GE/0009
- 行き倒れ住宅街 --
- しばらくは温暖な住宅地 --
- この辺りか…こないだ凄い音がしてたのって。（下駄を鳴らしながら、破壊の痕跡が残る一角へと）
気になるんだったら自分で調べればいいのに…リーセも人使いが荒いよ -- キズキ
- 老朽化で勝手に崩落した……なんて思ったけれど、そうじゃないね（焦げた壁面と思しき瓦礫を検分し）
何より驚くのは、法執行機関の姿が影も形も見当たらない事…この街の治安って、どうなっているんだろう… -- キズキ
- おーおー、派手にやらかしたなこりゃ（住宅地に残る破壊の跡をつぶさに見て回る 遠回しな予告通り……とは行かなかったらしい）
この手の街でサツに期待するのはやめといたほうがいいぜ。仕切ってるのは大体マフィアだの自警団だの、その手の類だ（同じく調査に来ていたと思しきキズキに声を掛け） -- キョウ
- やっぱり、そもそも存在していないんだ？（自分の仮説の答えあわせができた、とばかりにキョウに振り返る）
無法の地にも秩序くらいはある、と思ってたんだけど…まさに地の果てだね、ここは。何があったか知ってる…？ -- キズキ
- いるかいないかは知らんが。まぁいたとしてどうせ期待できんだろうよ（大きくため息）
秩序のあり方の問題だな。ヤクザモンが仕切っててもそりゃ秩序のうちってとこだ。完全に仕切ってるやつがいないわけじゃない
まーなんだ、俺も噂だけだが、新興のマフィアがここらを地上げするとかのたまっててな。この様子じゃ、失敗したようだが（ガレキこそあれど住宅地は未だ健在で） -- キョウ
- 市民を守れず、治安維持ができないなら…あっても存在しないのと同じだと思うよ…（溜め息をつく様子に、色々察したようで）
これまではマフィアが秩序を保っていたけど、その均衡を崩そうとしている連中もいる…っていう感じなのかな。
地上げするにも、建物は不要だから更地にしようって勢いだね 豪快というか何というか…… -- キズキ
- それもそーだ。ま、おかげさまで俺みたいなフリーランスにも仕事が回ってくるわけで、良し悪しだな（ガレキを拾い上げ、壊れ方で原因を推察している）
マフィアにも色々、ってとこだな。土着の連中も縄張り争いに忙しいみたいだし、外からの連中もこの通りだ（雷頭幇の連中が噛んでいないか不安ではあったが、その様子はない こっちの仕事に影響はなさそうだとほっと一息）
尖兵らしきエージェントが相当アーパーっぽい奴だったからな……遺恨だのなんだの踏み潰せると踏んでたんだろ -- キョウ
- っと、お仕事中だったんだね…僕は、ただの興味本位だよ。騒ぎの最中に野次馬根性で駆けつけたら危険だったかもしれないね
そこらへんの勢力図をきちんと把握できてないから、意図せずトラブルに巻き込まれそうで怖いね…
その点でいえば、ここの住民は強いんだね…（破壊された区画以外は、概ね普段どおりな様子を見て） -- キズキ
- 仕事というか……まあ広義の仕事か。直接関わりはしないが、情報を常に集めとくことは重要だからな（強い圧力が掛かって割れた舗装……何やら超重量物を持ち込んだか？重機あるいは機械兵器のたぐいか）
人付き合いは上手くしとくもんさ。この街は幸いパンピーにも強い奴がいる。傘を着るってわけじゃないが、そういう連中と仲良くしときゃチンピラ程度に嫌がらせを受けることも減るだろ
まーな、肉体的にはともかく、精神的に強くなきゃこんなとこじゃ生きていけねーだろう（皆食うや食わずの生活をしている 生き残るのも楽ではない） -- キョウ
- これだけ混沌としている街だし、情報ってけっこうお金になるんだったりして…？（情報に携わる仕事なのかなと推測しつつ）
一番いいのは、厄介な連中と関わらずに済むことだけどね…そう言う兄さんはどうなの？仲良くしておいて利点はあるのかな（戦えるのか、と暗に聞いているようで）
だね……想像以上に過酷な環境で、時々同情しそうになる。彼らにとってはそんなの大きなお世話なのだろうけど… -- キズキ
- 情報屋はフリーでやるにはなかなか人脈がな……俺は傭兵だよ。情報を生かして仕事する方（ともかくシルヴァニアンファミリーの戦力は想定を遥かに上回ると見える 要警戒だ）
俺か？カネ次第って所だな。戦闘も出来るが、撹乱の方が得手だ 逃げ道やセーフハウスの用意なら得意だが？
そーさな。どんな所も住めば都、慣れちまえばなんてこたぁねぇんだろう -- キョウ
- その情報が生死に関わってくるってなると、確かに大事だね…傭兵さんか。逃げ道についてはいざって時に知っておきたいかも…
僕は臥待月キズキ…今、この街に観光で来ているリーセお嬢様の護衛をしているんだ。 よければ、兄さんの名前も教えてよ…仕事を頼むかもしれないし。 -- キズキ
- そういうこと。ちょっとした紛れが想定外の事態に繋がってることもしばしばでな……俺もここに来て半年近くでようやく把握しだした所だ 難敵だぜ、瓦礫城ってとこは
お嬢様、ね……（先月あたりに自販機コーナーで見かけた、瓦礫城には珍しい高貴そうな少女を思い返し） 俺はキョウ・ネザーウィンド。フリーランスのニンジャだ（名乗るときの礼儀か フードと口元のマフラーを取って顔を顕にする） -- キョウ
- ここに来てもっと長いのかと思ってたよ、半年もあれば慣れるのかな…いや、そこまで滞在するか分からないけれど。
ドーモ、キョウ＝サン。とアイサツするべきなのかな…（ニンジャと聞けば、そんな印象）よろしくね…この地にも隠密が居るのは、頼もしい限りだよ。
近々、安全な逃げ道について教えて貰いに行くと思うよ…その時は宜しく。（一礼して、来た道を戻っていった） -- キズキ
- 細かい部分の探索なんつってたら一生かかっても無理だろうがな。なんせどいつもこいつも好き放題違法建築やってやがるからな
そのニンジャはインチキなやつでは？俺は訝しんだ。最終的にカラテが物を言うのは確かなんだがな
あーいよ、そんときゃ単純に道を知るだけじゃない、もっといい逃げ道の作り方ってのを教えてやるさ（キズキを見送り見分をしばし続けてから、同じように帰っていったという） -- キョウ
- すまい --
- 季節は春！…春よね？動くべき時がやってきたわ！
（言うや否や、長い袖を前に突き出す）さ、まずは準備、準備っと。ほら、さっさと出なさいよ！
「スッゾコラー！」「スッゾコラー！」「スッゾコラー！」「スッゾコラー！」「スッゾコラー！」…
（ＧＢＤの合図と共に、袖の中から同じ顔、同じ服装のクローンマフィア達が１人ずつ姿を現す） -- ＧＢＤ
- はい、お次はこれ！（更に袖を振る、するとその中から不自然にずるりと吐き出されるのは――）
じゃーん！多脚戦車ー！アンド超大型多脚戦車―！！（その宣言の通りのものがＧＢＤ達の目の前に出現する）
（多脚戦車２両に、超大型多脚戦車１両。それは外の世界で数年前に起きた戦争で「帝国」により使われたものだ） -- ＧＢＤ
- （瓦礫城にひしめきあうビルとビルの間にみっちり詰まった３両の巨大な鉄の塊）
（それにクローンマフィアが５体ずつ乗り込み、さらに超大型の背にＧＢＤが跳びのる）
うわ、本当に狭いわねーここは。まあ、これから広ーくしちゃうんだけど！
（にひっと笑って、右腕を上げ）さあ行くわよ！パンツァーフォーっ！！（腕を振り下ろす）
（各車両のエンジンが動きだし、搭乗し易いよう折っていた脚が立ち上がる） -- ＧＢＤ
- よーしまずは、動ける範囲を拡げるのよ！だいたい体当たりでいいけど、太い柱なんかは撃ち抜いちゃいなさい！
あ、でも榴弾は使うんじゃないわよ？火事になったらどこまで延焼するかわかんないからね、この瓦礫城。いい！？
わかったら、お仕事開始ー！！（ヘッドセットタイプの通信機を頭に着け、指示を出す）
（３両の鋼鉄の塊は、手近なボロビルに突撃！それらを崩しはじめる）
あーっはっはっは！爽快爽快！ってうわわわわ！？（振って来るビルの破片に襲われるＧＢＤ） -- ＧＢＤ
- （面倒事が、暴力沙汰が起きたのを察知して逃げ出す付近の住民と、猫と、ネズミと、ゴキブリ）
（そんな者達にお構いなく、多脚戦車達は建物を崩し、轟音をあげる砲を撃ち、瓦礫を踏み潰す）
とりあえず、そうね。ランドマークタワーとそれを囲む商業施設を建てれるくらいの用地が欲しいわね。
１０km四方も潰せばいいかしら？（超大型多脚戦車の車長席に引っ込み、どのくらい暴れるかを思案する。今になって） -- ＧＢＤ
- ………何をしていらっしゃるのですかね。施療の邪魔なのですが（微笑みを浮かべた男が逃げ出した住人とすれ違うようにすたすたと近寄ってくる）
折角痛いのも熱いのも嫌だと主張し続けてた頑固な患者さんが治療を受ける気になってくれたというのに…！（微笑みはそのまま、しかし眼鏡の奥の目は笑ってない） -- リュイ
- ちょっとバカ！何近寄ってきてんのよそこの胡散臭いイケメンっぽいの！踏まれてぺちゃんこになってもしらないわよ！？
（超大型戦車の設えられたスピーカーから、近付いてきたリュイへと警告を発する）
「「フンヅケッゾコラー！！」」（２両の多脚戦車からも、威圧とも警告ともつかない怒声が同時に放たれる） -- ＧＢＤ
- （青年は少女の警告とヤクザ達の怒号を受け、顔色一つ変えず、こぅ、と一つ大きく息を吸い）
だまらっしゃい！！（スピーカーから放たれた音量を超える叱咤を戦車へと叩きつける。その振動で、更に瓦礫が落ちてくる程の）
苦節一年、宥めすかし説得し時には引き時には押し、ようやく得た機会を失った気持ちが貴方方に分かりますか！！（と、むしろ更に歩を進め、多脚戦車へと近づいていく）
…稀なる龍を持つ方でしたのに…、ああ、私、少々期限が悪くございます。埋め合わせ、して頂きましょうか（落ち着いていく言葉とは裏腹にその瞳に熱が灯る） -- リュイ
- ふぎゃー！！？（キーン！！とハウリングを起こす外部集音マイク、それに耳をやられて社内で悲鳴をあげる）
はあ？なんだかしらないけど、１年くらいで自慢するんじゃないわよ！？
それに龍ならもっとすんごいのが居るわ、ここにゴールデンブラックドラゴン様がね！
（パカッとキューポラのハッチを開いて上半身を出す）埋め合わせ？いいわよ。
ここを一大商業レジャー施設にするから、アンタにもそこで店をもたせてあげるわ！ -- ＧＢＤ
- ふむ？雷頭幇の方かと思いましたが…違うようですね。まったく地上げが流行りとはいかな瓦礫城とは言え……（とぶつぶつ呟いていたが、彼女の名乗りを聞いて、ぽかんと）
黃驪龍……ですか？…はは！それはそれは確かにすばらしい！龍を名乗る貴女の龍、ぜひ拝見させてもらいたいものです！（楽しそうに笑う、が）
…いえいえ、店なら既に持っておりますので、ご遠慮させてもらいます。ですからこれは、ただの憂さ晴らし、ですよ。
（ヤクザの乗る多脚戦車のほぼ足元まで近づけば、先程と似たような呼吸を一つ、二つ、三つし…一拍の後）
墳ッッ！！（多脚のうちの一本の脚、地面に接する底面と脚そのものの接合部に、ずしん、ととてつもなく重い震脚と共に真横からの鉄槌の如き拳を振るう）
（彼女には分かるだろうか、男の放ったその一打は先程柱をへし折った砲弾に匹敵する強大な勁が込められていることを） -- リュイ
- 雷頭幇？ああ、ここの土着の組織かなんかかしら。…いいえ違うわ。
ならせっかくだし、教えてあげる！あたし達はシルヴァニアンファミリー！冒険者の街を裏から支配するマフィアであり、これから瓦礫城をいただく組織よ！
って、アンタ。戦車を素手で殴って…原始人か！！（せせら笑いながらツッコミつつ、様子を見る）
（多脚戦車の脚は不整地走破には便利ながら、その機構は複雑であり殊に関節部は衝撃に弱い）
（打撃を受けた脚、その装甲には傷ひとつないにも関わらず浸透した衝撃は）
（四脚のうち、その前脚の１本の内部機構…油圧ジャッキを割り、配線を分断する）
「ザッケンナコラー！！」（と威圧だか悲鳴だかわからないクローンマフィアの声と共に、多脚戦車の１両が傾き、そのまま横倒しになる）
（数十トンの鉄の塊が倒れた事で、また被害が広がるものの）うぇえええええ！？なによアレ？ただ殴っただけじゃない！そうか、アンタ、サイバー野郎ね！
（鳴り響く轟音の中、超巨大多脚戦車がリュイの方へ向き直る）だったら遠慮はいらないわ！木っ端微塵にしてあげる！！（そしてその巨砲を下方、リュイへと向ける）
うぐぐぐ、俯角、俯角が…（戦車で足元を狙うのは難しい。しかし装脚ゆえ前脚を屈めて無理やり車体を傾ける）
装填いいわね！？さあ、マフィアにたてついた事を後悔しながら瓦礫城の瓦礫のひとつにおなりなさい！！
――――撃てーっ！！（砲手クローンマフィアに指示を出す）「ザッケンナコラー！！」
（１８０ｍｍはあろうかという砲弾が、ただひとりの男を葬り去るために発射される） -- ＧＢＤ
- （倒れていく多脚戦車を、当然のように横目で眺めながら、少女の方へと向き直る。そうして彼女のあげた声に）
いえ、私は生身ですよ。義体技術もある程度は分かりますが…そういう意味で言えば、その戦車は外の物のようですね。
そして…まだ貴女はそれを扱い慣れていない（超巨大戦車がえっちらおっちらとその巨大な龍の顎のような砲口を下げるのを見る）
…加えて言うなら、その戦車。普通の人間が使うように出来てるようには見えません。もっと小さな…そう、子供程の体躯なら丁度いいでしょうが。
（などと評しながら、一本の銀鍼を取り出す。そうしてそれを服越しに己の左肩に刺し）ですので、このように余裕を与えてしまう。残念です。
（勁を込めた銀鍼が、男の経穴を活性化し、気を高め、全身の経脈を激しく流れる。荒れ狂うようなそれは、まさに龍の如く）
（熱の籠もった瞳で、砲口を見定める。全ては流れ、過ぎゆく。それは放たれんとする大兇弾とも例外ではなく）
鉄塊火放莫/鉄の塊が火に燃えて放たれど（轟音。巨大な砲弾が放たれ、男の全身を血霧に化さんと迫るも、そこへ、舞うが如く左手が差し伸べられ）
只風然去過/ただ風のままに去り過ぎん（ナノマイクロセカンド以下の機、それを余さず捕らえ、左手の甲、上腕、二の腕、肩、全てを使って巻き込み跳ね上げ…）
（次の瞬間、あろうことか重カノン砲に匹敵する砲弾が、いなされ、逸らされ、その角度を変え男の背後のビルに突き刺さり凄まじい衝撃音と共に建物を崩壊させた）
…っつ、流石に少々無理がありましたか（後に残るは五体満足な眼鏡の男が一人。いや、左腕から肩にかけて服がボロ布のようになり、肌は幾つかの裂傷を負っているが、それだけだ） -- リュイ
- はぁ！？生身って…いや、そういうのもいるか…
（この多脚戦車が猛威を振る（われ）た小鬼戦争でも、素手で破壊を行った蛮族らがいたという話も耳にした）
ええそうよ、これはかのゴブリン帝国がどっかから入手した多脚戦車！ゴブリンでも操縦できるかんたんさがポイントよ！
まあたしかに、中はかなりせまいんだけど…（みっちり詰まりながらも頑張って操縦してるクローンマフィア達をちらっと眺め）
でも、そんな余裕を見せてる場合かしら？アンタの人生、あと数秒でジ・エンドよ！グッバイイケメン！
（巨砲の咆哮、周囲の空気が震えるほどのそれから耳を守るためにヘッドセットの上からさらに袖で耳を覆う）
（そして一瞬目を閉じ、開く。その一瞬の間に男は肉片どころか塵になっている事だろう、と）やれやれ、何を勘違いしたのかしゃしゃりでてくるから――
（しかし、開いた目はさらに大きく見開かれた）って、うええええええ！？ナンデ！？（背後のビルの崩落の音にかきけされない驚きの声）
何！？砲弾をいなしたの！？…そんなのアリ！？…あ、でもケガしてるわ！今がチャンスよ！
次弾装填！その間に運転手！アンタは踏み付けちゃいなさい！
（指示を受け、超大型多脚戦車は前脚をぐぐぐっと再び上げる。そしてその片足を、男を踏むために宙に持ち上げる）
一瞬の衝撃は弾けても、数十ｔの重量で踏まれてぐりぐりされたらどうかしら！？（すなわち車体が大きく傾いた） -- ＧＢＤ
- （敵は健在、深く息を吸い、細く吐く武息で龍を宥めつつ、相手の出方を伺えばぎしぎしと唸りを立てる脚）
そう来ましたか…！まだ血煎餅になるのは勘弁願いたい所ですね！（幸い、多人数で動かす戦車の性質上、また、その巨大さ故にか動きはそこまで機敏ではない）
（後ろに下がれば避けることは可能だろうが…）やはり、残念です。その傲慢さが無ければ…（ここは好機と見る。ただでさえバランスの悪そうな多脚戦車、それが更にバランスを崩している）
（素早く銀鍼を取り出し、右足の経穴へと刺す。またもや龍は荒れ狂い、莫大な勁が生まれ巡る）墳ッッ！！（続けてどん、と爆発音にも似た衝撃）
（それは男が大地を小さなクレーターを爆発的な勁で踏みしめたもの。己自身を在る種の砲弾と化して、矢のように吹きすさぶ風を切り男が超巨大多脚戦車に迫る）
（己がいなした砲弾もかくや、空中でぎゅるぎゅると回転し、飛んだ勢いを力に変え、それを更に遠心力で増幅し、狙うは持ち上げた脚の根本）
山動否崩落/山も動かねば崩れ落ちまいに（ごおん、と大きな鐘を鳴らしたような音をさせて右足による凄まじい蹴撃が戦車の装甲に打ち付けられる。それは平衡を崩した戦車を更に弾き飛ばすには充分過ぎる程の） -- リュイ
- フッ！今度こそやったわね！（――と勘違いしたのは、とても重いものが地面を打つ音がしたからだ）
（前脚が振り下ろす動作を開始し、そして巨大な脚の裏面が男を踏みつけた…と思ったその瞬間、しかし超巨大多脚戦車を襲ったのは着き上げる衝撃と）
ナンデ！？浮くのナンデ！？（一瞬の浮遊感。そしてそのまま次の瞬間には巨大な鉄の塊はその装甲を衝撃に引き裂かれながら宙を舞っていた）
ウソでしょー！？嫌ああああああー！！！「「アバーッ！！サヨナラ！！」」
（お約束の台詞を叫びながら別区画まで吹き飛んでいく超巨大戦車の残骸とマフィア達とそれを率いていた女） -- ＧＢＤ
- （くるくると空中で身を捻って着地、そうして己が蹴ったものの行方を見れば……）
思ったより飛びましたね…蜘蛛のような戦車など、酔狂な物を使わねばまだマシでしたでしょうに。
…いや、これは使い手の問題ですか（最後の最後まで、己の勝利を確信し疑わぬ性根、その油断が無ければ、などと思い）
さて…すっきりした所で、説得を再開しますか（服を直しながら、爽やかになった表情でその場を後にしたとか） -- リュイ
- 「「カエッゾコラー！！」」「「オボエテロッコラー！！」」
（２両の並サイズ多脚戦車に搭乗していたクローンマフィア達は、一列に並んで退却していきました）
（そしてそこには破壊の跡と、乗り手のいなくなった多脚戦車が２両（うち１両は故障）が残されたのでした） -- ＧＢＤ
- せっしゃは解体業者ではござらぬぞ……（などと文句を言いながら破棄された戦車をサクサクと寸刻み）
こっちのまだ動きそうなやつも千切りにするのでござるか？（騒ぎを聞きつけてやってきたが終わっていたので片付けを手伝わされた） -- 本家十一代目石川五右衛門
- （景気よくやってんねー、とちょっと離れた高い位置から眺めてる） -- 歪歪
- （鉄筋に腰掛け、カップ拉麺すすりながら）お、なんか揉め事っぽい -- 歪歪
- （ラーメンこぼしそうになる）何て技だ！？ あの男、小鬼戦争の頃に欲しかったなー -- 歪歪
- あー…今日もちょー寒いわね！（袖の中にある手同士をすり合わせ、微かに震えながら今日も瓦礫城の散策中）
それにしても、商業地区からちょっと離れただけでこのゴミゴミっぷり。まるで迷路ね。よく生活できるものだわ。
（老朽化と汚れでボロボロになった無数の建物を見回しては、うーむ、と唸る） -- ＧＢＤ
- もうちょっとこう、計画性をもって整然とした街並みを造れないものかしら！
まずこう、大道を縦横にズビャビャーっと引いて、正方形に区切った土地に目的ごとに建物を…
（長い袖をぶんぶん縦横に振りながら独りごちる）まあ、碁盤目建築すぎるのも味気ないけど。 -- ＧＢＤ
- 私は便利屋じゃないのだがね！ トイレが詰まったくらいで呼ぶのは今回限りにしていただきたい！
（入り組んだ住宅地の中、ボロの扉を乱暴に開きつつ）
（頭にラバーカップを付けぷりぷりと怒りながら歩いてく） -- 醇
- ギャーギャーと喧しい女だ、ったくここで声を張り上げるんじゃねぇよ。（煙草の紫煙と共に現れながら）
独り言なら別のところでするこったな。 第一、計画性なんてものを気にしてたら家なんて建てれるかってんだよ。 -- 柄納
- こっちでも地上げの計画か？どっちもこっちも物騒な組織が物騒なこと考えてるな
（GBDが住宅街を歩き独りごちる様子を建物の一角、高所の縁から眺めてそうつぶやく）
とりあえず、見たところ雷頭幇の連中ではなさそうだが（情報収集のための偵察 ろくでもないことを口走る女に声を掛けるのは吉か凶か、と佇むアーバンニンジャ） -- キョウ
- しかも建物の設備は古くて腐ってる。建物ってのは数十年で新築しないと…
（等と呟いたところで、頭から変なものを生やした男が現われるのが目に入り）ほら見たことか！
今度ここいら一帯、吹き飛ばして再開発の名のもとに…って、変な奴…
（頭にくっついたラバーカップもさる事ながら、顔面を布で覆っているのが気になった）
ちょっとそこのアンタ！それで前見えてるの！？（んで気になったので即訊いてみるのだった、大声で） -- ＧＢＤ
- ってなんかいっぱい出てきたわ！？でもあたしがどこで何を言うかはあたしだけが決めるわ！（と、柄納に即言い返す）
あら、別に地上げなんて考えてないわよ。誰もいなくなった土地の有効活用なら考えるけどね？
（そしてもうひとつの声には、くふふと笑みながら言葉を返す） -- ＧＢＤ
- ……なんだい、今日はずいぶんと色のある人間が多いな
（独り言を言う女性を中心に、それを気にするように見る二人の人物を横目に呟いて）
ん！ 見えているとも、モテモテな金ピカのお嬢さん。ところでこのあたりに
肌が緑色の人間を見なかったかな！ こう……すごく挙動不審の！！！（大声には大声で返し、踵を返して大股で3歩、頭のラバーカップを揺らしてGBDへと近寄り） -- 醇
- 肌が緑色？この街にもそんなゴブリンだかオークだか、そんな人物がいるのかしら。
あたしは知らないけど…そこの２人はどう？アンタ達は緑色じゃあないわよね？（と柄納とキョウの方へ話を流す） -- ＧＢＤ
- なんか色々出てきたな。これも瓦礫城の懐の太さってやつか？（妙な被り物をした男や煙草を咥えた男を見て）
そして聞こえてんのかよ。（耳のいい女だ、と建物から飛び降りる 生身の足なら複雑骨折必至の高さを三角飛びめいて降り速度を殺し着地）
緑の男なんざ見てないがな。……俺は普通だぞ？（フードをとって顔を見せればコーカソイド系の顔立ち）
そんな目立つやつがいたんなら誰か見てんだろ。ここでないなら他所に行ったってこったな ……ところでそいつとどういうご関係で？（流石に興味が湧いて聞かずにはいられなかった） -- キョウ
- 地上げだの再開発だの……ここがただの住宅街に見えるなら随分と浅はかなもんだぜ……どこかの息がかかったか分かったもんじゃねぇってのによ。
緑の肌？ 目でも狂ってんのか？ どこが緑の肌だって言うんだ。 緑の肌なら貯水タンクを探しは方が早そうだからなぁ。 -- 柄納
- うむ、今私は枝豆の遺伝子を組み込まれた怪人を追っている途中なのだ。このあたりに居ると言われて来たのだが……その結果トイレの詰まりを解決させられていたところでね
しかしこうも目撃者が居なければ二人が言うように、既にここからは離れてしまったのだろう……（フードを取ったキョウの顔を、紙の下からまじまじと見て、納得し）
それではアドバイス通り、ここいらの貯水タンクでも回るとしよう！ それでは私はこれで失礼ッ！ 続けて三角関係を繰り広げてくれたまえ！
（何かを勘違いしたままビッと指を伸ばした手を軽く上げて、そのまま速足でどっか行く） -- 醇
- あら身軽ね。というか降ってきたわコイツ！（耳はエルフ譲りの特別性。髪で隠してはいるが）
（柄納の言葉にはにんまりと笑み）息がかかっていていいのよ。瓦礫城に来てそろそろ４ヵ月かしら、いまだそういう人らに挨拶も出来てないしね。 -- ＧＢＤ
- えだまめ！？何そのずんだの精みたいな怪人！その遺伝子を組み込むとどうなるの？美味しくなるの…？
まあそんな目立つ奴のウワサを集めるならヤードネットでも使えばいいんじゃないかしら…って、あら、行っちゃったわ。 -- ＧＢＤ
- ……怪人枝豆男ね（世の中広いな、と遠い目） 何がどうすりゃそれでトイレの救急車させられてんだか。情報のダシにされて口車に載せられたか？
ニンジャなもんでな（身軽さにはそう軽く返す 服装は今どきの若者を黒く塗った感のそれだが）地元の人らに顔を通すのは重要だな。ワカル でもいきなり地上げたぁ、やることが過激派だなオイ（新興組織のやりそうなことではあるが、とため息）
ヤードネット……ほぅ、瓦礫城特有のネットワークでもあんのか（ネットワーク関連にはまだ手を付けてなかったため興味深げに） -- キョウ
- はーぁ、枝豆の怪人ね……んじゃ貯水タンクのアテはハズレってわけだな。
ヤードネットはやめとけやめとけろくに情報が入るもんじゃねぇ。 面白半分で適当な情報が書き込まれるってだけの話だ。 -- 柄納
- ニンジャ！？ニンジャならちょっとは忍びなさいよ！
ていうか地上げじゃないわ。ただちょっと災害的な事が起きて土地が浮いて、親切な人が新しい建物を建てるかも？ってだけの話よ。
（長い袖の中から小型の端末を取り出す。それを開いてヤードネットに繋ぎ）いい情報があるかどうかは運次第…って！
（画面には、おっぱいぱいだの、巨乳体操だのという文字が映し出された）何よこれー！ほんと下品なんだから！（ちょっと赤くなった） -- ＧＢＤ
- 被災後の再建なんてそれこそ建てるどころじゃねぇよ、その場所に誰が何を建てるか……抗争で何人死ぬものかね。（呆れたように煙草の火を足で踏み消して）
ははっ、初心かよ。 娼婦のような格好で大層なもんじゃねぇか。 まだ処女か？ 高く売れるぜ？ -- 柄納
- 諜報対象がいるんならともかく、そうでもない情報収集なら顔を売ったほうがいい。仕事も探してるしな（ニマッと笑う）
地上げするやつはみんなそう言う。ま、気をつけるこったな。同じくニュービーの俺が言うのも何だが、このあたりはどれだけボロくても虎の巣窟って感じだ。災害がボヤに終わるかもな？
（GBDが端末を見て女子高生のようにキャーキャー声を上げるのを見て溜息を付き）……確かに、マジに取るのは話半分にしといたほうが良さそうなもんだな
だが、だ。何気ない情報が大きな物事の先触れだったりもする。物は使いよう、情報は拾いようだろ？（この手の物とは親和性があるらしくキョウは笑う） -- キョウ
- 別にいいじゃない。あたし以外なら何人死んだって。臓器売りと野良犬と蟲が喜ぶだけよ。
（フフンと笑うも続く言葉には憤慨）って誰が娼婦かー！！いーい？あたしはゴールデンブラックドラゴン！
この街に送り込まれたシルヴァニアンファミリーのすごいエージェントなの！そんなのと一緒にしないでちょーだい！！（うがー！両袖を振り上げる） -- ＧＢＤ
- ハァ…ハァ…。そうねフリーのニンジャ、それならいつかお仕事を頼む事もあるかもしれないわ。
まあ、鬼が出ようと虎が出ようと龍たるこのあたしには敵うわけないし！（自身満々に胸を張るがもちろん根拠はない）
っと、この寒いのに長く立ち話をしちゃったわ。あたしはそろそろ帰る！（言ってくるりと二人に背を向け、歩きだす） -- ＧＢＤ
- 娼婦だろ、ははっはっ。（怒りを顕にするGBDをあざ笑う） その程度で自分の所属をべらべらとねぇ。
そういうもんは口にしないのがここで生きてくにゃ賢いって話だ。
話の真偽がどうであろうともそういった噂が囁かれれば誰だって警戒して動きにくくなるだけだろうよ。 はっはははっ。 -- 柄納
- （足をぴたりと止め）こそこそする必要なんて無いのよ、このあたしにはね（周囲をキョロキョロと見回し）
そんな事より、どこ、ここ……？（再び何処へともなく歩きだす。自室に帰りついたのは数時間後となった。あと、形態端末を忘れていった） -- ＧＢＤ
- ははっ……尻尾でも巻いて逃げ帰ったか？ まぁいいこのどうでもいい話はどうでもよく使えそうだ。
なぁ？ そこの忍者さんもそう思うだろう？ どこかの組織がここいらの島を荒らそうと動き回っているって話だ。
この話がどう転ぼうが知ったこっちゃねぇがなかなか面白くなりそうだろう？ -- 柄納
- （大きな紙袋を2つ抱えて通り過ぎる通りすがり。ほぼ背景） -- 歪歪
- シルヴァニアンファミリー……ファンシーな組織名しやがって（しかし、ゴールデンブラックドラゴンと名乗ったあの女にはかすかに血の香りを感じた 組織ともども油断のならない相手だ）
威勢を傘に着るのが有効なこともある。そう言うのはだいたい土着の組織がやるもんで、一見さんのやるこっちゃないがな（色々と拾った情報を整理して）
さて、俺も探してた情報は見つかりそうにないんでな。お暇するぜ。……うーさみー（なんだかんだで寒さは堪える 来たとき同様建物を駆け上がり去っていった） -- キョウ
- その通りだ、可愛げのある組織の名だこと……ここいらじゃ聞いたことがねぇもんだ。
ご入用じゃなければあばよ、透析型の風邪薬も必要なら声をかけるこったぁ。（煙草の匂いを振りまきながら住宅の影へと消えていった） -- 柄納
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