虚ろな記憶
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編集:MenuBar
名簿/510557
(アヴェンジャーの肉体はいとも簡単に切り裂かれ、目の前で、確実に、確かな手応えで滅ぼされた)
ふ、ふふふ……。
(サーヴァントの肉体は大聖杯によって作り上げられた魔力の塊、死ねば霧散し消滅する)
(アヴェンジャーの肉体は確かに今滅びたのだ……)
あぁ、怖い いやはや問答無用とはまさにこの事。
(しかしだ、消えたはずの、確かに消滅した、そのサーヴァントは、こうして、再びその姿を現して……)
ゼロ様は今はもう聖杯の器ではありません、そしてこれからも小聖杯になることはありません。
なのに……なのに……あぁ、なんとひどい仕打ちなのでしょう。
そのような殺意を向けられては心外というものです。
(ブレイズの後方にて今だ健在)
--
アヴェンジャー
2014-04-13 (日) 02:26:45
気に入らないな。その全てを自分の掌で操っているかの如き笑い。
ゼロがこうなることを貴様は望んでいた……
マスターがいなければ現界できないサーヴァントがマスターの死を望む。
いや、もっと言おう。小聖杯の機能停止
俺がそこから先を察せないとはお前も思っていまい。
(背後にいるアヴェンジャーへ視線を巡らせ……睨み、闘争心という炎を噴きださせる)
(炎のマフラーとして、怒りとして、闘争心の具現化として)
貴様の狙いは小聖杯の消失。そして起こりくるだろう……大災害を招くこと。
この街を、世界を滅ぼすつもりだな --
ブレイズ
2014-04-13 (日) 02:51:13
―そんなこと、させないから。貴方が何者なのか。マスターが何者なのか。目的が何なのか
…私には全然分からない。でも、でもね。これだけは分かるよ
(かつん、と義足を打ち鳴らせば不可視の獣が背後で咆哮する)
貴方は…悪い奴だってこと。私が…嫌いなタイプの人だ。だから……貴方を、倒さなきゃいけない
(闘争心を燃やし、炎のマフラーをなびかせるブレイズの傍ら)
(サーヴァントもまた、静かにその闘志を心の中で燃やし始める―) --
ライダー
2014-04-13 (日) 03:03:25
ふ、ふふふ……は、はははは……ハハハハハハハハハハハハハッ!
(大災害を引き起こすことが目的でも、世界を滅ぼそうなどとも思っていない 目的は目の前にいてそれがようやく完成しようとしている)
(理解されなくとも良い、語る必要もない……ただ、自身は彼らにとって
悪役
(
ヴィラン
)
でいい)
それでいい……それでいいんですよ、ふ、ふふふ……。
いえ、こちらのことです……いずれにしろ 聖杯の器が無くなればあふれた中身は大災害を引き起こす ですが、それを引き起こさないためにゼロ様を犠牲にする。
ブレイズ様にはそれは出来ないことです、アナタは優しすぎる……。
そこは欠点ではなくむしろ素晴らしいことですが……。
なんにせよ、ブレイズ様が闘う意志を見せるのであれば私とて引くことはいたしません。
ですが……ここにひとつ宣言しましょう
あなた達に私は殺せない。
(その場からアヴェンジャーの姿が消える 逃げたのではない、気配を完全に遮断そして……)
(ブレイズの後ろに姿を現すと首を狙った致命の一撃 この戦い方はまるで……)
--
アヴェンジャー
2014-04-13 (日) 03:27:27
(その首への一撃を阻むのは炎のマフラー。致命的な一撃だからこそ、狙い定まる必殺の一撃だからこそ防がれた)
(その……まさしく、アサシンの如き一撃を)
(加えて言うならば。今のブレイズ自身……その力、異常なほどに高まっていたが故)
そうだな。俺にはゼロを犠牲にすることも、救うこともできない。
(炎のマフラーが、炎の翼となって燃え盛り、燃え上がり……周囲を照らしていく)
だが貴様を葬ることはできる。
例えば……今、見えている姿の貴様を追わず、本体を焼けば……とかな
(奇術師にもトリック、種はある。最初のステイシアの一撃で倒れず……いや、消滅しなかったということは)
(そもそも攻撃が通っていない可能性の方が高い。つまり、今目で見えているアヴェンジャーの姿はフェイク)
(その可能性は十分に高い……故に)
物は試しだが、どうだ。やってみる価値は……あるだろう!!
(炎の翼をはためかせ、燃え盛る炎がブレイズの周囲で渦を巻き……炎の嵐となって周囲に吹き荒れる!)
(それは何もかも焼き尽くす業火ではない。対象だけを選ぶ浄化の炎)
ステイシア、一撃を叩き込む瞬間を待つんだ!目で追ってもコイツは倒せない! --
ブレイズ
2014-04-13 (日) 21:08:05
(アヴェンジャーの不意打ちを防ぐブレイズを見て、こくりと頷く)
(この聖杯戦争で自分たちはひたすらにアサシンを討伐してきた。それこそ無限に湧いて来るのではないかと思える程の数のアサシンを)
(気配を絶って、一撃で急所を狙いに来る戦法とは―そう、戦いなれている)
(だからこそ、ブレイズは防ぎきると信じていたし、事実そうだった。ならば自分のするべきことは―)
だったら…目で追えるようにすればいいってことだよね。丁度月も出てるし…いけるね
万象満たす月の煌めき―クレッシェンド・ルナリア―
(展開される第二の宝具。戦場を照らす月の輝きを歪め、万物に呪いを与える結界宝具)
(如何にアヴェンジャーが高速で動けようとも、この結界内ではその動きは制限される筈―) --
ライダー
2014-04-13 (日) 21:49:36
ふ、ふふふ……お見事です。
(拍手をしながらブレイズから距離を取る)
(瞬時に展開される包囲網と二人の連携、実に見事である この聖杯戦争で磨き上げられたものであろう)
(しかしだ……これだけの用意周到さも無駄なのである)
素晴らしい動きです、あなた達であれば私は意図も簡単に倒されてしまうでしょう。
(その上この結界による能力のランクダウンは著しく戦闘力を下げられる)
(だからといって何もしないというのは信条に反する)
私は、大規模な術は苦手なものですからね。
(ナイフを投擲、それはブレイズから外れはるか後方へ 指を鳴らすとナイフはブレイズを追うかのように反転、さらに加速していく)
--
アヴェンジャー
2014-04-13 (日) 22:54:34
(反応がない。気配が読めない。この結界内でも、アヴェンジャーは素の調子を変えない)
(あの姿を追っても無意味。展開した戦術弓で振り返りざまにナイフを叩く)
(亜空間。こちらとは違う異相にいるのであればナイフ投擲の瞬間にその反応は追える)
(つまり……この世界にいながら相手は倒されても現れているように見せている。あれこそフェイク、偽装だろう)
(大規模な術が苦手なうえに、アサシン相手であるならば光の屈折やら術でどうにかするだろう)
(しかし、それすらもというのは不可解だ。おそらくこのままあのアヴェンジャーの姿を追っても、ここらを燃やしてもなんの効果もない)
(そこではない。俺が、俺らが考えない場所にアヴェンジャーの本体はあるはず)
(いや、違う)
(そもそもヤツは何を目的としている?何をもって俺らが倒せないと言っている?)
まさか……
(そう。おそらくヤツはどうやっても倒せない。倒し続けても、姿を追って殴りかかり倒し続けても)
(だとすれば一つしかない。倒す方法は……しかし、それはアヴェンジャーの言うとおり)
(
殺せない
)
そういう、こと……なのか
(見る。そう、自らの背後から来たナイフを叩き落としたんだ。)
(その背後に何がいたか。誰が苦しみ蹲っているか。それは……)
(アヴェンジャーのマスターである、ゼロ) --
ブレイズ
2014-04-13 (日) 23:18:14
(今更単純な投擲などにやられる程油断はしていない。だが―)
それ、って……つまり
(ブレイズの言葉に振り向けば、其処には無力な少女が一人)
そん、な。あの子を…あの子を、どうにかしなきゃいけないの!?
(次々と襲い来るナイフを避け、時には砕きながらも視線はゼロからは離せない)
(聖杯戦争を終わらせるために、幾多のマスターの願いを踏みにじることは覚悟してきた)
(しかし、そのマスター自身を手にかけることはしたくなかった)
(明確な悪意を持った者ならまだしも、彼女はそうではない―) --
ライダー
2014-04-13 (日) 23:33:24
やれやれ……。
(彼らはある程度は気が付いているがいくつかの勘違いがある)
(誤解は早めに解いてあげなければこちらとて困るのだ)
ブレイズ様には出来ないでしょうが、たとえゼロ様を殺したとして私を殺すことは出来ません。
あえて言えばマスターからの魔力供給がなくとも私の
宝具
は発動できるのですから。
私は確かにここに居ます、それはたしかに本物の私……ですがそれすらも全て偽物。
いくら本物の私を殺したとしても偽物であれば殺すことは出来ない。
つまり無駄・無意味・徒労・不毛……ですがブレイズ様は私を殺さなければならない。
この矛盾、どう抗いますか? さぁ、さぁ、さぁさぁさぁさぁ!
--
アヴェンジャー
2014-04-14 (月) 00:05:15
(誘導されている?アヴェンジャーに……?だが、今はやるしかない)
(アヴェンジャーの語りが真実なら、そのピースを当てはめるだけで予想はつく)
(おそらくヤツの宝具によって、あの不可解な生存は成り立っている)
(だがそれはそうとして、それを解決する手段はあるとして……ヤツは何を望んでいる?)
(それを見極めるには、今ある手札では足りない。それなら……その先へ)
(そう、それならそのまま己が見ていた少女に近寄り抱き起せば)
ゼロ、すまない。辛いのを苦しいのを承知で頼む。
令呪でアヴェンジャーの宝具の使用をやめさせるんだ。
(おそらく、それが今できることだろう……アヴェンジャーを倒すためには) --
ブレイズ
2014-04-14 (月) 20:46:43
(再生と破壊を繰り返し魔力は枯渇した そのおかげか肉体が傷つくことはない)
(だが肉体の損傷も、体力の消耗も激しい 息も絶え絶えにブレイズに顔を向ける)
ぶれ……いず……。
(手のひらに描かれた令呪を見つめる 多少ぼやけるものの、ひとつも消費されていない)
(そういえば令呪は使わないように言われていた気がする だとしたら最初から……)
あ、ヴぇん……じゃー……。
(自身のサーヴァントに声をかける)
--
ゼロ
2014-04-14 (月) 22:22:49
(顔を横にふる)
申し訳ありませんゼロ様、
私はアヴェンジャーではありません。
スキルにより少々クラスを弄らせて頂いていました、ブレイズ様の前でキャスターと見せかけていたようにですね。
私の本当のクラスはアサシンです。
(しかし、今回の聖杯戦争はアサシンのクラスが異様に多かった)
アサシンと呼んでいただくには少々不便でしょう そこで私の真名を呼んで頂きたい……。
と思ったのですが残念ながら私には真名というものはありません。
(このサーヴァントは存在そのものが歪過ぎた)
そこで、私のことは是非……
顔無し
(
フェイトレス
)
とでもお呼びください。
--
アヴェンジャー→フェイトレス
2014-04-14 (月) 22:23:06
ふぇ……いとれ……す……。
(思えばフェイトレスと名乗るサーヴァントが聖杯戦争へと導いてくれた)
(記憶を失った私にどう進めばいいか教えてくれた 自分で考えることを教えてくれた)
(だが、裏切りとも言える行為で苦しみ傷ついた)
(……それだとしても)
(結果的には小聖杯化を免れることは出来た、未来があるのだとしたらここからようやく歩き始めれるのかもしれない)
(たとえそれが、フェイトレスの陰謀だとしても、踊らされていようとも……)
(令呪を使えばフェイトレスは死ぬことになるだろう)
(ブレイズに言われたからではない、これは自分の意志であり だからこそ……言わなければならないことがある)
あ……りが……とう……。
(令呪が消費される 命令を下したのだ、すべての宝具の使用を禁止しろと)
--
ゼロ
2014-04-14 (月) 22:23:20
素晴らしい……!
(まるで心の底から喜びに満ちたかのような声、自らのマスターに賞賛の拍手を送る)
(ひび割れるような音、フェイトレスの体に細かい亀裂が入っていく だが、それだけで消滅しようとしているわけではなかった)
これが人の意志、未来を選択しようと足掻いて導き出した答え……! 素晴らしいとは思いませんかブレイズ様。
運命の奔流に諦めて流されることなくその道を切り開く事こそ人間の素晴らしさが……そう、素晴らしいものです!
ふ、ふふふ……は、ははははははははははははははははははははははははっ!
私は脚本家ではありません、演出家ゆえ人の運命をすべて決めることは出来ないのです 運命は人が切り拓くものですからね。
この聖杯戦争の結末を最後まで見届けることは叶いませんが、大きな演出をさせて頂いたこととゼロ様の物語がひとつ完結したことで十分満足しております。
ですがブレイズ様、あなたはまだこれから先があります さらなる苦難、大災害に立ち向かわなければなりません。
さて、再開しましょうブレイズ様は運命に立ち向かう前にやらなければならないことがあるでしょう。
私も人として滅び行く運命に抗うことと致します、それが人の強さの原動力ですから!
(ナイフの切っ先をブレイズに向ける)
--
フェイトレス
2014-04-14 (月) 22:23:36
(ゼロに上着をかける。休ませるためか、それともあの耳障りな声を遠ざけるためか)
(アヴェンジャー、フェイトレスと呼ぶアサシンのサーヴァントにより演出されるべき登場人物であった少女を一時でも守るために)
そうか
(言葉は短かった。このサーヴァントの言ってることは何一つ同意したくもない)
(真意の方向性が違う。運命は人が切り拓くものというものは間違っていないだろう)
(……運命というものが、有ればの話だが)
お前は俺の言葉を一つも理解はできないだろうから、最後に伝えておく。
俺一人だけだと、思うな
(ここにいるのは先ほどからフェイトレスが呼ぶブレイズという男だけではない)
(ステイシアがいる。サーヴァントがいる、ライダーがいる……パートナーがいる)
(一人。演出家として外にいるお前ではどうこうできるものではないぞと、その名前を呼ぶ)
ステイシア!
--
ブレイズ
2014-04-14 (月) 22:45:36
(そう。ブレイズは聖杯戦争に於けるマスターであり。その刃たるサーヴァントは常に彼の傍にある)
(而して今その姿はブレイズの傍らに無く。フェイトレスがサーヴァントではなくブレイズにナイフを向けたのも当然と言えた)
(しかし、だというのならライダーは何処へ。その疑問を、ブレイズの言葉でフェイトレスが想起したその瞬間であった)
月光は天を裂く―フェローチェ・ルナ―
(月光を背に、天より舞い降りる一筋の光。音を超え、大気の壁を破り一直線にフェイトレスへと狙いを定め―)
いっ……けぇええええええええええええッッッッ!!!!
(ブレイズのサーヴァントたるライダーが今。最強の宝具を持って悪しきサーヴァントをうち滅ぼさんと迫る!) --
ライダー
2014-04-14 (月) 22:57:39
(その瞬間、彼は笑っていただろうか?)
(ライダーの宝具により貧弱とも言えるサーヴァントは跡形もなく消し飛んだ)
(ただ、仮面が灰のように崩れ去っていくのが見えた)
(同時にゼロの手の平から未使用の令呪が消えていく……死ぬことのないサーヴァントが消滅したことを意味していた)
--
フェイトレス
2014-04-14 (月) 23:10:04
(何か、かける言葉はなかった)
(消えた笑い声に返すことも……)
(ただ自らの外套に包まれた、少女の命の息吹がまだあることだけが)
(今、自身の救いだった)
帰ろう。ゼロ、君にはまだ未来がある
(まだ間に合う。助けられる命を腕に、ただ駆けた)
(その帰る先はまだ見ぬ未来でも、白紙のページでも。生きているならば……)
(一人でないならと。次に目を覚ました時に何を言うかと考える余裕もなくただ駆けた) --
ブレイズ
2014-04-14 (月) 23:23:45
(突然のことであった、
何か
が自らの中に入ってこようとする感覚に襲われたのは。
物理的なものではなく精神的な何かが入ってこようとする感覚だ それはとても黒くドロドロとした嫌なもの。
必死に抵抗しようとするがそれでも何かが自分の中に入ってこようとしている。
分厚い鉄の扉に鍵をかけたのにその外側から無理やりこじ開けようとしている)
うぅ……あぁぁぁぁ……。
(それは何度も何度も扉を叩き)
やめて……ヤメテ……ヤメロ……。
(ギシギシと扉を押したり引いたり)
ヤメロ……ヤメロ……ヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロ。
(ドロドロとした黒い液体が扉の隙間から入り込もうと)
ヤメロヤメロヤメロヤメロ! う゛あぁァァああァァァァァァァァァァァ!!!!!
(たまらず拠点を飛び出して、何かから逃げ出すように走りだす それでも嫌な何かは入り込もうとずっと纏わり付いてくる)
(半狂乱状態となり森の中へ……どこかここではないどこかへ……)
(どれぐらい走り回ったのだろうか……それでも逃げきれず、その場で頭を抱え膝をつく)
(そんなゼロの前に現れたのはブレイズであった)
--
ゼロ
2014-04-11 (金) 21:30:26
大丈夫……そうじゃないな、ゼロ
何があった
(息も絶え絶え、走ってきたのか男はそこに現れた。尋常ない苦痛に苦しむゼロの前に)
(痛みと、苦しみに膝を屈してしまったゼロの前に……)
(まさしくそれは童話のよう。物語のように……男は現れた。ただ一人、救いの手を伸ばすために)
(救いを求める心の前に降り立ったのだ) --
ブレイズ
2014-04-11 (金) 21:39:15
ブレイ……ズ……あぁ……何かが……わ、たしの……なかぁあぁぁぁ……!? なかに……はいって……。
(自らに起こっていることを説明しようとするが会話をするのですら一苦労だ)
(救いの手を差し伸ばされたとしてもどうしたらこの苦しみから救われるのか)
(この自らに入り込もうとする何かは一体何なのか検討もつかない)
--
ゼロ
2014-04-11 (金) 21:55:04
しっかりしろ……くそっ精神汚染か何かか……?
まさかアヴェンジャーが……!とにかくここではどうしようもない。拠点に行こう。
(駆けつけ、そしてゼロに近づきその手を取って意識をしっかり保つように伝えながら)
(立てるか、と呟き立てなければ背負うだけだと展開式戦術弓のパッケージを外す)
(今は一分一秒でも惜しい。このままではゼロがどうなるかもわからない……)
(わかることと言えば、今ゼロの周囲に……いや、その内にもある。何か黒い想念のようなものが取り巻いている)
(尋常なことではない。呪いの類か、人の身には耐えられるはずもない) --
ブレイズ
2014-04-11 (金) 22:04:14
ふむ……なるほど……そういうことでしたか。
(傀儡のキャスターと名乗っていたサーヴァントが姿を現す)
これはこれはブレイズ様……お久しぶりにございます さて、困ったことになりました……ね。
(まるで何かを知っているかのような口ぶり)
--
アヴェンジャー
2014-04-11 (金) 22:13:46
あ……べんじゃー……?
(口にしたのは自らのサーヴァントのクラス)
--
ゼロ
2014-04-11 (金) 22:14:01
……それはこちらのセリフだな
(一瞬虚を突かれたような顔になっただろうか、まるで舞台の演目の脚本家が現れたかのように)
(傀儡のキャスターと名乗っていたサーヴァントの、本当のクラスが)
貴様がアヴェンジャーだったとは
(考えろ、考えなければいけない。この男の思考を読み取り、いや、ソそれ以上にゼロを救う手立てを)
(アヴェンジャー、ゼロを戦うように仕向けている……オ推したサーヴァント、ならこいつの手のひらの上に今……)
ゼロに何をした!!!
--
ブレイズ
2014-04-11 (金) 22:33:15
心外ですねブレイズ様……私は何もしておりません、えぇ……。
(敵意を向けるブレイズに向かって両手を上げて)
あぁ、ですがブレイズ様に嘘をついていたことはお詫び申し上げます 私の本当のクラスはアヴェンジャーです。
別のクラスを名乗るほうが色々と都合が良かったのでして……。
それはさておき……私のマスターが苦しんでいる原因。
以前……お話いたしましたよね
聖杯の器
について。
(額に手を置き頭を横にふる)
すでに幾らかのサーヴァントが敗れ聖杯戦争から敗退しております。
そして敗れたサーヴァントは聖杯の器に注がれる どのようなものであれ注がれる側にとっては異物でしかありません。
苦しむのはそのためでしょう……。
えー、つまりです 私のマスター……つまり
ゼロ様が聖杯の器だったということになります。
--
アヴェンジャー
2014-04-11 (金) 22:45:25
わ、たしが……うつわ……?
(アヴェンジャーに聞かされたことがある聖杯を作り上げるために必要なもの、それがまさか、自分自身とは)
--
ゼロ
2014-04-11 (金) 22:45:38
しっかりしろゼロ……
(頭を打つ事実を流され続けるゼロを懸命に励まそうとするも、言葉がでない)
(どうすれば救える、この苦しみから。ゼロは今……)
貴様、あの話は、こういうことか。
ゼロがこの聖杯戦争の小聖杯……それを、貴様わかっててあの時……!
(アヴェンジャーが小聖杯の器、人の器を手にしていた。その意図は)
(どのような方法で手に入れたか、いやそもそもパートナーになること事態狙っていたのか)
予想がつかなかったとは言わせないぞ、
何が目的だ!
--
ブレイズ
2014-04-11 (金) 22:57:14
憶測で物事を語るのはよくありませんブレイズ様。
……ですが、ゼロ様が聖杯の器である可能性はうすうす感じておりました。
その確証を得るために独自で調査を行っていたのです。
私が召喚された地において……。
その場所は廃墟ではありましたが記憶を失ったゼロ様の手がかりがあると思い調べたところある研究施設だったことがわかりました。
多くの資料がすでに喪失しておりましたが残された資料からその施設でゼロ様が作られたと私は推理しました。
同時に聖杯戦争の資料についてもあちらこちらに……ただゼロ様と関連付くかどうか判断しかねる状態でした。
ともかく、
ゼロ様が人為的に作られた
という情報は手に入れていました。
ですが、感情による制御が不安定なゼロ様は度々魔力を暴走させてしまいます、そのため受け入れる覚悟が出来た時にお話をしようとしていたのですが……。
あとこれは推測なのですが……廃墟となった施設、暴走したゼロ様が関わっているのではないかと。
とまぁ、私なりにゼロ様のことを思ってことを動かしていたまでです。
……時間は、猶予を与えてくれなかったようですが。
--
アヴェンジャー
2014-04-11 (金) 23:33:29
つく……られた……私が……造られた……?
(自らの存在が揺らぐ、過去を求めた先の事実が思いもよらぬ答え、求めていない答え)
うっ……うぅ……!
(心が揺らげば侵食される……嫌なものが隙間から入り込もうとして苦しみが増す)
--
ゼロ
2014-04-11 (金) 23:33:42
それはゼロが見ていた夢というのは……
(あの辛いと、苦しいと言っていた夢は現実にあったことで)
(それはゼロが引き起こしたこと……魔力の暴走を引き起こす切っ掛けになっていたというのか)
ゼロ、しっかりしろ!
最初は誰でも選べないが今君は生きてるだろう!
飲まれるな!過去はどうであれ未来は変えられる!
(そうして手を握り、伝え、励まそうとするも時間は刻一刻と削れていく)
(どうすればいい、どうすればゼロをス救える……?小聖杯という器であるゼロをどうすれば) --
ブレイズ
2014-04-11 (金) 23:41:00
聖杯の器である以上、聖杯戦争が進めば小聖杯化は誰にも止めることはできません……。
器そのものを破壊することで小聖杯化を止めることは出来ますがそれは当然、器の死を意味します。
ですが、ゼロ様は人為的に造られた聖杯の器……そこに鍵があるのではないかと私は思いました。
これから私が提示するのは可能性の話です それを知った上でお聞きください。
器としての機能があるから聖杯の中身が注がれ小聖杯化が進むのであれば、器の機能が無くなればゼロ様を苦しみから救えるのではと……。
底が浅い……いや、一滴も注げない器であればいくら聖杯の中身を注いだとしても溢れて聖杯になることはない。
これが、ゼロ様を救う唯一の可能性かと この可能性にかけるかどうか……すべてゼロ様に委ねたいと思っております。
--
アヴェンジャー
2014-04-12 (土) 22:28:19
わ、わたしは……うぐ……。
(時間はない、提示された可能性 それにかけるかどうかは自分自身)
わたしは……。
--
ゼロ
2014-04-12 (土) 22:28:33
(何を言っている?このアヴェンジャーは……言っていることは理解できる)
(いや、理解させようと話を組み立てているように思える。まるでその選択肢、可能性を掴みとらせようとするかのような)
(恣意的な言葉を選び、ゼロに向けている……そう思えてならない)
ゼロ!聞くな!アヴェンジャーの言っていることはつまり……
(言葉にできない。導き出される答え。アヴェンジャーが何を引き出させたいか)
(いや、何を選ばせたいのかわかる。こいつは救いをチラつかせて自らの答えに、自らが見たいものを筋書として書き加えようとしている)
(それは……世界か、一人かを選べということ)
それを選んだとしても、君が無事であるわけはないんだぞ! --
ブレイズ
2014-04-12 (土) 22:40:35
この可能性は当然リスクを伴います、だからこそその可能性にかけるかゼロ様に委ねておるのです。
賽はすでに手に握られております、運命に抗うのか……そのままの飲まれて終わるのか。
他に可能性がない以上、時間に猶予がない以上あとは決断するのみです。
……それとも、
ブレイズ様は他にゼロ様を救う可能性をお持ちだと?
--
アヴェンジャー
2014-04-12 (土) 23:13:34
わたしは……い、いやだ……運命に飲み込まれるのは!
(誰しもが自らの運命を選ぶことは出来ない、だがその運命に抗えるのならば、覆せるのなら)
わ、私は……可能性にかけたい……! 最後の最後まで運命に抗いたい!
(アヴェンジャーが何を考えているかは知らない だが、他に可能性が無いのであればその可能性にかけるしか無い)
--
ゼロ
2014-04-12 (土) 23:13:49
(俺が持つ可能性はある。アヴェンジャー以外の第三の選択肢が。今の俺の炎を用いればアヴェンジャーの選択肢は撥ね退けられる)
(ゼロの中に入り込む異物だけを焼き尽くせば、限定的な対処療法でしかないが今少しでもやらなければゼロは壊れてしまう)
(だからこそ伸ばした手に力を込めて、ゼロの意識をこちらに向けようとするが)
ゼロ!?やめるんだ!それは……
(彼女に声は届かなかった。アベンジャーの声が、今、彼女の心を……染み侵した)
(最後に続けただろう言葉は届かなかった。ゼロの選択が何を運んでくるかということが) --
ブレイズ
2014-04-12 (土) 23:27:12
グッド!
それでは
ゼロ様の魔術回路を破壊します。
(ナイフを手にするとその切っ先に魔力を込める)
魔術回路を破壊すれば器としての機能を失うと同時に、魔術を使うことができなくなります。
いえ、魔術が使えなくなるどころではなく行使すれば破壊された回路により肉体に損傷を引き起こします。
……覚悟はよろしいでしょうか?
--
アヴェンジャー
2014-04-12 (土) 23:47:19
……おねがい、アヴェンジャー。
(魔術が使えなくなればきっと私は生まれてきた意味を完全に失うのだろう)
(だがそれは私以外が勝手に決めた意味 生まれてきた意味は自分で決めるものだ……)
(覚悟を決めてアヴェンジャーの前へと進む)
--
ゼロ
2014-04-12 (土) 23:47:34
(声は届かない。手が届かない。掴んでいたはずの手は、届いていなかった)
(やめろ、やめるんだ。それをすれば………)
(救いではない。救えない。望む救いとは、彼女が望むこととは。足が動かない。力が出ない)
(今すぐ止めなければいけないのに……声は、出せなかった。これから先起こる事態を前に、ただ……) --
ブレイズ
2014-04-12 (土) 23:57:48
(その覚悟に答えるかのようにナイフをゼロのお腹へと突き刺し魔術回路を破壊する)
--
アヴェンジャー
2014-04-13 (日) 00:14:20
ぐぅ……!?
(突き刺されたナイフの鋭い痛み、同時に自分の中で何かが壊されていくのがわかる)
うあぁ……。
(だが、あの嫌な何かが頭の中から消えていくのがわかる)
--
ゼロ
2014-04-13 (日) 00:14:31
(来る、何かが。気配が……立たねばならな い た 立て 立て 戦え 戦え)
(戦え、戦え、戦え、戦え、戦え、戦え……)
(その 機能が立ち上がらせる。言葉はない。来たるべきソレに備えて、炎にくべよ 奉げよ)
(戦う意志を) --
ブレイズ
2014-04-13 (日) 00:20:51
終わりました、これでゼロ様は聖杯の器ではありません。
安心してください、内臓は傷つけてはいませんので手当をすれば問題ありません。
魔術もこれからの生活では不要ですから使わなければ肉体に損傷が出ることはありません。
(ブレイズに背を向け、一歩二歩と離れるように)
あぁ、でも……。
--
アヴェンジャー
2014-04-13 (日) 01:10:37
……! がぁ……!?
(突如、胸を抑えて苦しむように 精神的な苦痛ではなく、これは肉体的な苦痛)
(体の内側から肉体を傷付けられるかのような……)
がああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
(壊れた魔術回路で魔術を使用した時に発生する自壊現象 ゼロが魔術を行使しているのではない)
--
ゼロ
2014-04-13 (日) 01:10:52
ゼロ様は傷つくと自動的に再生魔術が発動することを忘れていました……ね。
(振り返るその顔は暗く、暗く、暗い笑み)
--
アヴェンジャー
2014-04-13 (日) 01:11:03
ステイシア!!!
(呼ぶ、呼ぶ。令呪を使うまでもなく呼ぶ。己の相棒を、戦うために)
(目の前のアヴェンジャーと戦うために、倒すために。目の前の邪悪を打ち滅ぼすために)
(もがき苦しむ少女を背にして男は立っていた) --
ブレイズ
2014-04-13 (日) 01:20:08
(それは来る。主の呼び声に答え)
(それは来る。邪悪をうち滅ぼすために)
(それは来る。聖杯というシステムに呼び出されながらも、それを打ち砕かんとする意志を持って)
虚空裂く幻影の獣―ハウリングファンタズマ―
(瞬間、アヴェンジャーに向けて不可視の獣の爪が振るわれる)
(明確な殺意を持って放たれたのは第一の宝具。サーヴァントをサーヴァント足らしめる人知を超えた武器)
(触れれば鉄すらも容易に切り裂くその一撃。不可視の爪に対し、アヴェンジャーは―) --
ライダー
2014-04-13 (日) 02:12:32
(何度目だろうか、記憶を取り戻すという街の探索 いつもであればいやいやな顔をしながらも付き合っていたのだが……)
(今回は違っていた)
ねぇ、ブレイズ……。
(引き止めるように服の裾を掴む)
こんなことやってて記憶が戻るかわからないんだけどさ……その。
失った記憶が嫌なものだとしたら……それは取り戻していいものなのかな?
--
ゼロ
2014-04-07 (月) 21:41:48
(さて休憩か、というところでアイスキャンディーを買っていたのだが)
(ゼロからかけられた言葉は……今までとは違う、不安げなものだった)
(とりあえずアイスキャンディーを渡して、会話を始める。ちなみにこの男アイスは齧るタイプ)
そうだな……不安になるのは当然だと思う。でも、俺は思うんだよ。
過去ってどうやっても変えられない。それが良いことでも……嫌なことでも。嫌なことに限って覚えているもんなんだけどさ、そういうのは。
でも……未来は自分の手で、足で作っていける。過去がどんなものでも。
要は、取り戻してどう受け取るかだよ。どんな嫌なことでも、辛いことでもそれはゼロの一部。
捨てることはできない。だから、どんなものでもゼロが受け止める!と思えればいいさ。
もちろん受け止められないほど辛かったら誰かに話せばいいさ。最低でも俺は聞いて、どうすればいいか考えるよ。 --
ブレイズ
2014-04-07 (月) 21:55:41
(アイスキャンディーを受け取ると頬張れないので舌で舐めて味わう)
過去は変えられない……か、あまり前のことだけどその通り……だよね。
最近はずっと嫌な夢を見て目が覚めるの、内容は覚えていないんだけどとても嫌な感じ。
もしかしたら過去の記憶に関係があるかも知れないって言われたからなんだか不安になってたの。
まだ、記憶が嫌なものだからって決まったわけじゃないのにね。(笑うがどこかぎこちなく)
記憶を取り戻したくて聖杯戦争を生き残ろうとしてたのに急に進んでいいものかわからなくなっちゃった……。
でも、ブレイズの言う通りだよねどんなに辛い記憶だとしてもその時になったら受け取る覚悟は必要だよね。
--
ゼロ
2014-04-07 (月) 22:08:59
見えないものは、誰だって不安なものさ。夜道を振り返って明かりがなかったら……怖いもんだ。
でも、過去にあったことは消えないし無くならない。逃げることもできない……
(その時だけ、かじり終わったアイスの棒を揺らがせる手が止まり)
全てなかったことにして、どこかで生きることもできない。アイスの棒じゃないんだからさ
(棒を、それを投げ捨ててゴミ箱に投げ入れる。見事。)
だから歩いて進んで……受け止めていくしかないんじゃないかな。
……ちなみにどんな夢なんだ?話せるなら、聞けないかな --
ブレイズ
2014-04-07 (月) 22:20:27
どんな記憶でも受け止めれるかか私にはまだわからないけど、進むのをやめたらそれこそ意味ないよね。
(アイスキャンディーはまだ半分ほど残っていて)
内容はよく覚えていないって……ただ、すごく嫌な感じで悲しくて、苦しい感じが残ってる。
だから夢の中できっと苦しくて悲しいことがあったのかなって……そのぐらいしかわからないわ。
--
ゼロ
2014-04-07 (月) 22:30:26
(既に二本目に移っている。あがっ、と氷菓子特融の頭痛を味わいつつ……)
そうか……まぁ、でも夢だけなら夢でよし。過去にあったとしても……今こうして生きて、笑えてるんだ。
ぶち当たったらその時考えればいい。不安になって足を止めるよりはずっといいさ。
(そう、意味はないと二本目の棒も投げ捨てて体を伸ばし)
あー駄目だこれ、気分転換にと買ったけど腹にたまらないぞこれ…… --
ブレイズ
2014-04-07 (月) 22:36:44
それも……そうだよね。
(アイスキャンディーを食べ終わると棒をゴミ箱へと投げ入れる)
今をちゃんと生きて、過去はその時になったら受け止める! それが未来へと繋がってる……。
少し話したらなんだか不安も紛れたわ、ありがとねブレイズ。
アイスなんてお腹にたまらないわよ、むしろお腹を壊すわ だったらあれとかがいいんじゃない?
(指差す先にはホットドックの屋台)
--
ゼロ
2014-04-07 (月) 22:47:40
今の俺じゃ、こうして飯くったり話すしかできないしな。こんなんでもいいならいつでも聞くさ。
聞いて、今俺に応えられるものを全力で出す。それが俺なりのやり方だ。
それに今この一瞬だって過去になってるんだ。楽しい……?かはさておき過去をもっと埋めて行けば
嫌なことを覆い尽くす子ほど楽しく過ごせば、それも呑み込めるさ
(そうしてオッケー、とサムズアップしてホットドッグの屋台に向かい)
ホットドッグ4つ
(そんな他愛ない時間を過去に積み上げていった) --
ブレイズ
2014-04-07 (月) 23:27:50
〜拠点にて〜
--
2014-04-05 (土) 23:10:51
(最近は嫌な夢をよく見る、内容はうまく覚えていないのだがとにかく嫌な感じがする)
(そんなわけで最近は目覚めがとても悪い 朝食もすっかり喉を通らなくなってきた)
(毎朝このような感じなのでアヴェンジャーに相談することにした)
ねぇ、アヴェンジャー……、最近嫌な夢ばかり見るんだけど 毎朝こんなのだから気が滅入って、どうしたら良いと思う?
--
ゼロ
2014-04-05 (土) 23:11:04
毎朝ですか……その夢はいつ頃から見るようになったのでしょうか。
--
アヴェンジャー
2014-04-05 (土) 23:11:19
えっと……。
(何時頃からだっただろうか……思い出す そうだ、アサシン……ハイエナと名乗るサーヴァントとの戦いの後からだ)
アサシンとの戦いの後……から。
--
ゼロ
2014-04-05 (土) 23:11:33
なるほど……もしかしたらその夢は過去の記憶と関係があるかもしれません。
(まるで何があったのかを知っているかのような……)
あのアサシン……ハイエナは人のトラウマを増幅させる宝具を持っているようです。
あの時はマスターはなにかとても苦しんでいましたから……。
記憶を失いながらもそのトラウマはかすかに残っていたのかと……推測します。
--
アヴェンジャー
2014-04-05 (土) 23:11:45
私の記憶にトラウマ……?
(考えても見なかったことだ、自分の無くした記憶は辛く苦しい物があるなどと)
つまり……アヴェンジャーは何が言いたいの?
(話の続きがありそうなアヴェンジャーを促し)
--
ゼロ
2014-04-05 (土) 23:11:58
わかりました……マスターの記憶は過去の強いトラウマにより失われた可能性が高いということです。
つまりは、過去の記憶を取り戻せばその辛い記憶を思い出すということになるのです。
あなたの目指す道はそういう道なのです。
(はっきりと進む先にある闇を告げた)
それでも……記憶を取り戻そうとしますか?
--
アヴェンジャー
2014-04-05 (土) 23:12:11
わ、私は……。
(どうしたらいいのだろうか……辛い記憶を取り戻すのか、このまま忘れてしまったほうが良いのか)
どうしたらいいのか……まだ、わからない……今は、まだ……答えが出せないよ……。
(進む先の道が闇に閉ざされてしまった)
--
ゼロ
2014-04-05 (土) 23:12:24
私はマスターの決断を待ちますよ どうするかはゆっくり自分で決めることが大事です。
答えが出ることを私はゆっくりと待つことにしますよ。
--
アヴェンジャー
2014-04-05 (土) 23:12:38
拠点にて4 〜闇に包まれた道〜
--
2014-04-05 (土) 23:12:47
(街中。今ここに生きている人々が日常を謳歌している中に……おそらくゼロもいたのだろう)
(買い物、昼食、買い食い、カフェ……なんでもできるだろう。そしてその最中……)
おっいた!暇か?暇だろうたぶん。(この男が声をかけてくる。目的はそう……ゼロの記憶を取り戻す為の散策!) --
ブレイズ
2014-04-03 (木) 22:30:32
あっ、ブレイズ……。(少し困ったような顔)
(あれからというもの会う度に記憶のためにだと街中を連れまわされている)
まぁ、一応……暇、かな。(本人が乗り気でやっているのだからなんだか断りづらい雰囲気になっている)
(しかし、まぁ……なんだかんだで了承しているあたり嫌いではないのだと思う)
--
ゼロ
2014-04-03 (木) 22:37:43
よし……それじゃ、今日はどこを回ろうか。今まで行ったところは大体行ったしなぁ……
(折り畳んでいた地図を広げて、片手で持てるサイズにして見やる。マーカーが大体につけられていて手詰まり感があるが)
(何度かやっているが、何かしら手がかりがあればと思っているもののどうにも容量を得ず、大体お茶会か買い物に終始してしまうのだが……その日は、あることが気がかりだったが故が、つい視線が動く)
……瓦礫城か(そう。地図には載っていない。聖杯戦争が始まっただろう時期に出現したあの場所)
ゼロは行ったことはあるか?あの……場所に(街からでも見える。あの高層建造物がごった煮になったあの場所が) --
ブレイズ
2014-04-03 (木) 22:49:21
(今日も歩き疲れたところで奢ってもらう感じかなー、などと今日は何を食べようかという思考に切り替わっている)
瓦礫城……?(視線を移動させた先のよくわからない高い建物)
行ったことはない……あれがどうかしたの?
--
ゼロ
2014-04-03 (木) 22:54:43
……あの建物群は、聖杯戦争が始まっただろう時期に出現したらしいんだが
もしかして、何か関わりがあるんじゃないか……?少々治安が悪いらしいが、まぁどうにでもなる。
行ってみるか?あぁ、なにかあっても暴漢やサイコパスまでなら守れる。行くなら俺の側を離れないでくれ。
(あの場所はどうも時期的に見てなにかあるのでは……と思っていたが、と呟きゼロに問う)
(街でも危険は確かにないとは言えないが、瓦礫城では些か勝手が違ってくるのが大きかった)
(正直いえばいくら記憶のためとはいえ、あんな場所に連れて行くのもなと) --
ブレイズ
2014-04-03 (木) 23:12:14
聖杯戦争が始まった頃に……?
(思い出してみる、気がついた時はもっと別の場所、深い森の廃墟だ)
(関係がない可能性が高い、それでも……ブレイズに付き合ってあげようと思った)
いいよ、行ってみようあの瓦礫状ってとこに。
(意味が無いかもしれないけど、意味が無いことに意味はあるのかもしれない)
もしもの時はブレイズが守ってくれるんでしょ?
--
ゼロ
2014-04-03 (木) 23:26:43
あぁ、これでも鍛えているからな。任せてくれ!
(場所事態転移魔法も何もある。可能性はないわけじゃない。可能性が少しでもあるのなら…と)
(微粒子レベルで存在するかもしれなくても行ってみる。それがブレイズという男だった)
(散々連れまわされたゼロはもうご承知の通りかもしれないが)
(……そして)
【──瓦礫城】
うーん、何かこう、怪しい!空気はあるんだけどなぁ……
(イカケバブを手に軽食を取っていた。地図なんてないこの広い場所で……) --
ブレイズ
2014-04-03 (木) 23:45:58
何も思い出しそうにない……汚い……油臭い……。(よくわからない肉の入ったケバブを齧る)
ん、意外に美味しい。(はぐはぐ)
なんというか怪しいって感じよりも胡散臭い感じのするところだよね。
聖杯戦争とも関係なさそうな感じ、魔力探知しても全然ないし。
--
ゼロ
2014-04-04 (金) 00:00:02
こう、ポツポツとそれらしい感じはするんだよな。魔力はわからないが……
なんだろうな、人の欲望が渦巻いているというか。活気とそれが合わさってむせかえるような……ううん、難しいな。
いや、こう……うん、すまない、言葉に表すには難しい(串焼きの串をドラム缶に投げて捨てて)
今日は引き上げよう。何かあると思ったんだが、まさか縦にも横にもこれだけ広大とは……
本当にすまん、何か買って帰るかゼロ。ドーナッツみたいなこじゃれたものはなさそうだけどさ。 --
ブレイズ
2014-04-04 (金) 00:15:54
ブレイズの言いたいことはわかるわ、雰囲気的な……? 街とはなんか違う感じの様子だし。
(あたりを見渡せば何かよくわからない配管やガラクタ、住民の異様な雰囲気)
そうね、帰りましょう 迷子にならないだけラッキーだったと思えばいいわね。
とりあえず見ていけばお菓子みたいなものはあるとは思うけど……。
(結局買ったのはよくわからない色の、飴だかキャラメルだかよくわからないまずいシロモノであった)
--
ゼロ
2014-04-04 (金) 00:29:37
(そのサーヴァントは、奇矯な格好の割に嫌に雑踏に馴染んでいるように見えた。ブレイズに聞いた通りの特徴。慇懃な態度と、仮面に隠され読み取れない表情)
(隣に座るセイバーには、彼のサーヴァントに対するブレイズの懸念を既に伝えてある。オープンカフェの一角で、青年は口を開いた)
……で、「傀儡のキャスター」だったか。聖杯の成り立ちって奴に詳しいみたいだけど。
最後には聖杯の器とやらへと注がれる事が分かっていて尚それを吹聴するってな、どういう奴かね、とな。 --
アクタ
2014-04-02 (水) 22:29:41
ふ、ふふふ……何かと思えばそのようなことですか なに、私もサーヴァントの一人、それは隣にいるセイバー様と同じ存在ですよ。
いずれにしよ聖杯戦争で敗北すれば贄となる、勝ち残れば聖杯を手に入れる 聖杯がどのようにして現れるか知る権利は参加者であれば誰にでもあるということです。
それとも……えぇと、アクタ様でしたね あなたは聖杯がどのようなものか知らずになんであるかも解らずに願いを叶えようとしているのですか?
(運ばれてきたコーヒーを口へと運ぶ)
--
アヴェンジャー
2014-04-02 (水) 22:46:35
今もなお実態は知らんよ。人伝に聞いた話でなんとなく推測をしていると言う所だ。
(こちらもカップに口をつけ、鋭い視線を送り)
以前はヒトだったか? 器ってのは。英霊を現世に下ろす程の魔力を注がれて、常人が無事に済んだとは思えんが。
(推測を語りつつ、相手の反応を見る。探りに来たというのに、こちらが探られているかのような居心地の悪さを感じる) --
アクタ
2014-04-02 (水) 22:53:17
人が器になるのか、はたまた器が人になるのか……私も詳しく知っている訳ではありませんが。
器と言われるだけあるのでしょうヒトの形をしていても何かしら特別であり……人為的なのか大聖杯が生み出したのか。
少なくともアクタ様の考えるように願望器となるものを注がれるのですからヒトではなくなるのだろうと……私は推測しております。
しかし、不思議に思うことがあるのです 器という願望器を生み出すための重要な代物、本来であれば誰かが管理していけないと思うのですが……。
今回の聖杯戦争は管理を行う立場の者が見当たらない……これはどう考えでしょうか ……ね?
(まるで問に答えさせることで人物を見極めようとしているかのような、そんな雰囲気があった)
--
アヴェンジャー
2014-04-02 (水) 23:11:49
そこだ。俺は最初、オマエが実は管理者なのではないか、と疑っていた。今も可能性は捨ててはいないが……大分落ちる。
裁定者
(
ルーラー
)
にしては本来の役目と行動の乖離が著しいと見えるからね……まぁ、それは兎も角。
管理者など居ずとも、滞り無く進行する機構でもあるんじゃなかろうかね。自動防衛機構だか自律機能だかはまぁ、分からんが。
産み出された器が己の保全を第一義として行動するのであれば、決して有り得ないとは言えん。
(一端コーヒーで唇を湿らせ鼻息を一つ)オマエはどう思ってるんだ? 聞かせて貰えると嬉しいね --
アクタ
2014-04-02 (水) 23:22:38
ふ、ふふふ……サーヴァントの私にとってはそれは荷が重いでしょう。
早々に脱落してしまった場合は管理者不在となってしまいますから。
なるほど、管理者不在でも聖杯戦争は進行可能 一理ありますね、つまりは参加者としてマスター、贄としてサーヴァントそして器があれば問題ありませんね。
私が推測するには……まず、管理者は存在していたが今は存在しない 何らかのアクシデントで管理者が居なくなったという説。
そして器そのものが管理者の場合です 器が何らかの形で失われるのを回避するため姿を見せないという説。
以上です とは言え、あくまでも推測 真実がどうなのかは私にはわかりません。
--
アヴェンジャー
2014-04-02 (水) 23:35:09
私が気になるのは、その基本ルールをアンタがどうやって知り得たのか。といったところなんだが。
生前は聖杯戦争を追い掛ける立場にあったとか、管理者側の人間だっとか、憶測なら幾らでもできる。
まあ疑い出したら、そもそも真偽の程から考えなくちゃならんだろうけど。
それに、どうも解せん。この情報を撒いて、一体お前に何の得がある? --
セイバー
2014-04-02 (水) 23:42:15
鋭い質問です、よろしいです そのルールについては召喚時にはすでに知り得ていた知識。
セイバー様の言うとおり、生前に聖杯戦争に関わっていたか知り得る立場にあった とでも言っておきましょう。
深く話すと私の素性を話すことになる、それは聖杯戦争では不利となる、それは解っていただきますでしょうか。
……それと、セイバー様の言うことはごもっともでございます。
言ってしまうとこの情報で私が聖杯戦争の勝敗について有利になることも、不利になることもありません。
いわば……これは自己満足の領域と言っても良いかと。
多くの参加者が自らの願いを叶えようとこの聖杯戦争に参加しています、その願いを叶える願望器……。
それを深く知ることによりそれぞれに変化が起きる……私はそれを見てみたいだけです。
答えはこれでよろしいでしょうか。(セイバーに顔を向けて語りかける)
--
アヴェンジャー
2014-04-02 (水) 23:56:57
(アヴェンジャーの自説には成程、と頷いたのみ。セイバーの質問に淀みなく答えるアヴェンジャーの言葉には半目を向けて)
『自己満足』と来たか。
そいつは、過去……生前、聖杯戦争に関わりがあったが故に出てくる欲求かい、傀儡のキャスター。
自らを傀儡と嘯きつつ、波紋が広がるのを見て楽しむ……まぁ、趣味が良いとは言えんな。正直な感想だが。 --
アクタ
2014-04-03 (木) 00:01:55
真っ当な人間なんかいやしないさ。
少なくともサーヴァントっていうのは、そんなもんだ。
誰だって多かれ少なかれ歪んでいやがるもんだから、こんなワケのわからんイベントを手を染める。
……話が反れたな。
どっちにしろ、キャスターの答えを肯定することも否定することも、私にはできないね。
なんせアンタの情報は少なすぎる。信じるに値する要素がない。
だから私は話半分さ。頭の片隅にだけは置いておくけどね。
さて、マスター。ついでに聞いておくことは?
私が気になるのはこいつのマスターだ。
だってキャスターだぞ。セイバーでもランサーでもなく、キャスターだ。
対人能力の適正は低く、隠密行動にも向かない。
そんな奴がのこのこと往来を闊歩しながら一人で出歩くかね。
我々サーヴァントにとって、単独行動は危険が過ぎる。
魔力で構成され、魔力を行使する我々にはね、その魔力こそが命綱なんだ。
ランサーやアサシンのように、単独行動に向いた奴らは兎も角。
こいつはね、マスター。
キャスターと名乗っているんだよ。 --
セイバー
2014-04-03 (木) 00:14:10
マスターとして、一呪術師としてはなかなか示唆に富んだ意見であったのは確かだ。話半分と言うのはその通りだがね。
今回キャスターを名乗るのはそういう連中が多い。自身のステータスが低いことを殊更にアピールしたり、な。
さて、確かにキャスターを名乗るサーヴァントを其処らへほっつき歩かせるマスターというのはどういうもんだろうかね。
本当のズブの素人でも無けりゃあ、そんな愚は犯すまいよ……
(カップに残ったコーヒーを飲み干し、挑むような視線を傀儡のキャスターへと送り)とは言え、そいつもまた聖杯戦争において不利になり得る情報だな。
俺としては、さっきの話を自分のマスターにもしてんのかって点が気になるけれど。 --
アクタ
2014-04-03 (木) 00:46:49
聖杯戦争を共に戦うのですから、マスターに話しをするのは当然のことです。
(もちろん話しなどしていない)
キャスターというクラスは非常に貧弱、自らの陣地を離れると不利に陥る。
そうお考えになるのは当然にございます。
ですが……私は今ここで殺されようと、死なないのです そういう宝具を持っていると言ったほうがわかりやすいでしょうか。
試しに今ここで殺してみます?
……冗談ですよ、そんな物騒なことは昼間のまちなかで出来る訳ありませんからね。
そういうわけで、私はこうして堂々と街を歩けるというわけです。
(空になったコーヒーカップをテーブルに置いた)
--
アヴェンジャー
2014-04-03 (木) 00:57:17
俺としても望む所ではない。こちらに全く得にならんからな。
(茫漠たる、雲を掴むような会話であった。何が本当で何が虚偽であるのかを知るのは仮面のサーヴァントのみ──)
無防備である事を武器にする奴らが多い戦争だことだ、全く。……行くぞ、セイバー
(テーブルに三人分の代金を置き、立ち上がる。それきり振り返らず、青年は店を後にする) --
アクタ
2014-04-03 (木) 01:10:13
(その『通り』には青い看板の目立つ薬屋がある。その並びに美味しい甘味を出す喫茶店があり、男は割りとその店が好きだった)
(シュークリームを一口食べ)……美味しいなあ、これ。常連になってもいいかもしれない。
馬車停留所前の喫茶店のレアチーズケーキに匹敵する美味しさだなあ、これは。
(紅茶を飲みながらゆったりと午後の休日を満喫する)
うちのサーヴァントほど食事に興味はないかな……傀儡のキャスターさん。
それとも、話したいことを先に話したほうが、お腹が減るかい?(目の前に座る男に、薄い笑みを張り付かせて言葉を求める) --
リジェン
2014-03-30 (日) 05:47:55
同時に事を進めるというのが私の答えになります。
過度の甘味は舌を鈍らせてしまいますが、時にはこうしてコーヒーの味を引き立てる役割を果たします。
(シュークリームを食べたあとにコーヒーを味わう)
私の場合はリジェン様と違ってそのものではなく引き立て役として食べる違いがありますね。
そう、忘れてはいけませんね えぇ、リジェン様とは一度話しておきたかったのですよ。
話し合いで解決など、という割には脅しを言葉と行動に一貫性がないフワフワとした立ちふるまい。
あなたのような人が何故、聖杯戦争に参加しているのかそれを見極めたいと思いまして えぇ……。
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 06:03:48
良かった、ゼロちゃんをいじめた落とし前を……って言われたらどうしようかと思ったよ。いやー話の通じるサーヴァントで良かった。
ん? 俺かい? こっちが求めたならまだしも、俺自身に興味があるマスターやサーヴァントは初めて見たよ。(肩を竦め)
んー。俺はさ、ゼロちゃんが何にも願いを持たないで、しかもこの聖杯戦争がどういうものか分かってないのに参加させられてた風だったからさ。
そういう子には聖杯戦争無理じゃないかな? って思ったんで助言のつもりだったんだよ。
これから先、陰惨な殺し合いが始まるわけじゃん? だったら、争う覚悟のない子が居ていいとは、俺は思わないんだよね。
あの子、記憶ないって言うじゃん。あんたは何か知ってるのかい、キャスターさん?
(言いながら紅茶を混ぜる。軽薄な笑みの上に滑るように饒舌な口が踊っている。上機嫌の様子だ) --
リジェン
2014-03-30 (日) 06:10:01
ふ、ふふふ……ご安心ください リジェン様をどうにかする理由を今は持ちあわせてはおりません。
ただ……マスターが襲撃を命じたのであればその限りではありません。
なるほど、リジェン様なりの優しさ……ということでよろしいでしょうか。
ですが、私が思うに覚悟がないからといって戦争を辞退するには惜しいと思うのです。
逆に、覚悟さえあれば参加してもいい……とおっしゃることになりますね。
マスターに関しては私も召喚された時には彼女はすでに記憶喪失 それ以上知り得ませんでした。
マスターに足りなかった覚悟、それは記憶喪失だからこそが故です 人は成長するもの、今では少しずつ自信を取り戻し覚悟を決めてきております。
リジェン様が心配しなくともいずれは聖杯戦争にふさわしい覚悟を得ていることでしょう。
(コーヒーを一口飲み)
そんな他人の心配をするリジェン様が望む願いとは……私は気になるところです。
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 06:33:31
(足を組み直し、紅茶を一口飲んで)……そうだね、俺は、覚悟があるなら是非とも参加すべきだと思ってるよ。
だって、願いが叶うんだろ、どうしても叶えたい願いがある者達が集まってくる。
『万能の願望器なんてものに頼らないといけない理由』を持った、『万能の願望器になら救いを求められる人間』が集まってくる。
その熱の競い合いだからさ。基本的に人間が大好きな俺は、そういう熱そのものが見たいのさ。見たくて見たくて仕方がないのさ。
言ってしまえば、無趣味な人が言う「人間観察」を趣味として、いや、生きがいとしてるってところかな……。
その上で百人いれば九十九個の願いが潰えるわけだろ。優勝者以外は願いが叶わないんだから。
だったら……せめてその九十九人が納得出来るような願いが叶えばいいなあって……。納得できるような敗退の理由が与えられたらなあって、思ってるわけさ。
ほら、だから俺は、ゼロちゃんとも、傀儡のキャスターさんとも敵じゃないってこと。少なくとも今はね。
(両手を広げて手の中に何もないことをアピールした) --
リジェン
2014-03-30 (日) 06:44:23
なるほど……大層な言葉を並べるものの、つまりのところリジェン様には願望器によって叶えたい願いが無いことになる。
それでいて適切な距離から傍観者でいようとする これではまるで
あなたこそ戦う覚悟がない人ではありませんか。
あぁ、誤解しないでください 私は嫌いではありませんよそういうお姿は。
ただ、他の方からは嫌われても仕方がないでしょうが……。
ですが、ある意味、リジェン様は正しいと思いますよ あのような願望器は……正直、よろしいものではありません。
まぁ、なんと言いますか……願望器とは言っても皆さんが考えるような素敵なものではなく願いを叶える呪い……のようなものですからね。
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 06:59:22
(手で顔を覆い、真紅の瞳でサーヴァントを見据えて笑う)そう見える……? 俺にさ、それを言ったのは、これで二人目、かな。
やっぱ、そう見えるよね。戦う覚悟がない、外側から傍観者で美味しいところだけ摘もうとしてる道化師や悪魔に見えるのかな。
(手を顔から離し)まあ、実際そうなのかもね、皆がそう言うなら俺ってそういうやつかもーって思っちゃうし(肩を竦めて笑う)
いいのいいの、俺は別に誰に嫌われたって、誰に疎まれたって、全然気にしないし、どうでもいいんだよねそういうの。
ただ、皆が幸せになればいいって、皆がやりたいことをできてれば俺なんて皆に嫌われてていいってくらいの善人だからさ(にこっ、と笑う)
へえ……何だろうね、その面白そうな話。詳しく聞かせてよ。
まさか願望器が、そんな呪いのようなものだなんて、皆が知ったら悲しんで願いを叶えるこの戦いが、『台無し』になってしまうくらいの話だからさ。 --
リジェン
2014-03-30 (日) 07:08:27
そうですねぇ、あえて酷く言うのであれば腰抜けで、良く言えば煽動者と言ったところでしょう。
ふむ、周囲に言い回りいざとなれば傍観に回って様子を楽しむ、道化師や悪魔よりはふさわしいと思いますよ。(くすりと笑って)
それに自分を善人と言ってはいけませんよ、それは自分がそうありたいと言っているようなもの。
そういった評価は後に誰かが降すものですから。
えぇと、話がずれそうになりました 願望器が呪いというお話でしたね。
聖杯は器に贄となるサーヴァントを注ぎ込んで完成するものです。
これは知っていましたか?
問題はその贄となるサーヴァント サーヴァントとは言っても善悪中立様々なサーヴァントが居ます。
そしてサーヴァントも願望器によって願いを叶えようとしています。
ただ……その願いを叶えられずに贄となるのですから絶望を伴うことになるでしょう。
そのような
良くないもの
が集まって聖杯となるのですから正しく願いを叶えてくれるだなんて都合のいいことがあるでしょうか?
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 07:42:12
いいよ、腰抜けで。そして扇動者でも構わない。傀儡のキャスターさんはそれでも、俺を嫌いにならないでいてくれるって信じてるからさ。(笑顔)
悪魔は傷つくなあ、それを言われたのも三人目だよ。こんなに毒のない人間だっていうのにさ。
(まるで気にしていない風に紅茶を飲み、朗らかに笑ってみせた)
いや、全然? そうなんだ。つまりはあれだろ、猿の手みたいに、持ち主の望まぬ方法で願いを叶えたり、
もしかしたら叶えられなかったりするんだろ? 俺としては別にそれは問題ないけどさ。
俺が聞きたいのは、それを俺に聞かせて、俺をどうしたいんだい?
こんな「最後に生き残った人間の願いが叶うわけもない争いからは手を引いて、聖杯戦争なんかやめにしよう」ってことなのかな?
それも、俺に対してだけじゃなく、他の参加者全員に対して。
俺の思惑を聞かせたんだからさ……もし良かったら聞かせてよ、傀儡のキャスターさん自身が何をしようとしてるのか。 --
リジェン
2014-03-30 (日) 19:34:06
さすがリジェン様、お察しがよろしくて助かります。
たとえどのような結末でも本人が願ったことですから、私には呪われていようが構いません。
たとえ私のマスターだとしても呪われていることを知った上で願うのであれば何も言いません。
思惑ですか……この聖杯戦争を壊そうとしている人が存在することをお伝えに来たのです。
破壊とまでいうのですから、聖杯の破壊……願望器を壊すことが狙いでしょうね。
(ブレイズについての情報、いくつかを伏せた状態で伝える)
願望器が破壊されてしまえば聖杯戦争が成り立たなくなってしまう それはリジェン様にとっては不都合でしょう。
それに、聖杯が壊れてしまえば中身が溢れてしまう そうなれば……私にも知る由もありませんが良くないことは確実に起きるでしょう。
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 20:14:16
(その言葉を聞き、鼻で笑う。店員に追加のシュークリームを頼んで、傀儡のキャスターに向かって言う)
俺のことを悪魔だなんだって言うけどさ、あんたも相当なもんだと思うよ? 自覚があるかはわかんないけどさ。
あんたこそ外側にいるじゃないか。傍観者で、扇動者で、腰抜けだと思うね。
願いを叶える殺し合いに、誰の願いが叶ってもいいなんてスタンスで参加して、それが本物ではないと嘯く。
それって酷く残酷なことをしてるって自覚、あるのかな、あんたには。(言いながらコップを二つ自分の傍に寄せ、その間に箸を置いて橋にする)
こっちのコップが今俺たちがいるところで、聖杯の優勝がこっちのコップだ。
誰もがこっちのコップに向かって、この細い細い道を全力で走ろうとしているんだ。そのときに優勝で願いが叶わないかもしれない、なんて情報を与えられたらどうなる?
真っ直ぐに全力で走れば辿りつけたかもしれない奴らは、冷静に自分の状況を顧みて足が竦み、渡れるはずだったのに渡れなくなるかもしれない。
聖杯戦争を円滑に進め、本来の「願いを叶えるための殺し合い」という体裁を保つために、その情報を流布することは何一つとして追い風にならない。
もし、あんたの思惑が「俺の思う通り」なら、あんたこそが、そうやって場を揺らして楽しんでるだけの、ただの「悪魔」だよ。
なんてね。でもさ、俺傀儡のキャスターさんのその話、半分くらいは信じてないんだ。
まさかとは思うけど、その事実を教えられて「
えっ!? そうだったの!? マジで!?
」って思うようなバカっていた? それとも、俺にその話をしたのが、初めてなのかな。
まあでもさ、安心すればいいと思うよ。……今更さ、戦争は止まんないよ。聖杯を壊したいやつも、聖杯を求めるやつも、もう完全に聖杯というあるかもわからないものに魅入られてる。
それが呪いを与える願望器であっても、そんなもの聖杯を求めるスパイスにしかならない。胡散臭さを上手く消してくれる香辛料みたいなもんさ。
だから、傀儡のキャスターさんが何をしたいかは確かめないけどさ。――聖杯はけして壊れないし、俺にとっての不都合は、
絶対に起こらない
のさ。
(シュークリームが運ばれてきたので、テーブルの上に置く)……どうかな。こういう話をしたかった、わけじゃないかもしれないけど、俺ってこういうやつだから、ごめんね? --
リジェン
2014-03-30 (日) 20:32:30
ふ、ふふふ……はははははっ。(口を開けて笑う)
それでこそリジェン様にございます だからこそ話した甲斐があるというものです。
私は脚本家になろうとしているわけではありませんし描いた脚本通りに事が進むことは決してありません。
いま、この聖杯戦争において様々な人が様々な理由で参加しています。
それらを全て思い通りにするなど私にはとてもとても……。
ですが彼らに共通していることはどのような願い理由でも聖杯を目指しているということ。
その一転においては確かにございます。
その点、リジェン様においては聖杯を目指す理由が無いということは実にイレギュラーだということです。
だからこそ、他の参加者を眺めることで聖杯戦争に参加する意義を見出している……。
まぁ、要するにリジェン様にお渡しした情報がリジェン様を中心に発信され他の参加差に様々な影響を及ぼしていくでしょう。
彼らにとって困難となる情報、それこそ!
人が人として成長するきっかけ
となるのです。
私は好きなのですよ……人が運命を乗り越える瞬間というものが。
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 21:04:01
(その言葉に、少しだけきょとんとした後、がっしゃん、とテーブルに額を打ち付けて――心の底から笑った)
フッ、ハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!
アハハハハハハハハ!!!
(ガシャンガシャンとテーブルを叩き、一般客の注目や店員の注意を引きつけても全く気にせず、全力で笑った)
……いやー。マジうける。ほんとかよ。すげー笑ったわ。(目の端の涙を拭い)
まさかこんなところで俺の
同志
に逢えるとは夢にも思ってなかった、マジ腹いてえ、超ウケんだけどこれ……。(心底面白いという顔で笑う)
言うに事欠いて聖杯を、人が人として、成長する、きっかけとか……もう、やっべぇ、腹いてえわ……。
誰もがそれ自体の優勝を目的としてるこの戦争で、戦争によって成長出来ればいいよね、ってお前……お前、いい奴だなあ。(腹を抱えたまま言う)
いやー、笑った、死ぬほど笑ったわ、悪いけど。俺あんたのこと大好きになったわ。
いいよ、乗ろう、そんな情報で脱落するような連中は、俺だって願い下げだからな。全部あんたの思惑に従って、それを吹聴して回ってやるよ。
あー、マジでここ数年で一番笑ったかもしれんわ。捨てたもんじゃないな、この世界。
俺がここに呼び出された意味も理解出来たわ。確かにそれは、俺に言うことにこそ意味がある情報だな。……良く考えてるわ。
他に、俺にして欲しいことはあるか? 俺今すっげー気分いいから、聞いちゃうかもしれないよ? --
リジェン
2014-03-30 (日) 21:30:01
お褒めの言葉、ありがたく受け取らせていただきます。(腕を胸の前にやり頭を下げる)
しかし、同志とまで言われるとは思っても居ませんでした……えぇ、はい。
私も同じ考えを持つお方に会えたのは……リジェン様……だけかと。
ほう、では……。(しばし考えこむ)
ブレイズ様というマスターが居ます ご存知でしょうか?
例の聖杯戦争の破壊を願うのが彼なのです 私の知る限り最も苦難の道を進む者……。
しからば……彼にさらなる苦難の道があらんことを 以上……ですね。
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 22:00:14
まさか俺と同じようなこと考えてる奴に出会えるとは思わなかったわ。いや、出来れば生前のあんたに会いたかったくらいだ。
奢るよ。それくらいの物はもらえたと思ってるからさ。(パチン、と何枚かの金貨をテーブルに置く)
ブレイズ? いや、知らないな。強そうな名前してんなそいつ。
へえ、面白いなあ、そういう思惑を持って参加してる参加者もいるのか。
他人が願いを叶えるのも許せない、自分が願いを叶えるのも甘え、みたいな奴なのかな。まあいいや、その内会えるだろ。
了解、取引成立だ。いやー、誘ってくれてありがとうな。楽しいひと時だったよ。
あんたも楽しむといいよ、この聖杯戦争。……きっとさ、面白いより尊いことなんて、この世にないからさ。
(言葉を残して、上機嫌に店を出て行った。これみよがしに店員に胸の令呪を見せて歩きながら) --
リジェン
2014-03-30 (日) 22:12:19
えぇ、リジェン様にも良き聖杯戦争を……。(上機嫌な背中を見送った)
さ、て……と……私に出来ることはこの辺りまででしょうね。
(後は時と運笑みの針が進めば自ずと……)
次に会うときはどうなっているでしょうか? 期待を裏切らないで欲しいですね……ブレイズ様……。
(残りのコーヒーを床に捨てるとその場から姿が消え失せる)
(残ったのは割れたカップとコーヒーの零れた跡)
(その後、その店は聖杯戦争関係者の立入禁止となるのは……別のお話)
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 22:30:20
空が徐々に暗くなり、夜へと変わろうとする中、ゼロは拠点へと帰る途中の事であった
帰宅するまばらな人に紛れ、明らかに自身へ敵意と殺意を持った気配が隠そうともせずゼロへ近づいてくる
それは、獣が獲物を見つけ、追いかけてくるかのようにも感じられた
--
2014-03-29 (土) 22:28:15
……!?
(明らかな敵意を察知すると接敵する前に街から離れようと郊外へと駆けていく)
(とは言え少女の足の早さではすぐに追いつかれてしまう)
(あまり離れることは出来なかったがここであればやすやすと巻き込むことはないだろうと迎え撃つために振り返る)
だいじょうぶだ……。
(以前に単独でサーヴァントを撃破したのだ今回もやれないことはないと)
--
ゼロ
2014-03-29 (土) 22:36:41
へえ、巻き込まねえように離れたか、なかなか気丈な嬢ちゃんじゃねえか
(以前であったサーヴァントとは、段違いの殺気と狂気を纏った、血走った眼の男が闇から現れる)
ヒヒヒ、その様子だと俺の仲間にあったみてえだな、どうやら当たりだったみてえだが
俺ぁ甘くねえぞ?ヒヒヒヒ!それに…(殺気が、一気に膨れ上がる)
お前のサーヴァントにゃあ、借りもあっからなあ? --
ハイエナ
2014-03-29 (土) 22:51:35
あ……キャスターと?
(おそらく何か挑発をしたのだと思われる、アヴェンジャーであればそうしでかしかねない)
サーヴァントが居ないからって倒せると思ったの? 油断してくれるわね!
(コートを脱ぐと全身の魔術刻印を露わにし こういう時は先手必勝だ)
(ハイエナの足元に魔法陣が形成される)
喰らえ!
(即座に魔法陣が爆発しハイエナを飲み込もうとする)
--
ゼロ
2014-03-29 (土) 23:01:11
(その魔術が発動する直前、男の姿が魔法陣の上から消えたのを、ゼロは視認できただろうか)
(不意に、ゼロの頭が後ろに引っ張られる、無理やりのけ反るような状態になってゼロの目の前には、あの狂気じみたサーヴァントの笑い顔)
ヒヒヒ…あの程度の速度じゃあ、まだまだだなあ
(そのまま、髪を引き抜かんばかりの勢いで、ゼロを後方へ投げ捨てる)
俺ぁハイエナ、アサシンのハイエナだ、よろくなあ嬢ちゃん…
(既に、よるとなった空には、月が昇っている)
ヒヒヒ…さあて、どうやって殺してやろうかねえ…!
(見る間に、ハイエナと名乗った男の体が、巨大な人狼へと変身していく)
切り刻むか、叩き潰すか…いや、やっぱマスター相手なら、アレに限るかあ?
(空気が震える、死を連想させる、何かよくない気配が、ハイエナから放たれ始める…) --
ハイエナ
2014-03-29 (土) 23:15:24
がぁっ!?
(地面に叩き付けられてそのまま地面にこすられるように転がる)
(痛い! だが、この程度であれば肉体は自動的に修復されてしまう このことに気がついたのは少し前のことであったが)
(態勢を建てなおさなければいけない 少々ふらつくが立ち上がる)
……っ!?
(人狼へと変貌したハイエナに嫌な予感を感じ取り身構えるが そういったものは通用しなかった)
--
ゼロ
2014-03-29 (土) 23:24:36
<<
恐怖感染・魔狼譚
(
アバターオブホラー
)
>>
(人狼が宝具の名を口にした瞬間、その姿が溶けるように崩れ)
(その姿が、幾千幾万の蛆虫に、巨大な鬼に、醜悪な怪物に、そして恐るべき陣ろうに目まぐるしく、無数の姿に変化しては崩れていく)
(それは精神汚染の力を持つ宝具、人に対し根源の恐怖を刺激し、精神を破壊するその宝具により、恐怖の化身と化した人狼は)
(今や存在するだけでゼロの精神を蝕む、狂気の渦となっていた)
【ヒヒヒ!!!さあ、見たとこ魔術が得意みてえだが、いつまで魔術で耐えられるかなあ!?】
(人狼が思いついた殺し方…それは少女の精神を、自らの宝具で破壊し)
(恐怖の中で発狂死させるという、残酷極まりない殺害方法)
(無論、彼女が精神に対する防御を行う可能性も、魔術でこちらを攻撃する可能性も考慮している)
(先程の魔術の威力からして、A以上の宝具の威力はまず出せないだろうと踏んで、万が一魔術を受けても生き残れる宝具の特性を考えて)
(この殺害方法を選んだという事もあった) --
ハイエナ
2014-03-29 (土) 23:34:31
う……ぁ……。
(あれはなんだというのか、なんと形容していいものか ゼロにはハイエナが黒い泥のような何かに変貌しているように見えた)
……く……るな。
(頭が痛い……頭を押さえるようにその場にうずくまる)
(『……つわとしては完成したが……ない』)
(これはなんだ……頭に誰かの声が響き渡る)
(『……要なのは……争を勝ち抜く……らだ』)
(『……たら以前……ームが提唱したあの技術……ないか?』)
(複数の声……一体誰の声……聞きたくない)
(『……敗? そんなはずはない……ずだ』)
(『……が足りていないのが問題だ……を埋め込むことで問題は解決する』)
(『……成だ、完成だ……これでまた』)
(『これでまた』)
……めろ……やめろ!
(『これでまた我々は』)
やめろおおぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!
(
『大聖杯への知識に近づいた』
)
(ゼロの周囲に複数の魔法陣が現れると爆発、また現れては爆発 無差別による爆発が周囲を包み込む)
--
ゼロ
2014-03-29 (土) 23:50:22
【ヒヒヒヒ!!】
(恐怖に、心を侵される少女をにやついた人狼が見下す、しかし)
【あ?何…!?】
(直後に起きる、強烈な爆炎の連鎖)
(一つ一つの威力はもう1つ、自動で発動する宝具の力により無効、逆にゼロへの精神汚染を加速させるが)
【く、ぐ…!ちっと、量が多すぎるか…!!】
(問題はその威力ではなく速度と連射力、このままでは先に魔力が尽きると踏んだのか)
(ゼロから距離を取り、安全な位置まではなれると宝具の効果を解く)
なんだあのガキ…うちの連中と同じ、体弄ったクチか?
(何が来ても避けられるよう、注意深くゼロを観察する) --
ハイエナ
2014-03-30 (日) 00:02:10
うあぁああぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
(苦しみ紛れの魔法連発とはまた違った完全なる暴走と言ったところであろう)
(通常ではとうに魔力切れになる魔術の連発、それでもなお尽きる様子を見せずに辺り一帯を焦土と化す)
うぐ……。
(そして宝具が解除されると同時にその場へと倒れこみ気絶する)
(この状況はハイエナにとっても絶好のチャンスとなり得るはずであったが……)
--
ゼロ
2014-03-30 (日) 00:36:17
なかなかの働きでしたハイエナ様。
(ゼロの側には傀儡のキャスターもといアヴェンジャーの姿があった)
いい宝具をお持ちですね、マスターには実に良いきっかけとなるでしょう。
(あたかもこうなることを予測していたかのような口ぶり)
ですが今日はここまでとしておきましょう、ハイエナ様は決して満足しないでしょうが……ね。
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 00:36:29
ヒヒ、ようやく切れたか…んじゃあ…
(と、そこまで言い、ゼロをいたぶろうとしたところでぴたりと動きを止める)
は、結局掌の上ってか、てめえもつくづく喰えねえ奴だなあ
(珍しく、嫌悪感を現す男、それだけあの時の経験が苦々しいものだったのだろう)
人のこたあ言えねえが、自分のマスター追い込んで何するつもりだよ?そいつ
追い込んだってただの爆弾代わりにしかなりゃし無さそうだがよ?
(既に殺す気は失せたのか、最後に、アヴェンジャーの行おうとしている事に)
(興味が湧いたのか、そんな事を訪ねてきた) --
ハイエナ
2014-03-30 (日) 01:09:30
ふ、ふふふ……言っておきましょう 私のマスターはとても強い。
(断言するような口調、自信 確信しているかのように言い切った)
人は強い、だからこそ困難を乗り越えた時にはさらに強くなれるものだと……私は常日頃思っているのですよ。
ま、あ、ハイエナ様には理解できないことが重々承知しております 理解できないからこそ、あなたは負けるのです。
(強くなるための試練とも聞こえるがその真意は仮面に隠されている。)
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 01:19:25
ヒヒ、ほんっと腹立つわお前
(実際、人間の弱さゆえの意志の強さ等理解しようともしない男には)
(アヴェンジャーの言葉こそ、理解のできないものであった)
まあ、お前のマスターがつええってのは認めてやんよ
しっかし、何をどうしたらあんな馬鹿見てえな魔力を持てるんだか…ま、どうでもいいか
んじゃあ、俺は帰っからよ、後よろしくな
ああ、面白い事ヤンだったら是非かませてくれよ、おめえは気に入らねえが
そういう話持ってくんだったら歓迎してやんぜ
(その言葉を残し、男は気配遮断と共に姿を消した) --
ハイエナ
2014-03-30 (日) 01:25:05
ふ、ふふふ……。
(ハイエナが消えたあと男は笑う)
あぁ……あぁ……悲しいことにいつだって私を理解する人は居ないということ。
彼が望むものを私は与えることは出来ないし、私は与えられることもない。
ですが……。
(気を失ったゼロを抱えると拠点へと戻る)
(運命の針は止まることなく進んでいく……)
--
アヴェンジャー
2014-03-30 (日) 01:34:36
〜拠点にて〜
--
2014-03-27 (木) 23:44:44
(鳥の鳴き声で目を覚ます まず一番にカーテンを開けて朝日を浴びる)
んー……。(少し眩しいがこうして背伸びをするのがとても気持ちいい)
(服を着替えるとキッチンへ行き朝食の時間 戸棚から取り出すのは大きな袋)
おまえたちご飯だぞー。(床においたお皿にカリカリを盛るとどこに隠れていたのかいっせいに猫達が群がってくる)
(それを眺めながらジャムがたっぷりのったパンにかぶりつくのが私の最近のお気に入りだ)
--
ゼロ
2014-03-27 (木) 23:53:28
(朝食を食べ終わると猫の1匹を抱え上げて一日の計画を練る)
(と言っても街のどこへ行くか、お昼はどこで食べるかなどと聖杯戦争の役に立つかさっぱりわからない計画だ)
(それでも何もしないよりはマシなのかなと思うし、なんだか最近は楽しくなってきたのだ)
(以前の戦闘で自信がついたのだろうか あれこれアヴェンジャーを頼りにするのはやめるようにした)
(もちろん、いざというときには頼りにしなければいけないのだが)
--
ゼロ
2014-03-28 (金) 00:08:41
(油断しているわけれはない 聖杯戦争が殺し合いだというのはちゃんとわかっている)
(だからといって怖気づいてしまうのはダメなのだと思う とにかく前に進むこと、それが私の記憶を取り戻すために重要な事なのだから)
今日はあのお店でお昼にしよっかー。(猫に話しかけるようになんとなくな計画を決めて)
(今日は夜にアヴェンジャーが戻ると言っていた きっと新しい情報でも手に入れたのだろうか?)
それじゃあいってきまーす!(猫達に挨拶をすると私は街へと出かけていったのであった)
--
ゼロ
2014-03-28 (金) 00:35:02
少女の知らない間に運命の針は進む、この先待ち受けている運命を少女は知らない。 --
2014-03-28 (金) 00:36:27
拠点にて3 〜猫のいる朝〜 END
--
2014-03-28 (金) 00:37:02
(喫茶店でブレイズと名乗る男とテーブルを挟んで対面している)
(経緯的には餌にかかったともいうべきのがブレイズであった 互いに今の時点では争う気はなかった、特に人通りの多い通りでは)
(そこで立ち話も何かということで喫茶店で互いを探りあう形となったわけだ)
--
アヴェンジャー
2014-03-26 (水) 22:02:13
(そんな餌にかかった男は仮面越しに表情の読めない……いや、口元でしかわからない男とは対照的に)
(目の前のサーヴァントに対して闘争心という燻る炎を隠さずに席についていた)
少年少女のマスターとサーヴァントは昼間からお茶会を楽しむのが流行らしいが……
貴様のようなヤツが昼間から往来を呑気にあるいているのは、不自然極まりないな。狂人の行楽にはまだ日が高すぎないか。
(視線から火花が散るとはこのことだろうか。昼間の通りでなければ、まず倒しにかかるような空気を纏って) --
ブレイズ
2014-03-26 (水) 22:10:49
私にも避けては通れない事情というものがあります、多くはマスターのお世話をしなければならないというものですが。
それにサーヴァントとして召喚されたのですから少しは現世を楽しみたいというものもあります それに……。
あなたの様に聖杯戦争の関係者ともお知り合いになられるというものです。
さて、自己紹介がまだでしたね 私はキャスター……
傀儡のキャスター
とでもお呼びください。(偽装スキルによって上書きされた偽りなき偽りの自己紹介)
さぁ、ここのコーヒーはなかなかのものですよ。(運ばれてきたコーヒーをブレイズに勧める。)
--
アヴェンジャー
2014-03-26 (水) 22:20:26
(もっともらしい話だ。俺だってそう思う。参加しているものなら、それは人である以上変わらない部分もある)
(生活用品を買いださなければならなかったり、住居を選定したり……)
(だがそれでも、目の前の男が。キャスタ―を名乗るサーヴァントが語る言葉を素直に飲み下す気分にはならない)
(狂人が開いた舞台の観客として座らされている気分……そんな不愉快な気が、全てを警戒しろと告げてくる)
……俺はブレイズ。マスター・ブレイズ……(自己紹介には一応言葉を返し、出方を伺う形となった)
……何が目的だ(運ばれてきたコーヒーを受け取るも、口は付けずに問う) --
ブレイズ
2014-03-26 (水) 22:40:00
ブレイズ様ですか……どうぞよろしくお願いいたします。
率直でよろしいですね、えぇ……それはもちろん情報収集といったところでしょうね。
敵となる相手の情報を得て、戦いを有利へと運ぶ……マスターに使えるサーヴァントとしてアタリマエのことかと。(果たして本当にそれが目的なのだろうか)
まぁ、そういうものもあるのですが個人的に興味が湧きまして 率直に言えばあなたを知りたいと。
敵となる相手と対峙した場合、どのように反応するのか……。
問答無用で戦闘を仕掛けるでもなく、平和的に会話をするでもなく……。
あなたは敵意を剥き出しにしながらもこうして会話に望んでいる 実に稀なタイプです。
--
アヴェンジャー
2014-03-26 (水) 22:54:05
(昼間から茶をシバキに出てくる子供たちがいるような戦いだ、当たり前のことなんて何もない)
(だがこの男の言葉にさしはさむものはない。なぜなら……こういう手合いは、口がうまい。詰まるような手を打たなければ必ず何かしらに言葉で惑わせていく)
そうだな……キャスター、理屈なんていくらでも捏ねられる。
昼間から堂々と歩いているヤツが、何の策もなしに手ぶらでいるわけがない……とか
よほど日和った者か、聖杯戦争自体にさして興味がないものでもないかぎり自分からクラス名を名乗る理由がない……とか
敵とした上で会話を望んでこの場所に引きずり込んだその意図
そしてその不可解な資質気配(ステータス)……これだけ上げればわかるだろう。
俺はお前を倒すためにここにいるんだ。
お前の目的が何か、何を望むか、どのような力か見極めるためにわざわざお前の舞台演目に上がっているんだ。 --
ブレイズ
2014-03-26 (水) 23:21:33
残念ですが今ここで私を倒すことは出来ない、とでも言っておきましょう。(出会った時点、会話に応じた時点でそれは確定的であった)
(それは戦いにより一般市民を巻き込むことを避けたという意思表示)
それにしても……ふ、ふふふ……実に良い、あなたには迷いが無く力強い意志と目的がある。
私はあなたのような人間を素晴らしいと思います。(賞賛の拍手、それが心からなのかは仮面により伺うことは出来ない)
ここまではっきりとした意志を持つ人はなかなか巡り会えないものです この聖杯戦争において悩み……迷い……決断して答えを出す……ですがあなたすでに決意している。
よほど聖杯戦争で叶えたい願いがあるのでしょう。
--
アヴェンジャー
2014-03-26 (水) 23:39:36
そんなものはない。
俺の目的はこの聖杯戦争という邪悪な儀式を破壊し、聖杯を砕くこと……
こんなことが間違っていると知らしめることに他ならない!
特に貴様のような邪悪な連中が寄ってたかって人々の命を犠牲にして呼び出すこと……
それを阻止するためだ。そのために俺はここにいる。
お前を倒すために……ここにいる
(掴んだコーヒーカップの中身が呼応するように煮えたぎる湯に変る)
(なぜかはわからない。だが目の前の男が、その他人の願いを愉悦に啜り嗤う……悪趣味な下衆。そんな風に感じられたからこそ)
(烈火の如く怒りは湧きだしてきた) --
ブレイズ
2014-03-27 (木) 00:09:26
ふ、ふふふ……ふはっはははははははははははははっ!(突如、声を上げて笑う)
失礼……いやしかし……ふふふ……あなたが突然滑稽に見えてきたからですよ。
(その理由)
聖杯戦争の破壊……? ふはは……。
あなた自身が聖杯戦争の歯車に組み込まれておきながらそれを言う?
それに、あなたが思う聖杯の破壊では
聖杯戦争が終わることはありません。
ブレイズ様……あなたが砕こうとしているのは小聖杯にすぎません 聖杯戦争という儀式はその程度では破壊できないのです。
あぁ、ですが……あなたの言う邪悪な儀式というのには同意しますよ
聖杯が叶える願いは呪い
ですから ふ、ふふふ……。
--
アヴェンジャー
2014-03-27 (木) 00:19:19
あぁ、言うぞ。
俺は歯車になったつもりはないからな……もちろん、終わらないことについても承知はしていたが
(その嘲笑でしかない笑いと感想のような嘲りを聞いて……逆に冷え込むようにその温度は下がっていく)
(煮え立つ湯の如く湧いていたコーヒーが、音を立てることなく熱が引いていく)
(そう、その男が語る言葉は)
ずいぶん詳しそうだなキャスター
貴様はサーヴァントが召喚された時に与えられる以上の知識を持っているんじゃないのか
例えば……
過去の聖杯戦争に参加していた、とか
(ことこの聖杯戦争において危惧されるべき状況を腹に仕込んでいると感じられたからだ) --
ブレイズ
2014-03-27 (木) 00:49:39
残念ながらそれはハズレにございます ただ……聖杯戦争の結末を知り得た状況に居たのでしょう。
ふ、ふふふ……どこでどのように知り得たのか……いくつか記憶に穴があるようでです それをあなたが信じるかがさておき。
さて、折角ですので私の知りうる聖杯のシステムについてあなたに知識を授けましょう……。
大層な願いを語るあなたへの私からのサービスです。
聖杯戦争とは聖杯という願望機をつくり上げるためにサーヴァントを贄にする儀式 これは基本的な知識としてあなたも知るところでしょう。
さて聖杯を作り上げるにはサーヴァントを最後の一人となるまで戦わせ、敗北したサーヴァントを聖杯の器に注ぎ込む必要があります。
そして完成された聖杯が願望機となり、通称これを小聖杯と呼びます。
で、例えばこの小聖杯を破壊したとすれば……その聖杯戦争は終了 ですが聖杯戦争というシステムは破壊できません。
では、聖杯戦争というシステムを構築しているのはなにか!?
それが大聖杯と呼ばれるものです この大聖杯がサーヴァントを召喚させ、聖杯を作り上げる根源と言ってもいいでしょう。
ひとまず、聖杯戦争というシステムについてお分かりいただけたでしょうか?
--
アヴェンジャー
2014-03-27 (木) 01:13:25
……大まかなところは。
(その話は信憑性がある、というよりもそう)
(目の前のサーヴァント自身がそれを礎に何かをしているのだという)
(潜在的なものを含むアピールのように思えた)
(教授が、研究者が己の研究成果を説いて見せていくように)
(そして概要を少しでも察すれば……この男が次に語るだろうことは予想がつく)
(だから敢えてそこに生徒が教授に問うように、口をはさんだ)
次に湧いてくるのは……大聖杯とは何か、か? --
ブレイズ
2014-03-27 (木) 01:28:46
少々違います、その大聖杯についてなのですが……その大聖杯により初めて行われた聖杯戦争。
その聖杯戦争は滞り無く終了し、聖杯により願いが叶えられました ですが……この願いというのがあなたにとって最も障害となる呪いだったのです。
その呪いの矛先は大聖杯……願いはこうだったと伝えられています。
『以後この地で聖杯戦争が継続されることを願う』
そして今日まで聖杯戦争は繰り返されてきた……ということです ふ、ふふふ……ふふふ……。(ブレイズをあざ笑うかのように)
あなたは聖杯戦争の破壊を願ったためにこの呪いに立ち向かわなければいけないということになります。
--
アヴェンジャー
2014-03-27 (木) 01:44:32
……そうか
(嘲笑も意に介さないように、納得したように笑う)
(それが本当か、嘘かはさておき……いや、真実に近いだろう)
(舞台に入ってきた滑稽な乱入者をあざ笑う目の前のサーヴァントの口元を見れば……)
(それが狂言の類でも、この男はそう伝えることを悦んでいる)
なら、それごと砕くまでだな。それごと破壊する……
結果と手段が入れ替わったが、問題はないだろう
立ち向かうのなら……少々厄介そうだがな --
ブレイズ
2014-03-27 (木) 21:11:36
ふ、ふふふ……あなたは素晴らしい人だ 立ち向かうべき運命が強大だとしてもそれを乗り越えようとする意志が曲がらない。
私は人がいることを心から嬉しく思いますよ。
今日はとてもいい日だ、あなたのような人に出会えたのですから。(テーブルに二人分のコーヒー代を置き)
今日は私の奢りです それではまた。(その席を立ちその場から去ろうと……)
おぉ、そうです!(足を止め、再び席に)
ひとつ、思い出したことがあります えぇ、小聖杯……聖杯の器についてひとつ……。
聖杯戦争を始めるにはマスターとサーヴァント、そして聖杯の器が必要なのですが……。
今日までにブレイズ様は
聖杯の器を見たことはありますでしょうか?
--
アヴェンジャー
2014-03-27 (木) 21:54:07
(狂言回し、自分が舞台装置の気さえしてくる)
(この男……傀儡のキャスターと名乗ったサーヴァントの前、そのテーブルについて)
(現にこの男は茶会だなんだと言いつつ、自分の聖杯戦争の目的は一切語らず)
(この聖杯戦争に関わることだけを雄弁に語る)
(それはまるで、この聖杯戦争自体が目的のような……)
(そう思い、立ち去るサーヴァントを見過ごす形で席についていたが、かけられた問い)
……いや、俺はない。だがこの聖杯戦争に必要なものだ。
碌でもないものということぐらいはわかる。
--
ブレイズ
2014-03-27 (木) 22:02:56
(その通りだと言わんばかりの口元)
そうですね、少し昔話をしましょう。
大聖杯に呪いがかけられた次の戦争にある研究機関から男が派遣されてきました。
そしてその男は聖杯戦争へと参加し、最終的に聖杯の器を持ち帰ることに成功しました。
研究機関は沸き立ちました
『これで大聖杯が再現できるかもしれない』
……と。
研究機関の目的は聖杯戦争の完全解析でした 彼らは知識を貪る蛇……ありとあらゆる知識を得ようとしてた、そのひとつが聖杯戦争でした。
しかし、所詮は聖杯の器……大聖杯の再現はできず、代わりに聖杯の器を複製する方法だけ手に入れました。
彼らは知識を貪る蛇、完全解析まで歩みを止めません
『ならば器を使って聖杯戦争を起こせばいい』
幾度と無く聖杯戦争を起こし、解析に務めたといいます。
彼らが完全解析に到達できたかは私に知る由もありません さて、話は聖杯の器に戻りますが……器は道具ではありませんでした。
聖杯の器は聖杯戦争に参加していたマスターの一人だったのです。
お話は以上です、つまり今回の聖杯戦争でも聖杯となる人物が存在している……ということになります。
あぁ、聖杯戦争とはなんて邪悪な儀式なんでしょう!
--
アヴェンジャー
2014-03-27 (木) 22:20:26
(つまり、この男の言うことはこうだ)
(聖杯のために造りだされた存在を複製し聖杯戦争を起こす)
(参加していたマスターとして、送り出して)
人なのか、器は!
(それは尋常ではない。人の願い……違う、欲望や霊的なものを受け入れられるものなど)
(人では到底……人の器では到底出来えない。必ず支障をきたす)
(そして何より、この男の雄弁さ。サーヴァントが知る以上の知識を持っている) (すなわち)
……そして、その存在を知っているな傀儡のキャスター
貴様はその存在そのものを知り得ている
今回の戦いに用いられる器を!
(席を立ち、答えろと言わんばかりに声を荒げて問うた)
(この奇術師のような男へ) --
ブレイズ
2014-03-27 (木) 23:02:19
私も全てを知っているわけではありません、ブレイズ様の仰るように誰が器かなど存じあげません。
ただ、私が言いたいのはあなたの望みはあなたの覚悟をはるかに超えた苦難の道が待っているということです。
ふ、ふふふ……不思議ですね あなたのような人の前ではつい口が軽くなってしまう 期待しているのですよ、私は……ブレイズ様を。
(果たして本心か否か……)
さて、今度こそお別れです 次に会うときは敵か味方か……その時になればわかるでしょう。(席を立つと店の出口へと歩いて行く)
それでは……良き聖杯戦争を。(男が去ったあとは扉のベルの音だけが残った)
--
アヴェンジャー
2014-03-27 (木) 23:15:49
……クソ!
(まんまと言いたいことだけ言って帰っていかれた)
(この舞台で、満足するように演出を終えた役者が引き上げていくように)
……味方であることは、まずありえないな
(やりきれない心と共に、店を後にした……器は一体……誰だ?) --
ブレイズ
2014-03-27 (木) 23:28:37
瓦礫城付近―酒場の街はずれ 無人家屋
--
2014-03-25 (火) 22:21:57
(これ見よがしに街を歩く、仮面の男。警戒心が薄いのか、それとも餌か。)
(しかし、その奴が。隠れるように、ごくたまに。接触していた女…?まあ、コートのやつだ。それを、報告するや否や、殺害指令がとんできた。)
(まあいい。張った甲斐もあったというもの、今女は民家に一人のはず。)
(そして窓から注意を離した瞬間、それをぶち破り背中に迫る弾丸じみた体躯!) --
グレイトアーク
2014-03-25 (火) 22:34:53
……!?(突如の襲撃の対して回避行動を終えていた 元いた場所の家具は粉々に、ついでに食べようとしていたドーナッツも台無しになってしまった)
敵……!(マスターか……いや、この気配はサーヴァントだ)
(こういう時の対処、明らかな敵意 こういうものに対しては戦うしか無い)
(念話でアヴェンジャーに伝えるが、しばらく時間がかかりそうだ コートを脱ぐ、体には刻まれた魔術刻印が露わになる)
敵は倒すっ!(戦い方は教わった、魔術の使い方も そしてまずは容赦無い一撃をと!)
(ゼロの前方に魔法陣が瞬時に形成されると威力を伴った光線がグレイトアークに向けて放たれる)
(それは着弾と同時に爆発、この時点で拠点としていた空き家は廃墟と化した)
--
ゼロ
2014-03-25 (火) 22:50:33
(突っ込んだグレイトアークへ向けて後ろから放たれた光線は。果たして、命中はしなかった。しなかったのではない、避けられたのだ。)
(爆発。その爆炎の上を、空を。自在に泳ぎ回る影)眠てぇんだYO!
(まるでペンギンが海を泳ぐかのような姿勢で、爆炎の縁を滑り襲い来る!) --
グレイトアーク
2014-03-25 (火) 23:04:26
(コレがサーヴァントというものだろうか 当たったと思ったが当たっていない線で点を狙うのが間違いだったか?)
(動きが素早いのであるのなら……)
お前……!(迫り来るグレイトアークの前に幾つもの魔法陣が展開される) ウザい!(一斉に爆発が起こる、膨大な熱量による範囲魔法)
--
ゼロ
2014-03-25 (火) 23:10:27
ヒィーッフゥーーーーーーーーーー!!!!
(連鎖的な爆発。そのことごとくを、まるで滑るように避け…いや、爆発の圧力に、押し流されるように泳ぎ!)
(爆発半径をたっぷり一周、またもや上空に飛び上がる。そう、今突っ込む、ということは出来なかったのだ)
なんだてめーはYO!いい波くれちゃってYO!(自由落下。今度は脳天から、手に持った衝角による串刺し攻撃が) --
グレイトアーク
2014-03-25 (火) 23:27:43
くそっ! コイツ!!(ことごとく魔法が避けられる? いや、避けているようには見えない ただ波に押されるかのように押し流されているかの様)
くっ!(接近されてしまえば高出力、広範囲のこちらの魔術が逆に仇となってしまう)
(回避! 落下地点から離れてしまえばあのような落下攻撃はそうそう当たらない)
(問題はこちらの攻撃が泳ぐように避けられるということだ 泳ぐ……?)
じゃあ……コレは!?(グレイトアークの周囲に幾つもの魔法陣が展開される、それらを線で結べばまるで獲物を捉えるネット)
喰らえっ!!(走るは高出力の電撃、それらはグレイトアークを捉えるための網となる)
--
ゼロ
2014-03-25 (火) 23:38:35
レスト・イン・ピぃーっすっ
(もうもうと土煙が上がる。一撃は不発、しかしその場に留まり続ける意味は無し。すぐに反転、上昇気流…熱に乗って、距離を取る)
っざけんなYO!(またもや。超高速魔法、普段通りであればもう五回は殺せている時間。イラつく頭は、しかし冷静に)
(電撃魔法によるネット。これはマズい。囲まれた時点で、既に大分マズいが)
しべっべべべべべ!
(電熱効果。電撃が走れば、周囲の温度は変化する。その、微弱な熱を推進力に、無理やり網を抜ける、が)
の…脳天かっさばいてやるYO!(ノーダメージとは行かない。もとより空中、アースとなるものはなし。明らかに落ちる遊泳速度) --
グレイトアーク
2014-03-25 (火) 23:47:54
効いてる!(効果的とまでは言えないが有効であった おかげで速度が落ちた今なら……)
一次展開!(グレイトアークの周辺の地面に魔法陣が展開、氷柱を形成すると獲物を取り囲む檻となる)
二次展開!(グレイトアークの頭上に巨大な魔法陣が展開される 速度が落ちていなければこの檻から逃げられていただろう)
潰れろっ!!(魔法陣より生み出されたのは巨大な氷塊 その質量でその重量で捕らえた敵を押しつぶす)
--
ゼロ
2014-03-25 (火) 23:58:16
(それでも不利と見て撤退しなかったのは。まさか、相反する三属性魔法を、このレベルで扱えるなど、想定もしていなかったから。)
ハッ…てめっ、俺の力、気付いて…!
(グレイトアークの能力は、熱を避け、波に見立て、推進力とし空を泳ぐもの。)
(相手が強力な熱の使い手であればあるほど、殺りやすい。その思い込みが招いた事態。見る間に、何にも使えない、天敵たる氷の壁が!)
こな…くそがぁあああああああああああああああっ!!!
(必死に氷の壁に穴を開けようと、衝角を叩きつけるが、無慈悲にも氷塊は、影を落とした後速やかにグレイトアークをノシイカにした) --
グレイトアーク
2014-03-26 (水) 00:12:10
(魔法で作られた氷が消えていく、そして哀れにも潰されたグレイトアークが消滅していくのを見届けようやく一息をつく)
は……あぁ……。(戦えた、自らの力でサーヴァントに勝つことが出来たのだ その安堵からその場に座り込む)
出来た……私にも出来たよ……。
--
ゼロ
2014-03-26 (水) 00:19:06
お見事です、さすがは私が見込んだマスターです。(いつの間に現れたのだろうか、賞賛の拍手を送っている)
これで今後の戦いも一安心といったところでしょうか。
--
アヴェンジャー
2014-03-26 (水) 00:23:11
アヴェンジャー……手を出すつもりはなかったでしょ?(不満そうにつぶやく)
--
ゼロ
2014-03-26 (水) 00:23:59
ふ、ふふふ……そこまでお分かりになられていましたか、申し訳ありません。(頭を下げているが反省しているようには見えない)
ですが私に頼りきった戦いだけというのは今後は出来ないものになるでしょう マスターは私よりずっとお強いのですから……。
しかし、ここも見事な廃墟になってしまいましたね 新たな拠点へ移動しませんと。
--
アヴェンジャー
2014-03-26 (水) 00:27:20
もういいわアヴェンジャー 私疲れた 次の拠点まで連れてってよね。(ふてくされるように仰向けに倒れ)
--
ゼロ
2014-03-26 (水) 00:28:55
ふ、ふふふ……手間のかかるマスターですねぇ。(ゼロを抱えると新たな拠点へと移動するのであった)
--
アヴェンジャー
2014-03-26 (水) 00:29:36
(穏やかに優しく月明りが降り注ぐ夜に――……)
(眠りに誘われて、ゼロが夢へと迷いこめば……そこは、星は見えないが月明りの優しい砂漠が広がっていた)
(不思議なのは、砂漠なのに所々、花々や果物が砂の下に埋もれている事)
(さらりと流れる砂が、ゼロの足元に流れて 遠くから、白い点の様なものがどんどん大きくなって近づいて来た)
(それは、駱駝に乗り、純白の衣装と、顔を半分隠したヴェールに身を包んだ少女の姿だった)
(ゼロの前に止まれば、駱駝の上から見下ろす形でゼロを見つめる)
これで、5人目――…… 貴方も、聖杯の参加者なの……? --
メルセフォーネ
2014-03-24 (月) 22:46:16
んぁ……。(夢の中でも寝ぼけているかの様 いや、少し違う状況を把握できていない)
ゆ、夢だよね……?(目をこするが目が覚める気配もない 首をかしげるがなんとなく特殊な状況下に居ることはわかってきた)
えと……あなたは?(問いかけた少女に問で返す)
--
ゼロ
2014-03-24 (月) 23:04:33
(夢の中で、状況を把握できていない少女に、首を縦に振って夢である事を肯定する)
私は、メルセフォーネ……(状況を理解していない少女に、怯えさせないように優しく名前を告げて)
(服の袖をずらして、左上腕部の令呪を見せる)
こうして、私は夢でマスターと交流をしているの…… 貴方で、5人目(柔らかく柔らかく 語ってゆく) --
メルセフォーネ
2014-03-24 (月) 23:23:27
む……。(困った、一種の精神攻撃か何かなのだろうか 名乗った相手はマスター こういう時はどうすれば……)
(アヴェンジャーは自分で考えろと言った すでに相手の術中だとしたら進むしか無いだろうと)
交流? そうね、こうして干渉してくるということはなにか目的があるってことでしょ? いったい何が目的なの?
(夢の中までやってくるのだ、きっと何か目的があるに違いないと)
--
ゼロ
2014-03-24 (月) 23:31:34
(困っている様子が、目に見えて分かる。何かしら考え込んでいる)
目的が在る、と言われれば在るのかもしれないわね……
(私は、こうして夢の繋がりのある相手と交流をしているだけなのだけれど、と思いながら……)
『何故、聖杯に参加しているのか?』という事を、皆に聞いているわ……
だから、攻撃はしないから 安心して……(優しく答える……敵同士であり、信用して貰えなければそれまでだけれど)
(敵意が無い証明を含めて、出来る限り 穏やかに答える) --
メルセフォーネ
2014-03-24 (月) 23:37:43
ん……。(攻撃はしないという言葉は信用できそうにない、以前にも攻撃はしないと言いながらも言葉で攻撃されたのだ)
そうね……。(最近忘れかけていた聖杯戦争の目的、ここで再確認しておこうと)
私は……私は私を取り戻すために聖杯戦争に参加しているわ、聖杯戦争を進めばきっと私がわかるから。
(そう、自分が何者であるかそれを知らなければならない ……と、これでは不公平だ)
私は答えたわ、あなたはどうなの?(おなじ質問を返す)
--
ゼロ
2014-03-24 (月) 23:49:33
(どうやら、信用されていないらしい……けれど、これは聖杯戦争であり、賢明な判断である事は確か)
(此方が危害を加える気は無い事は、告げたのだ……別に、これ以上何をする気も無いので、信用されて無くても構わない)
『私を取り戻す為に聖杯戦争に参加している?』……どういう事、なの?(再び、尋ねる)
……私?(問われれば――……目を瞑り、昔を回想する)
そうね、私は……きっと、恐らくその根本は『幸せになりたい』という願いの為に参加しているの
貴方の様に、一言で言うのであれば(少し、声のトーンが落ちる……過去の蓋を開けて、過去に少しだけ囚われながら) --
メルセフォーネ
2014-03-24 (月) 23:56:44
(願わない者もいれば当然、願う者も居る それは譲れないのであろう)
(もう少しだけ深く知ろう……)
私には記憶が無いの、気がついたらすでにサーヴァントは召喚されていた だから、聖杯戦争を勝ち進めばきっと記憶を取り戻す手がかりが見つかる。
そう信じて私は今は進むしか無いわ。(だが確証はない、それでも進むことで何かが得られるはず……)
私は話したわ、次はあなた 何故幸せになりたいの?
--
ゼロ
2014-03-25 (火) 00:04:40
記憶が……?そう、召喚の時の記憶すら、ない……のね?
(成程、と頷いた)記憶を取り戻す手掛かり……か……
(彼女の事を知ろうとして――……自分の魔力を使ってみても……見えてこない)
(これ以上の詮索は控えよう……そう思った)
……私は――……
(対価は対等に、与えられたものを同じだけ相手へ)
私は、嘗て大爛帝国と呼ばれた国に居たわ……それも、今では叙事詩として記録されているけれど
そこで、宗爛様という武将に仕え、戦乱の世を占っていたの……
もう一度だけでいい、あの人の手に触れたい……昔の仲間の元に行きたい
……けれど、その願いが叶う時は『死ぬ』という事……過去には戻りたくない
でも、死にたくない……私は生きたい、でも独りでは生きられない……矛盾しているのは分かっている
自分でも何を、本心から望んでいるのかは……分からないの けれど――……
これらすべての願い事で言える事は『どれも、幸せになりたい』というものが根本にあるのだと私は思うの
(そして、静かに震えながら語る声も収まって)
最後に、貴方のお名前……聞いてもいい? --
メルセフォーネ
2014-03-25 (火) 00:23:43
む……。(メルセフォーネという少女の話は難しい、だけどこの願いは彼女にとって譲れないものだろう)
(だからいずれは争うことになるであろう こちらも譲れない思いがあるのだから)
それがあなたの願いなのね……ありがとう。
私はゼロ 何もないから空っぽのゼロよ。
--
ゼロ
2014-03-25 (火) 00:43:14
どうやら、混乱させてしまったようね……?(ごめんね、と駱駝から下りれば、そっとゼロへと手を伸ばし、頭を優しく撫でる)
(今はこうして、彼女の頭に手を置いて、そっと撫でているけれど……もしかしたら――……次に会う時は……)
(こくり、と頷いて)ゼロ……何も無いから空っぽのゼロ……
お名前、ありがとう
(メルセフォーネが微笑んだ瞬間に――……ゼロの眠りはそこで覚めて、朝が訪れる)
(眩しい光が差し込んで、新しい日差しが 天高くから降り注ぐ朝) --
メルセフォーネ
2014-03-25 (火) 00:58:45
ん……。(目覚めの朝日がとても眩しい)
(夢に干渉してくるマスターがいたとは驚きだが、同時に敵も願いを叶えようとしていることを思う)
んー……。(やっぱり難しい)
(もうじきアヴェンジャーが起こしに来てくれるはず それまでもう少し悩んでみようと思う)
(布団を頭までかぶると再び目を閉じるのであった)
--
ゼロ
2014-03-25 (火) 01:10:21
〜拠点にて〜
--
2014-03-24 (月) 22:10:42
……というわけで、私が連れて帰ったという訳になります。(目覚めたゼロに今までの経緯を説明する)
--
アヴェンジャー
2014-03-24 (月) 22:11:03
ふん……。(ご機嫌はすっかり斜め、と言うもののリジェンへの対しての怒りは不発のまま終わったのだ、悪くならないわけがない)
(とは言えこのやりようのない気持ちをどうしたら良いのか自らの答えを出せないでいた)
ねぇ、アヴェンジャー 私はどうしたらいいのかな?(きっと答えを知っているだろうと問いかける)
--
ゼロ
2014-03-24 (月) 22:11:26
それはマスターが自身がどうしたいか答えを出さなければいけません。
私であればどのようにすればよいのか答えを知っています ですが、その答えを知ったとしてもそれはあなたの
意志
ではありません。
これまでマスターは私の言うことに従って動いてきました、ですがそれもそろそろ終わりにしなければいけません。
マスターはマスターであり私の傀儡であってはならないのです だから、考え……悩み……答えを出したときに初めてあなたの意志が生まれるのです。
--
アヴェンジャー
2014-03-24 (月) 22:12:00
難しい話……もういい! 私はまた寝るから! 朝になったら起こして。(理解するには少し時間がかかりそうだ ふてくされた顔で寝室へと向かっていった)
--
ゼロ
2014-03-24 (月) 22:15:16
……今はそれでいいのです、人の歩みはゆっくりでも成長していることは確かなのですから……。
(それにしてもあのリジェンというマスター、良いきっかけを作ってくれたが少々派手にやらかしてくれたものだと)
(あの場面、とっさに出ていかなければサーヴァントもろとも吹き飛んでしまうところであった その、とっさに出ていったことが問題なのだが)
(命の危険があったということで二人共気が付かなかったようだが直前まで気配を遮断していたのだ 気配遮断のスキルがなければ出来ない芸当、
本来のクラス
に勘付かれてしまうところであった)
(伏せている情報は多い……時が来るまで明かさないようにしなければ……)
--
アヴェンジャー
2014-03-24 (月) 22:15:42
拠点にて2 〜夜の帰還〜 END
--
2014-03-24 (月) 22:17:39
(街中。サーヴァントが出歩きたがっているのもあるが、聖杯戦争参加者の情報集め……それに、「本業」の方も手を付けておきたい所だった。相変わらず傍に霊体化しないサーヴァントを置いて、道行く人へ話しかけたり)
(目立つことをやっている自覚はあるがあまり目立ちたくない気持ちもある。その為か人通りは少なく、収穫もまた、少ない。)
(そこを歩くゼロが目に止まり、思わず声を掛ける)
………大丈夫でしょうか?何かお悩みが?
(ラヴィータは生粋の魔術師ではない。サーヴァントも居ない、令呪も見えないのであれば…マスターかどうかの判断は付かなかった) --
ラヴィータ
2014-03-23 (日) 01:04:34
ラヴちゃんちょっと…(制するようマスターの肩に手を乗せる) --
ランサー
?
2014-03-23 (日) 01:07:03
……!?(今日も白いコートを羽織り見慣れない街を探索、そんな中急に声をかけられたのである驚かないのは無理もない)
いや……別に何も い、一体何を?(困惑した表情でしどろもどろに言葉を返す)
(内心、マスターであることがバレてしまったのではないかと勝手に思いを巡らす)
(令呪はただでさえわかりやすい手のひらにあるのだ、一応隠そうと心がけて入る そんな中二人組に声をかけられたのだ)
--
ゼロ
2014-03-23 (日) 01:14:25
いえ、なんだかぼんやりとしていらっしゃったので…きっと何かお悩みでもあるのかと思いまして…!!お話だけでも構わないのです…私で良ければお力に……
(困惑した様子のゼロの手を取ろうと腕を伸ばした所、肩を掴まれる。伸びた手は止まり)
なんですか領主様、私は今忙しいのです!今ここにですね、大事な話が始まろうとしている所かもしれないのですよ…! --
ラヴィータ
2014-03-23 (日) 01:21:21
いきなりそんなに勢いよく布教を始めたら誰だって驚くであろ?
すまんねお嬢さん、大丈夫だったかな?(赤い服装のシスターの後ろから長身の老人が話しかける) --
ランサー
?
2014-03-23 (日) 01:25:53
は、はぁ……?(シスターという職業柄をよくわかっていないのだ、なぜ赤の他人にこのように親身というかいやはや……)
あ、いえ大丈夫というかまだ何もされてないので。(否定の意味を込めて手を振るが同時にその行為は令呪を晒すという意味である)
この方は一体なぜこんなに人の悩みを聞こうとしてくるのでしょうか?
--
ゼロ
2014-03-23 (日) 01:33:29
「まだ」何も…ってまるで何かするの前提のような言い方をされました……(と勢いも消えて肩を落とした所、目の前に令呪が現れて)
えっ………(思わず指を差してしまい、しまったと言った表情) --
ラヴィータ
2014-03-23 (日) 01:39:10
・・・なんだ、知らんかったのか?
親交と信仰を深める為に話しかけたのかと思っておったのだが
あ、私今上手い事言ったかの?どうかの?ん?(満足そうな顔)
ちょっとした趣味みたいなものでな、良かったら相手してやってくれぬかな --
ランサー
?
2014-03-23 (日) 01:42:35
……あ。(しまったと、手を庇うように隠す こういうあたりまだ幼いのであろう)
これは……えっとその……な、なんでもないと思う!(慌てて取り繕うも言い訳もヘタである)
--
ゼロ
2014-03-23 (日) 01:52:46
(ランサーの方を向きもせずに平手を飛ばす)
何でも無いですか……ううん……嘘が下手すぎて困ってしまいます……(どうしたもんでしょう、と言った顔で。相手がこれでは戦意も何もない) --
ラヴィータ
2014-03-23 (日) 01:56:55
アウチッ!?…何をするラヴちゃん(頬を抑えて)
だから親交をだな…(懲りない) --
ランサー
?
2014-03-23 (日) 01:58:13
あなたも……マスターなわけ? だとすると……。(もう一人の男が相手のサーヴァントというわけだろうか)
(挙動不審になりながらどうすればよいのか思い出す)
(そう、確か……「相手に敵意がない限り戦わないことです」 たぶん、敵意はないとは思う)
--
ゼロ
2014-03-23 (日) 02:04:02
そのかなり大爆笑のやつは分かったので黙ってて下さい焼きますよ
………マスターですけど…なんていうか、こう、敵と出会ったらやってやる!ってみたいな気持ちがあの……削がれてしまったと言うか……
………撤退!撤退ー!!!(こんな少女を手に掛けるか…と悩んだ末の結論だった。また無駄に正体バレた…!と歯噛みしつつ) --
ラヴィータ
2014-03-23 (日) 02:10:15
おお怖い…ちょっとした冗談なのにの…
それでは、娘さん。また今度だ(手を挙げて別れの挨拶をすると帰っていった) --
ランサー
?
2014-03-23 (日) 02:13:59
あ、あれ……。(呆然としている内に二人組は逃走を果たしてしまった)
(相手が逃走したのだ、仕方がない ただマスターの情報は手に入った ただ、迂闊にバレてしまったことは反省せねばなるまいと思った)
私は嘘がヘタなのだろうか……。
--
ゼロ
2014-03-23 (日) 02:20:50
〜拠点にて〜
--
2014-03-22 (土) 22:13:17
……それで、戦わないで戦いを終わらす方法なんてあるの?(朝食のパンを頬張りながらアヴェンジャーに問う)
--
ゼロ
2014-03-22 (土) 22:13:24
もちろん可能です、その場合は負ける側がサーヴァントの契約の破棄 つまり令呪を使用してサーヴァントを自害させるなどありますね。
(カップに注がれた紅茶を飲む パンはアヴェンジャーが買ってきたものだが紅茶はこの家に備蓄されていたものだ)
安物ですね……それはさておき。
聖杯戦争自体が儀式というものでありますので聖杯にサーヴァントを捧げる必要があります。
単純に契約破棄では難しい物がありますね。
--
アヴェンジャー
2014-03-22 (土) 22:27:25
どちらにしろサーヴァントが倒される必要があるってわけ。(味が足りないのかパンにジャムを塗りたくる)
--
ゼロ
2014-03-22 (土) 22:39:50
しかし、そのような話を何故今?(仮面の奥の目は見えないがきっと今はゼロの顔を見つめているのであろう)
--
アヴェンジャー
2014-03-22 (土) 22:41:02
他のマスターに会った あとアヴェンジャーは朝にならないと戻ってこない。(不満そうに顔を背ける)
--
ゼロ
2014-03-22 (土) 22:48:02
おや、それは失礼しました ですが私も聖杯戦争のため色々と動かねばなりませんのでご容赦を。
ですがもうほかのマスターとお会いになられたとは、喜ばしい限りです。(拍手を送る)
でどのような相手と……?
--
アヴェンジャー
2014-03-22 (土) 23:04:02
それはアヴェンジャーがそうしろと言ったから……だし。
相手はリジェンって名前で連絡先を教えてもらった。
--
ゼロ
2014-03-22 (土) 23:07:42
それはそれは……よろしいことです 引き続き他のマスターと出会い情報を得るようにしましょう。
もちろん戦いは避けるようにお願いします 出来れば共闘できるのが理想なのですが。
--
アヴェンジャー
2014-03-22 (土) 23:11:41
ん……わかった、そうする。(パンの最後の一切れを口に放り込む)
またアヴェンジャーはどこかに出かけるの?
--
ゼロ
2014-03-22 (土) 23:12:58
はい、戻るのはまた朝になるかと。
--
アヴェンジャー
2014-03-22 (土) 23:13:35
……そう、わかった。
--
ゼロ
2014-03-22 (土) 23:13:59
運命という時計の針はすでに動いている、何も変化はなくとも進む事には違いない。
そしてその針は誰に求めることは出来ないのだ……。 --
2014-03-22 (土) 23:16:59
拠点にて1 〜朝食〜 END
--
2014-03-22 (土) 23:17:51
(街中、割と人通りの少ない夕刻、正面から黒衣の男が歩いてくる。胸元には令呪がくっきりを浮かんでいる)
(ゼロが視線を向けると、丁度同じタイミングでゼロを見て、笑顔で胸の令呪を指さす)
(相手の何かしらの反応を期待し、見極めようとしているような仕草だ) --
リジェン
2014-03-21 (金) 21:13:26
(「まずは行動するにあたって街の生活に慣れていただかなければなりません」とアヴェンジャーに促され白いコートを羽織って出歩いている時のことであった)
(あの男の胸に刻まれたものは令呪に近いと、アヴェンジャーに教わった通りならばあの男もマスターの可能性が高い)
(自らの右掌に刻まれた令呪と男の胸の令呪をまじまじと見比べる 紋様は違うが似ていると……)
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 21:21:02
(その様子を見て初めて足を止める)……いやあ、何往復もした甲斐あったな。
目を背けたり眉根を寄せたりする反応はあったけど、流石に自分のそれを見たらバレちゃうよ。次から気をつけた方がいい。
聖杯戦争のマスターなんだよね? ああ、もし違ってたらごめんね。
その場合ただの変な人だと思ってくれていいよ。(笑顔で両手を広げながら言う) --
リジェン
2014-03-21 (金) 21:25:06
うぁ……。(そんなことはアヴェンジャーは教えてくれなかった!)
わ、わかった……気をつける 聖杯戦争のマスターだということは否定しないわ。
それで……あなたも聖杯戦争のマスターってわけ というか、人に注意しておきながら自分は令呪を丸出しってどういうわけ?
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 21:44:56
俺はほら、寂しがりだから、それにいい人だから、大丈夫なんだよ。多分だけどね。(苦笑して)
良かった、この街で最初に会えたマスターだよ、おめでとう。小さいね、年下かな?
俺はリジェン=アーロゲントっていうんだけど、名前を聞いていいかな?
ほら、まあ何かとこの先必要になるかもしれないしさ。……やっぱ物騒なことになるだろうから。 --
リジェン
2014-03-21 (金) 21:50:46
はぁ……。(自らいい人だなんて言う奴はあまり信用ができない気がする)
なんだか調子狂うなぁ……。(殺し合いというからもっと殺伐としたものだと思ったのだかフワフワした調子に困惑する)
私は……ゼロ……。(名前はアヴェンジャーが付けたものだ、名前も覚えていない空っぽという意味だろうか)
あなた……リジェンを見てるとそんな物騒な雰囲気も吹き飛ぶわ。
(そして、アヴェンジャーからはこうも「他のマスターと出会った場合は出来るだけ話をすること、そして出来れば味方につけるのです」)
(何を考えているのかわからないがアヴェンジャーの言うことは大事なのかもしれない)
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 22:03:05
ゼロちゃんね。まあ俺もそんな大した事は出来ないけどさ。なんかあったら連絡くれるといいよ、近くの工房に住んでるから。
まあ物騒でないに越したことないからさ、正直戦争とかついてるけど話し合いで解決出来るならそうした方がいいと思うしな。
誰も怪我しないで誰かの願いが叶うんだぞ、そっちの方がいいに決まってる。
……ちなみに、もし聞かせてくれたらでいいんだけど、ゼロちゃんは聖杯で優勝したらどうするの?
聖杯に、何を願うつもりなんだい?(顎に手をやって素直に尋ねる) --
リジェン
2014-03-21 (金) 22:14:45
そう……なら連絡先は貰っていくわ 行くかは……また別の話ね。
話し合いで解決できるものなの……? マスターが死ぬかサーヴァントが消滅するまでの殺し合いだと聞いたのだけど。
聖杯への願い……私は……わからないわ、正直どうしたいかわからない でも、他人の願いを聞いてリジェンはどうしたいの?
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 22:24:17
あくまでマスターが主体だからね、サーヴァントは文字通り従者、主が破棄すればそれで戦闘は終了なのさ。
まあ、うちのキャスターや君のところのサーヴァントが聞いたら怒るかもしれないけどね。
へえ。特に願いもないのに殺し合いに参加して来たのかい? そりゃ……中々興味湧いてくるなあ。君自身の出自に。
んー、一応聞いておきたいじゃない。例えば世界を平和にしたい、なんて願いの人だったら、その人に優勝してもらった方がいいでしょ? --
リジェン
2014-03-21 (金) 22:30:27
そういう終りもあるの……。(難しい話だ、後でアヴェンジャーにでも聞いておこう)
それは……どうしてと言われても(言葉を濁すが) 記憶が無いから出自なんてわからないわ、気がついた時には聖杯戦争に参加していたから……。
それに記憶を無くす前の私がゆずれない願いを持っていたとしたらぶつかることは避けられない、たとえどんな願いだとしても。
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 22:38:14
へえ……それは、もしかしたら特殊な立ち位置かもしれないね。……本当に面白い。
そっか、じゃあ自分探しって感じなんだろうね。それは譲らない方がいいと思うよ。例えどんな相手が立ちはだかってもさ。
っと、ごめんね、長々と立ち話して、聞きたいだけ聞いちゃった感あるけど、次会ったときは少しだけこっちの手札も明かすから勘弁ってことで。
じゃあねゼロちゃん。君のサーヴァントにもよろしく言っておいて。(ひらひらと手を振って別れる) --
リジェン
2014-03-21 (金) 22:43:29
面白いだなんて失礼な感じね.
ありがとう、少なくとも本当の私の願いを思い出すまで譲る気はないつもりよ。
んぁ……そうね、少ししゃべりすぎてしまった感じだわ 不公平ね。
はい、それじゃあ あなたのサーヴァントにもよろしくね。(果たしてこの対応で良かったのだろうと思うのであった)
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 23:06:32
気がつけ空を見上げていた。
空からは水滴が降り注ぎ体を濡らす これは雨だ、雨が私の体に降り注ぐ。
体が熱い……雨が冷たい……アツイ……ツメタイ……アツイ……ツメタイ……。
なぜ私はここにいるのか、なぜ私は雨に濡れているのかなぜ私は哭いているのか……。 --
2014-03-21 (金) 16:34:38
うわああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 16:34:59
私からは記憶が失われていた、何も思い出せずにただ胸の奥底から湧いてくる感情が体から溢れだしていた。
廃墟の森、いくら哭き声を上げても深い森に吸い込まれてしまう。
私以外には誰も居ない……たった一人でこの深い森の中に……。
その内に溢れ出す感情もだんだんと萎んでいきその場にうずくまる。 --
2014-03-21 (金) 16:35:11
(このまま寝てしまおう、もう……疲れてしまった)
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 16:35:30
私には何もない、何もなければ生きている意味などあるのだろうか。
だから寝てしまおう、そして獣の餌になれば誰も困る人など居ないだろう。
ここで終わり、お終いにしよう……もうどうでもいい……。 --
2014-03-21 (金) 16:35:41
ようやく落ち着いたようですねマスター。
--
???
2014-03-21 (金) 16:35:59
……?
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 16:36:46
人が居た ただ、その人物は真っ黒なスーツに胸には血のようなスカーフ、顔は仮面で覆っている。
そして私のことを
『マスター』
と呼んだのだ。 --
2014-03-21 (金) 16:37:00
まずは聖杯戦争への参加、おめでとうございます。
私はあなたにより召喚されしサーヴァントのアヴェンジャーにございます。
--
アヴェンジャー
2014-03-21 (金) 16:37:25
男はアヴェンジャーと名乗り、丁寧なほど深く頭を下げる。 --
2014-03-21 (金) 16:37:37
聖杯戦争……? サーヴァント? アヴェンジャー? あなたは私を知っているの?
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 16:37:58
突然の未知の情報に頭の整理が追いつかない、つまり混乱状態になってしまった。 --
2014-03-21 (金) 16:38:12
おや、これはこれは……召喚時に事故でも発生したのでしょうか。
なるほど、ここら一体の惨状もそれで説明がつきます そしてあなたは記憶を失った……とでも言いましょうか。
なんにせよ少々困ったことになりました、聖杯戦争は願いを叶えるためにマスターがサーヴァントを召喚し殺し合いを行う儀式であります。
その願いすら失ったとすればこの戦争を生き抜くことは叶わないでしょう。
--
アヴェンジャー
2014-03-21 (金) 16:38:59
願いを叶えるための戦争、だとしたら何かの願いを叶えるために私がサーヴァントを召喚したということになる。
私の知らない私は一体何の願いを持っていたというのか……。 --
2014-03-21 (金) 16:39:13
うぅっ……!
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 16:39:30
頭がイタイ……ナニモオモイダセナイ……。
私は何故哭いていたのか……理由が知りたい……しかしその感情もすっかり萎んでしまった。 --
2014-03-21 (金) 16:39:57
あっ……。
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 16:40:35
じわりと、萎んでしまった感情に隠れていた別の感情が滲みだす。
とても黒い、真っ黒な感情……コレは憎しみなのだろうか? --
2014-03-21 (金) 16:40:49
グッド!
よろしい、記憶は無くとも感情にその願いのヒントが隠されているようです。
まずはその感情に従い聖杯戦争を生き抜くのです。
--
アヴェンジャー
2014-03-21 (金) 16:41:13
この感情に従えば、聖杯戦争を生き抜けば何かがわかるの……?
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 16:41:31
えぇ、きっと……。
となれば用意が必要となります マスターはご心配なく……全てはこのアヴェンジャーにおまかせを……。
--
アヴェンジャー
2014-03-21 (金) 16:41:53
私の目の前に膝をつき頭を垂れるアヴェンジャー その目の前に手を差し出して。 --
2014-03-21 (金) 16:42:05
よろしくお願いするわアヴェンジャー。
--
ゼロ
2014-03-21 (金) 16:43:13
何もない私が何かを取り戻すには聖杯戦争に生き残るしか道はないのだと決意を決めた。
私の聖杯戦争はこの忘却の森から始まる……。 --
2014-03-21 (金) 16:43:25
【プロローグ】忘却の森から END
--
2014-03-21 (金) 16:43:38
Last-modified: 2014-04-14 Mon 23:23:45 JST (3656d)