名簿/476134
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- (だだっぴろい荒野に一人降り立つ)さて、と……(辺りをきょろきょろと見回し)
夢の中での実戦訓練、決して無駄な経験にはならないと思いたいな。 -- ホーク
- ……いた。(視界の先には、身長150cmにも満たない、紅髪の少女)
探したぞ、さーたん。これから貴様はこの俺の前に跪くこととなる! -- ホーク
- 誰よ、アンタ。(振り返る少女、不機嫌そうにホークの顔を睨み)
アンタが誰だかは知らないけど、あたしに喧嘩を売ろうってんなら容赦しないわよ? 見ての通りだけどあたしはさいきょーの大魔王、覚悟はできてんのよね?(体内に滾る膨大な魔力は、オーラのように発散され、力なき者を威圧する) --
- ……ッ。(射竦められるような少女の視線と、その強大な魔力に思わず身体が震え上がる)
……当たり前だ! 見ての通りだが俺は最強の魔王、貴様を越えんことには世界征服などできるものか! (それでも尚、紅の瞳は目の前の少女を強く睨みつける) --
- はぁ?あんたみたいなちんちくりんが魔王って、冗談よしなさいよね。
こういう雑魚が軽々しく騙ったりするから、魔王ってのがなめられたりするのよ…… というわけだからアンタ、さっさと消えなさい。しっしっ。 (そう言って手をひらひらと払えば、いくつもの小さい火の球がまっすぐホークめがけて襲い掛かる) --
- 雑魚かどうかはその身で判断することだな!
(大きく横へ跳び、火球をやり過ごす)こんなものか大魔王、それくらいの攻撃、その辺の雑魚モンスターでもできるだろ。 今度はこっちから……いくぞ!(少女に向かってまっすぐ駆ける) この攻撃、どういなす!(左右に、拳大の4つの炎が現れる。少女の方を指差せば、一つ、二つと順に飛んでいく) --
- ……はぁ。(呆れかえったような顔でため息一つ)
(その場から動かず、防御行動もせず。火の球は身体に直撃する。) やっぱ雑魚じゃない、こんなしょっぱい攻撃であたしがやられるわけないでしょーが! --
- (あたったはずの炎は、彼女の身を焼くことなく消えてしまった)
こんなものはただの様子見……これでびびられたらこっちこそ肩透かしだ! (叫ぶ間に二人の距離は20m、10mと縮まっていき) はあああああああっ!!!!(残り5m、思い切り前に踏み込み、右の拳で少女の顔面にストレートを放つ) -- ホーク
- あんたは攻撃がまっすぐすぎるの……よっ!(ひょい、と拳をかわせば行き場を失った腕を掴み、背中から落ちるようにホークを投げる)
ほら、せっかくだからあたしを楽しませなさいよ。暇つぶしがてら付き合ってあげるわよ? (にっこりと笑顔を作って、そこに仁王立ち) --
- くっ、そ……(投げられて倒れる、が痛みはほとんどなく)
まっすぐで駄目なら、絡め手で取るまで! らぁ!(立ち上がり、右足で上段回し蹴り。 周囲の空気が一瞬蜃気楼のように揺らめいた) --
- アンタ搦め手って意味分かって言ってんの?
(回避はせず、左手で向かってくる脚を掴む) 熱ッ!(生身であるはずの脚を掴んだ手が焼けるように熱い、思わずその手を放してよろける) --
- (少女が掴んだ脚は炎に包まれており、触れた手を焼け付かせる)
相手をなめてかかるからそうなる!(右足が地に付けばすぐに身体を反転させ、後ろ蹴りに繋ぐ) --
- (後ろ蹴りを腹部に受け、何歩かあとずさる)
はぁ痛かった……器用な戦い方だわね。 まぁいいわ。そろそろ飽きてきたしとっとと決着つけようじゃない。 特別に見せたげるわ、あたしのとっときの必殺技をね! --
- どれがいいかしらーっと。(しばらく腕を組んで考えて)アンタは魔法よりこっちのが好きそうだし、こっちがいいかしら。
(ぐ、と脚に力を込め、踏み切れば身体は亜光速でホークめがけて突っ込む) 動くこと雷霆の如しぃ!!! --
- (脚をためる予備動作を見れば、相手の放たんとする技は分かった。)
(話には何度も上がったが、実際に見たことはなかった魔王の必殺技が今放たれようとしている) …ふん。(鏡移しのように、少女と全く同じ所作。 目を閉じて意識を、魔力を研ぎ澄ます) 紅魔炎灼ァァァァ!(少女のそれより1テンポ早く踏み出す、高まった魔力はホーク自身の身体を燃え盛る炎の弾にして、少女に向かって突っ込んだ) -- ホーク &new{2012-04-04 (水) 00:19:06
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