名簿/503585
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- (この前聞き忘れたので訪ねてくるなり開口一発目で)そういえばデルファーネスの種族はなんなのだ?
悪魔ではないといっていたが…悪魔じゃなければなんなのだ? -- ペリエル
- 片手を上げて応える「お、半裸の天使姉ちゃん。元気して……ん? 種族?」
「翼があって、牙があって、尻尾があるアレだよ。具体的に言うとコレだ。尻尾と翼は今ないけどな」 「よく間違えられるんでもう半分諦めてるよ」そう言いながら苦笑いする --
- …龍だったのか…そんな風には…(イメージ的にトカゲの大きいのを想像していて)
それは半端に人化の術でも使っているのか?それとも失敗したのか?(まるで魔族みたいじゃないかと更に失礼なことを言う) -- ペリエル
- 「あぁ? あー、つまんねー上になげー話だぞ」ため息をつくと、苦笑いしながら
「昔のご先祖様は完全な竜の姿だったらしいんだけどな? その馬鹿デカイ図体を維持できるだけの金属が用意できなくてなー」 「一部が結界飛び越えて資源のあるリィンバウムに攻め込んで、返り討ちにあった上に、鱗がいい値段で売れるとかで乱獲されて、一族存亡の危機!ってなったらしいんだよ」 「で、その時に鬼妖界の何とかっていう女に頼み込んで、異世界へ往来する道を封鎖、金属不足の問題は人化の術を習得することで省エネに成功して回避…とかそんな感じだ。な? つまんねー話だろ?」 --
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- …クーファも、やられちゃったって…聞いたけど、大丈夫…かな?(様子を見に来たようだ。) -- ひなた
- 「よぉ…いてて」右手を上げて応えようとして脇腹を押さえる
ベッドの上に上半身だけ起こして寝ている竜人。包帯まみれだ 「ん? ” も ”ってことは、他にも誰かやられてんのか?」 --
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- (自宅のベッドの上――そこで彼女は目を覚ます) --
- しばらく、ぼーっと天上を眺める。何か大変な事があったのだが、それが思い出せない
(そうだ、まずは顔を洗って…) 「っ…!」起きようとして上半身を起こすと、全身に激痛が走り、声にならない声を出して、痛みに耐える そう、私はあの遺跡でモンスターの攻撃を受けて、致命傷を負ったはず…どうやってここまで帰ってきたというのか 痛みで少し思考が戻ってくる。自分の腕を見て、手を握ったり閉じたり。大丈夫、幽霊ではないようだ 包帯で処置が施されている所を見ると、自分以外の誰かがここに運んだのだろう…というごくごく自然な結論に至った ただ、それが誰か、までは相変わらずぼんやりしている -- デルファーネス
- ガチャ
(部屋のドアを開ける音 そこに、ブラストが代えのタオルや包帯を持ってきていた) ……!意識が戻ったのか、デルファーネス!(駆け寄り、安堵の表情を見せる)良かった……一時はどうなるかと思った。 まだ動くんじゃないぞ。骨もやられていた、しばらくは安静だ。(そう言って、デルファーネスの額に濡れたタオルを乗せる その手と腕は……包帯だらけだ) -- ブラスト
- 普段そこに居るはずのない人物が出てきて驚いたが、立とうとしても力が入らない。濡れタオルがひんやりと染み込み、頭のもやを取り払っていく
そう、思い出した。私は彼に助けられた。無様に転がっている私を手当てして、遺跡からここまで…… 「……なぜ、助けた」気が付けば、そんな言葉を口にしていた 「お前にとって私は、金で動く都合の良い”召喚獣”だったはずだ。死んでも替えが利く駒を助けて何になる? 何が目的だ。言え」 口調こそ強気だったが、その瞳には困惑の色が隠せない -- デルファーネス
- ……君は何か勘違いをしているようだ、デルファーネス。私がいつ「金で動く都合の良い召還獣」だと言った?
私は響友を求めた。君は金貨を求めた。どちらも、生きるためにだ。そこに「都合」だのといった言葉はない。私は君を響友だと思っている。 ……しいて目的を言うなら、君の代わりなどこの世にはいないということだ。デルファーネスという金貨食いのがめつい竜人はほかにどこにいる? どこにもいない。君だけだ。私の響友もまた、君だけだ。この世に唯一のものを守ろうとすることはおかしいことか? (砕いた金貨を皿に入れて、スプーンですくって差し出す)銀行で卸したばかりの新品の金貨だ。不服か? -- ブラスト
- 「唯一のものを守る……か」じっ、とブラストの目を見る
こんなに真っ直ぐな視線をぶつけてくる人間は、こいつが初めてかもしれない 今まで、様々な人間に出会ってきた。召喚獣を奴隷のように扱う者、騙して見世物にする者、実験材料として好奇の目に晒される事もあった 忘れはしない。まるで害虫を見た時の様な、侮蔑と嫌悪にまみれた奴らの視線は、今でも脳裏に焼き付いている でも、目の前にいるコイツは、そのどれにも当てはまりそうに無かった 「やっぱりお前、変な奴だな…ありがとよ」自然と笑みが零れる。今までの様な嘲笑ではない、照れくさそうな笑顔だ スプーンを口に含み、咀嚼して飲み込む -- デルファーネス
- (一見してみれば、鋭い視線――だが、冷たい視線ではない 前を見ようとしているだけだ、目を凝らして そういう目なのだ)
変……か?いかんな。……変だと感じる、違和感を感じるというのはいけないことだ。私の考えが、理想が間違ってないのなら、「それが自然」とみなに思ってもらうようにならなくては。 ほら……こぼれるぞ。(濡れたハンカチで口元を拭いてやる)もっと大きく口を開きたまえ、ほら、あー……(再度スプーンを差し出す) -- ブラスト
- 何となく子ども扱いされることに反発を感じたが、今の自分の状態では何を言っても説得力が無いだろう、と思い素直に従う事にした
「あ……あーん」若干恥ずかしそうにしながら、差し出されたスプーンを大きな口を開け迎え入れる。もぐもぐ 飲み込んで一息ついてから、少し言いにくそうに 「なぁ”ブラスト”」 「今まで是とされてきた価値観を覆すには時間がかかる。それに、素直に受け入れられる奴ばかりじゃない…ちょっと前の俺もそうだったし」 「ただ……ただ、お前ならいずれ、出来るような気がする。明確な根拠もないし、何となくだけどな」 と言って右手をブラストに差し出す -- デルファーネス
- ……(名前を初めて呼ばれれば、手を止め)……(黙って聞き)……デルファーネス。
……ありがとう。(たぶん、今まで出一番うれしそうに笑い、そっと差し出された右手を握り締める) 君との出会いはやはり、間違いではなかったと思うよ。あの礼拝堂で……神は何かしらの運命を与えたもうたのかもしれない。そう思う。 ……君がいれば、その時間はきっととても短くなる。私はそう確信しているよ。 -- ブラスト
- 「大袈裟だなぁ、そういうところ……」嫌いじゃないけど、という言葉は何となく恥ずかしいので言わなかった
力の入らない右手を、それでも精一杯握り返して「クーファでいい。よろしく」 「さて、そうと決まれば頑張って治さないとな。こき使ってやるから覚悟しろよ〜?」 先ほどまでの弱々しい雰囲気はどこへやら、普段通りの、今すぐにでも悪戯してやる、といった表情に変っていた
この日より、二人は雇い主と召喚獣から、対等の立場であるパートナーとなった -- デルファーネス
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- ……(古い遺跡 魔物も去り静まり返った場所に一人スーツ姿の男が、足音を立てず静かにやってくる)
……見つけた。(そこに倒れていたのは――) -- ブラスト
- 薄暗くてはっきりとは分からない。人の様なカタマリが壁によりかかって倒れている
髪の毛の間から角が覗き……片方はどうやら折れているようだった。全身泥と血だらけで、とても生きているとは思えない様に見えたが… かすかに片目があいて、金色の目がのぞく。ブラストに気付いたらしい
「お前、な、で……?」今にも消え入りそうな声で問いかける (俺はもう、死ぬのか…? 最期に会う奴が…よりによってコイツなんてな…はは、ツイて…ね、ぇ……) そうして再び目を閉じると、動かなくなった --
- ……ッ。デルファーネス!(駆け寄り、抱き起こす)しっかりしろ!くそ……なんてことだ。死ぬな、デルファーネス!!
デルファーネス!!!(動かないデルファーネスを何度も揺さぶり、頬を叩く 反応はない)くそっ!! (すぐさま、懐からなにか液剤を出す 高い薬屋から仕入れた強力な気付け薬だ……ただし、「人間用」の) 頼む……効いてくれ……(口をあけさせ、液体を流し込む) -- ブラスト
- その体は糸の切れた人形の様にぐったりとしたままで、起きる様な素振りは一切ない。薬は効いていない様だ --
- ……くそっ!!効いてない……か!(正直、これ以上の強力な気付け薬などない)
(しかし息を吹き返させるにも、この状態では心臓マッサージなども内臓の様子次第では逆効果だ どうする、どうする) ――ッ……! (思い出す 初めて出会ったときの事を) きん……か……エネルギー源……そうだ、金貨を……!!(あわてて、サイフから金貨を何枚も取り出す) (だがどうする、この状態でそのまま飲み込ませるのは不可能だ)……く……うおおお!!! (叫ぶ 金貨を地面に置くと、その場にあった石で思い切り叩きつけ始めたのだ ここは敵地 大きな音を立てれば気づかれるかもしれない) (それでも) くそっ!!待ってろ……デルファーネス!!君は私の「響友」なんだ……ここで死なせはしない!!ウリャァァァアアッ!! (ガンッ、ガンッと金貨を叩き 砕く ……彼はもともと力が強いほうではない 石を握る手からは血が滲んでいた) (周囲からは魔物の声がかすかに聞こえてくる それでも)く……おおおお!!!!(何度も、何度も――打ち付ける) -- ブラスト
- 響く大きな音に呼応するように、遠くからざわざわ…と何かが蠢く音が聞こえてくる
怪物が住まう遺跡だ、ここに居られるのも時間の問題だろう --
- はあっ、はあっ……(そうして、何度も打ち付けた石の先には、砕けた金貨が)よ、よしっ……痛っ……
(血だらけになった手でそれを丁寧にすくうと、どう飲ませるか一瞬思案しかけるが――そんな暇がない) くっ!!(思うままに、行動した 金貨の粉を、自らの口に入れて租借し始めたのだ 唾液と混ぜて、少しでも飲みやすくするために) ……っ!!(嘔吐感が喉をこみ上げる 当然だ)……ぐ!(だが、耐える 耐えて、金貨を噛み続け) ん……ぐっ!!(デルファーネスの口を開け、そこに自分の口を押さえつけ――金貨の粉を流し込んだ) -- ブラスト
- 暫くして、重く抱えていた彼女の体が少し軽くなった
「ぐ…っ」決死の処置に意識が戻ったのか、弱々しくけほけほ、と咳き込みうっすらと目があく (ぼんやり…して、よく、見えない。これは、なに? 温かい……ブラスト?)何かを喋ろうとしている様だが、口が弱々しく動いただけだった 血で汚れ、傷ついた視界はぼんやりとしていて、ブラストの輪郭もにじんでいる。その声もどこか遠くに聞こえ
何かが這いずり回る音が、近くハッキリと聞こえる様になっていた --
- !!……デルファーネス!息を……良し、良しッ!!(しかし、一刻の猶予もないのは今も変わらない)
(戻らなくては――だが 冷静に考えれば、彼女の命のためにもうひとつ、やらねばならないことがある ひとつだけ迫った、這いずる音 これはもう逃げることはできない) (無理に逃げようとすれば共倒れ――ならば)……
(這いずるものの正体はオーカーゼリー そいつに「目」があれば そいつは仰天しただろう) (音がした物陰から男が飛び出し、その手に握り締めた火炎瓶を迷いなく一直線に オーカーゼリーの体に突っ込んだのだから) ぐぅうう!!!(オーカーゼリーの消化液が手と腕を容赦なく焼き付けるが、その腕を引き抜いてすぐさま、デルファーネスを抱える) 死なせはしないっ!!!(剣が効かぬ相手への捨て身の戦法――その体を飛び越えて、デルファーネスを抱えたまま、走る) ゴゥァッ(背後で、オーカーゼリーの体が火に包まれた)うおおおぁぁぁああああっ!!!(走る、走る ひたすらに駆けた) -- ブラスト
- 必死の形相…かどうかは、うすぼんやりした視界でよく分からないが、
普段からは想像もつかない大声を上げて走るブラストに抱えられながら、その横顔を見て、彼女は不思議に思った 彼にとって私は「目的を果たすための道具」であり、私にとって彼は「雇い主」だ。金で繋がっているだけの、それだけの関係 だいたい、道具が潰れたところで、政治家である彼ならば、いくらでも変わりは見つけられるはず…なのに
(なぜ…?)なのに、なぜ、彼は私を抱えて走っているんだろう。わからない……
曖昧な思考が霧のようにとけて散っていくと、再び彼女は目を閉じた―― --
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- …あ…おひさ…(初めての依頼で覚えた同行者の臭いが近くにあったので会いに来たようだ。)
…そっちは、どう?(何をどう?なのか主語は抜けているが、全般的な問いかけらしい。) -- ひなた
- うつらうつらしていた「んぁ? 誰だ………あぁ、銃で接近戦やってた獣人か。見かけによらずバイオレンスでビックリしたぞ」
「そうだなぁ、2回目の依頼で死にかけたぐらいで、後はどうってことねー……いや、待てよ」 「この前の依頼で貰った金貨がマズくて喰えたもんじゃねーんだ。お前もちょっと喰ってみてくれよ。マジ信じらんねぇぐらいマズい」金貨を数枚、掌に乗せてすすめてくる竜人 -- デルファーネス
- …弾は…貴重だからね…殴る方が、簡単…(言ってることもややバイオレンスに聞こえるかもしれない。)
…そっか…匂いで、そうかなと思った(血の匂いがしたので、薄々感じていたようだ。) ………金貨は、食べないものだと思う(差し出されても、さすがに食べずに首を振る。) -- ひなた
- 「ははっ、面白い獣人だな。今度手合せでもしようぜ。銃で格闘戦ってのがどんなものか試してみたいしな」
「なんだ?ニオイ? へぇ、獣人ってのは嗅覚が発達してるって話は聞いてたが、そんなことも分かるのかよ……すげぇな」 「そうか? だいたい旨いぞ。つっても、これはマズくて喰えたもんじゃねーんだけどな」金貨を口に放り込むと、飴玉でも食べる様にガリガリと噛み砕いた 「それじゃー獣人は何喰ってんだ? 人肉か?」 -- デルファーネス
- …クーファと?…分かった、気が向いたら…(眠たそうな目のままコクリと頷く。)
…一昨日の晩御飯、何食べたかも…知ろうと思えば…分かる(ただマフラーをしている状態からはそこまで分からないらしい。) …クーファは変わってる……肉だけど…人肉じゃない、普通のお肉…ジャーキーもいい…(パタパタと尻尾が揺れる。) -- ひなた
- 「こりゃ下手に嘘つけねぇな…あぁ、いやこっちの話だ。気にすんな」
「そういやこの前、酒場で貰った干し肉があったな…ちょっと待ってろ」立ち上がって棚をがさがさ 「あった。ほい、やるよ。どうせ喰わねーしな」皮袋ごと投げてよこす。中身は酒のつまみ用の干し肉らしい 「さて、今日はここまでだ。メシの買い出しで武器屋に行くからな。んじゃなー獣人」振り向かずにひらひら手を振りながらどこかへ出かけて行った -- デルファーネス
- かねくいむし --
- 俺は札は喰わねーぞ。金属なら何でも…いや、やっぱ金貨が一番だな -- デルファーネス
- いきるためのセックス! --
- 来てもらって悪いが、それは品切れしてるんだ。再入荷?あー…たぶん、100年後ぐらいだな -- デルファーネス
- 米はあんまり旨くないから好きじゃない…やっぱ食うなら金貨だよ金貨
お、おう。ちっと、ぶらぶらしてみるわ -- デルファーネス
- お米食べろよ! --
- 諦めるなよ! --
- ご用件をどうぞ
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