名簿/331994
- 一応、改めて挨拶しておくか。千石だ、同郷の人間がまさか、同じ組織に同じ日に入るたぁ、奇遇な事もあるもんだなぁ? -- センゴク?
- へえへえ‥。こいつあ千石の旦那じゃあないですか
(長屋の中では寝そべり、野菜を齧る不精の男がいた) これも何かの縁ってやつじゃあないでしょうかね。へ、へへへ -- 喜兵衛
- すいみません。お隣で商いをしてる珍方軒の店主の桃始華です。どうもお隣さまにはご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが・・(ぺこぺこ) -- 桃始華?
- あっはっはっ。こいつはご丁寧にどうもでさあ
おぉーそうそう。浅漬けがあるんですが一口どうです? 冬野菜は身が締っているから甘いもんでさあ -- 喜兵衛
- 浅漬け・・良いですねぇ お一つ頂いきます、はい(ぺこぺこ)。
好きなんですよねぇ、あっさりとした感じと風味・・。 -- 桃始華?
- あっしはどうにも西洋の濃い味付けは受け付けなくてさあ
こうして自給自足で作ってる次第なんですよ あ、ご飯もありますよ -- 喜兵衛
- 西洋はパンなどの小麦を多く使った主食ばかりで・・どうも体に合わないですね
塩分が多いと、腎に良くない影響もあるとかないとかで・・ いやぁ・・ご飯まで頂いちゃって!(ぺこぺこ) -- 桃始華?
- くはは。しかれど塩分を取らなければやってはいけますまい
これも東人同士の付き合いによるものにてござんす (ぱくぱく) -- 喜兵衛
- うふふ、勿論そうですね・・ほどほどが一番と言うところです。
(正座し、ちびちびとご飯と浅漬けを食べている) ・・所でえーっと何をなさっているお方でしょうか。 -- 桃始華?
- おや? あっしですかい
あっしはただのしがない研ぎ師でさあ。もし研いで欲しいものがあれば何でもお申し付けくだせえ -- 喜兵衛
- それでしたら、今度来る時はしまいっぱなしの包丁持って来て研いで貰いましょう・・
(空の茶碗と箸をそっと置き 立ち上がる) ごちそうさまでした。とても美味しかったです。(ぺこぺこ) -- 桃始華?
- いやいや、こちらこそ
まだ馴れない西国の暮らしで倭人と話せて助かりましたわ 是非ともその折はお越しくだせえ (膝に両手を付いた一礼、別名ヤクザ礼ともいう) -- 喜兵衛
- ちょっとあれな方面の人っぽい・・!(どっきーん)
こちらの方も 美味しいご飯を頂けて幸せです。それでは(ぺこりと一礼して、退出) -- 桃始華?
- へへぇ、こんなところでしょうかねえ… -- 喜兵衛
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