夢中になった日々が 夢の欠片さ

  • ………。(チサの眠る墓前、無言で持ってきた花を飾る)
    ……結局、料理も最後までは教えてもらえなかったな。(たくさん、時間はあったはずなのに) -- センカ 2012-10-13 (土) 23:46:47
    • (近づく足音が止まる)……センカか。
      (沈んでいるのはわかるがそれといって取り乱した様子はないシュージの姿。)
      悪い、姉ちゃんのために花持ってきてくれたんだろ。俺は弟なのに何も出来なかったからな。代わりに礼をいうよ……ありがとう。
      -- シュージ 2012-10-13 (土) 23:59:37
      • (名前を呼ばれ、流石にぎょっとした)……びっくりした。
        他のチサ姉の知り合いもさ、こう、なんか自然に交代で花変えたり、掃除してくれたり、してたみたい、かな。
        (立ち上がり、膝を払う)……想像より、落ち着いてるんだね。ちょっと、それにもびっくりした。 -- センカ 2012-10-14 (日) 00:03:35
      • 帰ったら、誰もいなくて驚いたけど、掃除がしてあったのは、それか。益々、皆には頭が上がらないな。
        これでも魔術師を名乗ることを許された身だからな。こんな時でも冷静さを保ってしまえるものなんだな、ってさ。ちょっと……いや、かなり自分でも驚いているんだ。
        (手にした花を添えて、祈る。それは一体誰にだろう、何処に向かうのだろう)正直、信じられなくて、まだ何処かで生きてるんじゃないかと希望的観測をしてしまったけれど
        こうして、墓前で祈ってしまったら、認めてしまったようなものか。……死んだんだな、姉ちゃん。
        -- シュージ 2012-10-14 (日) 00:16:03
      • (大切な何かを失うことは、どれだけ覚悟していても堪えるものではないだろうかという持論が、少しだけ揺らぐ)
        (それくらい目の前のシュージは冷静に見えた)……魔術師は、合理的な判断を元に、行動すべし。
        帰ってきてたんだね。……安易に、慰めの言葉とか、ちょっと掛けれないや。
        もう少し知らない相手なら、もしかしたら何処かで生きてるかもしれないとか、何の根拠もなく言えたんだけど。
        (横たわる無言に、少しだけ別の方向を向いて)泣いてもいいんだよ? 見ない振りくらいは、するし。 -- センカ 2012-10-14 (日) 00:21:09
      • バカ言え。誰がお前の前で泣くか。ましてや墓前でよ。(実際は泣こうとしていたのかもしれない、でも涙が出てこなかった)
        姉ちゃん、学費も3年分払っていてくれたんだ。だからすぐに気がつけなかった。本当にしっかりしているよ。
        ……多分、学校に戻ってもまた勉強するんだろうけど。俺は今……一体、何のために魔術の道を歩んでいるんだろうな。
        姉ちゃんが稼いで、払ってくれた分の思いは無駄にしたくない、だから戻る。でも、俺にはもう、その先は見えないのかもしれない。
        -- シュージ 2012-10-14 (日) 00:34:10
      • ……それは、強いな。家族の繋がりが強いことは知ってたけど、姉とか兄って、そんなに強かったんだね。
        (昔、シュージの魔術を学ぶ理由を尋ねた時、そういえば家族を養うことや守ることを理由にしていたことを思い出し)
        今は、それでいいんじゃないかな。ずっと描いてた目標がなくなっても、歩いてる内に、また見つかるかもしれないし。
        ボクは……ずっと目指してた目標の前に………もう少しだけ揺れてみようと、少しだけ思ったし。 -- センカ 2012-10-14 (日) 00:41:22
      • 見つかれば、いいけどな。(少しだけ嫌気が差している自分に気がついた。思ったまま、感情のまま姉のことを想えなくなってしまった自分自身に)
        ……そうか。……でも、なんかこうして話せてすっきりしたよ。少なくとも一人で理路整然と物事を組み立てて考え続けるよりかは、マシだった。
        本当は誰にもあわずに帰るつもりだったんだけどな。居たのがお前でよかったよ。
        (他の幼馴染だったら、感情を顕にして熱く語られでもしたら、自分が何を言い出すのだろうか、と考えてしまって)
        -- シュージ 2012-10-14 (日) 00:51:56
      • そうかそうか、それはボクもここに居たのがボクで良かったということにしておこう。(大きく伸びをして)
        ボクは、強い人間も、強がる人間も……そんなに嫌いじゃないから、今のシュー君はちょっと眩しく見えるし。(シュージの内心までは読めず、ズレたことを言い)
        じゃあ、まあ、もう少し元気出たら、また工房にでも寄ってよ。ツンデレ同士だと仲介が必要で参るね。
        (ちら、とシュージの顔を見た後、チサの墓に向けて)じゃあね、チサ姉。……また、もう少ししたら来るよ。
        (いかん、少しだけ涙もろくなったかな、と思いながら、気持ち上を向いたまま帰っていった) -- センカ 2012-10-14 (日) 00:58:05
      • ……だからツンデレじゃねえっての。(去っていく背中に一言、それだけ。)
        (若しくは、他の幼馴染に親身に諭されて、背中をなでられ頭をなでられ、泣かれでもしたら、もしかしたらつられて泣けたのだろうかと考える)
        (考えれば考えるほどに。魔術師という生き方は、生き様は、生き物は。人間とはかけ離れてしまっているものなのだと思い知らされた)
        ……戻ろう。(姉を失ってしまった今、戻るべき、自分の居場所へ。心に痼を残したまま。 その日のうちに隣国へと戻った)
        -- シュージ 2012-10-14 (日) 01:09:14

Last-modified: 2012-10-14 Sun 01:09:14 JST (4184d)