! 》(どこからともなく迫りくる信号弾、地上の太陽は燦然と白く燃えて)
        -- 2010-10-13 (水) 16:16:23
      • (獲った。貫いた確かな鉄の感触を与えられ、顔は愉悦に歪む。しかしこの状況に陥っても、相手は何故表情を……)
        抵抗のつもり? 現実を見なさい、あなたは既にチェックにまで追い込まれているのよ! この状況からどうやって逆転しようというの!?
        (機械の体内を掻き回そうと爪に力を入れた瞬間、夢は晴れる。貫いていたのはそう、先程まで視覚に捉えていたはずの凹んだポスト。いつから自分は錯覚していた?)
        こンのぉおおおおおおおおおおお! よくも! よくもっ!(白い発煙の中、闇雲に標的を狙うも間合いの範囲外にいるのか、空を切るばかりで) -- エクスピアリ 2010-10-13 (水) 18:21:20
      • 《 それはこちらの台詞です!! 》(アタッチメントを換装、物陰から半身を露わにして肩にストックを押しあて)
        《 あなたとは…もっと違う形でお会いしたかったですね …そんな物に、そんな物に魅入られなければッ! 》
        《 お終いにしましょう! 対物榴弾! Maelström!! 》(後方へのG、射撃姿勢のまま吹き飛ばされて尻餅をつき)
        -- 2010-10-13 (水) 22:08:40
      • (自分は、何処かで道を誤ったのだろうか。今となっては知る術はない。芸術家としての探究心が肥大した結果が、提示された現実だ。
        死角から発射された榴弾は回避する暇を許さずエクスピアリの下半身を消滅させ、広場に巨大なクレーターを誕生させた。
        上半身だけになった女は、虚ろな瞳で宙を見据えて)
        私は、ただ…… -- エクスピアリ 2010-10-13 (水) 23:08:37
      • (瓦礫を押し分けて駆け寄り、銃口を突きつけて)《 複写という行為に情報の劣化は付き物…いえ、不可分のものです 》
        《 少しずつ少しずつすり減って、気付いた時には復元すら困難なほどオリジナルとは似ても似つかないものになり果てている 》
        《 あなたの夢見た永遠も、無限もみんな都合のいい幻…どこにもありはしないんですよ 》
        《 同情なんかしません、優しい言葉をかける気にもなりません でも 》(引き金に指をかけ)《 懺悔があれば聞きましょう 》
        -- 2010-10-13 (水) 23:44:12
      • (下半身の傷口は肉種が蠢いているが、復元する元の形を忘れたのか再生までは至っていない。自分の身に起こった異変とシヨンの言葉の奇妙な合致が皮肉に愉快で、ごく自然に、二人が出会った頃のように微笑んだ)
        服くらい着替えた方がいいわよ。もうすぐ、好きな人に抱き締められるんでしょう?
        (最後の言葉と共に、エクスピアリの上半身が塵となり、夜風の中に混ざって行く。最後に遺されたものはただ一本、魔剣と呼ばれた存在、カラーレスだけだ) -- エクスピアリ 2010-10-13 (水) 23:55:24
      • (銃を下ろし、手を差し伸べかけたところで女の姿は塵に還って)《 ……同情、なんて… 》
        (木刀を拾いあげ、死者を悼むように目をつむり)《 無責任過ぎますよ、さんざん好き放題やっておいて 》
        《 迷惑料、いただいていきますから…だってそうでしょう、エクスピアリ? 》(きびすを返し、アトリエへ向けて歩みだす)
        (それから間もなくのこと、リーヴステイン興信所に少し場違いな南の島の絵が飾られるようになったのはまた別の話――)
        -- 2010-10-14 (木) 00:24:08
  •  
  • 漸く人々の記憶から幾多の殺人事件が忘れ去られようとした頃、新たな噂が持ち上がる
    白衣を来た殺人鬼が出る、という与太話
    -- 2010-09-09 (木) 21:28:56
    • (探偵事務所の中にタイプライターの音が響く。中に居るのは数多一人だ)
      ふぅ……今日の報告書はこれでおしまい…っと。 まだちゃんとした証言は無いな……ただの噂じゃないと思うけど。
      白衣、か……案外、響がー…冗談でも笑えないか。
      -- 数多 2010-09-11 (土) 22:05:26
      • 有耶さんにも直接一方入れたい所だけど……今は別件もあるしな。
        もう少し、聞き込みしてくるか……(冬用のコートを羽織って、また街へ。 近頃再び噂がされる、殺人鬼の話)
        -- 数多 2010-09-11 (土) 22:07:11
      • (奇しくもここ10日程、奇妙な死体の話が何件も案件として舞い込んでいる)
        (寒空の下、曇天を見上げて。 町に、スラムにと、か細い線を手繰っていた)
        -- 2010-09-11 (土) 22:10:56
      • 聞き込みも終わり、有力な情報も得られなかったあなたは、事務所へ戻るため裏路地を突っ切ろうとしていた
        そんな折、二つの人影が目に入る。一つは地面に倒れたごろつき風の男と、もう一人は視線を下ろしている白衣の男
        白衣の男の右手には、金属らしき物体……剣が握られている
        -- 2010-09-12 (日) 00:14:20
      • (引き合ってしまうものなのか……図らずとも立ち会う現場、一瞬で張り詰める意識)
        (視線は剣へ……レヴィンから事前に聞いていた奪われた剣の特徴…その一つと合致する)
        (一人で対峙する事に疑問はあるが……目の前に人が倒れている、見過ごすわけにはいかない。腰の刀に手を当て)………そこまでだ、手荒い真似はしたくない。その剣を捨てて、手を上げてくれ。
        -- 2010-09-12 (日) 21:56:01
      • (剣はこれまでに回収されたものと異なり、全体的なフォルムとデザインは大人しい部類に入る。店頭に並んでいる剣、と言われても遜色ないほどだ)
        君にどんな権利があって、私の愉しみを邪魔しようというのかね。
        (空に流れる雲が月から拭われれば、倒れている男が血溜まりに沈んでいると分かる)
        それとも何かね、君も彼のように、物言わぬ屍になりたいと? -- 医者 2010-09-12 (日) 22:07:47
      • (変哲の無い見てくれが、白衣の男と相俟って妙に不気味に映り、鞘を握る手にも力が篭る)
        (月光に晒された足元の男は…残念だがもう助かるまい)言うに事欠き、愉しみとほざくか……
        口で黙らせるのは、徒労に終わりそうだな……っっ
        -- 2010-09-12 (日) 22:18:47
      • 昔から他人の血液を見ることが好きでね。高じて医者という職業に就いてしまったよ。
        後に、本当に見たかったのは人間に例外なく訪れる、死だと気付いたんだがね。
        (剣尖で軽く地面を叩くと、数多へと切っ先を向け)まあ……どうでもいいことだろう。これから朽ちゆく君にはな。
        (言葉が終わると、剣を下げて数多の方へと歩み寄る。不思議とその姿勢から闘気などは感じられない) -- 医者 2010-09-12 (日) 22:34:11
      • ……だから、人を殺して回ってるっていうのか……っ
        だけど、期待に添えられそうに無くてすまないな……(歩みを進める相手を注視する)
        (切っ先はこちらを向いてはいないし、その殺意からして嘘臭い程に闘う意思が感じ取れない事に困惑しつつも)
        ……これ以上の問答は、不要か。(腰を落とし、剣がどのように迫るのかを想像を巡らせる、後十歩、七歩、如何なるタイミングでも後の先を狙えるよう……)
        -- 2010-09-12 (日) 22:50:04
      • (わざとらしく首を傾け、唇の端を吊り上げた。それは紛れもない、嘲笑の表情)
        例えば、狩りを嗜好する人間がいるとしよう。釣り、ハンティング、種類は多岐に渡るが……。
        私に取っての狩りの対象は、人間なのだよ。さて、逃げ回っておくれ、無謀な君。
        (男の甲高い叫びに呼応し、得物の剣が吼えた。一定の距離を保っていたはずの剣先、いや剣の中腹が不自然に伸長し、数多の元まで迫る) -- 医者 2010-09-13 (月) 22:28:18
      • (男の歪んだ思考と嗜好に苦い顔で睨みを据え、一手を待つ。基本数多の型は居合。先手必勝ではなく後の先を狙う戦い方)
        …んなっっ!(凡そ剣を放つ仕種の一つもあったものじゃない。男の叫びに身構えるや否や飛び掛る切っ先は防ぐのに手一杯で)
        おおおっっ!!(声を張り上げ、真っ直ぐに伸びた剣に肩口を切らせながら前に踏み込む。その間合いはまだ遠い)
        -- 2010-09-14 (火) 21:26:59
      • (戸惑う数多を見る瞳と表情には、確かに笑顔が見て取れる。敵が戸惑い踊るのが楽しくてたまらない、そんな捻じれた優越感と、愉悦。)
        (肩を轢き裂いた剣の形状は更に変化し、鞭を連想させるように波打ち始める。先端は尖角のまま、しなりを帯びて数多の背面へと)
        知らなかったか? 魔剣からは逃れられない。既に君はの中に囚われた、哀れな小鹿だ。 -- 医者 2010-09-14 (火) 21:53:46
      • (男に自分の動きに対応する所作は見られない、恐らくは戦闘そのものに決して長けているわけではない。 いけるっ、そう判断し、もう1歩を)
        ……〜〜っが、っは……(踏み込めなかった。背中から腹部を貫かれ、地面に血溜まりが出来ていく)
        ご、ぁ……、なんだっ、て……
        -- 2010-09-14 (火) 22:10:10
      • ……チェックだ!(致命傷を与えたと判断し、剣の形状が元へと戻る)
        人を殺すのに、何も技術や修練なんて必要ないのさ。分かるかい?
        (身体から滴り失われていく血液を、嬉々とした視線で凝視するも、ふと気付く)
        不思議だな……常人なら、既に失血死しているはずだが。 -- 医者 2010-09-14 (火) 22:52:00
      • うぐぅ……(剣が引き抜かれ、余計に血が滴る)
        ……ぜ、っぜは……悪友が、憑いててね……ちょっとやそっとじゃ、僕は殺せない……(朦朧とする意識。しかし、この男はこれ以上野放しには出来ない)
        言ったはずだな…期待に応えられそうにない。(今一度、刀を構え)
        今度はこっちから行かせて貰う。自分の死でも楽しんでいたらいい……!
        -- 2010-09-14 (火) 23:09:29
      • 馬鹿な! 馬鹿な! 馬鹿な! 馬鹿な! 有り得るものか!
        何人たりとも、与えられた生命のルールから逸脱は許されない!
        To be or not to be(生か死か) 君は既に、死の側に居ルんだよ!
        (大きな狼狽と共に剣を構え、軟化したままの剣を釣り竿のように扱う)
        次は頭だ! ゾンビごっこは終わりだよ!(弾かれた剣先は、頭の頭部を目掛けて跳ねる)  -- 医者 2010-09-15 (水) 19:08:36
      • そうだな……そうとも、ずっと、ずっとソレの傍で……僕はあがいてきた。
        今も、ずっと……だ!(こめかみから頭を斜めに貫かれ、動きが止まる。 一拍を置いて、声の出ない口元が動く 「つ か ま え た」)
        (バチリと電流の弾ける音、悪魔の剣を頭に埋めたまま未だ数mの距離を瞬きの合間に詰め、男の首に刃が届く)
        -- 2010-09-15 (水) 22:15:15
      • (ぞぶり。頭骸を越え、脳漿まで貫いた感覚が掌まで伝達する。震えにも似たそれは、自分が紛れもない勝者であることを確認されるもの。
        しかし現実のヴィジョンは異なる。死人のはずの敵は、屍を晒した姿になってもなお、戦いを続行している)
        ぎっ……ぎゃああああああああああああああああ!
        (瞬きの間隙だけで、刃が届くには十分だった。喉元を切り裂かれた死に様は、この男の手に掛かったいくらかの犠牲者と同じ姿なのかもしれない。
        恐怖 他人の死を食い物とし、恐怖を与え続けたハラルド・レクターは、皮肉にも恐怖の感情に支配されたまま、最後の時を迎えたのだった) -- 医者 2010-09-15 (水) 22:41:42
      • (納刀を終えながら想起。この男は医者の皮を被りながら愉悦の為にどれほどの非業を犯してきたのか)
        (沈黙していく羊のように為す術も無く喰われていった故郷の面々が思い起こされ、悲痛に拳を握る)
        (頭部を貫いたゴールデングレイルを引き抜くと、溢れ出す血と共に歪んだ刀身が元へと戻る)
        (目的は果たした。 恐怖に引き攣り、纏う白衣のように血の気の失せた男の遺骸に怒りと哀れみの入り混じった視線を落として、彼はその場を去った)
        -- 2010-09-15 (水) 23:00:49
  •  
  • ガスト宅前― 戦いを終えた戦士の前に、一人の男が現れる -- 2010-09-05 (日) 22:37:52
    • (帰りを待ち侘び、玄関の柵に背を預けていたが、目当ての当人が帰って来たと気付くと、顔を上げる)
      剣を渡せ。(目的だけを簡潔に。スーツ姿の男は以前……といっても数年前だが、ガストと面識があるかもしれない) -- 有耶 2010-09-05 (日) 22:40:07
      • ……。月並みな台詞だが、「はいそうですか」と渡せるようなものであるまい。(この男がここに居る原因は火を見るより明らか)
        (この自分の持つ剣、引いてはこれを扱う者、そしてそれとの同族……簡単に誰かが持っていい軽いものではない)
        (実際に相対した自分が一番解っている。これは“危険”なものだ)……?
        (突然現れて簡潔な言葉を吐く男に妙なデジャヴュを感じる。前にもこんなことがあったような)
        (それはきっと些細なことで、思い出すにも難しいことである。運命の廻り合わせというやつなのだろう)
        -- ガスト 2010-09-05 (日) 22:48:17
      • (魔剣と対峙すれば剣の特異性には気づいているはず。それを踏まえても、突然現れた自分に腹を割るとも思えない)
        (懐から紙の名刺を取り出すと、指で弾いて対峙する胸元まで送り飛ばす)
        俺は探偵だ。依頼人から、盗難にあった剣を探し、奪還してくれと頼まれている。
        どうせ、お前には不要な代物なんだ。返しても罰は当たらん。 -- 有耶 2010-09-05 (日) 22:56:42
      • (朦朧とした意識と身体でなんとか手を動かし、名刺を受け取る。指先に挟まったその紙をしげしげ眺めた)
        本物のようだな。……口先八丁並べればどうとでも言えるだろうが、そういうふうにも思えん。
        お前は確かに信用に足る男のようだ。探偵というのは真実なのだろう。だが、その依頼人を俺は信じきれない。
        (名刺を懐へ仕舞う。まあ、邪魔なものでもない)拾得物なんだ。10%……横領せんかわりに、せめて情報程度でも渡しちゃくれんかね。
        -- ガスト 2010-09-05 (日) 23:02:31
      • 情報、か。(依頼人についての情報はご法度。ならば……)
        その剣についての素性でも話そうか。鋳造された国はCortageという。
        今でこそ波風立たない君主制の一国だが、かつて大きな戦乱があってな。隣国から侵略を受けた。
        その剣を含む六本が、戦争に際し製造されたんだ。自国を守るための矛としてな。
        (ここから、相手はどこまでの推論に辿り着くか?) -- 有耶 2010-09-05 (日) 23:12:41
      • 国がらみ……か。思ったよりか壮大というべきか、まあその程度であろうと言うべきか。
        (コルテージュ。聞いたことはない。世界の広さというのはなかなかのもので、そうそう把握できるものでもない)
        ……そして戦争のために作られた剣か……。(それが盗まれてあんな男の手に渡っていた。簡単に盗まれてよいものなのか? 矛と称するほどのものを)
        (脳裏にちらつくのは剣を探していた少年。身なりからして国に関わる高貴な者であってもなんら不自然はない)
        …………。(依頼者は恐らく、十中八九あの少年。あの男と同じような殺戮者がちまちました依頼をするとも思えない)
        少なくともまあ……安心か。(さらにそんな者からの依頼を目の前の男が請けるか……解らないが違うような気がした)
        まあいい、とにかくこの剣を渡せばよいのならばそうしよう。もう盗まれないように気をつけてもらうよう頼む。(刃の見えない剣を差し出す)
        (柄だけ空に浮いているかのように見えて、なんとも存在が希薄に見えた)
        -- ガスト 2010-09-05 (日) 23:33:03
      • (有耶にとっての誤算は、既にガストと依頼人―レヴィンに面識があり、加えて同じ集団に属していたこと。与り知らぬところで、事態は動いているのだ)
        盗まれたのにも、少々事情があってだな。もしかすると、俺やお前は……国家が変革される、大きな節目に立ち会ってるのかもしれん。
        (グラスハートを受け取ると、やはり透過された剣身に驚いたようで、何度も剣を振り刃の所在を確認した)
        なるほど、殺戮にはうってつけだ。協力に感謝する。
        (剣先を下ろすと、そのまま路地の角を曲がって行った。その先を歩けば、丁度レヴィン宅の玄関が存在している) -- 有耶 2010-09-05 (日) 23:46:27
      • 国家など移ろいやすいものだよ。ゆっくりと変革していくものだ、よほどの抑止でもなければな。
        (故郷で高い位置に立って国を見下ろしていたからよく解る。だが)……だが、それによって惑わされるのは民。ひいてはそれに関わる者。
        (溜息をつく。疲れと、新しい事実を知ったことによる気疲れ)……転ぶにしたって、悪い方向に転んでくれなきゃあいいんだがね。
        それでは頼む……俺はそろそろ、帰って寝るとする……。ではな……。(予想通り。足はそちらへ向かうか)
        (見届けた後、自分の屋敷へ入っていく。それから数秒遅れて大声で喚く少女の声が聞こえてきた)
        -- ガスト 2010-09-05 (日) 23:51:31
  • ある日の午後 日も落ち始め、夕闇が辺りを包む頃、あなたは自宅へ帰ろうとしていた// -- 2010-09-05 (日) 17:59:31
    • ……ん……。日の長い初夏だからといって、つい遠出をしてしまったか……。(西方に輝く夕焼けが眩しい)
      だが、修理用の資材については話をつけてきた……いい仕事をした後は気分が良い……。(空はくすんだ藍色。そこへ薄い橙が混じる)
      (一つ伸びをしてそれを全身に受け、今日を噛み締める「やることは概ね終わった」後はのんびりといつもと同じ夜を過ごすだけ)
      (「確か今日はグラタンだとか言っていたから、それに合う酒と土産でも買って帰るかな」など、思い歩く)
      -- ガスト 2010-09-05 (日) 19:05:15
      • (ふと、行く先に人の影を見咎める。中肉中背でごく一般的な容姿の男性。普通であればすれ違うだけのはずだが。
        奇妙な点が一つ。その手には、剣らしき物体が握られていた。はっきり剣だと認識できないのは、剣身に値する部分が空白だから。
        柄と柄だけが供えられた奇妙な道具を携え、ガストを見据えている) -- 2010-09-05 (日) 19:14:47
      • んー……? なんだ、剣……の、柄?(湿気た空気を散らすように、未だ夕陽は輝く)
        (逆光に照らされた人影の持つ物に目を引かれる。もとより剣士、誘蛾灯に惹かれるように剣らしきものへ視線が向くのだ)
        ……鞘ごと折れてどこかに置き忘れてきたのか?(他愛もない冗談じみた思考の後、視線に気がついた)……?(その男に、覚えはない)
        -- ガスト 2010-09-05 (日) 19:35:36
      • ……決めた。今日はあんたにしよっと。
        (腰溜めに構えられる柄。夕陽は地面を照らすため降り注ぎ、ちょうど男は背中に柿色を背負う形となる。
        ふと、街で囁かれた噂を耳にするかもしれない。最近、異常な割合で死者が増えていると) -- 切り裂き魔 2010-09-05 (日) 19:47:35
      • 俺がどうしたって?(新手の勧誘か、それとも押し売りか……そういう相手かもしれないという疑念が走る)
        (だがその男は“妙”だった。「仰いで天に恥じず……」と、“おどおど”した雰囲気がない。柄を構える姿すら自然)
        …………。(空気がぴんと張り詰めた。風がピアノ線のように首へ触れ、ぞくりとした不安を覚えた)
        (思い出すは材木店の気の良さそうな主人の話。この辺りで物騒なことが起こっているから気をつけろとのことだった)
        (見習いの一人が、その餌食になったという。心底悲しそうに、しかしだからこそ自分を強く案じていた)
        しかし。(あまりにも普通すぎる。殺気を感じられない。少しばかり思考が混乱した)
        -- ガスト 2010-09-05 (日) 19:59:54
      • (殺気がないのは当然のこと。彼……ジャック・リバーにとっては、生命を奪うという行為は息を吐くに等しい、自分の営みとして当然の行為だからだ)
        あんたいい面してるねえ。相当、人斬ったんだろ? ヒヒッ!
        (挑発するかのような物言い。この男の常套手段の一つだ。相手の神経を逆撫ですれば、退くなどという選択肢は生まれない。
        幼い頃から、生物の解体が好きだった。自分の性癖を抑えるために肉屋へ就職したが、直に衝動に負け親方を切り殺し、追われる身となった。
        あの娘には感謝している。自分の欲望を最大限に発揮できる、こんな玩具を用意してくれたのだから)
        -- 切り裂き魔 2010-09-05 (日) 20:16:13
      • (“人を斬ってきた”そうだ、それに相違はない)ふん。活人剣、殺人刀……悪しき者を見逃すは、悪刃に倒れる人々を見捨てるも同義。
        なればこそ振るった剣だ、迷いはない。その事実をお前が汲み取ったというのならば、そうなのだろう。……それよりも。
        (殺気はない。そこらのなんでもない、ただの青年を相手にしているよう……だが、それとは違う点が一つ)
        (剣気が満ちている。自分の流派で剣気とは、剣の通る道筋のこと。)
        (袈裟懸けに斬るのであれば、そこを通る剣気、剣を扱う者の意志が生まれる)
        (“斬ろうとする”というプレッシャー。それを扱い間合いを調整する基礎の技術。今、自分の受ける剣気は……離れているにも関わらず)
        (自分の脳天から首筋、腕、胴全てに至るまで……“斬ろうとする意志”を感じられた。剣気に包まれて身体中に戦慄が通る)
        ……恐らくは悪。……お前なのだろう、この辺りで人斬りをしているのは。(腰にかかる大剣へ手がかかった。「敵だ」)
        -- ガスト 2010-09-05 (日) 20:32:42
      • 【お前】というのは少しだけ語弊があるねい。(戦意があると分かると、表情は歓喜に歪む。新たな獲物が飛び込んできたと)
        【お前たち】と言ってほしいさ。いくら俺が人斬りの大好きな、どーうしようもないクズでも、あれだけの人間を殺すのはちーっと骨だ。ヒヒッ!
        (それだけでも伝達する情報としては十分だ。鬼畜生によるネットワークか、この男に似た人殺しが、この街には他にもいる)
        最も、何人かはもうイッちまってね。俺が死にゃあ、もっと犠牲者も減るさあ。
        でもな……(二人に流れる空気には、何故だか血の匂いが混ざり。これから起こる、凄惨な出来事への予感か)
        死ぬのは、あんただぜ。
        (言葉もそこそこに、淀みない足取りでガストに迫る青年。刃のない秘剣、鋳造国ではグラスハートと呼ばれる魔剣は、その刃が透過しているという特性故様々な利点を備えていた。
        間合いの見切りの困難さ。敵が剣と認識しない慢心の誘発。そして、限界まで素材を研摩したことによる、飛躍的な軽量化。
        ガストが待ち焦がれた恋人であるかのように、魔剣は対峙する相手の肉を削ごうと迫りくる)
        殺ッたッ!(……自分の方が速い。ジャックは勝ちを確信する) -- 切り裂き魔 2010-09-05 (日) 20:50:16
      • お前以外にもまた居るというのか……世も末だ。(どうせなら一人であってくれたら、と苦そうに奥歯を噛み締めた)
        ……我が剣は、弱き者のためにあり。(右眼の眼帯を投げ捨てて、大剣を構えた。激怒の構え(フリオヅェーツォ)。大剣を背負うように、ぐっと引いた)
        だが……お前は……自分より弱い者全てを傷つける。対極だ。(炭酸水の入った小瓶を燃え盛る炎へ投げ込んだように。沸々と怒りが湧き上がってくる)
        正々堂々などとは言わん。我が持てる力の総てを使い貴様を討つ。……死ぬ準備をしろ、今まで受けた傷を存分に味わえ。
        (右眼が黄色く輝いている。左眼の灰色と重なるヘテロクロミア。別の存在の意志があるように金の視線は突き刺さる)
        すぅ……。(敵が動いた。同時に目を瞑る。千里眼(プロフェット)。今からほんの少し先、“切り裂き男の剣”を見る)
        (異能による“見切り”。だが、それを使った瞬間おぞかしい寒気が突き抜けた。「避けられない!」)
        (その男の“見えぬ剣”を、躱しきることができない。自分の“見切り”はそんな結果を齎した)
        (研ぎ澄まされた加速。読めぬ間合い。光屑を従えたその剣筋は限りなく鋭い)……なれば。
        (剣が迫る。それこそ朝陽の鋭かしく、この夕陽に不釣合いな時を無視した取り合わせ。対峙する!)
        ……あぁ゛ぁああぁ!!!(大剣よりもその斬撃は速かった。上回るなどという易しい表現ではなく、お相手にならないほど。)
        (それこそ星とそれを追うよだかのように。ただ焼かれて消えていくように)…………だが、なぁあ……。(そこで、凄絶に笑んだ。死には至っていない。急所が外れている)
        骨も、肉も断たせてやるよ……だが、貴様の命と引き換えだ。最後に俺を斬れたことを……満足して死んで行けェえええ!!!
        (大剣が振り下ろされた。上方からの落撃(ファルハーカス)。大上段からの袈裟懸け。無慈悲なる怒りの雷撃)
        ぁあ (二撃目。袈裟懸けで落ちた剣を神速で足から胴あたりへかけて振り上げる。落ちる勢いをそのまま上方へぐるりと流す昇撃(レヴィーディハーカス)
        (次、) あぁあ (男の肩口あたりに向かった剣先、躰をV字に切り裂くように動かした。横撃(トライルハーカス)。勢いは止まらない。四撃目)
        ああぁあぁ゛あああ!!!中段撃(メッズハーカス)。剣は流れて胴を断つ、中段の水平斬り。この四つが、ほんの瞬きするだけの時間でつなげられた)
        颶風(ウラガーノ)、流派の奥義、三連撃を超える「絶対なる四連撃!」彼はそれを大颶風(ウラガネイゴ)と呼んだ)
        (致死の手前の傷、そこへ踏みとどまっての決死の斬撃。明らかに“敵”と認識した相手への信念の剣)
        -- ガスト 2010-09-05 (日) 21:42:47
      • (信念を塗り潰すのもまた信念。【人を殺す】という意思は、より強い【邪悪を葬る】と堅く結ばれた断罪の志により上書きされた。
        鮮血の海の中、男が嗤う。勝利を疑わなかった男は、最後まで自分の剣がガストを狩ったと信じたまま、死を迎えたのだった。
        上下に分割された胴体が泣き別れすると、残されたものは息も絶え絶えのガストの他は、殺人者の扱っていた剣だけとなる。
        ……そして街に、一時の静寂が訪れた) -- 切り裂き魔 2010-09-05 (日) 22:13:26
      • (ガァアンと大きな音を立てて大剣を地に突き立てた)……ぜぇあ……はっ……。(凭れ掛り、躰を支える)
        (自分に降りかかった男の血なのか、それとも自分の流した血なのか。境界線は実に曖昧となっている。そして剣を放ったことによる疲れ)
        …………嗤っていやがるか……。(もはや肉塊と化したその顔面は醜く歪んでいた。夢でも見るように鮮やかに笑みを浮かべている)
        我が剣は弱き者のために、ただ弱き者のために……これで少なくとも、この男からの被害は出まいな。
        ……「もっと苦しめて殺したかった」なぞと、そんなものは俺のエゴでしかないというのに。……まだ、未熟だ。
        (吐き捨てるように。「胸糞が悪い」と言外に叫び散らすように言葉を紡いだ)……ふぅー……。
        (深呼吸。疲れは引いた。とりあえず、歩くことぐらいはできるだろう。傷は屋敷に帰ってからでいい。もうとっぷりと夜は暮れていた)
        (月明かりが地面を照らす。それに照らされてなにかがちらりと光るのが見えた。大剣を引き抜いて鞘へおさめ、歩いていく)
        ……これが、カラクリの正体か……。(誰もいないしんとした空気の中でそれを拾い上げて空へかざす。そこには透明の刀身)
        まるで芸術かなにかのようだ……こんな剣、ありえないはずなのに……。(ほんの数日前の言葉が蘇った。“剣を探している”と)
        ふ、は、はは……まさか、な……。(男はここまで派手にやっているのだから、顔も割れていよう。このままここで白日に裁かれればよい)
        (人を捌いてきた報いと言うと、運命の妙を感じざるをえない)……。(透明な剣を携え帰路につく。その剣は、形なくして傷つける剣)
        (形ありて弱きを助ける自らの大剣と反対のもの。少しばかりの無常観と、この悪を討てた達成感を抱えて屋敷へと歩いていった)
        -- ガスト 2010-09-05 (日) 22:30:21
  •  
  • ここは広場― いつもと変わらない街の風景が、人々に安らぎを齎してくれる -- 2010-08-31 (火) 21:03:36
    • さぁて……あの爺さん、この辺がねぐらなら広場で情報収集してりゃぐ会える筈だが -- フェリー? 2010-08-31 (火) 21:04:51
      • 「おいジジイ、金出せよ!」
        「あんだよ、これっぽっちか!?」
        「しょうがねえから、この薄汚い剣で勘弁してやるぜ」

        広場の中心から聞こえるのはごろつきの怒鳴り声。顰め面の数名に囲まれているのは、以前出会った老人だ
        -- 2010-08-31 (火) 21:09:21
      • (数十分探索しただけでこの結果だ。我ながら獣めいた勘の鋭さで今日は冴えてるとテンションが上がる)
        っと……別にあの爺さんに恩を売る気はねぇし、当然ごろつきを助ける義理もねぇ。ここは様子見か?(少し遠くから成り行きを見守ることにする) -- フェリー? 2010-08-31 (火) 21:12:17
      • いかんぞお主ら、もう少し年寄は大事にせんとのう。
        (フェリーが現れる前に暴行されたのか、頬や手足には痣のような傷跡が見え)
        そうせんと……のう? ほれ、お主らの身体が、見るに堪えんことになっちゅうぞえ。
        -- 2010-08-31 (火) 21:16:52
      • おいおい……爺さんボコられてんじゃねーの。強いってのは昔のことで今はただの老いぼれかぁ?
        ……いや、待て。まだ何かする気か……?(ごろつき達がちょうど邪魔で老人の表情が見えない。判断を下すには早計だと、もう少しだけ……そう見守っていると――) -- フェリー? 2010-08-31 (火) 21:21:48
      • 言葉すら発することなく、ごろつきたちが地面へと倒れ伏した。明らかな苦悶の表情を浮かべ助けを求めるその身体には、異様な変化が始まっている
        20代の青年のものだった肌が、次第に瑞々しさを失い、枯れて行くのだ
        ほどなく、全員の体が木乃伊のように乾き終わった後、のろりと老人が立ちあがる
        -- 2010-08-31 (火) 21:22:02
      • 見ておるんじゃろ、若いの。わしはここにおるぞ。 -- 剣魔 2010-08-31 (火) 21:31:37
      • ッ!? (何が起こったのか、まるで把握できなかった。突然地面に倒れたかと思うとごろつき達がまるで老化したような姿に変わったのだ
        いや、その変化によって自分を支えきれず倒れたのか? どちらにせよ、自分の想定外の事態に目を見開き、絶句するしかない)
        ……おい、爺さん。アンタ……こいつらに何をした……?
        -- フェリー? 2010-08-31 (火) 21:36:04
      • わしゃなーんもしとらん。前途ある有望な若者の未来が、奪われただけじゃ。
        (息を切らせながら剣を杖とし、漸うといった面持ちで足を進め始める。フェリーの傍まで来ると、皺だらけの顔を上げて)
        おまん、頭が良さそうには見えんのう……。(含みのある言葉を投げ掛ける)
        -- 剣魔 2010-08-31 (火) 21:42:53
      • 前途……ね。んなこたぁ知らねーさ……(近寄ってきた剣魔を見据えると、今度はしっかりと対峙する)
        俺が馬鹿なのはどうでもいい、承知のことだ。アンタが剣魔ってのは調べがついてる。加えて今のでミイラ事件の犯人ってのも明らかだ
        で、あと分からないのはその剣と、俺にとって一番重要なこと……(言いながら、ゆっくりと2本の槍を構える)
        アンタが本当に強いかってことだッ!!
        -- フェリー? 2010-08-31 (火) 21:54:21
      • (血気に逸る青年を見れば、楽しそうに首を竦ませ)ほっほう、こんな辺境にまで仇名が轟いとるとは、わし有名人?
        (先端を地面から引き抜き、フェリーの顔色を伺う)良い目をしておる。こうでなきゃいかん。
        (いつしか空には雲が掛かり、粉雪が顔を出し始める)死ぬには良い日だと思わんかね、若いの。
        (瞬間、二人の退治する空間を異様な重圧が支配した。闘気の主は、目の前の老人か、剣か)
        -- 剣魔 2010-08-31 (火) 22:01:04
      • お生憎だな、ただアンタの言う「カサリーニの連れ子」に聞いただけさ。(雪、か……都合がいい。人は少ない方が気がかりが少ないしな)
        (家路へと向かう住民の姿がちらほら見える。人の喧騒は聞こえず、噴水の水音が僅かに静寂を邪魔しているだけだ)
        ……爺さん、その剣一体なんなんだ? どっかから盗んできたってのは分かるが……おっぱじめる前に言っとかねーと息上がるぜ?
        -- フェリー? 2010-08-31 (火) 22:09:02
      • ほっほう、こりゃ一本取られたわい。(ころころと老人にあるまじき表情の豊かさで笑うと、細腕で大剣を振り上げ)
        盗んだというのは適切じゃないわい。これは元々わしのもんじゃよ。
        (剣を構えたまま、目を細め)かつて戦争で多大な人命を奪った【魔剣】と称された兵器も、操り手がいなければただのデクじゃ。
        あの時は……楽しかったのう。
        -- 剣魔 2010-08-31 (火) 22:16:06
      • 元々爺さんの物、だと……? だとしても、無断で取ってくのは穏やかとは言えねーなぁ……
        (このジジイ、あの腕で大剣を軽々と……! 剣が軽い? いや、んな希望的観測は捨てろ。相手は剣魔とまで言われた男だ!)
        ハッ!戦争を、人殺しを楽しいだと? 痴呆でラリってんじゃねぇぞ!?
        -- フェリー? 2010-08-31 (火) 22:24:45
      • (一薙ぎ、逆方向にもう一薙ぎ。鋼の質量が空を裂けば、風圧によって生まれた生温かい風がフェリーまで到達し。
        目の錯覚か、奇妙なことに老人の背丈は、最初に相対した際より等身が上がって見える)
        戦争で人を殺めれば英雄、ではその後はどうなるか。剣魔とまで敬われ恐れられた男の末路、とくと目に焼き付けるがいいわ。
        (戦いの火蓋は切られた。老人にあるまじき脚力で、大剣を担ぎ疾走する!)
        -- 剣魔 2010-08-31 (火) 22:32:53
      • (準備運動……気のせいか、ジジイの背筋が伸びて大きく見えるぜ。……いや、本当に背が伸びてる!?)
        チッ! 折角準備を待ってやったのに先手もしっかり取るか……喰らえ!アクアブリット!!
        (駆け寄ってくる老人に向かい、トライデントの先から牽制の水弾を発射する!)
        ああ!見せてもらうさ!剣魔と呼ばれた男の力をなァ!!
        -- フェリー? 2010-08-31 (火) 22:42:18
      • (変わってゆくのは背丈だけにあらず。完全に白髪だった髪色は銀に、小枝のようだった腕と足も、成年男性と同じ程度にまで若返っている。
        顔面からは皺も消え、フェリーと大差ない男性の姿がそこにあった)
        ほほっ、こそばゆいのう!(剣の刃に身を隠し、水弾の直撃を免れる。多少はダメージを負っているようだが、気にした様子もなく)
        行くぞえ。(掲げた得物を振り降ろそうと、両の腕に力が入る)
        -- 剣魔 2010-08-31 (火) 22:51:49
      • なん、だと……!?(目の前の老人が若返っているではないか。それは、常識で考えれば信じられない光景で……)
        しまっ……(驚愕のあまり、簡単に間合いに入られてしまう。こうなっては敵の攻撃を受け止めるしか選択肢は無い)
        クソがっ!ただの手品に決まってるッ(トライデントとクォーターパイクを交差して前に、そのまま防御する構えだ)
        -- フェリー? 2010-08-31 (火) 22:56:36
      • 暢気なもんじゃのう、本当にええのかえ?
        (交差された武器の上から振り下ろされる鉄槌。経験に裏付けされた技能などでなく、圧倒的で純粋な力が殺意を孕んで迫る。お行儀のいい【戦い】ではなく、【殺戮】を求め)
        -- 剣魔 2010-08-31 (火) 23:09:19
      • ガッ、はっ……ぁ!? (振り下ろされるその一撃はまるで巨石の一撃!槍越しに衝撃が腕へ、身体へ伝わる)
        ふざっけ、やがってぇ……うううああああああああああああッ!!(軋む腕と槍、だが意地で押し返す!)
        (これが、英雄の力……まるで緊張感の無い喋りでとんでもねぇ殺気してやがる。ビビるな、英雄ならレナータ姉さんもそうじゃねぇか)
        ハァハァ……爺さん、若返りがその魔剣の力ってことか……ははっ、いい手品だ。気に入ったぜ
        ただ老いぼれ爺さんボコるんじゃ俺も納得できねぇしなァ!
        -- フェリー? 2010-08-31 (火) 23:20:55
      • (火花すら散らす金属同士の鍔迫り合いが終わると、一歩距離を取って)
        齢を重ねる度に、剣魔という尊称がむず痒くてなっての。この姿なら、そう呼ばれても罰は当たらんのう、ひゃっひゃ。
        (腰溜めに剣を構えると、微動だにせず相手の四肢に視線を這わせて)
        この世に完璧などありはせん。時間という大きな流れの前では、等しく無力じゃ。わし以外はな。
        ほんに不思議じゃのう……そろそろおまんからも、時間が奪われる頃だと思ったんじゃが。
        (フェリーの動揺を誘う台詞と共に、大剣からの抉りこむ突きが撓る弓のように放たれる!)
        -- 剣魔 2010-08-31 (火) 23:32:37
      • けっ、楽しそうに笑いやがって……余裕こいてくれんじゃねぇかッ(そう、反撃に転じようとした時だった)
        っ! ち、力が……(気付くのが遅かった。先ほどのごろつきを見れば老人がただ若返るのではなく自分も若さを吸われるということが)
        ぐっ……ジジイ!てんめぇ――ガッ!?
        (身体が敵の攻撃に反応しきれなくなっていた。僅かにかわすことは出来たが、大剣はフェリーの右横腹を抉る!)
        く、そがッ!!(力を振り絞り、左手のクォーターパイクを剣魔に向かって投擲する! だが、老化の始まった腕では大した勢いもなく……)
        -- フェリー? 2010-08-31 (火) 23:54:56
      • //おやすみの時間だ…… 次回はフェリーの反撃タイムということで -- 2010-08-31 (火) 23:59:28
      • //オーケー。戦闘中だけ若返るジジイ……いいよね -- 2010-09-01 (水) 00:00:16
      • (肉を裂く刺突から移行し、パイクを防ぐため力任せに剣を払い上げる。皮と肉はもちろんのこと、骨まで届くかという激痛を孕み、容赦のない斬撃が加えられる)
        (半死人であるフェリーを既に敵でないと見たか、見下す表情は冷やかに)
        おまん、随分時間干渉が遅れたが、体質かいの? 心配せんでええ、もうじき、苦しまんでもようなる。
        (失血死が先か、老化が先か、或いは……その暇を許さず命を狩りとられるか)
        -- 剣魔 2010-09-01 (水) 21:35:28
      • がアアッ!? げふォあ……!(払い上げられた剣がフェリーの胸板を駆け上り赤い袈裟傷を刻む。そのついでとばかりに短槍は空しく弾かれた……)
        ぁ……か、はっ…… (既に若々しさの無い体躯がその攻撃に耐えられるわけもなく、吐血しながらそのまま後方に軽々しく1メートルほど飛ばされて崩れ落ちる……
        すぐ後ろに噴水が無ければそのまま仰向けにダウンしていたところだった。縁に背を預ける形で尻餅をついた……勝敗は決したようにしか見えないだろう)
        く、ぁ……(身体が、動かねぇ。力も出ねぇ……乾く、命が枯れていく……死ぬのか、俺は)
        (だが、彼はそこで唯一魔剣の影響をまるで意に介さない部位があることに嫌でも気付く……)
        -- フェリー? 2010-09-01 (水) 21:50:18
      • おまんも、数多の塵芥に同じじゃ。もう少し踏ん張るかと期待したぞい。折角、わしを満足させそうな面構えだったのにの。
        (剣先を首筋、頭、心臓、太腿、様々な箇所に当て反応を見るも、フェリーの憔悴が演技でなく、復活はあり得ないと悟り)
        じゃあの、若いの。(振り挙げられた凶刃は、胴体を両断するために一直線に迫る!)
        -- 剣魔 2010-09-01 (水) 21:59:45
      • 右目、か……(眼帯を外す。中で滞っていた血がどろどろと溢れ出して流れ落ちる……が、重要なのはそこではない
        その右目は人のモノではなく、爬虫類のような、まるで蛇か竜の持つ眼。それが剣魔の放つ殺気をも飲み込むようなプレッシャーを発し広場を包んだ)
        「貴方は■こで死■■うな男■の? 違うで■ょう――なら、■■上がりな■い……立■な男に■■なさい。愛■■我が■……」
        (声が直接フェリーの頭に響く。右目の声か?それとも……) う、るせぇんだよッ……ブリカァァァァレェェェェッ!!
        (一喝!気合を振り絞ったその一言、右目の放つ魔力により噴水の水がざわめき波立つ! 周囲の水気までもが共振し、フェリーへと集まっていく……
        降りしきる雪すらも溶けて水気へ。気付けばフェリーの周囲には一般人にすら感じ取れるほどの水精霊が隷属していた!
        彼の身体は今では若返り、元の姿へ戻っている。空気は乾燥し、彼の周りのみが潤っている……その引力は、近くにいれば剣魔の喉すらも乾かす勢いだ)
        -- フェリー? 2010-09-01 (水) 22:25:01
      • ほっほう! 長生きはするもんじゃな! 古き水神の眷族がこんな辺境に紛れているとはのう!
        (絞り粕とばかり考えていた眼前の青年から発される異質な殺気。変化する光景を映画の一シーンとして眺める男の瞳に浮かぶのは驚嘆と、更には歓喜。
        口内に溜まっていた唾を飲み込んだ理由は、臆したのではなく)
        それが、本当のお前さんか? 随分と男前になったじゃないかえ。(爛々と輝く瞳を示せば、次の手は速く)
        (間髪入れず、必殺と信じる一打を叩きこんだ!)
        -- 剣魔 2010-09-01 (水) 22:37:23
      • 焦るなよクソジジイ――(強靭な脚力で枯れた噴水の向こう側へと飛び退く。常人離れしたジャンプだが、剣魔の一閃はフェリーの左足を斬っており、血雫を垂らしながら着地した
        蛇眼の青年はゆらりと立っている。出血は止まっていない……今も流血しており、周りから得た生命力で無理矢理エネルギーを生産している状態。数分と持たないだろう)
        ……爺さんアンタ、要は強い自分が大好きなんだよ。戦いが好きなんじゃねぇ、ただ敵を倒し続ける自分が好きなんだ
        この剣の能力はまさにソレだろう? 相手だけ老化させて、自分は若返る……ひでぇもんだ。今のアンタ、実は超よえーだろ?
        でもなァ、俺も分かるんだよ……男なら際限無く強くなりてぇもんな。だったらよォ!?弱ぇ奴より強ぇ奴を斬りたい!違うか!?
        (彼の持つトライデントが水を纏い、回転を始める。その速度は瞬く間に増していき……まるでドリルのような高速回転に達する!)
        本番だ剣魔!こっから、マジの戦いだぜ……互いに死と隣り合わせ、どっちが死ぬか分からねぇ命のやり取りこそが男の戦いだよなァ!?
        今からてめぇを満足させて逝かせてやんよォ……!(今度は前へ、剣魔へ向けて水を得た魚のように高く跳躍する!)
        -- フェリー? 2010-09-01 (水) 22:44:43
      • (剣魔と称えられてきた己も、蓋を開けてみれば何のことはない。人より少しだけ、殺すための術に長けていただけだ。
        一線を退き、老いた現代ですら、英霊とされ持ち上げを受け続け。ならば、人を殺せない自分は誰だ? 自分を構成しているのは、血と鋼鉄の剣。
        死を与えることがダルード・リヒテンシュタインの存在意義ならば、終焉も同じく、死によって齎されよう。
        但し、それは床の上ではない。見定めた閻魔の前だ
        そうでなくてはな! しかしじゃな、お喋りな男は嫌われるぞい、若いの!
        (跳ねるターゲットを目視すると、老人の肉体を構成していた全ての時間が剣先に集中する。
        過去から未来へ移ろうは、妨げられることなく流れ続けるにどこか似ていて)
        わしの失う時間を、おまんの命で購わせよう!(放出された時間の渦が、フェリーを喰らい血肉の一部としようと迫る!)
        -- 剣魔 2010-09-01 (水) 23:18:47
      • 知るか!実は老いぼれのテメェの能書きなんか理解してやる気は更々ねェ!!
        (自分からぐだぐだ言っておいてこれである、が……そもそも戦いで相手を理解する必要などは無いのだ。相手を知り己を知れば百戦危うからず……などという殊勝な考えなど軟弱と一蹴するのがこの男の気風であり……)
        うおあああああああああッ!ペッシェ・ヴォランテェェェェッ!!
        (ゆえに、その手に慈悲無き海竜の牙(インクレメンテ・レヴィアターノ)を構え、魔剣を携える剣魔に真っ向勝負を仕掛ける!
        三叉槍は螺旋の渦を纏う海竜の牙となり、時の魔剣の力、その奔流を真っ直ぐ貫き剣魔へと突き進む!
        永い時が流れようとも海は不変、ただ命を生み出し飲み込み続ける姿が具現されたようだった……)
        -- フェリー? 2010-09-01 (水) 23:32:03
      • (後続の守りは考えていなかったらしく、鍔競りからの決壊は一瞬であった。怒り狂う海竜は、剣魔の腕、脚、頭の三点を容赦なく噛み千切る。
        強大なうねりの中において、元の老人へと戻った男性の顔を支配するのは、満面の笑顔だった。これで、救われた死を、迎えられると)
        中々に楽しかったぞえ、若いの。おまんは、こんな皺縺れにならんようにの。
        (最後の言葉と同時に、渦の中へ姿が消える。後に残ったのは使用された大剣のみ。
        広場の時計は、戦いの記憶が抜け落ちたように、変わらない時間を刻んでいた)
        -- 剣魔 2010-09-01 (水) 23:48:57
      • (時の激流の中、剣魔ダルード・リヒテンシュタインの歩んだ軌跡を垣間見たような気がした……)
        はぁ、はぁ……満足したかよ、老いぼれ? たくっ、まるでいい女を嫁に貰ったみてーないい顔しやがって……
        (戦った相手を理解するのは、彼にとって戦いの中。刃を交えて知った修羅の英雄「剣魔」……)
        剣なんつーのは若い時にいい女守るためにさえありゃいいんだよ……アンタは純粋に戦い過ぎたのさ―― ごぶっ!
        (吐血する。既に右目の竜眼は激しい脈動を止め、フェリーの身体能力も元に……つまりは虫の息に戻る)
        畜生、がッ……あの馬鹿野郎、自分のもんっ……ぐらい、自分で取りに来いっつの!(大剣と血塗れの身体を引きずり、レヴィンの屋敷へと向かった……)
        -- フェリー? 2010-09-02 (木) 00:00:56
  •  
  • 舞台は整えられた
    貧民街の一角で退治する、表情を違える二人の男。一人は冷笑を、一人は感情を抑制する鉄の仮面を
    -- 2010-08-26 (木) 20:29:55
    • 派手にやっているな。(左腕は着物の内側に隠されたまま。武器を潜めた様子もなく、無手で剣を持った男に相対する) -- 有耶 2010-08-26 (木) 20:36:19
      • (月の死亡者数をどれほど更新したのかといわんばかりの惨状を作りだしたのは、他ならぬこの男。
        平和を満喫する一般市民と変わらない容貌に秘められているのは、人間を壊したいという欲望一点)
        こないだの尻尾撒いて逃げ出した兄ちゃんかい。解せないな、どうしてあのガキに肩入れするんだ? 見ないフリすりゃ、それでいいだろ。
        (さっぱりだ、と肩を竦めて)
        -- スプリー・キラー 2010-08-26 (木) 20:41:30
      • ……仕事、だからな。(短くそう告げると、既に視線は標的を見据え)
        腕を取られたことに関しては、少々苛立っていてな。(和装に似合わない、安全靴の踵で地面を叩き)五体満足で返す程度では、済まさん。
        (有耶が足下にした地面の中心が、小さな爆発に覆われた。次の瞬間に、既に身体は敵の懐へ) -- 有耶 2010-08-26 (木) 20:52:07
      • (得物を握る手に力が篭る。剣術などは少し齧ったきりだが、この魔剣さえあれば自分は無敵だ。
        『狩る者』と『狩られる者』が、既に決定されているとも知らずに、哀れな子羊が自分から罠に飛び込んで来るとは)
        じゃアその仕事も、止ムなく廃業だッテことだ!
        (興奮すら孕む上ずった声と共に、赤い剣身が有耶の身体に吸い込まれ)
        -- スプリー・キラー 2010-08-26 (木) 20:59:05
      • (【視】える。敵の斬りこまんとする重心の移動から、剣の刃を返す挙動も、全てが脳内でシミュレートされてゆく)
        (敵の狙いが心臓の一突きだと分かると、僅かに体重を逸らし、ちょうど剣が衣服の間際を掠める形となる) -- 有耶 2010-08-26 (木) 21:13:02
      • (歪んでいる。何かが。自分の。おかしい。魔剣は絶対だ。殺人のための道具が、自分に与えられた。これは天命だと思った。
        最初に人を殺したのは、10歳の頃。些細な理由から言い争いになった友人を殺害し、幸いにも通り魔の犯行として処理された。
        人を殺めるという性を背負い、20余年生きてきた己が、躓くというのか?)
        -- スプリー・キラー 2010-08-26 (木) 21:26:23
      • (防御体勢を取る暇すらなかった敵へ、続け様に右腕の拳を二打。顔と胸部を狙った一見何の変哲もない掌打は炎と衝撃音を纏い、男の肉体を、抉り取った) -- 有耶 2010-08-26 (木) 21:41:46
      • (初手で顔面の半分、二手目で肋骨が吹き飛ばされる。己の身に起こった異変すら知る由もなく、混濁した闇の中へ意識は落ちる。
        他人の死を糧として生きてきた人間の幕切れは、非常に唐突で)
        -- スプリー・キラー 2010-08-26 (木) 21:48:23
      • (最初の恨みを含んだ言葉とは裏腹に、自分の左手を奪った男の死体に興味は失せたのか、扱っていた剣に手を伸ばす)
        (依頼人から奪われた宝剣の奪還が、成し遂げられたのだ)
        残りは五本か。……腕の代償に一本は、割に合わんな。 -- 有耶 2010-08-26 (木) 21:58:09
    • 終幕後、一人の少年が舞台に顔を出す -- 2010-08-26 (木) 22:00:42
      • (戦いの結末だけは捉えていた。有耶が勝ったのだ。前回叶わないと知って逃走したのは、自分を守るためだったのか。
        自分が憎い。弱さが憎い。自分が、あれだけの強さを得られたならば) -- レヴィン 2010-08-26 (木) 22:17:16
      • ……見ていたのか。取り返してやったぞ。(ようやくレヴィンの気配に気づく。死体から剣を取り上げると強引に押しつけて)
        お前の物だ。二度と奪われるな。 -- 有耶 2010-08-26 (木) 22:26:20
      • (渡された剣を胸に抱くと、次の言葉は早かった。こうするしか、道が開けないのなら)
        探偵、俺に戦いを教えてくれ。剣術とか、そういうレベルの話じゃない。敵を倒すための術だ。
        (有耶・リーヴステインは。答えを知っている。自分には何故だかそう思えた) -- レヴィン 2010-08-26 (木) 22:38:07
  •  
  •  
  • スラムの片隅、浮浪者などから情報を得ようとするも満足な答えは返らず -- 2010-08-19 (木) 21:41:25
    • クソっ!(ゴミ箱を蹴飛ばす。既に苛立ちは最高潮、ともすれば人に当たりそうな勢いだ)
      早く、早く見つけないと……。取り返しのつかない事態が、起こる前にだ! -- レヴィン 2010-08-19 (木) 21:43:09
      • (大柄な男に肩が触れる。興奮気味なレヴィンは、男を無視して先を急ぐ、が)
        「痛いな、兄ちゃん」
        (得物を見つけたとばかり、相手は食らいついてきた) -- 2010-08-19 (木) 21:54:06
  • オマエみたいなチンピラに構ってる暇はねえ!
    (必死に振り解くが、埋まらない絶対的な差は存在する。直ぐに腕を捻り上げられ)
    痛っ! 離せって言ってるんだよ! -- レヴィン 2010-08-19 (木) 22:01:25
  • 「ひっひっひ、金持ってそうな坊ちゃんだな?」
    (下卑た笑い、生臭い息。生理的な嫌悪感を伴い、レヴィンの衣服が弄られる)
    「お宝はどっこにあるでしょう〜♪」 -- 2010-08-19 (木) 22:06:56
  • 刹那、男の背後から空圧が襲ってくる 微風にも似た感触が、レヴィンの腕を捕まえていたごろつきの腕へと到達すると、赤い血飛沫が上がり -- 2010-08-19 (木) 22:12:14
  • 「……あ?」(次の瞬間には肩口が、腹が、腰が、脛が、最後には首が。紅色の噴水を放ち、ごろつきは死へと追いやられた) -- 2010-08-19 (木) 22:17:36
  • あーら死んでるよ。図体もデカいし、もう少しは耐えると思ったけどな。
    (朱塗りの刀身を月光に翳し、こともなげに言う。印象は、どこにでもいる普通の青年、といった風情だ)
    -- スプリー・キラー 2010-08-19 (木) 22:31:49
  • (膝が竦んで動かない。死をあまりにも間近に感じすぎて、身体機能が麻痺しているのか)
    (しかし視線は釘付けにされ、あの男の握っているものは、紛れもない―)
    ベニクレ、だ。
    (奪われた剣のうちの一振りを、目前の殺人者が擁している) -- レヴィン 2010-08-19 (木) 22:37:17
  • (悲鳴から少し遅れ、興信所の面子が凄惨な舞台に現れる。仲間を制し、自分が前に出て)
    ……レヴィン、この男は?
    (良く見れば、相手の手にはお誂え向きに剣が持たれている) -- 有耶 2010-08-19 (木) 22:39:26
  • (予期せぬ援軍の登場に胸を撫で下ろす。彼らがいなければ、次に剣の露と消えるのは、間違いなく自分だった)
    知らないヤツだ。でも、奪われたオレの剣を持ってやがる。……そしてついさっき、そこの男を殺した。
    (人間の形から歪められた肉の塊を、なるべく視界に入れないように指した) -- レヴィン 2010-08-19 (木) 22:49:36
  • (剣……、刀、か。 まるで血のように冷たい……)
    (脅威を感じ取ったのか、自然と鯉口を開く)………噂をすれば影か。 -- 数多 2010-08-19 (木) 22:53:49
  • (肉塊を直視しないように勤めつつ、得物の斧を構え)刀で、なんですか……これ。 -- 谷地子 2010-08-19 (木) 22:57:52
  • (役者が揃ったと見ると、集った五人を選り初め)ひーふーみー……さっき俺見て超ビビってたのが弟くんか。
    いかんヨそういうの、姉くんは自分の力で俺らに立ち向かって来ること想定したのに。
    七本目の剣、使ってだ。
    (のらりくらり、欠伸すら交えながら)
    -- スプリー・キラー 2010-08-19 (木) 23:01:28
  • (弟、姉という単語が出た瞬間に震えは止んだ。求めるものが、手の届く場所にいる、そんな予感)
    手前は何者で何故ベニクレを持っている! カミーリアの差し金か!
    そもそも、今回の事件の裏にいるのは、本当にカミーリアなのか!?
    (僅かに残った、姉を信じたいという希望。足掛かりとなりそうな男へ、感情の発露をぶつける) -- レヴィン 2010-08-19 (木) 23:09:42
  • (レヴィンの狼狽を見ると、わざとらしく顎に手を当て思案のポーズを見せ)
    落ちつけよ弟くん。どこから話したもんかな。姉弟間の問題は当人たちで解決してもらうとして、だ。
    (男の表情の変化は劇的だ。街に溢れる有象無象から、超一流の捕食者へ)
    俺は今、無〜〜〜〜〜性に人が斬りたい。
    (研がれた牙を剥き出しに、刀を構えレヴィンに襲い掛かる!)
    -- スプリー・キラー 2010-08-19 (木) 23:27:44
  • (レヴィンを突き飛ばし、狂刃の前に立つ。刀のリーチはある程度理解している。目測を誤らなければ、敵より速く必殺の一打を用意できる。そう確信し) -- 有耶 2010-08-19 (木) 23:41:48
  • ―月夜の下に、人体の肉と骨が斬り開かれる不快音が響き渡った -- 2010-08-19 (木) 23:46:29
  • (視界が白く染まる。自分の身に起こった変化を悟るまで、数秒のブランクがあったからだ)
    (切断面から見事な赤の線を引き、斬り落とされる左腕を見た瞬間)
    逃げろッ!(その場にいた全員への『命令』を下す) -- 有耶 2010-08-19 (木) 23:49:13
  • (今、何が起きた……? 刃渡り、腕の長さ、腰の伸び。 殺人鬼のリーチは瞬時に頭に叩き込んだ。有耶の位置取りはそれより遥かに遠く
    ……剣戟が届くわけがない。 なのに……   こいつは、いや、この刀は、危険……だっ!) -- 数多 2010-08-19 (木) 23:57:18
  • (最悪の展開が頭の機能を停止させる。自分が斬られたとばかり思っていたら、身代りに狙われたのは探偵だった。
    今自分に与えられた最良の選択肢は、『逃げろ』という言葉を忠実に実行することだ。
    戦う術を持たない自分にできるのは、意思を汲むだけだと思えるから) -- レヴィン 2010-08-20 (金) 00:09:35
  • 1st Stage End! -- 2010-08-20 (金) 00:12:38
  • 探偵事務所の捜索用
    • リーヴステイン興信所集合ー。 -- 有耶 2010-08-19 (木) 22:02:44
      • はい、って。あれ、何か騒がしいですね……?(首を傾げる) -- 谷地子 2010-08-19 (木) 22:06:19
      • 《 うぅ、いつ来ても嫌なとこですね…この空気、それと突き刺すような視線も 》(気配を感じてか割れ窓を一瞥して) -- シヨン 2010-08-19 (木) 22:06:26
      • 正に虎の穴といった様相ですね……虎児があればですけど。 -- 数多 2010-08-19 (木) 22:07:46
      • 「ギャアアアアアアアアッ!」(甲高い悲鳴が、彼らの元へと届いた) -- 2010-08-19 (木) 22:13:10
      • (悲鳴の方向に反射的に顔を向ける)…………っっ! 日常茶飯事だと、決め込む事も出来ます、が。 -- 数多 2010-08-19 (木) 22:16:06
      • それは、普段のスラムの話だな。今に限っては、事件を解決に導く重要な手掛かりかもしれん。
        (先頭に立ち、悲鳴の聞こえた方向へと走る) -- 有耶 2010-08-19 (木) 22:18:58
      • (腰の刀に手を当て、唾に指を当てる)……承知しました。
        (臨戦態勢を整えて、有耶の後へ) -- 数多 2010-08-19 (木) 22:24:31
      • 《 今のってやっぱり…断末魔、ですよね 》(ホルスターの留め金を外し、周囲への警戒を厳にして追いかける) -- シヨン 2010-08-19 (木) 22:29:56
  • てすてす

Last-modified: 2010-09-02 Thu 00:00:56 JST (4984d)