名簿/442626
- ───一通のチラシが投函されている。この度、とある大富豪の計らいで世紀のビッグバトルが開催される事となった
集団戦闘に参加した優勝チームには多額の褒賞金と名誉が与えられ、腕に覚えのある者は参加するといいだろう それ以外でも大層な賑わいが予想され、見物に出かけるのもいいであろう --
- (AT乗り達が集まる場末の酒場、酒と煙草……そして血の匂いが消えない場所)
(そこに似つかわしくないスーツ姿の男がカウンターの隅で泥水のような珈琲を啜っている) (男の名は千子飛雄 ここを訪れたのは冒険での同行者、狼の尾という通り名を持つ男に挨拶する為だ) -- 飛雄
- あんたか、次の依頼で同行するトビオと言うのは。(オリーブ色のATスーツを着込んだ鋭い印象を与える顔付きの青年が近くに座る)
見れば分かるが俺はAT乗りだ。あまり精密な援護は期待しないでくれ、そうだな、範囲を指定してなぎ払う事ぐらいは頼まれればやる。 (淡々とビジネスライクに話を進めるのは、それだけ自分の仕事に責任を持っているからだろう 妙な愛想笑いはかけらも見せない) -- テイル
- (かけられた声に一つ頷く)了解しました
つまり支援よりは先手を打って重火力による面制圧……残りを我々が始末するのが効率的ですね (平坦な口調で想定される戦い方を確認する) -- 飛雄
- ああ、俺が装甲で初撃を耐えて掃射する。いくら妙な補正が掛かっているとは言えそれぐらいは持つだろう。
リーダー格はそっちに任せた、自分の仕事をしてくれ。 -- テイル
- 分かりました、それでは(余計な事は話さず、聞かない この場ではそうするべきだろうと判断し、コーヒー代を払って席を立った) -- 飛雄
- おーい、あんた。そこのあんただよ。そう、あんただ(やや離れたところから軽薄そうな男が声をかける)
あんた、ボトムズ乗りだろ?バトリングに来てたのを見かけたんだ どうだい?あんたにしか出来ない上手い儲け話があるんだがね -- マッチメーカー
- (声を掛けられると立ち止まって首を傾け視線がかろうじて相手を視界に収める程度に顔を向ける)
…ボトムズはAT乗りの蔑称だ。気軽に使うと殴り飛ばされても知らんぞ。(そういえば視線が妙にカチあったのを思い出す ATスーツで観に行くべきではなかったか) バトリングに参加しろと言いたいんだろう。紹介料ぐらいはくれてやるが期待はするなよ。 -- テイル
- へへ、悪く思うなよ。バトリングは鼻っ柱の強ぇやつじゃないとつとまらねぇ。あんたみてぇな、な
おほっ!話が早くて助かるぜ。お前さん、ATはあるのかい?何なら用意してやってもいいんだぜ?もちろん代金は貰うけどな。ああ、安心しなよ。ぼったくりゃしねぇよ -- マッチメーカー
- 一般論を言っただけだ(そんなタマじゃあない、といかにも言いたそうな声色になる)
(この街のAT乗りを探すにはその渦中に飛び込むのが手っ取り早い…)自前のが一台ある、弾薬と修繕の都合だけ付けてくれればいい。 -- テイル
- そいつは用意がいいな。助かるぜ!OK、パーツと弾薬は任せな
ところであんたの名前は?本名じゃなくてもいいぜ。いざバトリングって時に『名無しの権兵衛』じゃかっこつかねーからな -- マッチメーカー
- パーツの補充まで任せたらお前破産するぞ。直せない損傷の場合はその月の最後の週まで出場できないと思ってくれ。
…「狼の尾」だ。リングネームには丁度だろう。 -- テイル
- ちゃっかりしてるぜ(ブローカーから買い取って中間マージンを取ろうとしていたのを見咎められたと取った)
狼の尾か…いいね、ハッタリが利いて強そうだ。俺は…(名乗る。「ところで、ギャラと俺の取り分についてなんだが…」などと話ながらついて行った) -- マッチメーカー
- セックス!! --
- …ここが次の戦地か。 -- テイル
|