企画/B級サスペンスホラーロワイアル2
- 5月5日 不穏な空気の流れる孤島
- 洋館エントランス
- 明日の夜にハ、定期船が来ル予定でスが… -- ジャン
- お客さんはお立ちになるんですかぁ?何かと不便をかけて申し訳ねぇでしただぁ -- ナナエ
- さて……明日まで皆無事でいればいれば、の話だけれどね -- 美玲
- 予定通り船が来るトはまダ決まってまセんし…(山菜の天麩羅と野兎のシチューをお出しして)
まダ、全然採れてナいんでスよ「幻の食材」が… 帰ルに帰れまセーん -- ジャン
- なに、人ッ気のうなってあぶねぇこともあっただども、島自体は平和だったですに。悪さしたのはきっとこっそり入り込んだ他所からの無法者にちげぇねぇですだ
幻には程遠いけんど、ウチの野菜でよかったらつこうてくだせぇ(お館様に持ってきた分を差し引いた野菜の山を置く) -- ナナエ
- 5月3日 少女の死体が発見され、洲崎蓮が島から姿を消した… --
- 洋館エントランス --
- ほぉら、言ったのに。 -- 美玲
- …美玲さンは、過去に触れラれたくナい島のヒトにヨる私刑だトお思いでスかー?
みナ、良い人タちと思いまスが(今日はたっぷりの魚を採って帰って来る) -- ジャン
- (館へ出入りする人間を見定めるように入口横の壁にもたれかかりながら)
案山子 だ 案山子 に 決まっている (そう断言する面持ちはいささか暗い) -- マカ?
- 港 --
- 浜辺で見知らぬ少女の遺体が発見された。
詳しい遺体の状況については→■ --
- 5月2日 依然島外との連絡手段は復旧しない --
- 洋館エントランス --
- ……“また”ですか。
(外部との連絡が立たれた中、あくまで冷静な様子で呟く。) どうせここは、瓶詰の地獄の底……同じことです。 -- 美玲
- こうシた島でハよくあるコトでスねー。幸い、食料が不足スるコトはなイでース
(ハデハデなサンバイザーと蛍光色の山歩き用ウエアで固めた格好で帰って来る。背負子には山菜をぎっしり) -- ジャン
- お客人の方々にとってはトテモ怖いものかもしれませんけれど……ホホホ。
お兄様が生きていたときもこんなことはたくさんありましたもの…… マア、しばらくすれば復旧されますわ……されないかもしれませんけれど。(どこか嫌な笑みを浮かべながら。) でもこの通り食料もありますわ。チットモ困ることなんてありませんことよ。 -- 美玲
- あのぉ…僕、犯人わかっちゃったんですけど……。 -- 蓮
- あら……犯人がわかった? どういうことかしら……坊や…… -- 美玲
- この島の電話線を壊した犯人は……(もったいぶる)
背が高くて目つきの怖い女の人です!(出口を指さしながら) -- 蓮
- それって……(思い当たる節は一人くらいである。出口の方をさされるままに見て) -- 美玲
- (当然出口には誰も居ない。犯人を宣言する時はびしっと指差すのがかっこいい。どこを指さすか悩んで、昨日そこで見かけた場所にしたというだけである。)
昨日、ちょうど電話が通じないという話をしていた時に彼女は現れました。あまりにタイミングが良すぎます。犯人に違いありません。 -- 蓮
- ……?(指さされた出口には誰もおらず、誰もいないと困惑した表情を浮かべる。探偵小説など読まない女にはお約束などわからないのだ。)
マア……探偵ごっこ? ホホホ、面白い子ネエ。マカさんは変わってるけど、そんなことはしないと思うわ。 案山子ばっかりに興味深々なんだから……。 -- 美玲
- ごっこではありません。僕は有名な少年探偵なのです。(当然、聞いたことのない名前である。有名とは思えない。)
いえ、きっとあの人…マカ?さんが犯人です。だって人を殺しそうな目をしてたもの。(思い出してすこし震える) カカシ!そういえばそんなことを言っていました!もしかして犠牲者の隠語でしょうか……。 -- 蓮
- ……エッ……有名な少年探偵……
(きょとんとした表情を女は浮かべる。聞いたことがない、と言いたげな顔だが、子供の夢を壊さない優しさが女にもあった。) じゃア、頼りにさせてもらうかしら……少年探偵サン……。(口の端を吊り上げて言う) 最近の探偵サンはズイ分勘に頼るのネエ……それなら、この洋館の御主人様も、人を……いいえ、イイエ。なんでもないわ。(ぼかしたような言い方であった。) 坊やは綺麗な顔をしてるから……気を付けたほうがいいかもネ……ホホホ。 ……知ってると思うケド、ここはネ、昔殺人事件があったの。たくさん死んだわ。 知ってる? 案山子がネ、殺して回ったの……死体が畑に転がってたの…… -- 美玲
- あア、それで(背負子を下ろして肩をほぐしながら) マカさンは案山子を…
山に入ルのに麦藁帽子をかブって行こウとしたら、村人に止めラれましたでスよ 猟の季節に毛皮デ山に入るよウなモノだとネー(蛍光色のサンバイザーを手で弄びながら、なにやら納得) -- ジャン
- フフフ、任せて下さい(えっへん)
捜査の基本は直感です。あれ?なにか変だぞ?という感覚が大事なんです。(何に気をつけたほうがいいんだろう?と首を傾げる)
ええ、知っていますよ。だから僕はこの島に来たんです。かならず、ここでまた惨事が起こるはずです! 一部の噂ではそんなことを言う人がいますが、カカシが人を殺すはずがありません。惨劇の犯人は、きっといるはずです。カカシなんかじゃない、恐ろしい人間が! -- 蓮
- えエ、だからマカさんに殺されたくなかったら、案山子のような格好はしないことネ。アハハハ……。
案山子はこの村だと、忌まわしいモノだから……でも、私にとっては、ドウでもいいのだけれど。 縁起でもないことをいうのネエ。(中々不謹慎なことをいう少年探偵に肩を竦める。) デモそうネ……こんな村なら……また起こって、消えてしまっても……。(昏い表情が浮かぶ。) ウン……案山子なんかよりも人間の方がヨッポド恐ろしいわ、ウン、とっても……。 (実感のこもったような言い方である。) -- 美玲
- 二度あることは三度あるといいますが、それならば一度あったことは二度目もあるということです!(対照的に目が輝いている。)
そのとおりです、事件を起こすのはいつだって人間なんです。 あ、洗濯物ですが、僕は部屋に持ち帰って自分で洗濯をするので僕の分が出されていなくても気にしないでください。 お風呂もあまり早い時間に入るのは好きではないので、開けておいてください。深夜に入りますから。 -- 蓮
- 案山子と人間なラば、普通は人間のほウが怖いでスよ(背負子から蔓を編んだ簡単なロープを引き出すと、血抜きされた山ウズラが何羽も提げられている)
今夜はウズラの香草焼きでス。食べ盛りの坊ちゃンもきっとゴ満足(マカ犯人説に、フムと腕を組んで) 証拠もなシに人のコトを疑うノは良くナイでスが、もしマカさンが通信妨害の犯人だとスれば… ソウでスねー 案山子狩りの職務に熱中すルあまり案山子が現れタという当時の情況を再現シて、案山子をおびき出そウとしテいる…とか? HAHAHA。ジョークでス。私は小説家にナれまスねー(背負子を引き摺るように厨房のほうへ去って行った) -- ジャン
- 全く……あまり外でそんなこと、言っちゃだめよ。どうなっても……知らないからネ。
(忌まわしき連続殺人事件……そう、その犯人は――この島でのタブーである。) ……潔癖症なの? マア、好きにすればいいわ。私も仕事が少なくなって楽だから……ホホホ。 (少年の言葉に首を傾げるも、さして気にした様子は見せない。) でしたら最後、お湯は抜いていってネ……御主人様に折檻されたくないから……。 ご飯楽しみにしていますわ。ジャンさんのおかげで仕事が減って、あア……楽……。 -- 美玲
- どうなるんですか?(きょとん)まさか…事件が起こるんですか!?ちなまぐさく、忌まわしい惨劇が!
と、言うことは犯人は村人になるのかな?(顎に手を当てて思案顔) いえ、潔癖症というか……(口ごもる。理由を言うことはできない。) ええ、わかりました。栓を抜いておけばいいんですね。そのくらいでしたらお安いごようです。 -- 蓮
- サア……ご想像にお任せするわ。村の中で声高に言ってみたら? どうなるか、知らないケド。
貴方だって怪しいモノヨ……島民だけが犯人とは限らないわ。船で来れるんだもの……。 ……まあ、そういうこともあると思うわ。自分で洗うなら好きにして頂戴ナ。 えエ、チャアント抜いておいてネ? ソウしないと怒られるのはあたしなんだから……。 ネ、気を付けてネ、探偵サン……。 あの「事件」について調べるなら気をつけなさい……貴方も案山子になりたくないのならネ……。 あア、お兄様、お兄様……。(と、最後には何やらうわ言のようなことを呟いていた。) -- 美玲
- それは…(人に会うたびに言っている。声高に喧伝したわけではないが、似たようなものだ。事件が起こるのだろうか?)
まさか!僕は探偵ですよ。探偵は事件を起こすのではなく、解決するものです!(さも心外そうに) は、はい…気をつけます。(怒られると言われ、ビクリと身をすくめる。誰にだろう?そういえばこの屋敷の主人はどんな人物なのだろう?昨晩の食事の時も、主人だけは現れなかった。) あの…(と聞きかけたが、メイドの尋常ではない様子に衣服が湿りを帯びる。怖がっているうちに、機会を失ってしまった。まぁいい、今度あった時にきくとしよう。額の汗を拭って窓を見ると、外も雲行きが怪しくなってきた。今日は一日快晴だと思っていたのに……。) -- 蓮
- 5月1日 島はまだ変わりない日常を過ごしている --
- 洋館エントランス --
- 事件はここで起こっている。(と、ひとりごと。ここではどんな血なまぐさい事件が起こるのだろう?内心ほくそ笑んでいる。) -- 蓮
- お客様かしら…(洋館のエントランスから長い髪の女が姿を現した) -- 美玲
- (びしっと指差し)犯人は貴女です! -- 蓮
- ひっどい雨。(ビショビショで入ってくる)
すいませーん、お、揉めてんの? -- メイラ
- オヤ、船で一緒だった(はじめての冒険で一緒だった) お嬢さん。貴女もコチラに滞在の予定でしたカ
…犯人とハ? -- ジャン
- これからこの島で起こる連続殺人事件のです。(えっへんと胸を張る少年。当然、昔この島で事件が起こったのでまた起こるだろうという無きに等しい根拠であり、犯人もあてずっぽうである。) -- 蓮
- あは、面白いこの子。僕、ちょっと待っててね、後でお姉さんが遊んであげるから。
そっちの知り合いっぽい人と話しててよ。でさ、なんなの、これ。帰りたいんだけど家に。 電話も通じない、帰る事もできないって、こんなのよくあるの?(美玲に尋ねる) -- メイラ
- HAHAHA。そういえバ、かつての「惨劇」を聞いテこの島に…というヒトも多いのでした。お嬢さんモそのクチですネー?
あんなことハ、そうそう起こるモノではナイでスよ(人相の悪い男だが、ニコニコとして話す様子はそれなりに朗らか) -- ジャン
- (むっとする)お姉さん、わたく…こほん、僕はこれでも有名な少年探偵なんですよ。
えっ?電話が通じない!?これは事件の始まりですよ!(途端に機嫌が治る。ほらね?言ったとおりでしょ。というドヤ顔。) -- 蓮
- よく知らないけどね、この雨のせいじゃないの? え、ウケる。少年探偵って。事件とか解決しちゃうの?
って、惨劇って何? 全然知らないんだけど、何かあったのここ? -- メイラ
- なにかと不便な島でスからネー でモ、一週間後にハ定期船がまた来る予定でスし修理のスタッフも来るコトでショウ
あア、申し遅れましタ。私ジャンピエールといいマス料理人でス。この島でシか採れナい食材を分けてもらいに来ましタ -- ジャン
- しますよ。名探偵ですから。(チェック柄の入ったベージュのキャスケット、ネクタイをタイピンで止めた白いシャツにサスペンダー、キャスケットと同じ柄の半ズボンに少年らしい可愛らしい靴下と革靴という装いは、いかにも探偵小説の中から出てきた少年探偵という装い。)
この島に僕より先に宿泊してるお姉さんが知らないんですかあ!?(事件が起こるという根拠である。小説や漫画の中の探偵がそうするように思い切りもったいぶる。) 数年前、この島で凄惨な事件が起こりました。連続殺人事件です。結局犯人はわからずじまい。中には島のカカシが殺して回ったなんていう人まで現れる始末。あ〜あ、僕がいればズバッと解決してみせたのになあ。 -- 蓮
- HAHAHA。たのもシいでスね(ビシッと決める蓮に拍手) 何か起こっタら、お嬢さンにお任せしまショウ
そして、お腹がすいタら私にお任せですネ(こちらは荷物からコック帽を取り出して被る) コの洋館のオーナーはこのあたりの地ヌシで、私は自由に食材を採る許可を貰う代わりにココの料理人をする約束してマす -- ジャン
- (エントランス入口の扉が突然開き 背の高い女がぬらりと現れる)
お前 案山子 見た? どこで? -- マカ?
- (そこは姉さんじゃなくて、少年探偵である僕に任せるべきでは?と思って不満顔。)
(をしていたところに声をかけられて振り向く。) (びくり)し、知りませんよ。その…は、畑とかじゃないんですか? -- 蓮
- そうか 畑 目撃情報 感謝(一瞬にこりと笑い)
見てくる (くるりと踵を返すと 鋭く目を光らせて館の外へと) -- マカ?
- (怖そうな人がいなくなったのでホッといきをついて冷や汗を拭う。いきなりというのもあったが、かなり怖かった。)
(きっと、あの人が島中の電話線を切って回った犯人だ!) -- 蓮
- さて…僕も濡れてしまったのでお風呂で温まってきます。海の向こうに晴れ間が見えたし、明日は快晴になりそうですね。 -- 蓮
- 港 --
- 4月26日 かつて案山子によって惨劇が巻き起こされたとされる絶海の孤島
今ではミステリースポットとして小さな賑わいを見せていた… しかし住まう者たちの表情は決して明るいものではないようだ --
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