名簿/469266
- (酒場のある都市から離れたとある街。旅装姿の国王が当地騎士団のもとを訪れる)
カテン教諭が言っていた女性がいるのはここかな? 失礼、ミチェーリ・スミヤーツァという方を探しているのだけれど。 (見慣れない土地に見識を深めながら、見かけた人物に探し人の名を問う) -- ショーテル?
- (声を掛けられたのは栗色の髪をした、まだ何処かあどけなさを面持ちに残す青年)
はい?ええと、どうかされましたか、旅の方(丁寧な言葉使いだが、それを使い慣れていないようなたどたどしさがある) (身に包んだ甲冑は傷一つ無い綺麗なもの、おそらく、新入りなのだろう)スミヤーツァ副団長に御用ですか 今はいらっしゃる筈ですが…お忙しい方ですので、お約束をされていないのであれば時間が取れるかは分かりませんが…お名前と、ご用件を伺っても? --
- 副団長。ふうん、聞いていた以上にしっかりとした方のようだ。
ああ、アポイントメントは残念ながら取っていないのだけれどね。僕はショーテル、用件は、龍についてといったところかな。 カテン・ナイトウェストの紹介と伝えてくれれば、もしかしたらわかるかもしれない。お願いできるかい? -- ショーテル?
- ええと、カテン・ナイトウェスト様の紹介の、ショーテル様…ですね、少々お待ち下さい
(お辞儀をして、駐屯所の中へと駆けていく。数分もすれば戻ってきて) お待たせしました。了解を頂きましたので、こちらへ。(先導し、内部へと案内する青年) (内部では忙しなく動きまわる団員達とも何度かすれ違うが、その誰もが騎士と呼ぶに相応しい、良い目をしているのが見て取れる) (やがて辿り着いたの団長室、というプレートの下げられた一室、青年は扉を叩き)お連れしました、スミヤーツァ副団長。 「ありがとう。君は自分の仕事に戻りなさい。 どうぞ、お入り下さいお客人。」
(青年に扉に開かれ、中に招かれれば部屋の奥には机が二つ、片方は空席だがもう一つには何か書き物をしている、銀色の髪をした女の姿) 「申し訳ありませんが、そちらに掛けてもう少しお待ち頂けますか。取り急ぎ済ませなければいけない仕事があるもので」 (手前側には来客用と思しきソファーとテーブル。室内は質素ではあるもののおおよそ、男所帯の騎士団とは思えぬ清潔感がある) --
- ああ、すまないね(初々しさの残る少年騎士を笑顔で見送り、駐屯地の様子に目を向ける)
(あるものは訓練に勤しみ、あるものは戦に備えて武具の点検を行なっている) (いずれもが精力的であり、そして清廉だ。各々の理想、すなわち自由に向けた熱意を感じる) (中へと入ればそれは余計に強まり。「よい組織だ」、国王としての意志がそう結論をつけた) ありがとう少年、感謝するよ(扉の奥へと入る間際、少年騎士を振り返ってにこりと述べる) (背丈も表情もあどけないというのに、その振る舞いは騎士達が仕えるべき貴きものと何ら遜色ない。別れを告げ、部屋へと踏み入り) 失礼します、ミチェーリどの。ご多忙の中、面会のお時間を下さったこと、感謝する。 (言われれば「おかまいなく」と答え、ソファに腰掛けあたりを見渡した) (やがて仕事が片付いてきたと思しきころ、ふと、話の切り出しが簡単になるように、ひとりごとのように声をかける) あなたの勇名は聞き及んでいるよ。蒼き竜の銀騎士といえばなかなかのものだ。 -- ショーテル?
- 確かに、そのように呼ばれる事もあるようですな。勇名と言うには、まだ未熟な身でありますし
少々面映ゆいものがありますが、その名に恥じぬように振舞いたいとは思っております (言葉の終わりに、ポン、と判子を押す。机上のベルを鳴らして使いを呼べば)これを本日中に議会へ。それと、誰かにお茶の用意をするよう伝えて下さい。宜しくお願いしますね (用件を終えればショーテルの対面へ立ち、形式ばった礼を) お待たせ致しました。サンライズ自由騎士団副団長兼竜騎士隊長、ミチェーリ・スミヤーツァと申します (立ち上がってみればかなりの長身、ベリーショートの銀髪も相まり一見すれば男性とも見える) (しかし、細身ながら引き締まった筋肉質の身体付きには女性らしいラインが確りと伺え、何処か気品を感じる大きな瞳は凛とした眼差しをショーテルに向ける) …さて、用件は竜についての事、と伺いましたが…それと、ナイトウェスト殿の紹介である、とか。 (カテンの名を出せば、生真面目そうに結んでいた双眸を崩し)ならば、あの街から来たという事 堅苦しいのは止めとしよう。カテンがわざわざ、私を紹介したという事は相応の信頼があるんだろう。ならば、私も貴方を友人と思って話そうと思う -- ミチェーリ
- 奥ゆかしい方だ。副団長の位を任せられるには十分な謙虚と実力を感じるよ。
(対面にやってきたミチェーリに応じるように立ち上がり、羽織った赤い外套を翻して恭しく一礼した) ごきげんよう、神聖猫王朝国王、"肉食系の"ショーテルだ。こうしてお目通り叶ったことを光栄に思う。 (男装の麗人との旨は聞いていたが、改めて長身に相対すれば、騎士らしさの中に女性を感じさせる凛とした雰囲気に目を細める) あなたがこうして団を率いる立場でなければ、僕の国に勧誘していたくらいだ。よい目をしている。 (そして頷き、腰掛ける)あなたと同様、僕も彼の教え子だよ。もっとも、学び舎は違うけれどね。 ならば友人としてお願いしたいことがあるんだ。実は僕は、国家的な事情により、空を舞うことのできる騎乗生物を探していてね。 紆余曲折の果て、竜騎士として活躍するあなたの話を聞かせてもらったんだ。 竜騎士であるあなたから、なにか役に立つ話が聞ければ、とね。そしてもし許されるなら、竜の雛を僕の国の《民》とさせてくれないか、と。 -- ショーテル?
- ふふっ、初対面だというのに高い評価を頂いたものだ。失礼ながら、見知らぬ名前だが一国の主にそう言われて、悪い気はしない
(微笑み、同じく腰掛ける。丁度、小姓が運んできた茶菓子と紅茶を一口付けて)養成校、だったか。一度立ち寄った際に見学させて貰った。 良い顔をした生徒ばかりだったな、カテンもさぞ教え甲斐があったことだろう。 あぁ、私でよければ、喜んで手を貸そう。ともあれ、数ある生徒の中から私を選んだという事は、私でなければならない理由があるのだろうが (ふむ、と相槌を打ちながら話を聞いて)なるほど。ならばショーテル、貴方は余程良い天の巡り合わせの元に生まれたのだろうな (立ち上がり、窓を開いて指笛を鳴らす。すると、雲一つ無い晴天だというのに、差し込む光が絶え、やがて巨躯がその姿を現す) 紹介しよう、私の相棒であり、騎竜のリオートだ。おいで。(手招きすれば、その巨躯を見る見る内に縮ませて) (子犬程度の大きさまでになると、ミチェーリの肩に収まる)つい先日、第二子を産んだばかりでな。 -- ミチェーリ
- それは仕方あるまい、なにせ僕の故郷は別世界だ。異邦人、と言い換えたほうがいいかな。
ああ、いまはもう卒業し、校舎もなくなってしまったけれど、よい学び舎だったよ。良い友とも、沢山出会えた。 (ふと、明後日の方を見て郷愁に耽る。ラッドやナフィテート、レディング、スイといった、旅だったものたちへと) (そしてまた意識を戻し、同様に甘味に手を付け、指笛の呼ぶほうへ目を向ける) ほう……それが、あなたの国にいたという、五行竜の一かい? 話には聞いていたけれど、見事なものだ。 (その雄々しさと裏腹な愛くるしい様子にくすり、と笑い)なんとも、まさに天命だね。運命の神アヴァンドラに感謝するとしよう。 そして、それをお話ししてくださるということは……僕の申し出に対する返答を、期待しても? -- ショーテル?
- 異邦人…ここであれば、驚くべき事だがあの街であれば納得がいく。全く、相も変わらず奇天烈なものを引き寄せるのだな、あの街は
(懐かしげに笑い)その表情を見ればどれだけ、その場所が貴方にとって大切なものだったかが知れる 良き経験をされたのだな、私と同様。あの街は常識を捨てなければならないが…その分、得る物が多い。私にとっても、あの街で得たものは大きな財産になっているよ (ソファに腰掛ければ、肩に載っていた水竜はじぃ、とショーテルを見据えている)そこまでカテンは話したのか、あのお喋りは全く (亡き故郷の話を知っている、となれば開き直り)その通り。五行竜が直系、水を司る古種…我が故国では神格すら与えられる存在だ 本来であれば、代替わりを行うその時まで子は成さない筈なのだがな…分かっていた事だがリオートは少々、特殊らしい (話をする最中も竜は値踏みするようにショーテルの姿を見据えたまま)恥ずかしながら、我が騎士団はそれ程裕福では無くてな。竜の養育にかかる費用は安くない、引き取り手があるならば、むしろ助かるくらいなんだ。 …とはいえ、貴方がこの子の御眼鏡にかなうか次第ではあるが。 -- ミチェーリ
- なるほど……すまないね、おおよそ、あなたの経緯については僕が聞かせてもらったんだ。
(彼を責めないであげてくれ、と苦笑しつつ、話を促し)神格を、ふうん……。 (こちらを値踏みする竜に対して、猫の瞳孔を細めて対峙する) (その血に神性を宿し、300余の怪物たちの頂点に立つ王。はたしてそれは古竜の目に如何様に映るか) (けれど王として泰然自若とするのではなく、少年としてあどけない笑みを浮かべ) あなたの子を享けることになるかもしれないんだ、他人ではない。……おいで? (くい、と指で招いた。両手を広げて、竜を誘う) -- ショーテル?
- 何、構わないさ。話でも問題が無い相手だとカテンが判断したのなら、間違いは無いだろう。とはいえプライバシーとして如何なものかとは思うがな
(ちくりと、軽く刺しながらも表情は軽く笑っている。カテンへの信頼の賜物だろう) 「クァーゥ」(小さく、一声鳴いて見せる水竜。テーブルから飛び立ち、その胸へと飛び込む…かと思いきや) (ぺしりと軽くショーテルの頬を尻尾で叩いて、開けっ放しだった窓から飛んでいってしまった) ぷっ、くくっ…(その様子を見て思わず噴出して)や、すまないすまない… あぁ見えて、気高いレディなのでな。初対面の男の胸に飛び込む程、お安くはない、だそうだ。くっくっ… (腹を抑える程に笑っている、目元に滲んだ涙を指で拭い)しかし、フラれたという訳ではないようだぞ? -- ミチェーリ
- たっ。
……あはは。なるほど、龍に対するエチケットはもう少々学ばなければならないようだ。 (国王としてならばもっと慎重な振る舞いをしたところだが、子供として触れた結果のビンタである) (痛む頬をさすりつつ、しかし悪い気はしない様子でくすくすと笑い) あまり笑わないでほしいな、僕も恥ずかしいよ……けど、それだけ親しんでもらえた、ということかな? (もし単純に無礼な相手だと見ていたなら、このようなからかうような振る舞いでは終わるまい) (じゃれるような尻尾のスキンシップにとどめてくれたのは、自分をある程度認めてくれたという証だろう。そういうことを言いたいのだと解釈した) -- ショーテル?
- 竜は頭の良い生き物だ、育った環境によって、それぞれ性質が変わってくる。人間と同じでな。リオートは私と共に、人の世で育ったから感覚が人間の女性のそれと近い
どうやら女性の扱いはそれ程、得意ではないようだな?(からかうような気安さは、友人として扱っているからこそ) まぁしかし、その通りだ。眼鏡にかなわなければ、触れる事すらしないからな。どうやら随分と気に入った様子だ (失敬失敬、と手を振り窓の方へと顔を向け)その証拠に… (窓の外で羽ばたく竜は、二人に向かって招くように顎を動かす)対面させてくれるそうだ。 (残っていた紅茶を飲み干すと、立ち上がり)案内しよう。本来、関係者以外を立ち入らせる事は団員ですらさせないが、そこの主が招いているならば良いだろう (向かった先は砦の広い中庭、その一角にある厩舎。厩は外にあったのを目にした筈だが)(竜はその希少性から内部に厩舎を作っている、現在この騎士団で飼育している竜は20頭、等と道すがら語る) ここだ。中に入ったら、なるべく声は出さないようにしてくれ。中には神経質な子もいるのでな (広々とした厩舎の中は独特な匂いはしたものの、臭いという訳でも無く。獣小屋独特の小汚いような雰囲気も無い) 竜は大概、綺麗好きなんだ。迷宮を築き、財宝を貯めこむようなものもいるくらいだからな (奥へ、奥へ進んでいく。真紅の鱗を持つ竜、茶色の毛に覆われた竜、羽根の形が虫のような竜) (多様な竜が余所者の匂いを敏感に嗅ぎとって唸り、無視し、興味深げに目を輝かせる) -- ミチェーリ
- ……面と向かって言われると、男性として自信をなくすなあ。
まあ、あってるけどね(こちらも困ったように笑う。その語らいの様子は、他の友人達とするものと何ら変わりなく) ありがとう、リオート君。それではさっそく、案内してもらうとしようか(立ち上がり、【王笏】をカツンと鳴らして続いた) そんな場所に招かれるとは光栄だね。さて、どんな子がまっているのやら。 (道中の話には興味深げに聞き入る。これほどの広さの宿舎自体、迷宮では稀であるゆえだ) 秘匿性と龍の精神衛生を気遣っての選択か、興味深いね……では、失礼。 (様々なドラゴン、あるものはワームリングであり、あるものはヤングドラゴンであり、あるものは成龍・アダルトドラゴンである) (それらが無視しようと、己を見ようと、一切背筋を曲げることなく、王として堂々と、威風さえ感じさせる佇まいで道を歩く) (ドラゴンたちならば、その血に宿るデミゴッドの神性を感じ取ることだろう。興味深げなのはこちらも同じ事で、尻尾がくねくねと揺れていた) -- ショーテル?
- 何、男と女は別種の生物だ。分かろうと思って理解出来るものではないし、分かったと思っても、それは単なる自惚れだろう
私とて未だに男の心情というものは理解出来ん。こんな格好をして、そう振舞っていた事があっても、な。(フォローのつもりだろうか真顔でそんな事を言った)
(先導を勤めながら、内心でショーテルに感心をする。ここまでの見聞でおそらく竜を見る事自体は初めてではないというのは予測出来ていた) (また、彼自身がかなりの実力を持っていると言う事も感じ取っていたが、これだけの数の竜を前にして) (身震いの一つもせず立ち振る舞う姿の堂々としたこと。王と名乗るだけの事はある、と) (その姿を見た竜達も、感じる何かがあったか。あるいは神性に気圧されたか、次第に厩舎は静けさを取り戻していく) …大抵の者は、実力者であろうとここに初めて来ると多少なりと怯えを見せるものだが成る程、カテンが認めるだけの事はある (厩舎の最奥、そこには本来の巨躯に戻った水竜が待ち構えていた。先程窓の外にあった時には見えなかったものが感じ取れる) (その鱗は薄暗い石造りの厩舎の中ですら、輝いて見える程に青く、蒼い) (その懐には、水竜よりも一回りも二回りも小さい、喩えるならば中型犬程の大きさしかない、白銀の雛竜が眠っている) あれが、リオートの子だ。代替わりでは無いのでな、古竜の力こそ受け継いではいないが… リオートと、リオートを除けば最も、この厩舎で力がある土竜の子だ。一子は相克し、父の土気を継いだので、この子もそうだろうと思っていたのだが… どういう訳か、金気が強く出た。おそらくはどちらかの祖先の血が影響したのだろう。 そんな経緯があるのでな、正直なところ多くの竜を見てきた私でもこの子がどういった性質を持つ竜に成長していくかは読めない (眠っていた雛竜は、何かに導かれたように目を見開き…そして、ショーテルをその瞳に映す) (母竜の鱗と、瞳の色を割ったような紫色の、不思議な輝きを灯した瞳がじっと王の姿を捉えている) …どうするショーテル。乳離れはもう済んでいるので、すぐにでも連れて行く事は出来るが -- ミチェーリ
- (敵対するわけではない。さりとて、懐柔、あるいは諂いを浮かべるわけでもない)
(ただそこに在る。ここが龍たちの住まいならば、自分はそこにやってきた客人なのだ) (来訪者としての敬意、そして自負を以て歩く。そこに畏れはなく、あこがれはあるが羨望はない) 怖れるはずもあるまい。みな、僕のことを歓待してくれている。よい子たちばかりだ、素晴らしい。 (涼やかに言い、やがてやってきた水竜の寝所。煌く蒼鱗に感嘆の溜息を漏らし) ほう……美しい。まるで、1000年の時を閲した清水のような綺羅びやかさだ。 (金気を示す銀光に目を細め、ミチェーリの言葉に頷く。確かな力を感じる) (瞳孔に対し、見返す。深い蒼の瞳には、親愛と、威風と、憧れが浮かんでいる) それはこの子に決めてもらうとしよう。はじめまして、生まれたての銀龍よ。僕の名はショーテル、"肉食系の"ショーテルだ。 問おう。我が元に馳せ参じ、我の下につき、我が手綱のもと、空を地を駆けるつもりはあるかね? 迷宮の王は、望むならばキミを迎え入れよう。我が353の《民》にして《配下》もまた、キミという同胞を迎え入れよう。 我が随一の《配下》、我が国の先鋭たる《民》、そして……。 我が唯一の朋友となることを望むなら。その羽根と手足で以て、我許へ馳せ参じよ。 (跪き、片手を伸ばす。ペットや従者を召し捕るのではなく、対等な一つの生命に対して、その選択を委ねる、敬意ある佇まいで) -- ショーテル?
- (水竜はその姿を先ほどの、小さな姿へと変え自らの主の元へ。判断の総てを、我が子に託すつもりのよう)
(水竜の主は房からその姿を消す。房の中には獣人と、幼き竜だけが残された。) (未だ、雛竜は人の言葉を解する程の知恵を得てはいない) (未だ、雛竜はその感情を、性質を持つに至る程の経験を積んではいない) (しかし、目の前にいる獣人から目を放す事無く、ただただ静かにその澄んだ青い瞳を) (差し伸べられた小さな手を見つめている) (立ち上がった雛竜は、何かに導かれるように) (翼を広げ、運命に手繰り寄せられるように) (王の元へと馳せ参じ、伸ばされた手にその頬を摺り寄せた) -- 雛竜
- (言葉とは結局のところ、代替品に過ぎない)
(そこに確固たる意志があるならば) (そこに通じ合うだけの理解があるならば) (言葉が通じなくとも、絆は結ばれる。それはけして、難しいことではない) (王としてそれを知っている。だからこそ、ただ手を差し伸べ……) (やがてやってきた銀龍の鱗を撫でてやり、そっと抱きかかえてやった) お前が母より貰った名は大切にするんだよ。けれど、僕の朋友として、僕もまたお前に名をあげよう。 ornesjing(オーネスジング)、それがお前の名前だ。銀龍オーネスジング、今日からよろしくね。 (竜語で「白銀の水」を意味する名である。そして己の新たな《配下》を連れ、堂々と房をあとにした) -- ショーテル?
- (連れ立って房を出てきた一人と一匹、それを見て感慨深そうに頷く同じく、一人と一匹)
良かったなリオート、娘が良き主を持てたようだ。これも、巡り合わせだろう その子を宜しく頼む、ショーテル。もし何かあるようだったら、我々が力になろう。 (その後、ショーテルの連絡先を聞き出し、竜の育て方を指南したのだった。) -- ミチェーリ
- ドカン! 突如住まいの下に埋まっていた不発弾が爆発した、あなたは爆発に巻き込まれいずこかへ吹き飛ばされてしまう
(と言う事があったかもしれない、ただの夢かもしれない) --
- エロ衣装ともうひとつオマケでエロ衣装が届けられた --
- おぉ、先日の水竜の女か。しかしよくも水竜を飼いならしたものだ -- ウラヌス
- あぁ、この間の。飼い慣らした、というよりも共に育ってきたからな。姉妹のようなものというだけだ
私の故郷では竜はそう珍しいものでは無かったし、竜はかしこいからな。意思の疎通にも事欠かない -- ミチェーリ
- (窓から顔…顔?だけをすり抜けさせて湧いてくるロボ)あ、次よろしくお願いしますね? 私なら別に最悪の事態が起きた時に犠牲にしてもらって構いませんから。 -- 極月
- 何を言ってる、同級生を犠牲にする訳が無いだろうこの私が。何かあった時は共に戦う、そして打ち勝つ。負けなどは考えないさ。
ともあれ、危なければ逃げるのが得策だな。そういう時はそういう時で、役に立つ力を持ってるだろう極月は。頼りにしているぞ? -- ミチェーリ
- 竜! 水竜じゃないか! 驚いたな、こんな街中に水竜がいるなんて… -- ウラヌス
- 一目でこの子を水竜と見抜ける、か。この辺りで竜に造詣があるとは珍しいな…この子は暴れたりはしないから大丈夫だ、私の言う事はしっかりと守ってくれる。心配はいらないぞ -- ミチェーリ
- うぃーすミチェーリ、どうだァ例のアイテム、冒険に役立ってるか? あとそろそろ入学して一年だ、今ンとこの感想など聞きに来たぜ。 -- カテン?
- あぁ、食料を運ぶにもつかれたリオートを入れておくにも大活躍だ。着替えの類なんかも多めに持っていけるしすごく役に立っているぞ
んー…昨年はあまりイベントごとに顔を出すことが出来なかったからな、来年はなるべく出れるようにしたいところだ。あと同級生たちとももっと話をしていきたいな… -- ミチェーリ
- さよけさよけ、それなら何よりだ。リオートも元気かァ? 主人はまだまだ未熟っぽいなァ。
ま、時間はある。あせらずやってけ。ところでよ、手前ェってどこら辺の国から来たンだ? やっぱ北のほう? -- カテン?
- 急いては事を仕損じるというしな、まぁ特に焦るつもりもない。(こくこくとうなずいて「くぁー」と鳴く子竜)
あぁ、ここからは遙か北方にある…いや、あった小さな国の出身だ。今は地図上にもその名は無いが -- ミチェーリ
- わかってるようでなによりだ(リオートの喉を撫でてパンの欠片を食わせてやりつつ)
ない? なくなっちまったのか? どっかの国に併合されたとか? -- カテン?
- (完璧にネコのごろごろ音出しつつパンもぐもぐする子竜)
あぁ、もう十年近く前にクーデターが起こってな…今は隣国に併合されて自治領になっている筈。私はその騒ぎの際に国を出ることになったんだよ -- ミチェーリ
- クーデター……なるほどね。そりゃまたなンとも大変だ。道理でドラゴン連れてるくせに大した装備もせずふらついてたわけだよ。
しかし、クーデターで国を脱出するって、なンだ。やっぱりやンごとねェ家の生まれか何かか? 品の良さは感じさせるけどよォ。 -- カテン?
- これでも手持ちの剣はそこそこの銘がある品…と、聞かされているのだがな。小国基準なので実際は定かじゃあないが(腰に提げた細身の剣は確かに、柄の意匠が凝られている)
(しばし考えこむように腕を組み)…本当、おせっかいな教師だな。言った筈だぞ面倒事だと。言う事にためらいは無いが、巻き込まれる可能性が無いとは言えないぞ? -- ミチェーリ
- (しゃがみ込んで目線を合わせ)あのなァ、いいかミチェーリ? そういうのは本当におせっかいな他人に言うべき台詞なンだよ。
生徒の事情は教師の事情だ、そンだけの話。別にオレはおせっかいしてるわけじゃねェの、OK? ガキが大人に遠慮すンなよ、へっぴり腰の騎士様じゃこの立派な剣も泣いちまうぜ? -- カテン?
- 全く…十二分におせっかいだと思うがな。生徒の事情など歯牙にもかけない教師も多いと聞くのに(肩上のリオートを胸元に移動させ抱っこする)
(言葉を選ぶような逡巡の間の後、ぽつぽつと語り始める)私の故国の名はドラグノフ王国と言う。先程も言ったように既にその名は地図上にも存在しない そして私の名は…本当の名前はミール・ドラグノフ・クルイロー。ここまで言えば、私の出自は分かるだろう -- ミチェーリ
- そいつらが不良なだけだよ、オレは普通に仕事してるだーけ。だから貸し借りとかそういうこと気にすンなよな。
フムン。ドラグノフ王国のドラグノフ・クルイロー……おや奇遇だな国の名前が えっ え? じゃアもしかしてミチェーリって……お、お姫様!? -- カテン?
- あぁ、そうなる。とは言え継承権は末尾の末姫、それも今は亡き国のだ。畏まったりする必要はないからな、念のため
今は私の他に王族の血を継いでいるものはいない…そうなれば当然、反逆を起こした者達は私の命を狙う こちらまでは手がかかっていないが北方では私の手配書が回っている位だ。 …と、まぁそんな出自な訳だ。どうだ面倒な話だったろう? -- ミチェーリ
- なるほどなァ……それで偽名名乗ったり格好変えてるわけか……いや、それだけってわけでもねェのかな、格好の方は。
確かに面倒な話だな。てもなミチェーリ、そりゃ解決がめンどくせェってだけで、別にオレが聞いちゃいけねェって意味の面倒ではねェぜ? それに、本当に誰にも話したくねェなら、最初にオレが学園に誘ったときにも応じなかったはずだろ。てこた、オレが聞いたのも間違ってねェってことだ。な? しかしンな重大な話黙っとくとかひっでェ生徒だねェ。悩み相談はセンセイにするもんだぜオイ(額を小突く) -- カテン?
- 勿論カムフラージュの意味合いもあるが…まぁ、これは動きやすいからだな。女物は動きにくくてかなわん
(苦笑混じりに笑い)それもそうだ、何だかんだと言って…私は誰かに聞いてもらいたかったのかもしれないな こんな話をする相手が出来るとも思っていなかった、人との関わりが深くならないように生きてきたし…ここまで踏み込んでくるおせっかいもそうそういなかった (何処か重荷を下ろしたような雰囲気で、小突かれた額をさすり)相談したところでどうにかなるような話でも無い。今の私にはまだ、何をなそうという気も無いしな -- ミチェーリ
- それでも、言うか言わないかで心の重さってのはダンチだろ? 特に手前ェみたいなガキじゃよ。
手前ェがしでかしてそうなったならともかく、願ってもない家に生まれて願ってもないうちに反乱が起きて、願ってもないうちに追われてる。 ンなくそったれな状況に納得できるやついるかよ。どうしようもねェとしても、いいのさ。愚痴の一つや二つ言ったってさ。そういう時のために教師いンだぜ?(と言って笑い) 家庭訪問は効果アリだな。どうだ? リオート以外に話し相手を持つのも悪く無いだろ、プリンセス? -- カテン?
- 王家の血を継いで生まれたのは私の誇りだ、それに関しては愚痴も何も無い。これは偽らざる本心だぞ。
父上も母上も、悪かったと…私は思わないが、反乱が起きたという事は不満を持つものが少なからずいたということ。そして、国が滅びたというのならそこに何かの理由があったのだろう こうして根無し草の生活をするのもそう悪いことばかりではないしな、性に合っているというか(何処か達観したような表情で語る) しかし教師というのは大変な仕事だな…こんな話まで聞かなくてはいけないとは プリンセスはやめろ、背筋がぞわぞわする…まぁ、楽しいものだな、友達や頼れる人がいるというのは… -- ミチェーリ
- そーかい。レチェも言ってたが、さすが中身はそこそこ人が出来てるよなミチェーリは。まだまだチビだけど(頭を叩いて)
ヘッ、今度から手前ェを弱らせるときにはそう呼ぶかねェ、えーとプリンセス・ミチェーリ? プロミネンスみてェだな! そうそう、大変なンだぜ? だからオレのことをしっかり尊敬した上で頼るように。それが仕事だから、な。 さて、その忙しくて大変なセンセイは別の仕事に戻っから、なンかあったらまた呼べよ? ンじゃな、ミチェーリ。 -- カテン?
- チビなのは仕方ないだろう…母上など私よりも小さかったくらいだぞ、私は母上に良く似ていると言われたし…(悔しそうだ)
だーかーらーやめいというに、気味が悪いな全く…あと人前でそういう事を言うのは止めてくれよ。なるべく知られたくはない事だ 自分でそう言わなければ尊敬出来るというのに、口は災いの元、だぞ 何事も無いのが一番だがな…そうならないことを祈るが、もし何かあれば遠慮なく頼らせて貰うさ、またなカテン先生… (カテンが出て行ってからリオートの頭を撫でて柔らかく微笑むのだった) -- ミチェーリ
- こんにちわミチェーリさん!クエストに同行させて頂く伊吹と申します!(自らの両の拳を合わせ、ビシッと挨拶して)
そこまで厳しい依頼ではありませんが…気を引き締めていきましょう!(と元気よく言った) -- 伊吹
- (唐突に声をかけられ、少々驚いたが同行者と分かると軽く頭を下げて)自己紹介は必要無いようだな、宜しく頼む
あぁ、依頼だとはいえ命あるものを倒す行為、一所懸命にやらせてもらう。それが奪うものとしてのせめてもの流儀だと思っているからな。 -- ミチェーリ
- こちらこそよろしくお願い致します、未熟者ですが勉強させて頂きます。
弱肉強食…どこでだってある話ですけど、だからと言って強者が驕っていい、なんて道理もありませんからね。 (伊吹はミチェーリをNPCと認識しているが、良い事を言うなあ、とうんうんと頷き) …まあ、とは言ってもモンスターなんてどこからでも無限湧きしますしあまり重く考えず気楽に行きましょう、気楽に。 (だがあくまでゲームとして軽く語る伊吹。怒りを持たれてもおかしくない発言だ) -- 伊吹
- 未熟なのは私も同じ事だ、迷惑をかけるかもしれないが…その辺りはお互い様ということにしておこう
そもそも我々が強者だという認識が驕りなのだろうが…その辺りを突き詰めていくと聖者にでもなってしまいそうだしやめておこう (無限湧きという言葉に多少の違和感を感じるが、それに対して何かを言うことは無く)まぁ、人に害をなしたのだからこうして討伐依頼を出される、仕方の無い事だな それを生業にしているのだから、とやかくは言えないが怪物達もまた命あるもの、不要には命を奪いたく無いものだな -- ミチェーリ
- ですねぇ、私達のお仕事はあくまで冒険。頭をこねくり回して考えるのは頭のよろしーい人の役目ですよね(あはは、と笑い)
(ああ、やっぱりNPC的にはちゃんと生まれて生きてる扱いなんだな、しかし、本当に良くできている…と一人思い) 戦わなくて済むならそれが一番いいことですもんね。まあ、私としては戦わなきゃいけない理由もありますが…(経験値稼ぎに。とは口に出さず) では、お互い頑張っていきましょう!背中、おまかせしますね?(このNPCなら信頼できそうだ、と内心考えていた) -- 伊吹
- だからといって考える事を放棄するのも良くはない事だな、自分の出来る範囲で考えていけばいいだけの話だ
あぁ、そうだな…私にも理由がある。強くなる為…というのもあるが、まず何より糧を得る為に戦わなくてはいけない。全く、どの口でさっきの言葉を吐いているものだかと思う (苦笑気味に笑い)分かった、任されよう。互いに油断の無いようにいこう (腰に提げた剣を撫で、頷いた) -- ミチェーリ
- お疲れ様。(同行の終わった相手に戦いを労わる声を掛け)
ところであなたのその竜、かわいいわね。捕まえたの? (生の右手を伸ばして、竜に触ろうと試みる) -- レムレース
- あぁ、お疲れ様…簡単な仕事だったな。ええと、レムレース…だったか?
(軽く手を上げ)だ、そうだ。褒められたぞリオート、良かったな(子竜はじっとレムレースの顔を見、特に嫌がるような素振りは見せていない) はは、竜族を相手にして捕らえる事が出来る程の腕はまだ無い。リオートは子供の頃から一緒に育った家族のようなものだ -- ミチェーリ
- ええ。死線を共にした仲間の名前くらい、覚えてほしいわ。(鉤爪で口元を隠して笑う)
駆け出しに任せられるものはこの程度よ。実力があると認められれば、もっと難度の高い仕事を回されるわ。 へえ。私生物と一緒に暮らしたことがないから、人間意外の生物と一緒に暮らすって感覚、よく分からないのよ。 (最近は妙にペットを飼う友人が増えた。多少興味があったが、まず気に入った相手を探す手間がかかる。ドラゴンなどそう簡単に手に入れられるものではない) -- レムレース
- 依頼は知らない人間と組む事ばかりだからな…何度も会う相手ばかりではないし、顔を覚えられなくてな…
わかってはいるが、それでも温すぎてな…もう少し依頼を難しくするよう掛けあってみようか 私とこの子の関係は少々特殊だが…ペットを飼う、というのならそれ程手間がかかるものでもないし、なかなか楽しいものだぞ? 中にはそれを生きがいにするという人も少なくはないようだしな -- ミチェーリ
- おォ?(道を歩いていたところ偶然肩にドラゴンを載せた少女を見つけ)ちっせェドラゴンだ、これ作り物じゃねェよな? -- カテン?
- (足を止め、ん、と振り返り声をかけてきたカテンを見上げる)あぁ、リオートは正真正銘、本物の竜だ。作り物などではない
(肩に載せた竜に手を差し伸べるとオウムのように手に立って、主人同様カテンを見上げている)この街には変わった輩が多いが…流石に竜は珍しいか? -- ミチェーリ
- そりゃ当然な、どちらかってェとこンな小ささで人になついてるドラゴンが珍しいってとこかな。
ドラゴンなンて連れてンだ、アンタ冒険者か何かかい。それともどこぞのやンごとねェお貴族様? -- カテン?
- ははっ、やんごとなき身分の者がこんなところにこんな格好で護衛も付けず出歩く訳が無いだろう、歌劇でもあるまいし。私は単なる冒険者さ
私の家は代々竜との関わりが深い家でな、リオートはこの子が生まれたばかりの時から一緒の、いわば家族のようなもの。ただそれだけの話だよ(手元の竜を空いた手で軽く撫ぜると「ピィ」とでも言うような鳴き声を上げる子竜) -- ミチェーリ
- ……そうだな、イイモン喰ってる貴族のぼっちゃンがこンなにタッパ小さいわけねェわ(男だと思ったようだ)
ほォーう、つまり竜使い? てェの? かっこいいな、男の子のロマンだぜ! でもそのサイズの竜がでっかくなるまで大分かかるンじゃねェ? -- カテン?
- それはそれで貴族階級への偏見のように思えるが。背が小さいのは放っておけ(男と思われた事には何とも思っていないが、少しムッとした様子)
大体そんなものだ。私自身は竜騎士を目指している、とはいえまだまだ剣の腕も知識も不十分だが… あぁ、この姿は…リオート自身の魔力で小さい姿を取っているだけだ。本来の姿なら大人の2〜3人程度乗れる程大きいが何かと不便なのでな。食費も馬鹿にならないし -- ミチェーリ
- なンだよトサカに来たか? ヘッヘーン、男ならもうちっとタッパつけとけよ、運動ちゃンとしてるかァ?(得意げな190cmオーバー)
竜騎士ねェ。そンでホントはもっとデカいと。……やっぱもうちっとガタイねェと見栄えよくならねェぜおぼっちゃンよ。な、リオートもそう思うだろ?(などと竜に話しかけ) -- カテン?
- 付けようと思って付けれるものならばとっくに付けている。日々の鍛錬は欠かしていないし、食事も確りと取っているのだが…(少し悔しげに見上げる)
…確かに見栄えもいいだろうが、騎士たるもの大事なのは精神とこれだろう(腰に提げた細身の剣に手を置き) (子竜は主をからかうようにカテンの言葉にこくこく頷いている)…リオート…(ため息) -- ミチェーリ
- ほらみろ、相棒も「どうせ背にまたがるなら勇猛果敢の偉丈夫がいい」とおっしゃってるぜ?
へェ、騎兵ってのはランスを使うモンだと思ってたが剣を使うのか。しかし騎士学校なンて平民じゃ入れねェだろ、独学か? -- カテン?
- …リオート、今日の夕食は抜きだ。(言われると、慌てた様子で肩に飛び乗り頬ずりしてくる子竜)全く…お調子者め。似たものを見つけて浮かれたか?(カテンの顔とリオートの顔を見比べるようにして)
槍も勿論使うが…まぁ、街で持ち歩くにはな。正規の騎士学校に入れる程裕福でも無いからな、独学だよ。武芸の鍛錬ならばともかく…知識はなかなか独力で学ぶのは難しいものだと、痛感しているところだ -- ミチェーリ
- そいつは大変だ。ならどうだ、オレんとこで学ンでみるか? こう見えてもオレ、れっきとした教師でよ。
……明らかに「本当か?」って言われそうだがマジなンだよ。そいつなら信用してくれるに違いねェ。竜は人の善し悪しを見抜くって聞いたからな! -- カテン?
- …その通りだ、リオートが警戒していないどころか初見でここまで懐いている、信用はするが…確かに、少なくとも教師には見えないな。用務員がいいところだ
(腕を組み、口元を手で隠しながら暫し考えこむ。顔を上げると)…私はミチェーリ・スミヤーツァと言う。貴方の名は? -- ミチェーリ
- へェ、こいつ人見知りなの? さすがだなリオート、むしろオレを主人にしてくれていいンだぜ! 背も高いし。
おっと悪ィ、名乗り忘れてたな。カテン・ナイトウェストだ。ほれよ(ぱさ、と財布の教員免許を見せて)担当はS科、得意な科目は長柄武器と冒険術全般。 -- カテン?
- 人見知りという程ではないが、悪意のある人間相手となれば威嚇の一つはする。貴方にはそれの素振りすら見せなかったからな…見た目で人は判断出来ないものだ
名前を教えあった、これで私と貴方は知人だ。信用ではなく、信頼させてもらう。(教員免許に目を配り)…ゴルロア学園、あの大きな学校か… 分かった、時期が来れば入学の手続きを取りに行かせて貰う。その時は宜しく頼む、カテン…今はまだ、殿かな -- ミチェーリ
- そいつは光栄だ。見た目でビビられるのは慣れてるンだがな、いい子だぜリオート(くりくり頭を撫でてやろうと)
そういうことだ。私立だが入学金だのは気にしないでいい、奨学金制度もあるしよ。冒険者をやってりゃ殆どタダになる制度もある。 そいつは歓迎だ、よろしくなミチェーリ……あー、殿?(そう言って手を差し出す) -- カテン?
- 顔はともかく、体が大きい者には本能的に恐怖心が出るものだ、仕方無いんじゃあないか(大人しく撫でられている子竜、あんまり撫でられ過ぎると甘く噛んでくる)
有難い話だ、蓄えも余り有る訳でもないからな…何というか、冒険者をやっているだけで色々と便利になる街だなここは… まだ入学もしていないのに、先生とは呼べないだろう?(笑い、差し出された手を握る) -- ミチェーリ
- ま、オレとアンタがそうなように同じ稼業が集まるとどうしてもそうなるモンなのさ。よろしくな。
(と握手した所で噛まれ)いちち。ったく腕白……ン?(握手した時の感触で首をかしげ) ……ま、いいか。(一瞬女性と触れた時のように体が竦んだような気がするが気のせいかと判断し)ま、ともあれンじゃな。また会おうぜ。 -- カテン?
- 懐いている、とはいえあまり触れられる事は好まないからな…私ですらたまに嫌がられる。(噛まれた様子を見て楽しそうに笑う)
(カテンの挙動の変化に少し訝しげな様子を見せたが、特に気にもせず)あぁ、良い事を教えて貰った、ありがとう。 ではまたいずれ会おう、カテン殿。(カテンが去っていくのを見送ってから、ぽつりとつぶやく)…学校か。そういったものには縁が無いと思っていたが… -- ミチェーリ
- ウンコ! --
- …それが挨拶とは聞いていないな。トイレならば他所だ。それから、初対面の相手にいきなりかける言葉ではない。 -- ミチェーリ
- セックス!! --
- …この地方の挨拶と聞いたが、それにしたって下品だな。余りそういう事は大声で言うものではないぞ -- ミチェーリ
- セェックス!! --
- 反骨精神が豊かだな、悪い事とは言わないが…(こやすの頭に齧り付いている子竜)
…よせ、リオート。腹を壊すぞ。すまない、私の竜が粗相をした。 -- ミチェーリ
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