- ああ………お前だけは、ああ。だが、お前だけは………(ふらふらと髪を振り乱した男が歩いてくる) --
- (そいつは、まるで待ち合わせをしていた様に振り返った 乱れた様子を見るが、動じた様子も無く)
(優雅な仕草で片手を揺らし、片腕をゆっくりと広げてお辞儀をした) …待っていたよ、レイズ 洒落者の君にしては、随分と『洒落た』格好になっているね いつものスーツも良いが、中々だ -- K?
- ンン………ガッ(ずしゃり、と地面に崩れ落ち、再度立とうとする)ぐっ、ンッァア!!!
(何とか立ち上がり、道化面を見据える)ケイ………ケェェェェイ。 (スーツはボロボロに破れ、全身傷だらけだ) -- レイズ
- (道化師はその様子をじっと見つめていた。 相手が、街を震え上がらせた狂人である事は知っているのに、何も言わず)
嗚呼、レイズ レイズ …上乗せし続けて、最後の最後でブタを手札に引いてしまったかな? (ゆっくりと近づき、静かな声で問いかける) 先に払っていた掛け金も、稼ぎ続けたチップも、全部が全部跳んで逝った 残っているのは、君だけだ 嗚呼、レイズ、金貨のレイズ (片手を差しのべ、面の奥の片目を細めた) 最後の一枚、何に賭ける? -- K?
- ………ハ、ハ、ハ………(それでも,笑った)アァ、そうだ………全部のチップを使い切ってしまった、おれともあろうものが、まさかな。酷い賭けをしてしまった。
だが最後だが、まだ一枚だけある。だが増やしようがないチップだ、賭けには使えない………こいつは賭けじゃない。 (コートから一枚のコインを取り出し、ぴんとKにはじいて渡した)遊び賃だ。最後の、な。 -- レイズ
- ならば場代として受け取ろう (差し出した手でコインを取り、くるりと弄んで人差し指と中指に挟んだ)
(コイン越しにレイズの顔を見る、嗚呼、今日も笑顔だ) ふ、ふふふ、レイズ、全く情けないね 一枚のコインからのし上がった自信たっぷりな賭け師は、カジノを出るときには元通りの素寒貧 ああ、なんと言う喜劇 (こちらも笑う、くすくすと、楽しそうに 人気の無い路地裏に二人だけ、互いに笑う道化と賭師) -- K?
- ヒ、ヒッヒャッハッハッハ………ク、クク………アァ。実に笑える話だ。
情けない姿だ………お前と遊ぶのもコレで最後だと思うとなんと心苦しいか。 心苦しくて………笑えてくるぜ、ホワッヒャハハハハハハハハハハ!(いつもの笑いの後、コートから愛用のショットガンを取り出し、Kに向け散弾をばら撒いた) -- レイズ
- しかし、不思議だねレイズ 私の目には、君が随分と気楽そうに見える (コインを仕舞い、代わりに引き抜いたのはショートソード 急ぐ訳でも、気負う訳でもなく)
(武器を構えるのは、気心知れた者同士のダンスの様に、同時) 不思議だね、私もそうだよ だから、悔しいが 笑えてくる (地面を蹴る足音と銃声は同時 横に避けた身に迫る広角の弾丸 それが、道化の足元から生まれた衝撃の風に揺らぐ) 嗚呼、レイズ、賭けも駆け引きも出来ない違いの身だが… (威力の弱まった弾丸がマントに吸い込まれ、弾かれる 鎖の編まれた、特製のマントに穴が開いた) (その穴の向こうからレイズを見る視線、交わる) 金貨一枚分のこの狭い場所で、精々派手に踊ろう よもや、私では不満と言わんだろうね? (剣を振るった 足元の石畳が弾け、亀裂が真っ直ぐレイズに伸びる!) -- K?
- グワッ!!!(衝撃波で石畳の亀裂に倣い、左腕が肩から切れた)…ハァ、ハァ………ハハハハハハハアハハハハハ!!!
不満などないさ…おれはな。アァ、おれは………その光り輝く意思と遊べる事が本当に幸せでしょうがないからな。 (よたつきながら、残った右手に持っていたショットガンをぽいと放り投げ、コートから着弾式の爆弾を取り出す)だからおれも―――ほんの少し真面目に踊るのさ! (爆弾のピンを口で抜き、Kに向けて投げた―――なんと芸のない投げ方だろう 普通に放射線状を舞って飛んでくる爆弾は どこか滑稽だ) -- レイズ
- (振るった剣を油断無く構え、どこか自嘲するような笑い声を仮面の奥から) 光り輝く意思か、さて、今は闇に紛れて躍ることしか出来ない私に光は?
ふふ、嗚呼、でもレイズ、そう言いながらも、どうしてこうも心躍るのだろうね? 冗談の塊の本気、見せてもらおうか! (人を笑わせることだけのために動いていたレイズの、その、なんとも『普通』な一投に驚く 遮蔽物の無い裏路地、互いの間に脱いで広げる穴襤褸マント) -- K?
- (爆弾が、その汚いマントに当たると、閃光と共に爆風があたりのものを吹っ飛ばそうとする―――が、威力はそれほどでもない)
ホワッヒャ!!!(爆風に煽られ、軽く吹っ飛び尻餅をつく)ンッ、フッヒャッハッハッハッハッハッハ、ヒッ、ヒッヒャッハッハッハッハッハ!!! ハァー、ハァー………(ずるずると地面を這いずると、先ほど捨てたショットガンを拾いあげた) -- レイズ
- (爆風 飛び散る破片はマントに編み込まれた鎖でどうにか凌いだが、道化は衝撃で弾き飛ばされる)
がっ! …くぅ… (壁に背をぶつけて苦痛を堪える声 しかし崩れ落ちず、マントを払って立ち上がる マントはもう役に立たない) は、ははは、レイズ、気狂い手品師(マジシャン)、種も仕掛けも無いそんな動きをするなんて、逆に目新しい ああ、しかしらしくない (剣を構える、口の無い道化のお面は笑う) ディーラーに、チップと一緒に技も巻き上げられたか? (道化は駆け出した) (レイズに向かって真っ直ぐに歩を進め、そして、ショットガンの致死範囲に入った瞬間横、壁に向かって跳ね上がり、高く飛び掛る!) -- K?
- ………ハ、ハ、ハ………ハ。(問いには答えずショットガンを、そのすばやい動きにあわせ動かし、飛び掛ってくる道化に間違いなく合わせ、引き金を引いた!)
………やっぱりか。(自嘲気味に笑った―――ショットガンからは、弾は発射されなかった、いや、弾が存在しなかったのだ) -- レイズ
- (銃口がこちらに向く その、変わらない動きに変わらぬ戦慄と、なぜか、少しの安堵を感じる)
レイズ、さぁ、私の命を上乗せすることが出来るか… …!? (その声はしかし、途中で途切れる 銃弾が、飛んでこない 殺気すらない) (しかし、既に決死の一撃を振るうその身体 腕は止まらない 振り下ろす剣は、レイズの肩に深々と喰らいつく) …っ!? (混乱するような感情の乱れ) (レイズの後ろに降り立った道化は、振り返れず、声を漏らす) …何故? -- K?
- アガァッ………!!!(右肩も切断され、両腕が無くなった状態で、ギリギリと歯を食いしばり痛みを耐え)
ハ、ハァ、ハァ、ハハハ………(それでも立ち上がる 袖口をなくしたコートがするりと落ちた―――そこにはいつもの武器など存在していない) おれが………未だにフリークスでいたならば。いつものように、別の武器を取り出し、爆弾は尽きることなく、銃弾のリロードも必要なかっただろうな。 ヒ、ヒッハッハ、ハ………お前の言うとおりだ、ケイ………おれは………素寒貧さ、もう武器も無い。 痛みすら、そこらの奴のように、頭が割れるほどに襲ってくれている。生きていると実感するね、ホワッヒャッハハハ、ハ! (痛みに耐え、震えながら笑い顔を見せる)どうした?お前らしくも無い………どうしてそう、うろたえる………?そのしけた面は、何だ?ンン? -- レイズ
- 嗚呼 (そうか、と 今更に自分の言葉の、レイズの言葉の意味を理解する)
(立つ気配 降りかかる返り血が服に染み、フードに染みる 振り返った仮面の頬に血が跳ねた) 嗚呼、レイズ、レイズ それが『君』か! …ふ、はは、ははは… そうだね、嗚呼、らしくない (血に濡れたフードが重い 軽く頭を振れば、金の髪が胸に流れ) 君の命は全て、全て、喜劇なのだから …。 (一歩下がる 仮面の頬に跳ねた血は一筋顎に伝う それは、不思議と涙にも似て) カーテンコール それが役者が舞台に立つ、最後の機会 …ああ、なら、私は… 嗚呼、レイズ 花束を贈ろう 君に 君だけに (ショートソードを片手で構え、切っ先をレイズの胸に向ける) -- K?
- ………少しだけ………グッ、ゥ。(歯をギリギリと噛み締め、耐える だがそれでも口の端は吊り上げていた)少しだけ、話をしようか。ケイ。
(ぶるぶると震えながらも、いつものようにおどけた仕草を)パフという、魔法の竜を知ってるかな?ンン? -- レイズ
- … (レイズの顔をまじまじと見る 痛みを知らないで笑い続けていたあの顔とは違う、苦痛に歪んだ、その笑顔)
(口が裂けていたあの笑顔とは違う、今の表情は、本当に笑顔に見えた 沈黙の後、くるりと回した剣を肩に置く) 無知をひけらかす様だが、恥じずに聞こう どのような竜なんだい? -- K?
- ………パフ、ザ・マジックドラゴン♪リヴ・バイ・ザ・シー……♪(震えた声で一節歌うと、道化に向き直った)
パフは………無敵の竜さ。王も、海賊も、頭を垂れるほどの、無敵の竜………そいつには、ハァ、ハァー。 そいつには………友達がいた。無邪気な、少年がいつもそばにいた………グゥッ。 (ずるり、と膝をつき、そのまま座り込んだ)ハァ、ハー、ハァッ………!ハ、ハ、ハ………ハハハ……… -- レイズ
- (剣を担いだまま、振り返ったレイズと見詰め合う 歌をなぞる様に、仮面の奥で唇を動かす)
(座り込むレイズを見下ろして、少しだけ息を詰まらせてから) その竜と少年は、仲が良かったのかい? レイズ (あくまで軽い口調を装い、促す) -- K?
- アァ………勿論。仲が良く………お互いに必要としていた。だが………少年はある日から、パフのもとに来なくなる。
するとパフは………ヒ、ッヒッヒャッハッハッハッハ!ハ………ァ、ハァ………パフは。 ………その日以来、どんどんと痩せて………ひっそりと、穴倉に帰っていって、姿を見せなくなる………そこで、歌は………ハァ、ハァー。終わる……… (食いしばる歯に力が入りづらくなってくる そのせいか、がちがちと震えるように歯が鳴った) -- レイズ
- …無敵の竜も、寂しさには勝てなかったという事? …レイズ、まだよ、まだ終わってない
(震えるレイズの顔を見、思わず漏らす声 俯いて頭を振れば、流れた髪がフードからこぼれる 長い金髪 片膝をつく道化) まだ、歌も、終わってない その筈 …そうでなきゃ (どこか口早な声) -- K?
- そうだ………終わらなかった!(顔を道化へふるふると近づける)おれは、そう。穴倉にでも、帰ろうかと―――ゴボッ。(軽く咳き込むと、口の隙間から血が糸をたらした)
おまえだ。お前がいなくなってから、おれはなんと、痩せ細るような、ハァ、ハー。想いだったか………ハ、ハハハハハ。 お前が―――もっとも、おれを理解してくれていたのに………いなくなるなど、なんと酷い事を………するものだ。ハ、ハハハガホッゲホッ………ハァ、ハァ。 寂しい思いを、させてくれるじゃあないか………なあ。フローライト。 -- レイズ
- (近づくレイズの顔 吐いた血が仮面を濡らした その向こう、右目しか光の無い道化は、小さく息を呑む)
…私は、…私は、私のままでは、貴方を追えなかったから。 …だから、『私』を殺して『私』を産んだ。 (仮面の頬を手で拭う その血の跡が、頬を赤く塗り上げる) …そのお陰で、嗚呼、今こうして、貴方を殺すことが出来ている。 寂しいなんて、本当かしら? ねぇ、レイズ。 …。 (フードを取る。 前よりも調った長い髪。 沈黙の後に、言葉を続ける。) きっと、その話の続きはこうだわ。 (離した剣が地に落ち、高い音を立てる。 そっと両手をレイズの顔に伸ばす。) 少年は、居なくなってなんていなくって…。 -- フロゥ?
- そうだ………少年は………また、会いに来てくれた………そして、竜は、また、無敵になれた。
ハァ、ハァ………お前が………そうした、ように………な?ン………? お前が………そうやって、おれを、殺すためだけに、そのためだけに。ハァ、ハァー………そんな、姿にまでなって。それが―――おれを、一番理解してくれていた、証拠なんだ。 ………目が、ぼやけて………きたな。これじゃ、笑い顔も見えなく、ハァ、ハァー。なりそう………だ。 (だんだんと、声に力がなくなっていく)………仮面………を………お前、どんな顔………だった、っけ?ハ、ヒハ………ハ……… -- レイズ
- …私が来て、貴方は逆に、命を区切られてしまったけれど。 …、レイズ? (声が弱弱しくなる様子に、思わず名を呼ぶ。)
…。 …だって、貴方が生きている限りは、必ず誰かが死んでしまうから…それに…。 (口早に言いかけ、言葉を切る。 レイズの口元の血を拭う指。) …馬鹿な人。 本当に、笑顔ばっかり気にして。 笑顔を見る為だけに、…本当に、馬鹿。 最低な人。 (その手でレイズの胸を弱く小突く。) (そして俯いて。 そっと面を外す。 醜い傷を残した顔。 何でか、涙が止まらないけど、いつものように、本当の自分。 真っ直ぐレイズを見る青い目。) 忘れましたの、レイズ? あれほど憎しみあった私の顔を。 ああ、なんて薄情なのですかしら! (…不敵な笑顔を浮かべようとしたけど。 何でか嗚咽が止まらなくて。) 本当に、馬鹿な人。 (その顔は、微笑みにも似ていた。 そっと頬を撫でる掌。) -- フロゥ?
- ………おれは………冒険者が………魔物を殺したように………ただ、なんとなく、殺していたように………おれは、人を殺した。
ただ、それだけだ………何となくなのさ、それが………おれだった……… お前がいなくなって、おれは―――ゴホッ。おれは、本当に寂しかった。執拗に、ただ、執拗に………おれを倒さねばと。 そう思うお前がいたからこそ、おれは、さらに、おれらしくいられた。大量の人間を不幸にしたが、おれは幸せだった。おれらしく、生きたのだから。 ………困ったな…Why so serious?どうして………泣いている?もっと、笑ってもらわなきゃ………ァ…そうだ……… ハ………ハァ………おれの、チョッキの………ポケットに……… (チョッキのポケットの中に、5センチサイズの小さな箱が入っている)…開けて………くれ……… -- レイズ
- …私が追って初めて、自分らしく? …幸せなんて、アレだけの事をしておきながら…!! (思わず握る拳、それを振り上げて。)
(嬉しそうなレイズの声、言葉を聞いていたら振り下ろせなくて、震える手から力が抜けた。 レイズの頬をぺし、と弱く打つ掌。 僅かに俯いた目から頬を伝う涙。) 勝手だわ。 勝手すぎる。 …私は、いつでも真面目だもの。 …馬鹿なレイズ。 最低の男。 (鼻を啜り、肩を震わせる。) (しかし、レイズの言葉に従い、男の血まみれの上着を探り、取り出した箱を掌に乗せて。) …悪戯を仕込んでませんわよね? (すん、と鼻をもう一度すすってから少しだけ睨んで。 しかし、一呼吸置いてから、そっと蓋を開く。) -- フロゥ?
- (ぴょこん―――なんとささやかな、なんとチープな。紙で出来た箱から、紙で編み上げたばね、そして紙に描かれた人形が飛び出した)
(その人形は、ケイ いや………フローライトの姿を模したものだった) ヒ、ヒャッヒャハハハハハハハハハ!!!(最後の力を振り絞り、笑い声をあげた)ビッ………クリ………!だ、ろ……… Let's………put a…Smile………on that…Face………ッ。笑顔を………くれてやろう………ヒ、ヒャ、………ヒャ………(か細い声が、さらにか細くなった) ………真面目な…フローライト………でも、笑える………だろ………ぅ………? -- レイズ
- (もっと凶悪な物を想像していた娘は、驚いたように目を丸くして、数度瞬く。 其処に聞こえたレイズの大笑いにはっと我に返って真っ赤になる。)
こ、こっちは真面目ですのに! この…っ、 (しかし、揺れる人形を見れば、自分を小さくした可愛らしいもので。 段々と怒る声も小さくなって。) (そして、また俯いて大きく息を吐いた。 呆れたような、苦笑交じり。 上げた顔は笑顔。 我慢できなくてこぼれた笑い声。) 笑顔、出ちゃいましたわね。 …最後で私の負けかしら。 …レイズ、私、笑ってますのよ。 (両手でレイズの頬を支える。) (力が無くなっていく男に顔を近づけ、しっかり顔を見えるように。 憎らしいのに、本当に、殺すくらい憎んでいたのに、…笑っているのに、涙が止まらない。) 見えます? ほら、貴方が… 貴方が、初めて、ちゃんと笑わせましたのよ。 誰も殺さずに、傷つけずに。 …馬鹿、何でコレを最初からしなかったの。 -- フロゥ?
- ………………(そして、男も、笑った)
………なんでだろうな…ハ、………ハ、ハ………(笑い声は、まるで鼠が囁くようで) さっぱ………り………わからないな…ン………?ふ………ロゥ………(暗闇の中の光の無い目は、もう何も見えていない) もう………どうだって………いい………そうだろ………なぁ………フロゥ………(両腕もなく、男にはもう何も無く)
………………………いい、笑顔だ………フロゥ……………………… (それでも、笑ったまま)
(狂気に浸され、憎まれ、死と不幸と悲しみを振りまき、笑い続けた怪物は―――それっきり動かなくなった) -- レイズ
- そんな事も判らないから、みんなに嫌われて、憎まれて…。 馬鹿、本当に馬鹿なレイズ…。
(色々な感情が綯い交ぜになった涙は止め処も無く、もてあましながらも、それを拭う手は、腕の無い男を抱き締めていた。) どうでも良くありませんわよ、何で、何で最後に…なんで最後に、こんな…。 …馬鹿、馬鹿、貴方は本当に…。 (動かなくなった男の身体を支えながら、震える手が強く背を掴む。 嗚咽は泣き声に変わり、一人と一つの影だけ。) …本当に、笑わせたいだけな、不器用な道化師だなんて…。 …馬鹿、本当に馬鹿な人…。 (血に塗れたレイズの頬を、ずっとずっと涙が濡らしていた。) -- フロゥ?
- (抱きしめられた忌むべき死者の遺体は、この最後の遺体だけは、消える事は無かった) --
- (…この"おもちゃ"まだまだまだまだ「上乗せ」できるじゃん…もったいないもったいない…
最後の一滴までしゃぶりつくさないともったいないお化けでちゃうから…ふふ 冒険者たちの悪意に上乗せしてみようかね) --
- (やや遅めのクリスマスケーキとおせちやらなんやらを置いていく) -- フレイア(5歳)
- ふと気になって久しぶりに顔を見に来た。まだ生きていたか。今月はムカデ…剣術初級者にはまだ不安もあるかな。でもPTメンバーしだ…(PTリストに二人スザクがいるのを眺めながら) -- アイスマン
- 太き担ってになっていたよ。なんだよ太き担ってって。 -- アイスマン
- いやいや、スザクも中々馬鹿に出来ないよ、ロリコンの人 こうして無事に帰ってこれたのが良い証拠さ
君も随分と調子よく生き繋いでいるようじゃないか いや、めでたい、めでたいね 握手だ (握手した) -- K?
- ほう、洒落た面だなお前(不定形の内面……よく分からん男だ……いや、男……? それすらも分からん) -- ラトーラ
- おや、お褒めに預かり恐悦至極! この面はどうにも身に合っておりましてね、そろそろ元の顔を忘れてきた所です
となるとつまり、私の素顔を褒められたと同じことというわけで・・・いやはや、それはそれで嬉しいことで御座いますな! (大仰な身振りで手を広げ喜びを示した道化) おや、どうかなさいましたかなお嬢さん? そんな鋭い目は似合いませんよ -- K?
- お、おっと、そんな顔だったかな? いや、お前の面が面白いものでついつい凝視してしまった。許せ……(このとらえどころのない感じ……もしや「奴」と関係が……? ……いや、考えすぎか) -- ラトーラ
- ええ、こーんな風に眉が寄っておりましたな あいにく、私のお面の表情は動きませんが (指で眉を寄せる仕草をしてから肩を竦める)
(すらすらと、男とも女ともわからぬ掠れくぐもった声で話す道化は、しかし、その言葉を止め、含み笑い) ご安心を 私は貴女の敵となる者ではきっと、御座いませんからね 私の敵は一人だけで御座います ささ、友好の印にこれをどうぞ (ぴ、とスナップさせた手の指に挟まる一輪の薔薇 差し出して、首を傾げた) -- K?
- う、うむ……すまんな(薔薇を受け取り、苦笑いする)
(ここには得体の知れない人物が多いな……奴もまぎれているのだろうか……?) -- ラトーラ
- ほらほら、またちょっと眉間に皺 (薔薇を話した手の人差し指を立てて、つん、とラトーラの眉間を優しく叩く)
無理に笑えとは言いません、ただ、気を張りっぱなしでは弦が切れてしまいますよ、と (ね、と、今度は優しい笑い声) -- K?
- (ふよふよと飛んでくると、クッキーの入った箱をそっと置いて帰る) -- フレイア(5歳)
- おやおや、そんなに慌てて帰らずとも良いのにねぇ いや、シャイなお嬢さんだ
(口の無い面をずらし、一口かじるクッキー 久方振りの甘い物に、思わず頬が緩んだ) ああ、美味しい -- K?
- うめぼしの謎。そう言わねばならない気がした。 -- アイスマン
- まぁそんな事よりお茶でもどうだいロリコン (ズギャギャギャギャバキューンッ) ああ、美味しい -- K?
- どの辺がガチなのかそろそろ真剣に悩むべきではないでしょうか… -- シクラ?
- まぁ、正直まだ二ヶ月目だし、目的の為に動き出してないからね (口の無い仮面の口元が紅茶で濡れたまま)
なぁに、心配召されるなシクラ様、やる時はやりますよ ふふ、ええ、やるべき事がありますからな -- K?
- なんでもないスープを飲むときも意味ありげなベタフラ効果入るよねこの人。 -- アイスマン
- ヒゲのムササビご主人様は居ませんよ
ええ、私は誰に仕える事もありませんからな ええ、ええ、そうですとも -- K?
- ←ため →K 右向き時 --
- (溜め息)
(密着時相手をダウンさせる、ヒット範囲1ドット) -- K?
- ホモいとかコメント名前が書き換えられてた件について -- K?
- 良し、直った治した -- K?
- 仮面舞踏会行きたい
しかし、ああしかし、私は行かなければならない! …(しょんぼり仮面) -- K?
- ふむ -- K?
- これで良いかな? 良いね、うん -- K?
- さぁて -- K?
- 此処でなんかする! -- K?
- うおおおおおおおおおお!! -- K?
- アアアアアアアアアアアアアアアアアックセェエエエエエエエエエエッス!!!! -- K?
- (ベッドに寝転がったまま) -- K?
- 急にキャラ変えすぎでは… -- シクラ?
- 気まぐれだよお嬢さん 気まぐれさお嬢さん -- K?
- そうですか…いやいいですけど、物凄いシリアスな見た目してるのに行動がお茶目すぎる… -- シクラ?
- 明日になればちゃんとした私になるよ どうも、しかしこんな私に声をかけてくれるとは
ありがとう、有難うお嬢さん 私はK、お名前は? -- K?
- そういえば自己紹介もまだでした、ケイさんですね。私はシクラです、よろしくお願いします -- シクラ?
- ええ、よろしく、よろしくお嬢さん ああいや、シクラ様とお呼びしましょうや?
どうぞこのバラの一輪でも、出会いの土産としてお持ち帰り下さい (マントの中からひょいと薔薇を取り出した) -- K?
- 様づけはなんだかこそばゆいなあ…お嬢さんとでもシクラとでも
ふむ、薔薇ですか。なかなかロマンティックですね…ありがとうございます(受け取ると凍らせてみせて) 久々にそれっぽいことした…言い忘れてましたが雪女なのです、それではまた(バラを大事そうに抱えて帰っていった) -- シクラ?
- ではあえてシクラ様と ふふふ、ええ、ロマン、浪漫です 生き物は何をするにも浪漫が無ければならない、そう思いませんか?
ほぉう、おやおやぁ、これはこれは その妖しい美しさにも納得がいきました いやはや、どうか夏の熱気で火傷をしないよう 御機嫌よう 御機嫌よう -- K?
<にじりよる
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