名簿/332919
- えーと確かこの辺…。(地図を片手に青年がやって来る)ああ、ここだな。
こんばんはー、冒険者の所を挨拶回りしてるカリュー…ト……サイだぁーっ!? -- 加硫
- カリュートサイダーだと? 聞いたことのない名の酒だが、生憎アルコホルは間に合ってるンでな・・・・・・・・・
うん?冒険者への挨拶回り? とするとおまえは冒険者ギルド直属の酒売りか何かというところかね? -- ミツマラゼール
- あ、ああ…獣人か…。(ドックンドックン鳴る心臓を押さえながら)
そうじゃなくて、カリュートって名前なんです僕が。本当の読み方は加硫、瑠波加硫です。 -- 加硫
- ああ、酒ではなくおまえの名か。 いやあ、すまンすまン。(ハハハと笑い)
ふむ・・・・・・・・・おまえにとってもおれの姿は珍しいようだな。 このあたりには犀人は居らぬゆえ、仕方なきことか。 (独り頷く) るは、かりう、とな。 その響きから察するに、「さぶらい」の国の出か? -- ミツマラゼール
- いや、間違われやすい言い方したのは事実だし…。ロウクスが種族の名前ですか?ともかくよろしく。
(侍かと聞かれて、首を振り)間違われやすいけど、違うんです。侍の国で生まれた先祖が、隣の国で王族の警護をやるようになって。そういう一族なんで名前が侍の国の物なんです。 -- 加硫
- はは、ロウクスという種の名も知られていないほどとは。(再びの笑い しかし不知を非難するようなそれではない)
ふうむ、義と民を護ることについて「さぶらい」の右に出るものはない、との噂も聞く。 おまえの祖先もその才覚、すなわち「もののふの心」買われたのであろうな。 -- ミツマラゼール
- ロウクス……こいつぁ珍しい奴ぁいたもんだな。俺が言えたこってもねえが。ロクソドンだのツリーフォークなら見たことぁあんだが。 -- クラッツ
- なあに、おれは見た目が珍しかろうとも、冒険者としてはなンの変哲もない存在さ
(目を細めてクラッツの姿を見つめ) ふむ。リズマンかドラコンか・・・・・・いや、その何れでもないようだな 兎にも角にも、おまえもこのあたりでは異邦者というところかね? -- ミツマラゼール
- あえていうのならダイナソア? サイカニアンってェ呼ばれたことも有る。どちらにせよ、そうなるな。
この辺りぁ元々根付いているらしい同属もお目にかかったことぁねえこった。 -- クラッツ
- ダイナソアか。その名なら昔聞いたことがある。 何処に暮らす者か誰も知らず、あるいは既に去った種とも言われていたが・・・・・・・・・
いや、いや、いや。その口ぶりからするに、おまえにとってのおれも似たようなものだろうな (「ははは」と笑いながら語る) -- ミツマラゼール
- 今となっちゃあ、もうすっかりマイナーな種族になっちまったよ、俺たち恐竜ぁな。この通り、まだまだ生きてんぜ。(肩を揺らしながら笑って)
全く、そのとおりだ。始めてみる。まだまだ異邦人だぜ。 -- クラッツ
- あるいは世界中のあらゆる場所で数を増やしている人間の方が特殊なのかもしれンな。ともあれ、あの逞しさは見習いたくもある
マ、幸いなことにこの街では、種も生まれた地も関係なく接してくれる者が多いので過ごし易い ・・・ああ、この見た目のせいで、驚かれることはいまだに多いがね。(冗談を言って再び笑い) そういえばまだ名乗っていなかったな。おれはミツマラゼールだ。まあ、どうも種によっては発音し辛いらしいので、好きに呼ンでくれて構わンよ -- ミツマラゼール
- そういう見方もあるか。なぁるほど、今現在世に多い種族の一つだけぁ有るもんだ。恐竜も昔ぁ、この大地を支配してたっつう話もきいたことぁあるが……こんな感じだったのかね。
(小さく息をつき)そりゃあ俺もおんなじだぜ。やっぱぁ、ここでも、驚くもんぁ驚く見て枝。特に、こんな風にごつくてでけえとな。 俺ぁクラッツ。よろしくミツマラゼール。呼び方についてぁ……気の効いた奴を考えておくことにすんさ。 -- クラッツ
- ふーむ、どうだろうか。人間の逞しさは恐竜のそれとは違う感もある
現にやつらは驚くほど、そう、おれたちを見て驚くほど小さいからな! はっはっは! マアそれも、おまえと人間との違いを見ていれば、いずれ分かるかもしれン そういうことでよろしくだ。クラッツ。 -- ミツマラゼール
- 少なくともその辺りを駆使してってぇのぁ、重要な要素になりそうだ! 頭の出来の違いも、そう違うようにぁ思えねえからな。
じっくり見てりゃあ、やっと浮かんでくるものもあらぁな。おう! それじゃあ、今日のところぁ、こうして交わせて楽しかったぜ。そのうちにまた機会があったら会おうじゃねえか。ほんじゃあ、あぁばよ! -- クラッツ
- とすると、小さいが故の何か、ということか・・・・・・・・・ううン、今のところは何も思いつかンな(苦笑して溜息をついた)
ああ、お互いに有意義な出会いだったようだ。おれも楽しい時間を過ごさせて貰った それではまた会おう、ダイナソアのクラッツよ(胸の前で拳と平手を合わせる彼の故郷での礼をし、クラッツを見送った) -- ミツマラゼール
- お隣にご挨拶と思ったらものっそい勢いでサイだった・・・ロウクスなんて文献でしか見たことないよ -- ねこ?
- なあに、なりはこンなだが、なかみはにンげンと変わらンよ
ふむう、お隣さンか。おれはまだ駆け出しの冒険者に過ぎないが、よろしくお願いしたいものだ -- ミツマラゼール
- どうしてエレクチオンしないのよォ〜〜!! --
- 心が伴わなければ海綿体に血は通わないンだッ! -- ミツマラゼール
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