名簿/166191
- オマエからの奢りは期待していなかった。だがな、だが…………はぁ -- ネモ
- ……(何も言わず、ただ顔を伏せて立ち去った) -- フレット?
- 早すぎるですよ……。 -- ロッテ
- 結局話す事は無かったな…一言くらい交わしてくれればよかったのに… -- エルシウス
- おぃーっす! おこんち、なんつってです。ロッテといいますですよ!
名簿を適当に眺めてて来たですが……自分のファーストネームは好きじゃないのでありますですか? 苗字を名乗ってますですけど。 -- ロッテ
- 始めましてロッテさん。その、グレイコートはアダナだから本名より呼ばれなれてるんです
この灰色のコートがトレードマーク・・・トレード・・・ あれ。コートなくしちゃった・・・ -- グレイコート
- この間私の所に来ていたのは君か?用があるなら言ってくれ
いや、別に用が無くても声をかけてくれて構わないが…ほら、遠巻きに眺められるとちょっと寂しいじゃないか -- エルシウス
- 日焼け止め、もうちょっと厚く、塗っとくべきだった(落とし穴を掘り、蓋を隠し、カモフラージュした蓋の上に人形を置き立ち去る) -- ゼノス?
- (かわいー、という声と何かがおちる音がした) -- グレイコート
- 少し寂しいと思ったのでアクセサリーも付けておいた -- グワシャー?
- 誰かが酒場の戸を叩いた --
- ここが酒場か・・・
誰か友達でもできるのかな -- グレイコート
- (黄金暦も100年を迎えようとする中、最近やたらと新顔が目につく。初めて見るこの少女もその類だろうと暇つぶしに声を掛ける)
お前新人か?名前は? -- ネモ
- シオン・グレイコート。田舎からでてきたばかり(ネモに返事をしながら空席をさがす) -- グレイコート
- シオンか。……田舎から出てきたねぇ。英雄志願にゃあ見えんが……
(少女の様子を見て自分が座っていた席の隣を指で示す) よけりゃココ空いてるぜ -- ネモ
- よろしく(すとんと座った)・・・ええと(名前を聞いていないことに気付いた) -- グレイコート
- (座る少女を横目にエールを呷る)・・・ん?ああ、俺はネモだ。ネモ・ダカール
酒場に来たんだからボケッとしてないでお前も何か注文しろよ -- ネモ
- ・・・みるく(緊張した面持ちで、うつむいたまま言う) -- グレイコート
- よし、それを大声で言ってみろ。おっさんどもが最高のジョークで応えてくれるぞ -- ネモ
- ネ、ネモと同じものをここにも(頭を上げ、ウェイターの後姿に声をかけた) -- グレイコート
- だよなぁ、酒場に来たらやっぱ酒を飲まんとなぁ。しかしお前田舎から出てきたばっかりだろ?金持ってんのか?
まー無きゃ無いでツケにすりゃいいが(ぬるくなってきたエールを一気に呷り空にする) -- ネモ
- ツ、ツケで
その、都会だと酒場で仕事を紹介してもらえると・・・ -- グレイコート
- そりゃ紹介はしてもらえるが・・・お前冒険者登録はしたのか?IDは? -- ネモ
- ええと・・・(迷子の子犬のような目でみる)
助けてください。お願いします(深々と頭を下げた) -- グレイコート
- (ため息一つ吐いて)・・・酒場のカウンターにな、分厚いツケ台帳とこれまた分厚い冒険者名簿がある
その名簿に最低限、名前だけでも書いてマスターに見せろ。そうすりゃ来月からでも依頼が回されてくる 最初は簡単な依頼さ。まず死ぬことは無い。それ以降はお前の実力に応じて毎月依頼が回されてくるって寸法だ・・・分かったか? -- ネモ
- わかった(席を立って、用紙とにらめっこしながら、どうにか記入する)
あの。助かりました。ありがとう(頭を下げた) -- グレイコート
- 礼は言葉だけじゃなあ。そうだな、お前が一端に稼げるようになったら一杯奢って貰おうかな -- ネモ
- あ。はい。楽しみに待っていてください
その。本当にありがとうございます。今日のことは忘れません -- グレイコート
- ま、期待しないで待ってるわ。じゃあな、簡単に野垂れ死ぬなよシオン(席を立ち、二人分の代金を置くと足早に酒場を出た) -- ネモ
- (あわてて立ち上がり、後姿に一礼した) -- グレイコート
- 閉幕 --
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