虹の栞講義記録目録 Edit

まえがき Edit

四元素 Edit

さてちょっとテストですよ。 -- ウルカ
よしよし…あと今回は初動ですので時間も途切れ途切れになる可能性があるのでご了承を。
最初のお話となります。内容は… -- ウルカ

【四元素について】

☆(着席するモブ聴講生)
☆(所属はしなくても魔法使い設定のある人に魔術論を講義してもらうよう打診するのはアリじゃないかと思った)
貴重な意見ありがとうございます。養成校から以降の人で見て見たりはしているんですけどね。
有力な人がいれば是非とも講義をお願いしたいものです。あぁ聴講席のツリー、必要ならば作ってもらっても構いませんよ
おもしろい、つまらないなどの評価関係なく気軽に授業形式でお話できたらと思い造りましたので。
さてさて…それでは。四元素、は四魔素や四大元素などとも呼ばれています。いわば四大属性等といわれるものですね。 -- ウルカ
ではみなさん4つ、と言われると何を思い浮かべますか?大抵の人はこう答えるでしょう。
「四大元素?火、水、土、風です」とね。まさにその通りです。火、土、水、風といえばメジャー所で人気。
火は主人公、土は地味属性、水は癒し、風はキザ枠…なんてキャラクターテンプレートや固定概念みたいなのも生まれるくらいです。 -- ウルカ
さて、そんな4つの属性ですが。ちょっと他にも聞いたことが…見たことがあるようなデジャブを思い出しませんか。
そう、これも有名ですよね。【四精霊】です。
火。火トカゲのサラマンダー、水は波間の女、ウンディーネ。風は森の妖精シルフ。土は大地の小人ノーム
この4体が重点、大事。というか彼らを思い浮かべると思います。他にも似た様なものはあるんじゃないんでしょうか。東洋で行きましょう。 -- ウルカ
☆養成校以前から腰据えてやってるヒトのほうが濃いんじゃないかな…
腰据えてやっている人もいると思いますが、そういう人もまちまちですからね。大抵は他の場所でやったりしている人もいますし。その辺りはおいおいにしましょうか。
さぁでは東洋です。これもメジャーですよ。あぁこうまとめて呼ばれるとちょっとわからないかもしれません。
【四神】と呼ばれる彼らです。赤の朱雀、白の白虎。緑と青の青龍、黒の玄武。
この源流は秦漢時代の陰陽五行思想が絡んできますね。東洋では緑も青も同一で近い存在であったり、黒は水を表すものとしてます。
黄色の黄龍も加えて五行ですけどね。当時は皇帝の権力、正当性を示すために利用されたりもしていました。
たとえば先代は黄龍の末裔であり先先代は赤龍と縁があり、私の祖先は黒龍を捕まえたものである。故に私は皇帝である…とかですね -- ウルカ
3つほど羅列しましたがどうでしょう?結構大体の地域や世界で似た様なことをしているんですよね。
もうちょっと他のもご紹介したいんですがそこは纏めきれなくなるのでここらでやめておきますが…
;昔から【世界はいくつかの要素で構成されている】という考えに至る人が多いと思いませんか? -- ウルカ
   etc:補足ですが、西と東の封建制度の違いも現れていますね。東は神の御子、天子(皇帝)のものである土地を貸し与えていただいているというものという思想です。
     王ということについての違いもあります。その辺りは思想史になるのでまたちょっと割愛しましょう。
お話は戻して。世界はごくおおざっぱに言えば火と水と風と土で出来ている。火は、そうですね。大地に眠る溶岩など火山がありますよね。世界は火を内包しているわけです。
水はもちろん流れる川に海、雨…風は大気、吹きすさぶ風…土は大地。 世界がこれらでできていることに加え…彼らはとても身近な存在です。 -- ウルカ
そう、【四元素は人間にとって身近な存在】なわけなんです。
裁縫師、家庭の魔術師とも言われたヘラー婦人が書いた『庭の精霊達』で
「私は彼らをとても身近に感じています。私にとって彼らは隣人であり子供であり父と母であり私であるんですよ。」
とも述べられていました。ヘラー婦人が書かれたのは四大精霊についてですが、四元素にも同じことが言えます。
四元素は我々にとって身近で、そして世界と我々を生み出し存在たらしめているものなんです。 -- ウルカ
etc 考えようによっては吐息、血、体温、肉体も風、水、火、土とも取れますね。
   それほど大きく、また有り得て身近なものなんでしょう。状態変化についても、錬金術に関わってきますね。宇宙については僕も同感です。あれはどんな世界なんでしょうか
つまり…四元素魔術というのは【この世界にあり人間にとって身近な四大元素を使った魔術】なんです。
では四大精霊もいるし、精霊術らと何が違うのか。簡単に説明しましょう。 -- ウルカ
「俺はやつらのご機嫌とりなんて真っ平ごめんだ。俺は俺の力で戦う。」
四元素魔術のうち風を極めたとも言われる風剣の翼の異名を持つエリック・ノートルマンの言葉です。
著書というか手記『風の航海日誌』の有名な冒頭ですね。飛空艇の艦長でもあり稀代の風の魔術師だった彼の大胆な言葉ですが…
精霊術と四元素魔術の違いはまさにこれです。 -- ウルカ
精霊術の最大の特徴であり欠点とも言われているのが各力を代表する精霊達によって力が左右されてしまうことなんです。
精霊と心を通わすことができ、良好な関係を気づけているならばそれでよいですが…
こと我々にとってそれをできる人間、できない人間が大きくなっています。
極端な例でいえば、精霊すら見放した土地というのも存在しますからね… -- ウルカ
さて、ではそんなときどうすればよいか。精霊はいなくても世界を構成する元素…他にもありますが四元素は存在します。
それらに対し…【己の魔力で干渉する】のが四元素魔術です。いわば、精霊術でいう精霊の力の代わりに自分の魔力を使うわけです。
ですが最初から世界を構成するものが表出している精霊と違い、僕らは世界の一員ですが末端でもあり彼らのような力で意のままに四元素を操ることはできません。
ですから己の魔力をいかにその世界の一部である四元素に干渉するか…その手段、術式化。人が知識を持って試行錯誤の末に生まれたものが四元素魔術なんです。
ショーテル君の言葉を借りるなら世界を操る力ともいえますね。 -- ウルカ
いくつか基礎とよばれる汎用性の高い魔術が構成されたり販売されている昨今ですが
魔術は己の魔力を媒介扱うものであり己の魂により導くもの。ですので、その術を自分流にアレンジしたり自分で一から作れて一人前…またはスタート地点というのがこの四大元素魔術の昔からの風潮ですね。
さてそれでは魔術が使えない、元から魔力も少ない場合はどうすればよいか。
次回は【錬金術と四元素】としたいと思います。 以上、ウルカ・グランドールによる【四元素について】の講義でした。 -- ウルカ
近日中に講義はログ化して収納します。ひとまず今は下に流しますが…ご清聴感謝します。 -- ウルカ

聴講席とその他
☆火はかませ、土は地味、水はオカマ、風はヒューイ…
☆養成校以前から腰据えてやってるヒトのほうが濃いんじゃないかな…
北の方にあるオリュンポス十二神と同じ感じだね、そのあたりの事情は。
彼らは自らが全能神ゼウスの直系であることを示すためにそうした神話を編纂していったというし……まあ、神性は得難いものだ、王であることを示すには手っ取り早いだろう。
僕自身、国に神聖、なんて言葉を冠しているしね。あれはダイスのおかげだけど。 -- ショーテル?
なるほど。だからこそ、宇宙というものの存在を知った時、学者たちはたいそう驚いたに違いない。
ともあれ、僕達が暮らす物質的世界においては、まさしく火と水と風と土こそがその源流、というわけだね。
液体・個体・気体、そしてそれらを変化させる熱 と考えても納得が行く。 -- ショーテル?
彼女は元素魔法を用い、永久不変の、そして邸宅に特別な結界をもたらす庭園魔術を完成させたと聞く。
世界の根源が四元素に分類できるのだとすれば、それを操る魔術師はまさしく世界を作り出すもの、素晴らしいが恐ろしい話だ。
キミの専攻であるわけだよね、四元素は。いったいどこまで、その根源存在を解明できているのやら。 -- ショーテル?
(そっと拍手。さすがに酒瓶でなくメモ用紙片手に聴講していたエルフ) -- ヴェール
(ひとまず講釈が終われば拍手で迎えた)さすがは国家魔術師ウルカ・グランドール、じつにわかりやすく興味深いものだった。次回も楽しみだね。 -- ショーテル?


Last-modified: 2013-04-08 Mon 22:07:37 JST (4030d)