旧市街/中央区/三間坂堂
- (黒子達が忙しなく動き回る店内に、扉からではなく何もない空間から入店してくる者が一人)……着地!
えーと……(周囲の物や黒子を不安げに見回し)ん…んー…… なんだろなぁ…ここ?(何か置いてあるのを見てはあっちこっちへ行ったり来たり 店には土が零れ落ち) -- ラプト?
- あら、いらっしゃい?何かお探しかしら〜?
(特に驚く様子もない店主) -- アーニア?
- ……えーと、これは強引な客引きって奴だったり?(ワープゲートより落ちてきたのだが、そんな事は知らず戸惑い顔で)
あー……っと、店…店かぁ… 地図とか、食べ物とか、豊かな土壌とか…色々欲しいけど… どんなものが売ってるんで? -- ラプト?
- きっとお店に惹かれたのね、運命って奴じゃないかしら?(適当なことをいう)
地図に食料に土地ねぇ…(頬に手を沿えしばし思案する)…あるわよ? 何を売っているか、何があるのか、と言われれば何でもよ。ココに無いものなんてないわ(妖しげに微笑む) -- アーニア?
- 運命かぁ…まぁ足元に気づかなかった自分も悪いしそれでいいかぁ…(解決しそうにないことを悟り納得し)
あはは、何か色々あるみたいだけど流石にそんなバラエティには富んで…んの? えー……冗談とかで無く…? 落ちた先はとんでもない所でした…と まぁ土地を買うお金なんてあるはずもないし… えーと…じゃあこの辺りの地図と…何かおすすめの食べ物でも -- ラプト?
- 起きてしまった事象は過去でしかないわ、どうせ悩むなら過去より未来に対してのほうがいいでしょう?
ご入用でしたら冗談もご用意しますよ?(にっこり微笑む) そうですわね…(片手でちょいちょいと黒子に合図、周辺地図を持ってくる黒子)どんな食べ物でも大丈夫なのかしら? -- アーニア?
- いやぁ…でも過去の経験を引きずってしまうことが中々中々…… 未来だけ見るってのは難しいね、うん
あはははは…品揃えばっちりだ……えーと、今の冗談はサービスだよね?……ね(実際注文したら冗談を用意されるんだろうか…と苦笑い) ……うーん、食べたことのない物も多いからなんともいえないけど…大概のものは ……で、そうなると…お幾らに?(金貨の入った袋を取り出して) --
- ふふふ、若いわねぇ…
ええ、必要と言うならなんでもご用意いたしますわ 特に人と同じで問題ないようですわね、でしたら…(また片手で黒子に合図、バレーボール大の壷を持ってくる黒子)こちらの金平糖などいかがかしら? お代は結構よ、今回はサービスにしておきますわ -- アーニア?
- あはは……いやぁ…人間だろうしお姉さんも若いでしょー、えーと…10〜70ぐらい…?(人間とは時間感覚が違うので大分アバウト)
大丈夫も大丈夫ー、人の食べ物は美味しくて困るよ…いやほんと、植物増やすために来たのにその植物が美味いっていうから…参ったなぁ… ……で、こんぺ…?(壺を覗けば堅そうで)…石?(不思議そうにしながらも、一つ口へと放り込み)……甘い…え、何これ…堅甘くて…変な形してて…(止まらないといった風に、金平糖にがっつき) そして無料……? いやぁ……それは悪いなぁ…うん、甘えるけど(地図と壺から取り出した金平糖を幾らか携え)……じゃあ、私はこれで ありがとうね店主さん 今度は普通に訪れて、普通に買い物するとしよう…(するする蛇のように動いていくと、店の外へと出て行った) -- ラプト?
- そうねぇ…多分、お客様の数十倍は長く生きてるんじゃないかしら
あらあら、それは大変ですわね?(うふふと微笑みつつ)気に入ってもらえたようで何よりですわ ええ、元よりここはお金を頂かないの。それではまたのご来店をお待ちしておりますわ、ラプト様(名乗っていないはずの名を呟く) -- アーニア?
- なんとか開店準備できたかしら?
(頷く黒子たち) -- アーニア?
|