施設/バトリング場
- 医務室 --
- (担架で運ばれてきた大男を診察し)はん、この程度ならツバつけとけば治るわい(バシっと包帯の上から傷口を叩く)
ったく、この木偶の坊が負けたせいで今夜の飲み代が全てパーじゃ -- ヤブ医者
- (ひとしきり愚痴をこぼした後)
しっかしこのゴリラ、一体どういう体しとるんじゃ……いくら機体の装甲が厚かろうと腹でパイルバンカーが止まるワケが……ま、ワシなんぞには関係ないな(本来は消毒用の酒をあおり、そのまま眠ってしまう) -- ヤブ医者
- 控え室 --
- (試合の前で気が立っている者、自分の無事に感謝しながらファイトマネーの使い道に思いをはせる者、冗談を言い合って緊張をほぐす者、男たちの熱気で蒸し暑いほどの控え室)
(手早く普段着からAT用のスーツに着替える。故郷で戦っていたときから着ている物で、これを身に着けるとわずかな郷愁とともに気持ちが切り替わる) (脱いだ着衣をロッカーにしまい、備え付けのベンチに座る。出番を待つ) -- ヴィーネ
- 休憩所 --
- (選手や観客が試合の熱を冷ますように余韻を楽しむように酒を楽しむ、バトリング場内にある酒場)
(酒場の喧騒を縫うようにカウンターへ。ヘルメットをカウンターに置き、ビールを注文する) (やや高級な銘柄。くじ引きによって決められた6人急造チームによる多人数マッチ。月に一回は行われている) (3機を撃破しファイトマネーも結構な額になった。こういう日は少し贅沢をするのも悪くはない) -- ヴィーネ
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