冒険者/0119

  • おじーちゃん先生!お花、咲きました!おかげさまで!!(足元でぴょんぴょんがったんごっとんする植木鉢) -- 植木鉢 2016-09-02 (金) 21:22:48
    • あー? なーんでわしのところに報告しにくるんだ。なんもやっとらんぞ
      おかげさまならほかに言う奴がいるだろうに……しかし随分でかいもんを咲かせたもんだな、もうちょっと近くで見せてみろ(と手招いて) -- ミルグス 2016-09-02 (金) 23:08:22
      • なーんでも、何も。おじーちゃん先生に、聞くとこから、始まったので。なので、お礼を、言わなくては、いけません。
        ありがとうございました。(ぺこり、頭を下げてから、ぴょんぴょんとんで近づく植木鉢) -- 植木鉢 2016-09-02 (金) 23:21:28
      • 律儀な奴だな、人面草はみんなそうなのか? 油断させてから食う気だろう(まだ言う
        ふーむ……随分と赤い花だな……(近づいてくる植木鉢の頭に顔を近づけ、間近で花をしげしげと見て)
        ……うっ! ……くさい!(大げさに鼻を手で覆う) -- ミルグス 2016-09-02 (金) 23:27:14
      • ちょ、ちょっと!?い、い、言うに事欠いて、くさいとは、何事ですか!くさいとは!!
        た、確かにみんな、匂いには触れませんでした、が!く、くさいとは!! ……えっ、ホントに……??(心配そうな顔をする植木鉢)
        (※なおまだ子供なのでごくごくほんの僅かですが、誘惑する類のにおいを放つのであります) -- 植木鉢 2016-09-02 (金) 23:31:46
      • あー臭い臭い、無駄に律儀に生きる青臭い匂いがするわ(花を見る食べ曲げていた背を伸ばし、手をヒラヒラと振って)
        ……なんてな、嘘だ嘘。少し頭をぼやけさせるようなにおいだが臭くはない
        まんまと騙されおったか、まだまだガキだなお前も(鼻で笑う) -- ミルグス 2016-09-02 (金) 23:34:33
      • ……な、な、も、もー!!何でそんな、ウソつくんですかー!!(泣きそうな顔から一転、真っ赤な顔でぷんぷん怒る植木鉢)
        もー!おじーちゃんには、でり…で…でりかし?がないです!(ふくれっつらでぷいーっとそっぽ向く植木鉢) -- 植木鉢 2016-09-02 (金) 23:45:21
      • すぐに人の言う事を信じるのが悪いのだ、表情が忙しい奴だなお前も
        まぁそう怒るな……可愛い冗談だよ。しかしお前、花を咲かせてそれでどうするんだ? 今度は実でもつけるのか
        (そっぽを向く植木鉢に、そう尋ねて) -- ミルグス 2016-09-02 (金) 23:49:43
      • 素直で、いい子なんですー!植木鉢はー!(ぷんぷん) んー……んー??うーん、わかんないです、お花を咲かせるのが、目的でしたし。
        確か、花粉がどうとか?おしべとめしべがどうとか?が、必要だそうで?多分、お花が咲いて、おわり。だと思います。
        さてさて、報告とお礼を、しましたので、植木鉢は失礼いたします。またー。(葉っぱ振って帰っていく植木鉢) -- 植木鉢 2016-09-03 (土) 00:00:05
      • そうか、それで終わりか。じゃあ花を枯らさないようにせんといかんな
        あぁ、これからあったかくなる、花の蜜目当ての蒸しには気をつけろよ(見送りもそこそこに) -- ミルグス 2016-09-03 (土) 00:01:34
  • 2月は、ばれんたん?だそうですが。 何をする日、なのでしょう?(知らないことはこの人に聞けばいいと思ってる植木鉢) -- 植木鉢 2016-08-19 (金) 20:17:30
    • あ? ばれんたん? なんで私に聞くんだ
      ばたんれん、ばんたれん? ってあれじゃろ、確か知り合いに菓子を配る奴だろ。主に女から、らしいが……私はよく孫から貰ってたな -- ミルグス 2016-08-19 (金) 23:03:19
      • 何でも、知ってそう、なので。ふむふむ……確かに、植木鉢も、お菓子をいただきました。
        ……ん? あれ? ん?今、まご、って言いました?  え?? -- 植木鉢 2016-08-19 (金) 23:09:21
      • 季節行事ぐらいならしっとるがな、難しい事はわからんわ。なんじゃお前が貰うんか、じゃあお返し考えんとな
        あ? あぁ、言ったが……なんだ、孫が居んのがそんなに意外なのか -- ミルグス 2016-08-19 (金) 23:15:26
      • おかえし!おかえしが、必要なのですか!なるほど、なるほど…… じゃあ、沢山配ったら、沢山おかえしが来る…??
        えっ意外です(こくこく頷く植木鉢)だって、え、若い…若くて…… あの、失礼ですが、おいくつで… -- 植木鉢 2016-08-19 (金) 23:18:19
      • そらそういう行事だからな、人によるだろうが配れば来るかもしれんな
        若い? 歳ならもう87ぐらいになるが……あぁ、いっとらんかったか。いう必要も無いとこういうのは忘れるな
        中身……年齢は年寄りだがな、訳あって体は別人なんだよ。わかるか? 中身は爺で、体は小娘だ、分かるか? -- ミルグス 2016-08-19 (金) 23:22:33
      • ふむー!これは、ごちそうたんまりの、チャンス…!(配るコストを考えていない植木鉢)
        ほぁ?は、はぁー……へぇ?(間抜けな声で返事をし) ……えっと……見た目は若くて…見た目だけじゃなくて、体が……えー……
        (しばらくうーんうーんと悩み)……あっ!つまり、たい焼きのあんこが、クリームになってる!という、ことですね!! -- 植木鉢 2016-08-19 (金) 23:26:07
      • ……お前は食い物に例えんと理解できんのか…(半ば呆れた顔で相手を見て)
        まぁ間違っては無いわ、たぶんな。だから体は若いが、中身は爺の記憶を持ってるわけだ
        それなら孫が居てもおかしくないだろ、もっとも孫の記憶なんぞいまや邪魔なだけだがな -- ミルグス 2016-08-19 (金) 23:30:41
      • 爺……ということは、男の人、なんですか!あ、ちょっと納得かも、しれないです。そんな感じ、してたし。
        ん……なんで?お孫さんのこと、嫌いなんです?(首をかしげる植木鉢) -- 植木鉢 2016-08-19 (金) 23:35:30
      • そんな感じってなんだ、本人からしたらどいつも同じに見えるぞ
        嫌いじゃない、むしろ成長を楽しみにしていたがな。まぁ思い出すたびに気が重くなるって事もある
        この時期はよく孫に菓子を貰っていた事を思い出すのが嫌になってるだけだ、さっさと忘れたいもんだな -- ミルグス 2016-08-19 (金) 23:39:45
      • そでしたか……(何か事情があって会えないんだろうなーと漠然と考えて)じゃあ、植木鉢が、代わりにお菓子を持ってきます。
        あんまり、お金ないので、高いのは無理です、けど。えへー、楽しみに、しててください。(がったんごっとん帰っていく植木鉢) -- 植木鉢 2016-08-19 (金) 23:46:33
      • お前のような化け物の菓子なんぞいらんわい、無理するな
        楽しみなどせん、お返しを期待してのそれなら見当違いもいいところだからな(器用に帰っていくのを眺めていた) -- ミルグス 2016-08-19 (金) 23:51:25
  • あ。あー。あのー。 あのー。  もしもーし! (がらがらがら、植木鉢がスケートボードに乗ってやってくる) -- 植木鉢 2016-08-11 (木) 15:54:50
    • んじゃあ!? 誰じゃ声かけんのは(声をかけられ、眉間に皺を寄せながら威嚇するようにこたえる)
      ……なんだ、このあいだの奇怪植物か。どうした、なんか用か
      っていうか面白すぎじゃろそれ -- ミルグス 2016-08-11 (木) 18:49:40
      • ぴゃー!?(びっくぅ) ……あ、はい。植木鉢です。どうです、この磨き上げられた、テクニック。(重心移動だけでスラローム走行してみせる植木鉢)
        ……とと。そうではありませんでした。物知りそうな方に、聞いてみようと、思いまして。
        花って、どうやったら、咲くんです?? -- 植木鉢 2016-08-11 (木) 19:05:31
      • まず重心がどの部分にあるのかわからん……植木鉢の部分か?
        はぁ? 花ぁ? 花なんて庭師に全部任せとったからな、子供の頃勉強した事しか知らんが
        なんだ、確か枝につぼみが出来て、それが咲くんじゃろ確か……植物が花をつけるのなんて受粉目的だからな、お前で言えば大人になったら咲くんじゃないか -- ミルグス 2016-08-11 (木) 19:14:45
      • おとめのひみつです。
        にわし!!キング!!!はぁー、お金持ち、なのですね…… あ!もしかして、学者さんですか??
        大人になったら…うん、やっぱり、それしかないのかなぁ…何かこう、ぱっと咲かせられるような、どうにかインチキ、できないものですかね?? -- 植木鉢 2016-08-11 (木) 19:26:48
      • 次私にキングなんていったらその根っこ引っこ抜いて刻んで干物にするぞ、学者でもないわい
        そういわれてもな、植物なんて元々時間かけて成長するもんだろ。世の中には肥料なんてもんもあるが飯食ってるお前には意味無いな
        つーかなんで花咲かせたいんじゃ、受粉でもしたいのか? -- ミルグス 2016-08-11 (木) 19:31:24
      • ナンデ!?あ、いえ、なんでもないです。ごめんなさい引っこ抜かないで下さい(ふるふる)
        植木鉢にですね、花が咲くのを、たいへん心待ちに、してる子がいまして。あんまり期待、されているもので……
        ふーむ。ということは、やっぱり、いっぱい食べて、いっぱい食べて、はよう大きくなる。ということ、ですか…… -- 植木鉢 2016-08-11 (木) 19:38:51
      • そもそもつぼみが出来るとしたら頭部分になるんかの、そのひょろっちい体? から今更枝が生えるとも思えんし
        普通はそうなるな、まー私にはお前が今何歳でどういった歳の重ね方をするのかは知らんが
        知り合いに魔法を使う奴とかおらんのか、そういう奴に薬を作ってもらうとか、後同じような植物に話を聞いて見るのもいいじゃないか -- ミルグス 2016-08-11 (木) 19:44:41
      • んー。頭に、いっぱい、咲いたら、かわいいですよね! ね!
        ふむふむ…… あ! なるほど!いろいろ、聞いてみます!ありがとうございます!!(ぺこっと頭を下げて、器用にスケボー動かして帰っていく植木鉢) -- 植木鉢 2016-08-11 (木) 19:49:35
      • そうだな、頭に出来たらいいかもしれんな……まぁわしの場合顔中にできるつぼみを想像したんじゃがな
        あいつほんと幸せそうに生きてるの(帰るのを眺めてた) -- ミルグス 2016-08-11 (木) 19:51:23
  • (一メートルほどの深い大籠いっぱいに野菜やらをつめ込み、それを頭に乗せて歩く少女?が一人)
    (平然とした顔でてくてく歩いている) -- イェチン 2016-08-06 (土) 22:47:25
    • (この街に来た後、諸々の手続きを済ませ一息ついた頃)
      (ふと視線を移せばそんな少女? が籠を頭に乗せ歩いているのが見える)
      ここじゃあんな小さいのも労働対象なのか、荒んどるのう……おい、そこの小娘、お前は野菜売りかなにかか
      (そんな存在を見て呟いた後、少々偉そうに声をかける) -- ミルグス 2016-08-06 (土) 22:52:08
      • ん?(声のほうに向き直り)…… なんだ、私を知らんとは流れ者かお前は?私は売り子ではない、瓜をはこんではいるが。
        うちは大所帯なもんでなぁこれは皆に食べさせるぶんよ。 あと、まぁこの見た目だから無理もないが、わりと結構な歳だぞ私は。 -- イェチン 2016-08-06 (土) 23:04:57
      • 知らんな、ここらじゃ小娘は有名なのか? ほう、売り子だけに瓜……わりとババアセンスだな貴様
        大家族か…なるほど、周囲のために働くというのはよい心がけだ。貴様の親も出来の良い子を持って幸せだろう
        結構な歳などと……いや、しかし子供にしては胸が育ちすぎておるな…なんだ、では本当に大人なのか -- ミルグス 2016-08-06 (土) 23:15:04
      • ああ、道場をやっておるからな。まぁそれなりには知っておるものは多い。ま、この通りに目立つナリじゃからなー。
        私は仙人、不老不死の身の上なれば歳はもはや意味をもたぬが、五百才ほどになる。よって、もう親もおらんなぁ。 -- イェチン 2016-08-06 (土) 23:18:38
      • そういえばここに来るまでそんなのあったの。道場より貴様自身が目立ちそうだが
        五百……そこまで来ると現実味無さ過ぎて疑う気も驚く気も起きんな
        しかしその道場の……師範か? とやらが野菜運びとは、そういうのは普通弟子にやらすものだろう -- ミルグス 2016-08-06 (土) 23:25:49
      • んむ。まぁわりと信じてもらえぬな。これは私が好きでやってるんじゃよ、これもまた鍛練のうち。
        ところでおぬし……ふむぅ。お前はあれか?やはり見た目とは違うというやつか? -- イェチン 2016-08-06 (土) 23:31:35
      • 物好きだな、歳をとりすぎるとそういう性格になるのか
        なんだ、長く生きればそういうことがなんとなく分かるという奴か? 確かにちっと事情もちの体ではあるが……どのあたりを見てそう思ったんだ? -- ミルグス 2016-08-06 (土) 23:35:30
      • 私のは生来の性格であろうな。年寄りにもいろいろいるさ。
        ん?まぁ私は人の気を読むことができるからおまえの体と内包する気がちぐはぐな気がしてなあ。
        それ以前におまえ、仕草がおっさんだし態度でかいし。最初おかまかとおもったぞ。 -- イェチン 2016-08-06 (土) 23:52:31
      • 気、とは魔力のようなものか。そんなものまで読まれたらたまらんな
        バカタレ、態度がデカイのはともかく仕草がおっさんとはどういうこっちゃ。こっちはこの歳になって女物の服まで来て
        女と言うものになりきろうとしとるんだぞ、それを捕まえてオカマなどと……第一女らしい仕草で言えばさっきから貴様もそういった仕草を見せておらんではないか -- ミルグス 2016-08-06 (土) 23:58:24
      • そりゃ頭に荷物を抱えたまま女らしくしろと言われても無理じゃろ!
        まとう空気といか、着てるものの垢抜けなさというか、んー、せいどういつせいしょうがい? -- イェチン 2016-08-07 (日) 00:04:11
      • 頭に籠を乗せててもあるじゃろう、こう腰をくねらせながら歩くとかじゃな……貴様の歩き方はわっぱ同然だったぞ
        馬鹿を言え、そんな心の病にかかっててたまるか。この体は仮初よ、一度死んだわしの魂が入っているに過ぎん
        もっともこの体の元の持ち主の魂も運悪く生き残ってしまったからな、あながち性同一と言う部分は間違ってないかも知れん -- ミルグス 2016-08-07 (日) 00:10:10
      • こんな感じか?(しなを作りながら歩いてるつもり しかし身長130センチではもはやどこが腰かすらよくわからない)
        ほほぅ、魂が体を間借りしているのか?……似たような者を知っているぞ。間借りというか取り憑かれてるのだがな。
        なるほど、それでお前の気はゆらゆらとはっきりせんのだな…… まぁ言わずとも判ってるだろうが、その状態は肉体には好ましくはない、どうするつもりか知らんがなるべく早くなんとかするほうがいいぞ。 -- イェチン 2016-08-07 (日) 00:20:08
      • もはや乳しか見えんくて腰が分からん、乳が歩いてるな、乳オバケじゃ
        そんなこと分かっとるわい。と、言いたいところだがこっちとしてもさっさと今の状況をどうにかしたいが
        先が分からん状態でな、天に祈るしかあるまいよ。それよりその瓜を早く届けてやったらどうだ?
        ずっと籠に入れてては食わせる前にしなびるぞ -- ミルグス 2016-08-07 (日) 00:25:34
      • まぁ、そうなるな・・・(胸をぷるんぷるんさせながら)ま、なにか困ったら相談にのってやるからいつでも来なさい。
        ん、弟子たちや居候どもが腹を減らしているだろうかな。それではまたっ! -- イェチン 2016-08-07 (日) 00:35:50
      • この歳であのような者に相談か……いや、今の私は16歳なのだ
        道に迷う事ぐらい多々あるだろう。だがあまり気軽に言うべきではないか
        無関係な人間にあまり話すのも好ましくあるまい……(見送りながらブツブツと) -- ミルグス 2016-08-07 (日) 00:37:45
  •   -- 2016-08-06 (土) 22:17:11
  •   -- 2016-08-06 (土) 22:17:08
  •  -ちょっとだけ前のお話- -- 2016-08-06 (土) 20:25:57
  •  
    • どっかにある小さな国アストルカ
      領地に村や町は無く。ひとつの城と、城下町だけがある王国
      そんなお城の中で、椅子に座る一人の老人が肩を重そうに回しながら溜息をつきます -- 2016-08-06 (土) 20:31:51
      • 〜アストルカ城内、謁見の間〜 -- 2016-08-06 (土) 20:33:03
      • 「今日のおしゃべりの時間は今ので最後か? この老体はもう限界だぞ」 -- 2016-08-06 (土) 20:35:37
      • 老人は疲れた声で言います -- 2016-08-06 (土) 20:36:33
      • 「今日のお仕事はこれで終わりでございます。ようございましたね、ミルグス様」 -- 2016-08-06 (土) 20:37:55
      • 老人が座る椅子の後ろに立つ男性が、羊皮紙の束を糸で縛りながらこたえます -- 2016-08-06 (土) 20:39:28
      • ……他の仕事はともかく、この謁見の時間と言うものは無意味じゃないか
        こんな小さい国、気軽に言いに来れば良いだろう -- ミルグス 2016-08-06 (土) 20:41:03
      • ミルグスと呼ばれる老人が杖を取り、椅子から立ち上がります
        その姿は仰々しい椅子に座るには少し歳が行き過ぎたような見た目で
        髪の毛はすべて白く、顔には多くの皺があり。筋肉はしぼみきっていないものの
        既に若い頃の面影を失いつつあるものでした -- 2016-08-06 (土) 20:44:58
      • 「一応形式と言うものがありますから。それに外から来る人間も居ますので
        ちゃんとしているところを見せなければなりません
        それで、これが明日のお仕事の内容ですが」 -- 2016-08-06 (土) 20:48:20
      • 男が纏めていたものとは別の羊皮紙の束を出します
        老人はそれを横目で見て -- 2016-08-06 (土) 20:49:27
      • なぁロキマイトよ
        お前は私の隣に来てどれほどになる -- ミルグス 2016-08-06 (土) 20:50:37
      • さあ、詳しくは覚えておりませんが
        私がここへ寄越された時には、既にあなたがあの椅子に座っておられましたね -- ロキマイト 2016-08-06 (土) 20:51:54
      • そうだろう、そうだろう……かくいう私ももうすぐ88
        ちょっと長く王座と言うものに居座りすぎた -- ミルグス 2016-08-06 (土) 20:53:35
      • そろそろ息子あたりにでも椅子を譲り、隠居したい -- ミルグス 2016-08-06 (土) 20:54:51
      • よろしいのではないかと
        しかし私個人としてはお止めはしませんが、今は少々間が悪いかもしれませんな -- ロキマイト 2016-08-06 (土) 20:56:02
      • 城内を、杖をついて歩く老人の歩にあわせながら男が言う
        眉間には皺を寄せ、その表情は言葉通り良いものではないことを示す -- 2016-08-06 (土) 20:57:59
      • 例の噂か、あんなものただの噂だ
        いちいち気にしていたらきりが無かろうよ。とにかく決めたぞ
        執り行いの日時や知らせはお前に任せる、今までよく仕えてくれたな。これからは息子の方を頼むぞ -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:01:03
      • なにぶん小さな街ですので、噂もバカにならないと思いますが……
        分かりました、とにかく今はあなたの隠居だけ考えましょう
        それでは、また明日に…… -- ロキマイト 2016-08-06 (土) 21:02:47

      • 老人の寝室につくと、男は一日の終わりを告げます
        それから数日、いつもと変わらない日々が続きました。ミルグスの退位の知らせが街に広がり
        少々の同様と共にその準備が進んでいきます。しかし、そんな退位式が行われる予定日から3日ほど前
        城の中は不思議なほどに静かでした -- 2016-08-06 (土) 21:11:33
      • ……? -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:12:32
      • 最近、ベッドから一人で起きるのも辛い身。いつもの時間であれば
        誰かしらが起こしに来る時間帯、しかしその日は誰も部屋の戸を叩きません
        仰向けになり、目を開いたままじっと待ち、そろそろ無理にでも一人で起きようかと思ったとき -- 2016-08-06 (土) 21:13:49
      • トントン
        と、控えめがちなノックが響きます
        老人は違和感を覚えました、自分を起こしに来るのはたいてい側近のロキマイトか遠慮のない中年女性です
        いつも殴りつけるようなノックではないその音に疑問を持ちつつも -- 2016-08-06 (土) 21:15:53
      • 入れ -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:16:41
      • と答えます
        すると扉はゆっくりと開き、その隙間から金色の髪の毛を蓄え
        獣のような耳が生えた頭ゆっくりと
        相手の様子を伺うように覗きます -- 2016-08-06 (土) 21:18:26
      • 「あ、あの……そろそろ起きる時間なのでそのお、起こしに……」 -- 2016-08-06 (土) 21:18:58
      • 恐る恐ると覗くそれが震えた声で言います
        老人が自分を起こすように言うと。隙間からまだ若い、10代ほどの少女が現れます -- 2016-08-06 (土) 21:21:17
      • 見ない顔だな、いつも来るのはどうした -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:22:53
      • 老人が尋ねます -- 2016-08-06 (土) 21:23:36
      • 「えっと…あの、その……それが、私が起きた時にはもう誰も居なくて
        思い当たるところは探したんですけど…誰も……」 -- 2016-08-06 (土) 21:24:34
      • ? そうか、どうりで誰も起こしにこないわけだ
        とにかくこのままと言うわけにはいかん。おい小娘
        起きるのを手伝え -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:25:40
      • 「あっ! は、はい!」 -- 2016-08-06 (土) 21:26:18
      • 小娘が慌てて近寄り、老人が起きるのを手伝います
        すると途中、小娘が口を開き -- 2016-08-06 (土) 21:27:13
      • 「あ、あの!」 -- 2016-08-06 (土) 21:27:45
      • なんだ -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:28:01
      • 「いいえ、あの……私の名前、なんですけど……」 -- 2016-08-06 (土) 21:28:18
      • 小娘だ -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:28:26
      • 「えぇ?」 -- 2016-08-06 (土) 21:28:34
      • お前を呼ぶときなんぞ小娘で十分だ、杖をもってこい -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:29:05
      • そんなー -- 小娘 2016-08-06 (土) 21:29:38

      • その後、二人は城内に人が居ないかと探します
        しかし城の中はおろか、城より少し出たところにも誰も居ませんでした
        普段なら殆どの者は朝の支度に慌しく動き、門には警備の兵が居るはずです
        やがて王座の置かれた間に着くと、歩き付かれた老人はそこに座ります -- 2016-08-06 (土) 21:33:05
      • ここまで誰もおらんのはさすがにおかしいな
        息子夫婦や孫まで居ないとは。さて、どうしたものか -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:34:26
      • あの、お疲れのようですから。お飲み物でも、お持ちしましょうか……? -- 小娘 2016-08-06 (土) 21:37:20
      • ……そうだな -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:45:40
      • 椅子に座り、半ば放心状態で答える
        疲れもあるが、それ以上に今の状況に不安を抱いていた。小娘が飲み物を取りにいって少し
        自分だけの王座が置かれた広い空間はいやに静かであった
        疲れが取れてきたからか、老人に少し周囲の変化に気づく余裕が出来た -- 2016-08-06 (土) 21:47:55
      • 血なまぐさいのだ。今まで人が居ない事ばかりに気をとられこの臭いに気がつかなかった
        あの気の弱そうな小娘も、特にそうだろう
        老人はゆっくりと立ち上がり、血の匂いが強い場所へ視線を向ける。王座の後ろ、何故今まで気づかなかったか
        そこには老人がロキマイトと呼んでいた男がつけていた眼鏡と、おびただしい血の跡が残っていた -- 2016-08-06 (土) 21:50:58
      • これは……老体には刺激が強すぎる -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:51:53
      • 老人がふらふらと椅子へ座りなおす、老いた脳では理解が追いつかず頭を抱えると
        上に、何かが動く気配がした。天井を見上げればそこにはいつの間にか
        真っ黒な、まるで植物の根のようなものが天井を覆う -- 2016-08-06 (土) 21:53:13
      • ……っなん、なんだ。なんだこれは! -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:54:08
      • 生き物のように脈打つ黒い根。それを見て再び立ち上がったその瞬間
        広前と続く大きな扉が酷く喧しい音を立て蹴り開けられる -- 2016-08-06 (土) 21:55:06
      • あ! ついに見つけたぞ!!! この街の人をしめる王よ!」 -- 2016-08-06 (土) 21:56:40
      • なんだぁ? 貴様…… -- ミルグス 2016-08-06 (土) 21:58:54
      • 突然現れる人物に老人は敵意を示す
        一目見てわかるその血に塗れた姿は相手が尋常ではない事を示し
        何より老人にはそれが人と言うより、人型の黒いものにしか見えなかったのだ -- 2016-08-06 (土) 22:00:08
      • は世界を救う勇者だ! ついに貴様を殺す時が……あっ、あっあ……あああああああああ!!!」 -- 2016-08-06 (土) 22:02:25
      • 言葉の途中、黒い人物は左手に持っていた三つのものを老人に向かい投げ捨てる
        転がるそれを見た瞬間、むせび泣くような声を上げひざをつく -- 2016-08-06 (土) 22:03:26
      • 、ま……間に合わなかった…彼らは僕によくしてくれたのに! この肉親殺しが!
        自分のためなら息子や孫も殺すか!」 -- 2016-08-06 (土) 22:04:28
      • なんだ貴様、何を言っている
        お前の言う事はひとつも理解できん……なんだこれは、お前が殺したのか -- ミルグス 2016-08-06 (土) 22:05:19
      • 老人は床に転がる三つの塊を見る、意思の床に赤いしたたりを残しながら転がるそれは
        老人の息子夫婦と、孫のものであった。どれも刃物で首を切られ今では生首として目の前を転がる -- 2016-08-06 (土) 22:06:44
      • るさない……許さないぞ! その肉親も手にかける所業! 殺す! 殺してやる!!!」 -- 2016-08-06 (土) 22:10:50
      • 老人は力が抜けたように王座へ寄りかかる。相手が何を言っているかも分からない、誰も居ないのはこれに殺されたからか
        転がる三つの首を見ながら霞む視界の中で自己的な声を上げこちらへ向かう姿が見える
        老人は相手へとかろうじて向き直るが、その瞬間胸に衝撃が走る
        からだの芯から骨が来抱ける脊髄に響き、その直後体中が一瞬で暑くなるのを感じる
        自分を見下ろしながら叫び声を上げるそれを前に
        老人の意識はそこで
        一度
        途切れた -- 2016-08-06 (土) 22:14:21
  • ぞックス!俗ックス? -- 2016-08-05 (金) 22:32:08
    • 俗世に染まるは人のサガよ
      思う存分ゾックスにおぼれるがよかぞい -- ミルグス 2016-08-05 (金) 22:39:48

Last-modified: 2016-09-03 Sat 00:01:34 JST (2763d)