名簿/510424

  • (墓所で目を覚ました記憶)
    (吸血鬼として人を襲った記憶)
    (忌むべき存在として幾度も殺されて尚死ねなかった記憶)
    (そして、聖杯戦争に至るまでのほんの僅かな記憶)

    (これらの再生が終わって、再び暗闇の中へと舞い戻る)
    (最早そこに扉はない。開示されるべき記憶は無い)
    (無辺の暗黒の中、お互いの姿だけがはっきりと浮かび上がる)
    (メルセフォーネのその顔は、果たしてどのような感情を浮かべているだろう)
    (私が望む反応は、果たしてあるのだろうか)
    (ゆっくりと、瞳を開く)
    -- ベネディクタ 2014-03-31 (月) 23:45:08
    • (今までのどの扉よりも、暗く冷たい扉に手をかけて――……彼女の過去へと入っていく)
      (その扉の中身、彼女の心の中を表すかのような 暗闇に包まれながら――……)
       
      (始めは、死んだ筈の彼女が目を覚ました事に疑問を持ったが)
      (『もし』本当にその時、彼女が既に死んでいるのなら……こうして現在彼女と触れあえる事は無かったし)
      (そこには何か理由があるのだろうと思ったから、特に気に留める事も無かった)
      (それよりも――……生きている時も不遇に会い、愛情を求めて父を受け入れた結果、彼女は死ぬ事になったのに)
      (冥府からも拒絶されて、絶望の淵に立たされる彼女が、酷く気の毒で、胸が痛い)
      (この世で生きる希望も無く、死へと旅立った先でも拒絶されて……彼女の居場所がどこにもない様に感じたから)
       
      (その後――……時と共に流れていく過去のヴィジョンから、何故彼女が死ねなかったのかを理解した)
      (彼女は真祖の吸血鬼だった事を、同時に知りながら)
      (彼女の、人の血が欲しくて欲しくて欲しくて欲しくてたまらなく、どうしようもない渇きが伝わる)
      (自身も、このまま誰かの首に噛みついて、その血を吸いたい程に強烈な感情と感覚)
      (夢の中、無意識の境に在る事で……彼女と自分の隔たりも薄く、彼女の5感も生々しく伝わるから余計だった)
      (館に戻り、人を襲い……初めて口にした男の子の血液の、他に例えられる事の出来ない甘美さも、ベネディクタの記憶と感覚から、自分が体験しているかのごとく伝わってくる)
      (死にたくても死ねない現実、死ねるという希望を持ちながら、日に日に化け物じみていく彼女の要求が自分の中に流れ込みながら――……)
      (彼女の過去を見て、涙が止まらない自分が居た……あまりにも悲しくて、苦しい過去に、涙が静かに流れて止まらない)
       
      (けれど、彼女の過去はそれで終わらない)
      (その後、彼女の存在が知れ渡り、追われる所で……彼女に新たな名前が付けられ、教会やハンター達に追われる所で)
      (ぞっとした過去の日々と、彼女越しに伝わる感覚が……拷問の様だった)
       
       
      …… やめて
      (もう、見たくない……十分過ぎるくらい彼女の苦しい過去が流れ込んでくる
      ――……彼女の首が、切り落とされる 痛烈な痛みと一緒に)
       
      やめて!
      (耳を塞ぎ、眼を閉じてしゃがみ込む……見たくない、ここから逃れたいと言いたそうに
      けれど、一度のぞいてしまった過去は、止まらない……彼女の防衛を無意味だと言いたそうに、容赦なく心臓を杭に打たれ、銀の弾丸で胸を貫く映像と感覚が自身にも伝わってくる――……)
       
      やめて!!
      (声が荒く大きくなる――……その後の、本来なら吸血鬼でもそこまですれば死ぬ筈の行いを施されても……死ねない彼女の過去と、苦しみが流れ込んで)
      (彼女だって……死なないとはいえ……その苦しみが無い訳ではない……けれど)
      (極度の極刑に等しい行いをすべて受け入れ、死を望み――……それでも死ねない彼女の苦しみは、自分自身が耐えられない程に伝わってくる)
       
      (彼女の過去を見ながら……想う)
      (彼女は罪と罰を、確かに行ったかもしれない……けれど、その仕打ちも同時に受けているじゃないか――……と)
      (無情に流れる、苦痛だけが募る日々に……しゃがみ込んで蹲ったまま、震えて泣いていた)
      (私は、想う……彼女はどうすればよかったの? と)
       
       
       
      (全ての過去を知り、彼女の記憶を知る)
      (ベネディクタが戻れば、彼女は闇の中で蹲って、涙を流しながら震えていた)
      酷い……
      こんなのって……ない…… -- メルセフォーネ 2014-04-01 (火) 21:51:16
      • (やめて、という悲痛な声を聞く)
        (やはり、この子は私とは違う。まともな感覚を持っている)
        (私は一度だって、狩人が私を殺すのを、「やめて」と望んだことなどないから)
        (これは記憶。過去に過ぎない)
        (これを見るのはメルセフォーネが望んだことだから、見せるべき部分は全て晒した)

        どれだけ酷い運命を辿ってこうなったとしても、今の私は罪深い化物よ。

        (軽蔑し忌避すべき怪物。罪深き背徳の徒)
        (運命がそうさせた?否)
        (どれほどの艱難辛苦が襲おうと、堪え忍び立ち向かうのが主の教え)
        (私は耐えきれずに、私自身の意思で、それと分かっていながら罪を犯した)
        (大罪者たる私は、『殺されなければならない』)

        今でも沢山の狩人が私を狙って探している。でも私は彼らの誰にもきっと殺せない。
        帰納的な結論でしかないとしても、もう十分試したもの。

        わかったでしょう。私の救いはもう聖杯にしかないの。
        聖杯に願って、私がこうならなかった運命を私は生き直す。
        お母様が死なず、お父様が狂わず、私が吸血鬼になんかならなかったはずの運命の枝を。

        そのためになら私はどれほどでも手を汚すことができる。
        貴方みたいな子供だって躊躇いなく殺すことができるわ。だってもう何度も喰らって殺しているから。

        (ざわり。怖気を振るう気配を暗闇の中に満たして、ベネディクタが変貌する)
        (琥珀金の髪と、不吉に輝く紅の瞳。忌むべき吸血鬼としての姿に)

        真っ当な人間でいたいなら、メルセフォーネ。
        私を厭いなさい。
        -- ベネディクタ 2014-04-01 (火) 22:30:07
      • (凄惨な光景を目の当たりにして、酷く精神を消耗する)
        (これは、決して自分の身に起こった事でもなければ 過去の出来事)
        (それを、彼女は望んだから見せてくれた ……けれど)
         
        ……罪深いって、どういうこと……? 確かに貴方は、酷い行いをしたかもしれない
        けれど、どこにも救いがなくて、罪に罪を重ねて――……それでもどうしようもない現実には……どうしたらいいの?
         
        (丸まったまま、ガタガタ震えて問う。彼女にではなくて、運命 或いは神に)
        (彼女は人を殺したかもしれないけれど、それと等しい量の苦痛を受け、死ねないとはいえ……報復は受けているのではないかと思うから)
        (彼女の犯した罪は、他の形で彼女へと降り注いでいると思うから――……なのに)
        (彼女の負の連鎖は、決して途切れる事の無いメビウスの輪の様に、ぐるぐると回り続けるの?)  
        …………(返す言葉も無く、俯く)
         
        貴方が聖杯を望む理由も……そこにしか救いが無い事も、分かったわ
        過去に戻って、幸せな運命の道を歩みたい事も……
        (そして、手段を選ばない という事も――……)
         
        (ぞわり、と 彼女から躊躇いも無く殺意を向けられれば――……蛇に睨まれた蛙の様に硬直し、動けなくなる)
        (見慣れた灰色の髪が、過去の映像の琥珀の宝石の色へと。鮮血に染まったかのように赤い瞳が輝き、吸血鬼(捕食者)の顔を見せる彼女の威厳と恐怖に)
        (本能が『もう、彼女と一緒に居てはいけない、一刻も早くここから逃げ切らないといけない』と、警告する)
        (返事をすることなく、私は彼女から逃げきろうと――……去り、淡く儚い泡の様に消えてゆく)
         
        (『私を厭いなさい』という彼女の言葉が反芻しながら)
        (ただ、逃げることしかできなかった、隠しきれない弱さを見せながら)
        (確かに彼女は怖いし、脅威だと思う……けれど)
         
        (心の片隅に、ほんの片隅に)
        (本当に、あの子を嫌って拒絶するだけしか……あの子への想いという選択肢は無いのかな?と、微かに揺れ動きながら――) -- メルセフォーネ 2014-04-01 (火) 22:53:10
      • (私がもう少しだけ器用だったら、あの子を傷付けないことも出来たかもしれない)
        (それは甘さだ。幾度となく友達のようなことをしたけれど)
        (結局、捕食者と被捕食者でしかなければ、こうなる他はないのだ)
        (死ねずに殺し殺され続ける罰の他に、神様は、孤独という罰も与えたのかもしれなかった)

        時に神様はいじわるで、どうしようもないから。きっとみんな聖杯を求めるのよ。

        (皆が幸福で、満たされていれば)
        (あるいは、己の力で克服できる程度の不幸しか負わないのなら)
        (万能の願望機など誰も求めない。必要がない)

        (夢の中、精神世界とはいえ、彼女の心を壊すくらいの干渉は出来る)
        (それを威圧として、彼女を忌避させ、追い散らし、泡沫のように去っていく彼女を見送ってから、私は暗闇の中一人佇む)

        ジャック……。
        貴方は、私がどんなモノでも、裏切らずにいてくれるわよね。

        (傍にいてくれるもの、裏切らずにいてくれるものの名を呼んで)
        (胸を押さえて、一筋、涙を零した)

        (やがて暗闇を朝が払う。目覚めだ)
        -- ベネディクタ 2014-04-01 (火) 23:33:23
  • ベネディクタ・イーズデイルの回想 3.復活、そして -- 2014-03-31 (月) 01:33:54
    • 人狼に腕を食いちぎられた夜。私は幾人かの血を啜って、破れた衣装のまま塒に帰った。
      夜種としての私の姿を見ても、ジャックはただの女の子として私に接してくれた。大丈夫か、と気遣ってくれた。
      私がどういう存在なのか、既に彼にはわかっているはずなのに。
      深い眠りについたその夜。私は夢を見た。
      メルセフォーネを迎えて、過去を遡る夢を。忌まわしい記憶を彼女に晒す。
      そして最後の扉を開く。彼女が望むままに、私の罪深きの全てを見せよう。
      -- 2014-03-31 (月) 01:34:54



      • 死んだはずの私は、暗闇の中で目を覚ました。
        地獄に堕ちたのかとも思ったが、どうやら知識にあるものとは様相が違う。
        そこは恐ろしいほど静かで、花の匂いに満ちていた。
        身じろぎするのも難しいほどの狭い空間の中、暗闇だと認識できるのに、眼前にあるものの木目がはっきりと見えた。
        手を伸ばす。みしみし、ばきばきと音を立てて、いともあっさりとそれは持ち上げられた。
        その上に乗っている湿った土ごと。ぽっかりと開いた深い穴から、切り取られた暗い空が見える。
        しとしとと雨粒を肌に感じながら、穴の内より這い出す。

        無数の墓石が立ち並ぶ、そこは墓所だった。

        月も見えないのに、はっきりと今が夜だと分かる。身体がそう感覚する。
        月のない夜であれば、暗闇で何も見えないはずなのに。

        墓碑銘は明確に読み取れた。
        ―――それは私の墓だった。

        私は、死ぬことを許されなかったのだと知った。
        これが神を侮り大罪を犯した私に、神が下された罰なのだ。
        死んで地獄に堕ちることすら許さずに、ただ荒野の如き現世に放逐する。いつまで?
        確かめたわけではないのに、私はきっともう死ねないのだと思って、雨の中私は声を上げて泣いた。
        夜の墓地には、正しい意味で生ける者は誰も居なかった。
        -- 2014-03-31 (月) 01:37:23


      • 私はその後幾日か彷徨った。
        蘇ったのだと知られないように、墓穴を元通り埋め戻して。
        寒さに震えることは無かった。お腹が空くことも無かった。身体が痛くなることもなかった。
        日が昇ると眠り、日が暮れてから動いた。
        私にはただ渇きだけがあった。異常なまでの人血への渇きが。
        それで私は正しく何者になったのかを知った。
        私は、人間を餌食とする化物になったのだ。吸血鬼という怪物に。
        でも。私は希望を抱いた。それならば死ねるのではないかという、淡い希望を。

        私は一度屋敷に戻ることにした。
        自分が何者であるのか自覚すれば、力の使い方はすぐに知れた。
        生まれたばかりの子馬が既に歩き方を知っているように、私はそれを使いこなせた。
        私は無数の蝙蝠へと姿を変えて夜を渡った。空を往けば、屋敷まではそう遠い距離ではなかった。
        屋敷に正面から入ってゆくわけにはいかない。私は死者であるのだから。
        そこで私は身体を霧に変えて、窓の隙間から忍び込んだ。
        自室はそのままにされていた。屋敷の処遇が決まれば、ここもそのうちに片付けられてしまうだろう。
        もしかしたら、誰かがまだ屋敷にいるかもしれない。私は物音を立てないように支度を調えた。

        やがて私は、吸血衝動のままに人を襲った。
        最初は小さな男の子だった。選んだわけじゃない。たまたまそこにいたからだ。
        その時、この狂おしいほどの渇きを今すぐ癒すことが出来るなら誰だってよかった。
        少し瞳を覗き込めば抵抗もなかった。意図せずに使った魅了の魔眼、捕食者としての力。
        男の子の血液は甘く、暖かく、これまで口にしたどのような食事よりも甘美だった。
        脳髄を痺れさせる悪魔的な味覚に身を震わせて、男の子が乾涸らびるまで吸い尽くした。
        彼が再び目覚めることの無いよう、丁寧に処理しながら、私は自分の本能に気付いた。
        本来人間に備わっているはずのない、邪な捕食者としての本能に。
        私はまったく無意識に、人を捕食するために動いていた。
        屋敷で身なりを整えて人の間に紛れ、然るべき獲物を襲ったのだ。
        死にたい、死ねるという願望を抱きながら、醜く、浅ましく、化物としての欲求が促すままに。
        -- 2014-03-31 (月) 01:38:42


      • やがて私という吸血鬼の存在が知られるようになった。私は教会に追われるようになった。
        神に背き人に仇為す穢れた存在として。この世に在るべからざる存在として。
        これは後から聞いたことだが、周囲にいるはずの他の吸血鬼は全て討伐されていたことから、
        私は新たに生まれた吸血鬼、真祖として扱われ、高い危険度を持つ存在として、最優先で駆除されることとされていた。
        まるで新たに発生した伝染病が広まることを恐れるかのように。

        忌むべきものとして彼らが私に付けた名は、『琥珀金姫』。
        お母様とお父様から受け継いだ髪の色。二割の銀と八割の金を混ぜ合わせたものの色。
        琥珀金の髪を持つ少女を殺せ、と。無数の吸血鬼狩りのハンターが私を狙った。
        神の名の下に、誰もが私を殺そうとした。


        でも、誰も私を殺せなかった。


        あの人も。


        首を切り落とされても。

        あの人も。あの人も。

        心臓に杭を打たれても。銀の弾丸で胸を貫かれても。

        あの人も。あの人も。あの人も。

        神聖魔法で浄化されても。肺や胃の腑を聖水で満たされても。灼けた鉄杭で貫かれても。

        あの人も。あの人も。あの人も。あの人も―――

        凹面鏡で集めた太陽の光で焼かれても。灰になるまで燃やされても。粉々にされて十字路にぶちまけられても。生きたまま魔獣に食わせられても―――


        私を殺せなかった。


        私は死ねなかった。


        救いの可能性を求め痛苦を受け入れては死にきれずに蘇り、その度に失った力を取り戻すように血を喰らった。
        幾度も幾度も繰り返すうち、私の心は決定的に摩滅していった。
        殺されるのにも、殺すのにも、何も感じない。生き死にを諦め、罪も罰も諦めた。
        ただ無為に、惰性のままに―――殺させ、殺した。
        -- 2014-03-31 (月) 01:42:21


      • 身も心も人ならぬものとなった私は、やがて聖杯戦争の噂を聞いた。
        どのような願いでも叶うというのなら、私は死ではなく、幸福を取り戻すことを願おう。
        お母様が死ななかったはずの運命を辿り直す。
        そのために、どれほどの忌まわしい力をも振るおう。
        いずれ私は罪に汚れきっているのだから。誰のどのような願いをも踏みにじろう。

        そのために魔術を学び、力を蓄えた。
        目立たないよう琥珀金の髪を銀に変え、強大な魔力をを封じ込めて、人に紛れた。
        来るべき戦いのはじまりに備えて。
        -- 2014-03-31 (月) 01:43:48


      • ここからは、私だけの記憶。
        彼女に覗かせるのはここまで。彼女はあくまでも競い合う相手だから。


        それから私は相応しい英雄を探した。
        私と同じくらい罪深くて、そして子供には優しい人を。
        そして私はこれ以上ない人を見つけて、彼を呼ぶための遺物を探した。時間はかかってしまったけれど。

        そして召喚の日を迎える。
        私の声に、涙に、傷痕を見てもなお、彼は応えてくれた。
        彼は私の望んだとおりの人だった。
        私と同じくらい罪深くて、けれど優しくて、私を守ってくれる。
        ろくでなしとひとでなしなら釣り合うと思っていたけれど、私には勿体ないような、私だけの英雄。
        彼と一緒なら、この戦争もきっと勝ち残れよう。


        そして私は手にするのだ。得られなかった幸福を。
        -- 2014-03-31 (月) 01:44:13



      • 思い出すべき記憶はこれで終わり。
        これが罪深い私の全て。
        神を呪い、父と交わり、父を殺し、己をも殺した私の全て。
        死せるべき不死の存在、不死者の王の一人と化してなお罪を重ねた私の全て。
        願わくは、彼女が斯くも穢らわしき私を拒絶せんことを。
        私を受け入れるのは、私と同じように罪業に塗れた彼だけでいい。
        私はただ、拒絶されたいのだ。誹られたいのだ。軽蔑されたいのだ。
        無垢で罪なき彼女がすることではない。彼女にそうされると、私はどうしていいか分からなくなってしまう。

        どうか、お願いだから。

        罪で塗り固めた私の仮面を、剥がさないで。
        -- 2014-03-31 (月) 01:46:33
  • (闇夜に輝く、銀の髪 深い漆黒の闇を秘めたガーネットの瞳)
    (喪服の様な、苦しみの夜を衣装に秘めたかのように、黒いドレスの少女――……ベネディクタ=イーズディル)
    (拙い、ぎこちないお茶会の後も――……何度かあの子と、こうして夢の中で会話を重ねていた)
    (始めは、聖杯の敵マスターとの繋がりとして……彼女の胸に秘めた願い等が気になったから)
    (けれど……あれから)
    (彼女の事が、気になってしまって――……)
    (会う度に、会う度に……もっと、彼女の事を知りたいと思ってしまう気持ちが抑えられなくなってきた)
    (『あの子の、過去の扉 心の扉へと入れば――……深く知る事が、出来るかしら?』)
    (夢の中で、彼女の扉を探して――……過去へと入ろうとしながら、そんな事を考える) -- メルセフォーネ 2014-03-29 (土) 22:54:32
    • (その日の夜。ベネディクタは深く眠り込んでいた)
      (時折意識が浅く表出し、朧な夢を見る)
      (その精神は今はひどく無防備で、扉は隠されることがなく、固く閉じられていることもなかった)
      (メルセフォーネがそれを見つけて手を伸ばせば、易々と開かれてしまう)

      (メルセフォーネが降り立った先は、ベネディクタが幸福だったころの記憶)
      (そこは小さな食卓。食器や丁度は品が良く、正装した老齢の執事が存在感を示さずに脇に控える)
      (暖かな料理を囲んでいるのは、三人)
      (厳めしい顔つきをした銀髪の男性がいる。穏やかに微笑む美しい金髪の女性がいる。二人によく似た少女がいる)
      (銀と金を足して割ったような、琥珀金の髪。幼く無邪気な紅の瞳。その顔立ちが、彼女をベネディクタだと教えた)

      (音は無い。これは失われた幸福の残滓)
      (これが彼女の願うもの。取り戻したいもの)
      -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 23:31:29
      • (彼女の深い眠りのせいか、或いは、ひどく無防備な精神のせいか――……)
        (固く閉ざされ、いつもならその入口の気配すら分からない、彼女の心の扉を 今日は容易く見つける事が出来た)
        (手をかければ……普段の彼女の、厳重に人を拒む気配も薄いかのように、鍵も無く……その扉は簡単に開き、彼女の過去への扉を開く――……)
         
         
         
        (訪れた先は、裕福な上流階級の貴族そのものの光景)
        (一目で、高価な物とわかる食器や調度品は美しく、センスが良く洗練されている)
        (正装した執事は、執事長だろうか……?脇に控える様子が、実に様になっており、この豪邸と馴染んでいる)
        (見た目にも美しく飾られ、食欲のそそりそうな美しい料理を囲う3人へと目を向ける)
        (一目で、過去のベネディクタだと分かる少女と一緒に居る二人は――……彼女の父と、母だろう)
        (父の厳格な顔つきは、いつもの彼女の見せる、彼女自身の厳しさと似て)
        (母の穏やかに微笑む表情は、きっと彼女もそのような笑みを見せれば……周囲を魅了するだろうにと思わせて)
        (銀と金の美しさを引き継いだかのように、品良く美しい容貌の彼女が見える)
        (普段の瞳とは違い、無邪気な真紅の瞳からは幸福に満ち溢れて居る様子がうかがえる)
        (気になるのは――……彼女の髪が琥珀色に輝いている事)
        (『何故?銀髪では無いの?』と、疑問を持ちながらも……幸福な面影を残す、彼女を見つめる)
        (幸せそうな表情からは――……きっと、ここに彼女が戻りたいのだな と、これが彼女の聖杯に願う事かと知る事が出来る) -- メルセフォーネ 2014-03-30 (日) 00:02:30
      • (白い砂嵐が走るように視界が乱れ、場面が巡る)
        (同じ食堂。窓から覗く光は優しい。穏やかな朝。ありふれた朝食が今にも済んだというところ)
        (立ち上がったベネディクタの母が、力を失い頽れる)
        (倒れた彼女に駆け寄る父親が駆け寄り、ベネディクタは動揺に色を失い、やがて泣きじゃくる)

        (また場面は巡る)
        (ベネディクタが神へと祈る姿が幾度となく垣間見える)
        (その甲斐もなく母親が弱っていく様子も)

        (やがて、場面が固定される。そう遠い時間は経っていないように感じる)
        (静謐な白いベッドに、痩せこけ窶れた母親が寝ている。死相が濃い)
        (枕元で涙するベネディクタの頭を撫でて、何か優しい言葉をかけて間もなく、彼女は眠るように逝ってしまった)
        (場に深い悲痛が、幼い少女の身を裂かれるような哀しみが満ちる)
        (これは決定的な幸福の終わり。彼女が変えたいと望む過去)
        -- ベネディクタ 2014-03-30 (日) 00:40:04
      • (さぁっ と、白い砂嵐が舞い、ヴィジョンが揺れれば――……新たに次の物語が、現れる)
        (先程の食堂と場所は同じ。違いと言えば、差しこめる朝日が輝く中で食事をしているという事)
        (以前と変わらない、幸せそうな上流階級の、家族の光景)
        (――……の、筈だった)
         
        (――……彼女の母が、立ちあがった瞬間に、糸の切れた人形の様に、力無く倒れてしまうまでは……)
        (倒れる妻に駆け寄る父と、動揺し……泣きじゃくるベネディクタの姿が見える)
        (きっと、これがベネディクタの悲しい不幸のお話の始まり)
         
        (幻の様に消える光景が、そのまま幻であるなら、良かったのに――……と感じてしまう)
        (神に祈る、無力な少女の悲しい姿が、何度も何度も視える)
        (……同時に、神が居るのならば、問詰めたくなる程……貴方への祈りは無意味だと、慈悲の欠片も感じさせない程)
        (日に日に弱っていく母の姿も)
         
        (過去が切り替わらなくならなくなったのも、その辺りだろうか?)
        (病に侵され、痩せこけた母の姿からは……もう、長くない事が誰の目から見ても明らかだった)
        (まるで、白いベットに横たわる姿は、白い死神の抱擁を受けているかのように映る)
        (枕元で涙を流すベネディクタが見ていて痛ましい……力無く、頭を撫でて何かを囁く母との、もう外れかけている親子の絆も……)
        (眠る様に、静かにこの世から去ってしまった母と、彼女の悲痛の叫びに満ちた悲しみは……あまりにも苦しくて、見て居られない、見て居たくないと思うほどに)
        (けれど……目を閉じた所で映像が途切れることは無く、彼女の悲しみもまた、胸の中に 自分の事の様に流れ込んでくる)
        (それは、きっと 目の前で自分の母が死んでいたら――……こんなにも苦しい思いをするのかと、自分の事の様に重ねて)
        (涙が、双方の目から絶え間なく溢れて止まらない)
        (幼い少女と母の別れは……あまりにも切なくて、胸が苦しかった) -- メルセフォーネ 2014-03-30 (日) 01:11:34
      • (どれほどの悲しみが少女の内を満たしても)
        (共感するもう一人の少女が涙を流しても)
        (無機的に、機械的に、時間は巡る。進んでいってしまう)
        (曇天の日が終わりなく続くような、無味喧噪な日々が続く)
        (父親が徐々に荒れ、酒に溺れるようになり)
        (女性らしく育つベネディクタからは、日々笑顔が失われていく)
        (徐々に憂いに満ちて、現在の彼女へと近い顔へと変わっていく)
        (内面的な、決定的な何かが違ってはいるけれど)

        (やがて彼女は狂った父親の求めを受け入れて罪を犯す)
        (母親の代わりになれば、父親だけでもあの頃に戻ってくれるという幻想に囚われながら)
        (それが決定的な破綻を生んだ)
        (壊れた彼女が父親の胸を幾度となく突き刺し)
        (涙とともに自分の胸にも刃を突き立てる)

        (暗幕が落ちるように、世界が暗闇に満ちる)
        (どこまで広がるか知れない闇の中、浮かび上がったのは固く閉ざされた鋼鉄の扉)
        (その前に佇むのは、銀の髪に黒いドレス、暗く深い紅の瞳―――『現在』のベネディクタ)
        見たのね。
        (過去を覗き見たメルセフォーネを咎めるでもない。拒絶しようと思えば出来たことだ)
        (だから、むしろ『見せた』といっていい)
        (夢の中で重ねられた茶会、何と無しに過ごした時間が、そうさせるほどに気を許させたのか)
        これが私の過去。私の罪。
        幻滅した?私のことを嫌いになった?
        (過去の彼女とは、やはり何かが異なる)
        (問いもどこか空虚で、無機質で―――人間味が欠けている)
        -- ベネディクタ 2014-03-30 (日) 01:35:04
      • (心の彩りが失われた灰色の日々が、無慈悲に続く)
        (そこに一切の慈悲も掬いも感じられぬままに、彼女の不幸への歯車は、回っていく――……)
        (厳格で、上流階級の当主に相応しかった父の面影は消え、酒に溺れ荒れる日々)
        (日に日に身体は美しく成長しながらも、相反するように心はやせ細り、目の輝きは消えていく)
        (徐々に徐々に――今の彼女に等しい彼女へと成長していく……筈なのに)
        (この違いは……何?と疑問を持った所で、その答えが現れる)
         
        (ぞわり――と寒気が全身に走る――近親相姦……!)
        (始めは、そういった知識に疎いメルセフォーネには、何が起こっているのか分からなかった)
        (……けれど『それ』が直に常軌を逸脱した行為である事を知る――……)
        (分からなくても、自分のDNAに刻まれている情報が、本能が『あれは異常でありおぞましいもの』だと警告する)
        …………っ! あっ あぁ…………!
        (――それからすぐに、壊れた娘が父親の胸を突き刺すのを見れば)
        (震えは止まらず、悲痛さを秘めた声が漏れる――……見ているのが辛い、見て居られない)
        (見たくない――……!!)
        (けれど、目を瞑った所で彼女の過去は、自分の中に容赦なく流れてくる)
        (最後に、涙を流しながら胸に刃物を突きたてる所で、この夢に幕は閉じた)
         
        (闇の中で、まるで自分を守るかのように、身体を縮めて震える)
        (――気付いたら、彼女のあまりにも苦しく、凄惨な過去に自分も涙が止まらなかった)
        (故に、始めは闇に浮かぶ鋼鉄の扉すら気付かなかった)
        (あまりにも悲痛な過去に、心が震えて、胸が一杯で――……)
         
        (気付いた時には、目の前には『いつも』の彼女が立っていて)
        (『見たのね』と、言われれば、返事代りに震える――……言葉は無いが、態度からそれはわかる)
        (いや、寧ろ見せた本人からすれば、返事が無くとも答えは明白だっただろう)
        (『嫌いになった?』と問われると、静かに首を横に振る)
        (昔の彼女の、少しでも温かな父の面影を求めて、正気だった幸せな頃に近づきたい一心は)
        (昔の自分の、束の間の幸せだった頃に戻りたい自分と重なっていて)
        (幻滅する事も、嫌いになる事も無ければ)
        (自分と近しいと感じたものが、一層浮き彫りになって共感してしまう)
        ……私も、ずっと誰かの温もりが欲しかった、誰かが傍に居て欲しかった……
        捨てられるのは嫌だった――……
        だから、貴方の事は幻滅しない、嫌いになれない
        寧ろ、貴方の事を知れば知る程に……自分と重なる願いや想いを見つけてしまって
        自分が幸福になりたいと思うと同時に、貴方にも救いがあって欲しいと思ってしまう
         
        貴方とは――……戦いたくない
        貴方の負ける姿を見たくない、貴方の希望(サーヴァント)が砕ける所を……見たくない
        (それは、まるで自分の写し身にも似ていて――……)
         
        もし……もし迷惑じゃなければ、もう少し貴方の事を教えてほしいの
        少しだけ疑問があるわ……
        以前の貴方は、髪が琥珀色だった……それが銀に染まったのはどうして?
        今の貴方には、以前以上に空虚で無機質で、人間味が欠けている……そうなったのはどうして?
        貴方自身の胸もナイフで刺された……なのに生きているのはどうして? -- メルセフォーネ 2014-03-30 (日) 19:07:19
      • (人は一人では生きられないというけれど)
        (これほどの罪を前にすれば、拒絶し忌避するのが普通なのに)
        (それでも尚、共感し受け入れるというのか)
        (そういう優しさは危うい)
        (いつか罪を犯しかねない。私のようになってはいけない)
        (その共感を私が拒絶すべきなのに。「無垢な貴方に何がわかるの」と)
        (受け入れられたことが嬉しくて―――涙が零れそうになる)
        (その気持ちを押し殺す。まだ全てを晒してはいないから。犯した罪はこれが全てではないから)

        そう。……優しいのね。
        いっそ嫌いになってしまえば、お互い苦しくはないのに。

        (己が砕きたくないというのなら、そして戦いから降りる気がないのなら)
        (誰かに砕かれればいいと願うということになる)
        (それを望まないのなら、結局―――いつか戦うことになる)
        (願いを叶えられるのはたった一組なのだから)
        (他者のどんな望みをも砕く覚悟が無ければ、罪で手を穢す覚悟がなければ)
        (到底勝ち残ることはできないというのに)

        その答えは、この向こうにあるわ。
        私が受けた罰の記憶。罰を受けながら、さらに重ねた罪の記憶。

        貴方はもっと醜い私を見ることになる。
        今度こそ貴方は私を拒むかもしれない。憎むかもしれない。

        それでも貴方は本当に見たい?

        (冷厳に聳える扉の前で、黒い少女が問いかける)
        (目だけが紅いモノクロームの陶製人形の如く無機質に、冷徹に)
        -- ベネディクタ 2014-03-30 (日) 21:47:19
      • (人は独りでは生きられない事を、自分は良く知っていた)
        (それは、自分の人生そのものが他者ありきであったから)
        (故に、誰かを容易に受け入れ、より深い関係を持とうとするが)
        (それは優しさもあれば、深い依存でもあり――……何より、自分は誰かにお世話をされないと生きていけないという)
        (甘さと弱さに加わり、彼女自身の生い立ちも深く関係していた)
        (故に、父に受け入れられたかった彼女の気持ちもわかるし、自分の生い立ちと重なれば、一層)
        (ベネディクタに冷たくてを振り払う事なんて、出来なくなっていく)
         
        だって……貴方を嫌いになる事は、等しく私を嫌いになり、拒絶する事にもなるもの……
        だから、嫌いになれない。私は救いが欲しい……だから等しく貴方にも救いがあって欲しいと願いたいの……
        もし、私が貴方を嫌う事があれば――……同時に私自身を拒絶したい時だわ
         
        (彼女の願いも、抱く思いも矛盾している)
        (自分が勝ちたいなら、全ての敵を倒さなければならない――……けれどベネディクタと戦いたくない)
        (自分の手を汚さず、勝ち残れる程甘くはない。故に、揺れる)
        (自分の心と、現実に――……)
         
        答え……?
        (彼女の言葉に躊躇う――……)
        (峻厳な道の入り口を示すかのように、聳える扉の前で、その門番の様に佇む少女)
        (冷たく殺された感情の無い瞳は、ビスクドールのガラス細工の様な美しく、冷たい瞳で私を問う)
         
        見たく、無い……
        この先に行くのは……怖い(きゅ、とスカートの裾を握る)
        けれど――……
        (震える瞳で、冷徹な少女の瞳を見つめる)
        (揺れる想いと、堅く意思の籠った対照的な少女の視線は交差する)
        (こんなにも、正反対な様なのに)
        (こんなにも、願いや根本は似てるから――……)
         
        この先の扉は、手をかければ怖い思いをするのは……入らなくてもわかる
        けれど――……このまま貴方から目を逸らして逃げる事は……きっと
        私自身から目を逸らして、逃げる事にも、同時になるの……それに――……
        (弱弱しく、ベネディクタの瞳を見つめる)
         
        ……きっと、これは私の想定であり、そうであってほしいという願いがあるかもしれないけれど……
        固く閉ざされている心の扉の持ち主の貴方が、心の扉を開いてくれるという事は……きっと
        そこに、誰かに『理解されたい』とか、何かしらの理由が眠っていると思うの(あっているかわからないけど、と目を伏せて)
        そして……出来る限り、私は貴方の事を理解して、もし何処かに救いがあるなら……それを見つけたい
        だから、貴方の事は深く知りたいと思う……この扉から目を逸らす事は、貴方から目を逸らす事でもあるでしょう?
        (震える手で、扉をそっと開く――……彼女を受け入れる覚悟を胸に秘めて) -- メルセフォーネ 2014-03-30 (日) 22:23:41
  • (秋晴れの昼下がり。紅葉した街路樹に彩られた、冒険者の街の商店街)
    (鮮やかに染まった落ち葉を踏みながら、黒い服の少女が紙袋を抱えて、休日の人混みの中を歩いている)
    (パン屋の前で立ち止まって考える。朝食のパンの残りはあったろうかと)
    (衆人環視の元では襲われまいと、周囲を警戒する素振りもなく)
    (事実、サーヴァントは連れていない)
    -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 22:00:12
    • 「オイオイ、だめじゃねえか」
      (聞き覚えのある声が、獲物を狙う獣の様な気配が、まるでベネディクタの影から這い出たように)
      (突如出現する、そしてベネディクタが振り向いたその時)

      キヒヒ!!また会ったなあ!!!
      (あのアサシンが…否、アサシンと同じ声をした巨大な人狼が、ベネディクタの腕を抱えた紙袋毎、食いちぎる)
      っヒャヒャヒャ!変わった味がするなあ、お前?あ?
      (平和な商店街に突如現れた人狼、当然街は一瞬でパニックと化す) -- アサシン 2014-03-29 (土) 22:11:11
      • (聞き覚えのある声。路地裏での記憶が想起されて振り返る)
        (その瞬間、右腕に感じた強い熱感と、喪失感)

        (路地裏に連れ込んで殺しをしていたことから、彼も人目は避けるはずだと思っていた)
        (こうもお構いなしとは、その狂気を見誤っていたといわざるをえない)

        (断面から覗くのは、白い脂肪と紅い肉、そしてまた白い骨)
        (びしゃびしゃと血を滴らせながらも、苦痛に呻くことは無かった)
        (その瞳には怯懦の色は無い。僅かな動揺が見えるのみ)
        (それでも前回の遭遇よりは人間らしくなったといえる。淡いとはいえ、感情の動きが見えるのだから)

        (蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う群衆。その背を、悲鳴を追うように。残った左手に閉じられた傘を携えたまま、踵を返して駆け出した)
        (建物の隙間と呼んだ方がいいような人気が無く暗い脇道がその先に見えるが、まだ距離がある。足の速さは少女のそれと変わりない)
        -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 22:30:51
      • (逃げる少女を掠めるように、何か大きな質量の物体が通り過ぎ、壁に血の華を咲かせる)
        ヒヒヒ…追いかけっこかぁ?いいぜ、暗殺者のクラス相手にどこまで逃げれっか
        その体で試してみろよ、ヒャヒャヒャヒャ!!!
        (逃げるベネディクタを、わざとらしく逃げ惑う人々をその爪でその爪で切り刻みながら)
        (巨大な人狼が迫る…そして、その爪が、ついにベネディクタの背へと向けられ…) -- ハイエナ 2014-03-29 (土) 22:43:09
      • (水を詰めた風船を叩付けたような音を立て、行く手にばちんと弾けたのは間違いなく人間)
        (赤黒く飛び散る血と臓物を少なからず浴びながら街路を駆ける)
        (人々の断末魔を背に感じながら、暗い路地へと転がるようにして飛び込めば)
        (人狼の爪は、少女を八つ裂くに至らず、その表皮を僅かに裂いて血を滲ませるに留まった)
        (昼なお暗い建物の隙間で、少女は傘を開く。尚陽の光を、神の恩寵を厭うように)
        (そして、囁く)

        我永遠の苦患を抱く滅亡の民なれど
        望みを捨つる能わざれば尊き主我が憂ひの都に入るを許さず
        邪なる我永遠に現世に在るなり

        (朧な銀の髪は今や琥珀金に輝き)
        (紅く暗い瞳は、徐々に妖しげで精気の無い光を帯びて)
        (少女の纏う雰囲気が人ならぬそれへと変質する)
        -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 23:11:12
      • ヒヒヒ…さあて、どこに逃げたかな〜?
        (そう言いながらも、その視線はベネディクタの切断された腕から流れた血を辿り、彼女の元へ一歩一歩近づきつつある)
        (そして辿り着いた先では…少女が、丁度呪文の様な言葉を呟いた瞬間であった)
        ヒヒヒ!会いたかったぜハニー、ってなあ!!
        (そして、ゆっくりと近づきながらその腕を振り上げる)
        (人狼は気づかない、気づこうともしない)
        (変わりつつある彼女の髪に、その瞳の輝きの変化に) -- ハイエナ 2014-03-29 (土) 23:20:36
      • (振り上げられた腕の先、少女が生白い手を伸ばす)
        (それは肘から食い千切られ失われたはずの彼女の右手)
        (人狼の顔へと差し伸べて、相応しき呪文を紡ぐ)

        默せ、冥罰重き狼よ、その怒りをもて己が心を滅ぼし盡せ

        (内に秘めた膨大な闇の魔力がその片鱗を覗かせて、放たれるのは昏倒の呪い)
        (意識レベルを強制的に落とし込ませる効力を持つ闇色の風)
        (サーヴァントにまともに通じるとは思わない。所詮は目眩ましに過ぎない)

        (飛び退くか、精神力で抵抗するか。いずれにせよ)
        (魔力が消え去った後には、闇に溶けて消えたかのように、少女の気配は其処にない)
        -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 23:49:40
      • あぁ?何だあ、その腕ぁ俺が…っ!!?
        (失った腕が再生された事に疑問を持つも)
        (直後に巨大な力が、暴風の様に吹きつけられ、反射的に飛び退く)
        …ただのガキじゃねえみてえだな…
        (見回せば、既に少女の姿はなく、自身も人狼化を解く)
        …キヒヒヒ!!いいねえ、獲物は美味いのは勿論だが
        イキのよさもあってこそってなあ、さあて、どう狩ってやろうか…クヒヒヒ
        (既にその場には用がないとばかりに、自身も闇の中へと姿を消した) -- ハイエナ 2014-03-30 (日) 00:08:19
  • ベネディクタ・イーズデイルの回想 2.死に至る罪 -- 2014-03-27 (木) 00:03:31
    • 悪徳に塗れた男が、酒を飲んでいる。
      匂いの強い蒸留酒。からんという氷の音。もう何杯目かになるかしれない。
      『酒にふけり、肉をたしなむ者と交わってはならない』
      『酒にふける者と、肉をたしなむ者とは貧しくなり、眠りをむさぼる者は、ぼろを身にまとうようになる』
      どれだけ神が戒めようとも、私はどんな悪徳も受け入れる。私はとても罪深いから。
      -- 2014-03-27 (木) 00:04:22

      • お母様が亡くなった後、お父様は徐々に人が変わったようになっていった。
        私はお父様を尊敬していた。慎み深く、立派な人だった。
        何しろお父様は厳格にして公正、神の法の体現者にして実現者と謳われた大司法官で、
        いつも制服をぱりっと着こなして、瞳は迷い無く、何でも見透しそうな智慧に溢れた目をしていた。
        少なくとも当時の私には、そう見えていた。
        だが、その姿は、彼の弱さをお母様が支えていたからこそのものだったのだ。
        決められた型に自分を押し込めて、強いて真っ直ぐにあろうとするストレスと、
        定型の尺度を他者に当てはめて、神の代理人の如く振舞い、裁きを下すストレス。
        それらを溶かし込み、受け止めていたのは、ひとえにお母様の慈愛だった。
        支えを失った人間ほど弱いものはない。
        それに預けていたものが重く、大きいほど、容易く崩れ落ちてしまう。
        -- 2014-03-27 (木) 00:05:13


      • 幾月か経つと、お父様は見る影もなかった。
        大きな背中はやせ細り、頬がこけて、眼は落ちくぼんでぎらぎらとして。
        最早ただの狂人だった。少しのことで怒り、泣き、感情の起伏は嵐の海原よりも激しく、平素漂わせていた厳粛な空気は消え失せていた。
        これでは裁きなどできようはずもない。直ぐに暇が出され、後は屋敷で酒に溺れる日々が続いた。
        -- 2014-03-27 (木) 00:05:52


      • そんな風になってしまっても、また時間は過ぎる。
        私の背は伸びて、胸が少しだけ膨らんで。童女から少女へと移り変わるほどに、お母様に似てきた。
        でも、そういって喜んでくれるのは爺やだけ。お父様は部屋に籠もりっきりで出てこない。
        たまに酔っぱらった声で何か呪わしい言葉をがなるのが聞こえてくるだけだ。
        お父様が仕事をしなくなったといっても、お母様がいらした頃の慎ましやかな生活のおかげで我が家には十分な蓄財があり、お金で困ることはなかった。
        けれど、やはり世間からの悪評は避けられなくて、友達も親戚も少しずつ離れていって。
        私はうんざりとしていた。そして同時に、とても哀しかった。
        尊敬していたお父様はこんなに弱い人だったのかという失望。
        そして、それを感じるだに、亡くなったお母様の存在の大きさが浮き彫りになって、その喪失感に苛まれる。
        目に映る景色から、日に日に色が喪われていくようだった。
        真綿で首を絞められるように少しずつ、生きているのが苦しくなってゆく。
        -- 2014-03-27 (木) 00:06:41


      • その頃、もう私は神様に祈ることはやめていた。そのことの無為を悟ってしまったから。
        どれだけ祈ったとしても、神様はお母様を助けてくれなかったし、お父様を正気に戻してもくれないだろう。
        -- 2014-03-27 (木) 00:07:13


      • 溜息混じりに、食堂から戻る廊下でのこと。
        かつて三人で囲んでいた食卓は、私一人になっていた。爺やは使用人としての立場を守って、食事の間は話し相手になってくれない。
        料理は、シェフの腕とは関係なく無味だった。惰性と化しつつある食事を義務的にお腹に入れて、自室へと向かう。
        お父様の部屋の前を通ると、扉が開いていた。
        普段はそんなこと絶対にしないのに。その日は何故か気になって、扉の奥を覗いてしまった。
        それがいけなかった。瞬間、腕を掴まれて、すごく強い力で引きずり込まれた。
        最初に感じたのは、酒精の香りを強く帯びた、饐えた男の体臭。次に、正気を喪った、獣のような血走った瞳。
        それがお父様だとわかるより先に、悲鳴を上げようとして、その前に声を奪われた。息が出来ない。こんなのは嫌。
        遮二無二身体を動かして、どうにか逃れようとした。けれど、幽鬼のように痩せた身体でも、私よりずっと力が強くて。


        そして、お父様はお母様の名を呼んだ。


        ―――私がお母様の代わりになれば、お父様は戻ってくるの?


        『 汝等凡てその骨肉の親に近づきて之と淫するなかれ』 
        『之を行ふ人はその民の中より絶るべし』 


        私は、神様へのあてつけのように罪を犯した。
        それでお父様がまともになることなんてなかったのだけれど。
        私は全部終わりにしたくなった。

        『その父あるひは母を撃ものは必ず殺さるべし』 

        幾度目かの時、私は枕の下に隠したナイフで、お父様の胸を突いて殺した。
        何度も何度も何度も何度も。動かなくなるまで。
        肉を裂く感触と、血の暖かみ。鼓動と呼吸が失われていく感覚がこびりつくように手に残った。

        神様なんて、きっといない。
        いくら祈ったところで、お母様を救ってはくれなかった。
        誰よりも教えを守っていたお父様は、お母様を喪い狂ってしまった。
        神様がいなければ、罪も赦しも、天国も地獄もあるものか。

        このまま生き続けるほうが、よほど地獄めいている。

        私は、同じ刃を自分の胸に突き立てた。

        最初に感じたのは灼けるような痛み。
        やがて身体中が冷えていって、感覚が失せて、私は眠るように意識を手放した。

        それは、安息に満ちた死であるはずだったのに。
        ―――私は赦されなかったのだ。
        -- 2014-03-27 (木) 00:11:37

      • 罪深い私すらも赦さないなら、彼はきっと誰にも赦されることがない。
        神様は罪人を決して赦さないから。せめて私だけでも。
        やがて眠ってしまった彼に、私は毛布をかけてあげる。
        サーヴァントは風邪を引かないのだとしても、私がそうしたかったから。
        しばらく寝顔を眺めてから、この日は私も床に就くことにした。
        -- 2014-03-27 (木) 00:13:00
  • (場末の酒場。紫煙と騒然に満たされた、薄暗い酒場で、その老人は笑っていた)
    (笑いながらカウンターに腰掛ける君の隣にどかっと座り、へらへらと笑って話かけてくる)
    見ない顔じゃないか若いの、この酒場は初めてかね?
    (顔は赤くないが、酔っているようにみえないでもない)
    (それくらいに、その老人は気安く、気楽で……なにより、酒臭かった) -- 眉雪のキャスター 2014-03-25 (火) 22:46:29
    • (この街の小さな蔵が造る地酒をロックで傾けながら、紫煙を吐いていた)
      (酒を飲むのに理由は要らない。ただ好きだから飲んでいる)
      (こうして酒場の空気を味わえるのは、現状、とりわけ居所が割れてもいないからこそ、そして何よりも、あのマスターは……)
      (酒の味と薄い酩酊の気配を感じながら、一人思考を巡らせていると)
      ……残念だが三度目だ。常連かい、爺さん
      (打ち解けた、気のおけない様子を醸している。酔っぱらってもいるのだろうが)
      (油断はならない。何しろ、この老人が放つ気配は)
      -- 伐採斧のアサシン 2014-03-25 (火) 22:55:16
      • ああ、常連も常連だ
        殆ど毎日入り浸っているくらいだ。なぁマスター!
        (老人がそう声をかければ、マスターは苦笑を返しながら老人にグラスを差し出す)
        (いつもの、というまでもない。それほどまでのレベルで、この老人は酒場に居座っていた)
        (受け取るなり琥珀色の液体を飲み干し、グラスをテーブルに叩きつけるように置きながら老人はアサシンに声をかける)
        しかしまだ三度目か、そりゃあもったない! この店はメニューを網羅するだけの価値がある店だぞ? しっかり楽しめ
        丁度いい、今日は私の奢りだ。好きなのを飲め若いの!
        (アサシンの素性を知ってか知らずか、馴れ馴れしさを隠しもせずに喚き続けている) -- 眉雪のキャスター 2014-03-25 (火) 23:08:01
      • (マスターとの意思疎通がツーカーだ。どうやら本当に常連らしい)
        (これまで自分は、確率の低い出目を二度引いた、ということだろう)
        (向こうとて気配に気付いているだろうに、それをおくびにも出さず、これ見よがしに率先して酒を食らう)
        (あまつさえ奢りとは。飛びついてしまいそうな気持ちを抑えて)
        じゃあ、お言葉に甘えて。
        (気になっていた酒を一杯、注文し)
        全く元気な爺さんだ。(酒のグラスを揺らして)こいつがそんなに好きかい。
        (知れず、少しずつ警戒が緩んでいく)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-25 (火) 23:21:03
      • ああ、大好きさ
        酒はいい。酒は友を作り、寂寥を癒し、快楽を助長する
        女と違って放っておいても旨くなるばかりだしな! はははははは!
        (陽気に笑い続ける老人は当然ながら無手)
        (いや正確にはグラスかボトルを常に握っているが、それはアサシンからすれば武器にはなりえない)
        (無警戒という言葉がこれ以上ないほどしっくりくる)
        (それほどまでに老人はアサシンを警戒していない……アサシンの不穏な気配に、微塵も気付いていないようにみえる)
        さて、若いの。此処で会ったのも何かの縁だ、共に酒を酌み交わしたのなら既に友!
        名を聞かせて貰えるかね
        (真意の程はわからない。だからこそ、その言葉は不気味に響く) -- 眉雪のキャスター 2014-03-25 (火) 23:34:00
      • 管理が悪いと臍曲げちまうような跳ねっ返りもいるが
        琥珀色のヤツは素直でいい。おまけにたっぷり酔える
        (からりと氷を鳴らし、くつくつと笑う)
        (そして、名を問われる。冷や水をかけられたような感覚を覚える)
        (……無警戒にほだされていれば、これだ。やれやれ、計算でやってるなら、煮ても焼いてもツマミにもならない)
        名前を聞くときはまず自分から名乗るもんだぜ、爺さん。
        ……いや何、一回言ってみたかったんだ。
        (一拍の間を置いて)
        今はアサシンで通ってる。
        アンタは?
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-25 (火) 23:52:52
      • ははは、すまんな、歳を食うと礼儀を忘れがちで……ほほう、アサシン君、か
        (そこで、ようやく老人の目が細まる)
        (恐らく、本当に、この瞬間までこの老人は気付いていなかった)
        (それが如実に分かる)
        (それでも、老人の雰囲気は変わらなかった。相変わらず陽気なまま微笑み、改めてグラスにマスターから酒を注がれながら、ナッツに手を伸ばしながら名乗る)
        私はキャスターだ。ご同類
        ま、今日は酒の席だ
        お互いに荒事は無しにしよう
        といっても手ぶらで帰らせるのも『戦友』として忍びない
        ここは優雅に話し合いとしようじゃないか
        (そういって、またマスターに目配せするだけで、マスターは上等な酒をアサシンに差し出す)
        アサシンならしかし、丁度いいな
        ここは単刀直入にいおう
        ……手を組まないか?
        バトルロイヤルの定石は知っているだろう?
        聖杯がほしいのなら、常道だと思うがな
        (マスターや他の酔客たちは、多少不穏な会話が混ざろうと気にしているそぶりもない)
        (普段から老人が酒をのみながら有ること無い事吹聴しているせいだ。彼らは全部『またいつものデタラメ』と思っているのだ) -- 眉雪のキャスター 2014-03-26 (水) 00:12:41
      • (一本取られた?いや、素か?本当に?)
        (少なくとも、自分の観察眼ではそう見える。こちらが深読みしすぎたのかと、息を吐く)
        (ったく、博打だったら絶対相手にしたくないタイプだ)
        キャスター、ね。
        (紫煙を深く吸って、吐く。神経を落ち着かせる)
        そうだな。こんないい酒場に出禁は困る。
        (完全に間合の内。ましてや魔術師のクラスが相手であれば、瞬きの合間に殺せる距離)
        (しかし、老人の調子が手を出させない。ましてや衆人環視の中)
        (殺そうものなら一発でお尋ね者だ。おまけにこの老人はひどく目立つ。人を惹く)
        (状況を使って、身を守ってでもいるのか)
        (差し出された酒に口を付け、争いの意思がないことを示す。だからといって、信用したわけではないが)
        同盟の話にあっさりと飛びつくほど、俺はお人好しじゃないもんでね。
        今の状態じゃイエスともノーとも言えねえよ。
        そもそも、丁度いいってのは、どういうことだ。キャスターさんよ。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 00:36:12
      • 私は見ての通り戦闘能力は見るからに低いサーヴァントだ
        だが、君は見たところ……荒事が得意だろう? アサシンの中でも特にそっち側だろうどっちかといえば?
        ならば、私が情報収集や場のセッティングを担当し、君は矛として出る
        この関係が良好になって丁度いいとおもってね……
        (値踏みするように目を細め、また酒を呷る)
        (いくら飲んでも、雰囲気は変わらない。考えても見ればサーヴァント。真の意味では、酔うはずもないのかもしれない)
        まぁ、なんだ、そんなにがっちりした同盟と考えなくていい
        君は矛なのだ。あくまで、この関係は君が主軸だ
        故に、私を利用すればいい
        君だって相性問題から始末したいサーヴァントやマスターの1人や2人はいるだろう? 強大なサーヴァントなら尚の事だ
        なら、それを倒すために私を使えばいいのだ
        それがお互いの利益になる
        君が協力してくれるのなら、私は君の敵の事を調べられるし、居場所も洗い出せる、弱点を調べ上げることもまぁ頑張ればできるだろう
        なんなら共闘する仲間を探し出すこともできる
        理由がないというのなら……『私に騙された』という理由すら、私は提供することができる
        どうだね? 悪い話ではないと思うよ? -- 眉雪のキャスター 2014-03-26 (水) 01:01:34
      • (キャスターならば分かるかもしれない。グラスを握るそれは、先端が重い得物を扱う者の手だ。例えば斧のような)
        (斧を得意とする戦士は、聖杯戦争では召喚されにくい。適正なクラスが無いからだ)
        (イレギュラークラスを考えないのなら、何かに騎乗するならライダー、暗殺の経験があればアサシンという程度)
        (彼はその後者。英雄としての逸話と、暗殺者の逸話とが綯い交ぜとなったモノ。指摘は的を射ていた)
        なるほどな。
        (確かに、悪い話ではない)
        (お互いに利益になる、と言った。こちらだけが一方的に美味しいわけではない)
        (おまけに、情報収集ではなかなかに出遅れている)
        (何しろ戦略を練れる頭脳がいない。世間知らずの少女と、荒事屋との組み合わせであれば)

        (相性問題から、倒しておきたいサーヴァント)
        (アサシンのクラスであれば、不意討ちが通じない相手が天敵となる)
        (例えばそう、陣地に引き籠もったキャスターのような)
        (対魔力を持った騎士のクラスとの相性が悪い故に、聖杯戦争においては不利とされるクラスが、ことアサシンを相手にする場合には相性が反転する)

        (キャスター。独特の眼鏡をかけた青年が頭を過ぎる)
        (向こうが生き残って、いずれ戦うことになったとすれば始末に悪い)
        (出来ることなら戦いたくは……否、この感情は何だ)
        (想起する。ただ一度見せ合った、お互いの技。その記憶。不合理を通す者同士の共感)
        (未完成だったあの技が、果たしてどこまで到達したのか)
        (見てみたい、という欲求)
        (奥底の燻り)
        (他の者に殺されては、それは見ることが出来ない)

        (『騙された』という理由があれば)

        (言葉が酩酊を介して、毒のように染み渡り、そして)

        いいだろう。

        (効いた)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 01:34:37
      • (そう、アサシンというクラスの天敵こそが本来はキャスター)
        (いくら気配を消そうと、いくらマスターを狙おうと、篭城戦に徹したキャスターの陣地を襲うことは容易な事ではない)
        (故にこの関係は成り立つのだ。キャスターであると名乗った瞬間から、既に陣地は形成され、交渉は始まった)
        (事実、現在この老人のキャスターは『衆人環視』という陣地を作り出すことで身を守っている)
        (お互いに本気で聖杯を取ろうとしているからこそ……博打は打てない)
        (それを、お互いに理解しているが故に、一見綱渡りに見えるこの交渉も、磐石な基板の上に成り立っているのだ)
        (だからこそ、提供する言葉の真意を理解するアサシンをみて……老人は会心の笑みを向ける)
        交渉成立だね
        頷いてくれたということは……倒したい相手がいるのだろう? 誰だね?
        その相手をどうしたい?
        (瞳の奥に揺れる、小さな欲の炎を垣間見て、老人は囁く)

        やりたいことがあるんだろう、さぁ、早速私を利用したまえ
        その為に私は今ここにいる

        -- 眉雪のキャスター 2014-03-26 (水) 10:28:09
      • (燻りは言葉によって燃え、炎となった)
        (今は確かに、自分のその欲を感じ取れる)
        ……ステンドグラスの眼鏡をかけたキャスター。
        闘り合って、その本気を見たい。
        それで止めを刺すかどうかは……
        (救ってください、と涙を流した少女を思う)
        (彼女の望みを叶えるには、聖杯がいる)
        (聖杯を手にするには、敵を排さなくてはならない)
        いや。こいつは戦争だもんな。

        (ここでこの老爺とさえ出会わなければ、欲求を自覚することも)
        (ましてや、実行に移すなど。真っ先に顔見知りと戦うなど、することはなかったろう)
        (だがこのことさえも自覚させることはなく)
        (煽られていく。操られていく)

        そいつが、確実に塒にいるタイミングを調べてほしい。
        場所は俺が知ってる。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 21:43:21
      • そうそう、その方がいいぞアサシン
        何よりな……本気を見たい相手がいるのなら、自分でやったほうが絶対にいいぞ
        でないとな……
        (肩に腕を回し、顔を近づけ、耳元で囁く)

        他の誰かに()られるぞ? これは戦争なのだからな

        大事な相手なんだろう? 闘りあいたいと思える相手なんだろう?
        なら、君がやるべきだ
        他の誰かに無惨に殺されるのと、君と闘って気持ちよく殺されるのどちらがいいのか……考えるまでもないことだろうからな

        (解放し、ポンと背中を叩けば、またマスターから受け取った酒を美味そうに飲む)

        では、居場所を教えて貰おうか
        あとのことは私が調べよう

        その口ぶりから察するに、援軍などはいらないな?
        むしろ、『邪魔が入らないように』したほうがいいか? -- 眉雪のキャスター 2014-03-26 (水) 21:58:43
      • (耳元で囁かれるその言葉が、決定的に背中を押した)
        (決意を固めさせ、熱の冷めないうちに勝負に望ませる)

        裏の殺し屋共の間じゃ、こう言われてたよ。
        親兄弟、女、親友……自分の大事なものすら殺れない奴は、いずれくたばるってな。

        (表世界の道義とは掛け離れた警句ではあれど、それに慣れ親しんでいた時期は長く)
        (聖杯戦争という場に置かれて、あらためて口にすれば)
        (それは違和感なく身に馴染んだ)
        (生前に飲み慣れた酒のように)

        旧市街に、孤児院の跡がある。建物自体は残ってる。元々は教会だ。

        ……そうだな。それも、頼めるか。
        戦るタイミングはまた教える。アンタは大体ここにいるんだろう?
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 22:20:30
      • (きっちりと『仕事』を依頼してくる殺し屋の相貌に満足気な微笑みを返し)
        ああ、委細承知した
        この店にもよくいるが……それ以外の場所にも、私は『どこにでもいる』、探す必要はない
        君が私に会うことを望めば、苦労せずに会えるさ
        そういう風にしたからね
        (カウンターに札束を置いて、立ち上がる)
        マスター、釣りは彼にやってくれ
        それで好きなだけ飲ませるといい
        では、アサシン君
        また会おう

        良い戦争を

        (最後まで愛嬌のある笑みを残したまま、キャスターは去っていった) -- 眉雪のキャスター 2014-03-26 (水) 22:48:42
      • どこにでも、ね。
        ……ああ、ヨロシク頼むよ
        (宝具か何かの力だろうか。それとも純粋に彼の能力によるものか)
        (いずれにせよ)
        煮ても焼いても食えない爺だ。
        (だが、それだけに……お膳立ては確実にこなしてくれるだろうという確信が湧く)
        (言動にそうさせるだけの説得力があったからだ)

        (一番先に知合いを叩く、という選択を反芻する)
        (殺し屋としての自分なら、手放しに選択していたはずなのに)
        (……少々、丸くなりすぎていたか)
        (特にこの、聖杯戦争という場においては……それだけの覚悟、非情さはは必要だろう)
        (召喚された時の、ベネディクタの涙が、脳裡にフラッシュバックする)
        (絶望に摩耗しきった人間が、最後に縋るものへと流す涙が)

        ……飲むか。

        (釣りの分の酒は、一晩で飲み切られたが)
        (帰宅後に浴びたマスターからの視線は、バケツ一杯の冷や水よりも効いたという)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 23:21:00
  • 冒険者の街、瓦礫城付近―不夜城郭 -- 2014-03-24 (月) 21:31:24
    • (ここ数日。「組織」の手の物が次々狩られているという。)
      (戦争中に、何を馬鹿なことをと考える向きもあるかもしれないが。冒険者共に狩り出され、一人二人討たれるのとはわけが違う、規模なのだ。)
      (組織がこの戦争に傾けている力は大きい。異常なほどに)
      (見たこともない連中も山ほど居て、そして顔を見なくなる。組織がこの戦争に割いている犠牲は大きい。異常なほどに。)
      (しかし自分は、上の命令には絶対服従である。そうして生きてきたのだから、疑問を覚えたとしても)
      (目の前に白い首筋を晒す少女―恐らくマスター、そうであると今自分が決めた―を前にして、躊躇する理由など無い)
      (明かりが漏れてはいるが。次の角を曲がっても、その奥に店はない。隣の郭の二階から、舞台用の照明が一本逆に向いているだけなのだ)
      (その瞬間、仕掛けた) -- カメロケラス 2014-03-24 (月) 21:44:05
      • (今日も穏やかな月夜。いつもの夜歩き。サーヴァントは家でお酒を飲んでいる)
        (けれど、私が出歩けば、あの人は黙ってついてくる)
        (気配を断っても、つながりでわかる)
        (大事にされているのが、たぶん嬉しくて、夜歩きにも興が乗る)
        (胸の奥に暖かさを感じる。こんな感覚は久しぶりだった)
        (でも、自分の内面に気を取られて、すっかり警戒が緩んでいた)
        (安全で安心な夜歩きなんて、どこにもないはずなのに)
        (首筋に殺意を感じた瞬間には、きっともう遅い)
        (でも、同時に感じたのは、彼がいつも吸っている煙草の匂い―――)
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 22:07:43
      • (カメロケラスが凶刃を振るわんとしたその瞬間)
        (彼と少女との間に、大柄な男が立ち現れる)
        (それまで一切の気配をさせずに、投影された映像の如くに。しかし彼は実体を伴っている)
        (それを証明し誇示するように振るわれた右拳が、カメロケラスの鼻っ面に突き刺さる)
        (凄まじい音がした。サーヴァント同士比べても非常に高いレベルにある筋力を、情けも容赦もなく叩付けたのだ)
        ったく、危ねえからやめろってえのに
        (殴った熱を冷ますように、右手をひらひらと振りながら、背中越しに不平を垂れる)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-24 (月) 22:08:16
      • (筋肉質な巨体が、暴風に巻き込まれた看板のように曲がりへし折れて路地裏に叩き付けられていく)
        (ピクリとも動かない。そんじょそこらのごろつきであれば、これで明るい来世に旅立てたであろう有り様)
        (無論、そんじょそこらのサーヴァントでも)

        ぐぶっ…ぐぶぶぶぶ(どうやら違った。陥没した顔面が、逆回しで、砕けた骨と崩れた肉を排出しながら再生する。)
        (立ち上がる。もう、残った痕跡は鼻血の跡くらいなもの。首を鳴らして、二人を見据えて。空いた右腕が、壁の雨樋を千切り取る。)
        キサマァーーーーーーーーーーー!!!!所属と階級を言え!
        (シェイクされた脳が、闘争本能とちょっぴり混濁した記憶を発露させて。)
        (カメロケラス。その名の通りの巨大馬上槍が、雨樋を中心に組み上げられた。糧は磁力、接合は圧接、素材は鉄。一瞬で不夜城郭中の鉄屑が、鉄の嵐を巻き起こしつつ集まった。) -- カメロケラス 2014-03-24 (月) 22:32:36
      • (ありがとう、と囁くマスターには無言で返す。後で説教のひとつでもしてやらねばなるまい)
        (俺みたいな碌でなしが説教とは、偉くなったもんだ)
        (自嘲して、笑みを浮かべる。起き上がる男を遠目に、悠々と煙草を咥えれば)
        (マスターがそれに火を点ける。魔術をもって)
        (薄い笑みを浮かべて紫煙を吐きつつ、その頭をくしゃりと撫でて)
        下がってろ
        (それだけ言うと、魔力化させていた宝具を右手に顕わす)
        (強力な再生能力。この斧の試し斬りにはもってこいだ。これ以上ないほどに振るい慣れたはずの得物を、改めて試すというのも不思議な感覚だが)
        俺が軍人に見えるか?
        (呆れた調子で声を投げる。鋼鉄製のはずの伐採斧は、磁力が吹き荒れる中でも微動だにせず、不吉な輝きを放っている)
        (屑鉄の嵐を、人混みでも避けるようにすいすいと避けながら、巨大な馬上槍の間合の内へと歩を進めて)
        そら
        (瞬間、急激に加速した。それまでの速度の差から、瞬間移動にすら錯覚させる歩法)
        (『出現』したのは男の背後)
        『解体』も久しぶりだが、腕は鈍っちゃいないらしい
        (とすん、と柄で肩を叩いたのと同時。槍を握るその右腕が、肩よりずるりと泣き別れした)
        (『試し斬り』と言った通りに、致命傷になるだけの傷はまずは与えない)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-24 (月) 22:54:08
      • ガッ?!軍曹、きさま反逆…(「通り抜ける前」のアサシンにツバを吐きかけるように。しかし声は後ろ)
        (ずれた右腕、放っておいても塞がるものを。一々気にするより速く、振り向き鉄靴をお見舞い―出来ない)
        ガッ…?!痛、痛でぇぇぇぇぇええええええ〜〜〜!!!?!
        (繋がるはずの時間はとうに過ぎ、壁にもたれた槍からは腕がぶら下がる。出血は、随分長く感じていなかった断続的な痛みを与える。)
        キザマ…何を、何をしたぁ!(もんどりうって、辛うじて転げなかった勢いで。激情に任せた、肩のスパイクによる体当たりを!) -- カメロケラス 2014-03-24 (月) 23:12:10
      • (煙草を燻らせながら、男の様子を平静に眺める。どうやら本当に再生が出来ないらしい)
        (続いて、斧に眼をやる。いかにも「悪くない」といった調子で眉を上げ、笑う)
        こいつはなかなか便利だ。
        (この敵への疑問はいくつもあるが、それを消化するのはバラしてからだ)
        (怒りにまかせた攻撃は直線的でいかにも分かりやすい)
        (突っ込んでくる男を、すんでのところまで惹き付けてからひょいと避ける。闘牛士の気分だ)
        (牛と違うのは、足をかければ転ぶということ。ぐるりと宙に浮いたその首を、地面に落ちる前に斧を振るって刈り取った)
        (宝具の魔力が発露し、「等しき死」の概念がカメロケラスに付与される)
        (それは誰しも平等に、『首を切られれば人は死ぬ』)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-24 (月) 23:35:50
      • (ぐらりと、崩れる、腕と首を亡くし、物言わぬ骸となった男の腰から、榴弾が落ち)
        (爆裂。一瞬で小規模な火葬が行われ、弾みで飛んだ、二階ほどの高さもある鉄装の大槍が。アサシンの目の前に突き立った) -- カメロケラス 2014-03-24 (月) 23:49:27
      • サーヴァントにしちゃ、小物臭くて弱っちかったが……
        (アサシンのクラスではあるのだろう。だが、態々喚ぶにしては英霊としての霊格があまりに低くはないか)
        (マスターの存在が無いのも気に掛かる。だが、考えても結論は出なかった。まずはそれより)
        目立たないうちにトンズラしなきゃだが
        (目に入ったのは巨大な槍。磁力により強力に圧接されたそれは実用的に頑丈に見え、先端も十分に鋭く、なかなか他に類を見ない珍品ではある)
        (売れば金になる、と考えてしまったのは出自の卑しさ故か)
        (マスターの蓄えがあるから金に困っていないとはいえ)
        (酒や煙草を買う度に、それを購う金の出所がマスター(それも年端もいかない少女)に貰った小遣いであると意識するのは、大の男としてはなかなかのアレだったこともあるが)
        (これを抱えて歩くのは自分がサーヴァントですと喧伝して歩くものではないのかとも思われて躊躇した……が)
        (どうやら持ち運んでも気配遮断が有効だと、召喚時に植え付けられた情報が知らせた)
        (実に荒唐無稽だが、アサシンというクラスはなかなか便利なものだ。ありがたく頂戴することにした)
        (塒には到底置いておけないので、捌きに行くなら今からなのが骨の折れることだ。その上)
        (念話越しに『そんなものより私を送って行け』とでも言いたげなじとっとした気配が伝わるのがなんとも、居心地の悪いことでもあったが)
        (それを処分するのに相応しい場所、近頃街の近くに現れたアンダーグラウンドへと、運んでいった)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-25 (火) 00:36:34
  • (ベネディクタが買い出しに出掛けた、ある日の午後。)
    うーん……鯖が安い……となると、そういえばトマトがこの間少し余っておりましたっけ。小麦粉をまぶして……(等と並んだ商品の前で首を捻っている長身の青年がいる。)
    (濃紺を基調にした海賊コートに目元を隠す仮面。とても目立つ。) -- アーティラリスト 2014-03-24 (月) 21:35:39
    • (今日は卵が安かった。目玉焼きもいいけれど、お菓子なんか作ってみてもいいかもしれない)
      (でも、まずは夕食の献立を考えないと。またお肉?)
      (お魚とかも食べさせないと、いくらサーヴァントとはいえ身体に悪いような気もする)
      (籠を片手に生鮮食品のコーナーへと足を進めれば、いた。何かいた)
      ………………
      (あれは、何?)
      (首を傾げる陰気な少女と、買い物に悩む仮面の青年と。ここに摩訶不思議な空間が現出した)
      -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 21:55:25
      • (そうやって、悩んでいるうちに空間の雰囲気の変異を感じて振り返る。日傘を指した少女を見る)
        ええと……(言葉を探しあぐねている風情の末に)見ますかな?(一歩下がって場所を譲る仕草) -- アーティラリスト 2014-03-24 (月) 22:04:16
      • (露天市では、少し邪魔かなと思ったけれど、閉じることはしていなかった。傘をくるりと回して)
        はい。すみません……。
        (頷いて、木箱に敷かれた氷上に並ぶお魚を見る)
        からだに張りがあって、うろこがピカピカしていて、眼がにごっていないやつ……
        (親切な魚売りのおじさんに教えてもらった選び方のこつを反芻しながら、マイペースに物色する)
        (『お値段』という基準はさほど採用していないらしく、まあまあ高い奴でも気にしていない)
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 22:17:46
      • いえいえ。……ちなみに、今晩のお献立はお決まりに?(袖すり合うも……というやつなんだろうか。その変な仮面が話しかけてくる)
        (彼女を警戒している風ではない、が、サーヴァントの気配は駄々漏れである。) -- アーティラリスト 2014-03-24 (月) 22:40:47
      • (道化じみてすらいる奇妙な風体に気を取られていて、今更その『気配』に気付いた)
        (しまった、とか、その手のわかりやすい反応を浮かべるタイプではない。表面的には全くの平静)
        (内面的にも、似たようなものではあったが)
        いえ……。お魚にしよう、とは思っているのですけど。
        何かおすすめはありますか?
        (男を見上げるのは、底の見えない暗く紅い瞳。二人して、今日の献立の話題があまりに似合わない)
        (買い物客が露骨に避けているような気配が背後から伝わってくるが、少女は動じた様子もなく)
        (「ちなみに、ご職業は?」という質問を、胸の奥に仕舞っていた)
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 23:03:24
      • 然様で御座いますねえ……。(黒く赤い瞳を見ても、特に怪訝な顔をするとかいうことはない。声色も平静そのもの。単に、それくらいの特徴はこの街では奇異に思うようなものではないのだ。こめかみに指先を当てて首をかしげる)
        6月は旬の魚が多う御座います。鯖やアジなどもそうで御座いますが……この小さいエビなど、小麦粉とスープストックをあわせたものでまとめて油で揚げると美味しゅう御座いますよ。東のほうの料理で、「カキアゲ」というので御座いますが。 -- アーティラリスト 2014-03-24 (月) 23:16:30
      • (何やら童話のワンシーンにも見えてきそうだ。これが露天市の、鮮魚店の軒先というロケーションでさえなければ)
        かきあげ。(悪くは無さそうだ。シンプルで、不味くなるとは思えない。でも)……揚げ物を、やったことがないのだけれど。
        初心者でもできるものでしょうか?
        (小首を傾げて、また見上げる。コツのひとつなど教えてはくれないだろうかと)
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 23:42:38
      • 油のそばを離れずに、温度管理に気をつければ大丈夫で御座います。あと、コロモ……、ええとエビを纏めるスープストックと小麦粉を混ぜたもので御座いますが、これは必ず薄めのスープストックの中に小麦粉を入れてくださいまし。そして、少し小麦粉の粉の小さな塊が残る程度のかき混ぜでとどめておくのが吉で御座います。
        (そのほか、油の温度の見分け方はそのコロモを一滴入れた反応で……とか、見た目よりもボリュームがあるので最初作るときは小さめに……とか、油が跳ねるのでエプロンを忘れないで……とか、身振り手振りを交えてかきあげの要点を教えていく。確かにわかりやすくはあるのだが、やたら饒舌である。) -- アーティラリスト 2014-03-24 (月) 23:53:23
      • (仮面の男が揚げ物の要訣をつらつらと並べて語るのを、こくこくと頷いて根気よく聞いた)
        (ひとつの不平も見せずに、それが終わるまで。言葉少なに相づちを打つ。これがなかなか適格で、生徒としてはなかなか優秀、飲み込みはよいようなのが見て取れる)
        ありがとう。やってみます。
        (話が終われば頷いて、お礼をいった。挙措から伝わる品のよさが、出自卑しからぬことを伝えて)
        ……私はベネディクタ。ベネディクタ・イーズデイル。よろしければお名前を、お聞かせいただけますか?
        (聞いてはみたけれど。名乗るほどのものではございません、と返ってきそうではあった。なにしろ、サーヴァントなのだし)
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 00:21:15
      • ……と、語り過ぎてしまいました。どうも、悪い癖で御座いますねえ……。(懐から帳面を出してなにやら書き付けページを一枚破って差し出した。)
        (先ほど青年が並べ立てた要点が書いてある。)
        申し訳御座いません。とある事情が御座いまして、今は本名を名乗ることができない身の上で御座います。(困ったような顔で頭を下げる)
        アーティラリスト、と名乗っております。縁が御座いましたら、そのように御呼びくださいまし、ベネディクタ御嬢様。(ベネディクタの予想を裏切って、あっさりと名乗って頭を下げた。しかし、それは聖杯戦争のサーヴァントには本来ありえないクラス名では、あった。砲術師(アーティラリスト)、など。) -- アーティラリスト 2014-03-25 (火) 00:28:33
      • (書き付けを、礼を述べて受け取る)
        (家に帰って実践するまで全てを覚えていられる自信はなかったので、正直にいってありがたかった)
        構いません。
        (そもそも顔を隠している人物に名を聞いて、はっきり返ってくると期待する方がどうかしている。けれど、その返答は意想外――『砲術師』。)
        (言われてみれば、時代がかってはいるが海軍風の出で立ちではある)
        (クラス名すらも隠している?その可能性も皆無ではないが、おそらくは……文献に記載のあった、イレギュラークラスというものだろうか)
        また会うことがあれば、レシピの感想をお伝えします。アーティラリストさん。
        (そうして小さく頭を下げる。買い物籠には、小さな海老)
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 00:47:40
      • ええ、ええ。楽しみにしておりますよ。それでは……(と、深々と一礼して背を向け、買い物に戻っていた。)

        (ところで、受け取ったメモ書きの最後には、署名のつもりなのだろうかこんな記載があった。)

        Arlny
        Artillerist
        -- アーティラリスト 2014-03-25 (火) 00:57:06
      • (メモを見返して、それに気付く。思いがけない奇貨にあずかったと、少し驚く。……これはきっと、彼の真名)
        (Arlny……続きがあるのかはわからないけれど、珍しい綴りだ)

        (さておき、かきあげの行方はといえば)
        (火事にだけはならないように注意して、慣れない手つきで、ひやかすサーヴァントを視線で黙らせながらなんとか形にして)
        (メモが丁寧だったのが幸いしたか、おおむね好評であり)
        (サーヴァントの言った『美味い』という言葉に、珍しくも暖かい笑みを零したとか)
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 01:36:08
  • (深い深い眠りの夜――……)
    (その夜は、星も無く 暗雲蠢く空で覆われて、本当に漆黒の夜空で)
    (ベネディクタも、その夜の様に深く暗い、眠りへと誘われる――……)
     
    (彼女が降り立ったのは、そんな今日の空の様な、星一つ無い漆黒の夜空)
    (足元は、砂漠――……不思議な事に、砂漠なのにもかかわらず、所々果物や花が埋もれているのが少し見える)
    (途方も無い、広大な砂漠を見渡せば……離れた所に、この場に似つかわしくない白い姿が視える)
    (駱駝に乗った、白い衣装とヴェールで身を包み、顔が半分程見えない少女が――……) -- メルセフォーネ 2014-03-23 (日) 22:44:52
    • (夜種とて出歩かない暗い暗い夜)
      (少女は寝台で夢を見る。夢は記憶の整理だというけれど)
      (見えている風景はあまりにも異質で、自分のものではないかのよう。まるでアラビアン・ナイトの世界に迷い込んだような)
      (ただの夢であれば、奇妙な世界に疑問など湧かないはずなのに。当然のものと受け入れられるはずなのに。夢の中で違和感を覚える。明晰夢に近い感覚)
      もし。
      (さくり、さくりと、砂に足を取られながら、不思議な少女に話しかける。まるで見覚えのない少女に)
      貴方は、誰?
      ここは……どこ?
      (駱駝の上を見上げて、首を傾げる。小さく)
      -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 22:58:19
      • (千夜一夜に、王女に物語を紡がれたまま夢に落ちる様な――……)
        (何処か幻想的で、寂しい砂漠の光景だというのに、優しさに包まれる……不思議な夢)
        (意思もあり、起きている感覚と限り無いそれは、本当に明晰夢そのものの様で――……)
         
        …………
        (静かに近づく少女に、話しかけられれば――……そちらの方へと向いた)&br; 私は……メルセフォーネ
        ここは、私の心の庭の、庭園であり……ギメル(駱駝)の径
        (駱駝の上から、見下ろす形で、ベネディクタと会話をする)
         
        そしてこれは、貴方の夢でもあり……私の心(精神世界)へと入ってこれたのは……繋がりがあるから
        ……貴方で、3人目……
        (ぽつり、と 少女は答えた)
        (『何が?』と、聞く前に――……ヴェールの下から、左腕上腕部から、ルビーの様に輝く令呪が)
        (自分と彼女の繋がりを)
        (運命の歯車の軋む音が、聞こえてくる様に、理解できるだろう) -- メルセフォーネ 2014-03-23 (日) 23:17:59
      • つまりここは貴方の心の世界、ということね。 (見渡す限りの幻想風景。砂と花と果実の世界。私ではとてもこうはならない)
        そして、マスターだけが迷い込む。
        (胸元を押さえる。そこには服に隠れて傷痕があり、令呪がある)
        (夢の中、寝間着の薄い布越しに、共鳴したかのように紅い光が漏れている)
        貴方がこうする意図は、何?
        (真っ赤な海を覗くかに錯覚させる、底の見えない暗い瞳で)
        (メルセフォーネの顔を、まっすぐに見た)
        (その問いに感情は乗らない。訝しむ様子もない。白紙にそれだけ書いて渡したかのような問い)
        -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 23:28:48
      • (小さく頷いて、ベネディクタの問いに答える)
        ……今のところは、マスターしか会わないの……故に、マスターだけしか迷いこまないかもしれないけれど
        完全にそうなのかは、分かりかねるわ……
        (彼女の抑える胸元へと目線を移しながら、答えた)
        (共鳴するかのように、赤い光が漏れるのは――……それは、何故か鮮血を思わせるのは)
        (令呪が赤いからだろうか――……?)
         
        ……意図……
        (尋ねられれば、静かに反芻する……底の見えない暗い瞳は、蠍(生死)を思わせる瞳)
        貴方は……今まで会った二人と比較すると、最も聖杯のマスターの立場と器に相応しいかもしれないわ
        (それはただ、単なる雰囲気に対する感想で、深い意味も意図も無い事も 伝わるかもしれない)
        意図、というよりは――……貴方と私の見えない繋がりが、私の心と貴方の夢で創られてしまった……
        ただ――……それだけ
        『私の意思』としては、それだけ……けれど、気付いていない意識の底では『聖杯のマスター同士』として
        恐らくはもっと、何かの深い繋がりと……貴方に問いたい事があるのだと思う
        (けれど……まだそれに私自身が気付かない)
        (もし、気付くのであれば――……)
         
        願わくば――……何故、貴方が聖杯に呼ばれたのか……聞きたい
        貴方の渇望を。願いを……求めるものは何?
        (それは、ベネディクタの根本を知ろうとする色の伺える瞳で、問う)
        (すると――……世界は砂漠からアリスのお茶会を想わせる、森の中にテーブルとお茶菓子の並ぶ席へと……気付けば腰かけていた) -- メルセフォーネ 2014-03-23 (日) 23:56:31
      • (血液。死。それらは彼女という存在の象徴。夢の中であればこそ発露した暗喩)
        そう。半分は偶然、ということね。

        (問いかけに頷いて、目を閉じる)
        (それは参加者であれば当然な疑問。けれど、知ってどうなるというものでもない)
        (相手がどんな願いを持っていようと、押しのけ、すり潰して、自らの願いを、エゴを通すのだ)
        (聖杯戦争は、つまるところそういう戦いであるのだから)

        (傷痕を指に感じる。知れず、力が指に篭った)
        私は―――
        (思いが脳裡を駆ける。暗い瞳が感情を映す。強く確かな欲望を。願いと言い換えられるそれを)
        (紅茶の芳香にも菓子の甘さも和らげられることのない、強く激しい想いが、舌に、言葉に乗る)
        私は、聖杯に幸福を願う。
        手から零れてしまった幸福を。神様が賜らなかった幸福を。幸福な生を。未来を。
        世界を巻き戻して(・・・・・・・・)運命を少しだけずらして(・・・・・・・・・・・)、取り戻す。
        そのためだったら何だってできる。貴方がどんな願いを持っていようと負けはしない。
        (深淵に暗い炎を宿して、紅に沈む蠍の眼がメルセフォーネを視る)
        (その色は紅ではあっても、濃く淹れた紅茶のそれにも、苺のジャムのそれにも似ない)
        (それは罪業に塗れた者の色。摩耗しきった後悔の中で、失われた幸福と平穏を求めて望まぬ死を生きる色。それこそが彼女の根本)
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 00:23:47
      • うん……必ず繋がる訳じゃない、半分は偶然
        けれどまた――……半分は必然
         
        (わかってる)
        (……問いかけた自分の方だって、それは分かってる)
        (相手の願いを聞いて『じゃあ、私は譲ります』って言う気も無い――……けれど)
        (出来る事ならば、相手のマスターの事も、聞きたいし知りたいと思った)
        (知ってどうなる訳でもない……仲良くする間でも無ければ、敵同士だ)
        (――……けれど)
        (敵同士だからと、冷酷に優しさの欠片も無く踏みにじっていい訳ではない)
        (わかってる)
        (相手には相手の信念や想いがあるのだって)
        (だからこそ――……そうであるならば、私はそれを知りたかった)
        (どんな想いを秘めて、この戦いに立っているのか を)
        (私がこの子の道を遮るかもしれない……或いは、逆かもしれないし、他の人がという可能性も高い)
        (運命の賽の目が、どちらに転がるとしても――……)
        (少なからず、自分の願いの為に、相手の尊い犠牲を代償に立つ聖杯だからこそ)
        (相手の事を知らない、どうでもいいで踏みつけてしまう事が)
        (相手に対しての侮辱であると思ったから)
        (わかってる)
        (これは友達づくりではない事を――……けれど)
        (願う事なら、少しだけでも……ほんの些細な時間でも)
        (お茶を嗜みながら、会話する時間を共有できる事があったらいいなと思う願望の顕在が、このお茶会の表れ)
         
        (彼女の指に、力が込められる)
        (暗い、暗い瞳に籠る強い感情と欲望、激情が――……彼女の舌から通されて、私に伝わる)
        ……幸せ(ぽつり、と返す)
        …………(黙って、彼女の言葉に耳を傾ける)
        (『手から零れてしまった幸福を。神様が賜らなかった幸福を。幸福な生を。未来を』と願う、彼女の言葉が胸に響く――……)
        (……彼女の気持ちは、胸が痛むほどに、解る)
        (あぁ、彼女も私と近しいのか……と)
        (私の願いは揺らいで見えないけれど――……根本に繋がる所を分析すると同じく『幸せになりたい』なのだもの)
         
        世界を巻き戻して……運命をずらして取り戻す……?
        (もし……もし、彼女が世界を巻き戻して、運命をずらすのであれば――……)
        (もしも、その時は私の運命も変わるのだろうか?――……嗚呼、でももうあの過去に戻るのは……嫌)
        (ぼんやりと、そんな事を考えながらお茶を口にする――……)
        (夢の筈なのにこんなに苦いのは何故だろう?)
         
        ……貴方の、願いの欠片はわかったわ……
        そして、私は貴方の気持ちが痛いほどに……わかるわ
        私も『もしもあの時』を ずっとずっと考えながら生きて来たから……
        願いの方向性は全然違うけれど、根本は……似ていると思うの……
        (願いを口にしない。けれど、ベネディクタには……同じ夢を通す者であり、近しい願いという事から 何となく此方の願いもわかるかもしれない)
         
        (黒檀が燃え盛るかのような赤黒い瞳は……強い信念の宿るガーネットの宝石の様)
        (……同時に、罪業に塗れ、摩耗しきった後悔の見える色を見せる彼女の根本は)
        (もしかしたら、彼女の様に強くない私が『もし、彼女の様に強い決意と意思を持った時の会わせ鏡の自分自身の姿』で在る様な気がして……)
        (彼女の願いは、痛いほどに分かる)
        (同時に――……願わくば、傷つけたくない と思う)
        (彼女が傷つく姿を見るのは……私自身の傷つく姿を見せてしまう 合わせ鏡の様で――……)
         
        ……ねぇ
        今から貴方に一つ、我儘なお願いしていい……?
        (変な事を言ってしまっているのは分かってる……けれど)
        これは、夢……貴方と私が共有している夢であり『まだ現実では無い』夢
        だから、願わくば――…… この夢の、一瞬の間だけでいい
        『これ』を、現実に持ちこめとは、言わない――……だって、夢なのだから
         
        だからこそ、夢だからこそ……
        この夢の間だけでいい。ほんの些細な一瞬だけでいい……
        聖杯のしがらみも、過去や未来の拘束を片隅に置き去りにして
        今だけは貴方と……このままお茶会がしたい
        このカップ、一杯分のお茶が無くなるまでで構わない
        貴方と、優しい時間を共有したいの…… お願い…… -- メルセフォーネ 2014-03-24 (月) 01:10:20
      • (『もしもあの時、お母様が病で亡くなることがなかったら』)
        (私はきっと幸福に生きられたのだ)
        (それが彼女の願い。彼女が為したいもの。取り戻したいもの)
        (「この子は、私の気持ちを痛いほどに分かる、というけれど」)
        (ベネディクタは懐疑的だった。たったあれだけの断片で、何がわかるというのだろう)
        (同じような言葉を幾度か聞いた覚えもある。その誰もが私を、そして)

        同情はやめたほうがいいわ。
        私みたいなマスターはきっと他に何人もいる。一人一人そうしていたら、きっと保たない。

        (これは彼女なりの優しさだった。相手の白無垢のそれと比べれば濁ってしまってはいるけれど)
        (そして、相手の願いのかたちが朧気に見えたような気がするけれど、敢えてそれを明瞭には視ようとしなかった)
        (『いくら己に強いエゴが、願いがあっても、聞いてしまえば決意が鈍るかもしれない』)
        (『目の前の少女を、傷付けられなくなってしまうかも知れない』)
        (はっきりと自覚はなくても、心の何処か、おそらくは無意識の領域に、そのことへの恐れがあったから)
        (心の底の部分で非情になりきれない、なりきれていないという事実から、眼を逸らしたかったから)
        (やはり、二人の少女は底の部分でどこか似ていた)

        (お願いの言葉を耳に入れながら、紅茶を一口、口に運ぶ)
        (これが夢だというのなら、いつかお母様と一緒に飲んだあの味をと、そう願ってしまう)

        私が、過去も未来も置き去りに出来るほど器用だったら。
        聖杯戦争になんか、参加していないわ。

        (だから、出来ない。全部を置き去りにして、心安らぐ無邪気なお茶会なんて)
        (目の前の少女が望むとおりの、平和と安息に満ちた会にはならないけれど)
        (だけど、それでもいいのなら)

        私はもう、わからなくなってしまった。
        全部を置き去りして残るただの私が、どのようなものなのか。

        (己を拘束し締め付ける過去が、罪が。心の肉に食い込み、融け合って)
        (少女に、元の少女のかたちを忘れさせていた。過去を忘れることをできなくしていた)
        (眼を伏せて、揺らぐ紅茶の波紋を見る。そしてその深さを)
        (何秒かそうして、また顔をあげた。今はもう、暗く底深い瞳に炎の影は無い)

        聖杯戦争のことだけは忘れましょう。
        それでもいいのなら、付き合ってあげる。
        一杯のお茶が無くなって、夜のとばりがあがって、私が目を覚ますまでの間だけ。

        (これが夢だというのなら、その間だけ、夢を楽しんでみてもいい)
        (焼きたての、ほんのりレモンの香る、たっぷり蜜のかかったアップルパイが、卓上に現れる)
        (これは昔好きだったお菓子。じいやが切り分けてくれた)
        (じいやの代わりに、そのシルエットが現れて給仕をする)
        (折り目正しい燕尾服を着た半透明の黒い人影が、鮮やかな手つきでパイを切り分けて、二人の少女の皿に盛る)
        (それぞれに銀色に光る小さなフォークを載せて)
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 20:27:29
      • (彼女には、私が懐疑的で『この場限りの口合わせの、都合の良い現実を飾る言葉』を重ねているようにしか、見えないかもしれない……けれど)
        (彼女と私は、形は違えど、私も過去に戻って、あの戦乱の世の中で――……『もし、あの時……』)
        (宗爛様の傍を離れなかったら、とか……或いは昏睡状態で眠ることなく、尽力で尽くす事が出来て居たら……と思ってしまうから)
        (互いに『過去に縛られている』事だけは分かって、その気持ちは痛いほどに痛感してしまう)
         
        ……同情なんかじゃない
        嘘じゃない
        きっと、他の参加者も……どうしようもなく苦しい思いで参加している人だって……少なくない事はわかるの
        でも、これは貴方に見せる欺瞞の優しさでも、同情のつもりでも無いの……
        (小さく首を振って否定する――……それをどう捉えるかは、あの子次第だけれど……)
         
        (そして、自分に忠告してくれる事から、彼女の優しさも一緒に伝わる)
        (敵同士なのだから、そんな事をしなくても良いし、寧ろそれを逆手に取る方法だって幾らだってあるのだから)
        (表面上は……いえ、きっと彼女の身に起きた出来事が、彼女の心を冷たく冷たく凍らせてしまったのだろう)
        (冷たさと、情念の絡む奥底に、彼女の優しさが残っていて……それが非常になり切れない事も、何となくわかった気がした)
         
        (言葉を碌に交えなくても……夢のせいか、互いに高い魔力が混ざっているからか――……お互いの事を朧げに悟りつつ)
        (けれど、今だけはそれを忘れてお茶を飲む時を共有したい)
         
        …………
        (彼女の言葉に、何も言えない……言い返せない)
        (自身でも、愚かな事を言っていて、自分勝手な我儘なのは分かっているのだもの)
        (断られても、可笑しくない……いえ、敵同士なのだからそちらの方が自然でしょう……)
        (自分も席を立って、夢の幕を閉じようかと思った時――……だった)
         
        …………
        (彼女の言葉に、黙って耳を傾けながら自分も静かに胸の中で、思う)
        (自分の中に後悔の色を残した過去が、自分の心を捉えたまま……幾年の時が過ぎても)
        (自分の心は『あの時』に置き去りにしたまま、止まってしまっている事に)
        (それは、過去に捉えられて執着しているという事……それなのに)
        (その事実に改めて気付いた時、相手に過去を忘れて欲しいというのは、酷く失礼な事を言ってしまった様に想い、顔を伏せる)
        (彼女が顔を上げれば、自身も顔を見上げる……瞳には、先程までの暗さが落ち着いたのに気付いて)
         
        ありがとう、十分よ
        うん、一杯分付き合ってくれるだけでいい
        我儘を聞いてくれてありがとう
        (小さく頭を下げて、彼女の優しさに感謝して)
         
        (楽しい、とか幸せな――……というお茶会からは程遠いけれど)
        (焼きたての、レモンの香り、たっぷり蜜のかかったアップルパイが現れれば)
        (その香りと、アップルパイに閉じ込められていた彼女の素敵な過去の一部を見れた気がして)
        (給仕をしてくれるシルエットに、丁寧にお辞儀をして お皿に乗せられたアップルパイへとフォークを入れ、口に運べば……)
        ……あ 凄く、美味しい(頬が綻んで笑顔に成る)
        (何処かぎこちないけれど、けれど、確かに『優しさ』が密かに秘められているお茶会だった) -- メルセフォーネ 2014-03-24 (月) 21:56:23
      • (紅茶一杯にかかる時間はどのくらいだろう)
        (計ったことなど無いけれど、十分?二十分?)

        (たったその間だけ、懐かしい味のするお菓子をお互いが口にし、味わう)
        (そうして過去の欠片を共有する)
        (今では記憶も朧で、憧れるばかりな、幸福の残滓を)

        (二つの歯車は似通っていて、噛み合えばとてもよく巡るはずなのに)
        (身に錆び付いた汚れがそれをよしとしない)
        (でも、確かにゆっくりと、静かに、壊れないように)
        (カップ一杯の紅茶が許す時間だけ、それは少しずつ、回っていたように思う)

        (中身のある会話は無く、お菓子の味の感想などが言葉少なに交わされるだけの)
        (幼子が揺りかごの中で見るような、優しく穏やかな夢だった)


        (そして朝。目を覚ます)
        (夢のはずなのに、はっきりと内容を記憶していて)
        (ヴェールの少女の実在を確信しながら)
        (甘やかな時間を反芻するようにしばし、ベッドの上で膝を抱えていた)
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 22:23:44
  • (月夜に、少女が一人歩いている。一見して連れ立ちはいない)
    (サーヴァントが警護についてはいるのだが、その気配は、主である少女にすら伝わらないほどに希薄だった)
    (夜歩きを咎めるサーヴァントに、『貴方のお酒のようなものよ』というと、それ以上は何も言えない様子で、渋々と頷いてくれたのだった)
    (よく晴れた静かなよい夜だ。微風が運ぶ花の匂いに釣られ、公園の方へと歩を進める。このあたりはよく整備された地域で、治安もよい。さして警戒することもなく、穏やかな様子で)
    -- ベネディクタ 2014-03-22 (土) 23:38:24
    • (同刻、もう一方の少女も月夜の下。手早く買い物を済ませそれを背負い込めば人目を避けるようにフードを目深に被り街路を急いでいた)
      (拠点を森に置いており、ある程度の自足はしているがどうしても不足するものも出てくる)
      (塩、砂糖といった調味料は故郷にいた時も行商に頼っていた。何処であっても人が生活する以上必要とするもの。)
      (自身のサーヴァントは圧力が強すぎる。街に出る時には一定距離を持って警護に当たらせている。その気配は、遠い)
      …街というのは、夜でも動いているのは良い事ですが…(対面から歩いてきた人影、それを避けて公園へと入っていく。この時間ならば、人は少ないだろう) -- カグラ 2014-03-22 (土) 23:54:05
      • (かくして、月下の公園にて。二人の少女は行き会うことになる)
        (先に存在に気付いたのは此方。どこか只人でない気配を感じ取って立ち止まり、底深い瞳でフードの少女を見る)
        (佇む足下には色とりどりの花々が咲いていて、色味の薄い少女を浮かび上がらせるようだった)
        (此方も、気配の内に、人ではないもののそれを含んでいる。だがそれは希薄で、何かとまでは判然としない)
        -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 00:05:27
      • (普段通りであれば、その少女を不審には思いながらも通りすぎて行っただろう。こちらを向く少女の目が、余りにも紅かったかだろうか)
        (…何処か、放ってはおけないものを感じる。足を止め、言葉も無く少女と向き合う。対峙する。)
        (そうすれば…左手に刻まれた紋章、令呪が静かに疼き始める。まさか、このような少女が…?)
        (頭の中では警戒せよと理性が声を荒立てている。サーヴァントを呼び出すべきだと、理解している)
        (しかし、何故か…白く、朧気な少女に向かって、自分は)
        …お供も連れず、夜の散歩ですか。随分と、無警戒ですね貴女は。戦争をしているんですよ、我々は。
        (警告するように、声をかけてしまっていた) -- カグラ 2014-03-23 (日) 00:58:28
      • (このような夜には、夜種としての血が騒ぐのだ。本能的な欲求だった。これを発散させずには、戦うこともできはしない)
        (儚げな少女は、警告に小さく笑んだ。全く、その通りではある。だが)
        貴方だって、おひとよしだわ。私が餌だとは考えないのね。
        (ともすればこれを引金にサーヴァントが襲いかかって来そうですらある言葉、だが戦意の欠片も感じられない。心が、言葉が凪いでいる)
        (サーヴァントからの『やるのか?』という念話には、『大人しくしておいて』と返事をした)
        無警戒に見えるのなら、サーヴァントを呼んで殺してしまえばいいのに。
        貴方は何故、そうしないの?
        (この問いかけとて、咎めるでもなく、責めるでもない。紙に書かれた文字よりもプレーンに、しかし直截に。小さく首を傾げて)
        -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 01:14:47
      • (何故か、そんな事は自分にも分からない。気がつけば、その言葉を口に出していたのだ)
        (月光に…自身が祖とし崇める存在の光に。彼女の姿が余りにも映えて見えたからだろうか)
        …それは、僕にもわかりません。貴女もマスターであると、分かったのに。そうしようとは思えませんでした。貴女も、倒さねばならない敵だというのに。
        強いて言うのなら…そうですね、こんな綺麗な月夜の晩に、殺し合いをするのは気が引けたから…かもしれません
        (フードを外し、素顔を晒す。月光の下薄らと輝く角は異種族である事を明確に表わしていて)
        しかし、それを言うならば貴女も同様でしょう。僕が、サーヴァントを擁するマスターである事は貴方にも分かった筈です。オウム返しではありますが…何故ですか。 -- カグラ 2014-03-23 (日) 01:59:45
      • それもそうね。何故、かしら。
        (ビスクドールのそれにも似た壊れ物のような顎に、すぐにも折れそうな指を当てて思案する。しばしの間)
        (別に殺してしまったって構わないのだけれど。サーヴァントを連れていない、年端もいかないマスターなんて、アサシンに命じればすぐなのに。もしかしたら、私一人でだって殺せるかもしれない)
        (私だって、それを躊躇うような、『いいひと』なんかじゃないのだし。でも……)
        そうだわ。花を、汚したくなかったから。
        ここは気に入っているの。綺麗だし、月もよく見えるし、人もあまり通らないし。
        (どこか浮世離れした返答。これを甘さと呼べばいいのだろうか。聖杯戦争は苛烈で残酷なエゴの通し合いだ。ともすれば場違いですらあった)
        貴方、運がよかったわね。
        (と、また薄く微笑む。幽婉な笑みは、月光に溶けてしまいそうなほどに朧気で)
        -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 02:25:56
      • (既に覚悟はしている、それを実践もしてきた。もう奪われるのは嫌だから。目の前の少女は、今すぐにでも手折れそうな程に儚い)
        (今後の為を考えれば、今すぐに。サーヴァントを呼び出す暇を与えずに。殺せば良かった筈なのに)確かに、ここは良い所です。こんな街中なのに、緑が…自然が、活き活きと芽吹いている
        …それでは僕達はお互いに、今日は運が良かった。そういう事にしておきましょう。
        (普段ならば彼女の言う言葉に同意等しなかっただろう、そんな甘さは自身にとって許せない、人間の傲慢さを表わすようなものだから)
        (彼女の人ならざる雰囲気が、自身の警戒を少しだけ、解き解したのだろう)此処には、良く来るんですか?
        …僕も少し、此処を気に入りました。今後も此処に来る事があるかもしれませんので、聞いておきたい。そして、出来るならば貴方とは此処で、戦いたくはない -- カグラ 2014-03-23 (日) 03:00:07
      • (念話に乗って、サーヴァントの呆れたような溜息が聞こえた)
        (『ごめんなさいね』とだけ、伝えておいた)
        今夜みたいな夜には、きっといるわ。夜が私を呼ぶから。
        (いくらその特性を抑え込もうとも、夜の種族としての習性は確かに存在していた)
        (お前は人ではないと教え込むように。背負った罪を忘れさせまいとするように)
        この場所ではお互いに不戦。それでいいかしら。
        ……私はベネディクタ。貴方は?
        (名前を問う。契約にはそれが必要だとでもいうように)
        -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 14:14:36
      • 詩的な表現、ですね。それとも………いえ、無粋な事を問うのは止めましょう。
        (明らかな異形を持った自分見ても驚く事も無く、どうしても叶えたい願いを持つ者)
        (そうと名乗る事は無くとも、おそらく彼女は…考え至ったのはシンプルな答え。それが何かまでは釈然としなかったが、心当たりはあった)
        (しかし彼女がソレらしく振る舞わないのであれば、自分もそれを問う事はしまい。それもまた、この契約の無言の条件であると感じ)
        僕はカグラ・ソーマ。何れ戦う事になる運命にあるとしても…この場所を、美しいと思えるものを共有し合える中である限りは
        それを壊すような真似はしないと。それを壊そうとする無粋な輩は排除すると、約束しましょうベネディクタ。
        (指を絡め、祈るように呟く。彼女なりの、契約の意志を表しているのであろうか) -- カグラ 2014-03-24 (月) 01:07:37
      • 比喩ではないわ。貴方は角を見せたのだから、これはそのお返し。
        (十まで語ることはしない。少女はただ仄めかすだけ)
        (それが、少女が為せる限界のこと。全てを語ってしまったら、この契約は成立しない)
        (そしてまた、カグラが考える通りに、語らせようとしてもまた)
        (立場の釣り合いを取るための情報公開。この契約は対等に行われるということの意思表示)
        私、ベネディクタ・イーズデイルとそのサーヴァントはこの情景を壊さない。壊そうとする者は許容しない。
        その限りに於いて貴方、カグラ・ソーマとは味方同士。……私はこの通りに約束する。
        (月夜、お互いの名をもって契約は交わされた)
        (魔術の体系によって差異はあるが、魔術師が自らの名の下に交わす契約は往々にして重く、破るには相応のリスクを伴う)
        (たとえそれが口約束であっても。名に付帯する力を損なうからだ)
        (この契約が信用できるのは、きっとそれだけが理由ではないのだろうが)
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 20:26:32
      • (それは遠回しなルールの提示であると、有角の少女は理解した)
        (お互いの素性を踏み込む事はしない、我々はこの情景を愛でる、限定的な同士であるという言外の約束)
        (月明りを浴びて、淡く輝く自らの角を示した事もまた暗喩なのだろう)
        (つまり、自分が彼女に抱いた印象は、即ち正解であり。彼女自身はそれを快くは思っていないと察する)
        (静かに頷いて見せれば、近くにあったベンチへと腰を下ろす。人目に気遣い歩くことは未だ慣れておらず)
        (疲れは無くとも余裕を奪い去っていく。ただ、今はそれを気にする必要が無くなった)
        (春の到来が近づいて、花々は芽吹いていても未だ外気は冷たく。二人の他人の気配は近くには無い)
        (静かな、静かな夜だった。この間も人知れず、戦争は続いている。それを、忘れてしまいそうになるほどの、静寂)
        (そよぐ風の音と路樹のざわめきが聞こえるばかりで、言葉を交わす事も無く。ただ、月と、花々を見とめる) -- カグラ 2014-03-24 (月) 23:19:07
      • (契約が成れば、どちらも声を発することなく、場に静寂と安寧が満ちる)
        (しんと静まりかえった空間に聞こえるのは、呼吸と鼓動の他は、微風に揺れる木々のざわめきだけ)
        (有角の少女は長椅子に座って、黒衣の少女はその場を動かぬまま)
        (ここには争いも緊張も無い。ただお互いの気配を薄く感じ取りながら、月と花とが彩る片時の平和を共有する)

        (それは戦いの日々に生じた奇妙な空白)
        (少女達が戦渦の内を歩み続けるには必要な安息)
        (やがてどちらともなくこの場を立ち去るまで、その時間は続いた)

        (願わくは、この間柄が長く続かんことを)
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 21:55:51
  • (人気の無い酒場に一人の男が現れる)
    (ダークスーツに身を包みその色に負けない硬質な顔と逞しい体躯…そして人の域を逸脱した特有の気配を持つ男はカウンターで飲んでいたとある男の隣へと座る)
    (強い酒を注文すれば隣の男には振り向かずに呟いて)…失礼だが、君は人かな? -- アーチャー 2014-03-22 (土) 23:38:58
    • (隣に座った男のスーツとは対照的に、こちらはウェスタンハットに合わせて首から下を整えた、いたってラフな格好)
      (香りの強い蒸留酒をロックでやりながら、紙巻を吹かしていた。黄色の照明の下、薄もやの如く紫煙が浮かぶ)
      (問いを向けられれば、灰皿に灰を落として)
      さて。アンタん中じゃ、もう答えは出てるんじゃないかね(こちらも、一瞥もくれない)
      -- 伐採斧のアサシン 2014-03-22 (土) 23:56:14
      • (出された酒はジン、それをストレートで飲み始める…北方、または西方で好まれる飲み方だ)
        いやそれはどうかな、この街には今も昔も変わり種は多い…違うかな?
        (内心ではアサシンの言う通り答えは出ていた、恐らくは暗殺者…もしくはそれにまつわるスキルを持つ者だろう、と)
        (二人の男は多くが異なる、だがそれでも共通した点があった…完成されきった殺人者、それは人がそう纏える物ではない)
        いいのかね此処にいて、マスターを狙う連中も多い…それとも飲まねば腹が座らない? -- アーチャー 2014-03-23 (日) 00:07:39
      • 違いない。
        (対して此方が傾ける酒は、この街の酒だった。商業区の片隅にある古い酒蔵で仕込まれている、昔ながらの)
        (此方も人殺しの気配には敏い。入店から席に着くまでの隙のない足運び、重心の置き方、そして視界の片隅に入るその手が、隣の男を軍人上がりだと教えた)
        (しかし……銃器以外の武器も相当使うようだ。そして、拳も。さらに口振りからしてこの街の冒険者であるようだ。会話しながら記憶を漁る。淡い心当たりを探って)
        (老獪な話し口。こちらはどちらかと謂えば単純だ。腹芸では敵わない。多少の情報はやむを得まい)
        そいつはお互い様だろう。酒が好きで飲みに来ている。何分暫くぶりだ。味わっとかねえと損ってもんだ……違うか?
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-23 (日) 00:26:24
      • (言葉少なに、視界に入る相手の情報さえも僅かな物ながら二人の男はそれぞれの正体を手繰り寄せる)
        (暗殺者として登録される類の英雄、指には先端に重みのある武器を使いこなした者ある節、そして体に馴染む酒は…この街の物)
        (だが今はコレ以上の詮索はしない、双方共に即座に戦闘に入る程の危険な存在ではないが…探りすぎればその境界を超える事も有り得る)
        フッその通りだ、どれだけ時が経とうともこの味が変わる事は無い…だからこそ我らは飲まねばなるまいさ
        (コップ一杯ものストレートのジンを飲み干せばコップを置いて立ち上がり金貨を支払う)一時を邪魔したね、…ではまたいずれ
        (アサシンへ振り返る男は一度も会う事は無く、だが同じ時代に英雄と呼ばれた男はその場を後にした) -- アーチャー 2014-03-23 (日) 00:43:26
      • 構わんさ。俺の方は、また会わねえことを祈りたいね
        (ゆっくりとグラスを空ける。からん、という氷の音を聞きながら、『戦り合ったら勝てるかな』などと意味のないことを考えた)
        (勝ち抜くならいずれ衝突するだろう。であれば、勝たねばならない。勝てるかどうかなど、考える余地は無いのだが)
        (うっかり消えてくれることを祈りたくなるほど、あれは『使う』と、経験と本能が彼に教えた)
        ったく、ありゃ正面からじゃ無理だな……。やれやれだ
        (溜息代わり、大きく紫煙を吐いて、次の一杯を注文する。その日の酒はいささか深かった)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-23 (日) 01:00:17
  • ベネディクタ・イーズデイルの回想1.幸せな日々、その終わり。 -- 2014-03-22 (土) 21:25:09
    • 朝。窓から入る日射しを顔に浴びて目を覚ます。
      狭い部屋、傍らに男が寝ている。私はベッド。彼はソファ。
      脂っこくて、髭がまばらに生えていて、それは汚い寝顔だったけれど、見ていればどこか暖かみが湧いた。
      彼は私を大事にしてくれる人だから。とても懐かしい感覚だ。私は長く一人だったから。
      -- 2014-03-22 (土) 21:25:40

      • 暖かい日射し。日曜日はミサに行かなければならないから、少し早く起きる。
        窓を開けると、爽やかな緑の香りが吹き込んだ。朝露で少し湿った朝の匂い。
        すぐにお母様を起こしに行く。お母様は敬虔な十字教徒で、週に一度のミサを決して欠かすことはなかった。
        牧師様のお説教は退屈だったけれど、お母様と一緒にお出かけするのは嬉しくて、私もいつしか敬虔な信徒になっていた。
        -- 2014-03-22 (土) 21:26:40

      • お母様と、お父様と、食卓を囲む。
        貴族の家には大きな食堂がつきものだけれど、私たちの食卓は小さかった。
        お母様は身体が弱くて私の弟や妹をつくれなかったし、お父様はお母様をとても深く愛していて、妾を取る気がなかったからだ。
        だからいつも3人きりの食事だった(給仕をするじいやはいたけれど、食事が始まるとまるでそこにいないみたいに気配を消していた)。
        もっとも、この時にはそんな事情も知らなかったし、3人であることに疑問も抱かなかったのだけれど。
        -- 2014-03-22 (土) 21:27:19


      • お母様は、優しくて、綺麗で、良い匂いがして、悪いことをしたら叱ってくれて。彼女はおおよそ母親の模範のような人だった。
        彼女は瀟洒な金髪をしていて、屋敷に通ってくる商人の中には、切った時には同じ量の黄金で買うという人もあるくらいだった。
        私は羨ましかった。お父様の血が混じっていたから、私の金髪は色が薄かった。
        銀混じりの金、琥珀金(エレクトラム)の髪。お母様はとても綺麗だといってくれたけど、私はちょっとだけ物足りない思いをしていた。
        でも神様が言うには、羨望は悪徳のはじまりだというから、この気持ちはそっと胸の奥に仕舞っていた。
        私はお母様を愛していたし、お母様も私を愛してくれていた。

        そう、この時までは。

        結局この日、私たちはミサに出掛けることはなかった。
        お母様が倒れてしまったから。食事の後、糸の切れた人形みたいに、くしゃりと。
        じいやが大急ぎでお医者様を呼びにいって、お父様がベッドに運んで、私はただ泣きじゃくっていた。

        床に伏したお母様は、見る間にやせ細っていって、綺麗だった髪の毛は、古びた麻糸のように萎びて褪せて、美しさが日に日に見る影も無くなっていって。
        私がいくら神様にお祈りしても、お父様がどれだけお医者様を探しても、まったく良くなることはなくて。
        ベッドの脇で泣きじゃくる私に、「神様のところでまた会えるわ」といって頭を撫でてくれて。
        それがお母様の声を聞いた最後だった。
        閉じられた目は二度と開かれることはなく、閉じられた口は二度と言葉を発することがなく、力ない手は二度と私の頭を撫でることがなかった。
        その後何日泣いたのか、私は覚えていない。

        お母様は何も悪いことなんてしていなかったのに。
        神様の教えを守って、ひとつの罪だって犯していなかったのに。
        私やお父様だって、神様が罰を与えられるような悪いことはひとつもしていないのに。
        どうしてこんな理不尽な目に会うのだろう。

        思えば。私がここで神様を疑い、あまつさえ憎みまでしたから。
        私は一人になってしまったのだ。
        -- 2014-03-22 (土) 21:28:56


      • 男が目を覚ます。此度の回想はこれでお終い。
        朝ご飯を食べる?と私が聞くと、彼は欠伸混じりに頷いた。
        私はキッチンに向かい、二人分の朝食を作る。慣れないけれど、やってみれば案外何とかなるものだ。
        お昼と夜のメニューを考えながら、パンと卵の焼ける香ばしい匂いを嗅ぐ。
        戦いは始まっている。その序盤にしか許されない、これは仮初めの日常。
        -- 2014-03-22 (土) 21:29:31
  • はあ…(自らのサーヴァントの使いパシリのような真似をさせられてる男は)
    (今日もサーヴァントの餌をさがすため、人気のある場所を見ては、なるべく身寄りの無さそうな)
    (或いは抵抗でき無さそうな女子供を狙い、あちこちまわっている) -- ヒラ 2014-03-21 (金) 21:22:07
    • (時刻は夕刻に差し掛かろうとしていた。日射しは赤みを帯びて、日没が近いことを教える)
      (男が目的を果たすには悪くない時間だ。男の視界に、黒い服の少女が目に入る。夕陽にとけそうなほど線が細く、か弱く、儚い印象を与える)
      (片手に傘。片手に買い物袋を抱えて、家路を急いでいるかの様子。おまけに連れ合いもおらず、いかにも『おあつらえむき』であった)
      -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 21:30:14
      • (一瞬、躊躇する。)
        (男は彼のサーヴァントと違い、彼ほどまで残虐にはなれない、現に連れ込んだ女性や子供の悲鳴に)
        (時折眠れぬ夜を過ごし、神経をすり減らしている、だが)
        や、やあおじょうちゃん、荷物重そうだね…よかったら持ってあげようか?
        (だが、さりとて彼自身のサーヴァントと決別できるほど、心が強くも無い、逆らえばどうなるか、以前身を持って知らされた男は)
        (目の前の少女がどうなるかを分かっていて、声をかけ人気のないとこへ誘い込もうとする) -- ヒラ 2014-03-21 (金) 21:35:34
      • (声を掛けられ立ち止まる。目の前の男に、不埒な考えがあるのは少女の目にも明白だった)
        (光の無い、底の見えない紅い瞳が、真っ直ぐに男を見つめる)
        貴方は、私をどうするつもり?
        (声音に、咎める響きも、怪しむ響きも、誘うような響きもない)
        (それは男の行為の意図を問う、ただ純粋な疑問符)
        -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 21:44:42
      • …っ!?
        (だが、その何気ない言葉が、精神をすり減らした男には罪を咎めるように聞こえ)
        っせえ!俺だって、俺だって好き好んでやってる訳じゃねえんだよ…!
        (そのまま、ベネディクタの手を掴むと、路地裏へ引き込む)
        アサシン「ひっひひ…こりゃあまた、珍しい臭いのする餌だなあ…あぁおい?」
        (直後、先程まで誰もいなかった筈の空間に人が現れる…獣を想像させるその男の眼は血走り、まともな人間には見えない) -- ヒラ 2014-03-21 (金) 21:49:41
      • (手弱い少女にそれに抵抗するような力は無い。力任せに引っ張られ、路地裏に連れ込まれる)
        (その拍子に、どさりと買い物袋が落ちる。赤い林檎がひとつ、路地に零れて転がるのを見た)
        (視線を戻すと、飢えた狼のような男。まるで、殺人鬼のような)
        殺すの?食べるの?
        (悲鳴はあげない。泣きすらもしない。空っぽの視線を向けて、問いかけるだけ)
        (彼が尋常な様子ではないというなら、この少女もそうだった。これまでの獲物とは、明白に異質)
        -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 22:02:24
      • ひひひ、ああそうさ…赤ずきんちゃんみてえに優しく丸のみになんかしてやらねえぜ
        足から食われて、涙と鼻水たらして、最後は内臓からクソだの血だの撒き散らして死ぬのさ…
        …ヒヒ、ホント変わってんなこの餌!いいぜ、何が何でも泣かせたくなってきたわ…
        (無表情な、虚ろという形容が似合う少女と、暴虐を形にしたような男のやり取りを)
        (少女を路地裏に連れ込んだ男は、怯えた様子で見守っている)
        ヒラ「…何なんだよ、何でビビらねんだこのガキ…ってか、こいつ本当に生きてるのか…?
        さっきから泣きもしねえし…クソ、この街やっぱ変人ばっかだぜ…」
        (どちらにしろ、ベネディクタが辿る運命は変わらない、そう思った男は、その場をみたくない一心で)
        (曲がり角へと移動を始める) -- アサシン 2014-03-21 (金) 22:09:58
      • そのやり方では駄目ね。
        (ようやく見えた感情は恐怖でも恐慌でもなく、落胆だった。『その程度なのか』という)
        (悪意を飲込んでしまいそうな瞳で、曲がり角へと向かう男に声を投げる)
        ……私は貴方を咎めない。
        (それだけ言う。気配が近づいているのを感じながら)
        -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 22:27:34
      • (ヒラが角を曲がろうとするその時、男とぶつかった)
        (煙草を燻らせた、テンガロンハットの、小汚い中年の男。だが、打ち当たったヒラは感じ取るだろう)
        (男の肉体は鋼のように鍛え込まれていて、衝突を蚊に止まられたほども気にしていないように見える)
        (胡乱げに路地裏の奥へ目をくれると、そこに自分のマスターと、『敵』と思しき存在を認めて)
        すまねえな。兄さん方。
        (空気が変わる。触れただけで命を奪われそうな程に、研ぎ澄まされた殺気が視線に乗った)
        そいつは俺の預かりだ。返して貰おう
        (ヒラの肩に載せられた手に、いくら身を捩ろうとも微動だにさせないだけの力が籠もっている)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 22:29:44
      • ひひひ!ガキにダメだしされてるぜマスター様よお!!
        ヒラ「うるせえ!おめえもだろうが!いいからとっとと済ませ…」
        (その時、己のサーヴァントが、急に静かになったのを感じ取る)
        ヒラ「…お、おい、どうしたんだよアサシン…」
        ひひひ…あ〜そうかそうか、そういう事かよ…
        (この場にいる三人が、今の状況を把握する、わからないのは獣の様なアサシンのマスターのみ) -- アサシン 2014-03-21 (金) 22:32:35
      • (男が動揺していると、不意に壁のように屈強な体をした男とぶつかる)
        (まずい、最初に思ったのはそれだった、ここでアサシンの食事の邪魔をさせたら)
        (後で何をされる、咄嗟にナイフで脅そうとして…)
        は、ひ…
        (目の前の男の殺気に、蛇に睨まれた蛙のように体が竦み、動く事が叶わなくなる)
        アサ「お〜お〜、保護者のオデマシってか?」
        (ベネディクタの腕を掴んだまま、路地裏から伐採斧のアサシンも見慣れているであろう)
        (麻薬中毒者のような雰囲気を持った、獣じみた形相の男が姿を現す) -- ヒラ 2014-03-21 (金) 22:40:15
      • (自分を捕まえている男がアサシンと呼ばれた。なるほど、彼らは『参加者』なのだ)
        (呼びだされたサーヴァントが、生前の欲求を満たそうとしていたというところだろう。並のマスターに手に負える存在とも思えない)
        アサシン。私のことは構わなくていい。その男を殺して。きっと、それで終わるわ。
        (それをした瞬間、自分も死ぬはずなのに。それを毛ほども気にしていない様子で、言い放つ)
        -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 22:58:06
      • 馬鹿いえ。
        (少女が普通の人間ではないとは理解している。だが、それ以上のことは知らない。だから、それをよしとしない)
        (とはいえ、話が通じるような相手だろうか。血走った眼は、正気でないことは明白だ)
        (中毒者の眼。興奮に脳内麻薬がだだ漏れ、といった表情だ)
        (だが、こちらは恐らく相手のマスターと思しき存在を、完全に捉えている。瞬きの間に殺すことが出来る)
        人質交換だ。そいつの手を離せ。
        (だが、それは―――サーヴァントであるなら、相手とて似たようなものだろう)
        (相討ちは望ましくない。勝ち残らなければならないのだ)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 22:58:43
      • (恐怖が、男の中で爆発する)
        ああ、アサシン!ハイエナ!テメエさっさと交換しろ!
        俺が死んだらお前も終わっちまうんだろうがあ!はは、はやくしてくれえ!!
        (半狂乱になって喚く主に対し、彼の使い魔はにやけた顔を崩さない)
        アサシン「おいおい…俺等のクラスがどういうもんか、わかってんだろ…?
        それができるのはお互い様だ、ここはひとつ、不正防止のため互いに手渡し、ってのがフェアってもんじゃねえか?」
        (要は、こっちまで来い、という事だろう)
        頼む、頼む殺さないでくれ〜…死にたくねえよ〜…
        (股間の辺りを濡らした男が、涙を流しながら伐採斧のアサシンに懇願する) -- ヒラ 2014-03-21 (金) 23:14:34
      • (迂闊な男だ、と思う。戦争に参加している自覚はあるのだろうか)
        (自分のサーヴァントの真名までも、あっさりと漏らしてしまっている)
        (御し切れていないどころか、主従が逆転すらしているのも頷けた)
        いいだろう。
        (小便の臭いに眉をしかめながら、引きずるようにして男を連れて行く)
        (その最中にさえ隙が見えない。生前の技量の程を伺わせた)
        (本能で感じ取った、互いの間合。それを踏み越え、堂々と肉薄し)
        (ずい、と。捕えたままの相手のマスターを差し出し。顎をしゃくる。そちらも差し出せと。そうしたら手を離してやると)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 23:27:13
      • (何しろ『伝えていない』のだ。指示が無視されるのも無理はなかった)
        (だが、悪い気持ちではなかった。大事にされている気がしたから。そして、それがとても久しぶりだったから)
        (近づいてきたアサシンに向けて、捕えられたまま、薄く笑みを向けた)
        -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 23:27:32
      • いいねえそっちのマスターは、度胸もあって頭も回る、おまけに可愛いときたもんだ
        なあ、こっちのクソマスターと交換しねえかい…ヒヒ、冗談だよ
        (軽口を叩きながら、伐採斧のアサシンに押しつけるようにベネディクタを引き渡し…)

        おいクソマスター、俺の名前言った事だけは褒めてやるよ

        (瞬間、差し出された己のマスターを宙高く放ると)
        (背に装備したクロスボウを狙いもつけずに伐採斧のアサシンへと放ち)
        (自身は宙を蹴り疾走、放り投げたマスターを空中で掴むと)
        (近くの建物の屋上へと着地する)
        ヒヒ!!返してくれてありがとよ! -- アサシン 2014-03-21 (金) 23:38:51
      • ただの子供だ。そっちのがクソなのは異論無いがね
        (返されたベネディクタを、左手一本で抱き留める)
        (右手は自由だ―――こういうことがあるから)

        (至近距離、飛来するクォレルが、空中で弾けた)
        (抜く手も見せずに、右手に握られているのは伐採斧。彼を象徴する宝具)
        (鈍重なはずの得物。それで打ち払ったのだと、視認できるのはサーヴァントの他にはありえまい。そう思わせるほどの速度、精度)
        (空を駆けていった相手。真名を知らせるのは宝具の発動条件か。油断せず見据えて)
        ああ。釣りはやらんからさっさと失せろ。
        (顎を小さくしゃくる。戦いは序盤だ。お互い正面衝突は避けたいところ)
        (意図が一致したのか、去っていく背を見送って、小さく息を吐く)
        ……ったく、ひやひやさせやがる。これだからガキのお守りは……。
        (帽子を押さえて、溜息混じりに紫煙を吐いた)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-22 (土) 00:00:57
      • 私なら大丈夫だったのに。
        でもありがとう。心配してくれて。助けてくれて。
        (人間らしさの滲んだ微笑みを向けて、袖を引く)
        帰りましょう。守ってくれなくちゃ、困るわ。
        (道に落ちたままの買い物袋に、真っ赤な林檎を拾って戻して。連れ立って歩き出す)
        (念のため迂回する道を辿って、塒へと)
        -- ベネディクタ 2014-03-22 (土) 00:01:21
  •  
  •  
  •  
  • (深夜である。安い貸部屋の一室には光が無く。墓土の下、棺の内のような暗黒で満ちている)
    (そのような暗闇を苦にした様子もなく、少女は描く)
    (落書きと呼ぶには歳を重ねすぎている。図形に法則性がありすぎる。画材が腥すぎる)
    (人血にて魔法陣が成る。朽ちた斧の欠片を中心に)
    (作業を終えても息を吐く様子も無く、詠唱を紡ぎ出す。儚く幽かな声音が、暗闇に溶けてゆく)
    -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 00:40:35
    • 素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
      祖こそ我。我こそ祖。琥珀金の名を持つ最も幼き夜の血統。我は祖にして裔。我が声は産声にして断末魔。

      (魔力が流れるに従い、魔法陣が赤黒く光り出す)
      (その色は静脈血に似ていた。不純に濁った紅。それは闇の色。正しき者が顕わすはずのない色)

      降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、棺より出で、王墓に至る三叉路は循環せよ。
      閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

      (最初は茫洋と、一言ごとに輝きを増して。あたかも空間を血液で満たすかのように)
      (薄い唇が小節を刻む)

      繰り返すつどに五度。
      ただ、満たされる刻を破却する。

      (ひとつ。大きく息を吸う。それは緊張の表れか)
      (されど声音に震えは無く。願いを込めて、詠唱は終わりへと向かう)

      ――――告げる。
      汝の身は我が下に、我が命運は汝の斧に。
      聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。

      誓いを此処に。
      我は常世総ての悪と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。
      汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!
      -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 00:54:17
      • (深き深き暗黒の裡。呼び声がする。消え入るような少女の声が。戦いへと駆り立てる声が)
        (死者たる己が70年振りに知覚する。それはいと深き淵よりの目覚めであった)

        (満ちた血液を飲み下すように。紅光が鉄片へ集束する)
        (呼ばわれた霊が核となり、魔力が肉体を形作った)
        (着崩した黒服を纏い、両刃斧を携えた、気怠げな無精髭の男が。暗闇の中、軋む木床を踏み締めて立つ)
        (斧を打ち振るう。遮光幕が切り裂かれ、窓枠の向こうに月天が覗く)
        (満月に照らされた男が、闇の裡に佇む少女に問う)

        何故俺を呼んだ。

        (懐疑を突き付ける男の瞳は鋭い。過ちを咎めるようですらあった)
        (お前のような少女が何故戦いを選ぶのかと)
        (そして。少女が侍らせるというのなら、もっと適格な英雄がいたはずだと)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 01:23:34
      • (問いかけに、少女は微笑む)
        (それは毒だ。身の外より慈母の如く包み込み、心の内より甘く蝕む)

        私の英雄は、貴方がいい。

        (少女が月光の下に歩み出る)
        (光の中に溶けてしまいそうな髪と肌。瞳だけが月光を吸い込んで底知れず暗く紅い)

        探したの。罪と悪徳に塗れていて、けれど子供には優しい人を。

        (彼こそが己に相応しい)
        (彼こそが願いを叶えてくれる)
        (咎人との出会いを喜んで、少女はなお笑う。壊れかけの人形のように)
        (胸のボタンをゆっくりと外す。露わになる。幼い膨らみと、醜い傷痕と、それらを彩る三画の令呪が)

        お願い、アサシン。
        ―――私を、救ってください。

        (笑みの端からひとしずく、涙が零れて頬を伝う)
        (主人が従僕へ為すには相応しくない。寄る辺ない少女が大人へと縋る、それは哀願)
        -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 01:56:00
      • (少女の視線から、微笑みから、涙から逃れるように、帽子を上から潰すように深く被り、目元を隠す)
        (何十人も殺した殺人者としての残酷さは、既に過去のもの。彼はそのようなものとして呼ばれた。彼女がそう望んだ)
        (今の彼は、そのような過去と罪を背負った、五十に近い独身の中年男に過ぎない)
        (―――すなわち、子供には、弱い)

        前を合わせろ。
        ったく、寝てたと思ったら今度はガキのお守りときやがる。

        (ぶつくさといいながらしかし、心は決まっていた)
        (望まれたからには、喚ばれたからには、涙を見たからには)

        やれるだけはやってやる。
        ―――後悔するなよ。どんな結果になっても。

        (捨て鉢で投遣りな、優しい答え。月下に少女の頷きを経て、契約は成る)
        (男と少女の短い話の、これがはじまり)
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 02:13:27
  •  
  •  
  •  
  • 本編開始まではメタコメです。中野さん口調です。
    アサシン呼ぼうと思ったらアサシン多すぎ問題でひよったので、第三者の意見を聞きたいと思います。
    -- ベネディクタ 2014-03-16 (日) 00:38:14
    • 気にせずアサシンでよいのでは? -- バーテンダー 2014-03-16 (日) 00:39:18
      • つまりあれですね。やりたいことやったもん勝ちですね。 -- ベネディクタ 2014-03-16 (日) 00:43:08
      • 青春ですねお客様。登録の暁には是非バーへご来店を… -- バーテンダー 2014-03-16 (日) 00:46:33
      • 昨日バッカス(漫画)を読んだばかりなので、バーテンダーさんが筋骨隆々のテンガロンハットの男に見えて仕方ありません(報告)
        自前の過去キャラからマイナーどころを放り込む予定ですが、本編で絡む機会があればよろしくお願いします。
        -- ベネディクタ 2014-03-16 (日) 00:51:17
      • ライダーとランサーなんていつも足りないけど何とかなってるんだし何とかなると思う。 -- セイバー 2014-03-16 (日) 00:55:19
      • 残念ながらバーテンダー(漫画)の方に近くなっておりますお客様
        私は気配りの達人に…なれない… -- バーテンダー 2014-03-16 (日) 00:57:36
      • アサシンとキャスターの乱舞する聖杯戦争が目される中、ランサー枠を埋めにかかろうか欲がふつりと湧いたのでした。
        冷静になることにします。初志貫徹。
        -- ベネディクタ 2014-03-16 (日) 00:58:21
      • パーフェクトおじさんもステキね……。
        というわけでアサシンの設定を追加しました。ひとつの名簿に全部突っ込むスタイル。
        アドバイスありがとうございました!
        -- ベネディクタ 2014-03-16 (日) 01:15:29
    • バーサーカーでもいいぞ! -- 2014-03-16 (日) 00:39:30
      • 幼女とバーサーカーの組み合わせは原作でも定番、しかもバーサーカーだと心情描写が一人分で済んで……これは、楽……! -- ベネディクタ 2014-03-16 (日) 00:45:01
      • だがわしは見てみたい。幼女とキャッキャウフフするバーサーカーを -- 2014-03-16 (日) 00:49:10
      • 手持ちのバーサーカー候補にキャッキャウフフしそうな奴がいないし自演ペアな以上空しさがひどいので没にせざるをえない……。 -- ベネディクタ 2014-03-16 (日) 00:55:33
      • うちの子でよければ差し出そうかと思ったが一人のほうがいろいろ楽かもしれない -- 2014-03-16 (日) 00:59:10
      • その楽さを欲しての一人ペアなので、お気持ちだけ頂戴します。 -- ベネディクタ 2014-03-16 (日) 01:03:13
  • 事前のご相談やご質問などあれば。
    • (事前のネタ集めで脳味噌がやられそうである)
  • 0時からの召喚ロールに備え色テスト。 -- ベネディクタ 2014-03-20 (木) 23:40:19
    • 色テスト。 -- 伐採斧のアサシン 2014-03-20 (木) 23:40:52
      • 二人とも黒に近すぎる! -- ベネディクタ 2014-03-20 (木) 23:42:51
      • こうか。 -- 伐採斧のアサシン 2014-03-20 (木) 23:47:24
      • 突破希望が多いほど、倒して貰えるペアの選択肢が増えるという寸法! -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 00:25:07
      • 召喚終了。一人遊びだからってゆっくりやりすぎだ!先が思いやられる! -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 02:14:43
      • 私の過去回想さっさと終わらせないと、一週間では開放のタイミングを測っている時間すら無いことに気付いた。明日がんばろう。寝よう。 -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 02:34:14
      • 私の家、武門じゃだめじゃん!(修正しながら) -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 20:36:30
      • 設定のツメの甘さはだいたいバキのせい。 -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 20:37:00
  • やることリスト
    ・過去設定詰める
    ・キャラクターの行動方針書く
    ・相性のよさそうなところを見繕ってフラグ積みに行く
    • ・割れメガネを見て爆笑(must)
      • そうか……良く考えたら同期ですか……。 -- リジェン 2014-03-21 (金) 20:55:41
      • 俺があんまり動いてなかったから大した因縁はなくて、ぼたんが死んで荒れてたときに部屋掃除に来てくれた程度だけどな。挨拶くらいはしときたいよな。 -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 20:59:24
      • 生前そのくらいの因縁の人間が、聖杯で対立するっていうのは中々美味しいと思う。
        ああ……いいなあ、カーくんこのペア落としてくれないかなあ。(いい笑み) -- リジェン 2014-03-21 (金) 21:03:27
      • ログ見たら、斧でもこの位は出来る、って斧の腕を軽く見せたりもしてた。虚仮の一念岩をも通す、紙飛行機みたいな一見ばかばかしいものでも努力次第で物になるからがんばれ、みたいな。
        その流れで完成系を見せてみろよみたいな感じにもできるし、アサシンだから対魔力もないし……あれ?これすごく美味しいな??
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 21:10:26
      • でしょう……? どっちにもマスターの願いを叶えるっていう退けない理由があるわけで、対比で映えると思うんですよ。
        そして何より、カー君の性格から言って、ベネちゃん側の希望である後味の悪い善側の苦悩を上手く表現してくれると思うんだ……。
        もし良かったらどっちの株も落とさない形でうちが泥をかぶってどっちかを扇動して殺しあう原因になってもいいし、考えておいて欲しいなあ。是非とも見たいカードなので。 -- リジェン 2014-03-21 (金) 21:16:19
      • さらっとすごい高度なことを請負おうとするなこの人……!!
        まずは爆笑しに行ってみて、それがどう転がるかを見てから、そちらにお願いするかどうか決める感じでいきたいかなと思います。
        カーくんペアが今のところ第一候補ということでマジで前向きに検討します。ご期待ください。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 21:22:39
      • ですね。恐らく生前の二人の関係とキャラクター、そして今やろうとしてるファーストコンタクトを見る限り、
        そこそこ朗らかな空気になるでしょうから、そこに対して「毒」なら落とせます。
        1、叶う願いは一つであること 2、他のサーヴァントに惨たらしく殺される可能性 3、願いが叶う直前まで行って潰えれば落胆も大きいこと、など。
        敗退を予定しているジャックさんに少し勇み足を踏んでもらうことにはなりますが、男同士の覚悟と戦いという形で昇華させれると、過去のRPを見て勝手に思ってます。
        対立する理由が必要な場合は是非呼んでください。どれだけでも泥被りますので。
        もちろん双方合意で共闘方向とか行けばうちは必要ないので、本当に必要なときだけお声を掛けて貰えれば、上手くどっちかを拐かしますので。 -- リジェン 2014-03-21 (金) 21:31:43
      • やだ、そっちの鯖さんのうさんくささにピッタリのムーブ……。
        ジャックおじさん割と脳筋というか単純だし、マスターはマスターでキチガイなところあるから、誑かされるならこっちですかね。
        うさんくさい爺さんとロリの絡みも見てみたいですし。共闘方向に行っても大丈夫。
        なにしろこっちのマスター属性悪だし子供だから合理的でない行動も余裕で取るからな。老獪なじいじに悪いこと吹き込まれたらイッパツよ。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 21:51:19
      • うちのキャスターが聞いたら70回くらい絶頂しそうな言葉をありがとう……。
        じゃあもし必要になったらマスターを、ということで、色々考えておきます。ではまた……。 -- リジェン 2014-03-21 (金) 21:53:31
      • そんなに。
        今のところかなり可能性大きいです。そっちにとっても美味しそうですし。その時は打診しに伺うので、よろしくお願いします!
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 22:08:54
      • (テクノブレイクする) -- 眉雪のキャスター 2014-03-21 (金) 22:38:13
      • お爺ちゃん、男性器は大事にしないと駄目だぜ。(締め際にED設定がついていたような記憶を思い出して遠い目をする) -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 23:02:24
    • (霊圧がありそうなので早速遊びに行きたい感じの平川さん、生き急ぐべし、慈悲は無い) -- ヒラ 2014-03-21 (金) 20:57:48
      • 行き急げ俺たちには時間がない(第一シーズン敗退的な意味で)えー、我々の現在の行動は以下のような感じです。
        日常の買い物とかでマスターはわりと街をうろついています。基本は日の出てる時間帯。稀に夜。
        アサシンは気配遮断使って情報収集してたり、私服で酒飲みに行ってたりで、まだマスターだと誰にも知られてない状態なので警護とかはしていません。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 21:04:30
      • 平川さんは今サーヴァントにこき使われてて子供攫ったり
        チャンネー路地裏に呼び込んではアサシンの餌にしています
        恐怖煽って自分の自力上げる狙いもあったり
        あ、これシチュエーション的に完全にこっちがアウト… -- ヒラ 2014-03-21 (金) 21:08:35
      • 攫われかけたところを、魔術かトークで切り抜ける感じでしょうか。
        それでマスターだと分かるか疑う感じで。。鯖喚ぶための令呪消費はちょっと考えたいところ。
        そちらのアサシンが来ても大丈夫、伏せてある設定を軽く開放すれば何とか切り抜けられる(はず)
        -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 21:16:59
      • いい事を教えてあげよう、うちの鯖はキノ鉱で生き延びただけだから
        クラスも相まって素のタイマンには結構弱い
        了解した、では早速幼女を拐かしに行こう(ゲス顔 -- ヒラ 2014-03-21 (金) 21:20:11
      • うちのアサシン、アサシンのくせに武闘派だわ。現役時はわりと空気だったけど、冒険出てる設定のまま英雄取れたのを盾に鯖になってる感すごい。
        そして露骨な餌描写。どんとこい。
        -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 21:36:05
      • うちは練達か老練止まりだったし…本来なら英霊チャンスないし…
        まあ元が強かったらアサシンだろうがキャスターだろうがステ高くても問題はあるまい…
        (早速ウスイ本みたいな攫い方する) -- ヒラ 2014-03-21 (金) 21:51:53
      • 設定上喚べそうっぽかったらそれでいい派なのでごあんしんください。公式は加点要素でしかない。
        大ピンチにもこの危機感のなさ。大丈夫なのか。きっと大丈夫。
        -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 22:05:54
      • (この子大丈夫かな、今までに何回犬星orジーコされたのかなと即下衆な事考えるマスター)
        アサシーン早く来てくれー!ちがううちのじゃない -- ヒラ 2014-03-21 (金) 22:11:38
      • 買い物帰りっていうことは普通に行動圏内だよね。きな臭い気配がしたら見に来るよね。生前の経歴からそういうの敏感だし。
        俺の宝具めんどくさい効果ついてるから注意な!
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 22:32:39
      • (鯖の発言の分行動するのでもう少しお待ちくださいの土下座) -- ヒラ 2014-03-21 (金) 22:34:06
      • これはうちのアサシンも知らないことだが、ぶっちゃけすごい殺され慣れしている。 -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 22:34:12
      • 一人二役っておもいのほか労力かかるよね……。(許す角度) -- ベネディクタ 2014-03-21 (金) 22:35:05
      • 大丈夫!気合で避けるかマスター盾にすっからよ!
        ひひ、げきぉこってとこか? -- アサシン 2014-03-21 (金) 22:35:13
      • まずどう発言するかでね、すごく悩むんですよ…(ゆ、許された…)
        暫くはそれを模索しつつ、ってなんかさらっと鬱になる設定が… -- ヒラ 2014-03-21 (金) 22:41:45
      • そっちが軽く詰みかけてる状況なのを、マスターの能力を把握していない(マスターが伝えていない)ために棒に振り、人質交換を要求。 -- 伐採斧のアサシン 2014-03-21 (金) 23:00:58
      • 超運がいいな俺達
        アサシン「流石だな俺等、ひひっ」
        ってわけでマスターめっちゃ応じる姿勢なのでちょっとお待ちを -- ヒラ 2014-03-21 (金) 23:09:33
      • (早速宝具二つ消化できて満足なアサシン)
        というわけで、何事も無ければ俺等はこのまま離脱しようと思う
        ピリピリした前哨戦が楽しめたよ…本当にありがとう… -- ヒラ 2014-03-21 (金) 23:40:15
      • 締める感じにしておいた(おみやげに宝具見せながら)
        こちらこそありがとう、絆フラグがバッチリ積ませてもらえた!ちゃんとフラグ積まないと隠し宝具腐るからな!
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-22 (土) 00:03:57
      • でもこの宝具いいね…ペア企画でこそ光るよこういうの…何か映画の
        「ボディーガード」とか「レオン」を彷彿とさせるし…いい、いいわ絆の強さが見て取れる宝具…
        そして上手く締めていただいたのでこれ以上無様晒す前に俺達は去ろう…久々に遊べて楽しかったよ、縁があれば近いうちに会おう!! -- ヒラ 2014-03-22 (土) 00:09:39
      • 前にも似たようなのを積んで味をしめた。問題は私がなかなか死なないということだが、正体を秘匿し続けることで何とかなるはず。誤認でも発動するし。
        私の焼き直し前であるアーロンデルクのリリィちゃんでカルマくんとちらっと絡んで以来かな。情熱切れで不完全燃焼した結果生まれたのが私だ。
        絆フラグを積み立て足りないと思ったら行くかもしれないし、また襲いに来てくれてもウェルカムです。よろしく!!
        -- ベネディクタ 2014-03-22 (土) 00:28:44
      • (あの時はおいしい関係なのに全然遊べなくてすまなかった…と念を飛ばす幽霊)
        あいつらじゃないけど、お待ちしています… -- カルマ 2014-03-22 (土) 00:51:37
      • こちらも情熱が尽きてしまってごめんなさいって、前世が。ちなみに設定はだいぶ調整入ってます。
        何分第一シーズンで脱落なもので、時間的に余裕がなくて行けない可能性もなくはないですが、その時はまたの機会に遊びましょう!
        -- ベネディクタ 2014-03-22 (土) 01:00:26
  • やることリスト
    ・過去設定詰める

    ・割れメガネを見て爆笑(must)
     相性よさそうなので出来れば和やかに話した後、リジェン眉雪のキャスター組にそそのかされて対決の流れにもっていきたいがお相手次第。打診は明日やろう。
    • 相談用枝。もろもろの打診歓迎です。
      • 日常パートと回想をいっしょくたにして消化!全3パート予定! -- ベネディクタ 2014-03-22 (土) 21:31:28
      • 俺の分は? -- 伐採斧のアサシン 2014-03-22 (土) 21:31:59
      • あったほうがいいんだろうけど時間的につらいから未定。 -- ベネディクタ 2014-03-22 (土) 21:33:04
    • 名簿がおとなりのマスターです、ドーモ。
      敗退時に曇らせて貰えると聞いてこちらも夜の眷属のような存在ですし年代近いマスターですので緩やかな共闘体制でも築けたら、と思い伺わせて貰ったのですが -- カグラ 2014-03-22 (土) 22:24:03
      • 遅くなりました。ドーモ、おとなりのマスター=サン。
        自分が夜の眷属であることをあんまり肯定的に捉えてはいない子なので、そこでシンパシーを感じてることを露わにしなければ多分平気なんじゃないかなと思います!
        -- ベネディクタ 2014-03-22 (土) 22:53:22
      • 流石にこちらもどういう存在なのかまでは感知出来ないと思いますが当方人間不信かつ大人不信なので、人間ではなく、同年代でこちらは一応隠しているとはいえ同姓のマスター=サンなので勝手にシンパシーを感じたいなと…
        夜歩きをしている時は夜種の特性が表に出てるという事は無いでしょうか?無ければ、夜歩きの時に遭遇して…という形を取らせてもらいたいのですが。 -- カグラ 2014-03-22 (土) 23:15:52
      • 夜種の特性を魔力ごと封印している(故に多少特殊な気配がある以外はほぼ普通の人間と変わらない)という感じなので、それで大丈夫かと思います。
        こちらの夜歩きロールが先にあったほうがやりやすいですかね。
        -- ベネディクタ 2014-03-22 (土) 23:20:07
      • なるほど、了解しました。種族的感知よりもまずはマスター同士の感知で警戒するが…という形にしたいですね
        そうしていただけるのであればとても助かります…!宜しくお願いします -- カグラ 2014-03-22 (土) 23:40:11
      • 了解です。そして既に投げておいたのが私だ。陰気な少女の一人夜歩きって露骨にあやしいな! -- ベネディクタ 2014-03-22 (土) 23:43:48
      • 自名簿で戦闘中につきレス遅くて申し訳無く…怪しいのはお互いさまですしおすし。余りにも状況が綺麗だったので敵対感出せませんでした!ふつくしい… -- カグラ 2014-03-23 (日) 01:04:14
      • 情景描写で雰囲気出し、お手軽でおすすめです。戦闘優先でいいんだ。こちら一人ペアなので待つのも軽いもの! -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 01:18:38
      • 〆間近な感じですが脳が文章出力できる感じじゃなくなってきたので続きは明日でお願いします!寝ます! -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 03:04:31
      • かしこましましたー!遅くまですみません! -- カグラ 2014-03-23 (日) 03:24:24
      • 昼のうちに返しておくスタイル。 -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 14:16:53
    • どうも好きな物は不幸のアーチャーです
      ジャック君とは確か冒険者だった時期がほぼ同じだったと思うのでその縁でお互いの正体の影に触る程度の邂逅などどうだろうかと -- アーチャー 2014-03-22 (土) 22:47:44
      • キャーサーフさんだ!サインください!
        閑話休題、IDは一万三千くらいこっちが出発遅い感じですが、お互い現役期間が長いのでだいぶかぶってますね。いけそうですね。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-22 (土) 22:59:42
      • (なんで英雄達からサインねだられるんだろうって困惑する)
        うむ、流石にこの短期間で正体バレは怖いが同期だからこそ出来る感じだからね -- アーチャー 2014-03-22 (土) 23:05:13
      • とはいえこちら第一シーズン敗退ですからね。情報抱え落ちする可能性大ですが。
        軽く確認したところ同行はないようなので、お互い『今出会ったような特徴を持った冒険者の噂に心当たりがある』という感じですか。
        こちらお酒欲しさに単独行動を取ることが多いので、遭遇は酒場や酒屋、あるいはその往路復路が妥当なところでしょうか。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-22 (土) 23:16:20
      • だね、他の英霊に対する心当たりよりも更に具体的な…程度の所だろうか
        では酒場で楽しく酌み交わすとしよう…(久々に動いていて速度落ちつつ) -- アーチャー 2014-03-22 (土) 23:28:16
      • こちらもレスが早いほうではないので、ゆっくりいきましょう。お待ちしています。 -- 伐採斧のアサシン 2014-03-22 (土) 23:32:44
      • という訳でさっくりとした邂逅、あまり長く話すと…私は真名ポロッと出すタイプだからね! -- アーチャー 2014-03-23 (日) 00:46:50
      • それはそれでステキだけど序盤ですしね。
        というわけで締めておきました。圧倒的な大人ちからを感じて一人ペアながらマスターからの視線が痛い。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-23 (日) 01:03:32
  • やることリスト
    ・回想書き上げる

    ・割れメガネを見て爆笑(must)
     相性よさそうなので出来れば和やかに話した後、リジェン眉雪のキャスター組にそそのかされて対決の流れにもっていきたいがお相手次第。打診は向こうが落ち着いたら。
    ・初戦が敗北時というのもアレなので、アサシン派遣屋さんに一匹お願いする。
    • 相談用枝。もろもろの打診歓迎です。  
      • うちのマスターもローティーンとはいえロリ枠だしお茶会とかしに行くべきでは? -- 伐採斧のアサシン 2014-03-23 (日) 20:49:35
      • ある程度顔広げとかないと落ちた影響少なくて寂しいしね。明日にでも考えよう。 -- ベネディクタ 2014-03-23 (日) 20:57:02
    • 引き続きカグラさん用枝。
      • カグラさんもすまない……明日きちんと返すので!今日は寝ますね! -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 01:19:52
      • いいんです…!当方目覚めたら日付変わっちゃってたのが悪いのです…! -- カグラ 2014-03-24 (月) 02:26:45
    • (途中で変えてごめんなさいしつつ此方で土下座)後からここの欄に気付いて申し訳ない……!折角なのでお茶会をしたいと思って!(土下座) -- メルセフォーネ 2014-03-24 (月) 00:18:03
      • 許すよ。変えられた後のにアジャストするからちょっと待ってね! -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 00:24:48
      • 本当にすみません、そしてありがとうございます…… 勿論です、お待ちしています(土下座スタイルで) -- メルセフォーネ 2014-03-24 (月) 00:25:41
      • できた。お茶会にしては雰囲気が重いけど、この子こういう子なんです…… -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 00:33:48
      • 聖杯ですし重いくらいが良いですよ!……そして無茶振りなのにありがとうございます……!
        ベネディクタちゃん可愛いなってお話しして思うわ、重い子も好きですし重い過去も好きですから……
        寧ろ、ベネディクタちゃんに非常に絡ませて頂けて光栄だなと思っています、改めてありがとね! -- メルセフォーネ 2014-03-24 (月) 01:12:29
      • こちらこそお付き合いいただきましてありがとうございます。可愛いといわれるとがんばれます。
        この乙女チック夢空間を利用してさらなるkawaiiを得るのだ……と欲望しますがそろそろ寝る時間故に一旦文通スイッチ押しますね。申し訳ない!
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 01:18:57
      • ベネディクタちゃん可愛い上に、物語が気になって魅力的ですね、素敵!羨ましいわ!
        はいーもしお付き合いして下さるのであれば……ここだけ乙女チック夢空間お願いしますとか言いつつ
        はい、おやすみなさい 付き合って下さってありがとうございました! -- メルセフォーネ 2014-03-24 (月) 01:40:28
  •  
  • やることリスト
    ・回想書き上げる

    ・割れメガネを見て爆笑(今日行く)
    それが終わったらリジェンくんがお話ししに来る。そしたらあとはいつでもカーくんとバトって散れる状態に。

    ・カグラさんと公園同盟(なう)
    ・メルセフォーネさんとのフラグ立て進行中。(なう)
    ・悪役商会に再生能力持ちの子お願いした。(今日来る)
    ・ニーナちゃん家にロリデートのお誘いに行った。詳細はあらためて相談(今日行く)
    • アーティラリストさん用
      • そんな中来月同行なんでよろしくと変な海賊がやってきました。よかったら絡みません? -- アーティラリスト 2014-03-24 (月) 20:14:41
      • いらっしゃいませ。キャパが若干あやしいけどやれるやれるきっとやれる。いかがいたしましょう! -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 20:23:35
      • ごはんよばれてました
        どんな人にもまずは挨拶からって感じでこう、普通に来訪します。そうそう、設定上冒険には出てます? -- アーティラリスト 2014-03-24 (月) 20:46:37
      • 了解いたした。探知系のスキルもないようなので道端で遭遇とかのが自然かもしれませんがお任せします。
        キャラクターの雰囲気優先で冒険には出ていない方向です。
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 20:52:04
      • ええと、昼間のほうが出歩きやすいのよね確か。じゃあ昼間お買い物で今日のメニューに悩んでいる海賊を見つけてなんだアレってなる感じでよござんしょか。 -- アーティラリスト 2014-03-24 (月) 21:19:14
      • よござんす!お待ちしています! -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 21:25:50
      • ああごめんなさい書き方が悪かった。調子に乗って一通りしゃべったあとで「こんなに覚えきれるわけねえじゃん」って気がついて手帳の適当なページに言ったことを手短にメモして破いて渡したのよ -- アーティラリスト 2014-03-25 (火) 00:52:46
      • ふっふっふ……長文会話が並行していて焦りました私のミスです(平伏)
        修正しつつ〆のレスを考えます。ひとまずありがとうございました!
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 01:00:59
      • こちらこそ! 三軒目にしてやっと普通に友好的接触ができた……!! -- アーティラリスト 2014-03-25 (火) 01:12:05
      • 締めた。一人ペアではやりにくい日常パートを演出できてこれはありがたい…… -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 01:40:10
    • カグラさん用
      • 言葉はないけど何処か親近感を感じて密会的に会ってるのいいよね…という感じを出したいなーと思いました、やりました。こんな感じで締めということでどうでしょう -- カグラ 2014-03-24 (月) 23:30:02
      • 後ほどこちらの描写もかるく挟んでおきましょう。ありがとうございました、今度こちらからも遊びに行きますね! -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 23:46:17
    • メルセフォーネさん用
      • 次のレスの地の文で、お茶会の様子を軽く描写しつつ目覚めまでいっていいかな。
        回数を重ねた方が交流が積み重なってる感出ますし!
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 22:34:37
    • その他相談用
      • 0分前待機! -- バーテンダー 2014-03-24 (月) 21:01:00
      • 今さっき帰ってきたところで、今はグリードの設定中なので15分ほどお待ちを。どこでやるか、と決めていただけると助かります。状況設定までやっていただけると更に助かります。 -- バーテンダー 2014-03-24 (月) 21:01:59
      • 了解いたした。考えますのでしばしお待ちを。 -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 21:03:55
      • 暗殺者が来るなら夜!ということで、ベネディクタちゃんが夜歩き中に道端で襲われる感じで。
        女の子が夜一人で歩いてたらグリードさんちの子ならだいたい襲うと思うので(偏見)、聖杯のマスターだとは分かってなくて大丈夫。
        いざ一撃!と攻撃のモーションに入ったところで、気配遮断してついてきてたこちらのアサシンがインターセプトします。具体的には蹴り入れるか殴るかします。
        筋力Aで打撃するのでそこそこのダメージが入ると思うので、そこで再生能力を披露していただけると。
        それで不思議な斧のお披露目体勢が整うので、あとは流れで爆発四散をお願いいたします。
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 21:09:41
      • 了解いたした、設定完了です。上結構詰まってますが、同じ場所に増やしたほうが返信しやすいでしょうか。 -- バーテンダー 2014-03-24 (月) 21:21:23
      • バーテンさんはこちら(相談用コメントフォーム)でやりましょう。2件表示にするので。 -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 21:27:42
      • 新しくツリー植える(相談ツリーが上にくる)感じでお願いします! -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 21:29:14
      • まさかのウルトラCに素直にびっくりする私。了解いたした、導入投げますので少々お待ちを -- バーテンダー 2014-03-24 (月) 21:29:31
      • ふう、お好みのアレを演出できたでしょうか。 -- バーテンダー 2014-03-24 (月) 21:44:47
      • 完璧なアレです。たいへん嬉しい。&brそして;一人二役故の所要時間。お待たせしました。次からマスターの文量が減るので少し早くなります。すまない。 -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 22:10:02
      • ドロップ武器もだしましたよ!いつでもずばぁできる! -- バーテンダー 2014-03-24 (月) 22:33:48
      • がっつり確定入れちゃったけどいいんだよね!?(普段やらないことなので不安になって確認)
        次のずばぁで爆散していただれば!……あとこのドロップアイテムってスクラップ屋の領分なんじゃ!?
        -- ベネディクタ 2014-03-24 (月) 22:55:42
      • 磁力と無理曲げと折り重ねで作られた、通常の方法では製作出来ない武器なので武器屋さんならよろこでんいただけるかと。
        ずばりやすいように短めで行きます! -- バーテンダー 2014-03-24 (月) 23:04:00
      • キャラ的に売りに行くのを躊躇する的な意味で大きさに手加減がほしかったところではあるけどなんとか理由付けられたスキルの拡大解釈オーライ!
        というわけで美味しく頂けました。ありがとうございました!
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 00:38:49
      • 文字通りの爆散です。すいません、ちょっと張り切って派手にしすぎました…ドロップアイテム。
        襲撃のご相談とお付き合い、ありがとうございました。それでは良き聖杯ライフを。 -- バーテンダー 2014-03-25 (火) 01:05:52
      • せめて高額く売れることを祈りましょう。サーヴァントの美味しい酒と煙草のために!
        持ち込んだ時のリアクションを楽しみにしつつ、あらためてありがとうございました。マスターが宝具を見れた意義は大きい。
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 01:42:46
  • 名簿が散らかり放題だけど整理は明日に回して寝ることにします。
    文通の〆は明日しっかりやりますのでごあんしんください。ごめんね。
    • 予定メモ:ニーナさんちでロリ交流(20:00〜)
      アサシン拾った武器を売りに行く(時刻未定)

      (思いつき枠)
      アサシンの墓参り(一人遊び。決戦前の決意確認パート、タイミングもそのあたり)
    • 俺です。(アルヴィンにぶん殴られた顔面を腫らして)
      来月、つまり明日くらいに伺いますが、
      どっちを拐かした方が良いかを相談に来ました。
      これは「俺かうちの爺さんか」という質問と、「ベネディクタちゃんかジャックさんか」という二つの意味です。
      一応カー戦の動機づけになるので、ジャックさん側に希望があればその希望に沿った形でそそのかそうと思います。
      それこそ俺じゃなくても、多分うちのキャスターでも十全に働いてくれるでしょうから。
      もちろん拐かし方を考えるのもやぶさかではないですが、やっぱりこう、一番燃えて苦しくなる理由を考えたいなと思いましたので、
      まずはご相談を……あとタスク溜まってそうですから、RP自体は明日にと。 -- リジェン 2014-03-25 (火) 19:38:16
      • いらっしゃいませ(殴りながらやられちゃったんだ……という顔で)
        ちょっと考えますので少々お待ち下さい!
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 20:49:13
      • 爺さん&ジャックがいいかなと思います。

        ベネディクタがいくと、メルセフォーネさんと仲良しフラグを積んだ上で偶然遭遇する都合上、やっぱり止めた、という方向にいきそうです。
        その点ジャックなら、サーヴァントであるジャックの「カーと戦いたい」という我が侭をマスターが聞いてあげ、
        その上で友達と戦うことになってもジャックの意思を優先してあげる、というかたちで、絆を表現できると思われます。

        そして50近い大の男であるジャックさんの体面上、(リジェンくんがそれが可能なだけの弁舌を持つとはいえ)若者にそそのかされた結果敗退というのは、
        若干格好がつかないような気がするのです。

        ロリ&じいじの絡み(爺とことん幼女難!)も見たかったのですけど、流れの良さを見るならこれがいちばんかなと。
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 21:22:33
      • いいですね。了解しました。
        元より私が裏で手を引いている演出は既にさせてもらってますので、実に良い演出だと思います。
        また、逆に私を指定しないという信頼、ちょっと嬉しかったです正直。

        了解、伝えておきます。爺がどれくらい策練るのに時間掛かるかわかりませんが、
        伝えておきますので多分彼本人がこれから交渉行くでしょう。
        あ、確かに、初戦若者ですしね、俯瞰で見たら確かにそれが一番美味しいかと。
        ではその方向で調整してみますので。またキャスター(爺)がおじゃますると思います。 -- リジェン 2014-03-25 (火) 21:43:03
      • きたぞ -- 名簿/510369 2014-03-25 (火) 21:48:12
      • (可愛くてムカつく……!!) -- リジェン 2014-03-25 (火) 21:49:27
      • お二人とも非常にお強いので、ぶっちゃけ甘えてしまっている感はあります!

        生意気いう若者にお灸を据えるモードにもなっちゃいそうですしね。
        その点爺様ならジャックも強くは出れません。話聞くモードにも持って行きやすいかと。
        それではお待ちしています。よろしくお願いします!
        -- ベネディクタ 2014-03-25 (火) 21:50:07
      • いらっしゃいませ!(斧を素振りする) -- 伐採斧のアサシン 2014-03-25 (火) 21:51:13
      • 強さでいったら君らのほうが相当だとおもうが……?!
        そしてアサシン君!! ジャックザリッパー君!! 遊ぼうではないか!
        さて話し合いだが、そそのかすプランはずっと考えてたのでさっとでる
        いまのところとしては
        ジャックと喋る→聖杯が欲しいのではないか? →他に何か願いがあるのか? → ならそれをやってみたらどうだ?みたいなのを基本に肉付けしたいとおもっているがどうだろうか -- 名簿/510369 2014-03-25 (火) 21:54:44
      • いや、本当に作り手として認めてもらってないと、この不参加という選択はしてもらえないだろうし、
        それで私が微塵も、1mmも嫌な気分にならないことを知ってくれている。
        それは正直かなり嬉しいですし、ありがたいことだと思いました。貴方と何かを、場を作らせてもらえることに感謝します。
        んで、うちのキャスターなら安心して任せられるとも思ってるんで、後はまあ、この爺とご相談を。キャスターデュクシ!聖杯戦争デュクシ!(邪悪な笑みでキャスターに肩パンして帰る) -- リジェン 2014-03-25 (火) 21:55:21
      • やーめーろーよー、主やーめーろーよー(邪悪な笑みを返しながら肩パンしかえしてバトンタッチ) -- 名簿/510369 2014-03-25 (火) 21:57:46
      • こちらこそ献身的といえるほどに美味しくしていただいて感謝しています。
        お気持ちに応えられるようがんばります。

        (やだ、この人たち男同士なのにイチャイチャしてる……!)
        閑話休題、プランの話ですね。大筋は大丈夫だと思われます。
        ジャックの中では紙飛行機で戦うカーくんを、戦闘用に作られたものですらない斧で戦う自分にほんのりシンパシーを感じて背中を押したのを覚えていて、
        どう成長したのか見たい、という気持ちが、先の邂逅以降、誰かに問いを向けられば気付く程度に、少しだけ燻っています。
        あとは鞴で空気を送り込む感じで、一刺し煽っていただければ、あとは勝手に膨らんでいくのではないかなと。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-25 (火) 22:10:08
      • なるほど、つまりすでに下地はできあがっているということか……さすがだなぁアサシン君
        強さが垣間見える
        んじゃあ早速やってしまうか、今時間あるかね? -- 名簿/510369 2014-03-25 (火) 22:15:25
      • 大丈夫です。上の方〆のレス返しつつ整理しますので少々お待ちを! -- 伐採斧のアサシン 2014-03-25 (火) 22:22:29
      • できました。いつでもどうぞ! -- 伐採斧のアサシン 2014-03-25 (火) 22:26:26
      • ありがとう!!! では私からいくか、訊ねるわけだしな
        往来などはアサシン君は普通にであるいているのだよね? -- 名簿/510369 2014-03-25 (火) 22:26:40
      • スキル酒客の影響によりお酒を買わずにはいられません。あと煙草も。
        この二つはマスターは購入できない、というわけでよく(気配遮断未使用の状態で)出歩いています。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-25 (火) 22:31:12
      • なるほど、ならば丁度いい! こうだ!!! -- 名簿/510369 2014-03-25 (火) 22:46:50
      • 駆け引きめいたじっとりしたRPはまだ練習すべきところ。マジ難しい……ってかよく舌戦特化なんてやれるな!!(褒め言葉)
        上手くやれてるか分からないというか、ちょっと勝手に落ち過ぎてるような気もしなくもないですが、ひとまず文通スイッチを押して今日のところは寝かせていただきたいと思います。おやすみなさい。
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 01:42:54
      • 文通スイッチが押されたのを見た瞬間に意識を落としたのがわたしだ
        いやいや、見事だぞ! むしろ、落ちかけてくれるからこそできるこういうRPだ! 感謝している!
        口はほら、うちの主が悪魔的なあれだから私はまだまだだ、だが、褒めて貰えると嬉しいので調子にのるぞ、ありがとう!!
        お互いに楽しもう! -- 名簿/510369 2014-03-26 (水) 10:29:55
      • そういってくれると助かります。相方さんに関してはアルヴィンさんとの絡みを見て絶対敵わないって思いました。(遠くを見る)
        ともかく胸を借りるつもりで挑むぞ!次あたりで〆かな多分!
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 21:46:28
      • あれは悪魔だからな……私は悔しいので喰らいつくがな!!
        そしてこい、私もそっちの胸をかりるぞ、尊敬してるからな!
        〆にむけて色々つめていく!! -- 名簿/510369 2014-03-26 (水) 21:59:59
      • 後はクールに去っていただければいい感じだろうか! -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 22:27:02
      • クールに去る! ありがとう!!
        ではあとは私がセッティングしたことにしてそのまま割れメガネとすきなときにタイマンするといい!
        一応、割れ眼鏡のほうの面も余裕があればみにいくが、こっちには報告RPにわざわざこないほうが恐らくスムーズだろう
        それともまたあとで報告RPでいちゃつくかね? それでもいいぞ?(ケツに手を伸ばす) -- 名簿/510369 2014-03-26 (水) 22:51:29
      • お爺ちゃんお小遣い減らされたのにこのお金どこから出したの。
        閑話休題、もとよりそのつもりだったので安心してほしい。冒頭にお膳立てされてる旨の描写2行くらい挟むつもりだったわ。
        というわけでこれで気持ち良く戦えそうです。ありがとうございました!
        子供が見ているんですよ!
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 22:58:15
      • (手を叩き落す) -- ベネディクタ 2014-03-26 (水) 22:58:45
      • 主の財布とかからちょろまかして……キャシュカードとかを
        さすがだ!!(手を叩き落とされながら)
        ではありがとう、たのしかったよ、いい聖杯戦争を!!
        いやぁ、でもジャック君ほんとかっこいいわ…… -- 名簿/510369 2014-03-26 (水) 23:14:32
      • 悪い中学生とかがやるヤツだそれ。
        フフフ、マスターの絆ポイント稼ぐにはかっこよくなくちゃいけないからな……
        そちらこそよい戦争を。お疲れさまでした!
        -- 伐採斧のアサシン 2014-03-26 (水) 23:24:16
  • やることリスト
    ・回想3回目&ジャックの墓参り書き上げる
    ・カグラさん、メルセフォーネさん、ニーナさんとフラグ積み2回目。3回目は時間的にもう厳しそう
    ・上記2つが終わればメルセフォーネ&キャスター組と決戦できる。
     回想三回目でオープンになる設定絡みで多少動きたいけど、余裕があれば&予定が合えば。

    ・キャーフさん家にドロップアイテム売りに行きたいけどもう時間的に明日あたり。
    ・そのうち一度怪我をしたい。どこかに打診。
    • もろもろ相談用枝
      • ベネディクタちゃん今とても輝いてるよ……!(笑顔) -- リジェン 2014-03-27 (木) 00:16:24
      • ありがとう。書き溜めが追い着いてなくてまだ1割くらいしか出来てないけど、3回目ではもっと輝くよ。がんばるね。 -- ベネディクタ 2014-03-27 (木) 00:19:42
      • 楽しみにしておこう。
        実はアーロンデルクのうちのことある意味仲良く出来る子だったんだね……。 -- リジェン 2014-03-27 (木) 00:43:34
      • あっうちの子よりひどいことになってるすごい!やられた!ってなった当時。その時にはこちらが既に放置になってたけども……。
        設定に調整が入って経緯が多少シンプルになってるくらいで、この辺りの要素は前身であるアーロンの子と共通ですね。
        -- ベネディクタ 2014-03-27 (木) 00:54:20
  • やることリスト
    ・回想3回目&ジャックの墓参り書き上げる
    ・カグラさん、メルセフォーネさん、ニーナさんとフラグ積み2回目。3回目は時間的にもう厳しそう
    ・上記2つが終わればメルセフォーネ&キャスター組と決戦できる。
     回想三回目でオープンになる設定絡みで多少動きたいけど、余裕があれば&予定が合えば。

    ・キャーフさん家にドロップアイテム売りに行きたいけどもう時間的に明日あたり。
    ・そのうち一度怪我をしたい。どこかに打診。  
    • 相談しましょそうしましょ
    • 〜一日後〜 -- ベネディクタ 2014-03-28 (金) 21:22:14
      • 回想は明日にもお出し出来そう。
        その前に誰かに怪我させられたい。誰がいいだろう?
        -- ベネディクタ 2014-03-28 (金) 21:24:24
      • 襲ってくれやすそうなところで、ハイエナさんか邪悪は絶対殺すマンさん。 -- 伐採斧のアサシン 2014-03-28 (金) 21:29:33
      • 絶対殺すマンさんとは一度是非会っておきたいんだけど、今会うと回想の前に設定オープンになっちゃう。ハイエナさんのところに行ってみよう -- ベネディクタ 2014-03-28 (金) 21:36:12
  • 今日の予定
    ・回想3回目仕上げ。
    ・メルセフォーネさんとフラグ積み2回目。
    ・ハイエナさんに怪我させられる。
    • ご飯も食べて元気いっぱい、襲撃に参りました
      今日のデザートは貴様だ!(集中線) -- ヒラ 2014-03-29 (土) 21:35:24
      • いらっしゃいませ。デザートはマグロだけどいっぱい食べていってね。
        私がソロで買い物してるところをガブリが嬉しいので、私から行動描写書いた方がよさそうですね。今より打ちます。
        -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 21:44:29
      • 一声かけて意識が言葉に向いた所をガブウ、っていかせてもらうぜえ
        ヒヒヒ、ようやく味わえるなあ! -- アサシン 2014-03-29 (土) 22:06:19
      • やだ激しい……!ちなみに展開の都合でうちのアサシンは助けに来ません。多分どっかで酔いどれてる。昼から。 -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 22:42:24
      • 幼女だろうが容赦しねえかんなうちのサーヴァント!
        打ってる最中レスに気づかなかったのでどういう展開にでも持ってける振り方をしてしまった
        グフフ、ではもうしばらく楽しませてもらおう…
        (最近頭痛するのでドラマのクモ膜下出血の単語に怯えるマスター) -- ヒラ 2014-03-29 (土) 22:45:33
      • ザ・変身。でもサーヴァントに勝てたりはしないので、次の行動で目眩ましして撤退します。
        気になるなら一度脳外でMRIを。狭いしうるさいし時間かかるけども!
        -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 23:16:48
      • 主に寝不足なだけだと思うけど怖いし一度見とこうかな…給料入ってからだけど
        何、ゴルロアカレイドライナー プリズマ☆ベネディクタちゃん見れるん!?(興奮するマスター -- ヒラ 2014-03-29 (土) 23:22:58
      • そんなファンシーさを醸していいもだろうか(邪悪な呪いを放ちながら撤退するマスター) -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 23:56:06
      • なあに、プリヤだって本編の空気ほぼゼロの番外編だ、問題ない
        今回ようじょ多いし戦隊組めるな…ここはいっそプリキュ○5か…
        そしてお疲れ様でした! -- ヒラ 2014-03-30 (日) 00:10:11
      • お疲れさまでした。マグロで襲い甲斐がなかったかもしれませんが!
        ともあれこれで服とかがボロボロで真の姿を晒したままの状態で塒に戻ってサーヴァントに正体完バレする展開が出来て私は嬉しい。お付き合いありがとうございました!
        -- ベネディクタ 2014-03-30 (日) 00:13:25
    • こんばんは、昨日は御迷惑と心配をかけてしまって本当に申し訳ございません!(土下座)
      どんな感じでやって行きましょうか……?(夢の中でベネディクタちゃんの過去とか昔に触れたりするか、会話するか…等を考えつつ、ベネディクタさんはどういう事をやりたいのかな…?と思う私) -- メルセフォーネ 2014-03-29 (土) 22:14:23
      • 時間にはまだ余裕があるし、体調優先でいいんだ。ゆっくりやりましょう。
        行間であの後何度か会っていたことにしつつ、それとなく過去に踏み込んでいただけたら嬉しいかなと思います。
        願いの背景にあるものを全部でなくとも知っておいてくれると、こう、決戦のときより曇れるかなと!
        -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 22:36:12
      • ありがとうございます…!今日体調はリフレッシュしてきたので大丈夫です、はいーよろしくお願いします
        了解です、何度か会っていた事にするなら夢じゃなくて現実でお話しあいでも…とも思ったのですが、夢の方がやりやすいでしょうか?
        そうですね……基本的に他人とべったりする系の子ですし、相手の事知ったり過去を知る程曇るのでとても家の子に有効だと思います!曇ります! -- メルセフォーネ 2014-03-29 (土) 22:42:10
      • 初顔合わせは決戦時の方がクモリティ高いんじゃないかなって。
        夢の方がいろいろと自由度高いし夢でいきましょう!
        -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 22:44:18
      • あ、成程……了解です(何度か夢で会ってたという事ですね、と思いつつ)
        わかりました!では打たせて頂きます -- メルセフォーネ 2014-03-29 (土) 22:46:22
      • (こんな感じで大丈夫かしら…?と思いつつ) -- メルセフォーネ 2014-03-29 (土) 22:59:22
      • 大丈夫です!今からレスを打ちますがまあまあ時間かかるのでゆっくりお待ちください! -- ベネディクタ 2014-03-29 (土) 23:13:11
      • 了解です(よかった、と安心しつつ) はいーごゆっくりどうぞです、お待ちしております -- メルセフォーネ 2014-03-29 (土) 23:14:44
      • あんまりガッツリ書いても回想の焼き直しにしかならないので、こう、あっさり目でお出ししてみたりとか。
        未公開のところに差し掛かったあたりでベネディクタちゃん(なう)が出てきます。
        -- ベネディクタ 2014-03-30 (日) 00:01:19
      • 了解ですー あっさりだからこそ、余計に昔が幸せだったのだなと色々想像できて楽しめますよね 今との対比にもなりますし
        了解ですー 展開も楽しみにお待ちしております -- メルセフォーネ 2014-03-30 (日) 00:14:25
      • ちょっとPCが臍を曲げて時間かかりましたごめんなさい!
        次でなうディクタちゃんが出ますが時間も遅いので体調を見ながら適宜明日に回しましょうー
        -- ベネディクタ 2014-03-30 (日) 00:41:56
      • いいえーお気にせず……PC不調だと大変ですよね
        どう転がるのかが楽しみです……とても楽しく読んでいて、次が楽しみです……彼女とこの後どういう会話でどういう流れになって行くのかワクワクしつつおやすみなさい -- メルセフォーネ 2014-03-30 (日) 01:13:11
      • はい、おやすみなさい!
        こちらこそ楽しみにしています。回想の仕上げを頑張らねば……
        -- ベネディクタ 2014-03-30 (日) 01:29:13
  • 今日の予定
    ・回想3回目仕上げ。
    ・メルセフォーネさんとフラグ積み2回目続き。
    • メルセフォーネさん用枝 -- 2014-03-30 (日) 21:50:04
      • この次のレスくらいで回想3回目に続きます。問題は諸事情あってまだ出来ていないことですが、まあなんとかなるだろう…… -- ベネディクタ 2014-03-30 (日) 21:51:36
      • こんばんはー了解です もし、ベネディクタさんが『まだタイミング的に公開したくない』等あれば、時間の居ても大丈夫です(ゆっくり待ちつつ) -- メルセフォーネ 2014-03-30 (日) 22:24:41
      • タイミング的にはここなんですが、純粋に完成していないという状況です。のんびりとお待ちを! -- ベネディクタ 2014-03-30 (日) 22:34:47
      • 了解ですーゆっくりお待ちしています -- メルセフォーネ 2014-03-30 (日) 23:02:21
      • 出来ました。一度今のツリーを流して回想入れます。
        その後明日にでも(今日はもう遅くなってしまったので……申し訳ない)そちらから新しくツリーを植えるカタチで続きを、2往復くらい?応酬できたらと思います。
        -- ベネディクタ 2014-03-31 (月) 01:30:26
      • お待ちしておりました!しっかり読みこんでおきます(わくわくする)
        了解です、確認ですが この後返事を返さないで、ベネディクタさんの回想待ち→その後、私から植え替えで新しくツリ―を作って会話 という事で宜しいのでしょうか? -- メルセフォーネ 2014-03-31 (月) 02:45:24
      • 戻りました。わかりにくくてごめんなさい!
        一日経ったらしっくりこなくなったので、新しくツリー立てるかたちで私からレス打ちます。
        -- ベネディクタ 2014-03-31 (月) 23:37:39
      • (昨日変身中に寝落ちていて、遅くなってしまって土下座する)おかえりなさい、そして時間ないのに遅れて本当にすみません! -- メルセフォーネ 2014-04-01 (火) 21:52:02
      • いいんだ。決着RP自体は第二シーズン終わるまで出来るから、時間はまだ大丈夫ですし。 -- ベネディクタ 2014-04-01 (火) 22:00:44
      • ありがとうございます…… 決着シーズン始まってすぐに開始しなきゃ!じゃないのが救いですね(今夜のダイスにどきどきしつつ)
        時間があれば、もう少しベネディクタちゃんとお話ししたかったです、残念…… -- メルセフォーネ 2014-04-01 (火) 22:20:42
      • もともと短くコンパクトに、長い本筋の中でコンパクトに完結したサイドストーリー的な感じで動けたらなという方向性だったり。
        なので残された時間でがんばって遊びましょう。最終決戦の日取りも適宜相談しに行きますね。
        -- ベネディクタ 2014-04-01 (火) 22:35:14
      • 成程……最初から、第一シーズンで敗退の計画を立てていらっしゃっていましたしね……読んでいて、とても面白かったです。こういうお話とても好きなので
        関わらせて頂けてありがとうとお礼言いつつ……聖杯の時間短すぎて辛い…!頑張って遊びましょう! はい、お待ちしておりますー
        上の方はキャラが逃げてしまってお終いになってますが申し訳ない……怖い相手とか、苦手な子なので -- メルセフォーネ 2014-04-01 (火) 22:57:04
      • 成程……最初から、第一シーズンで敗退の計画を立てていらっしゃっていましたしね……読んでいて、とても面白かったです。こういうお話とても好きなので
        関わらせて頂けてありがとうとお礼言いつつ……聖杯の時間短すぎて辛い…!頑張って遊びましょう! はい、お待ちしておりますー
        上の方はキャラが逃げてしまってお終いになってますが申し訳ない……怖い相手とか、苦手な子なので -- メルセフォーネ 2014-04-01 (火) 22:57:04
      • だいぶ重苦しくて好みが分かれるところだろうと思ってちょっと躊躇いましたが、そういっていただけると安心です。
        ここで受け入れられちゃうとむしろ戦えなくなりそうな感じなのでオーライです。決戦で会いましょう!
        -- ベネディクタ 2014-04-01 (火) 23:06:01
      • 個人的にはとてもこういうの大好物です!寧ろ大好物なので、1シーズンで早々消え去ってしまうのが惜しい位です、もっと読みたいと思っています
        怖い相手や敵意を感じると逃げるし『怖い!危険!』……と思うけれど、そう思いながら片隅の良心で揺らいでいるかと思います
        はいー楽しみです、よろしくお願いします(ぺこりと頭を下げて) -- メルセフォーネ 2014-04-01 (火) 23:14:18
      • 鯖同士の縁で対戦相手を選んだけれど、鱒の相性もよかったようで嬉しい限り。
        というわけで〆ておきました。ジャックの墓参り書かなきゃ……
        -- ベネディクタ 2014-04-01 (火) 23:35:59
    • その他汎用枝 -- 2014-03-30 (日) 21:50:24
      • こんや、12じ、だれかがしぬ -- ベネディクタ 2014-04-01 (火) 21:39:37
      • どこが落ちてももったいないから怖いな…… -- 伐採斧のアサシン 2014-04-01 (火) 21:40:21
      • おじさまー!? -- ベネディクタ 2014-04-02 (水) 00:18:55
      • ダイスの神様無慈悲すぎる……。(売りに行くはずだった武器をそっと埋めながら) -- 伐採斧のアサシン 2014-04-02 (水) 00:25:34
  • 今日の予定
    ・ジャックの墓参り仕上げ。
    • こんばんは。相談はこちらでよろしいでしょうか…?
      「聖杯6期まとめFLASH」に収録する顔写真、あらすじ等を募集しています。
      参加はあくまで任意です。〆切にも余裕を持たせていますので、よろしければ是非。 -- ??? 2014-04-11 (金) 21:19:27
      • わかりにくくてごめんなさい、大丈夫です。是非参加したいと思います。
        顔写真は鯖・鱒ともに現行のもので問題ありません。
        あらすじは二人分ということもあるので少々お待ちを。〆切りまでには間に合います。
        -- ベネディクタ 2014-04-11 (金) 22:14:35
      • まとめ版、無事に完成しました。
        念のためチェックはしていますが、表記データに誤りがある場合も考えられます。その際はお気軽に声をかけてください。
        ありがとうございました -- データ募集 2014-05-07 (水) 23:21:15

Last-modified: 2014-05-07 Wed 23:21:15 JST (3640d)