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  • (飛来したクナイが「同行の由、書き記させて頂き候」と書かれた紙片を柱に打ちつけた) -- 単眼の忍者 2013-03-05 (火) 19:24:08
  • かたかたと荒れ寺の戸が風に揺れて動く…… -- 2013-03-02 (土) 23:34:57
    • (床に落ちる影のように、一匹の黒猫が荒れ寺に入ってくる。…音もなく) -- ??? 2013-03-04 (月) 21:32:27
      • 「─── 何奴 ────── ?」
        (奉られた神の名も忘れ去られた荒れ寺の奥にそれはいた)
        (布を被り傍から見れば行き倒れの骨。それが口を開き、頭蓋の奥の光る瞳にて黒猫を見定める) -- 2013-03-04 (月) 21:37:42
      • (猫は驚いたのか、毛を逆立てて飛び退り… 戸板の向こうから骸を覗う。こわごわと…鼻先まで覗かせながら、骸の視線に赤い目を晒す) -- 忍猫 赤目 2013-03-04 (月) 21:44:15
      • (死体は背後の柱に身を預けて持たれ掛かっている。だが動き出すような気配はない)
        (その突き刺さるような視線をただ赤目の猫に向けているだけ…) -- 2013-03-04 (月) 22:19:11
      • (長い時間の後… まだ尻尾をふくらませたままの黒猫がゆっくりと骸に近付く)
        (骸を中心に、縮まりゆく螺旋を描くように… じわり、じわりと) -- 忍猫 赤目 2013-03-04 (月) 22:23:48
      • (一歩。また一歩と、猫は警戒をしながら戸板から奥にいる骸へと向けて進む)
        (赤目の猫の足が半分を越えようとしたとき、)
        「───待て──────」
        (呼び止められる制止の声。その声にびくりと身を震わせるかもしれない)
        (だが猫は呼び止められたことで気付くかもしれない。夜目の効くその瞳に映る、正面の細い糸に) -- 2013-03-04 (月) 22:30:23
      • (好奇心と恐怖心の相克… 一触即発の状態にあった猫は骸の呼びかけに再び飛び退り、目を丸くして威嚇するようにフシッ!と鳴く)
        (幸いにして、張られた糸はその動きにも揺れることはなかったようだ)
        (ややあって、糸に… 呼びかけの意図に気付いたのか、ばつが悪いといった様子でそっぽを向き、2度ほど毛繕いをするのだった) -- 忍猫 赤目 2013-03-04 (月) 22:35:13
      • (罠と仕掛けていた糸は切れなかった。しかし緊張の糸は途切れ、毛づくろいをする赤目の猫に向けて骸は語る)
        「──一度だけ聞く──────何用だ───?」 -- 2013-03-04 (月) 22:51:51
      • 先客が居ないか、見に寄越したんだ (入り口から声がする。若い) そして僕は、コイツが帰ってこないから様子を見に…
        …お邪魔するよ(骸の注意が猫に向かっている最中に近付いたとはいえ、若い忍びの穏行術は荒削りだ)
        (用向きの問いかけは自分に対してのものだろうと、姿を見せた狐の仮面の下からは半ば観念したような表情が覗く) -- クチバ 2013-03-04 (月) 23:01:45
      • (戸口の裏より現れた影、その出で立ちから見れば正体は自ずと知れる)
        (顔立ちと背格好は若さを匂わせる。だが忍に年齢は関係なく、また見た目通りの者とは限らない)
        (故に若い忍が戸口から一歩足を踏み入れようとしたとき、その感覚を試すべく骸が一閃の殺気を放つ) -- 2013-03-04 (月) 23:19:11
      • (骸が殺気を放つと同時、狐面の姿は爆ぜるように跳ね… 荒れ寺の梁からぶら下がり上下反転のまま、手には棒手裏剣)
        …根城を荒らしたことは詫びる。猫を連れて立ち去るから、あまり苛めないで欲しい(試されたのだと理解してか、口元には苦笑)
        見ぬ、聞かぬ、立ち入らぬ。…今はね(自らも猫のように、音をさせず床に降り… 駆け寄ってくる毛むくじゃらを抱き上げた) -- クチバ 2013-03-04 (月) 23:32:33
      • (視線が上を向いていないにも関わらず、若き忍は骸からの意が自分に向いたままであることを知ることを出来る)
        「───所詮は一時の宿─────侘びはいい──」
        (今はまだ何もしない。ならば次はという事なのだろうか)
        「──こちらも驚かせてしまった────」
        (すまないとは言わない。彼の目的が分からぬ以上、緊張を維持することで必要以上の言葉は避けるべきなのだ) -- 2013-03-04 (月) 23:50:23
      • 助かるよ(ゆ、許された…と内心で呟く。相手も忍び。自分や猫がなにか「見てはならないもの」を見ていたら…今の自分にその価値が判らずとも、消しに来るだろう)
        (今はまだ、この街での忍務に集中すべき時。余計な消耗は避けたいのだ。忍務の線上にこの怪異じみた手練れの忍者が現れない限りは…)
        (ただ新たな潜伏先を探していて、偶然出くわしただけのことで刃を交えるなど…絶対に)…僕には尾がなくて、良かったよ
        (抱えた猫の、パンパンに膨れた尻尾を撫でてやりながら… ゆっくりと骸から離れ、荒れ寺を出る)  -- クチバ 2013-03-05 (火) 00:02:19
      • (若き忍びが荒れ寺を離れてその気配は遠ざかって行く。寺の中に残され、微動だにしない骨の骸)
        (月夜が寺の中を照らしていたが、雲が陰ると夜の闇が骸を包む)
        「─────────」
        (しばしの静寂。それを破るかのように揺れていた戸が風に吹かれて悲鳴にも似た軋んだ音をあげた)
        (雲から抜けた月が再び照らしたとき、寺の中に骨の骸の姿はなかった) -- 2013-03-05 (火) 00:12:16

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  • (飛来したクナイが「同行の由、書き記させて頂き候」と書かれた紙片を柱に打ちつけた) -- 単眼の忍者 2013-03-05 (火) 19:24:08
  • かたかたと荒れ寺の戸が風に揺れて動く…… -- 2013-03-02 (土) 23:34:57
    • (床に落ちる影のように、一匹の黒猫が荒れ寺に入ってくる。…音もなく) -- ??? 2013-03-04 (月) 21:32:27
      • 「─── 何奴 ────── ?」
        (奉られた神の名も忘れ去られた荒れ寺の奥にそれはいた)
        (布を被り傍から見れば行き倒れの骨。それが口を開き、頭蓋の奥の光る瞳にて黒猫を見定める) -- 2013-03-04 (月) 21:37:42
      • (猫は驚いたのか、毛を逆立てて飛び退り… 戸板の向こうから骸を覗う。こわごわと…鼻先まで覗かせながら、骸の視線に赤い目を晒す) -- 忍猫 赤目 2013-03-04 (月) 21:44:15
      • (死体は背後の柱に身を預けて持たれ掛かっている。だが動き出すような気配はない)
        (その突き刺さるような視線をただ赤目の猫に向けているだけ…) -- 2013-03-04 (月) 22:19:11
      • (長い時間の後… まだ尻尾をふくらませたままの黒猫がゆっくりと骸に近付く)
        (骸を中心に、縮まりゆく螺旋を描くように… じわり、じわりと) -- 忍猫 赤目 2013-03-04 (月) 22:23:48
      • (一歩。また一歩と、猫は警戒をしながら戸板から奥にいる骸へと向けて進む)
        (赤目の猫の足が半分を越えようとしたとき、)
        「───待て──────」
        (呼び止められる制止の声。その声にびくりと身を震わせるかもしれない)
        (だが猫は呼び止められたことで気付くかもしれない。夜目の効くその瞳に映る、正面の細い糸に) -- 2013-03-04 (月) 22:30:23
      • (好奇心と恐怖心の相克… 一触即発の状態にあった猫は骸の呼びかけに再び飛び退り、目を丸くして威嚇するようにフシッ!と鳴く)
        (幸いにして、張られた糸はその動きにも揺れることはなかったようだ)
        (ややあって、糸に… 呼びかけの意図に気付いたのか、ばつが悪いといった様子でそっぽを向き、2度ほど毛繕いをするのだった) -- 忍猫 赤目 2013-03-04 (月) 22:35:13
      • (罠と仕掛けていた糸は切れなかった。しかし緊張の糸は途切れ、毛づくろいをする赤目の猫に向けて骸は語る)
        「──一度だけ聞く──────何用だ───?」 -- 2013-03-04 (月) 22:51:51
      • 先客が居ないか、見に寄越したんだ (入り口から声がする。若い) そして僕は、コイツが帰ってこないから様子を見に…
        …お邪魔するよ(骸の注意が猫に向かっている最中に近付いたとはいえ、若い忍びの穏行術は荒削りだ)
        (用向きの問いかけは自分に対してのものだろうと、姿を見せた狐の仮面の下からは半ば観念したような表情が覗く) -- クチバ 2013-03-04 (月) 23:01:45
      • (戸口の裏より現れた影、その出で立ちから見れば正体は自ずと知れる)
        (顔立ちと背格好は若さを匂わせる。だが忍に年齢は関係なく、また見た目通りの者とは限らない)
        (故に若い忍が戸口から一歩足を踏み入れようとしたとき、その感覚を試すべく骸が一閃の殺気を放つ) -- 2013-03-04 (月) 23:19:11
      • (骸が殺気を放つと同時、狐面の姿は爆ぜるように跳ね… 荒れ寺の梁からぶら下がり上下反転のまま、手には棒手裏剣)
        …根城を荒らしたことは詫びる。猫を連れて立ち去るから、あまり苛めないで欲しい(試されたのだと理解してか、口元には苦笑)
        見ぬ、聞かぬ、立ち入らぬ。…今はね(自らも猫のように、音をさせず床に降り… 駆け寄ってくる毛むくじゃらを抱き上げた) -- クチバ 2013-03-04 (月) 23:32:33
      • (視線が上を向いていないにも関わらず、若き忍は骸からの意が自分に向いたままであることを知ることを出来る)
        「───所詮は一時の宿─────侘びはいい──」
        (今はまだ何もしない。ならば次はという事なのだろうか)
        「──こちらも驚かせてしまった────」
        (すまないとは言わない。彼の目的が分からぬ以上、緊張を維持することで必要以上の言葉は避けるべきなのだ) -- 2013-03-04 (月) 23:50:23
      • 助かるよ(ゆ、許された…と内心で呟く。相手も忍び。自分や猫がなにか「見てはならないもの」を見ていたら…今の自分にその価値が判らずとも、消しに来るだろう)
        (今はまだ、この街での忍務に集中すべき時。余計な消耗は避けたいのだ。忍務の線上にこの怪異じみた手練れの忍者が現れない限りは…)
        (ただ新たな潜伏先を探していて、偶然出くわしただけのことで刃を交えるなど…絶対に)…僕には尾がなくて、良かったよ
        (抱えた猫の、パンパンに膨れた尻尾を撫でてやりながら… ゆっくりと骸から離れ、荒れ寺を出る)  -- クチバ 2013-03-05 (火) 00:02:19
      • (若き忍びが荒れ寺を離れてその気配は遠ざかって行く。寺の中に残され、微動だにしない骨の骸)
        (月夜が寺の中を照らしていたが、雲が陰ると夜の闇が骸を包む)
        「─────────」
        (しばしの静寂。それを破るかのように揺れていた戸が風に吹かれて悲鳴にも似た軋んだ音をあげた)
        (雲から抜けた月が再び照らしたとき、寺の中に骨の骸の姿はなかった) -- 2013-03-05 (火) 00:12:16

Last-modified: 2013-03-05 Tue 19:24:08 JST (4063d)