名簿/500715
- <冒険を始めたい人も冒険を続けてる人も出会いは冒険者ギルド!冒険者たちよ、集え!>
(……というチラシが届いている) -- チラシ
- アーロンデルク家の者だな?(それは唐突な問いかけだった 時は夕闇、場所は人気のない街角 カルマとは別の理由で表情は見えない 覆面をしていた) --
- 確かにそうだが…誰だ、お前は(覆面の人物へ振り返るその手には、既に銃が握られている。)
先に言っておくが…(目つきが、一層険しいものへ)妙な動きをすれば、その瞬間お前はハチの巣だ。 -- カルマ
- やってみろ(覆面の奥の目が歪む 次の瞬間、影が伸びるように姿が消える 壁が削れる音 壁を蹴っての跳躍、上だ!)
(マントを翻しながら男は何かを投げつけた それは空中で破裂し、カルマに襲い掛かる 胡椒やからしが混ざった目潰しだ) --
- ちっ…小賢しい奴め!(左腕で目潰しに混ぜられた粉末を避けつつ、微かに覗く覆面の人物の上半身へ向け、発砲)
(銃弾は覆面の人物からやや逸れた方向へと飛ぶが、あの一瞬の内に相手の動く方向を予測したのか、全くの見当外れではない。) (その証拠に、覆面の人物が移動しようとした先を予知していたかのように、弾丸が一発通過する。) -- カルマ
- (耳を劈く銃声 一発目は外れた そのまま相手の後ろに飛び降りて、斬りつけてしまおうと考える)
(しかし、踏み込もうとした足元に銃弾が打ち込まれる カルマの先読みにより、剣は止まった 銃声に驚いたのか、近くの建物の窓が開く 女性の悲鳴) ちぃっ(襲撃者の行動は早かった 近くにあった樽を思いっきりカルマに蹴り転がし、逆方向に駆け出した!) -- 覆面の男
- (ようやく撒かれた粉末が地面に落ち、改めて相手を見やる…そこには、すでに背を向け始めた相手の姿)
ふざけやがって…逃げられると思ってんのか!!(怒りとともに覆面の人物へ照準を合わせ…と、その視界を遮るように、転がってくる樽) く…!待て!(勢いのついた樽を慌てて避ければ、すでに襲撃者には距離をあけられてしまっていた) -- カルマ
- (襲うにも、逃げるにも躊躇いはなく 闇に溶けた襲撃者の行方は知れず)
(去り際の言葉だけが残る)その濁った目で何をなす 貴族の血もその程度のものだ (あざ笑い、憎むその声が消える頃、町は静寂を取り戻し、カルマはひとりになっていたのだった) -- 覆面の男
- 舐めやがって…殺してやる…!!(抑えきれぬ怒りを、鉛の弾丸として覆面の男へ放とうとした直後)
(衛兵達の声が聞こえてくる…思い出すのは、以前眩と対峙した時の失敗) ぁぁぁあああっ!!!!(怒声とともに、樽に蹴りを入れる。決して脆くはないであろうそれは、一発で穴があき) …今、面倒事を増やすわけにはいかないか…(男は、銃をしまうと、その場を去った) -- カルマ
- 前見たときはこのあたりに……あぁ、いたいた(誰かを探す男の姿、それがカルマを見つければそれに近寄って
久しぶりだねカルマ君、最近の調子はどうだい(そうしてカルマの近くまでくれば、藪から棒に調子について聞いてくる -- パレッセ?
- 良くも悪くもないな…先に言っておくが、酒は飲まないぞ。
今日は何の用だ。(あのラジオの持ち主という事もあり、警戒心をむき出しにしたまま、パレッセに返す。) -- カルマ
- あぁ、今日は酒の話ではなくてね(その顔からは珍しくアルコールの気配は見られず、いたってまじめな表情で
そうか、良くもないなら少し安心だが……実は君が先日ラジオに近づいていたことが少し気になってね 君はあの時何も聞いてない、と返したが。本当はなにかを聞いてしまっていたのではないかと思ってね……本当になにも聞いていないな?(少ししつこく、相手の目を見て確かめるように -- パレッセ?
- 聞いてないと言っただろう
(明らかに怒気を含んだ言葉が、パレッセに突き刺さる。) (だがそれは、暗に何かを聞いたという事実を仄めかしているに他ならず) 用はそれだけか、今日は疲れている、帰ってくれ… (戦闘経験のあるであろうパレッセなら、懐にある銃に手をかけたのに気づいたかもしれない) -- カルマ
- っ……そうか、聞いていないか……すまないね。どうやら焦っていたようだ
(怒気を含む声、その声に少し身を引きつつも、相手が銃に手をかけたことには気がつき) 疲れているところすまなかったね……だがひとつ気になるんだ、その手に添えた銃は前みたいなジョークかい? それとも……本当は何かを聞いた結果の行為か? (特にカルマが何かをたくらんでいるとは思わない、だがあのラジオは時折人の心を乱す。この青年がもしラジオのせいでそうしているのなら、自分はそれを受け止めなければならない) (パレッセは銃に手をかける青年を見るも、特に武器を取り出す様子は無い) -- パレッセ?
- (その言葉を聞いた途端、男は中から手を話したとほぼ同時、パレッセの服を掴み、勢いよく部屋の中へ引き入れそのまま床へと引き倒す。)
(残った手でドアを即座に締めれば、自身は仰向けにしたパレッセの胸部へ乗るという、マウントポジションのような姿勢へ。) いい加減にしろ、お前本当は知っているんだろ!?あの妙なラジオで他人の隠し事を盗み聞いてんのは、とっくにバレてんだ! 何が目的だ、金か?俺に恩を売って助かろうとでも思ったか!?あぁ!!? (普段からは想像もつかない凶暴さで、パレッセへ詰め寄る。既に銃は抜かれ、パレッセの頭へと突きつけられ。) -- カルマ
- ! ……っ! ガハッ!
(その瞬間床へと倒され、マウントポジションを取られる。義足ではその衝撃を温和する事はかなわず、背と胸に強い衝撃を受ければ肺の空気を吐き出すようにむせる) つっ……何を勘違いしているのかは知らないがね、あのラジオは僕にも制御できないんだ…っゲホッ! だから時折人の精神をおかしくする場合がある その様子だとよほど聞かれたくないものを流されたらしいな……金だの恩だの、助かろうなんて話は知らないがこれが最後だ 言え、なにを聞いた……お前は誰の声を聞いた。殺す前に教えてくれてもいいだろ? (倒れた衝撃で眼帯が外れる。頭に銃を突きつけられながらも黒目の無くなった白目だけの目と、正常な左目で相手を見続ける) (その際相手に気づかれないようにわずかに手を動かし、手首にくくりつけていた小さなものを握りこむ) -- パレッセ?
- …は、いいさ、なら教えてやるよ。
(普段なら相手に雇い主を明かす事などしない男が、パレッセの言葉に応じたのは一重に、油断故だろう。) 俺は本物のカルマ・アーロンデルクじゃない。マフィアお抱えの殺し屋だ。 あのラジオからはな…俺に依頼を寄越したマフィアの声が聞こえてきたんだよ。 あのクソラジオ…依頼の時奴が喋っていた言葉を、そっくりそのまま再生してやがった。 さあ、これでこの話はお終いだ。(銃を、より強く押し当て) お前も災難な奴だな、あんな妙なラジオを後生大事に持っていたために、死ぬ羽目になるなんて。 まあ向こうには本物のカルマもいるし、別に寂しくはないだろう…それじゃあな(そういうと、男は指に力をかけようと…) -- カルマ
- (相手の言葉を聞いて思わず頭痛を覚える)あのラジオは、本当に余計な事しかしないな……なるほど、話を聞いた限り僕の杞憂だったようだ
あいにく僕は本物のカルマ君なんて知らなくてね、なによりそんな程度のことで死ぬつもりは無い (そういってカルマが引き金を引きかけた瞬間、手に握りこんでいたものを手首だけで器用に投げれば、二人の間にそれが飛んでくる) (その瞬間だ、その小さい物体を中心に激しい閃光と共に衝撃波が一度に二人に襲い掛かる) ずいぶん使っていなかったが、案外動くもんだな (呑気に言いながらも上に乗ったカルマを衝撃にあわせて押しのければ、閃光で潰れた左目は閉じ、眼帯が外れた右目だけで視界を確保し出口へと走りそのドアを荒々しく開ける) 悪いなカルマ君、そんなことで僕は死ぬつもりは無いんだ。依頼の内容は知らないが、このこと誰にも話さないので安心したまえよ! (ドアを開け、後ろを振り向かずそうだけを言えば、普段の義足を引きずる動きからは考えられないほど器用に走り、逃げて行った) -- パレッセ?
- なに!!(パレッセの妙な動きに注視した一瞬、視界を白い閃光が覆い尽くし、同時に強烈な衝撃に無意識に立ち上がろうとし、中途半端な体勢に)
ぐぁぁああ…!ぐぅ!(堪らず空いた方の手で目を抑えた所を、パレッセの蹴りに自身が床へと尻もちをつく。) くっそ、待て…!(その後、閃光にやられた視界で、ふらつきながら男を探すものの、結局見つける事は出来ず) (その日はたいそう荒れた様子だったそうだ。) -- カルマ
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- (夜のこと。廊下を歩いていたカルマは、窓際に佇む人影を見つける)
(人にあらざる仮面を被ったそれは、月光の差し込むガラスを隔てた外の風景を、ぼんやりと眺めていた) (特徴のある外観から、すぐに書庫で一度遭遇した女だと分かる) ……何であたし、こんなことしとるんやろな。 (ぽつり、そうこぼして) -- 眩
- あいつはあの時の…(その特徴的な姿に、一目見てあの時の少女だと気づく)
(周りを見れば人は見当たらない、相手は…こちらには気づいてないようだ) (好機と見たのか、男が近寄ってくる…) -- カルマ
- (近寄ってくる気配に気づいたのか、首を動かした面がカルマを捉える)
(時が止まったような白亜の屋敷の中で、その光景は、異様にも、幻想的にも思えた) どしたん、こんな夜中に。トイレ? (おどけた調子で相手に尋ねる) -- 眩
- (内心舌打ちをする、気づかれる様な物音は立てなかった筈だが…)
まあそんなところだ、お前こそ何をしていた? (洋館に似合わない和装をした仮面の少女だというのに、今この場においては、その姿は不思議と館と馴染み、不可思議な美しさを醸し出していた) (この間であったリリィとかいう少女を一瞬思い出しつつ、目の前の眩に問いかけ返す) -- カルマ
- (カルマの心中も何のそので、そしらぬ態度を続け)
眠れんでな、月見てたんや。そんで、考えとった。 (仮面の顔が俯く。沈んだ声色は、仮面の内側から放たれる本心からのようで) どうして自分はこんなところに来て、こんな生活しとるんやろうって。 こないだまでの身の上思ったらな、とんでもないシンデレラやで。 -- 眩
- なら、構わないだろう…裕福な暮らしが何もせず転がりこんだんだ。
喜びこそすれ、ため息をつく必要がどこにある。 (突然の生活の変化に、戸惑っているのだろうかと思案する。同じような気持ちは、少なからず自分にもあるからだ。) -- カルマ
- そう割り切れたらええんやけど。(窓を背にして寄りかかり)
はい今日からあなたの家です、はいこの人たちが血の繋がった家族です、はい仲良くしてくださいって言われてな。 やっぱり受け入れ難い部分はあるわけや。 これからの生活が、アーロンデルクとやらの血に応じた正当な道筋やったら、今まで積み上げてきた自分の歴史は何やったんやろうって。 あんたはそう思うことはないの? (首を傾げて、問うた) -- 眩
- ああ…自分の出自が何であれ、俺は俺だ、誰が何と言おうと道は自分で決める…出自が知れたからと言って、今までの自分の歴史とやらが突然消えるわけでもないしな。
(それは、自分にも向けた言葉。別の誰かになったからと言って、過去の罪は消える事は無いという、自戒を込め) 家族だの何だのは、それこそ馴れ合いたい奴が馴れ合えばいいだけの事だ (偽りの家族である男には、眩の様な苦悩は心に微塵もない) (そもそも、ここにいる大多数は眩含め、男にとっては家族どころか、始末するべき獲物達なのだ) (獲物を家族だと思う捕食者が、どこにいるだろうか) -- カルマ
- ふーん……。(完全に外様の自分も、どちらかといえば、今の繋がりに対する希薄さは強い方だと思ったが)
(目の前の青年は、更に決定的な亀裂となる、大きな淀みを抱えているように見えた) (深く底知れない、泥のような暗黒を) おかしな話してもうたね、あたしも部屋に戻るわ。 (カルマに無防備な背を向け、自室の方へ) -- 眩
- (去りゆくその背を見つめる、一瞬この場で…という思いが芽生えるも)
(直後に見えた誰かのカンテラの明りから、それも断念した) -- カルマ
- (それから。次の依頼で眩とカルマ、もう一人の家族が同行するも、好機に恵まれず、出された得物に対してお預けとなった日々が続いたのだった) --
- うっく……あぁ、今日は一人で飲むには少し寂しいな。こういうときは……だ
(酒瓶を持ちフラフラとした足取りの男、そんな男がカルマを見つけると、瓶を持った手を挙げ) ようそこの青年…うぃっ、君はこの家の子かい?(と絡み始める -- パレッセ?
- ん?…ああ、俺はカルマ、あんたは確か…パレッセ、だったか?
(珍しく、余り警戒した様子もなくパレッセに応える) (理由は簡単、この男は始末者リストから外れているからだ。) -- カルマ
- ん? 僕の名前を知ってるのか……さてはどこかであったか?(別になにも気がついてない、だが酔ってるゆえにははーんとした感じで相手を見る
まぁいいさ、カルマ君か。僕は今酒を飲んでいるんだが一人で暇だ、一人は寂しい 寂しいのはいやだよなぁ……そこでだ、君は僕と酒飲みを付き合うべきだと思う、素敵な考えだと思わないか?(とぐいぐい酒瓶を前に出し -- パレッセ?
- (話してみてわかる、この様ではリストから外れるのも納得できると、心の奥でパレッセを蔑む)
色々有名だからな、あんたは…酒?いや、俺はいい… (肝心な時に酔っていて失敗しましたでは、逆にこちらが始末される) (パレッセから出された酒を、静かに押し戻す) -- カルマ
- 有名……そうか、まぁそうかもな。家の面汚しの……ふふ、そんな称号を手に入れたと言ったところか
なんだ、つれんな……そんな事では目上の人間に誘われた時困るんじゃないか? あまりそう言う相手に断るのは良くないぞ (そう言って再び酒瓶を傾け酒を飲む、そのだらしない姿は軽蔑に値しすぎるほどのものだろう) ところで君もこの家の人間なのなら、やはり当主の座を相続狙いで? -- パレッセ?
- 別にいい…そもそもそんなの、あんたには関係ない話だろ。
(人の事を言えないが、よくこんな怪しい人物を候補に加えたものだと思う) ん?俺は…興味がないわけじゃないが、どうしても欲しいとは思わないな。 金なんか持ち過ぎたって狙われるだけだ。それに、どれだけ金を貯めてようが死ぬ時は死ぬ。 -- カルマ
- それもそうか……この家の人間は意外と家を継ぐことにあまり意欲的ではない人が多いね
お家騒動と言えばこうもっと泥沼の人間関係を見れると思っていたのだが(まるで見世物を期待していたような口ぶりで)それこそ殺しに発展したりね やれやれ、しかし君にその気が無いのならここにいつまでも居るのは迷惑だな。別の人間を探すとしよう……それではねえーっとカルマ君、せいぜい頑張りたまえ(なにを、と言う訳ではない、ただの挨拶だ -- パレッセ?
- (パレッセの発言に、一瞬どきりとさせられる。だが、その後の様子から気づかれたわけではないのがわかり、ため息をつく)
ああ、それじゃあな…酔っ払いが、脅かしやがって… (何故かは自分でもわからないが、次からパレッセと話す時は警戒しようと思う男であった) -- カルマ
- まあ、まあ…!(屋敷にて、何故か居るシスターがカルマの姿を見れば思わず駆け寄ってきて)
…ちょっと、私にお付き合い頂きたいのですがよろしいですか?(と、唐突に誘う) -- ルート
- (ルートを見るや、露骨に顔をしかめる。元来人付き合いが苦手な男は、ルートの様な人間は苦手なのだろう)
あ、俺は…(何とか適当に理由をつけて逃げたいが、続くいいわけが思い浮かばず、しどろもどろに) -- カルマ
- 今から用事がおありですか?…もしどなたかにお会いするのでしたら先に身だしなみを整えるべきそうするべきです。
という訳で…ええと、カルマお兄様?でよろしいですね、お風呂入りましょう(言いながら腕を取ろうとして) -- ルート
- そう、俺はこれから用事が…いや待て違う、行かない、どこにも行かない。だから風呂はいい…!
(理解できないルートの言動に、少しばかり恐怖を感じつつ必死に抗う) -- カルマ
- どこにも行かないんですか?そうですか…なら時間もあるでしょう、折角ですし良かったらご一緒にお風呂入りませんか?
残暑でまだまだ汗ばむのでスッキリしますよ。(と、構わず誘う。何故こんなに風呂に誘いたがるのだろうかと、少々異質な思考と行動にだいぶ気圧される。知らなければ尋ねれば答えるだろうし、後で入るといえば素直に引き下がるかもしれない) -- ルート
- 何なんだこいつ…!(一瞬バラしてやろうかとも思うが、流石にここでは人目につき過ぎる)
だからいいって…!大体、何でそんなやたら風呂を勧めてくるんだよ、入りたいなら一人で入ってろ。 (段々怒りが湧いてきたのか、滅多に変わらないその表情が、いらついた様子に変化する) -- カルマ
- よくぞ聞いてくださいました。(いらついた様子であろうとも構わずに)
お風呂に入ってさっぱりすると気持ちいいですよね。私は気づきました…お風呂で身体が綺麗になることで、穏やかな心が宿ることに。 そしてこれは文献で読んだ事も含めて思った事なのですが…お見受けしたところ、カルマお兄様は他の人とのつながりが少々乏しく思えまして。東洋においては親しい者同士での裸のお付き合いという物があるそうです。 そこで!僭越ながら私がカルマお兄様と裸のお付き合いを…と、思い至ったのです。…ご迷惑でしたか? -- ルート
- (ああこいつ頭おかしいんだ、と悟った表情)
言いたい事はわかるが、いい年こいた男と女が風呂場で裸で二人きりとか、正気での発言とは思えないな まあとにかく、俺の事はどうでもいいから放っておいてくれ…(若干疲れた様子で、ルートに頼み込む) -- カルマ
- ・・・私何かおかしな事を口にしたのでしょうか?(よくわかってない様子で首をかしげて)
分かりました、じゃあお風呂のことでは今日は触れないで置くことにしましょう。ではもう一件の用事で、教会のお手伝いの一環で向かう事になった場所でのメンバーにカルマお兄様のお名前があったのでそのことに付いてご挨拶に来ましたの。 -- ルート
- ああうん、何でもない…おい待て、今の「今日は」って何だ…は?
(依頼票を見る、いた、確かに目の前の女の名前が載っている。) 嘘だろ…(顔に手を当てて、これ見よがしにため息をつく) -- カルマ
- え、ですから今日は。…そうなるとお仕事を終えた後にお風呂、というのも悪く無いですね。労働で汗を流した後のお風呂…格別ですから
…何か不安なことでもおありですか?私で良ければお悩みはお聞きします、こう見えてシスターをやってますので(深くため息をついたカルマに) あ、お仕事の不安でしたら大丈夫です。きっと上手く行きます(と、笑顔を向けて) -- ルート
- (目眩がした)
ああうん、そうだな…それは同意するが、一緒に入る気はないぞ… …恰好だけじゃなかったのか、それ…(若干衝撃を受ける男) 当たり前だ。上手くいってもらわなければ困る、まだ死ぬ気もないしな。 -- カルマ
- そうですか?…残念です、兄弟姉妹であるからこそ親交を深めたかったのですが
はい!近くの教会でシスターやっています。更にその教会の本部の手伝いで冒険者の依頼の…人手不足な所にお手伝いという形で。ああ、心配なさらないで下さい。身を守るくらいはできます ふふ…それにしてもカルマお兄様、離してみると…楽しい方ですね。安心しました。(それではお仕事先で。と、告げてその場を立ち去っていく) -- ルート
- 俺が言う事じゃないかもしれないが…もう少し普通にやらないと、余所なら引かれるぞ…
ああ、それなら安心…あー…(まあ、依頼先でやられればそれはそれで手間は省けるかと結論を出す) そうか…次話す時はもう少しまともな頭になってから来てくれ…(疲れた様子で見送ると、さっさと部屋に戻る) -- カルマ
- (夜。深夜にも近い時間。人気のない館の中、カルマはふと人間の気配を感じるだろう)
(乏しい明りの中、リビングの椅子に腰掛けて、窓の外をみるともなくみている少女がいる) -- リリィ
- (標的は多く、期限も決まっている。ならば処理は早いほどいい。)
(そう考えていた男の目には、一人きりの少女はまさに好機と見えたのだろう…息を潜めリリィに静かに忍び寄る…) -- カルマ
- (夏の夜は静寂に満ちていた。時折、蝋燭の芯がじじっと燻る程度)
(忍び寄る彼の気配に気付いた様子はなく、心ここにあらずといった体で、視線は外に向けられたまま) (窓から差し込む月明かりを吸い込んでしまうような、生気の薄い、くらい目だ) -- リリィ
- …外がどうかしたのか
(つい、声をかける。理由を聞かれても答えることなどできない。強いて言えば) (その生気の感じられない人形の様な少女に、どこか親近感を覚えてしまったから) -- カルマ
- (ともすれば幽鬼にも似た、どこか希薄な少女が、声の主にゆっくりと視線を移した)
(声をかけられたことに驚いた様子はない。彼の卑俗な風体を蔑む様子も厭う様子もない) 月を見ていました(それは、ただ事実を伝える言葉) -- リリィ
- (人ならざる、彫刻の様な美しさと相まり、彼女がこの世の者ではないのでという、馬鹿げた考えが一瞬浮かぶ)
(この屋敷に来てから、今まで顔をしかめなかった者はいない自らの様子を見ても変わらぬその様子に、内心困惑し始める心を押し隠す) そうか… (かろうじて一言だけ返すが、元来口下手な男は、続く言葉が思い浮かばず、黙ってしまう) -- カルマ
- リリィです。(場に舞い戻った静寂を破ったのは、名だ。少女の)リリィ・アーロンデルク
貴方は?(衣擦れの音すらしないような、静かな挙措で首を傾げて問う) -- リリィ
- 俺は…(一瞬、本当の名を口にしかけ口籠った後)カルマ、カルマ・アーロンデルクだ
…いつもこうして、月を見ているのか (殺しに必要な情報を得るためと、目の前の少女に興味を引かれる事実を誤魔化し話しかける) -- カルマ
- 私には、夜が長いから。(視線を窓の向こうに戻して)月が見えて、誰もいないときには、よくこうしています
(窓から差し込む青白い光が、帳を降ろすように翳る)でも、今日は隠れてしまいました。 (静かに立ち上がり)……今夜は、これで。おやすみなさい、お兄様(音もなく、廊下の奥に消えてゆく) -- リリィ
- ああ…気をつけてな
(どの口がそんなふざけた事を、と内心自嘲しながら、リリィを見送る) はあ…何をしているんだ、俺は… (自分自身の理解できない行動にため息をつくと、ゴミ溜めの様な自室に戻って行った) -- カルマ
- … -- カルマ
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