名簿/498424
- 卒業式の数日後、月の無い夜に波止場から一隻の船が出た --
- 落第街の「掃除屋」は学園都市を去り、彼なりにまた上手く世の中を渡っていくのだろう --
- 或いは、ツキに見放されるようなこともあるかも知れないが、それもまたよくある話の一つに過ぎない --
- (落第街、ラフキーノのシマのわずか数mほど外側で不良を締め上げてラフキーノへ板チョコを届けさせた) -- ルベライト
- (何の罠かと恐々としていたという) -- ラフキーノ
- (洋上学園都市内倉庫区、とあるガレージ)
(既にうちすてられていたそこは、かつてルベライトの所属する海賊部の拠点であった。) (既に引越しがすまされ、海賊部の拠点となる以前から置かれていたガラクタの山と、ボロボロになったソファ。 地面には何のパーツとも知れない錆びたネジやボルトが散らばっている) デートの約束30分前に来るのは乙女のたしなみよね。(ソファにすわり、誰に言うとでもなく呟いた。 下駄箱に入れたラブレターは彼に届いただろうか) -- ルベライト
- (ガリガリガリガリ、不意に響き渡る、金属が削られるような音)
(やがてシャッターの中央が刳り貫かれたように倒れ穴が空くと、逆光に細長いシルエットが照らし出される) よーーぉ、ひっさしぶりだなぁダブりちゃあん♪アバンチュールのお誘いありがとよぉ、嬉しいぜえ (煙草を咥えニヤニヤと、いつかと同じ笑みを浮かべた男がそこにいた) -- ラフキーノ
- ……!(突然鳴り響く音に若干の嫌悪感。 通常人が訪れることのないこの場所で、それは待ち人の来訪の合図でもあった)
いやだわ、二人っきりのときくらい名前で呼んでくれていいのに……(ソファに座ったまま、ラフキーノに視線を向ける) 約束の、キッチリ5分前。 見かけによらずしっかり者なのね……女の子にもモテるんじゃないかしら。(自分から殴りかかろうとすることはなく、ラフキーノがこちらに歩いてくるのを待っている様子) -- ルベライト
- 時間厳守はビジネスの基本なんでねぇ、そりゃまあ引く手数多よ(くっく、と喉を震わせ歩み寄る)
たまーーにこの手の熱烈なアプローチが来るもんだからよお、色男は辛いぜ全く(…が、一定の距離以上には近づこうとせずに、立ち止まる) (距離にして凡そ数m、軽口を叩きながらも、迂闊に相手の間合いに踏み込まない程度の用心深さは備えているようだ) -- ラフキーノ
- あっ。(ラフキーノが歩みだした時、小さく呟く)
そうよね、ワルイ人ほど時間とか期限はキッチリしてるものみたい。そういうところも好かれる理由なんじゃない? (冗談めかすように笑って、一呼吸置き)背が高いって大変よねえ。 (ここはもともとルベライトの所属する違反部活動の居城。) (望まれぬ来訪者の進入に、ガレージに仕掛けられていたトラップが発動する……ソファに腰掛けたルベライトの頭上、遥か後ろから金だらいが飛来する) (長身のラフキーノも、少し屈めば回避できる高さではあるが、油断していれば振り子の要領で同じ高さに戻ってくるだろう) -- ルベライト
- あ゛っ!?(突如襲い来る金だらいに顔を歪ませ、反射的に仰け反り寸前で躱す)
んだ、この…!(体勢を立て直したところで、後頭部に衝撃) ……!(場違いに良い音が響き渡る) -- ラフキーノ
- ナイスショーット!(笑顔でパチンと指を鳴らし)
(ソファから立ち上がり)もし誤解していたらごめんなさいだけどー…… 私、ケンカをしようって向き合ったら、もう反則とかルールは無いって思ってるから。 殴るだけが能の女だと思ってると怪我するわよ? アンタがここに入った瞬間、勝負は始まってるで……しょ!(言い切ると、地面に落ちていた野球ボール程度の大きさの鉄クズを力強く投げつける) -- ルベライト
- 上……等、だ手前ッ!(投げつけられた鉄屑を、身を反らして避ける。異能者とはいえ生身の人間、まともに当たっては無事には済まない)
手前の方からコッチの世界に歩み寄ってくれるたぁな!(ルール無用、望むところ) 後悔すんなよゴリラ女ッ!! -- ラフキーノ
- --
- 『悪食害虫(インヴェイシヴ・スピーシーズ)』!!(叫びと共に、両掌から無数の「虫」が湧き出し始める) -- ラフキーノ
- ダブりとゴリラ……私に言ってはいけない単語をどちらも言ってくれちゃって。私も加減無しにアンタを殴れそうだわ……?
(普段なら声を荒げている場面であるが、ここは冷静に。) 〜〜〜〜っ……!(湧き出る無数の蟲には露骨に不快感を示し、後ずさる) そんなちっちゃい蟲で、何をしようというのかしらねぇ……(半身になり、左手を前にファイティングポーズをとる。 まずは「見」、ラフキーノと蟲たちの出方を伺う) -- ルベライト
- おいおい、まさか天下のルベライト姐さんが虫が苦手なんて言うんじゃあねえだろうなあ?(湧き上がる雲霞は宙で渦を巻いて)
骨の一つ、髪の毛一本すら残さねぇ、消えちまいな(虫の群れが黒い帯となってルベライトに襲いかかる。食いつかれれば、強靭な顎が服を肌を問わず食い千切る事だろう) -- ラフキーノ
- 残念だけど花も恥らう乙女だからね……! 最近大分慣れてきたけど苦手なものは苦手よ!
アンタの異能……厄介だけど、こっちはとっくに調べてあるんだから! (第七特別教室の友人達の支援により知った事実。ラフキーノの操る蟲は急な温度変化に弱い) 私ってば優等生だから、こんなことも出来るのよね!(魔法書を開けばぼそぼそと短い詠唱。 蟲たちの進行方向である自分の正面に、タタミ一畳ほどの大きさの炎の壁が現れる) 秘技・タタミ返しー! …なんてね? -- ルベライト
- ちっ!!(炎の壁を潜った虫の群れは生気を失って床に散らばり、無残な屍を晒す。残った虫は熱から逃げ惑い飛散した)
どっから嗅ぎつけやがったんだか…大方第七の連中ってとこだろうが、まあいいさ(ぶらんと両手を垂らして) どの道、手前じゃ俺には敵わねえ(周囲に溢れだす、溢れだす、黒い雲霞、その体積は見る見る内に膨れ上がり、先ほどの二倍、三倍以上にもなる) -- ラフキーノ
- (炎の壁を突き抜けて、直後動かなくなる蟲たち。防御に成功したことを察すれば、すかさず駆けた)
(ルベライトの姿は眼前の壁に隠されているがでもダッ、ダッ、と地面を駆ける音でラフキーノは気付いただろうか) (二人の間を阻むもの消えたとき、ルベライトの姿が先ほどより大きく見えるだろう) はぁぁぁ!(今の今まで視界をふさがれていたことで、幸か不幸かラフキーノの挙動に気付いておらず……そのまま駆ける勢いを利用してパンチを繰り出そうという算段である) -- ルベライト
- (攻撃の瞬間、項垂れていた男の顔が上がり、ルベライトを見て嗤った)
うぶ!!?(拳を顔に受けた男はもんどり打って転がり、ガレージの壁に叩きつけられる) 予想以上に痛ってえな、このゴリラ女…!!(呻き声を上げ、血の混じった唾を吐き出し)…だがよ 次は、てめえの番だ(直後、黒い雲がルベライトを包み込み、その無数の牙を突き立てんとする) -- ラフキーノ
- ふんだ。ポケットに手を入れてるなんてナメんじゃないわよ!(距離の開いたラフキーノに向けた手は、唯一立てた親指を下に)
しまっ……!?(襲い来る蟲達を拳を振ることで追い払おうとするが) 痛ぅ……!(蟲達の固い甲殻に攻撃はさえぎられ、蟲の鋭い牙は伸ばした手、腕、身を包む服やその下、全身にいたるまでに傷をつけていく) -- ルベライト
- ははっ…ハハッ!どうしたよルベライト先輩、いいザマだなぁオイ!(笑いながら立ち上がり、袖で口元を拭う)
てめえの脳筋魔法程度で攻略した気になったか?お生憎様だがよ 死ぬほどしつこいぜ、俺の虫(スピーシーズ)は(もがき苦しむルベライトを眺めながら、新たな煙草に火をつける。その間も虫達はその数を続々と増し続けているようだ) -- ラフキーノ
- ぐぅ……!(打撃による制圧ができなければ、なすすべもなくその身体に激痛を刻まれる)
ま、だまだぁ……!(苦し紛れにポケットから取り出したのは、アロマキャンドル。 それを下手で地面へと放り) 持ってよね、私の身体……!(激痛に苛まれ魔法のための集中もままならない状況。) (しかし、そんな状態で発した小さな小さな火種。 それは先ほどのキャンドルに火を点すには十分足るものだった) ……(キャンドルから漂い始めるフローラルな香気。 事前にルベライト自身につけていた香水と同じ香りの物……ラフキーノの蟲は嗅覚を元に行動する。これもまた第七教室から与えられた情報をもとに講じた策であった) -- ルベライト
- (肉が削がれ骨まで食われるまで数分か、それまでに命乞いでもあれば助けてやらない事も無い…そんな事を考えながら煙草を燻らせていた、そんな時)
…あぁ?(ルベライトを覆っていた群れ、はっきりと固まっていたその形がぼやけて緩んでいる) …?こいつは…!(鼻に届く香気でそれを察し、更に危機感を覚えた。虫どもが標的を見失い始めている) やべえ…!(その足はまっすぐ、ガレージの外を目指し駆け出した) -- ラフキーノ
- …いつまで私にまとわりついてんのよこの害虫がぁ!(キャンドルの香りがガレージを満たし、自分を襲う蟲の数が減ったことに気付けばがむしゃらに身体を動かした)
いっ、ぎぃ……!(既に裂傷だらけの身体。その動きに応じて悲鳴をあげるが、振り払った蟲達はより強い香りを発するキャンドルにむらがりつつあった) まちな、さ……い!(よろめきながらもラフキーノの後を追うが、追いつけそうもない) ……!(瞬間、閃いた。 ここは元は自分たちのアジトであり、先ほども侵入者用のトラップが発動したばかりである。 ルベライトは片足を引きずりつつもじりじりと距離をつめる。それがまったくの無意味にならないことを信じて) (ラフキーノがアジトの出入り口に近づけば、いくつかの金だらいがガラガラと音を立てて落下するだろう。一目散に逃げの一手を講じるのであれば、罠もむなしく脱出に成功するだろうが……?) -- ルベライト
- 痛っってえ!!クソッ!アホくせえもん仕掛けやがって!(次々落ちてくる金ダライにぶち当たりながら、ガレージの外に転がり出る)
(虫が使えない閉鎖空間にあの女と共に閉じ込められるのは、荒ぶるゴリラの檻に放り込まれるより避けたい事態だった。故に必死である) -- ラフキーノ
- はぁ、ハァ……!(眼が霞む…足取りが重い… 蟲達に食われた傷。一つ一つから流れる血はわずかだが、総計すれば既に大出血の域である。)
あぁもう、蟲ウザい!(しつこく縋る一匹を手で払い) あ……(ふらり、とうつぶせに倒れた。) (ラフキーノを追っていたため、ガレージの外からでも倒れたことは確認できる距離だ。 しかし、倒れてしばらく動かない彼女に息があるかどうかは分からないだろう) -- ルベライト
- はあ…はあ…(外の空気に触れて荒く息を吐く、倒れる音にガレージを振り返って)
…くたばったか?(ラフキーノ・イマーゴは考える。慎重さこそが生き残るコツであると彼は思っている。虫を使えば生死を確認するまでもなく、あの女に止めはさせるだろう) (だが、現状あの空間で虫どもは使い物にはならない、香気が抜けるまでには時間が必要だ、いっそガレージそのものを解体する選択肢もあるが、それにもやはり時間はかかる) ……(ゆっくりと、慎重に、倒れたルベライトの元へ近づいていく。心配は要らない、どうせ相手は虫の息だと、そう己に言い聞かせる) -- ラフキーノ
- ……(ルベライト・マーブルもまた、考えていた。 この状態では立ち上がることすらいっぱいいっぱいだろう)
(しかし、今の部屋の状態・リングを奪うことで勝利となる勝負の形式上、必ずラフキーノはこの場に戻ってくるのだ) (…後悔があった。 この戦いに臨む前、相手が危険人物であるという理由で複数の友人達に制止され…それをすべて振り切ってこの場に居る) (自分は今、走馬灯でも見ているのだろうか…… 言っても聞かない自分に対して、心配そうに見送る友人達の顔がぼんやりと頭に浮かぶ。) (友人達の期待、心配に応えられそうに無い状況に「ぎゅ」っと手を握り締める) (握り締めた手には先ほど振り払おうとした蟲が居た。 蟲は鉄鋼並みの硬度を誇る甲殻で手を押し返し、自慢の牙で手を齧る……ことはなく、潰れて動かなくなった。) (ルベライト自身も気付いていない、手から零れ落ちた蟲の死骸にラフキーノは気がついたかもしれない。 ルベライト自身はただただ、自分の最後の一撃になろう拳が届く位置にラフキーノがやってくることを祈っていた) お願い……!(ぼそぼそと呟く、キャンドルの香気が失せてから蟲を使ってリングの回収を試みられたのなら、待っているのは敗北と―――死だけなのだ) -- ルベライト
- 頼むぜ…くたばっといてくれよ(周囲に充満する虫に紛れて、その小さな死体に目が留まることはなかった。動かない女を見下ろし、その手元に屈みこむ) -- ラフキーノ
- (―――ニヤリ、と伏したままの顔で笑みを作った)
〜〜〜〜ッ!!(ラフキーノが屈みこみ、指輪を取ろうとしたその時……空いている方の手で、持てる限りの力でフック気味の拳打を放つ) (気合は声にもならず、ただただ相手に届けと。 その想いだけが拳を動かしていた) -- ルベライト
- ご―――――ッ!??(万が一の警戒はしていた、消耗の程度を考えれば対応はできると踏んでいた)
(だが、その予想を超えた速さと重さが横っ腹を貫く) が…はッ!(体をくの字に曲げた格好でガレージの壁に叩きつけられ、動かなくなった) -- ラフキーノ
- 勝った―――?(倒れて動かなくなるラフキーノと蟲達を見てポツリと呟く)
ゆび、わ……(ラフキーノが居た場所に転がる二つの指輪…銅色と銀色。) ……よし。(おぼつかない手つきで自分の指に銅色を。 はめたままの手で銀色に触れる) (スゥ、と銀色の指輪は銅の指輪に吸い込まれ、銅色だった指輪を銀色に変えた) ……(しかし、そこで力尽きルベライトも気を失った。 次に目を覚ましたそこは……) -- ルベライト
- くっそ……あのゴリラ女、思いっきりぶん殴りやがって…(医務室のベッドで腹を抑え、呻く)
もうちょい稼げるかと思ったんだがなぁ…ツイてねぇや、畜生(元より単位にそれほど執着はなく、ある程度集めたら金に変えるつもりでいたようだ) それにしても、いてえ…(この一件により、彼の中の「手出したらロクなことにならないリスト」にルベライトの名が足されたことは、言うまでもない事であった) -- ラフキーノ
- (ラフキーノとはまた別学区内の医務室で目を覚ます…ラフキーノを慕う学生達に運び込まれたのだろう)
(証拠隠滅のエキスパートである『掃除屋ラフキーノ』が指輪を奪われた。などという事実を残すはずが無かった。 この戦いは既になかったことになっているのだろう) ほんっと、異能って怖いわね……流石にアレとは二度とやりたくない、かも。 (改めて自分の状態を確認し、全身包帯ぐるぐる巻きの状態で小さく呟く) 運んでもらったお礼はしときたいけど、アイツの面子も考えないと…ね。(後日、退院したルベライトは比較的ラフキーノと親しいというキョウコに『お世話になりました』とそれだけ、菓子折りを添えて伝えてもらうのだった) -- ルベライト
- ありがとうラフキーノくん! 君の仕事が完璧なおかげで私は無事進級出来た! イェイ! -- キョウコ
- おーおー、そりゃぁおめでとさん
え?なんだって?感謝の印に二人きりで濃密なアバンチュールを過ごしたいって?しょうがねえなあ…(「やれやれ」とネクタイを緩める) -- ラフキーノ
- ハハハこやつめ! 私のスケジュールは10年先まで埋まってるって言ったでしょ!
……んー、でもまあ、ちょこっとスケジュール調整して、ご飯食べに行ったり、どっか遊びに行くだけならいいよ! -- キョウコ
- お?珍しいじゃねえの
よっしゃよっしゃ、そんなら進級祝いだ(しゅっとネクタイを閉め直す) このラフキーノさんが、ちょいと大人なディナーにでもご招待してやんよぉ、クール過ぎて腰抜かすぜ? -- ラフキーノ
- ふっふっふ、気前の良い男と仕事のデキル男って魅力的だからねラフキーノくん!
テーブルマナー必須のところは困ってしまうけど、それでも期待せずにはいられない! -- キョウコ
- はっはっは、気持ちいいねぇ、もっと褒めてくれていいぜ
なぁーに、窮屈な思いはさせねえよ、キョウコちゃんのテーブルマナーなんざ端から期待してねえしなあ 今夜七時、港区の埠頭前ってとこでどうよ? -- ラフキーノ
- そう言ってくれると有難い! ロブスター手掴みで食べてドン引きされるような経験、2回もゴメンだからね!
ラフキーノ君がそういう場所指定してくると私、遠い国に売り飛ばされそうな予感がするんだけど!? -- キョウコ
- 死ぬほど人聞き悪いな、オイ
期待に添えなくて残念だがよ、店があんのがその辺なのよ 第一、どうせ捕まりゃしねえだろ、お前は?(肩を揺らしてくっくっと笑う) -- ラフキーノ
- ラフキーノ君の風評と風貌から、つい素直な感想が口から飛び出しちゃいました! メンゴ! (全く悪びれた様子はない)
久しぶりにメンズとお食事に行くから、その点は期待はさせてもらうよ! ま、お察しの通り、私を捕まえるのは色々な意味で大変だけどねぇ? (ラフキーノの笑いに合わせて意味深にニヤリと笑い、跳躍。その姿は虚空に消えた) // -- キョウコ
- まったく見た目で損するタイプだぜ、俺ぁ…(しみじみと顎を撫で擦る、中身もほぼ外見通りだが)
やれやれ、落ち着かねぇ女だぜ、さーて、俺も久々にバシッと決めていきますかね…と -- ラフキーノ
- あー…………あんましお世話になりたくないけど今回はしょうがないかなぁ (渋い顔つきをしてやってくる)
ラフキーノくん、ラフキーノくん、ちょっと頼みごとあるんだけどいい? -- キョウコ
- あーらら?誰かと思えばキョウコちゃんじゃねーの(猫背気味に振り返り)
いいともいいとも、デートのお誘いなら、スケジュール10年先まで空いてるぜぇ?(軽薄にニヤニヤと笑う) -- ラフキーノ
- ありゃそれは残念。私のスケジュールは10年先まで埋まってるの (にっこり満面の笑顔で返す)
んで本題だけど……耳の早いラフキーノくんはもう知ってるかもだけど、この前倉庫街でちょっと風紀と揉め事があってさあ……。 ラフキーノセンセーのお力を拝借したいなあって。へっへっへっ…… (卑屈に笑って揉み手スタイル) -- キョウコ
- そりゃあ残念(戯けた仕草で肩をすくめる)
…はっはーーーん、チンピラ風紀が随分殺気立ってたと思ったら、お前の関係だったわけね、納得納得(顎を擦り、こくこくと訳知り顔に頷く) 先に聞くが、先立つものは?(指先でマネーを示すサイン) -- ラフキーノ
- (そらきた、と内心で苦虫噛み潰しながら、顔色を卑屈スマイルから無表情に変える)
こんくらい (洋上学園都市外で流通している貨幣の価値に換算すれば、およそ1,000Gほどの金額を指で示す) -- キョウコ
- 用意の良い事で(提示額を見て、満足気に口元を歪める)
全部“片付け”ちまっていいのかい?それともソフトなやり方がお好みで?(死人が出るか出ないか、それだけの選択肢) わかっちゃいると思うが、ハードよりソフトの方がお高くつくぜ、根回しが要るからよぉ(物理的に、何もかも消し去ってしまう方が簡単なのだ、この男にとっては) -- ラフキーノ
- やだもーーー、ラフキーノくんサービス悪いゾ! 女の子は太っ腹な男が大好きなのよ?
(自分がどちらを選ぶか分かった上で聞いてくる。交渉においては最初からこの男に勝てる筈もないのだ) これだけかなー? (先ほど提示した金額より1,000G上乗せして指で示す) -- キョウコ
- なあに、その分仕事っぷりで男を見せてやるさ(ケケケ、と喉で笑い、更に上乗せされた額を見て笑む)
OK、商談成立(話がまとまるなり背筋を伸ばし、キョウコに背を向けて歩き出す) キョウコちゃんは帰ってシャワーでも浴びてな、さっぱりして一眠りする頃にはぜーーんぶ無かったことになってるからよぉ!(大きく両腕を広げ、余裕の宣言) -- ラフキーノ
- ありがとーラフキーノくん! 仕事が出来る男って素敵! 惚れちゃいそう! (ラフキーノが背を向けた途端、半分死んだ目になる)
言いつけ通り夢も見ないほど熟睡させてもらうわ! 今日のことが夢で全部無かったことになればいいのになあ! (帰り際に本音を零して跳躍。その姿は虚空に消えた) -- キョウコ
- セックス! --
- 悪いけどソッチの気はねえのよ、女でよけりゃ格安でいいお店紹介するぜ? -- ラフキーノ
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