名簿/510494

  • -- 2014-04-06 (日) 23:56:42
  • -- 2014-04-06 (日) 23:56:38
  • 瓦礫城に最近現れ始めた、冒険者の街から流れてきた無法者達
    殆どは街のごろつきと変わりないが、彼らの中にはそれなりの実力を持つ者もおり
    中には値打ちのはる、貴重な、かつアンティークとしても価値の高い、近接用の武具を持つ者もいる
    今日はそうした者達と接触を図り、あわよくば武具の買い取りを行おうとするとする貴方達の前に
    不意に浮浪者めいた、薄汚れた男が割って入る
    -- 2014-04-04 (金) 21:33:46
    • (男は普段通りにセアラの業務の手伝いをしている)
      (こうした出張ではボディーガードとしてだけではなく装備を使う者としての面からの助言を行ったり)
      (その膂力を活かした荷物持ちなどもこなす、セアラ自身が熟達した商人な為そこまでの仕事は無いが)
      (浮浪者めいた男が入れば上から下まで見て、何用かと目を細める) -- アーチャー 2014-04-04 (金) 21:41:58
      • (瓦礫城という巨大なカオス系の外側から訪れる者たち 新たなる隣人、新たなる血を歓迎するものがいる)
        (自分のような武器商人は大抵そうだ 住民が脅威を感じるほど、「自衛の手段」は飛ぶように売れていく)
        (そして、彼らの持ち込む武器と技術もまた武器商人の糧となるのだ)どちらさまでしょうね…なにか御用でも?
        (明文法なきこの城では無法者と善良な市民を隔てる仕切りが存在しない 物腰はどこまでも柔らかく、笑みさえ含んで) -- セアラ 2014-04-04 (金) 21:52:14
      • …だ(よく聞き取れない、小さな言葉で何かを呟く、商談に割って入られた男が)
        (いらだち気味に男を突き飛ばそうとした時、不意に、その腕が何か見えない怪物に食われてしまったかのように、肘から先が消える)
        おお、女ぁ!そ、その買った武器で俺を殺す気だなあ!?
        (口から泡を吹きながら喚く男、そしてその横から)
        アサシン「ひひ、ひっさしぶりにい〜い獲物が見つかったぜ」
        (引き千切った腕を齧りながら、血走った眼の男が突然姿を現す)
        (後ろでは、片腕を失った男が悲鳴を上げて逃げだしていた -- ヒラ 2014-04-04 (金) 22:06:26
      • …!(アサシンが視界に入ると舌打ち、それと同時に反射的に浮浪者めいた男にナイフを投げ付ける)
        (自分に気付かせない程の隠密行動…この狂気の度合いからして正順な武術を学んで得た類の物ではない)
        (忌むべき技術か、少なくともマトモな相手ではない…)
        (そう判断した相手への行動は思考以上の速度で行われていた、それがこの男の習性だからだ)
        セアラ君!即座に離れたまえ!…碌でもない類だ!
        (それはセアラにとっても、つまりは…交渉の余地が無いという意味だ) -- アーチャー 2014-04-04 (金) 22:16:15
      • あらあら、台無しになっちゃいましたね ダメじゃないですかー(ぶちまけられた生命の色、点々と続く先を目で負って)
        …人の商売を邪魔する方は、ここでは長生きできませんよ?(微塵の同様もなく、頬に飛んだ血の一滴を親指の腹で拭い取る)
        獲物ってもしかして…私たちのことでしょうかね 降りかかる火の粉は払いますよ おじさま、すみやかな脅威の排除を
        アンダーシャフトの悪しき名の下に、交戦を許可します 必要な措置をとって下さい!
        (大狗の背が轟音を発し、12.7mm機関銃弾が不審な男に音速の3倍速で降りそそぐ 同時に大きく飛び退って) -- セアラ 2014-04-04 (金) 22:24:45
      • ヒ…ハイエナ!なな、何とかしろぉ!
        (恐怖にかられてか、あっさりと自身のサーヴァントの真名をばらす、だが、サーヴァントは)
        (その事態に対し微塵も動揺することなく、むしろ不気味な笑みを浮かべている)

        アサシン「ヒヒヒ!活きがいいなあ!好きだ是そういう獲物はよォ!」
        (飛んできたナイフを、千切った先程の男の腕で防ぎ、そのままセアラへ向け投げつける)
        (と同時に、自身はマスターを抱え、まるで大掛かりな手品のように、虚空を蹴り駆け上がり、あっという間に乱立する建物の一つの屋上へ)

        アサシン「俺ぁアサシン、アサシンのハイエナっつうんだ、ま、これから死ぬ奴にゃあ無駄だろうが
        一応覚えといてくれや、よろしくなあ!」
        (舌を出して挑発しながら、今度は空中に道でもあるかのように、何も無い宙を蹴り疾走、落下の加速を乗せ、砲弾の様な突撃を二人へ向け放つ!) -- ヒラ 2014-04-04 (金) 22:38:20
      • (虚空の蹴り上がり方をつぶさに観察する、単純な脚力で空気を強引に蹴っている類ではない…)
        (そしてハイエナの名、つまりは…)…グリードか、アサシンのクラスに放り込まれる訳だ
        (先程ナイフを突如取り出した様に虚空からアサルトライフルとサブマシンガンをそれぞれその手に持てば)
        (ハイエナの予想着弾地点から僅かに飛び退きつつアサルトライフルだけをハイエナの勢いを殺すべく放つ)
        これはすまないね、殺すべきだと決めた相手には名乗らない主義だ…なので顔だけ覚えておくといい
        私のクラスは君の前に来たグリードから聞いても遅くは無いだろう?既に彼は聖杯の中だがね
        (こちらは言葉だけの挑発、何故なら…その表情は無感情とも言える程に冷たい) -- アーチャー 2014-04-04 (金) 22:55:03
      • ふつうの人なら怖くて声も出ない有様でしょうけど…そういうの、慣れっこなんですよね
        アサシンがコンニチワーするたびに5セント貰ってたら今ごろ大金持ちです! 代償は高くつくと思って下さい
        9ヤードをお見舞いしてやりますよ!(鋼の四肢でふんばる機械鞄の背から硝煙弾雨が途切れずに追い、弾幕が真っ向から出迎える)
        (その飽和銃撃のなかMk23の照星にマスターの姿を捉え、応射して)なかなか動けるじゃないですか どうやって墜とします? -- セアラ 2014-04-04 (金) 23:03:40
      • (アーチャーとセアラの狙い通り、アサシン…ハイエナと名乗る男の勢いは弾丸に削がれ、その速度を落とす、だが)
        あめえ!!
        (今度は空中を横に蹴り慣性を無視した横移動、そのまま廃墟へと突っ込み)
        (アーチャーが僅かにずれた、その元いた場所へ、廃墟の壁を破壊しながら、男の突撃が着弾する)

        ヒヒ、つめてえなあ、俺泣いちゃうぜえ?(砕かれた壁の向こうには、運悪くそこを寝床にしていたのであろう浮浪児が、男の突撃に弾かれ)
        (頭から血を流し、息絶えていた)
        (間近に近づいた事で、アーチャーとセアラにならわかるだろう、この男が、今までのグリードを名乗ったアサシンとは格が違う事を)
        ヒラ「ひっ!」(運よく被弾からまぬがれた男が、屋上で頭を下げ、ハイエナへ指示を出す)
        ヒラ「と、とにかく女だ!女を殺せえ!爺は後回しだ!」
        (およそ聖杯戦争に参加するものには似つかわしくない、浅はかな思考は、彼が決してマスターとしての能力は高くない事を伝えてくる) -- ハイエナ 2014-04-04 (金) 23:19:54
      • ほお…(表情は変えずに感嘆の声を出す、単純な狂人ならばそのまま更に宙を蹴りこちらへ来ると予想していた)
        (そこに至近距離からのサブマシンガンをねじ込むつもりだったが…その判断の早さは確かに狂気の中に計算を含ませた物だと判断するに十分だった)

        (一瞬死した浮浪児へと視線が移る、悼むように瞳を閉じた後開けば…そこには濃密な殺意がそこには在った)
        ハイエナ…ハイエナ、ああ完全に思い出したよ…私の記憶が正しければ幹部クラスに近い一人だ
        成る程…だから君からは嫌な香りがする訳だ、我々に良く似ている香りが
        (サブマシンガンとアサルトライフルが魔力へと変換され消えていく、手袋も外せばそれもまた消えて)
        だそうだセアラ君、…彼は私が相手をするから君はあちらのお相手を頼む、シャイな彼に君の素晴らしさを教えてあげてくれ
        (ミシミシと男の握り拳から音が響く、ハイエナ程ともなれば一目で分かるだろう…銃火器以上の殺傷力がそこにある事が)
        …確か君達は薬物で怪物を生み出しているのだったね、奇遇だ…私も科学の類で作られた怪物なものでね
        仲良くしようじゃないかハイエナ君(地面をヒビ割らせると共に老身とは思えぬ加速で手刀をハイエナの脇腹へと差し込もうとする) -- アーチャー 2014-04-04 (金) 23:43:36
      • (弱った獲物を確実に狙う屍喰狼の名は伊達ではないのか、アーチャーの見せた弱みともいえるそれを)
        (男は見逃さなかった)
        ヒヒヒ、ガキ撥ねた程度だってのがそんなにトサカ来たかあ?

        (だが、直後に見せたアーチャーの殺意は、彼もまた自身と同じく並ならぬ実力と戦闘経験を持つ強者である事を感じ取り)
        (愛用のショートソードとメイスを構え、対峙する)

        おいクソマスター、うまく逃げろよ、死んだらぶっ殺すからな

        (アーチャーを出しぬきセアラを殺害する事は不可能と感じたのか、応戦する態度を見せる)
        ヒヒヒ!そんじゃあ一緒、怪物同士楽しくじゃれあいっこといこうかよぉ!!!
        (アーチャーの加速による貫手を、ぎりぎりまで引きつけ、体を掠る程度の距離で半身をひねり回避)
        (その捻りと、それにより生まれる力を利用したメイスの一撃が、アッパー気味の角度で斜め下からアーチャーの顎めがけ振りあげられる!) -- ハイエナ 2014-04-04 (金) 23:55:45
      • …いつもそう、ああいう子たちが割りを食うんですよ(むき出しの理不尽がそこにあった 蒼ざめた顔、露悪的な表情を貼り付けて)
        (アサシンの身体能力は常人の追随を許さない 守りも薄い自分が立ち向かえる相手ではないと理解した)
        (ならばと目を転じる 大狗の背から回転式チャンバーのついたグレネードランチャーを抜き出して)ちょっと黙ってて下さいよ
        (間の抜けた音とともに投射される40mmx46催涙弾 サーヴァント同士が打ち合った刹那駆け出し、マスターに迫っていく)
        どうせ死んでしまうなら、私に撃たれる方がいいと思いません?(無数の鉄の矢を孕んだフレシェット弾と催涙弾を交互に撃ちこんで) -- セアラ 2014-04-05 (土) 00:05:19
      • ひ、ひひひ!!!やや、やっぱりだ!やっぱり俺を殺す気だったんだ!!
        (よく見ずとも、男が正常な思考をしてないのはその汚れた見た目からも、焦点の合ってない瞳からも理解できる)
        (そして破けたスーツから覗く片手足は、怪物の者を無理やり接合されており、その言動とあいまり余計に恐怖心を煽る)
        お、おまえは俺を殺せると思ってんだろうけどよー…(ポケットから取り出した、何かのスイッチの様なものを手に持ち)
        そそ、そうはいかねえからな!
        (そして、そのスイッチを押せば、瓦礫城の建物、そのいくつかの内部から爆発音が聞こえる)
        ひ、ひひひ!こんな滅茶苦茶な構造した建物ばかりだ!適当にいくつか吹っ飛ばしただけで、どうなるかわかるよなあ!
        (そして、自身は懐から閃光手榴弾を取り出し)
        (セアラへ投げつけるや、一目散に建物の屋上に立てかけられた板などを使い、逃げていく!) -- ヒラ 2014-04-05 (土) 00:15:04
      • (弱み、ハイエナのその判断はある種正しく…ある種間違っていた)
        (それは正常な人間ならば弱みと言えただろう、正義に燃える健康な精神を持つ者にとっては強みでもある)
        (だがその瞳にあるのは純粋な殺意なのだ、殺すべきモノを殺すという機械めいた殺意)
        (大勢の人間の怒りや殺意を見てきたハイエナにとっては暗殺者特有の、それでいてより狂気に踏み込んだモノだという印象を受けるかも知れない)

        (やはり早い、幹部クラスともなれば以前戦ったグリードの者とは比べ物にならなくて当然だ…が、戦えない程ではない)
        (捻りと腕力が合わさったメイスに対し顎を引き僅かに身体を沈み込ませれば…)
        (そのままメイスに頭突き!その時尋常ではない衝撃がハイエナの手に走った事だろう)
        (メイスと真っ向勝負する程異常に硬いだけではない、男は浸透勁と呼ばれる技法をハイエナの手に流し込んだのだ)
        (そのまま自分に返ってくるメイスの衝撃で後方へと跳ねれば着地し首をゴキリと鳴らす)
        ふむ…出し惜しみをするのが好みらしいね、ではそのままに…死んでくれ
        (両手にはナックルの付いた大型の軍用ナイフ、再びの接近からの頬や肩、太ももなどの防御がし難く致命傷へは至りにくい部位を削ろうとする) -- アーチャー 2014-04-05 (土) 00:28:42
      • (攻撃の直後に、僅かに視線が交差する)
        (その瞳に見えたモノに、自分の考えが間違いであった事を思い知らされた男は)
        (危険を感じると同時に、同類を見たような、ある種の親近感に近い感情を覚える)

        …!!
        (衝撃に、メイスを取り落とす、一目見ておそらく只者ではない事は理解できたが、その筋力と技術は)
        (流石に想定外だった、だが、男とて闇の世界で生き抜き、熟練の冒険者として数々の功を打ちたてたのは伊達ではない)

        死ぬのはテメエだ、猟師のおっさん、赤ずきんちゃんもすぐに後を追わせてやるよ

        (直後、その体が歪に不暗がり、瞬時に巨大な人狼へと姿を変える、サイズをパンプアップさせた事により、無理やり間合いを縮め)
        (ナイフを振る分のスペースを削りつつ)
        (自身は人間であった時とは比べ物にならないほど肥大化し、強化された脚からのひざ蹴りを、アーチャーの腹部めがけ放つ!) -- ハイエナ 2014-04-05 (土) 00:40:31
      • 結果的には当たってましたね エスパーさんですか? …なんて、そんなの自分で招いた結果でしょう!!
        (噛み付くように咆えて4号バックショット弾を曲射する 男の頭上遥かに炸裂すれば無数の散弾が降りそそいで)
        (遠雷のように轟きわたる爆音 高性能爆薬の種類と爆発のエネルギーを推量し、まもなく追跡の途が断たれることを悟る)
        その無茶苦茶な構造を自分の家みたいに知ってるとしたら、どうします? それでも逃げ切るおつもりでしょうかね…
        (言い返して追いすがろうとした矢先に投げ込まれるモノ その形状と今現在の状況がその正体をこれ以上なく雄弁に語っていた)
        (それは昼の太陽よりも明るいもの 聴く者の聴覚を破壊して出血せしめ、脳に終生癒えぬ損傷を負わせる非殺傷兵器)
        (たまらず遮蔽物の陰に転がりこみ、耳を目一杯の力で押さえて口をいっぱいに開き炸裂の瞬間を待つ)

        (その足元に影が落ちて、砂埃のようなものが肩にさらさらと降りそそぐ うずくまる少女の頭上で朽ちた建材がゆっくりと傾ぎ、そして)
        ────う、そ──(ヒラの計算どおり、周囲を破壊の渦に巻き込みながら、幽霊ビルがまるまる一つ瓦礫の山に変わった)
        (巻上げられた土埃が晴れ、近づいてみたならきっと目にすることだろう 鉄骨の下から地を掻きむしっていた白い腕と、そばに転がるMk23の残骸を) -- セアラ 2014-04-05 (土) 01:42:24
      • が!ぎひ、ひ、ひひぃぃいい!!(セアラの放った散弾の雨を、致命傷となり得る頭を両手でかばいつつ、一目散に範囲外へと逃げる)
        (無論銃の速度に多少改造されて強化された人間の足が叶うわけなど無く、その両腕と背中は、無数の銃弾が掠め、或いは当たりあっという間に血まみれに)
        くそ、くそ!!(それでも強化された体は降り注ぐ弾丸から男を軽傷で済ます程度の頑丈さを獲得させており、男は散弾の雨をしのげる建物内まで走りきる事に成功する)
        (と同時に、先程起爆させた建物の、派手な倒壊音)
        (安全圏に逃れた男が、セアラが追ってこないのを確認すると、瓦礫の山と化したビルへ戻り)
        (彼女の生死を確認する、そしてそこに見えた、白い腕と、壊れた銃)
        フ、ヒヒヒ!!!ヒャーッハッハッハッハ!!見たかここ、この野郎!
        俺を見下した罰があたったんだよォ!
        (生死も確かめないまま、勝ちを確信した男は笑い声をあげて、瓦礫の山に埋もれたセアラをあざ笑う)
        っと、ま、まあ万が一って事もあっからな(ナイフを取り出し)
        ヒヒヒ…(じりじりとセアラの元へ、男が迫り、そして生死を確認しようと間近に近づく) -- ヒラ 2014-04-05 (土) 01:54:59
      • …お目見えか、ハイエナ…いやさハイエナ・グリード(旧街道の人狼)
        …だが安心したまえ、生前狼男の類は二十匹以上殺してきた
        (ナイフが通せぬと見ればナイフは男の手からやはり消失する、それと共にハイエナは間近で独特な呼吸法を目に、耳にする)
        (中国関係の武術に知識があればそれが肉体に頑強さを齎す一種の硬気功の呼吸法だと分かるだろう)
        (そして宝具により強化された膝をそのまま腹部に…通常ならば臓腑を吐き出しかねない程の威力を受け止める!)
        (しかし幾ら硬気功で備えようとも腹部からはミシミシという嫌な音を立てる、その衝撃は肋骨をも侵し)
        (だが覚悟の上だ、グリードの怪人は無傷で倒せる相手ではない…何よりこの狂人は今ここで殺すべきだ)

        (ハイエナの膝を掴めばそこを起点に一回転し太腿で万力めいた力で首を締め上げる)
        (そのまま手をハイエナの二の腕へ、このままハイエナを窒息させるつもりか?)
        (否、いずれは強引に振り解かれるだろう…男の狙いは一つ、受け身を取らせない変形型のフランケンシュタイナー)
        (直後の轟音、だが男は動じない、それはセアラが強いと信じているからか?…それだけではない、この男は秩序の狂人なのだ)
        (その他大勢にとって今この男を殺す事が重要なのだと断じている、勿論ハイエナが死ねばヒラの動きが止まるのも計算の上でだが)

        石を詰めるよりもね、頭を砕いた方が良いと私は常々子供に聞かせながら思ったよ

        (男は更なる膂力を以って人狼の首を捩じ切らんばかりの勢いで身体を捻る!) -- アーチャー 2014-04-05 (土) 02:08:21
      • 見下してなんかいませんよ 商売敵は全力で潰します それがどんな相手でも、アンダーシャフトを敵に回したことに敬意を表します
        私たちなりの礼儀だと思って下さい(土埃にまみれて真っ白になったダークスーツの、その腕の先には最新鋭のレミントンM870MCSがぴたりとヒラの背骨を狙う)
        (Mk23の残骸はそのままに、無残に果てたその白い腕だけが細かくぶれてかき消える まるでスクリーンに投影されたもう一つの現実のように)
        今週の目玉商品! 拡張現実デコイくんです! どうです? なかなかのスグレモノでしょう? 相応の対価がいただけるならお売りしてもいいですよ
        (どこからともなく機械の四肢持つ自走式機械鞄が現れ、ブローニングM2重機関銃を背負ってよたよたと大儀そうにヒラに狙いをつける)
        (それが2台、3台4台と続き、後から後から増え続けて 無数の射線が男を取り囲んでいく)動かないで下さいね──
        当たり所が悪いと本当に死んじゃいますから(何の感慨も見せずにトリガーを引いて 時に絶命に至る一撃、非殺傷とは名ばかりのゴム弾を送り出した) -- セアラ 2014-04-05 (土) 02:28:26
      • ヒャハハ!そんじゃあ俺にとっちゃあ仲間の仇打ちってわけか!
        まあ、俺そいつ等の事顔も名前も、在った事もねえけどよお!
        (殆ど武に関わることなく、我流で鍛え続けた男に大陸の拳法に関する知識等あるわけもなく)
        んだ、この堅さ…!?
        (明らかに体格でも力でも、今の自分に劣る筈の老人がその一撃に耐えた事実に驚くより早く)
        (その足が男の首を締め上げ、その手が怪物の腕をつかみ取る)

        が、ぎ…ヒ、ヒヒヒ…いいのか、よ…おめえのマスター、あのビル、に、行った筈…
        (動揺を誘う言葉を吐くも、微塵も揺らがないアーチャーに、このままではまずいと本能が警告を鳴らす)

        く、がぁぁ!!<<恐怖感染・魔狼…>>

        (そして、アーチャーにとっては正体不明の、未知の宝具を発動させようとする男)
        (だが、それよりも一瞬早く、アーチャーのフランケンシュタイナーが男を頭からコンクリートへと叩きつけるように落とす!)
        (体勢を解き、足元を見れば、アーチャーにより首の骨が折れ、頭の潰れた人狼が無様に倒れ伏しているのが確認できる)
        (宝具の方もどうやら発動前に倒す事が出来た様だ、何の効果も発動したようには見られない) -- ハイエナ 2014-04-05 (土) 22:40:25
      • は…?なな、何で、何でお前…
        (恐怖に引きつる男の顔、だが、驚愕はさらに続く)
        (倒した筈の女の腕がホログラムの様に消える、呑気に商品のセールスを始める女とは裏腹に、男は目の前の状況についていけず)
        ど、どうなってんだ、お前魔術師か何かか…!?
        (そして、後退しようとして、気づけば自身を囲むかのような、あの奇妙な鞄、ユーモラスな見た目とは裏腹に)
        (その鞄からは人等平気で肉片へと変える、重火器が取り付けられ)

        ま、待て、待て待て待て!!おお、俺の負けだ!だからた―
        (許しを懇願するも、無慈悲に放たれるゴム弾、非殺傷用といえば)
        (聞こえはいいが、実際にはゴムの塊をあの口径の銃から弾丸の勢いで吐き出されれば、それは同じサイズの鉄球を)
        (高速で物蹴られるにも等しい事であり)
        ’br;…!!!あっ!!がひっ!!は…!ひゅ…!!!
        (衝撃で吹き飛ばされ、直後に襲う強烈な痛みに)
        (ミミズがのたくる様な動きを見せて悶絶する男、悲鳴を上げようにも)
        (強烈過ぎる痛みが、それすら許さないようだ) -- ヒラ 2014-04-05 (土) 22:52:36
      • (都市伝説と化した事によりその人物の恐怖する対象すら偽装し発狂、死亡へと誘導する魔狼譚)
        (英霊相手であろうとも発動すればその身体を萎縮させ戦闘に優位性を齎す強力な宝具だ)
        (だがハイエナが発動しようとしたソレはこの男に通用しなかった事だろう)
        (単純にこの男の持つスキルがハイエナにとって致命的過ぎるのだ、精神汚染に対して極めて優位な物を持っていた)

        (しかしそれでも尚結果が覆されるのが英霊同士の戦い、殺す事しか知らない狂人達の戦いだ)
        (フランケンシュタイナーの体勢を解けば立ち上がる、肋骨と内臓への損傷は見られるが治癒可能な範囲内だ)
        (ハイエナに背を向け遠くに響く銃声を耳にすれば…)ふむ、大体セアラ君が決したという所かな
        (男が破顔し気を緩めた、…ハイエナの見立ては確かに半分当たっていたのだ)
        (心許せる日々が男に正気を与えていた…主の無事を喜ぶ正気を、弱みとも言えるそれを)
        …ふむ、ではマスターの方も処理しておくとしよう…ああいう手合いは生かしておいて得も無い -- アーチャー 2014-04-05 (土) 23:07:48
      • あ、終わりましたか…ごめんなさいおじさま、こちらもいっぱいいっぱいで……無茶苦茶なんですよこの人 おかげでこの有様です
        (廃ビルに積もり積もった埃と有毒な廃材の塵をたっぷり吸ってしまっている 出来ることなら、肺の中身すべてを洗い流したかった)
        …ダメですよ、マッシュポテトにしなかったのは何のためだと思ってるんです?(ヒラの頭に銃口を擬したまま、振り向きもせずに)
        私のお家にご招待しましょうよ ちょっと不衛生ですけど、地下室のあるステキなお家もありますし…お外に音が漏れることもありませんから
        どう見たってただの通り魔じゃありませんよね…興味ありませんか? 組織だった動きがあるなら見逃せないじゃないですか
        それで、敵さんはどちらに? 宝具みたいなもの、持ってましたっけ…肉弾戦メインみたいな感じもありましたけど -- セアラ 2014-04-05 (土) 23:28:36
      • (その死体が、気配を一切発しないまま、ゆっくりと、音一つ立てず起き上がる…)
        (<<恐怖感染・魔狼譚>>は確かに、精神攻撃を行うだけの宝具であり、逆に言えばそれさえ防ぐ手段のある者なら、何の効果も無い)
        (ただのコケオドシの宝具にしか過ぎない…だが)
        (その宝具には、恐怖譚であるが故の、人々の恐怖と共に広まり続けたが故の、もう1つの隠された力がある)
        (恐怖譚の主役である怪物は、今や無限に広がる自身の逸話により無数の恐怖として数多の姿を持ち、例え一つの物語で討伐され、その命を終えようと)
        (新たなる恐怖として、別の物語で、あるいは新たに生まれた恐怖譚の中で、永遠に犠牲者を手に掛け続ける…)
        (そのある種無間地獄の如き有様が、一つの宝具として形をとったのが、彼のもう一つの宝具)

        (名を、<<無間恐怖・魔狼譚>>)

        (怪物は死なない、英雄に倒されるその日まで、否、物語の怪物、恐怖の象徴(アバター)そのものとなった男は)
        (死してなお、死を乗り越え、新たな怪物として恐怖を振り撒き続ける)

        (起き上がり、既に完全に頭部も修復され、回復した人狼が)
        (気配遮断からの、己の全てのスキルを合わせた、初撃限りの強烈な不意打ちを、その刃の如き鋭く硬い五本の爪をアーチャーの背へ振り下ろした!) -- ハイエナ 2014-04-05 (土) 23:31:25
      • いや彼はもう不要だよセアラ君、背後関係はもうこちらでほぼ洗い出してある
        そして彼に必要なのは休息だ…随分苦しい日々を送ったようだからね
        (表情に冷たさが戻る、セアラもこの男の状態を見たのは初めてだろう、悪に対する何処までも冷徹で何処までも計算し続ける悪鬼の姿)

        (気配遮断、完全に行われているモノならば英霊ですら探知は難しく…セアラの様な常人ならば視界に入れてさえ見る事敵わない強力なスキル)
        (それが完全な形を以って行われたのならば結果は明白だ)
        (蘇りし魔狼の爪は男の背を抉り、深々と突き刺さり…致命的な結果を齎した)

        (だがハイエナはこの老人がやはり同じ怪物であった事を知る事になる)

        (脊柱を抉られ、心臓も砕けて尚男は振り返ったのだ、そして5度の結果を時を誤魔化し1度のアクションで齎した)
        (それは4つの打撃と1つのネックレスをハイエナの首に掛ける動作、武を極めたからこそ出来る時間屈折現象)
        (打撃は顎、両脇、鳩尾、丹田へ加えられる、威力自体は低い…だがその衝撃はその4箇所へそれぞれが駆け巡る毎に威力を増していく)
        (そして首に掛けられたネックレスは…強烈な閃光と共に霊格の低いモノならば浄化させてしまう対霊格用手榴弾をワイヤーで纏めたモノだ)
        (ハイエナはそれら2つの攻撃がどちらも相乗効果で壊滅的な威力を齎すものだと気付くかも知れない)

        (血反吐を漏らしながら苦笑を見せる、お前の勝ちだと言う様に…)
        私から君の勝利への手向けだ、その余韻と共に受け取ってくれるね?
        (皮肉を一つ即座に跳躍しセアラを回収、その場の離脱を行った) -- アーチャー 2014-04-06 (日) 00:00:37
      • ヒラ「か…は…、あ、まっで、ころさな、…!!」
        (痛む体で、絞り出すような声で命乞いをする男、だが、状況は突如として覆る)
        ヒャハハハハ!!!油断したなあ…つっても、こっちも奥の手つかわさ
        (口上を述べるのを遮るかのように、アーチャーから放たれる連撃、まるで駆け上がるかのように、一撃一撃を受ける度にその威力が増していくのを)
        (撃ち込まれた自分自身の体が実感する)

        っとに、てめえも大概バケモンだなジジイ…!!

        (マスターを殺害せんと、追撃のために振るった腕で、咄嗟にかけられた手榴弾を引き千切ると)
        ヒラ「へ?」
        (マスターを引き寄せ、閃光の盾にする、怪物の体を移植されたとはいえ人間である事)
        (霊格へダメージを与えるなら、おそらく肉体的なダメージは低いであろう事を考えての事であった)
        (そして、間一髪、マスターを盾にしつつ飛び退いた瞬間、強烈な閃光が人狼の前で炸裂する)

        ヒラ「いぃぃぎぁぁあああああああ!!!!」
        (悲鳴を上げる人狼のマスターは、威力こそ低いものの炸裂の熱と強烈な嬢河口を間近で浴びたためか)
        (移植を施された腕と、その体の広範囲に火傷を負い、新たな激痛に暴れ狂う)

        黙ってろ
        (そんなマスターの腹へ蹴りを入れ黙らせつつ、二人を探る、気配は既にない)
        ヒヒ、あんのジジイ…ま、アンだけ深く裂けば長くは持たねえだろ、人食って生き長らえるような奴にも見えねえし
        (そういうと、マスターを引きずりながらその場を後にした) -- ハイエナ 2014-04-06 (日) 00:20:01
      • え、や…だ──おじさま? どうなさったんです? 血が…いや……いやですよそんな──なに、して……?
        (どくどくと溢れる鮮血にまみれ、なお力強さを失わない腕に抱えられて戦場から遠ざかっていく)
        (セアラ・アンダーシャフトにとって数少ない味方を失うということは特別な意味を持つ けれど、悲鳴をあげるようなことではない)
        (取り乱すことも涙もなく、ただ血色も薄く、蒼ざめて見開かれた目が従者の負傷を食い入るように見つめていた)
        (完全無欠の兵士に刻みつけられた瑕瑾 この敗北の意味を知るまで、いま少しの時間を要し──それは更なる結果を招く事になるのだった) -- セアラ 2014-04-06 (日) 00:26:07
  • おじさまおじさま! 見て下さいよこれ、男の子ってこういうのお好きでしょう?(プラモの棚からHGUCケンプファーの箱を引っぱり出して)
    対象年齢はー…8歳? 意外とかんたんなんでしょうか…手先が器用な子なら大丈夫ですよね そっちはどうです? なにか素敵なものありました?
    (仕入れに行く、と言って店を出てきた その行き先は開花苑のおもちゃ屋さんがひしめくあたり、全店制覇しそうな勢いで回って) -- セアラ 2014-04-02 (水) 23:54:49
    • おやプラモデルだね、懐かしい…年長組の子には買ってあげていたね(生前孤児院を経営していた頃を思い出す)
      8歳ぐらいだとそうだね…親と一緒の方がいいね、案外鋭い道具を使うから
      んん色々だね…(おもちゃを探す手つきはよく慣れたそれだ)ところで何故おもちゃなんだい?何処かでおもちゃを使った戦いでも?(ビー玉やミニ四駆やヨーヨーやらを例に出して) -- アーチャー 2014-04-03 (木) 00:03:00
      • くわしいんですねー…ちょっと意外です(手のひらサイズの恐竜のぬいぐるみを物色しながら、両手に牛とカエルのパペットをはめて)
        お子さんがいたんですか? ということはー…もしかしておよめさんも? でしたら、いいおとーさんの役、お任せしちゃいましょうか
        すぐわかります まあ見ていてくださいよ…おじさまも好きなのひとつ選んでいいですよ 最近ちょっといいこにしてましたからねー、買ってあげます
        (カートに積まれたおもちゃの上から下までラッピングを頼んで 店主が悲鳴をあげるとくすくす笑って)決まりました? いらないっていうのは無しですよ -- セアラ 2014-04-03 (木) 00:25:13
      • あまり身の上は語っていないからね(肩を竦める、牛とカエルのパペットを見れば目を細める…ある魔女の事を思い出して)
        生憎生涯独身だよ、生前は孤児院の院長をしていたんだ。女性関係が無かった訳ではないが軟派でね…長続きしない類だったのさ(笑って言う)
        (事実ではあるが語っていない事もある、男は自分を呪わしい存在だと断じている、けして子孫を残してはならないと…が、聞かせて楽しい話ではない)
        ふーむありがとうお母さんとでも言うべきかな?(苦笑しつつクマのぬいぐるみを手に取ると会計に含ませる)ではこれで
        …さて(セアラの今までの行動から振り返る、アンダーシャフトの持論からしてやはり孤児院辺りだろうかと) -- アーチャー 2014-04-03 (木) 00:37:50
      • それって、ご自分から離れて行っちゃったんですか? 誰かを大切に想ったり、心惹かれたこともないなんて言わせませんよ
        自分から身を引いたつもりで、あれでよかったんだって口癖みたいに繰り返して…お酒が入るとそればっかりで
        私のおじさまはそういう人でした 「ジョンおじさま」ではないですよ(キャッシュで支払い、ラッピングできたものから順に大狗に詰め込んで)
        物心つく前の私を連れて、たどり着いたこのお城でアンダーシャフトのお仕事をはじめたひと…「先代」っていえばわかるでしょうか
        (開花苑を後にして、生活臭あふれる迷宮を二人と一体が通り抜けていく 黄ばんだ明かりに浮かぶ顔、屋台の食べ物の蒸れた匂い 二胡の調べが遠く聞こえて) -- セアラ 2014-04-03 (木) 23:10:03
      • 勿論あるさ、だが私の様な生き方をするとどうしても一歩引いてしまう
        そのおじさんの事も分かる気がするよ、私も彼も生き物として自分を見た時恥ずかしくていじけてしまうのさ
        子供の前だとつい気を緩めてそんな弱い部分を見せてしまう(幾つかセアラの言葉で不思議に思う事がある)
        …先代、君の祖父ではないのかい?話の中ではそのような印象を受けていたが…
        (歩きながら屋台の安物さを感じさせる鳥串を2本買うと一本セアラの方に傾けて) -- アーチャー 2014-04-03 (木) 23:33:40
      • そうですねー 生き物っぽく本能にしたがっちゃう私、ケダモノみたいに自分の欲に逆らえない私…わかりますよ
        ごはんがおいしくて食い意地がはっちゃうことだってありますし! でも私は我慢したくないので、迷わず頂いちゃいますけどね
        それって、いけないことでしょうか? 自分の心を冷蔵庫の奥に閉じこめて、重たい十字架を背負うような真似までして…私はいやですよ
        お父さまのいとこって何て言うんでしたっけ? 年が離れていたことはたしかですよ 私のお母さまが大きくなるまで、親代わりをしていたほどの人ですから
        ……お母さまが亡くなって、新しいお母さまがきて…すぐに弟と妹が生まれて それから、私の身の回りで命に関わるなことが起こり始めて
        そんなこと全然覚えてませんし、昔は信じられませんでしたねー 自分を墓穴に押し込みたくてウズウズしてる人がいるなんて、信じられます?
        でも、本当のお父さまより親らしくてダンディで…私の幸せだけを願っていてくれる人がいましたから、どうにか今日まで生きてこれました
        (うなずいて受け取った矢先、何やら物ほしげな男の子と目があって 人差し指を唇にあて、そのまま渡してしまって)
        親の愛、っていうんでしょうかね 子供なんてまだまだ先のお話ですけど…私も誰かにお返ししたいなって思って、それで…
        (たどり着く、高い塀に囲われた場所 錬鉄の門扉には『公司』のエンブレムがあしらわれている)ん…ヘンですね? いつもは元気な声がするのに -- セアラ 2014-04-04 (金) 00:50:00
      • いや…(軽い調子で微笑んで)自分に誇りを持てている証拠だからね、君の生き方は素晴らしいものだと思うよ
        だが男は君が思っているよりもか弱いものさ、自信が持てないから必要以上に大きく見せようと肩肘を張る(私の様にね?と)
        (セアラが子供に串をやる様を見れば目を細める、男の指に在った串もいつの間にか少年の指の中に)
        従兄弟違いだね、随分と離れている叔父さんだ…そうか、その人が君を
        …私からは信じられるとしか、何せ目の前に居る連中全てを墓穴に入れる仕事に就いていた身だ
        いや今もか(苦笑するとセアラの頭をポンポンと撫でる)人の業も愛の深さも何時の時代も変わらない、か…
        (そうして門の前まで来ればセアラの訝しがる様子にそれを手伝うように周囲に気を配る)
        (幾つかの事実にふむ、と鼻を鳴らして)この辺りでは火薬でも売っているのかな -- アーチャー 2014-04-04 (金) 01:08:07
      • 「あいつに似てきたな」っていうのも口癖でしたねー 特にこんな風にシニョンを作ってる時にはそっくりだって言ってました
        誰のことだと思います? 私のお母さま…お父さまに出会う前の、昔のお母さまによく似てるって
        実はこの髪型、お母さまとお揃いなんですよ おじさまに喜んでいただけることは何でもしましたよ…私にとってはたった一人の家族でしたから
        お仕事のお手伝いだって…人の業は続いていきますよ 人の歴史のつづく限りは(大きな手のひらに撫でられ、心地良さそうに目をつむって)
        売れといわれればお売りしますけど……そんな物騒なもの、こんな場所にあると思いますか?(静寂が下り、口の中が乾いていくのを感じる)
        (手をかけた扉は抵抗なく緩んでいく この穏やかな場所の風の中に硝煙の匂いが感じられるだろうか?)
        (残念ながら答えはイエスだ それはたしかにこの場所に存在している 老いた従者はそれを的確に嗅ぎ分けたに違いない)
        もしもの時は…カバー、お願いしますよ(ダークスーツの下、忍ばせた仕事道具を細指の先で一撫でして、右の肩を当てて押し開ける!)

        わ──(爆竹のような続けざまの破裂音 硝煙に混じって色とりどりの紙テープが降りそそぎ、全方向から押し包まれて尻餅をつく)

        「せーーーーーーのっ! おたんじょうびー?」「「「「「おめでとーございます!!!!!」」」」」
        「セアラ姉!」「ねーさま!!」「セアラァ!」「ねーちゃん何さいになったんだ!?」「アネキー!!」
        (ワーワーキャーキャー叫びながら乗っかってくるキッズに押し潰されながら正面の建物にひるがえる垂れ幕を見上げる)
        (カラフルに大書された「おたんじょうび会」の文字を読み取れば、気が抜けた声を漏らして)うぅぅぅ…
        はいっ、おめでとうございます! レナートもマルファもヘンリカもケイもキョースケもいい子してましたかー? スコラとロゼールは?
        アユミとメイメイは仲良しさんになれました? ミーア? リュイス? 恥ずかしがったってダメですよ せっかくのお祝いなんですから
        あとの面々は向こうでしょうか…お誕生日プレゼント、今年もみんなの分ちゃんとありますからね あっちのジョンおじさまに配っていただきましょうか?
        (アーチャーに子供たちをけしかけ、先生たちに手を借りて起き上がる 内気なミーアに平気だと伝えて土埃を払い)
        (大狗にまたがるロゼールが先導して、ヘンリカとメイメイが老僕のお尻を孤児院の中へと押していく 瓦礫の城の片隅で、年に一度の宴が始まろうとしていた) -- セアラ 2014-04-04 (金) 03:39:45
      • 成る程、君によく似合う髪型だとは思っていたがお母様の物だったか
        (セアラの話から想像をする、何故セアラを引き取ったのか?彼の愚痴、それは…)
        (答えは導き出せる…が、それもやはり口には出さない、この少女は賢い子だ、自身で導き出している事だろう)
        それでもその業が少しでも減る事を祈るばかりだよ、愛はそのままにね
        (音を出さずに呼吸法を行い身体に力を漲らせる…、殺気があまりに無い、自分と同じく銃火器を用いる類かと思案して)

        (アサシン相手ならば慣れたものだ、殺気の存在しない殺し合いを只管に行うだけ)
        (そう思っていたからこその子供達の登場に僅かな間止まる、そしてやれやれとため息を吐いて)
        …いや騙されたよ、君も演技が上手いね…(これだから女性は怖い、などと苦笑する)
        (そういう事かと理解をすれば修羅場の中の男から孤児院の院長らしい穏やかな笑みを子供達に向け)
        いやいや焦らずとも大丈夫だよ皆、ちゃんとプレゼントは皆の分あるからね
        押さない押さない、ふむクマのぬいぐるみ?勿論あるとも
        (そう言って手慣れた手つきでその子供に合った物を渡していく)
        (未だ見えぬ事もあるものだ…と、内心思いながら) -- アーチャー 2014-04-04 (金) 04:06:49
      • 演技というか…ほんとうに何かあったのかと おじさまは何も感じませんでしたか?(一瞬でも脳裏をよぎった光景を振り払って)
        何もなければいいんです ただ、これでもいちおう戦争の真っ最中ですし 用心しすぎてるっていうことはないと思いますよ
        (アーチャーの背中によじのぼるケイを肩の上まで押し上げ、何か言いたそうにしているリュイスを反対の肩にのせて)

        (子供たち全員が「誕生日」を祝いあうささやかなパーティの席上、年嵩の大人たちから最近のニュースを聞いて回った)
        (年長のネッドがガンスミスの親方のところで住み込みをはじめただとか、勉強家のヘイザムが魔術に興味津々だとか、そういう話を数限りなく)
        (遊び疲れて眠る子たちをベッドまで運ぶのを手伝って、ようやく最後の一人を寝かしつけられたのが午前1時を回る前のこと)
        (二人に割り当てられた客間、暖炉のそばで毛布に包まって一日の終わりにホットチョコレートを味わっていた)
        ふう…結局最後までお付き合いいただいちゃいましたねー…おじさま、ありがとうございました 大変だったでしょう?
        最近の若い子ってスゴいんですねー 私もすこし前まであんな風だったなんて思えないくらいですよ
        ほんのちょっと会わないあいだにどんどん大きくなっちゃって…今日だけで3回くらい結婚申し込まれましたよ私(思いだしてくすくす笑い) -- セアラ 2014-04-05 (土) 01:55:56
      • 実際の所あまりに殺気が無さ過ぎたとは思ったけれどね(ただ、と付け加えて)
        …生粋の暗殺者の可能性も捨てきれなかった、英霊の中にはそうした者も大勢居る事だろう
        (物騒な話をしたが何の事は無い、と子供達に笑って誤魔化す)

        (パーティーの中で男は子供達の相手をしていた、時にその瓦礫城でも稀な強面に泣かれながら)
        (時に人間ではありえない能力を用いて子供達を楽しませながら…束の間に平和を享受していた)
        (それらが終われば休憩しているセアラの側で腕を組み立っている、まるで疲れを知らない様に)
        そうでもないさ、楽しかったし…何よりも慣れているからね
        言っただろう?孤児院の院長だったんだ(思い出すその顔は幸せそうで、穏やかな生の尊さを知る者の笑みだ)
        フッハハ…そういうものさ、子供はすぐに成長する…だから余計に目が離せないんだ
        私からすれば君もその目の離せない年頃だがね?(楽しげにそう語る) -- アーチャー 2014-04-05 (土) 02:37:48
      • そうですねー ちょっと目を離していた隙に、悪いヒトに連れてかれちゃうかも ちゃんと見ていて下さいよ(温かい飲み物をすすって)
        あるかどうかもわからないフワフワしたものを取りあって、戦争してるんですもんね 話が通じる相手ばかりじゃないことだって、わかってるつもりです
        私のおふざけで煙に巻けるお相手ばかりだったらいいんですけどねー 言うだけならタダですし(小さく舌を出し、カップを置いて)
        でも、おじさまはお強いのでしょう? 私のおじさまは素敵な人です いつも優しくて、温かくて、私のことだけを考えていて──
        どんなに恐ろしい相手からも、身体を張って守って下さるんです 私、あなたを信じます 剣としてのあなたも、ヒトとしてのあなたも
        私が守りたいと思ってるもの、すこしは知っていただけたでしょうし…(ほっと吐息をつき、アームチェアに深く身を沈める)
        私、願いは自分でかなえるものだと思います おじさまは…その私が倒れてしまわない様に、しっかり支えていて下さい
        最後まで付きあっていただきますからね、おじさま──サーフおじさま…(遊び疲れた子供のように、静かに寝息をたてはじめる) -- セアラ 2014-04-05 (土) 22:45:33
      • …ありがとう(信じると言われれば気恥ずかしそうな、何処か悲しげでもある苦笑を浮かべて)
        ああ何故君がアンダーシャフトの教えに執着するかも分かったよ、見ている物がそう遠くなかった事も
        だから私も君のその在り方を応援しよう、何処まで君を支えられるかは分からないが…力の限りね
        (穏やかに微笑みながらセアラが寝入るのを見守る)
        (正直に言えば…優勝まで残る事は無いだろう、自分は何処かで必ず敗退する)
        (何故ならセアラは強く、自分は渇望する程の願いを持たない…)
        (そう在り続ける以上確固たる戦いへの意思を持つ者達に勝てる道理は無い)
        (…それでも、この穏やかな一時を欲してしまう自分の愚かさに苦笑して…)
        最後まで、か…(暖炉の火の中に男の言葉は消えていった…) -- アーチャー 2014-04-06 (日) 00:32:18
  •   -- 2014-04-02 (水) 20:13:00
  •   -- 2014-04-02 (水) 20:13:00
  • ある日の夜 -- 2014-03-30 (日) 21:34:31

    • サーヴァントが酒に酔う事は殆ど無い
      それは生前の能力やサーヴァントとしての高い解毒作用がそうさせるが…
      この日は珍しく酒の香りを漂わせる程に男は飲んできていた
      無貌のバーテンダーを探る為に長居した事が災いしたのだ
      元々毒に対して極めて高い能力を持つがそれだけ飲めば気分も酔うというもの…
      それを晴らす為にアーチャーは暫し眠るという
      椅子に座り瞑想するかのように目を瞑り腕を組む様は彫刻じみていた -- 2014-03-30 (日) 21:34:44
      • (セアラ・アンダーシャフトの従者は武器商人の私兵にふさわしく、常在戦場を体現するような男だった)
        (出会ったばかりの頃、いつ寝ているのか確かめようとして果たせず、ついに匙をなげたことがあるほどだ)
        (その彼が、木彫りのクマみたいにぴくりとも動かずに寝入っている ベッドの上から見える世界の片隅に、黒々とした大きな影が鎮座していて)
        (じっと眺めているうち、フクロウにそっくりなことに気付いてクスクスと笑って 重たい瞼と閉ざすと、こちらもまどろみへと落ちていくのだった) -- セアラ 2014-03-30 (日) 22:11:20
      • ブチリ、ブチリという音が響く
        それは酷く耳障りな音だ
        何かが毟り取られている音…何かを引きちぎる音

        そこは赤色の世界、大地の殆どが赤錆で出来ているのか血で染まっているのか赤を呈している

        赤錆の世界に転々と美しい花園が存在し、岩に見えるモノは錆びた戦車という異質な世界

        だが赤錆の世界は一面ではなく地平線を見れば青々とした草原が見える
        音は…地平線からではなく赤錆の世界から響いていた、それも後ろから -- 2014-03-30 (日) 22:22:15
      • (鉄錆の匂い、人の身体に流れるものを思わせる緋色の臭気 肌にざらつく風に纏わりつかれて、口の中にまで不快な味覚が入り込んで)
        (見たこともない世界だった 人の営みの感じられないこの場所は、自分の心象風景ではありえない 言葉になる以前の思考が確信めいたものを訴えていた)&br………ここは…(どこかで聞いたような音がする 視界の外から、正確には自分の背後から)
        (嫌なものを見てしまう予感があった けれど、振り返らなければ永遠にここに囚われるかもしれない気がして)
        (マズい空気をいっぱいに吸って深呼吸をひとつ 頭のてっぺんからつま先まで武器商人の装いをまとって、振り返る──) -- セアラ 2014-03-30 (日) 22:39:26
      • …そこには緑色の何かが色艶やかな花園の上で蠢いていた
        それは歪ではあるが人型だ、更に見れば青い花が体のそこかしこに見えるだろう
        蔦だ、花の咲いている刺の生えた蔦が人型を成しているのだ

        だが蠢いていたのは緑の怪物だけではない…足元に存在する花達もまた蠢いていた
        風で揺れているのではない、明確に意思を持つかのように蠢いている
        花々は目に見える程の速度で根を張り蔦を伸ばし遠方に見える草原を目指す
        すると緑色の怪物は徐ろに緑色の腕の様なモノを花に下ろすと…他の花々を蔦ごと毟り始めた
        ブチリ、ブチリ…と、不快な音の正体がそこに在った -- 2014-03-30 (日) 22:43:02
      • (同族が相喰らうさまを暗示する様な光景がそこにあった 蔦の怪物は自分よりも大きく、微細な繊維がうねる様子は本能的な嫌悪感を呼び覚ます)
        (いまや頭脳は明晰そのもの、これは夢だと叫んでいる 脈絡のない夢に意味を問うこと自体、無益であるのかもしれない)
        (戦車の残骸は未知のもので、国籍を類推することは叶わない けれど、たしかに見覚えがあった 設計思想の近い車種を商ったことがある)
        (過渡期に生まれては消えて行ったマイナーチェンジの製品なのかもしれない 時代の徒花として鳴り物入りで現れた、この怪物のような…) -- セアラ 2014-03-30 (日) 23:00:01
      • セアラの予想は正しい、その戦車は西方で生まれた代物だが…2世代程古い
        セアラからすればそれこそ祖父の時代の遺物だ、完動品が存在していれば博物館が両手を挙げるような

        安っぽいホラー映画めいた怪物は毟った花と蔦を念入りに引き千切り、硬質そうな地面を掘れば根すら掻き出していく
        そうしてやっと掻き出された花は蔦の動きを止める、花の色によっては根を掻き出されても動くものもあるが
        そうした花には怪物は念入りに腕を押し付けすり潰している、自分の蔦ごと構わずに
        暫くするとその怪物の頭…それも目に当たる部分だろうか、窪んだ箇所から液体が溢れ始める
        花を毟り、蔦を千切り、根を掘り出す度に一滴…また一滴と
        心無い植物がまるで悲しみを訴えるように -- 2014-03-30 (日) 23:08:59
      • なんでしょうね、これは…(夢はおかしなモノだから、変なモノを見てしまうのは仕方のない事だとしても)
        (ここまで逸脱した内容を見せられては、身体の不調か精神の変調を疑うしかなくなる 無自覚にストレスを溜め込んでいるのだろうか)
        (棒立ちに突っ立っていても埒があかない ツタ人間はどんなに贔屓目に見ても武器を売れそうな相手に見えなかった)
        (それなら、病んだ感じの夢を終わらせるための案内を乞うまでだ)
        そこまでです 何やってるんですか…そんなに嫌なら止めてしまえばいいのに(草を蹴飛ばし花を散らし、つかつかと突き進んで)
        自分の意志では止められない? まさか、そんな甘ったれたこと言わないで下さいよ…(ツタ生物の腕を掴み、有機的な柔らかさにもひるまず捻り上げようとする) -- セアラ 2014-03-30 (日) 23:40:47
      • 植物にしてはあまりに温かなそれを捻り上げようとした途端セアラの指がズルリと霞を掴む様に滑る
        その瞬間セアラの頭の中に、胸の中に強烈な悲しみと後悔の念、そして聞き覚えのある声が反復し続ける
        心を砕かんばかりに、脳髄に氷で出来た鉤爪を突き立てるかのように

        すまない   すまない   許してくれとは言わない
        だが私は君達を選べない
        私達は時代の徒花に過ぎないのだから


        丁度その頃別の花園が草原へと辿り着く
        青々とした中に小さな花が揺れる可愛らしい草地だ
        だが…その花々が蔦を伸ばせば草地は見る間にくすみ、茶色に色痩けて枯れ果ててしまった
        対照的に花々は先程よりも更に色艶やかに、蔦の勢いも増し活き活きとしている

        その勢いのままに花々が草原の奥を目指し始めると蔦の怪物はセアラが見えていないのかそちらへ動き出す
        草地と花々の間に割って入れば再びの繰り返し
        ブチリ、ブチリと…他の花々の蔦で自らの蔦が傷つこうとも引き千切り続ける

        後に続けられるのはその繰り返しだ
        草地よりもずっと少ない花々を駆逐すればそのまま怪物は草地から離れ…やはり草地を目指す花園へと向かった
        その瞬間セアラの夢は覚める…最後に響く声と共に

        すまない…

        時は朝、何時の間にか起きていたのか従者は普段通りに壁に寄りかかり起きるのを待っていた、今日もまた一日が始まる -- 2014-03-31 (月) 00:01:35
      • (自責の念にかられ、自分自身の所業に恐れ戦く人の声をきいた 怪物のように見えるその生き物は恐れと悲しみを知っていたのだ)
        (言葉の意味を考える間もなく夢の世界は不意に途切れて 訪れた時と同様、何の脈絡もなく送り返されたのだった)
        うーん……(ぱちり、と目が覚めれば世界が逆さになっていた 老境の従者が天井から逆さに立っている)…なんという……ことでしょう…
        ぐぅ(がくりと頭がのけぞって目を覚ます 逆さになっているのは世界ではなく自分の方で、さらに器用なことに足を下にして寝ていた)
        (肩に肌寒さを感じ、ぶるっと震えて前をあわせる 眠たい目をこすり、気だるげに起き上がって)おはようございますおじさま…今日も……………ぐぅ…
        (耳に残って消えない声、船をこぎながらぼんやりと従者の顔を見つめて 夢と現のあいだに怪物(モンスター)の正体を悟るのだった) -- セアラ 2014-03-31 (月) 00:27:59
  • -- 2014-03-30 (日) 20:31:45
  • (何やら外で「ここですか!……ここですね!?今度こそ!本当にここであってますね!?」などと言う話し声が聞こえた後)
    ……やっと当たりましたか……何ですかここ迷路……?(紙切れを手にした見慣れた人物が少々疲れた表情でドアを開き、中を伺う)
    (本来ならばドアを蹴り開けるくらいの勢いでやって来た筈なのだが…入り組んだ建物との戦闘で、そのやる気は若干削がれていた)
    ……本当にここに居るんですかね -- ラヴィータ 2014-03-28 (金) 21:29:09
    • 居るな。匂いもサーヴァント独特の気配もある。漠然としか居場所が掴めなかったのは隠密に関してかなりの腕の持ち主という事だろうが
      (長身の老躯が後ろから声をかける)おかげでえらくここに来るのに手間取ったが…間違いは無かろう
      頼もう!どなたか居られるかな!(扉の前で声を張り上げ声をかける) -- ランサー? 2014-03-28 (金) 21:38:13
      • (中で灯されている光が黒々とした、または白々と光を放つ物達を写している)
        (そこは武器屋…現代的な火器から近接用の武器まで様々な物が並んでいる)
        (鉄と火薬の独特な甘い香りのする中カチャカチャという音が響く、良く見れば奥の小さな丸テーブルで木箱に座った逞しい男が拳銃を組み立てているのだ)

        生憎と店主は所要で出かけているよ、私への用事ならば別だがね?ツェペシュ卿
        (実際ランサーの言う通り男の気配は以前と比べて格段に消されている)
        (特にこの男の用いている隠密は武術のそれであり魔術師にとっては探るには致命的な部類の技術だ)
        お茶でも出すべきかな?此処は初見の人にはめまぐるしい場所だからね(拳銃を組み立て終える、そのまま立ち上がり) -- アーチャー 2014-03-28 (金) 21:46:00
      • そもそもここは建物自体がおかしいのです…地図を貰ったのにこんなに時間を食われるとは……
        …しかし、匂い……?犬ですか、貴方は(と言いつつ自分もすんと鼻を動かせば、嗅ぎ慣れない独特の匂い)
        確かに匂っては来てますが、領主の言う匂いと今匂ってる「これ」は、少々意味合いが違いそうですね………いらっしゃるようですしお邪魔しましょう
        (そう言えば伺うように少し開いたドアをぐいと押し、中へ)
        ………私も居るのですがね。貴方への用事でもありますが、同時に貴方のマスターも居て貰わなければなりません。待たせて頂いても? -- ラヴィータ 2014-03-28 (金) 21:54:51
      • それはラヴちゃんが方向音痴なのでは…?(小声で突っ込み)
        私を誰だと思っておる…左様な事は難しい事ではない(犬に例えられ若干不服そうに)
        はて、ヌシに名乗った覚えはないが、となると調べ上げたか。そちらの腕も確かなものだが
        どちらに敬意を払うべきか知っておるのよ。私の名を知ればさもあらん(満足そうに頷く)
        ワインだな。45年物はあるか(大仰に指を鳴らし)
        に、しても、大した場所だな。これがヌシ等が商売をしているものか?(酒を待つ間に辺りを興味深げに見回す) -- ランサー? 2014-03-28 (金) 22:02:42
      • (その二人の関係に自分達に似た物を感じ苦笑しつつ)それも一つの事実だね、そも吸血鬼と戦った経験があれば君を知らない者は居ない
        闇の者とどう戦えばいいか書物に問うだけで君の名と姿は出てくる…大英雄の弱みの一つだ
        それと(指を一本立てて)私は君の名をラヴちゃんとしか知らない、…そう呼ぶべきだったのなら呼ぶが?
        (言いつつ少し待ち給えと言ってテーブルと椅子、比較的マシなワインとグラス、厳選された紅茶葉やポットが運ばれてくる)
        (真ん中にはフォークと共にドーナツが幾つか皿の上に置かれて)ワインに関しては私の寒い財布に免じてご容赦を
        勿論自由にお待ちを、マスターの意向でね…いやどちらかと言えば私が営業に向いていない訳だが…
        (前回の件に関してはこちらに非がある、と暗に言う) -- アーチャー 2014-03-28 (金) 22:13:52
      • 違います建物がおかしいんです。(突っ込みを入れてくるランサーをキッと睨みつけ)現にここに住み慣れているであろう方がそう言ったんですから間違いないですね。住み慣れた者でも無いただの客である私が手間取ってしまうのはしょうがないですね、ええしょうがない。
        ……ただでさえ厳つい老人から斜め上のあだ名で呼ばれて居るのに、そのような老人が増えてしまっても、その、反応に困りますので……
        ラヴィータ。お好きに呼んで下さい(自分の名より知られるのを避けねばならないサーヴァントの真名。それを既に知られてしまっていれば、自分の名など些細な話であると自ら名乗り)
        それではお言葉に甘えまして…いただきます(用意された椅子に座れば、遠慮なしにフォークを手に取りドーナツに目を向ける)
        ……良く分かっていらっしゃる。と言うか、その、私が言うのもなんですが、その営業…色んな意味で無茶だと思うのですが -- ラヴィータ 2014-03-28 (金) 22:25:54
      • ふはははは!やはり私の名を隠す意味などなさそうだ。のうラヴちゃん(巨躯を揺らして高笑い)
        マスターの希望でな、名を隠せとの事なので妥協案がそれよ。呼んでも構わんぞ?・・・え?嫌なのか?
        すまぬな、どうやら無理を言ったようだ。ありがたく頂戴する(グラスを手に取りワインを口に運ぶ)
        そうよな。ヌシ、売り上げが悪いとマスターにいびられて無いだろうな?
        待遇が悪くて不満があるのなら私の元に来るといい
        私が見えるにかなり優秀な軍人と見受ける。厚く遇する事を約束するぞ(男臭く笑って髭を弄る) -- ランサー? 2014-03-28 (金) 22:32:21
      • ラヴィータ、成る程…ラヴちゃんだね(頷いて)というのは冗談でラヴィータ君と呼ばせて貰おう
        (紅茶をいれつつラヴィータの言葉に頷きはするが笑って)だがユニークではある、だろう?
        まあ取引に関しては実際様々だよ、例えばキャスタークラスなら現界し続ける宝具を量産出来る者も居るしね
        中にはマスターにも極めて珍しい装備を持つ者も居る…異界から来たとなればその装備も高い価値を持つ
        はたまたそういった現物を持たずとも戦いの中で相手の聖遺物を得る事もあるかも知れない

        (非礼を詫びる様に幾つかの情報を流す、あくまでサービスな為さしたる価値は持たないが)

        (ラヴィータの前に質の良い紅茶を置いて)そういった者達と共同戦線を張ったり彼らが持っていない装備を売るのが仕事な訳だが…
        待遇自体は悪くないのが困った話でね、更に美人な上に聡明だ。少し頑固な所も可愛らしいから手が負えない
        なので嬉しい申し出だがお断りしよう、…何より今この立場を貫く事こそが私の願いなのだよ
        ツェペシュ卿の言う通り生前は軍人として国に仕えたものでね、今は一個人に仕え続けるわがままを押し通したいんだ -- アーチャー 2014-03-28 (金) 22:47:31
      • まぁこのように対策されるのは当たり前らしいので、想定の範囲内です。しかし自分からバラすと言うのはですね、また別の話で………言っても無駄なのでしょうが(頭を抑えて溜息を漏らす、真逆の反応)
        嫌というか、今フレンドリーにお茶をしていると言っても敵ですよ…そのようにフレンドリーに呼ばれましても…。その上、老人2人にそのように呼ばれてる私、多分異様ですよ…客観的に見て……
        (ドーナツを一口状に切り分けて口へと運びながら”営業”の話に耳を傾け)
        戦いの中で聖遺物を、ね……それでは聖遺物の話はしない方が良かったかもしれませんね…価値が有るのかは知りませんが(ジョークなのか本気なのか、真顔でそう言ってちらりとランサーの方に目を向ける)
        領主はお気に入りだそうですが、私はこっちからお断りですよ……なんで老人ばかり囲まなければならないのか。変な趣味だと思われてしまう(紅茶を置かれれば一礼してから口をつける) -- ラヴィータ 2014-03-28 (金) 23:00:32
      • 些末な事で頭を悩ませるより、戦う者として誇りを持って戦いの場に立ちたいのだよ
        左様な事は敵として前に立ちはだかった時に考えればよかろう。良いじゃないか、世間的には孫みたいに見えるだろう違和感あるまい(意地悪く笑い)
        うん?私の体の一部など誰が欲しがるのだ…趣味の悪い話だな(マスターに見られて不可解な顔をする)
        ほう・・・?そうか?ラヴちゃん年上が好きだと思うとったのだがな、予想は外れたか(ワインを傾け)
        しかし…左様か…残念だ…実に惜しい…(本当に残念そうに口にする) -- ランサー? 2014-03-28 (金) 23:08:40
      • (実際の所この偉丈夫と少女が並ぶ様は違和感そのものではあるが同時に奇妙に噛み合ってもいる)
        (若い武器商人と従わぬ武器である自分ともまた違うな、などと考えつつ)
        私もツェペシュ卿とは同意見だ、まあ…私は自然と敵を増やす体質なので何とも言えない点もあるが…
        そういう点では私の主は最適だね、取引に於いても聖遺物に於いても
        実際人でも武器として売れそうなら売ると思うよ、鈍器としてかな(こちらはジョークと本気双方が混ざっているからタチが悪い)
        まだ若いからね、致し方ない…味覚と一緒だよ、苦みばしった大人の味にはまだ早い
        そういう点ではツェペシュ卿に対し君の参戦理由が不思議だ、聖杯で得られる願いは人の命を注ぎ込んだ物…苦い物だよ、飲み干すにはね -- アーチャー 2014-03-28 (金) 23:18:37
      • …本人がこれでは、これ以上言う事がありません。まぁ名前を隠す必要がないレベルの英霊なのでしたら…それに違わぬ力を見せて頂ければ、私は満足ですので。(淹れたての紅茶は熱かったようで、一口飲んでは息を吹き、一口飲んでは息を吹き…と繰り返しつつ)
        だって先に喧嘩を売ってきたのはあっちですよ?ですから今日はやる気マンマンでですね……やる、気……
        …ごほん。本人も自覚がある上、絞られたそうですからね…けれどいいんですよ。無かった事にせず、あの喧嘩を受けても……いえ、貴方のマスターが戻って来てからですね、こういう話は。
        領主にとってはただの体の一部でも、一応聖遺物のようですからね…欲しい人は欲しいのでしょう。武器として売れなくても、筋によってはいいお金にはなりそうですよ?
        年上ってレベルですか、貴方達は…そもそも英霊じゃないですか……(まだ若いと言われれば少しムッとした表情でそう言い返し、そっぽを向くが)
        …は、私ですか?(そのような方向から話が飛んでくるとは思わず、きょとんとした顔で向き直る) -- ラヴィータ 2014-03-28 (金) 23:36:06
      • ほう、流石に軍人だけあってよく分かっておるな…
        敵を作る…そうなのか。そういう風には見えぬが…意外よの
        そうよな、戦わずに済むのならそれが一番だ。故に話し合いで解決するのならそれが一番だが
        趣味が悪いな、人間というものは…死人の残したもので商売などと…(眉を寄せ)
        ヌシ、勘違いしておるな。戦いをしたがってるのは私ではなく、ラヴちゃんの方だぞ -- ランサー? 2014-03-28 (金) 23:42:21
      • いやその闘志は素晴らしいものではあるがまだ情報収集に精を出すべき頃合いだ
        実に見逃して欲しいね、キャスターと違って最初に倒して得があるクラスでも無い
        (愉快そうに言う…実際ランサーは恐ろしい程の強敵だ、そうした者と戦う為に改造された肉体を持った自分でも)

        戦争とビジネスは悲しくも古代からの伝統だからね…その形は変われども切り離せる事は無い
        (軍人でありながら戦争そのものに対するスタンスは否定的なのだろう、その表情は厳しい)
        そうだね、失礼ながら貴方の逸話の通りならば貴方が望んで…と私も思っていたよ
        だが100年に1度蘇るその不死性があれば焦る程の物でもないのも事実、だからこそ不思議でね
        ラヴィータ君が戦いに赴く理由…それを知りたい、聖杯を呷るにはまだ若い
        …他にも若人は目に付くがね、大抵は歳を取った愚かしい者がそれを手に入れたがるものだ -- アーチャー 2014-03-28 (金) 23:56:07
      • 情報収集……それですが(言葉が続くかと思われたが…まずはいい具合に温かくなった紅茶を一口)中々に難しいものなのです
        宝具と引き換えにでなければ今すぐにでも貴方に頼りたい程です………そうでなければ力づくになるでしょうが…正直あまりしたくはありませんね
        領主、何度も言う様ですが戦いたがってる訳ではありません。…そうなることも、致し方ないでしょうと言っているのです
        …若く、時間があったとしても……成し遂げれない事は、あります。私はそれを叶えたい。
        時間が足りないのです、いくらあっても…それほど大きな事です。私一人など以ての外…ですが、何人の手があって叶えられることか、わからない
        ……英霊にはつまらない話でしょう。続けますか?(ドーナツをまたひとつ切り分けて、口へと) -- ラヴィータ 2014-03-29 (土) 00:14:46
      • そうか?私にはヌシが自信に満ち溢れているように見えるが(笑って返し)
        つくづく軍人というものは変わった生き物よの

        当人同士でやり合うのなら良いのだが周りが巻き込まれるのは良い迷惑だからな
        戦争というものは命が奪うものを差別せんからの…
        それ故に戦うのは嫌いではないが、戦わねばならん時は最後の手段よ
        私には私の願いがあるが…そもそも聖杯などという物に頼らずとも己が力で叶えるつもりであるからな
        ラヴちゃんと違い、時間の制約は過去においてきておるでな、焦る気も無いが…
        愚かさに歳は関係あるまい…それを言うのならば私の願いも
        他者の願いの為に戦うヌシも愚かなのだよ -- ランサー? 2014-03-29 (土) 00:27:16
      • (成る程、幾つか当たり障りの無い情報を口にしてみたが反応が薄かったのはそういう事かと考える)
        (実際に彼らと出会っていればピンと来た筈だ、…ラヴィータが気付かない演技をしていれば話は別だが)
        …今回はかなりアサシンが多い様だからね、それとキャスターも(情報を持ってはいる、と暗に示す)

        つまらないなどという事は無いよ、この身と成り果ててどれだけ時が引き伸ばされようと人の意思に触れれば心は躍る
        愚かな願いも持つ…(頷いて)だが愚かだからこそ尊い、それを分かった上で手を伸ばすのだからね
        …何よりラヴィータ君、英霊だからこそという話もある
        我々はただ一人で成そうとした愚か者なのだから(何人の手で成せばいいか、という諦めへの忠告の様に) -- アーチャー 2014-03-29 (土) 00:36:54
      • その言葉を信じるならば、やはりきちんと情報はお持ちですか…アサシンもキャスターも戦闘に向いているとは言い難いですが、その分厄介な面も……やはり、情報が欲しくなってくる所ですね(情報交換の話を進める訳でもなく、それだけ言えば何か言いたげにアーチャーの顔を見やり)
        ……心が踊る、ですか。生前からそのような人間なのでしょうか、それとも、「そう」なってからでしょうか…
        ……愚かな…そう、愚かな願い、ですか。そうでしょう、そうなのでしょう……「皆の願い」は。
        (口にはしないが、その言葉の強調が意味するのは…”自分は違う”)
        一人で成そうとした愚か者。(そう言われれば納得したように頷き、そして笑う。話が話でなければ、ただ若い娘が会話を楽しむ光景だ)面白くて…的確な表現をなさる
        愚かな願いを叶えたい者が、愚か者を従えて……それでは勝てません、勝てませんね。
        私の願いを聞きたいとお望みならばお話しましょう。私の崇高で叶えられるべき、いえ、叶えられるべく叶えられる願い。
        私の願いはすべての人間を幸せにします。私の願いは全ての人の願いになるでしょう。私の願いは皆が望んでいる。
        私の願いは…太陽神の為の世界を創り上げます。……皆の為の世界が、創られる。
        (話す姿はうっとりと、とても幸せに満ちていた) -- ラヴィータ 2014-03-29 (土) 00:55:11
      • 私は兎も角マスターであるラヴちゃんを狙われると面倒だからな、その辺は警戒しておいた方がよさそうだ
        良い情報だな、礼を言おう…(軽く頭を下げ)
        ふむ…英霊になったら人が変わったなどと、そういう前例が有ったりするのか?(首を傾げ)



        う、うむ…(また始まったという呆れ顔とため息) -- ランサー? 2014-03-29 (土) 00:59:20
      • いや、気を付けていても中々厄介な相手だからね…役立つのなら幸いだよ
        少なくともアサシンに関しては特に気を付けた方がいい、…有象無象区別無く力在る者を襲っているようだからね
        (豹変を目にする、だがその異質さに驚く事は無い…数多見てきた願いだからだ、数多殺し尽くしてきた願いだからだ)
        (独りよがりな綺麗な願いは狂人を生み出す、自分の願いは汚らしい物だったがそれでもその狂人の部類に入るからこそ静かに見詰める)
        素晴らしい願いだね、実に、叶えられるべきだと私は思うよ
        生憎君にとっては非難すべき無神論の国の出なので改宗は出来ないが
        成る程こうした愚か者の為に聖杯を、ふむふむ…けれどタイミングが必要な神様なんだね
        (うっとりとしたラヴィータに皮肉が届くかは分からない、だが少なくともランサーには感じられるだろう)
        (今この男の瞳は彼に立ちふさがった血族の者達に近く、より冷徹な物となっている…気配は何一つ変えずにだ)
        …そうした話は私のマスターにお聞かせ願えると嬉しいが、まだ帰ってこないらしい
        すまないがまた後日会えるかな、こうなるとどれだけ掛かるか分からないからね…
        (これはランサーへのこの男なりの手打ちだ、…マスターへ判断は任せるが…男自身は断じてしまっている) -- アーチャー 2014-03-29 (土) 01:19:19
      • ありがとうございます(ランサーの顔色も、溜息も知らぬ顔。礼を言い華が咲くような笑顔で応えたが、次の言葉を紡ぐため口を開く際には不自然な程に笑みは消え失せ)
        ……あまり私を、馬鹿にして欲しくはないですね。そのような言葉は……癇に障る
        愚か者は愚か者らしく……その時を黙って待っていればいい。囀る者も、耳触りの良い言葉を吐く者も……全て要らない。邪魔でしかない。そう、邪魔。邪魔なのです。
        (静かにだが怒りを込めて淡々と吐き捨てれば…スイッチが切り替わるかのように、口調も、表情も全て元に戻って)
        少々待たせて貰うとは言いましたが、長居し過ぎたようですね…すみません。
        喜んで。…この間は物騒な迎え方になってしまったから、今度は普通に出迎えさせて下さい。
        (それでは行きましょうか、とランサーに声を掛け席を立つ。ドーナツと紅茶のお礼を言い頭を下げれば、静かに戸を開け出て行った…) -- ラヴィータ 2014-03-29 (土) 01:35:43
      • 構わん。私はこの一杯が飲めただけで十分だったよ(空になったワイングラスを置き)
        馳走になった。出来れば次は酌み交わしたいものだが、その機会が訪れればよいがな(期待を込めた言葉だがそれが叶う望みは薄いと寂寥を込めた瞳が語る)
        ・・・行くのか?では、色々不躾だったがこの辺で失礼させてもらおう。できれば今度は我が居住の方に訪問したまえ
        返礼ぐらいはしたいのでな、マスター共々畏まらず来られるがよかろう。では、いずれまた(軽く会釈をすると音も無く扉を閉め出て行った) -- ランサー? 2014-03-29 (土) 01:41:18
      • (ランサーに対し肩を竦める、正直に言えばヴラドのその有り様は男にとっては好ましい部類だ)
        (その為に悪に生きた以上生前出会っていても剣を交える事となったろうがそれでも)
        (見送った後にぽつりと呟く)太陽信仰者と夜の支配者…奇妙なまでの組み合わせだね
        だがだからこそ付け入る隙も…あるか
        (それと同時に自分の接客のまずさに眉間を顰める、しこりを増やす事の天才かと自分を疑う程だ)
        妙なスキルが付いてないかセアラ君に聴かねばならんねこれは…(盛大にため息を吐いた) -- アーチャー 2014-03-29 (土) 01:52:43
  • ははア……武器屋というか、これは武器の博物館と言っても通る品揃えで御座いますねえ。(ここは瓦礫城、下軸工業公司。……店内に一人の客がいた。怪しすぎる客が)
    (まず、目元をうろこを模したと思しき細かい模様の入った緑の仮面で隠している。さらに、そんな奴が時代がかった海賊コートなんぞ身に纏っている。とどめに……そいつはサーヴァントとしての気配をまったく隠そうともしていない。あるいは、隠すことが最初からできない。) -- アーティラリスト 2014-03-25 (火) 23:12:50
    • (阿片中毒者の見る夢さながらに奇想天外の装いも珍しからぬ混沌の城にあってさえ、その客は「珍客」の名に値する様に思える)
      (時代錯誤な衣装、それもとびきり戯画化された劇中劇からそのまま抜け出てきたような)なにかお探しですか? -- セアラ 2014-03-25 (火) 23:18:31
      • あや、店主様でいらっしゃる?(振り返って首をかしげる)
        御恥ずかしながら、このような格好をしておってもこのての火砲の扱いはとんと不得手で御座いまして……ええ、ええ。扱いの簡便なものがあると良いので御座いますが。 -- アーティラリスト 2014-03-25 (火) 23:22:21
      • (ダークスーツの男は後手に腕を組み待機している…役者めいた姿の男に対しこちらは何らかの技かサーヴァントとしての気配をよく隠している)
        (それでもサーヴァントを知覚する技量があれば分かるだろうが、そうでなければあくまでよく居るボディガードに見えるだろう) -- アーチャー 2014-03-25 (火) 23:29:46
      • 海賊の船長さん…ですよねそれは 何かの撮影ですか?(快足のスクーナーに据え付けて使うような旋回砲を運んでくる)
        臼砲もありますし、野戦砲もいちおう扱ってますけど…ハンドキャノンみたいなものをお探しに? 威力と扱いやすさ、どちらが大切です? -- セアラ 2014-03-25 (火) 23:34:06
      • ええ、御名答で御座います店主の御嬢様。撮影では御座いませんけれどね、アーティめは実際に海賊で御座いますよって。(肩を竦める。先ほどから立ち居振る舞いと言葉遣いがどう考えても海賊のそれではない。)
        なので、据付型の銃砲はおおむね間に合っておりましてな。然様、扱いやすさと、それから……隠匿性で御座いますかね。護身用で御座いますよって。 -- アーティラリスト 2014-03-25 (火) 23:46:32
      • 自分のこと海賊だっていう人はじめてみました…リアル海賊さんのお客さま、はじめてかもですよ…ちょっとドキドキしてきました!
        静かなほうがいいですかー…では、ちょっと珍しいものをお見せしちゃいましょうか これ、特殊部隊向けの秘密兵器なんですけどね…
        (銃身が膨らんだ拳銃をカウンターに置いて)67式微声手鎗っていいます この膨らみ、サプレッサーになってるんですよ
        使用弾薬は特別製の7.62mmx17弾、装弾数ははじめの1発プラス8発です 静音性があってしかも軽量、取り回しも楽チンなこの一品! いかがです? -- セアラ 2014-03-25 (火) 23:59:08
      • (演劇めいた海賊、思い当たる節は…無い、恐らく自分とは年代が違う英霊なのだろう)
        (当然その方が多いがこの特徴はブラフでなければ覚えておく価値はありそうだと判断しつつセアラに寄る)
        (恐らく彼女も分かっているだろうとは思いつつもサーヴァントである事を耳打ち) -- アーチャー 2014-03-26 (水) 00:02:09
      • ははア……サプレッサーが標準装備のハンドガン、で御座いますか。アーティめはそのようなものを初めて見まして御座います。
        いただきましょう、おいくらで?(隠匿性というのは隠し持ちやすさのことだったのだが、もともとアーティラリストが長身であることもあり、それほど問題にはならなさそうであった。懐から財布を出す) -- アーティラリスト 2014-03-26 (水) 00:11:21
      • いいんですか、お試しにならなくても?(見本と試射用の弾薬を並べて、地下の射撃場へとつづく下り階段を示す)
        なにせ秘密兵器ですからねー 世間さまに知れ渡ったのはつい最近のことでして 実際、ちょっとした掘り出し物ですよこれは…
        (耳打ちに存在感の正体を悟りつつ、聞こえていない様な顔をして)…おじさま、お客さまの前ですよ? ごめんなさい、失礼しました
        それでですねー、今日は7.62mm×17弾を二箱おつけして(電卓を叩く)お値打ちプライスでご奉仕しちゃいましょう! -- セアラ 2014-03-26 (水) 00:47:54
      • (仮面をしているが故に男の表情は読み取れない、果たして自分の正体に気付いているのかいないのか)
        (だがソレを示さない以上致し方あるまい、あくまで一人の店の者として振る舞う)
        (新規の客にそんな珍しいモノを売っていいのか程度の事だったと言う様に肩を竦めて) -- アーチャー 2014-03-26 (水) 00:51:04
      • ……。(その表情とポーズのまま硬直)
        ……いやなに、クーリングオフはできましょう?(試射を忘れていたらしい)
        いえいえ、起きになさらず。御仕事の話は大変で御座いましょうし。(大丈夫大丈夫と手を左右にぱたぱたやって、そして電卓に示されたとおりの額を財布から取り出す。) -- アーティラリスト 2014-03-26 (水) 01:09:58
      • 銃の扱いに慣れた方なら、戸惑うことはあまりないと思いますよ どんな小さな商品だって、最高の状態でお渡ししている自負もあります
        私たち、武器の下取りもやってるんですよ 「あなたも聖杯を追うお一人ならば」きっと珍しい武器…宝具や聖遺物を手に入れることもあるでしょう
        素敵な武器を造って売って買い集めて、また売っての繰り返しです もし手に入れることができたなら、聖杯だってお売りしますよ
        お客さん、お金いっぱい持ってそうですし(ガンケースに67式微声手鎗と弾薬をつめ、仮面の客の方に向ける)
        兵器集めに力を貸して下さるなら…戦利品の価値に応じて、相応の対価をお支払いしましょう マスターさんにお伝えいただけませんか?
        (『下軸工業公司』董事長の名刺を渡して)私たちは武器商人(アンダーシャフト)、いつでもここでお待ちしていますので -- セアラ 2014-03-26 (水) 01:26:44
      • (相変わらずのセアラの交渉に苦笑する、毎度見ても何たる商売魂かと思わされる)
        重要な商談である場合そちらへ出向く形で交渉も行いますのでご一考を
        (歳相応の低く重い声でそう告げる、軍人らしいハキハキとした口調だ) -- アーチャー 2014-03-26 (水) 01:29:39
      • ……あやまあ。(唐突にその単語を出されて、思わず仮面の上から目を覆って天を仰ぐ)
        どうもね、アーティめはサーヴァントの気配を隠すというのが非常に増えてで御座いまして……困ったもので御座います。しかし、今回は御嬢様方に見つかったのでまだしも良かった、というところで御座いますね。(頭を下げて名刺を受け取る)
        もしよろしければ、我が屋敷にもいらしてくださいな。我がマスターは珍しいものがすきで御座いますよって、きっと店主の……ええと(名刺を見る)セアラ御嬢様の持ってくる品々を喜んでくださいます。 -- アーティラリスト 2014-03-26 (水) 02:08:42
      • それでもしもの時の護身用、というわけですねー…ここへ来る方はどなたも多かれ少なかれ、切実な理由をお持ちです
        旦那さまかお姫さまかわかりませんけど、もしもの時に抗える「牙」をお求めなら…この先もいいお取引ができると思いますよ
        今日はお近づきの印に、少しおまけしちゃいましょうか(ガンケースの空いた場所にスモークグレネードを三つ収めて)
        マスターさんにはよろしくお伝え下さい いつ頃お邪魔しちゃいましょうかねー? 早い方がいいに決まってます! ご挨拶に行きましょうよ ね、おじさま? -- セアラ 2014-03-26 (水) 21:37:29
      • (外見からしてキャスターか何かなのだろうかと考えてはいるが答えは出ない、三騎士とアサシンは除外しても良さそうではあるが)
        (そう考えていた所にセアラの言葉を聞けば肩を竦めて)仰せのままに、こういう商売ごとはどうにも不得手だからね私は
        (苦笑しつつ、相手がキャスターな場合これは危険な罠ではある…その点はセアラに伝えねばなるまいと考える) -- アーチャー 2014-03-26 (水) 21:41:48
      • 我が主は概ね屋敷にみえますよって、御二方の御都合の良いときにいらしてくださいましね。(礼を述べてスモークグレネードを受け取る)
        それでは、また。来てくださるのを楽しみにしておりますので、それまでお二方ともお健やかに(丁寧に一礼。そのまま、しずしずと下軸公司を去るのだった) -- アーティラリスト 2014-03-26 (水) 21:58:38
  • 何だこの建造物は……まるでラビリンスシティだな。
    (上下左右もおぼつかなくなりそうな瓦礫城を歩く黒外套の男。この場に似つかわしくない所作と、こうしたアウトロウな場所に相応しい特異な雰囲気を纏う)
    だが隠れ潜むには万全の場所といえる。……できれば、先手を取りたいものだが……。
    (150kgを超える鋼の身体は、アスファルトにみしりと重い音を響かせる。油断なく四方に警戒を張り歩く姿は、聖杯戦争の参加者から見れば目立つだろう) -- アルヴィン 2014-03-24 (月) 22:31:32
    • 迷子になっちゃいました?(四つの足が生えた機械の鞄を従えて、ダークスーツの少女が声をかける)
      (彼我の距離はおよそ10間、暗闇に慣れた目でも目視しがたい一面の闇 生活の匂いが失われて久しい廃棄物の回廊に靴音をたてて)
      最近多いんですよねー 物珍しさでどこまでも進んじゃって、どうしようって頭抱えちゃう人 向こうの街の、地元の方でしょう?
      この間も一人、外までお連れしましたっけ…(こつこつと、近づいていく)見せて下さいよ、その身体 どこの製品でしょうね… -- セアラ 2014-03-24 (月) 22:48:20
      • (少女の斜め後方に立つ同じくダークスーツの男、この治安の悪い土地では珍しくも無い…裏稼業らしい姿だ)
        (だがその大柄なスーツが張る程の肉体、長く戦い続けた者特有の異質な重圧、そしてそれらが合わさりながら気配がまるで薄い)
        (サーヴァントとしての気配を武芸の技で薄めてはいるものの卓越した魔術師であるアルヴィンならば一目で気付くだろう)

        (男は闇の中でさえも見通すその瞳でアルヴィンを見る、異質だ、気の張り方は戦いに熟知した者のそれ…)
        (何より闇の気配と共に人の体重ではない、セアラも判断しているが金属の体か…と至ればセアラの横に並ぶ)
        (だが手は後方に組んだまま、セアラを守りはするが敵意自体は抱いていないのが分かるだろう) -- アーチャー 2014-03-24 (月) 23:01:09
      • 何?(ふと女の声に訝しんで視線を向ければ、いつのまにそこにいたのか。明らかな達人とわかる男を従えたスーツの少女)
        (地元の住民か。いや、その推察は正しい。正しいが、それだけではない。感じられる魔力が異質だ)
        (なによりも)……(赤い目を細める。黒い外套とインナーに隠されたアルヴィンの肉体を、彼らは一目で看破して見せている)
        あいにくだが、俺の身体は特注でな。こんなガラクタばかりの場所で売りさばくつもりはない。
        (虚空から引きずり出すように巨大な機械杖を取り出す。淡い輝きが闇を照らし出した)……この気配。聖杯戦争の関係者か。 -- アルヴィン 2014-03-24 (月) 23:05:00
      • ひどいなぁ…人を追いはぎみたいに言わないで下さいよ(憮然とした顔をして)いいものを見かけたらおそばに寄ってよく見たいって思いません?
        いいものはいい、悪いものは悪い それでいいじゃないですかー きれいなものきれいと言って、何がいけないんです?
        私の言ってること、そんなにヘンです?(輝きが闇を掃えばますますその目が輝いて)やだ、サービス満点じゃないですか!
        どちら様でしょうねー ね、ほんとに見せて下さいよ 見るだけですから、別に盗ったりしませんし? でしょう、おじさま? -- セアラ 2014-03-24 (月) 23:30:36
      • セアラ君セアラ君、セアラ(重圧を感じさせる男はしかしすまなそうな顔で少女を引き止める)
        いやすまないね君、これこの通りこの子は少々好奇心が強くてね…ついでに言えば商売っ気もとても強いんだ
        それだけだからあまり気を悪くしないでくれ…この場所ではその対応は極めて正しいが
        (少女の前に立ちながらニコリと微笑み)確かに此処はガラクタが多いが宝もある、そういう点では我々は取引出来ると思うよ
        聖杯…そう例えば宝具とか(即座にYESとは答えない、だが遠回しには答える…つまりは交渉の余地があると) -- アーチャー 2014-03-24 (月) 23:38:36
      • (なるほど、こうした関係性のマスターとサーヴァントもいるのか。と、どこか奇妙なやりとりにあっけにとられていた男は思った)
        いや、問題はない。そもそも、同じ戦争の参加者でありながら、こうして語らう機会自体、本来であれば数少なくて当然だ。
        とはいえ(黒外套を翻す。機械杖がその中にすっぽりと隠れ、事実消えた)そんな物見遊山に見せてやる身体ではないものでな。
        しかし、取引とはどういうことだ? お前たちの目的は聖杯戦争によって利益を得ることだとでも? 商人らしいといえばそうだが、にしては……。
        (サーヴァントを一瞥する。そんな低俗なものに関わるには、あまりにも洗練された武技を感じさせる。羨むほどの立ち振舞である) -- アルヴィン 2014-03-24 (月) 23:41:47
      • にしては、何でしょう? 腑に落ちないことでも? 戦争から利益を上げる者がいる 人殺しの道具を売って稼ぐ人間がいる
        モノは言いようですよ、見知らぬお方 私たちは英雄の介添え人、時に影ながら時代の求めに応え…もう一つの歴史を紡いできました
        人が人らしくあるために、どんな困難にも立ち向かうために 理不尽に抗う牙を、私たちは商っているんです
        あなたの身体が素晴らしいものなら、他の誰かの力になれるかもしれない そう思うのも道理でしょう?
        とはいえー…ちょっとはしゃぎすぎましたかね 失礼しました ほんとうに涎が出そうになっちゃって…でも今は我慢しますよ
        とって喰ったりなんかしませんとも と、いうわけでー…取引しませんか! 最高の武器をあなたに! お支払いは現物でもおっけーですよう -- セアラ 2014-03-25 (火) 00:17:30
      • (杖を隠したのは魔力化かはたまた亜空間を用意してあるのか、どちらにしても眼前の男の技量の高さは疑い様がない)
        (成る程サーヴァント相手でも対応出来るだけの自負はあるかと納得すればなるべくセアラが前に行かないよう気を使う)

        その武器に私も含まれるがね、例えば君の…ガリオンでもレオスタンでも無い、骨幹から異質さを感じさせる物などが現物に当たる
        という訳で私にとっても彼女がこの戦いで儲ける事が望みなんだ…信じられんかな?
        だが安心し給え、仮に彼女が無関係な者まで巻き込んだ時は私が動くのでね
        (到底信じれる内容では無いだろう…この男は主の儲けの為に命を消費すると言っているのだ)
        (だがこの男にとってはそれは最後の感傷、大勢の為に少数を殺す事だけに特化した男のちっぽけな願いだ)
        (故にセアラ自身にも極めて危険なサーヴァントという事でもあるが) -- アーチャー 2014-03-25 (火) 00:27:12
      • (重い、長い嘆息があった。呆れと、どこか感嘆を含めた長い吐息が)
        見上げた商売根性だ。主従ともども、たくましいものだな。俺もお前たちと似たような伝手を頼ってここに来たとはいえ……。
        しかしだ。取引ということは、お前たちの差し出す武器とやらの代わりに俺は何かを出さねばならんわけだ。
        現物とは具体的に何を指す? 生憎だが俺はこの世界の人間ではない、アーティファクトの類は持ってはいないぞ。当然、路銀も必要最低限にしかない。 -- アルヴィン 2014-03-25 (火) 00:32:28
      • これだからおじさまって嫌ですよね(ふいっ)…勝手は許しませんよって顔しちゃって、ほら見て下さいよこのパパは絶対認めません!みたいな!
        ほっといて下さいよもうー…お客様の前ですよ? どちらかといえばギルティですよね 今日はごはん抜きにしちゃいましょうかー
        てゆーかこんな話自体が無意味なんですよ アンダーシャフトの矜持にかけて、それ以上の人を救ってますし?
        だ・い・い・ち! 人間様がパンと水だけで暮らせるものですか 生活しなきゃいけないんですよ誰だって、生きることは戦いですから
        この際だから言わせていただきますけどね、そこんとこよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく考えてくれないと困るんです!!
        もう…もう!(アーチャーの脇腹をドスドス正拳突きして)それで、なんでしたっけ? 取引のお話ですか
        そうですねー異界の人ならさっきおじさまが言ったように稀少資源とかお持ちなのでは? あとはー…私たちのビジネスパートナーになって頂くとか
        つまりですね、持ってなければ他から分捕ってきちゃいましょう!っていうお話でして 戦利品は正当な資産ですから、宝具でも聖遺物でもきっちり査定して下取りしますよ
        その対価はおじさまの武力でも、私たちの情報でも構いませんし…こちらの世界のキャッシュや貴金属の現物、兵器との等価交換でもご用意できます
        あ、あと仲良くしてる間はその身体のことは我慢します! 大きな譲歩ですよこれは…いかがでしょうね -- セアラ 2014-03-25 (火) 00:50:23
      • (嘆息されれば苦笑しながら肩を竦める、この男自身この少女に呼ばれた時内心似た感情は抱いたのだ)
        …思い当たる節が無かった訳だ、異世界の魔術師か…
        (呟く、かつて同じく異世界から参戦した者が居る事を英霊として知っている、そちらはサーヴァントである為更に特異だが)
        ハッハッハ女の子はお淑やかな方がモテるよ?ではその辺りはまた後にしよう
        (勢い良く話し、勢い良く行動するセアラに対しゆったりと対応する、脇腹への正拳突きも特に気にしていない)
        そういう訳でね、君にとってやや信頼が置けるかは怪しいものの色々とビジネスが出来る訳だ
        見た所君だけの問題ではないようだからご一考を(その度々見せる落ち着いた、時に何かを諦めたような表情からある程度察する)
        (恐らくこの異界の男はどうしようも無い悪ではない、…何かを諦めようとしている顔だからだ) -- アーチャー 2014-03-25 (火) 01:00:29
      • ……考慮させてもらおう。いや、そうだな。もしかすると、俺のサーヴァントが生み出すモノで交換にはなるやもしれん。
        (無遠慮な踏み込みや敵対を避けられるならば、この取引とやらを拒む理由はなかった。仮にここで戦いになったら、生き残れる自信はない)
        名乗っておこう、アルヴィン・マリナーノだ。あいにくサーヴァントは連れていないが、縁があれば出会うこともあるだろう。
        (友好的、とは言いがたい。相好を崩すことなく、お互いにきちんと場をわきまえ、線引した上でのやりとり)
        (しかしそれは敵対ではない。まさに商業的取引だ。楽でいい、アルヴィンはそう思った)
        ……ところで、悪いが帰り道を教えてもらえるか。ここはいかんせん入り組んでいる。
        (出し抜けにそう言った。二人の軽妙なやりとりに毒気を抜かれたというよりは、それを羨む瞳を見られたくない、そんな意図を垣間見せて) -- アルヴィン 2014-03-25 (火) 01:13:00
      • 私、こういう者です(武器製造販売『下軸工業公司』董事長の名刺を渡して)こちらは遠い親戚のジョンおじさまです!
        でもアンダーシャフトの名前はあげませんよ わからず屋のおじさまにはワトソンなんてお似合いでは? 初歩的なことだよワトソンくん! レノンでもいいですよ
        ここからだと…街の方に抜けるのにいい近道があるんですよ 治安はそれなりですけど、アルヴィンさんならお一人の時でも大丈夫でしょう?
        あと、途中に寿桃(桃饅頭)がおいしいお店があるんですよね…お土産に買っていきましょうよ サーヴァントさんの好感度一気に上げるチャンスですよこれは!
        ……あら、何です? そのもの欲しそうなまなざしは…ダメですよ、おじさまは自分で買って下さい!(大狗を甘やかしながら先を歩いていく) -- セアラ 2014-03-25 (火) 01:37:36
      • (サーヴァントが生み出す、つまりは何かを作り出す能力を持つクラス…ならばこの男の手札はキャスター)
        (その言葉に一瞬訝しむのをアルヴィンは見たかも知れない、この男自身も恐らく魔術師だろう…それも最前線に出るタイプの)
        (キャスターの援護を得られる工房で籠城する事こそがこの男にとっての最良の方法の筈だ)
        …分の悪い賭けをしているようだね、いや皆その点では同じか
        (この己を苛むばかりの男についそんな言葉を掛けてしまう、真実は未だ見えないというのに)
        いやはやいやはや…なんだかね、最近この調子で…若い子の気持ちというのは難しいよ
        (苦笑を見せながらセアラに付いて行く、その節々にはアルヴィンへの警戒は当然あるが…それはサーヴァント故なのだろう) -- アーチャー 2014-03-25 (火) 01:44:03
      • ……いや、土産は又の機会にしておこう。道を教えてくれればそれでいい。
        (警戒に対し、戦意を見せる様子はない。憔悴したように、その言葉にもどこか力はない)
        (結局セアラに続き、瓦礫城を抜ける別れ際)
        ……お前たちは騒がしいな。あるいは一次的な欲求に則ることがその秘訣か。羨ましいものだ。
        ジョン、といったな(アーチャーを、赤い瞳が見返した)……あんたが、悔いなく戦えることを祈っている。いや、願うよ。俺自身の願いだ。
        (そう言い残した。今の自分が、悔いにまみれた生を歩んでいることから出た言葉なのか。彼が去った今では、それは誰にも分からない) -- アルヴィン 2014-03-25 (火) 02:00:47
  • (場所は射撃場、ヒロが幾つかの銃を試し打ちした場所でもある)
    (そこで幾つかの「掃除済み」の武器の試射を行っているのだ、そのどれもが的の中心を穿ち万全に見えるが…)
    やはりバレルが僅かに歪んでいるね、君の見立て通りだが…売れるのかい?こういった物も -- アーチャー 2014-03-23 (日) 22:14:04
    • 再生できそうなものは直しますよ そういうのが上手な職人さんもいますから 望み薄ならパーツをとってスクラップ、でしょうかね
      精度が落ちるものをお売りするわけには行きませんし、これも勉強代と思えば安いもので(紙袋から寿桃を出してぱくつきつつ)…あげませんよ -- セアラ 2014-03-23 (日) 22:22:11
      • 顧客からすればありがたい話だね、紛争地帯ならこれでも両手を挙げるだろうに
        (弾倉を外し幾つかの確認を終えると置いて)…いや女性の幸せな一時を邪魔する趣味は無いよ(肩を竦める)
        だが少々苦味が出る話はしよう、ここは防音だしね?…幾人かのサーヴァントを確認した、内一人倒した事は既にあの刀と共に伝えたね -- アーチャー 2014-03-23 (日) 22:28:57
      • 『公司』の売り物はどれも命を預けるに足る道具ですよ 安物のナイフ一つ、野戦砲でも車両でも艦船でも同じ事じゃないですか
        私の信用に高いお金を払っていただいているんです…である以上、全身全霊をもって信に応えて差し上げないと(二つ目の寿桃をぱくつく)
        んっ…ふ? んんっ、あれから他にも見つけたんですか? 特徴とか覚えてますよね 脅威度は? どう見ました? -- セアラ 2014-03-23 (日) 22:38:52
      • (成る程、と頷く…実際第三国での命の値段など安いものだ、そう考えればセアラの見立てる命の値段は良い値段だなと考えて)
        ああ…知覚したのまで含めれば四人、内実際に見たのは一人、撃破したのは一人…何故撃破した者も含めるかは後々話そう
        まずは実際に見た者だが…酒場でアサシンを確認した、まあ私が何故酒場に向かったかは大目に見てくれたまえ
        そこらにある私服姿だったが無精髭と気怠げな瞳、肩まで伸びた焦げ茶の髪を持つ男だ
        恐らくは打撃武器か斧を使う…私が現役だった頃の英雄だろう、彼には心当たりがある -- アーチャー 2014-03-23 (日) 22:53:18
      • プロファイリングの成果は書き物にまとめて頂けません? この街の関係者なら、冒険者ギルドから抜いたデータベースも持ってますし…そちらで照合が取れると思います
        酒場って無臉酒廊のことですよね…もう二度と近づかない方がいいですか? 近日中にあの店が戦場になる公算は?
        というか、それ以前に…この戦争、どれだけの人が関わっているのか調べないといけませんよね
        私の方でも…左の胸に印をつけた黒髪の男性が一人、と……回路でつながれた男女が一組、うちのお客さんで来店されました
        あとは…魔導書、でしょうかねあれは 参戦者の一人みたいですけど、他に持ち主がいるのか本自体がマスターなのか… -- セアラ 2014-03-23 (日) 23:04:01
      • 了解した、再びの書類仕事か…(軍人時代死ぬほど行ったとぼやきつつ伐採斧のアサシンに関する事を後日纏めて渡すだろう)
        いや出会ったのは外の酒場さ、ただ無臉酒廊も気を付けた方はいいね…個人的には限りなく黒に近い
        回路で繋がれた男女、か…そちらの情報も後で詳しく頼むよ
        知覚した二人に関しては恐らくはキャスターとセイバーとだけ、…先日酒場のある街で起こった極大の魔力発光現象関連だねあれは
        魔力が酷似していたが…(そこで一旦切る)個人的に気になるのは先日襲撃してきたアサシンについてなんだ
        これで確認されたアサシンは二人、つまり今回の戦争は規模が大きい…そこに加え戦い方に気になる部分があった -- アーチャー 2014-03-23 (日) 23:13:28
      • 外の世界のよそ者が真っ先に訪れる場所があるとしたら…やっぱり酒場でしょうね 良くも悪くも、ああいう場所は敷居が低くもありますし
        片方はヒロ…吉野ヒロユキと名乗っていましたっけ 銃を売りました シグ・ザウエルP220コピーの45口径モデルなんですけどね…(こちらも了解して)
        正直、私個人に魔術の才能はあまりないので…単独行動を許可します 気づいたものがあれば無理のない範囲で追って下さい
        今回は七つのクラスに一人ずつ、ではないと? 二人目のアーチャーに巡り会う日も来てしまうんでしょうかね…(難しい顔をして) -- セアラ 2014-03-23 (日) 23:23:35
      • 吉野ヒロユキ…P220?値は張るモノの使い勝手のいい45口径だが…敵かも知れんのに君の商売魂には頭が下がるよ(苦笑する)
        魔力量自体は問題無いけれどね?(フォローして、実際この男自身燃費が極めていい部類ではあるが問題無くやれている)了解した、情報を更に集めるとしよう
        (頷いて、こちらも僅かに難しい顔をする)多い分最悪複数対1という事も有り得る…立ち回り自体も大事になってくるよ
        更にだ、私が倒したアサシンはどうもらしくないと言うか…正道な者が正直にぶつけられてきた
        それもサーヴァントを相手に、だ…実力者ではあったがアサシンでその運用は違和感を感じる -- アーチャー 2014-03-23 (日) 23:33:45
      • 技量は下の下ですよ 自分を撃たないのが不思議なくらいだったので…少しご指導もしましたっけ いい商売させて頂きましたけどね
        持ち前の量プラス、戦争のために用意した宝石が山ほど眠ってますからね…事実上の無尽蔵ではあるんですけど、その使い道が…
        片道切符前提の威力偵察、でしょうか つまらない相手に手の内明かさないで下さいよ あえて(ブラフ)を混ぜ込んでみるとか -- セアラ 2014-03-23 (日) 23:39:31
      • 破壊に用いるにも宝石魔術は難易度が高いからね…まあいつか魔術関係に売る為の保険とでも
        それに限りなく魔力を振り絞って戦う事もあるかも知れない、…余程の相手が多ければ何度も
        (頷く、アサシンを威力偵察に使うのは複数サーヴァントを抱える場合の常套手段だ…つまり手を組んでいるかもしくは)
        ハハハ大火力なモノは使わなかったからご安心を、切り札は一枚切る事になったがまだ手札は多い
        最高の切り札は必要な時に、ね…それでは他の試験に移ろう(そう言って話題を終えれば銃器のテストを開始した) -- アーチャー 2014-03-23 (日) 23:51:12
  • 今日は疲れちゃいましたねー お店には寄らずに帰ってお風呂にしましょう!(ブラウスに飛んだ返り血をこすって) -- セアラ 2014-03-22 (土) 22:52:25
    • (僅かに呆れた顔でその斜め後ろを付いて行く)やれやれ、荒事には慣れてはいるが…
      幾つになってもああいう光景は気が滅入るよ、向いていないのかな(セアラとは対照的に一切の血の汚れを身に纏わぬ男) -- アーチャー 2014-03-22 (土) 23:18:16
      • いいえおじさま、信用を守るためです 売る側の信用っていうのもあるんですよ あの店は踏み倒しても大丈夫、なんて思われたくはないでしょう?
        そういう評判はあっという間に広がっちゃいますし、噂を信じてしまう人だって現れますよね…ですから、例外を認めるわけには
        すぐに慣れますよ(ウナギの寝床のみたいな隘路を抜けてセーフハウスのひとつに帰りつく ダークスーツの上だけ椅子の背にかけ、行儀も悪くベッドに飛び込んで) -- セアラ 2014-03-23 (日) 14:12:24
      • 規律というものだね、軍に於いても最も尊い考えだ…が例外を認める事も時には必要だと覚えておくといい
        機械に油を差すようなものだ、人はよく出来たマシン程精密ではないからね…当然差しすぎれば機械に悪影響は及ぼすが
        (自身の首元を緩めつつ周囲に気を配る、癖ではあるが今は必要な作業だ)付いた血を取っておこう、乾く前ならば完全に消せる -- アーチャー 2014-03-23 (日) 18:10:53
      • ええ、わかりますよ 機械には遊びを持たせないと…すぐに壊れちゃいますもんね でも、度量と甘さって別のものですし?
        付け入る隙を見せないことだって、このお城では同じくらい大切なんですよ 隙だらけの相手に大事な道具を任せられます?(脚をぱたぱたさせて)
        んー……さすがおじさま、お洗濯もできるんですね(無警戒に脱ぎだして、くしゃくしゃと丸めてアーチャーの頭に投げつける)お風呂、いれて下さいよ -- セアラ 2014-03-23 (日) 18:24:56
      • その考え自体が機械的だという事さ、遊びを持たせないとすぐに壊れてしまうだろう?
        それに隙だらけというのも可愛いものだよ(愉快そうに言う、生前マシン染みて大量に人を殺した者の自嘲かも知れない)
        (少々淑やかさに欠ける脱ぐ様に苦笑しつつ受け取り)了解した、君の美容の為に温めにしておこう
        (言って少しして戻ってくる、湯を張る作業と血抜きの為に薬品を浸すのはさして時間の掛かる物でもない)
        さて…君に聞きたい事がある、目的についてだ。何故それを望むのか?明確でなくてもいいからお聞かせ願いたいね。 -- アーチャー 2014-03-23 (日) 18:46:08
      • それって、なんでしたっけ?(下着姿のまま寝てしまいそうな気だるさを感じながら、頭だけをしもべの方に向けて)
        この乱痴気騒ぎに名乗りを上げた理由ですか? あなたを呼んだ理由ですか? なぜ聖杯を「望まない」のか、っていう…お話です?
        んーーーーーあー…だるいですだるだるですしんどいですー後にして下さいよもう…(アーチャーを一睨みしてバスルームに直行する)
        (古びたバスタブからもうもうと立ち込める熱気、フランキンセンスの精油を二滴落とせば真正の香気が浴室を満たして)
        開けたら自害ですからね(ばたんっ!と力任せに閉めて 衣擦れの音、雨音に似た濡れた音、そして水面が乱される音がする)
        …………おじさま? あなたが私くらいの頃、どうしてました? お父さんのお手伝いですか? それとも学校に? 思い出話、して下さいません? -- セアラ 2014-03-23 (日) 19:06:45
      • ま、それら含めて全て…でもいいしそのどれかでもいい、君の事を知りたいのさ
        (気怠そうにするマスターが風呂場へ行けば壁越しに立ち寄り掛かる、機械鞄が傍らに無い今こそ最も危険だからだ)
        (開けたら自害に吹き出す、英霊故に聞いた事がある…争いの中でそうした愉快な一幕があった事を)
        (しかし質問を質問で返されれば落ち着いて)ふむ、私か…語れる事は少ないね、隠す訳ではなく思い出自体が少ないんだ
        戦場の記憶しかない…戦って戦って戦い抜いて国を赤く染め上げるぐらい戦ったよ
        軍拡国家でね、やりすぎて国が酷く荒れて内乱が起きたんだ、だから外の人間とも同胞とも戦った…15、6の頃はそんな記憶だけさ、本当に15、6だったかも怪しいが -- アーチャー 2014-03-23 (日) 19:25:28
      • 少年兵ですかー 病んでますねその国 私たちにとってはいいお客さん…でもないかもしれません だって、そのテの国ってアレなんですよ
        御用商人が軍人さんのエラい人たちがっちり抱き込んじゃってますから、私みたいな中小企業にはなかなかチャンスがなくて
        でも、いい感情は持ってないですよね こんな小娘にいいように使われて、絞め殺してやりたくなりません?(肌にお湯を揉みこみながら)
        戦場の思い出、たとえば兵士の歌はどうです? どこの国にも、どこの軍にもあるでしょう 時に勇気を、時になぐさめをくれた歌が
        伝説だってあったはずですよ 別の戦線にはこんな恐ろしいやつがいる、とか…英雄の話、お化けの話、もしかしたら自分を救ってくれるかもしれない夢のような話が… -- セアラ 2014-03-23 (日) 19:34:31
      • ああお陰で病巣を取り除くのに随分と時間が掛かった、本当に…飽きる程にね、だから君に思う所は無いよ
        (それは憎悪と殺意の分離が成されているという事、実際に目にした時酷く冷めた男を見る事になるだろう)
        歌か…あるにはあるよ、我が国の歌ではないがね(軽く鼻歌を歌う、それは…異国の自由を求める者達の軍歌)
        時折兵士が歌っていたよ、彼と出会うまでは私の心を揺さぶるものでは無かったが
        …そも本来は私達がその立場でね、怪物として人ではない能力を持たされた者達…負の遺産として語り継がれている
        (果たしてセアラはこの男の国を知っているだろうか、知っているならば生物兵器として有名だった国、などかも知れない) -- アーチャー 2014-03-23 (日) 19:57:10
      • そうですか? 口では誰だってそう言うんですよ もしも私が鬼畜外道の所業におよんだとして…あなたは冷静でいられますか?
        お互いの背中を狙いあわずに済むのなら、願ってもないことだと思いますよ でも、人の心は言葉ほどには…割り切れないものですから
        (かすかに聞こえる鼻歌に歌詞をのせて口ずさむ 音と意味を知っているだけのその歌が浴室に反響して)……レコードが、本棚の隣に
        (熱いお湯に肩まで浸かり、バスタブの縁に頭をあずけて目を閉じる 一日の疲れがじわりと溶けて)
        そのお話……私も…私の祖先も、一枚噛んでたと思いますよ 今は家を出ちゃいましたけど、先祖代々武器商人をやってきましたから
        禁忌といわれた人間種の生物兵器…アンダーシャフトの悪しき名は伊達じゃありません 私の父もそのまた父も、商売のためなら何だって
        あなたに地獄を見せた人たちの末裔がここに……あ、いけませんよおじさま 開けたら自害です -- セアラ 2014-03-23 (日) 20:25:29
      • アンダーシャフト、か…確か彼らが掲げるのは「最も悪質な犯罪は貧困である」だったかな
        (ポツリと呟く、近代の英雄であるだけに裏社会の者達についても知識が、または知己であった事もある)
        武器商人も多く手にかけた、君の血が何処かに混ざっていた事もあるかも知れないな
        だが「君」に恨みは無いんだ、いやそれどころか私は私が殺した者達を恨んだ事なんて一度も無い
        必要だと思ったから殺しただけなんだよセアラ君、大勢にとって必要だから(淡々と、静かに)
        (英雄と呼ばれる者は皆何処か歪んでいる、何かを失うか何かを肥大化させた結果…英雄と呼ばれるからだ)
        両親を殺したあの時から私が憎しみで体を動かす事は許されない、獣にも劣る私にはね
        (兵士としての日々と後悔が男から己を許し救う事を失わせ宝石の名を持つ英雄を生み出した) -- アーチャー 2014-03-23 (日) 21:11:40
      • 他のお家はどうか知りませんけど、もしその中にアンダーシャフトの縁者がいたとすれば(混沌の城では貴重な清潔な温水を手のひらにすくい)
        (白く透きとおる様な肌に揉み込み、脚をのばして)たとえ道半ばに命果てても、正しい事をしてきたと胸を張って逝ったでしょうね
        …何だか、仲良くなれそうな気がしてきました 必要があれば、あなたは人を殺せるのでしょう? もしかしたら、この私さえも
        (水面が割れ、水の滴る音がして 手のひらが扉に触れる)必要のあるなしは私が決めます おじさまはひとごろしの兵器に…私の剣に徹して下さい
        そして、できることなら(しもべの背後で浴室のドアが開き、濡れた細腕が精悍な肉体を抱きしめて)私たちの矜持を、受け入れていただきたいと思います -- セアラ 2014-03-23 (日) 21:26:47
      • 羨ましい事だ、正しいと信じた日々を送る事は…私にはとても難しかったからね
        (生きていた頃を思い出す、次代の為に子供達といた日々を…あれだけは正しいと信じられた)
        (細腕が体に絡まればセアラと視線を交わす、男の表情は…セアラ自身を見透かすような静かなモノ)
        それは君次第だセアラ・アンダーシャフト、私は君の為に在りたいと思っている…だが諸刃の剣であるという事を忘れてはならない
        親も、友も、兄弟もその手に掛けた凶刃は違えれば君さえも確かに貫くだろう
        (話は終えたと言う様に表情は温かみのある微笑みに変わりポン、とセアラの頭を撫で)風邪を引いてしまうよ、キチンと温まり給え -- アーチャー 2014-03-23 (日) 21:43:15
      • むー、色仕掛けは通じませんかー…ま、いいですよ 今にぎゃふんと言わせてみせます!(頭をなでられればぷくーっとむくれて)
        どんなにお説教したって無駄ですからね 私は今も…人のために一番いいことをしてるつもりです あなたはその道具でしかない
        そのことを……わす…くしゅんっ!! …ちゅん!(髪から伝う滴が冷たくなっていた ぶるるっと小さく身震いして浴室に戻り)
        あーーーーもーーなんだかっ! くーやーしーいーでーすーーー!! もう…もう!(シャワーを出し放題にして温まる武器商人でした) -- セアラ 2014-03-23 (日) 21:54:04
  • (胸ポケットにアクタから受け取った金貨を入れたまま、コートの前を開けて令呪の見える状態で瓦礫城を降りていく)
    (初めて足を運ぶ縦横無尽に広がるその建物の中、苦笑いをして顎に手をやる)
    ……これは、迷ったってやつか、もしかして。他人の心配してる場合じゃなかったな。
    一応目印に来た道にチェック入れてたんだけど、半日居たら消されるか。(ポケットの中のチョークを弄び、道を尋ねるために周囲を伺う) -- リジェン 2014-03-22 (土) 23:23:15
    • (見るからにお金を持ってそうな観光客≒カモネギである 不自然なほどにこやかな男たちが親切者のふりをして近づいていく)
      (その間に割って入った少女が一人)おかーさんに習いましたよね? 知らない人に付いてっちゃだめですよう
      お城ははじめてですか? 観光地だと思ってずんずん進んで探検して、帰れなくなっちゃう人けっこういるんですよねー
      外までご案内しましょうか 私の土地勘と時間…まあ30分もかかりませんけど、と引き換えに、あなたは何を支払います? -- セアラ 2014-03-22 (土) 23:31:17
      • 急に男にモテる素質が開花したかと思った。ああ、案内してくれるの、嬉しいなあ……って、聞く前に有料のサービスだっていうご説明をどうも。(苦笑いして)
        そうだな、奇な縁を保証してくれる魔法の金貨一枚なんてどうかな。(胸ポケットから金貨を取り出し指の間を躍らせる)
        今ならそれにお友達が九枚ついてくるんだ。(ぱっ、とその金貨が一瞬で十枚になる。初歩的な手品)……こういうところの物価良く知らなくてさ。
        後はサービス料っていう裁量でどうかな。こんな困ってるときに現れる美人がどこに案内してくれるかっていうのは結果見てみないと怖いし。 -- リジェン 2014-03-22 (土) 23:39:19
      • 対価もなしに親切を買って出る人は疑った方がいいですよ よく言うじゃないですかー タダより怖いものはなし、って
        ここは命の安い場所ですから(あなたのお命も、と左の胸を指さして)少なくともお城の中では、気をつけていて損はないでしょうねー
        美人局をお疑いに? そうですねー怖いおじさまがすぐそばで目を光らせてるかも…ま、いいですよそれで 行きましょう行きましょう(ネオンの光の下を歩いていく) -- セアラ 2014-03-22 (土) 23:47:58
      • 自分の価値が分からない、なんて悩んでる人たちに是非紹介したいね、ここなら1g(グラム)単位で自分の価値が分かるって。
        (ネオン街の灯りを楽しげに見上げながら)創作話の中で美人が登場していい場面って、男を騙すときだけだからさ。
        辻褄の合わないことは嫌いなんだよ、職業柄。あんまりにも都合が良すぎると不安になるのさ。
        怖いおじさまは勘弁だな、ただでさえ家で介護してるような老体がいるし。……慣れてるね、ここの生活は長いのかい? -- リジェン 2014-03-22 (土) 23:53:29
      • 人の魂はきっちり量って21gとか何とか、そういうお話もありますねー グラム単価はおいくらでしょう…ここでは銅銭一枚にも届くかどうか
        「天地神明に誓って」なんて言っちゃう人が決まって嘘つきみたいなものですか 人の善意は信じない ええ、それだけ覚えていればこのお城でも生きていけますよ
        物心ついた頃からこのお城で暮らしてます 家族もいたんですけどね、一人ぼっちになっちゃって…あ、でも最近また増えたんですよ
        お仕事は何を? 私、こういう者です(『下軸工業公司』董事長の名刺を渡して)名前で呼んで下さい 「セアラ」って -- セアラ 2014-03-23 (日) 00:04:38
      • ああ、それは大丈夫、生まれてこの方善意を信じたことは一度もないから。そういう意味ではここ向きかもね、俺。
        へえ。いいね、立派だ、名刺に肩書が書ける職業っていうのはそれだけで尊い。職業に貴賎はあると個人的に俺は思う。
        返す名刺がなくて悪いね、一応肩書は『物書き』ってことになるかな。まだ世の中に一冊も本を出してないそれをそう呼んでいいならだけどさ。
        あと、名前は「リジェン」って言う。もし願いを叶えてくれる魔神がランプから出たら、世界平和って願っちゃうタイプの人間だから、よろしく。
        セアラさんはどうする? そんな都合のいい何かがあったら、どう使う?(肩を竦めて笑う) -- リジェン 2014-03-23 (日) 00:10:53
      • 対価を求めてこそいい関係が築けるってものです(金貨をつまんで)生まれも育ちも違う私たちをつなぐ唯一の言葉ですからねー、これは
        作家さんですかー お城の中を見て回って本にするだけで売れると思いますよ だって、どんな記者さんも回りきる前に…どこかで(トン、と細首に手をあてて見せる)
        私だったら、ですか? そうですねー…(無邪気に笑う)この世界から争いごとがなくなりませんようにって、願っちゃうかもしれません
        でも、私だったらそのランプを売っちゃいますね そんなものがあれば、値段は青天井で釣りあがっちゃいそうですし 私、商売人ですから -- セアラ 2014-03-23 (日) 00:25:31
      • (無機質な貨幣に有機質な情を乗せるもんだなと内心で笑い)言葉が少なかったら分かりあえないっていう逆の寂しさもあるなあその理論。
        ああ、この城の中を題材に書いたらそりゃ作家じゃなくて記者じゃない? ありのままを書いても面白いなんて作家殺しだよこの城、二つの意味でさ。
        そりゃ、俺達相性悪いな、残念ながら(肩を震わせて笑う)成る程……そういう物を取り扱ってるわけだ(名刺を裏返して見ながら)
        大丈夫かい? そんなランプ売り払っちゃって。俺みたいなのに渡ったら、商売上がったりにならない? -- リジェン 2014-03-23 (日) 00:33:10
      • 言葉少なに話すときもあるでしょう? 話し相手は他にもいますから(あの人に頼んでもいいんですよ、と加東さんちの黒服を指さして)
        旅行作家とか私小説っていうジャンルもありますよ! 誰も書いて記そうと思わないだけで…私も日記をつけてみましょうかね?
        それでもお売りしますよ 仕入れにかかった分のコストをのせて、他のお客さんに競り勝っていただく必要がありますけど…ちゃんとお支払いいただけるのなら
        生きることは戦いですよ、リジェンさん 前に進むために、乗り越えないといけない壁があるなら…人が人である限り、戦う意志を捨てない限りは
        理不尽に抗いたいと願う人がいる限りは…武器商人はなくなりません(こちらも笑って)そう考えると、世界平和の方がよっぽどきな臭いお願いなのでは? -- セアラ 2014-03-23 (日) 00:43:53
      • いいんじゃないかな。誰にでも自分の中にある物を形にしたいって欲求はあると思うしさ。俺はそれが他人より強いってだけで。
        凄いな、話だけ聞いてたら世界だって天秤の上に乗りそうだ。反対の天秤の上に何が乗るかは創作の領域で楽しそうに思える。
        ……いいね。今の言葉はグッと来るよ。正直、それだけを主題に何かを描けるくらいに強い言葉だ。
        でもさ、そういう強い気持ちの側では、前に進めない者が泣き、壁を乗り越えれなかった者が嘆き、戦う意志を捨てざるを得なかった者が力なく横たわるのさ。
        君が武器を売れば、武器を売った誰かがそれを使い、武器を買えなかった者を撃つかもしれない。それも、セアラさんは覚悟の上なのかな。 -- リジェン 2014-03-23 (日) 00:54:36
      • 言ったじゃないですか 人の善意は信じない なぜって、善意が無力だからですよ 弱い人への共感も、故人を悼む気持ちだって
        あなたがお言葉通りの慈善家だったとして、元手もなしにこのお城の全てを救えますか? 重病人、薬物中毒者、孤児…その他諸々の自力で立てない人全て
        全てを守れとあなたは仰いましたね 何かを変えられると信じて声をあげることは尊いと思いますよ、でもあなたには何もできない
        私の兵器を作るために働く人たちがいます 鉄くずを集める子たちがいます 外の世界からモノを運び込む方たちがいます その人々には大事な大事な家族がいます
        それなのに、私一人が倒れてしまったらどうなります? 「害悪の最たるもの、最も悪質なる犯罪とは貧困である」 それが私なりの覚悟、でしょうか -- セアラ 2014-03-23 (日) 01:06:37
      • 成る程……面白い覚悟だ。武器を扱う人への偏見が、少しだけ取り払われた気がするよ。しっかりと考えて、飲み込んでるのは正直感服した。
        ……そうだね。俺はその誰かを救うことは出来ないよ。何もできないっていう、君の意見はこれ以上ないほど正しい。
        だからこそさ、そういう強い何かの陰で倒れ、散っていく者を見てるとさ。倒れて散っていくに足りる何かを、強い者にこそ求めてしまうのさ。
        納得できる理由を、道理に合う辻褄を、回収に足る伏線を。……敗北する価値のある、勝者が勝者たる強い願いをさ。
        これは、観測者問題なんだけどね、母の薬を買う為に他人を撃った者と、偶然の事故で他人を撃った者、どちらに殺されたほうがマシか、みたいな話だから。
        それでも俺は、世の中に存在する引き金を引く者の全てが、前者のような、納得の余地がある善意を元にした『読むに足りる話』であるべきだと思ってる。
        (やがて瓦礫城の入り口まで辿り着き)……きっとこの理論は、一次的な欲求である君の欲求よりは階層が下の欲求だ。だから、真正面に立った時、きっとかなりの不利を敷いられる。
        でもさ。……俺にはこれしかないし、これしか必要ないから。……君が、俺の目の前に敵として現れないことを祈るよ。俺がこの欲求で、君を殺したくならないように。(一瞬だけ、真っ赤な瞳でセアラを見て)
        なんてね。ちょっと面白みのある話になった? タイトルは『武器屋と創作家』とかそういう。(へらっ、と人のいい顔で笑った) -- リジェン 2014-03-23 (日) 01:20:42
      • それって感傷ですよね 私は見ず知らずのあなたに声をかけました ただの気まぐれです そのことに深い意味なんてありませんよね
        敗北も死も、挫折も破滅も今わのときの断末魔の声さえも 心を動かすものはあっても、そのこと自体に意味は無い そう思いませんか?
        このお城にぎっしりと詰まってる理不尽に聞いてみて下さいよ どうしてそんなひどい事をするんですか、って
        納得できないと嫌ですか? 満足の行く説明がないと我慢できませんか? これは善い、これは悪いって、決めないといけませんか? あなたが審判のお役目を?
        (人の営みをあるがままに受け入れて、自分にできることをしてきたつもりだった そういう者の目から見て、その考えはひどく傲慢にも思えて)
        …そういうの、あまり好きじゃないかもしれません リジェンさんはいい人だと思いますよ 理想を持ってる人は素敵ですから
        ただ、このお城では長生きできないタイプかなって、少し思っただけで 本になったら一冊献呈して下さいね では、残りのお代をいただきましょうか? -- セアラ 2014-03-23 (日) 01:45:18
      • 感傷さ。それは認める。男は女よりロマンチストなものだしね。俺はその中でも多分頭のおかしいレベルなんだと思う。
        それに、俺は納得出来ないと嫌だよ。満足の行く説明がないと我慢できない。これは善い、これは悪いって決めたいさ。
        審判の役目も負えるなら負いたいくらいさ。誰かが審判の審判をしてくれるならね(トートロジーを自分で笑い)
        そうだね、ありがとう。じゃあ金貨をもう十枚。これはさ、いつか本を出した時に一冊はこの値段にしようと思ってるから。
        んじゃね。俺の分まで、しっかり長生きしてくれると嬉しいかな。セアラさん。(小さく笑みを残して、その場を立ち去っていく) -- リジェン 2014-03-23 (日) 01:52:00
      • あら、開き直っちゃいました? でも、ここまでお付き合い下さる方ってなかなかいないんですよ さすが物書きさんですねー
        もしも私がランプの精なら、リジェンさんのお願いをかなえるために…地上全ての人を殺すしかないですよね 生きることは戦いですから
        私にとっての悪は、人の営みを壊すことです 私は敵を作りませんけど、もしもあなたが誰も許せなくなってしまったら…その時は、このセアラ・アンダーシャフトがお相手しましょう!
        でも、善意の人も貫ければできることはあると思いますよ…ペンの力で世の中を変えてしまうとか、政治の道を目指してみるとか
        どちらも言いっぱなしの商売ですけどね(くすくす笑い、金貨を受け取って)ではでは、お気をつけて! -- セアラ 2014-03-23 (日) 02:26:38
  • 瓦礫城―下軸工業公司付近 旋盤通り -- 2014-03-23 (日) 01:10:32
    • (それは、完全なる不意打ちのはず、だった)
      (気配遮断。アサシンが持つ共通スキル。両手に二刀、人通りのない裏路地で背後から―斬りかかる) -- プロトスフィラエナ 2014-03-23 (日) 01:19:21
      • (その刀が男の背を捉えた瞬間ガキュン、という音と共に火花が斜めに散る)
        (いつの間にか手に握られていたアサルトライフルをその剣の軌道に沿う様に背に配していたのだ)
        (直感か?否、圏境…天地と合一し気の流れを見切る中国武術の極みを殺人に特化させ堕落させた物をこの男は常に行っている)
        まったく…始まったと思えばそんなに血が好きかね!
        (そのまま振り返りザマに銃そのものを鈍器として、更に弓として射撃しながらの斜めの振り下ろし!) -- アーチャー 2014-03-23 (日) 01:35:32
      • (打撃と射撃が一体となった動き。無駄のない、その攻撃はしかし。弾丸を割り断ちながらの切り上げに阻まれる)
        (銃口をちょっぴり切り裂いたのを見ることもなく、大きく跳ね距離を取る男。今、初めて互いの姿を確認する)
        血の疼き 心乱して 幾千里
        (その男は。その言葉以上に、奇妙な姿をしていた。)
        (長い長い角が伸びた笠。はるか東の果ての僧兵のような装束。両腕に携えた…鋸のような、荒目の刀)
        紅麗威党、双刀旗魚(手早く名乗りを済ませる。不意打ちは小手調べ。これから死合う相手への、最低限の礼儀) -- プロトスフィラエナ 2014-03-23 (日) 01:45:28
      • (切り上げられた時の反動を活かしたまま同じく跳躍し距離を取る)
        (僧兵に対するは黒色の衣装に身を包んだ男、ある種死神めいた色合いはこの上なく二人をこの場に馴染ませた)
        (その作法を見れば成る程それだけに生きた者かと、そしてこの男も…律儀に応える)
        アーチャーだ、真の名は主に預けてあるのでね…これで我慢してくれ
        (そう言うや否や剣を相手に…距離を取るのではなく迫る!)
        (片手で御された銃から銃口を削られよりランダムに弾をばら撒きながら片手には大口径のハンドガン、小銃より遅い弾を交えつつ時折ピンポイントに頭部や心臓など致命傷を狙う) -- アーチャー 2014-03-23 (日) 01:59:51
      • 是!(銃相手。脚を使うのは同じであるが。突撃には、より距離を詰める踏み込みで応える)
        万華咲く 鉄鉱山の 静寂かな
        (独特のテンポ。装束はゆったりしており、急所を見切りづらく。不規則にばら撒かれる弾が、装束の端を掠めるのは足運びによるもの。)
        (そして、本命の弾丸を切り裂くのは。両手の二刀に他ならない。)
        (接敵距離!頭部を狙った弾が、笠の角に弾かれて。しかし、防御の二刀は振り抜ける体制でもなく。勢い、頭突きが迫る!) -- プロトスフィラエナ 2014-03-23 (日) 02:10:55
      • 弾切りだけでなく矢避けの歩法、そしてその衣装…よく人斬りとしてここまで練り込んだものだ
        (その丈のある服は恐らく射程を欺瞞する働きもあるのだろう、闇討ちなどでは無類を誇った筈だ)
        (それだけの技量を持つなればこそ必殺の傘を用いた頭突きの為至近距離に入った時点で気付いたかも知れない)
        男の制空権が先程と打って替り限りなく濃密な物へ変わっている事を
        (これこそがこの男にとって最も得意な距離、達人相手だからこそ見せる殺人の技)
        (頭突きに合わせる様に膝が飛ぶ、先程までの銃器とは比べ物にならない速度と質量を以って)
        さて君の首と私の膝の勝負と行こうか -- アーチャー 2014-03-23 (日) 02:29:45
      • 愕ッ?!!!!!(上等!そう、踏み込ませたのも誘い。鍛え抜かれた肉体は決して銃を固定するためだけではない。勝負の誉れ、相手にとって不足はない)
        (一瞬遅れて、そんな思考が付いてきた。遅い、遅すぎる。)
        (今自分は、必殺の威力の膝蹴りに脊椎を破壊されかけて、しかしされ尽くす前に地に転げ。肉体反射のみで、ギリギリ難を逃れたところなのだ)
        お、ぼろ月 あぶなか、りしは けものみち
        (声を出すのは半ば意地。地面に二刀が這うように、足首を切断するために。今、ここで上からの攻撃を受ければ一溜まりもない。) -- プロトスフィラエナ 2014-03-23 (日) 02:44:22
      • (追うように先程用いた膝を前に出してミシリ、と地面を踏む)
        (首を持っていく程の膝だ、当然自身にもダメージはあり本来は十全の働きは出来ないが…)
        スーッハーッ(という独特の呼吸音が一瞬響く、古い古い暗殺拳に伝わる痛みを掻き消す呼吸)
        散り行くは 獣のさまの 誉れかな
        (返歌、それと同時に男の更なる踏み込みによりプロトスフィラエナの目にも映る程クモの巣状に床が凹む)
        (今まさに自分の足首を刈らんと動くプロトスフィラエナの頭部を破壊すべくこの男の力の全てが乗ったチョッピングライトが放たれた) -- アーチャー 2014-03-23 (日) 03:09:25
      • (鈍い音とともに、二刀が取り落とされる。)
        (決着。もう、その表情は窺い知れないが…きっと、歯を食いしばりつつも満足そうな顔を。していたことだろう。)

        (暫くして。魔力の風に解けて、消えた死体の傍らには、しかし残ったものがあった)
        (妖刀・双刀旗魚。宝具ではない。男が、生前振るっていた「実物」であったがために) -- プロトスフィラエナ 2014-03-23 (日) 03:22:59
      • (刀から響く金属音、戦いの終わりを示すソレは高く響いて諸行無常さを知らしめる)
        再び眠り続けたまえ、この世から争いが消える日は遠い…それまでは良い夢を
        (一つの戦いを終え体力を取り戻す為の深い呼吸をした後その刀剣へと近づく)
        すまないが頂くよ、これが再びこの世に仮初めの肉体を得た私の仕事だからね
        (感傷を感じるが主の望みの品だ、それを手に取れば主の元へと向かった) -- アーチャー 2014-03-23 (日) 03:34:20
  • 「君たちは我々の都合で戦争をやるだろうし、その必要が無い時には平和を保つのだ」 -- 2014-03-21 (金) 22:41:48
    • そんな台詞を吐いた武器商人がいる。その道をなぞっていった先に何が待ち構えているのか、まだ知る由もない。
      混沌の城の腹の奥底、いずことも知れない秘匿工房の奥まった場所。無数の兵器が出荷を待って、今も眠っているところ。
      手配できる限りの魔術兵装をかき集め、その精髄を精錬して「宝石」を得た。うず高く積み上げたうちの一つを手に取ってみる。
      正気を疑われる額の出費。これも必要な投資だったと思いたい。公司の帳簿がしばらくガタガタになるのも覚悟の上だ。 -- セアラ 2014-03-21 (金) 22:42:48
      • 宝石の山に使い古されたハンドガンの銃身――媒介と呼ばれるそれ――を突き刺し、打撃武器になりそうな鍵つき書物を紐解いた。
        ところどころかすれて判読できない。なんのこれしき、いつものことだ。読めないものは読み替えてしまえばいい。

        「素に鉄と硫黄」 「礎に石と契約の大公」 「祖には我が悪しき名のもとアンダーシャフト」
        「降り立つ風には壁を」 「四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
        閉じよ(みたせ)」 「閉じよ(みたせ)」 「閉じよ(みたせ)」 「閉じよ(みたせ)」 「閉じよ(みたせ)
        「繰り返すつどに五度」 「ただ、満たされる刻を破却する」 -- セアラ 2014-03-21 (金) 22:49:25
      • 「―――――セット」
        「――――――告げる」

        「――――告げる」 -- セアラ 2014-03-21 (金) 22:50:26
      • 「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に」
        「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」 -- セアラ 2014-03-21 (金) 22:51:53
      • 「誓いを此処に」
        「私は常世総ての善にして悪なる者」
        「私は常世総ての貧しき人を佑ける者」
        「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」 -- セアラ 2014-03-21 (金) 22:53:12
      • (召喚と共に部屋に光が満ちる、その光と共に中心部から強烈な風が吹き荒び宝石を周囲に散らせ周囲の兵器がガタガタと揺れる)
        (巨大な兵器さえも揺れ騒ぎ立てるその様は彼ら殺人道具達の王がこの場へと現れる印だ)
        (それはセアラの声に耳を傾け応えた英霊が此処に現れるという証でもある)
        (それを真実と示すようにセアラの意識へ強烈な魔力のパスが生まれたという感覚が流れ込む)

        (光と風の収束と共に現れたのは黒色の軍服に身を包んだ男)
        (岩のような硬い顔つきの奥に覗く灰色の瞳がセアラを静かに見下ろして)
        君が私のマスターかなお嬢さん?
        (穏やかに、しかし戦場であろうと遠くまで響くであろう重く低い声でそう問うた) -- アーチャー 2014-03-21 (金) 23:11:26
      • (火砲の轟きをすぐそばにいて味わっている様な悦びがあった そして無形の(ホットライン)が築かれる 儀式は成ったのだ)
        (彫りの深い顔に刻まれた皺と灰色の髭、いかめしくも精力に満ちた風貌に老いた猛禽を連想する)
        (堅牢な身体つきに洗練された物腰、発散する気配の全てに軍人らしい特徴を読み取った)

        ええ、第三次世界大戦へようこそ(男の巨躯に向けて右の手を差しのべる 膝を屈して口付けをせよと命じるかの様に)
        素敵なおじさまじゃないですか 私、セアラ・アンダーシャフトっていいます セアラと呼んで下さい あなたがあの拳銃を? -- セアラ 2014-03-21 (金) 23:35:28
      • (セアラを僅かに見回す、豊満ではあるが顔にはあどけなさが残る所から大凡10代半ばだろう)
        (場所、散らばる物、そしてその纏う気配からそれが武器商人の類だと見て取ると若き身空でそう在る事を憂う)
        (だがそれを表情に出す前に苦笑を見せて)戦争には飽々としているのだけれどね
        (そう言いつつも帽子を外せば紳士の如く…または騎士の如く膝を屈しセアラの手を取り忠誠を示す手の甲へのキスを行う)
        (立ち上がり一礼)美女に褒められると自信になるよ、私はサーフ…人前ではジョンやらアーチャーやらだとありがたいね(そう言って宝石と銃に視線を回す)
        さてどうかな、あの型は我が国では多いものでね…宝石で呼ばれた線もある
        (確かめても?と銃へ視線を更に傾ける) -- アーチャー 2014-03-21 (金) 23:52:50
      • 戦争がお嫌でしたらあなたの手で終わらせてください そうすれば、クリスマスまでには帰れますよ(口付けを受け入れて)
        では、おじさまということにしましょう? 私の父の、遠い親戚のおじさまがお手伝いに来て下さったんですよ
        こんな危ない場所に小娘一人放って置けるものですか きっと心配でいてもたってもいられなくなってしまったんです そうでしょう、おじさま?
        ええ、どうぞ(弾倉を抜いて、弾丸が詰まっていることを見せてから銃身を握り、銃把を向ける) -- セアラ 2014-03-22 (土) 00:35:42
      • (戦争映画によくある特有のジョークを聞けば僅かに愉快そうに、硬い素顔に対し表情自体はよく変化する)
        ああその通りだ、可愛いセアラに何かあったら君の父にも顔向け出来ないからね?という事にしておこう
        (軽い口調でそう言うと銃を手に取る、スライドなどはさせずに何かを確かめるように目を細めている)
        私の物であり…私の物ではないね、これを手に馴染ませていたのは女性だ…それも縁の深い
        (英霊としては…いや軍人としてもあまりに優しい瞳でその銃を握る、頷けば返す為セアラに銃床を向ける)
        宝具として使えなくもないが少々用いたくないね、…さてそれでは君と色々と意思疎通をしなければ
        連絡不足はよく戦場で酷い結果を齎すものだ、軽くお茶でも飲みながらお互いの目標でも話そうじゃないか(どうかな?と娘に言う様な口調で) -- アーチャー 2014-03-22 (土) 00:51:34
      • おじさまにお預けします いつか使う時が来るかもしれませんし…私も自分の、持ってますから(てのひらを立てて)
        まずは作戦会議ですか いいですよ、よく商談で使ってるお店がありましてねーそこでなら内緒のひそひそ話もできますから安全安心間違いなしです!
        でも、こちらの願いごとって実は一つだけなんですよね 詳しいいきさつはお店でお話するとして…(腕に抱きついて)まずは仲良しさんになりましょう? -- セアラ 2014-03-22 (土) 01:52:24
      • ふむ…そうかね?(そう言うと銃を懐へ仕舞う、厳密には己の物ではないので任意で魔力化させ仕舞えないのだ)
        ほうそれは嬉しいね、やはりお茶は安全な場所で飲んでこそ味わえるというものだ
        (仲良しになれるかどうかは未だ見えないがそれでも肩を竦め友好的な態度は見せる)では行くとしよう…なに私の願いも一つ、それも小さなものだ
        お互いに茶を一杯飲む間に分かりあえているだろう(そう言ってセアラの引く様にその場を後にした) -- アーチャー 2014-03-22 (土) 02:04:24
  •   -- 2014-03-21 (金) 00:32:56

Last-modified: 2014-04-06 Sun 23:56:42 JST (3670d)