ペリルばあちゃんの卓in酒場 ときどき宿屋?
- 来ちゃった☆ミ
いや、特に用とかないんだけどね? なんかね、なんかね、会いたくなっちゃった。ばーちゃんに -- アルマ
- いない気配! いない気配! -- アルマ
- 知るかボケ! 知るかボケ! -- アルマ
- 何だこのテンション…… -- アルマ
- ちょうど、さっき寝たばっかりだぜ?・・・タイミング悪かったなアルマ(寝室から這い出て来ながら) -- ベアウルフ
- プークスクス -- ビコウ
- \知ってる/
でも善は急げって言うし? したくなった時がすべき時って言うし? ばーちゃんこやすみー! ばーちゃんこやすみー! -- アルマ
-
ぐうすうぴい…にゃむにゃむ……んふー…よくきたのう…あるまの…おじょ…ちゃ…Zzz... (寝巻きのまま寝室からダイブしてきたペリル。そのまま床にべちゃっと突っ伏すとまた寝息をたて始めた) --
- おりょ、起こして……ないか
んもー寝相悪いのなばーちゃんったらー(抱き上げて寝室まで運びベッドに寝かせ)……ああもうっ、かわいいなホントに(呟いて去ってった) -- アルマ
- ごめんばーちゃん。イラマチオはともかく配色がよくわかんないんだ --
- ぺりぺりばーちゃん かわいいのう --
- 姉御!姉御じゃないか!よかったー、帰って来てて!ご無事そうで何より!
あ、ボク?名無しで来てた一人だよ!といっても分からないだろうけど まぁ、これからは旦那…あ、ウルフの事ね?と幸せにね!…それと する気は0なんだけど一応(ボロン)(ボロンについての説明) -- ボロント
- ふふっ、そうかそうか、お主がなぁ…いやな、わしもやっぱり名は聞いておきたかったからな。
来てくれてうれしいぞボロントや。
ん。もちろんじゃよ。あれとならわしは誰よりも幸せに過ごせる。そう思って…って、よいしょーーー!!
(突然のボロンに、掛け声と共にボウッ!と炎を放つ)
- ・・・・・・・ふぅ(ドアの前で)・・・ばーか・・ふっ(それっきり気配は消えた) -- ヴォルフ
- …ん?ふむぅ、なにやら懐かしい気配がしたんじゃが……
ま、悪い感じでなし、かまわんかの。
ふふっ、誰かは知らんが、今度土産話のひとつでもしてやるかな。うむうむ。
- (デデーン)アトリアー、アウトー!ちょっともうマジでなにやってるんですかペリリン
…むこうではのむだけだったんですか? -- アトリア(おとこにょこ)?
- いやぁほんと、心配かけてすまんかったの。
んふふ、飲んで食べて遊んでと大忙しじゃったよ。
案外このツノもツメも咎められんもんでな。
…まぁ酒を飲むたびに濃紺色の制服たちに追い掛け回されるのは、ちと堪えたがの。ふふっ。
- また一つ年をとっちまったよハハっ・・・俺が一度死んでから5年たった・・・
あんときゃ本当に大変だったな・・・いやまったく・・・死んだと思ったのによ ペリル・・・おめぇの泣き声がずっと聞こえててよ・・・真っ暗闇で何も見えねぇ何も感じねぇのに・・・ おめぇの声だけ・・・泣き声だけずーっとずーっと聞こえててよ・・・ ・・・おめぇにも・・・俺の声が届いてりゃいいんだがな・・・ (月を見上げて溜息一つ、狼は今日も己の巣でゴロリと寝転がった) -- ベアウルフ
- (廊下に気配。常人ならば気付かぬほどかすかだが、狼の感覚でなら捉えることもできるだろう)
(ひどく疲れたような、そんなふらついた足取りで、誰かがゆっくりと近づいてくる)
- ・・・!?(懐かしい気配に月を見上げ寝転がる狼は飛び起きた)
・・・(ただしかし、確信はもてず、起き上がるだけで扉を見つめ、感覚を研ぎ澄ます) -- ベアウルフ
- (気配は扉の前で足を止める)
(ペリルが死亡したとされてから既に半年以上。既にまばらとなった弔問客が来るにしても、こんな時間にはなりはしない)
(気配は扉の鍵を探しているようだ。荒い息づかいが静かな夜に響く)
- ペリ・・・ル・・・ ペリルなのか!おい!(ベットからガタリっと立ち上がり、唸るような声で叫ぶ)
(愛しいものの気配に、懐かしい気配に、狼の心ざわめき、扉の前へと一足飛びで駆け寄る) -- ベアウルフ
- …………………………………………………………べ………あ……?
(まるで小さな子供が親の喋った言葉を復唱するかのような、そんなたどたどしい返事)
(しかしそれはまぎれもなく、ペリルの声だ)
(かちゃりかちゃりと、ペリルはキーリングから扉の鍵を探る)
- (かすかに聞こえる声・・・ペリルの透き通る鈴のような声が耳へと飛び込む)
ペリル!ペリルか!・・・ペリル・・・(ガチャガチャと扉の鍵を探る音にも気づかずに延々とその名を叫びつづける) -- ベアウルフ
- …………………そうかぁ…べあかぁ…………うむ…そうじゃよ…わしがペリル…
…お前の大好きな……お前が大好きな…ペリル・ドットじゃよ……
(ときおり苦しそうに呻きつつ、途切れ途切れ返事をする)
(かちゃかちゃ。かちゃりかちゃ。かちゃ…………)
(………)
(しばらくの、沈黙。荒い息)
(そしてなんとも悲しげな声で、ペリルは言った)
……なぁベアぁ……………………すまんなぁ……入りたい…帰りたいんじゃが……鍵がないんじゃよ………
わしの部屋の……鍵が……どこにも見当たらないんじゃ………
なぁベア……帰れんよ……鍵がなくては…扉は開かぬ……ベア……鍵が……
(かちゃかちゃかちゃ。それもそのはず、ペリルは部屋の鍵を落としてきた)
(どれだけキーリングを探しても見つかるはずがないのだ)
(まるで憑かれたように、かちゃかちゃ。かちゃかちゃかちゃ)
- ペリル・・・(部屋に響くドアの音、今すぐ扉をあけて抱きしめたいのに、何故か体が動かない)
ペリル!ここはおめぇの家だ!中には俺も居る!!鍵はもう開いてるぜ!だからよ・・・ (伸ばした手を、ドワノブへ触れられない、寂しげで悲しげな声だけが耳に届き、動けない) ぺ・・・リル・・・(ギリギリと歯を食い縛り動こうとするも、それ以上進めず、歯茎からは血が滲む) -- ベアウルフ
- …………そうかぁ…………………ははっ………そうかそうかぁ……
そう言われれば……そうかもしれん……ならわしは…帰ってもいいんかの………?
…ベア………わしは……帰……………っ…
(鈍い音が鳴り、続いて身体を引きずる音)
(ペリルが扉に倒れ、そのままずるずると床へ落ちていった音だ)
- あぁ!帰って来い!ここは俺とおめぇの家だ!巣だ!!
(鈍く、力なく倒れ込む音、今すぐに扉を蹴破りたい蹴破りたいのに・・・) 大丈夫か!?ペリル!おめぇ!怪我をしてんのか!?ペリル!?ペリル!!ペリル!!!! -- ベアウルフ
- ………………すまん……ベア…どうにもからだがふらついてなぁ……視界が…ぼやけてな…ぁ……
…すぐ…そこにあるはずのドアノブが……すまんが…お前が………
いや…そうだその前…その前に……きっと…今のわしは…お前が見たことないような…そんな姿で……
だから驚かせてしまうかもしれないし…嫌われて………しまうかも…せめて着替えて…身体を綺麗にしてからお前と会いたかった……
…でも……ここまで心配されてるとは思わなんでな………ああ…だからあまり変な目で…見ないでくれよ…?
(ゆっくりと、全身に力を入れて、やっとのことで立ち上がると、ペリルは)
………ベア……ドアを………ドアを…開けてくれるか…?
(息も絶え絶え、そう、言った)
- (開けてくれ、その言葉と同時に、急に体が軽くなり勢い余って、壁へとぶつかる)
くっ・・・ちぃ・・・(顔を擦りながら、口から滲む血を手で拭うと、起き上がりドアノブへと手をかける) 昔も言ったろ・・・俺はおめぇの姿形に惚れた訳じゃねぇと・・・お前の優しさと心の広さに・・・ こんな俺を受け入れてくれた・・・そんなお前だから愛してるとよ・・・俺の巣になると ・・・ ・・・ ・・・俺の巣になってくれると言ったおめぇが・・・(ドアノブをゆっくりと回し・・・愛しいものが居るであろう、その扉の先を・・・) -- ベアウルフ
- わっしのベアぁーーーーーっ!!!
(わしっ!とベアウルフの巨体へ掴みかかるように飛び掛るペリル。その口は思いっきり酒臭い)
なんでかのう、なんでかのう、なんか凄い寒いんじゃけど。
6月なのにおかしいとは思わぬか?ベアよう!ベアぁぁぁあぁ〜〜〜っ!!
(酔っ払い特有の妙なテンションで、狼の顔へと頬をぐりぐり寄せた)
街の人間には妙な目で見られるしのう、まったく帰ってきてそうそう疲れることばかりじゃよう…
(浦島太郎状態のペリルはぶつぶつと何か言いながら背に回した爪でぷちぷちと毛を抜いていく)
- あ・・・う・・・うぇっ?(鳩が豆鉄砲を食らったような顔で、現状を把握できないと言った様子だ)
・・・ペリル・・・今は黄金歴96年2月だ・・・真冬だぜ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・(言葉もない様子だが・・・今はただただ、愛する女の帰還を喜び、精一杯全力で抱きしめる) ・・・おかえりペリル・・・(毛を毟られることも気にせず、人狼の太く長い手で、小さな蟲人の少女を抱え上げ、酔っ払い真っ赤になった顔を見つめ、嬉しげに・・・心底嬉しそうに大口をあけて笑う) -- ベアウルフ
- ばかじゃのうベア…わしがいくらよっぱらいで足腰立たずカギを落とした上お前の首が五つに分裂したように見えるからといってな…
さすがに今が6月であることくらい…ましてや95年であることくらい百も承知なんじゃよっ!!
わしをたばかろうなんてなぁー!…なんてなぁー……何年かわからんが早い!とにかく…早いんじゃよ!
(糸目になり、むにゃむにゃと口をもにょらせながらそう言うと、ペリルはぴょんと離れる)
(そして自分のトランクまで歩いて行く途中で、ばたーん!と受身も取らずに前のめりで倒れた)
- ぬぅおっ!?(ビターンッと盛大な音をたててすっ転ぶペリルへと慌てて駆け寄り抱きかかえ上げる)
おい!ペリル!ペリル!!・・・ダメだ・・・完全に酔いつぶれてやがる・・・ (むにゃむにゃと寝言混じりで寝息をたてる、蟲人の顔を見て、苦笑いをする狼) (ただ、何があったかはわからぬが、元気で生きていることがただ、ただ嬉しく、今はそれだけで気持ちが一杯であった) ・・・ ・・・心配かけやがって・・・(小さな体をヒョイっと持ち上げると、ベットへと、起さぬように運ぶ) ・・・ペリル・・・おかえり(人狼から少年の姿になると、小さな声で囁き、そっと唇にキスをした) (そのまま、ベットへと横になると、とても安らかな顔で・・・愛する蟲人に寄り添い、体を丸くして眠り始めたのだった) -- ベアウルフ
- 新しい年がきたぜ・・・もうすっかり雪景色よ・・・阿部山も寒いか・・・ほれ・・・
・・・ ・・・ ・・・ 今年は1人で雪見酒か・・・去年も、一昨年も・・・ペリルと一緒の月見酒・・・ (それっきり、狼は黙り込み、座り込み、一匹の蟹と一緒に酒を飲み、一晩を過ごした) -- ベアウルフ
- ふぅ・・・お前が帰ってこなくなって今日で半年だ・・・先月よ・・・
晴嵐もワイバーンに・・・報告聞いてすっとんで行けば死にかけのあいつを見つけれた・・・ 俺の鼻と耳がありゃ・・・居れば見つけれる・・・生きてても死んでてもだ・・・ ・・・ペリル・・・おめぇが見つけれねぇってことは・・・きっと・・・きっと生きてるってぇ証拠だとよ・・・ 俺は思うからよ・・・巣から途中までは・・・臭い追えたからよ・・・ きっと・・・きっと何処かで・・・俺ぁ・・・信じてるぜ -- ベアウルフ
- (一人の男が、緑竜から飛び降り、部屋へ舞い込んだ)・・・ふぅん(何やら納得したような声)
・・・かにだ(小さな蟹に気づき、人懐こそうに近づくどこからかおにぎりを取り出し、一欠けら。)ほれ、えさだぞ食えー (いそいそと食べるかにを面白そうに見ながら、誰にでもなく呟く)・・・狼がさ、さびしそうなんだよね。・・・だから、アンタも大変だろうけど、さ。 出来れば、早く帰ってきてあげてよ。・・・友達がさびしそうな顔してんのは、見てて辛いよ。それだけ (かにを軽く人差し指だけで撫でて、緑竜にのり、飛び去った) -- ワタル?
- 随分と狼臭い部屋だ・・・びようやなぎを持って来たいところだが、おおまつよいぐさを置かせてもらおう・・・誰のためにもなるように・・・ -- アインレス?
- 阿部山・・・ほれ今日も餌だ・・・(カニに魚肉を千切り与える)
情けねぇ話だが、俺はよっぽど酷い顔をしてたらしいぜ・・・方々で心配ばかりかけちまった 人の優しさがこんなに染みたこともねぇ・・・俺みたいな奴でもダチだけにゃ恵まれてたようだ・・・ 俺がこんな情けねぇ顔ばっかしてりゃ、何処かに居るかもしれねぇペリルに笑われちまう・・・へへっ 何ヶ月でも何年でも・・・俺は待つぜ・・・阿部山・・・おめぇもそうだろ・・・? (部屋の中で一匹と一人、部屋の主の帰りを今日も待ちつづけた) -- ベアウルフ
- 阿部山・・・ペリルが帰ってこなくなって今日で3ヶ月だ・・・(部屋の主を待つ蟹に向かって話し掛ける)
・・・ほれ、餌だ・・・俺と違っておめぇは飯喰わねぇと直ぐ死んじまいそうだからな・・・ ・・・(部屋の片隅に座り込み、阿部山に聞かせるように、独り言を呟き続けた) -- ベアウルフ
- ・・・・大丈夫、貴女の事だ・・・いつもどおり、にぱっと、変わらずに笑ってくれる
・・・そう、だろう?俺の子、見て欲しいんだ・・頼むよ -- ヴォルフ
- そして伝説へ --
- ペリル・・・(主無き部屋に佇み愛しい者の名を呟く)
・・・ペリル(もう一度呟くも、声も無く、虚しく狼の呻き部屋に響く) ・・・ ・・・ ・・・ペリル(力無き声で呟きつづけ、やがてそれは慟哭となり部屋を埋め尽くす)
(主無き部屋に、ただただ、狼の慟哭が響き渡るのみ) -- ベアウルフ
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