名簿/484005
- (文だけが今回はとどけられた。内容は……スリュヘイム国内への潜入調査)
(できることならやって欲しいという内容だった。無理なら無視してもかまわないだろう) -- 帝国兵
- (親帝国の、東ローディアの宿場……その一室)
伝達は以上だ。予定の物資も後日、偽装されて届く。其方からは何かあるか? (一通りの伝書がつまった封筒を渡し、厳しい声色で兵士は語る) -- 帝国兵
- 必要な事は全て済ませている(黒装束に身を包む獣人は感情をもたぬ声で告げた
男は馬も使わず、徒歩で帝国と西方諸国との間に横たわる砂漠や山岳を越える 当然それは隠密性を高めるために) 間も無く、西側で動きがある・・・ 俺の仕事も、これからが山場だ・・・ -- レイ
- なら構わない。こちらも一騒動あるようだ。もしかしたら、次の補給は遅れるかもしれん
(東西、どちらも凶作の影響で内情不安の情勢下である。西も東も今となってはそれほどの違いもない) 健闘を祈る……今後、西と闘う際、お前たちの働き次第で帝国の趨勢は決まる 殿下はお前の働きに満足しているようだが……前線に出向く俺達にはまだ少し足りない。無理をいってすまないが、宜しく頼むぞ -- 帝国兵
- 西の食い物は実に美味い 少し仕事をしただけでたらふく食える 豊かな土地だ・・・ お前の子も、飢えさせなくてすむだろうな
馬草を喰むような暮らしが嫌なら・・・ 矛を磨いておくことだな(そして男の姿は闇へ消えていった 男はただ影とだけ、「東側」では呼ばれている 本当の名を知る者は居ないという話だ 自らを隠すために両親をも手にかけたとも噂される 影は必ず、また戻るだろう そして、また多くの血が闇の中で流されるのだ) -- レイ
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