――右手を、前へ
「彼女」は定住をしていない。あなたは《機械姫》に、スラムで、街で、ありとあらゆる場所と時間、出会うことができるだろう。 《機械姫》の姿は奇妙で不思議である。目立つものだ。 |
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- 最近、近隣の街に賊が出没しており治安が悪化しているため、注意喚起のチラシを自警団が配っている
9/21(金)22:00から群像劇を行います。詳細はこちら 今後も白船来航が群像劇を企画しますので、興味がある方はinfoを使用していただければ幸いです |#include(info/白船来航,notitle)| ←こちらを名簿や冒険中の邪魔にならないところに追加なさる
※この宣伝は邪魔なので目を通して頂いた後は消してもらって大丈夫です
- (《機械王》からの指令が下る。東から来る《幻想》を破壊せよという命が。)
東の幻想、妖怪、神霊、術士……《機械王》の理論はお前たちを認めることはない。 私が、破壊する。この、右腕で。 -- メアリー
- スラム街 瓦礫が散らばり、砂埃が舞い上がる
あの右腕に捕まれば、確実にアウトだ。ジェット・ブリンクは身の引き方について考えを廻らせていた 合金製のブレードは既に殆どが打ち折られていた。頭上へと瓦礫を振りまいてみたものの、その大きな右腕の一振りで難なく叩き落される。 発破を投げつけてみはしたが、やはり変幻する右腕が盾となり彼女自身を爆風から護る。 まだ幾つか「仕込み」が残ってはいたが、もはや眼前の機械姫を打ち倒す事よりも自身が逃げ切る事を考えねばならない。 獣人はどうにか攻撃をかわしつつ、少しずつ下がっていく。 -- ジェット
- (「機械」なる右腕は既に顕現している。対象を太陽のごとき熱で溶かし、《機械王》の科学技術により、方程式により分解する。)
(瓦礫も爆風も、この右腕に遮られる。メアリーは冷たい「機械眼」で目の前の男を視て、追う。) (幻想の人種、獣人。それは、《機械王》にとって、赦されない存在であった。故に。) (メアリーは彼を破壊しようとするのだ。) (この脅威にして恐怖なりし右腕で) -- メアリー
- 刃。鋼。そして灼熱。無尽蔵かとも思えるパワーで襲い来るソレは、ギリギリでかわしていては間に合わない。
果てしなく灼熱?いや、それでは…メアリーの生身の部分すら焼きかねない。何らかの処置を施しているにしても、限度が有る筈。 ヒトの真皮まで瞬間的に焼く温度が概ね150度 それよりも高い熱、200度が放射されているとして… ガン!足元の瓦礫を蹴り飛ばし、予め隠しておいた液体窒素ボンベを掴み構える。 メアリーに向けて勢いよく噴霧される気化窒素は・・・マイナス196度! 果たしてその効果やいかに。 -- ジェット
- (メアリーの右腕には奇妙な点が多い。あれほどの高熱はメアリーに何も影響を及ぼさないのか。《機械王》のテクノロジーはそこまで発達しているのか。)
(右腕が変異してもメアリーの表情は変わらない。体の半分は機械であるためであろうか。ただただ言葉なく、目の前の幻想を破壊する為に相手を追い詰めていく。) ……液体窒素。(そして、男が隠しておいた液体窒素ボンベを取り出し、それをメアリーに発射したのを視て言う。) (メアリーは右腕を伸ばし、その霧を体に当たらぬように防ぐ。気化窒素が機械なる右腕を凍らせていく。) 成程。科学の力で私に立ち向かうのは、まさしく正しいことだ。だが―― (腕が凍ってもメアリーは歩みを止めない。ジェットに近づかんとする) -- メアリー
- 「そう、だが」 ジェットが言葉を続ける
「科学の力はそろそろ限界のようだ 君の言う幻想の力に頼らせてもらうよ」 メアリーの機械なる右腕の高熱は、凍りついた自身をどんどんと解凍していく。 殆ど空になったボンベを投げ捨てると、犬獣人は一本の魔法のステッキを取り出し、メアリーの頑丈な右腕に叩きつける。 鈍い音を立て破壊されたのは…勿論、ステッキの方である。 魔法のステッキが破壊された事で、チャージされていた魔力が解放された。属性は「闇」 半径5メートル内に居た者は暫らくの間、視覚情報の処理能力を遮断される。 -- ジェット
- “幻想”では私を破壊することはできない。
私が、幻想を破壊するものなのだから。 (右腕は氷を溶かしていき、元のものに戻ろうとしていた。すると、ジェットが魔法のステッキを取り出し、メアリーの右腕に叩きつけた。) (魔法のステッキが破壊され、チャージされていた魔力が解放される。闇の力が。) 成程、視界の遮断か。(メアリーの機械眼が赤色から青色に変わり、鋭く光る。) 視界が遮断されたところで問題はない。お前が“幻想”であるかぎり、私はお前を破壊するのみだ。 -- メアリー
- ジャリッ。
恐らくは、標的が跳躍した音。 音や熱から画像を構築する機能は沈黙してしまっているものの、音は問題なく聴こえる。 しかし奇妙な事に着地音が聞こえなかった。聴覚感度を上げ辺りを探るも、野次馬達が何事かガヤガヤと騒がしくする音ばかり。 やがて視界が回復するものの、標的の姿はそこに無く… -- ジェット
- (聴覚で標的が跳躍したのを確認する)
(が、どうも着地したわけではない。音が聞こえないのだ。メアリーの機関聴覚をもってしても) ……(視界が回復するが、倒すべき幻想の姿はそこにはない) -- メアリー
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- (とある街角で停車し、マクドナルドカー状態で普通に営業している)
(オープンテラス的に外に並べたイスとテーブルで食事している客が多いが、店内にも何人か入っているようだ) -- マクドナルドカー
- (少女が町を歩く。奇怪な機械の腕を持つ少女が一人、街角に停車しているマクドナルドカーに近づいてきている。)
(その瞳はいつもの冷たいもの、感情を感じさせないものである。) -- メアリー
- ……あれはメアリー様? ……いけない、この前の接触から考えると、戦闘になる可能性があります!
店内にいるお客様、非常事態です、すみやかにご退出ください! -- マクドナルドカー
- (冷たい「機械眼」がマクドナルドカーを視る。)
(そしてメアリーは、 ――右手を、前へ)
(右腕が変異する。 機械で出来た右腕が、音を立てて。 右腕に組み込まれた歯車が回り始める。鋼が変容し、様々な刃が腕から現れる。 「数式」が「方程式」が展開されていく。 ただ、科学を肯定し、幻想を否定し、破壊するための。 「機械」なる右腕が顕現する。) -- メアリー
- (店内にいる客は、ざわつきながらも外に出て行く。式神店員は客の誘導を行っている)
(イスやテーブルは収納している余裕はない。メアリーが彼女の攻撃射程にカーを捉えたと思われる瞬間、ようやく最後の客が店内から出た!) -- マクドナルドカー
- (客についてメアリーは特に気にはしていない様子だ。中に人がいるままでも攻撃を行うだろう。)
“幻想”は破壊する。今回は、逃がさない。(超高温となり煙を上げる機械の右腕がマクドナルドカーに伸びる) -- メアリー
- (ガギィィィン! メアリーの右手がカーの外壁を激しく叩く! ガラスが割れ、壁面にひびが入る!)
うわーーーーっ! いいけない、このままでは破壊されてしまう、変身! (カーよりは防御録の高いマクドナルドトラックに変形。だが……) い、いけない、単に攻撃をかわすだけでは周囲のお客様に被害が……皆さん速く逃げて下さい! -- マクドナルドカー
- (マクドナルドトラックに相手は変形する。だが、それでメアリーの攻撃が変わるわけではない。全てを溶かし、分解する「機械」なる右腕はトラックにまた一撃を喰らわせようとする。)
(客に自ら攻撃することはないが、客への二次的被害についても特に考えている様子ではない。メアリーの超高温の腕と、無数の刃がトラックを襲わんとする) -- メアリー
- (丈夫とはいえしょせんはトラック、その外装は戦車の装甲のように分厚いわけではない)
(コンテナが衝撃と熱で大きく傷つき、ゆがむ) うわーーーーっ! や、やむを得ません、反撃します! (客はほとんど逃げたが、足がすくんで動けないような人も何人か残っている) (周囲に気を配りながら急発進! メアリーと距離を取り、魔法で火球を3発放つ!) -- マクドナルドカー
- (反撃が開始された。魔法の火の玉がメアリーに三発放たれる。)
魔法か……それは、そのようなものは、《機械王》の理論の中には存在しない。 (トラックを追わんと駆け出しながら、飛んできた下級を、超高温の右腕でつかみ、握りつぶす。さらにもう一発は避け、あと一つはトラックへと投げ返し、トラックを追う) -- メアリー
- (時は昼間、往来には多くの人がおり、全力で逃げ出す以前の戦法は使えない)
(逃げ遅れた人もいる一方、荒事になれている街の人は遠巻きに人垣を作り、カーとメアリーの戦闘を見物している。その人垣をはね飛ばして進む訳にはいかない) (投げ返された火の玉がコンテナに当たり、燃え広がりはしないが衝撃を与える) うおっ! この程度の魔法は効かないのですか……。では……ドナルドマジック!(メアリーが次に足を置くであろう地点に落とし穴が開く。以前と同じ手だ) -- マクドナルドカー
- 私は“幻想”を、怪異を破壊する為に作られた。魔法に対応できなくては意味がない。
私に二度、同じ手が通じるとは思わないことだ。 (メアリーがそう呟くと同時に、地面に穴が開く。すると、メアリーの右腕が変異し、一つの砲身となる。そこから巨大な弾丸を地面に向けて発射し、その反動で飛ぶ。そしてそのまま穴を越えると、トラックを再び追い始めた。) (右腕はさらに変異し、機関銃となって、トラックに向けて弾が発射される) -- メアリー
- うわーーーーっ!(機関銃弾を受け、ビスビスビスと車体に穴が開く。幸い爆発はしなかったが、1発を前輪に受けパンク、車体がスピンして、メアリーと正対する形で止まる)
うう……メアリー様、どうしてこんなことを……あなたはなぜ幻想を破壊するのですか。 あなたには自律思考の力がある。あなたを作った方は、あなたに考えることを求めたはずだ……なぜ破壊の意味を考えようとしないのですか……。 -- マクドナルドカー
- 言ったはずだが。(マクドナルドカーの問いに淡々と)
私は「機械」だ。“幻想”を破壊するための。そういう命令のもとに作られた。ならば、その命令を遂行するのは、何の不思議がある。 そうだな、考えることを求めた。ただ命令を遂行するための回路では限界がある。故に、あらゆる怪異に対応する為に、私は考えることが許されている。 破壊の意味は考えている。それが、《機械王》の理論にとって、赦されないからだ。(一歩、二歩とマクドナルドカーに近づいていく) -- メアリー
- 違う! 全ての意思を持つ存在は権利として自由を持っている! その他者の自由を損害することは善ではない!
あなたは、あなたが幻想を破壊することで起きる悲しみを、なぜ直視しようとしないのか! (動きを止めたまま、メアリーに語り続ける。いずれメアリーはカーに直接触れられる距離まで近づけるだろう) -- マクドナルドカー
- そして、これもまた、お前に前に言ったことだ。
私は「機械」だ。お前と議論などをするために作られたのではない。(メアリーは完全な機械ではない。元は人間だ。彼女の生体部分を見ればわかるだろう。) 善や悪で私は動いているのではない。私は正義や悪を行っているのではない。そのような価値観では動いていない。 “幻想”は破壊されるべきものだ。ただそれだけだ。破壊によっておこる悲しみなど、私が考えるべきことではない。私は「機械」であるから。 話は終わりだ。マクドナルドカー、お前の最後だ。(そして、右腕で相手を捕えられるところまで近づくと、右腕が腕の形に戻り、超高熱に、そして、文字のような亀裂が走り、光を放つ。方程式が展開された。目の前の怪異を分解するための) -- メアリー
- 違う! あなたは機械ではない……いいや、機械だとしても意思を持つ機械としてあなたのありようは間違っている!
あなたはあなたの幸せと、周囲の人々の幸せについてもに考えなくてはいけないのです! 意思を持ち力を持つものとして!! (もはや逃げもせず、メアリーに言葉を投げかけるマクドナルドカー。次の一撃は避けられないだろう) -- マクドナルドカー
- ……ではこういうとしよう。私の幸せは、“幻想”を破壊すること。《機械王》のために、動くことだ。(冷徹に、そう言い放つ)
私は言ったぞ、マクドナルドカー。私は、議論などしない。「機械」とはそういうものだ。己の意志を持つこと自体、既に間違いだ。 ――“幻想”、マクドナルドカー。我が方程式によって、分解されるがいい。(右手を伸ばす――目の前の物を掴み、超高熱でとかし、刃で細切れにするために) -- メアリー
- ああ、どうしてあなたは……。
ここまでか……皆さんにおいしさを届けるという私の夢はここで潰えてしまうのか……。 (マクドナルドカーは、心の目をつむる。その心の中に、彼の上司である赤毛の男の姿が浮かぶ) (「もし君があの土地で、お客さんや君自身を守るために大きな力を必要とした時、秘密の機能を解放したまえ」) (「解放のパスワードは、Mで始まる7文字だ」) 解放……今、その力を……Make wow! (その言葉を唱えると、マクドナルドトラックが光り輝いて浮き、メアリーからまた少し離れた地点に飛んだ!) (そして収まった光の中から現れたのは……マクドナルドトラックだ。破損が治っている以外は、あまり変化はないように見える) -- マクドナルドカー
- (破壊のための右腕が、マクドナルドカーを捉えて――)
(その瞬間、Make wow! とマクドナルドトラックが叫んだ。すると、トラックが光り輝いて浮き、少し離れた位置にとんだ) (現れたのはまたマクドナルドトラックだが……?) そのような機能をまだ残していたとはな。 -- メアリー
- メアリー様、私はあなたを倒します……私自身の夢と、幻想と共に生きる人々の幸せを守るために!
トランスフォーム! (そうマクドナルドトラックが叫ぶと、車体前部が分離、人型の巨大ロボへと変形した。マクドナルドプライムだ!) (マクドナルドプライムは「どこからか」取り出した巨大な白い銃をメアリーに向け、撃つ!) (銃弾は魔法で凝縮された、それ自体は純粋に自然の物質である空気の塊だ。だがその衝撃力は、およそまさに「トラックが体当たりした」程の威力を持っている!) -- マクドナルドカー
- ……! そのような機能が……いや、魔法か……。(「機械眼」を以てしても、それを予測することはできなかった。ならば、それは幻想、怪異、魔法。《機械王》が否定した非科学的なものだ。)
ッ……!(そして、打ち出された魔法の銃弾をかわしきれずに、メアリーはそれを喰らう。メアリーの体は吹っ飛び、壁に衝突する。生体部分は切り傷が出来、血が出ていた。) なるほど、一筋縄ではいかないということか。(「機械眼」で視る。マクドナルドプライム、その情報は《機械王》のデータには存在しない。故に未知数である。) 今の装備では限界があるか。(瓦礫の中から立ち上がりながら。) 不本意ではあるが、マクドナルドカー。今の私ではお前を破壊できるかどうか不明だ。ならば、この場は退き、新たな装備を携えてくるのが得策と言える。 そして、次こそはお前を“破壊”しよう。(メアリーは自らの真下の地面を右腕で破壊すると、そのままその中の下水道を通り、逃げ去って行った。) -- メアリー
- 私とあなたは似ている……そのことを考えて欲しい……。
(メアリーが姿を消したのを見届けると……周囲の片付けをして、見物客に謝罪をし) (トラックに変形して去って行った) -- マクドナルドカー
- あれはー…おー、障子にメアリーちゃんやないかー元気にしとるー?(怯えることなくフワフワ近づいて)
やー、お昼時やけど夏場やからその腕暑そうやなー… -- スクィド
- わざわざ破壊されにくるとは……やはり幻想はこの世の理から離れたものだ。(冷たい機械の瞳がスクィドを捉える。)
私は「機械」だと言ったはずだ。気温など関係はない。意味がない。 -- メアリー
- いやー、別に破壊されにきた訳ちゃうでー?というかメアリーちゃんこないだ自分で情報足りへんゆうとったんやんかー
それなのに…なんゆーたかな、キカイダーって人に悪いんちゃうやろかー?(降伏の意思を示すように両手をあげながら) そーなん?じゃあ火にあぶられても問題ないんやろかー? -- スクィド
- 情報は足りないが、お前に対して危険性はさして感じることはない。故に、今この場で破壊することによって、私の命令に支障をきたすダメージなどは喰らうことはない。
キカイダー……? 違う、《機械王》だ。お前は幻想だ。ならば、破壊されればならない。(相手の降伏の意志など気にもかけていない様子で言う。) そういうわけではない。私は不死身ではない。生体部分も存在する。が、この右腕は違う。これは《機械王》の理論の証明であり、幻想を破壊する右腕だ。多少の火などは問題ではない。 -- メアリー
- まぁワイが出来るなんて爪楊枝でつつくか、タコ焼き口に突っ込むかくらいやしなー…けど、前もゆおう思うてたんやけどワイ多分破壊できへんでー?
いやーこの場では簡単に殺せるし食べられるんやけどー…死んでからちょっとしたらな、海のどこかで復活しとるさかいー…雲みたいなもんやと思うたらええかもしれんわー キカイオーかー、似たようなもんやん?…あー、やっぱりメアリーちゃんもいつか死んでしまうんやろかー…でも、右腕は特製なんやなー?(爪楊枝でつついて) -- スクィド
- ……何だと。(破壊できないという話を聞いてそう呟く。)なるほど、お前はそう言う存在か。霊的存在、分類としては神霊。幻想……やはり、破壊しなければならぬ異常な存在だ。
この世に永遠不滅のものなど存在はしない。ならば、私もいつかは終焉を迎える。それは《機械王》の理論の内にある。私の右腕は《機械王の方程式の顕現だ。そして……お前を破壊する右腕だ。 もう一度蘇るというのなら、試すとしよう―― (そしてメアリーは、 ――右手を、前へ)
(右腕が変異する。 機械で出来た右腕が、音を立てて。 右腕に組み込まれた歯車が回り始める。鋼が変容し、様々な刃が腕から現れる。 「数式」が「方程式」が展開されていく。 ただ、科学を肯定し、幻想を否定し、破壊するための。 「機械」なる右腕が顕現する。) -- メアリー
- いやいや、神霊やなんてなんや凄そうなもんやないとは思うけどー…えー、ホンマに殺す気なん?(流石に困った様子で言いながら)
そやなー…不滅なんてないとワイも思うでー?ワイかてイカが全ての種類絶滅したり海が干上がったりすれば、どうなるかわからんからなー… いやそれ以前に復活も次出来るかわからんねんけどなー?今まで復活しとるだけでーそういう意味でもあんま死にたくはないなー えー…そんな試すために殺されるんもいやなんやけどなー…おー、なんかすごいなー…(逃げようとするが、動きに見とれて) って、あかん!逃げるの忘れとtt(最後まで言う前に直撃を受けて消滅して、しかし数日後プカプカ空飛ぶイカを見るのだった) -- スクィド
- (確かに破壊した。メアリーは存在の消滅も「機械眼」で確認した。しかし、後日空飛ぶイカはまた浮かんでいた。)
……厄介な存在だ。だが、幻想、怪異であるならばこれもまた予想しうること……。 《機械王》に連絡しなければならない。 -- メアリー
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- (マクドナルドトラック状態で街中を巡航中、機会姫の姿を見つける)
……おや、機械のボディを持つ方?(停車して、機械姫を眺める) -- マクドナルドカー
- (メアリーは街を歩いていた。小柄な体、銀の髪に薄赤い瞳。仕立ての良い服。ただ異常なのは、表情のないその顔と、機械で構成された右腕である。)
(マクドナルドカーの存在に気付き、《機械姫》はそちらのほうを、右目の「機械眼」で視た。) 私は機械だ。そしてお前も――機械だ。 (そう呟いた。) -- メアリー
- はい、機械です。(静かにメアリーに寄っていく。見れば、運転席に運転者がいないのに気が付くだろう)
(声は車体のどこからか出ているように感じる) 私はマクドナルドカーと申します。こちらの街でレストランを経営しております。お見知りおきいただけますと幸いです。 -- マクドナルドカー
- 私は、メアリー。メアリー・ローゼンクロイツ。《機械王》によって造られし、幻想を破壊するための「機械」だ。
(「機械眼」が視る。メアリーの中に組み込まれた「方程式」がマクドナルドカーを読み解こうとする。「方程式」は導き出す。マクドナルドカーはまさしく「機械」であると。) 私はこの世に存在する非科学的なものを破壊するために存在している。お前は機械であり、科学だ。私の破壊の対象ではない。 ――と、言えればよかったが、機械に霊的な意思が宿るというのは非科学的だ。幻想的でもある。お前は人工知能か。それとも。 -- メアリー
- 幻想を? それは困りました。
私は機械ですが、単純に科学と呼ばれる要素だけでは出来上がっておりません。ドナルドマジックが使われております。 このように……変身!(マクドナルドトラックが光輝くと、マクドナルドカーに姿が変わる。車体は大きく店のようになっていて、明らかに質量保存の法則を無視している) -- マクドナルドカー
- ドナルドマジック……。(「機械眼」で視る。「方程式」を使う。しかし、しかし。メアリーが《機械王》から与えられた膨大な情報の中に、それは記録されていなかった。)
なるほど。お前は確かに“幻想”の機械だ。マクドナルドカー。 そのように瞬時に姿を変えるのは、元の形をはるかに超えるものは、魔術という科学で無い怪異、幻想だ。 私は、それを否定するためにいる。それを破壊するために、存在している。 それがレストランであれ、なんであれ、私の「方程式」により分解されるべきものだ。 -- メアリー
- お待ち下さい、メアリー様。あなたは、あなたの知らない物は全て科学ではない、とおっしゃるのですか?
新たに発見される法則、新たに発明される機械を否定するのですか? それは科学の発展の否定ではありませんか。 高度に発達した科学は魔法と区別が付かないと申します。石器時代の人の前で摺られたマッチは火を付ける魔法です。 あなたは科学の子ではないのですか? 科学する心を持っていらっしゃらないのですか? -- マクドナルドカー
- マクドナルドカー、お前は思い違いをしている。
(淡々と少女は語る。) そのような議論は、「機械」である私がするべきことではない。私は命令を遂行する機械。問答など必要はない。 私は「機械」であって、「科学者」ではない、「人間」ではない。科学者によってつくられた「もの」だ。 私は、私の右腕は、この世に存在する怪異を、魔術を、幻想の人種を赦さない。お前のそのマジックも、赦すことはない。 《機械王》の理論の証明のために私は存在する。《機械王》の理論の中に存在しないもの、方程式で解けないものは、科学ではない。 《機械王》の理論以外は幻想だ。それを滅ぼすのが私の使命だ。私は科学する心など持ってはいない。「機械」なのだから。 ただ、与えられたものを遂行するのみだ。私は「破壊者」であって、「創造者」ではない。 (感情のこもらない瞳で、声で、マクドナルドカーに告げる。) -- メアリー
- ああ……機械がただ機械であろうと純粋であるとき、このような悲劇が起こります。
たとえ単目的の機械であっても、人間と共にあれば広い目的で使いこなされることができるでしょうに。 あなたがあなたの使命に妥協の余地を見いだせないのと同じように、 私も皆様においしさを届けるという使命のため、ここで倒されるわけには参りません。 (マクドナルドトラックに変身) ここは失礼すると致しましょう。(走り去ろうとする) (時速は、この地に速度制限がないため時速120kmまで上げる。もちろんそれ以上のスピードなら追いつくことは可能だ) -- マクドナルドカー
- 私が生み出された理由がそれだ。私が私であろうとすることを、私は否定することはできない。
私は「機械」であるから。私は幻想の破壊者だ。それ以外の使用目的など、必要はない。 ――速い。お前も機械、ということか。(その加速は時速120km。普通ならば追いつけるはずもない。人間ならば。) (だが、メアリーは人間ではなかった。人々においしさを届けるために走るマクドナルドカーを、負う。その加速は、マクドナルドカーとほぼ同じだ。) (しかし、メアリーの体の半分は人間である。永遠に走ることはできない。いずれは限界が訪れるだろう。) (走りながらメアリーは。 ――右手を、前へ。)
(超高温の右腕、《機械王》の理から外れたものを破壊するための「機械」なる右腕が顕現したのだ。) 私も、《機械王》の命令のために、お前を逃がすわけにはいかない。 (《機械姫》とマクドナルドカーのカー? チェイスだ。) -- メアリー
- (トラック状態で走り続ける)
……! 追いつかれましたか。できればこちらからの攻撃は避けたい……。 トライアラザカ杯2位の実力を見せるといたしますか! (メアリーからの攻撃の気配を感じつつ、急にハンドルを切りスラムの路地に入る。と言っても、トラックが走れる以上メアリーが通れない道幅ではない) -- マクドナルドカー
- 私の右腕は幻想を破壊する右腕。非科学を断罪する右腕。
私は、私の右腕は、お前を赦しはしない。 私の「方程式」によって分解されるべき存在がお前だ。――粒子と消えるまで、分解しよう。 (そして、無数の刃と機械を出現させる異形の腕をマクドナルドカーに向けたときだった。トラックは突如曲り、メアリーの攻撃は空を切る。) だが無駄だ。私の「機械眼」が視ている。もはや逃げることは――叶わない。 (メアリーも緊急旋回し、スラムの路地をトラックを追って駆ける。) -- メアリー
- あのタイプの方は、周りにも被害が及ぶことを考慮しない危険性があります……。
なるべく人がいない方、いない方へ……。 (路地を数回曲がりながら、どんどん人気のない方へ走っていく。自然と建物の数も減っていく) この辺りで距離を稼ぎたいですね。……ドナルドマジック! (メアリーの進行方向の地面に、突然落とし穴が開く! 底の方にはクッションが敷かれているようだ) -- マクドナルドカー
- (トラックは路地を何度も曲がって行き、人気も減り、建物の数も減っていく。)
(メアリーはトラックを追っていく。追いつけばすぐに攻撃を行うつもりだ。そのときであった。) ……! なるほど……こういとも簡単に物理法則を乱すとは。赦されたものではない。 (メアリーは突如開かれた落とし穴に落ちる。そこの方にはクッションが引かれていた。すぐに飛び上がって穴から抜け出すが、トラックとの距離は離れてしまう。) -- メアリー
- (メアリーが落とし穴に落ちたのを確認する) よし今だ……ドナルドマジック!
(マクドナルドトラックが不可視の状態になる。光学ステルス的な物なので、動体や熱源を探せば発見できるかも知れない) (だがメアリーは落とし穴に落ちた、つまりトラックを一度見失ったことになる) (それで追跡をまけるかどうかは賭けであった。トラックは街を外れて森の方を目指す) -- マクドナルドカー
- (メアリーが地上に飛び出したころには、トラックの姿はなかった。不可視の状態で走り出していたのだ。)
(メアリーは「機械眼」で視る。「機械眼」はステルスなども見抜けるものだが、既にトラックは走り出した後だった。視界から消えればそれを追うこともできない。) ……逃したか。(メアリーは小さくつぶやく。すると、右腕は白い煙をあげながら、元のかたちへと戻っていく。) だが、次に会ったときは必ず滅ぼす。お前が私の滅ぼす幻想である限りは―― -- メアリー
- 右手を―― --
- 前に―― --
- 伸ばす―― --
- 夜のスラム街
仕立ての良い服を纏う半機械の少女を、同じく仕立ての良いスーツを着た獣人が1人ゆっくりと追う つかず離れず一定の距離を保ちつつも、値踏みをするような視線を隠そうともしない -- ?
- (右腕を銀色の機械で覆っている少女。それがスラムを歩いている。今回も、今宵も、破壊すべきものを求めて。)
(少女は小柄であり、銀の髪を靡かせて無防備に歩く。その表情は機械的で、何かを浮かべることはない。) (その少女の足取りがふと止まった。そして、くるりと踵を返し、自らの後を追ってきたものを、右目の「機械眼」で見た。何か言葉を掛けることはない。ただ、見ている。) -- メアリー
- (一方獣人は足を止めず、ゆっくりと距離を縮めてくる 魔獣や幻獣などの変化ではなく、ごくありふれた獣人男性の姿が「機械眼」に映る)
(もし金属検知能力が備わっているのであれば、スーツの下に幾枚かの薄く細い金属板が仕込まれている事を察知するかも知れない) 「今晩はお嬢さん ははぁ、腕だけではなくて眼球も機械式ですか」 (メアリーの身長にあわせやや身を折り、無防備に「機械眼」を覗きこむ犬獣人) -- 犬獣人
- 私は、メアリー。(近づいてくる犬獣人に向けて、感情のない声で言った。)
(「機械眼」に男の姿が映る。「機械眼」は視る。スーツの下に隠れた薄い金属板をメアリーは視る。だが、それは問題ではない。) 私は機械だ。そして、この腕と眼は、幻想を破壊するものだ。(「機械眼」は薄い赤を帯びている。それを覗き込んだ犬獣人の顔を映す。) 幻想の人種、獣人……お前は怪異だ。この世に存在してはならない、“幻想”だ。 (獣人などこの街ではありふれ過ぎている。実際に存在しているものであり、幻想でもない。しかし、メアリーはそれを幻想の人種と呼び、否定した。) -- メアリー
- 「OKメアリー。なるほど、では君の目の前の私、ジェット・ブリングは幻想、君の見ている幻に過ぎないということかい?」
「ふふ、それも良いだろう ところでメアリー、君は自身を機械と言ったが…その皮膚の下全てが機械仕掛けの、動くマネキンドールなのかい?」 (眼前から犬特有の鼻面をどかし、ぐるりメアリーの回りを一回りしながら) -- ジェット
- お前は幻想にして怪異。人ではない。《機械王》の科学から外れた存在。故に幻想。非科学の存在。
私はそれを赦さない。私の右腕が、赦すことはない。(淡々と言う。そこに憎しみの感情なども捉えることはできないだろう。メアリーは機械。命令を遂行するものであるから。) それをお前が知る必要はない。なぜならば。(自分の体が全て機械仕掛けなのか、という問いに答える。) お前はここで、私の「方程式」により、分解され、破壊されるからだ。 (メアリーの体の半分は機械で構成されている。だが、それ以外は人間の生体器官でもある。半分は人間と言ったところである。) -- メアリー
- 「君はなかなか難物のようだ、メアリー 独自の信念に基づいて動いているのだろう」
「分解されるのはいささか慣れていない訳だが…『方程式』? 確かに知る必要もないだろう、君も教える気はない そうだろうメアリー?」 (地面を蹴り、距離を取る) -- ジェット
- 私が、私の存在そのものが、《機械王》の「方程式」の証明だ。私は、《機械王》の方程式、数式によって造られた。
そして、私に与えられた「方程式」により、お前を破壊する。分解する。 そう、最早お前は知る必要がない。お前は破壊される、幻想であるからだ。 (《機械王》とはメアリーを作った、もしくは改造した者であるようだ。) お前が私をつけたことを聞くつもりはない。それに意味はない。幻想は、ただ破壊されるべき存在ゆえに。 (そしてメアリーは、《機械姫》は。) (――右手を、前へ)
(メアリーの機械の右腕が変異を始めた。歯車が音を立てて回る。鋼が変容し、腕から様々な刃が出現する。 「数式」が「方程式」が展開される。幻想を否定し科学を肯定する。《機械王》の理論の証明。 「機械」なる右腕が顕現した。) -- メアリー
- 「君のその右腕が破壊するものは果たして」
(運悪く、物陰で横たわっていた脚萎えの男をつかみ挙げ、突き出された右腕に向かい放って寄越す) 「はたして幻想だけかい、メアリー?」 (宙に放られた男の口から声にならぬ悲鳴が漏れる 獣人は通りの影へと姿を沈めていった) -- ジェット
- (突き出された「機械」なる右腕に、ジェットによって投げられた不運な男が直撃する。超高熱となった腕に、刃に、男は無残にも切り裂かれ、分解されていった。)
……犬の獣人。いずれ必ず、私がお前を破壊する。 (自らの右腕が殺した男を路地の端に寝かせると、特に何の感慨も沸いた様子もなく、冷たい視線で死んだ男を見て、メアリーはその場を立ち去る。) 私が破壊するのは怪異、幻想だ。そして、それを阻むものも、赦しはしない。 (メアリーの右腕は既に元の形に戻っていた。) -- メアリー
- 機械王ックス! --
- 《機械王》……私の父にして創造者。幻想を否定し破壊を命ずるもの。機械の人間。
久々に見た。 -- メアリー
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