GC/0010
- この先は……通り抜けできそうにありませんわね(近道でもしようとしたのか、目の前に積み上がるゴミの山に足を止める)
…あら、あなたはこの間の……(そう、トーストサンドを食べていた…と芥の姿を見かけ、声をかけた) -- リーセ
- ……ゅぅ? あ……こんにちは、です。えっと、この間の……こうきゅうしょくざいハンターさん……?
(春のあたたかな日差しの中、ゆるゆるとゴミを拾ってずた袋に入れていたちっこいのが、顔を上げて答える) -- 芥 398番
- えぇ、こんにちは…わたくしそんなイメージになっていましたの…?(意外そうな表情をしながら)リーセ、といいますのわたくし。
そんなにのんびりと拾っていたら、ここは永久に片付きませんけど…お掃除があなたのお仕事なのかしら…? -- リーセ
- リーセさん、ですね……(「おぼえました」アピールなのか、こくこくと頷いて)芥は、芥の398番です(こっちも自己紹介)
はぅ、はい……ゴミひろいが芥のおしごとです……。あの、あの……ゴミがなくなったら、芥のおしごともなくなっちゃうので……! (ゴミの山が片付いてなくなってしまった状態を想像して、わたわた慌てる) -- 芥 398番
- 芥さん、だけでなく…その後に続く番号までがお名前ですの?(番号で管理されていると、囚人のようだと思いながら)
つまり…完全に綺麗にすることが目的ではなくて、その…ここのゴミから売れそうなもの、使えそうなものを集めているとか…? 思った以上に大変なお仕事してますのね…ちゃんとそれで暮らしていけるのかしら。 -- リーセ
- ですです。ですです(番号のことと詳しい仕事の内容、両方を肯定して何度も こくこく こくこく と頷く。とても小動物めいている……)
ぁぅ……たぶんきっと、ほかのおしごとはもっと大変なので……このくらいが芥にはちょうどいいので……(どこか自分自身に言い聞かせているような口調で) でも……ときどき、おなかはすきます……(冗談っぽくそう言うと、儚げな微笑を浮かべた) ……ぁ……そうだ……。えっと、その……リーセさん、おっきいネジもちっちゃいネジも、どっちもくるくるできるやつ、持ってませんか……? (ふと何かを思い出したようで、おずおずと尋ねる。どうやらモンキーレンチのようなものを探しているらしい) -- 芥 398番
- 概ね分かりましたの、けど…どう呼べばいいものか 398番さんではどうにも…(首疲れないかしら、と軽く気にしつつ)
一応最初に確認しておきたいのですけど、あなたは人間とはまた違う種族ですの?(とても小柄な様子から、そう質問し) もし人間以外の種族でしたら…あなたの手助けを、ほんの少しならできるかもしれませんわね。 ネジのサイズにもよりますわね…ドライバーでしたらありますけど、もっと大きな…そう、頭が6角形しているようなのは 家に戻らないと…(ボルトまで含むのかどうかを確かめるように) -- リーセ
- ゆぅぅ……?「おい」とか「おまえ」とかよんでくれれば、芥はすぐ行くですよ……?
はぅい(リーセの予想通り首が疲れてきたのか こく、こく と頷く速さが少し遅くなり) 芥たちは、にんげんさんとはちがう“ダストマン”だって言われました。なので、あのその、にんげんさんにはかないません……(何となく申し訳なさそうに言う) あ、えっと、あのあの……(そうしてレンチについて具体的に聞かれると、ちょっとの間わたわたした後) あれ、あれです……あれをバラバラにしたいです(指差した先は、ゴミ山の中でも一際目を引く、中〜超大型多脚戦車の残骸群) (どうやらそのリベットを外し、解体してゴミとして持って行きたい、ということのようだ) -- 芥 398番
- 流石にそれはお断りしますわ…ひとまず芥さんでよろしいかしら?(乱暴な呼び方はできない、と)あと、無理に頷かなくてもいいですわよ…?(くすりと笑って)
…その言葉だけでどういう立場かも理解できましたの。もし…お腹が空いたり、困ったことがあればわたくしを訪ねて下さいな。(住所の書かれた紙を差し出し) (示された先の巨大な残骸に、物珍しそうな視線)確かにあれは、持ち込むにも重機が要りそうですの…細かくバラしたいのは当然ですわね では、その手の工具を探しておきますから…適当なときに、そこの住所に取りにきて下さいな。 もし入り口で誰かに呼び止められたら「リーセに紹介された」と言えば、通してくれる筈ですの。 -- リーセ
- は、はひ、芥は芥なので……芥でだいじょうぶです…………ぇへへ……
(またこくこくと首を動かそうとするが、無理に頷かなくていいと言われると、代わりに「にこり」と微笑みを返した。先ほどよりも幾分明るい様子で) ……ゅ……?(そして、少しキョトンとしながらリーセの住所を受け取る。助けの手が差し伸べられている、ということをすぐには理解できていないようだ) …………ぁ、ありがとうございます、リーセさん……!(ともあれ工具を準備して貰えそうなことだけはわかったらしく、ぱぁっ と嬉しそうな表情になった後) あ、でもでも、その……芥はそんなにお金をもってないので……あまり高いやつは買えないので……(またちょっとだけ不安げな顔をする) -- 芥 398番
- 工具は使い終わったら必ず返すこと…その条件でしたら、お金は取りませんわ?(ただ貸すだけだから、と説明し)
もし、それでも対価が釣り合わないというのでしたら…そうですわね、わたくしのお友達になってもらえません? 知り合いの少ない街では、話し相手もあまり居なくて…そういうことで芥さんがお役に立ってくれれば、貸し借りナシでしょう? (少し身を屈めて、視線の高さを合わせるようにすると 安心させるように微笑んだ) -- リーセ
- ゅぇ……えっとえっと、買うんじゃなくて借りるから、“おだい”はいらない……?
あ、だけど“りし”はあるから…………芥がリーセさんとお話しして、“りし”をかえす……です? (目をパチクリさせながらも、何とか理解したらしく)……んぅ、じゃあ…… その……ふつつかものですが、よろしくおねがいします……リーセさん……! (ちょっとズレた挨拶だけれど、それにちょっと伏し目がちで恥ずかしそうだけれど、でも今日一番の笑顔で応えるちっこいの) -- 芥 398番
- えぇ、そういう事ですわね。もし今後も工具が必要で、買い取りたい場合は相談にも応じますわ?
えぇ、こちらこそよろしく…芥さん?(ぽんぽん、とゴーグルの乗った頭を撫で) わたくしは帰って工具を探しておきますの…それでは、また…。(一礼すると、元来た道を帰っていった) -- リーセ
- ゅん……(撫でられて一瞬だけ驚いた様子だったが、すぐに目を細めて)
リーセさん……ほんとに、ありがとうございます……いっぱいおれいできるように、芥、がんばります……! (とっても嬉しそうに、胸元でぎゅっと両手を握り締めて見送るちっこいのだった) -- 芥 398番
- (日差しも温かな春の昼、ゴミ山の上に姿を現す)はぁー。いくら人不足っても、アタシ自らゴミ捨てとはねー。
(愚痴をこぼしながら長い袖を一度振り上げ、そして振り下ろす)あーそれ、ポイポイっと。 (すると袖口から鉄クズ、と言うには余りにも膨大な量の鉄の塊が次々に吐き出される) (それは先日住宅地で使用した超大型多脚、および多脚戦車の残骸だ) (それだけで小山になりそうな量の鉄がぶつかりあう騒音がゴミ山に響く) -- GBD
- ゅひいぃぃぃっ!!?(巨大な鉄塊が次々に落ちる轟音と衝撃に驚いて、ゴミ山の陰からとてとてとててててと駆け出してくるちっこいの)
あうっ!(あんまり急いだせいで、つまづいてころりんと転がり)……ああぁ? へうぅ……や、山が増えてる……??(体を起こし見上げてまた驚く) (アヒル座りっぽいポーズでぽかーんと驚くその様子は、ここが不法投棄場じゃなかったら多少は絵になった姿、かもしれない) -- 芥 398番
- あら?今のヘンテコな悲鳴は…(周囲をキョロキョロと見回し、そして見知った姿が転んでいる姿を見付け)
ああ、驚かしちゃったかしら?(袖の中のゴミを出し終えると、そちらにゆっくりと歩みよっていく) ごきげんよう、サクヤ。驚かせちゃったかしら?(ほれ、と手ではなく袖を差し出す) -- GBD
- ぁ、じぃびぃでぃーさん……(知り合いの姿が目に入ると、少し安堵した表情を浮かべて)
はひ、はぅい……とってもおどろきました……!(こくこく こくこく)……これ、じぃびぃでぃーさんのゴミです? (差し伸べられた袖を掴もうと片手をぴくっと動かし、でもゴミ拾い中だったことを思い出し、そのまま己の手袋を見つめ、ぷるりと小さく首を振ってから、うんしょと自力で立ち上がった) -- 芥 398番
- そうよ、ガラクタでゴミ。まあエンジンはまだ生きてるんだけど、脚がボロボロでもう歩行できないし。
それにデカすぎてここじゃあ修理も出来ない。だからまあ捨てるしかないのよ。 …って、気にしなくていいのに(手の汚れを気にする要素を見ていうも無理強いはせず) まあ驚いたと言えばあたしもだけどね…(言いながら芥の風体をあらためて眺め)まさか… アンタが男の子だったなんてねー(それは先日、芥をお風呂にいれるまで気付かなかった事) -- GBD
- おっきすぎると、動けなくなったときたいへんなんですね……こんなにおっきいと芥も運べないので、わかります……
……芥は小さいけれど、歩けなくなったら芥もゴミになるのかな……?(ぼんやりと何気なくそんな独り言を呟く) …………ぇぅ? はぅあぅえぅ……ゴメンナサイゴメンナサイ……。ダストマンじゃない人には、芥たちがどっちか、わかりづらいですね…… (その時のことを思い出して、わたわた慌てながら謝るちっこいの。第二次性徴前の子供みたいな姿の種族なので、実際わかりづらい!) -- 芥 398番
- まあ装甲板はだいたいリベットで止めてあるだけだし、頑張ればバラす事はできるわよ?
(たぶんね、と付け加えて総重量100tを超えるそのゴミを見上げ、やれやれと肩を竦めて笑い) (耳に届く呟きには、ふむ?と首を傾げ)アンタはちっちゃいんだから、脚でもどこでもいくらでも治せるでしょ。 ま、まあアタシが気付かなかったのが悪いんだし、子供の裸なんて気にならないからいいけど…。でも… アンタなんでブラしてんのよ!?(芥の胸元を僅かに覆う黒い布を袖で差す) -- GBD
- んぅ……(芥398番がエンジンとか装甲板とかリベットとかの言葉を理解できているか定かではないが、「バラす事はできる」と言われて多脚戦車の残骸をまっすぐ見上げる)
……ぁ、そっか……芥は小さいから、安く治してもらえるですね!(GBDの言葉を聞いてちょっと安心したようで、にこ、と(珍しく)微笑んだ) へ、へうぅぅ?(スポーツブラめいた、布面積が小さい下着のことを指摘されると、また変な声をあげて)あのそのあの…… ときどきとがったゴミがあるので……しんぞうは守らないと危ないので…………あ、あと……上着で先っぽがこすれるといたいので……(後半はほのかに頬を染めて、何だか恥ずかしそうに) -- 芥 398番
- まあ、ゴミ慣れしてるアンタ達なら見ればわかるわ、きっと(超テキトー。尤も、詳しく教えれるほど専門知識もない)
そうよ。でも治せないケガや病気だってあるんだから、そこは気を付けなさいね。…って、なるほど? (身を屈めて芥の胸の布をまじまじと眺め)防刃戦意ってわけでもないか。おなかまるだしで胸は守るのね。…まああんま人の事は言えないけど。 あー、たしかに擦れちゃうのは痛いわよね。って男性でも痛いのね…。だったら気をつけなさいね この街には人の乳首をつつくのが趣味の男がいるのよ! -- GBD
- (胸元をじっと眺められている間、目を泳がせて「ゅぅぅ……」と声をあげて)
じ、じぃびぃでぃーさんは、その……胸とか足とか……危なくないんです?(気恥ずかしさで、自分の格好からGBDの事に話題を変えようとする) ……ひぅ!?妖怪ちくびつつき……!!?(怖い話を聞かされた子供みたいにびくぅ) -- 芥 398番
- あたし?危なくないわよ、だってあたしはすごくて…すごいから!(自信たっぷりに胸を張る)
サクヤももすこしこう自信を持てるといいんだけど、まあ臆病なくらいの方が長生きは出来るのかしらね。 そう、両手の指で乳首をぐりぐりするの。その妖怪はね、赤い髪を逆立てた男の見た目でね… (シックスの容姿を説明し、面白半分に風評義骸を広めておく) -- GBD
- す、すごい……すごくてすごい自信で、すごいです……!!(すごさに圧倒された!!)
んうぅ、364番は自信たっぷりでケンカしてひどい目にあったので……芥たちはこのくらいなんだと思うです。はぅい…… (GBDの言うとおり、芥398番がこれまで生きて来られたのは臆病で、かつ種族の中では慎重な方だったお陰もあるのだろう) 赤い髪がツンツンの……(こくこく こくこく……?思い当たるフシがある)……ふ、ふえぇぇぇ!? ツンツン髪さんが妖怪ちくびつつきだったんです!!?(良い感じに誤解したようだった!) -- 芥 398番
- そう、すごいの。すごければすごくすごいし、何だって出来るわ!ケンカだって勝てる!
(負けたせいでここにゴミ捨てに来る羽目になった事は、すこーんと忘れ去った) ああでも、鉄クズの取り合いとかでケンカするんじゃないわよ?たっぷりあるんだからね。 そう、赤くてツンツン頭の…って知ってるんだ?アイツなかなか顔が広いわね…(ふむぅ、と唸る) 気を付けておくことね。でないと乳首がポロリと取れるまでこねられるからね? (おかしそうに笑いながら言って、くるりと背を向け)そんじゃあたしは今日はこのへんで。お仕事がんばんなさい(袖を振って、ゴミ山を降りていった) -- GBD
- はぅ、はわぁぁ……!(そんけいのまなざし!)
はいっ。じぃびぃでぃーさんのおかげで、ゴミがいっぱい増えました……なので、芥もあんしんしていっぱいお仕事できます……!(嬉しそうに、こくこく と何度も頷く) ひあぁ!先っぽ取れちゃうのはイヤです!こわいです……!(ちょっと涙目になるが) はーい。えっと……きょうもありがとう、ございましたー(と、バンザイするような格好で、珍しく元気に両手を振って、GBDを見送ったのでした) -- 芥 398番
- (台車一杯に積まれたゴミ袋を運搬してくる、ガチャガチャと音を立てるそれは多種多様な空き缶だ)
(自販機のゴミ箱に分別もされず捨てられているため中にはペットボトルや瓶、割りばしや飲み差しに吸殻を突っ込まれたものまである) うぇーいっ(混沌としたゴミ山にゴミ袋を放り投げる、1つ、2つ、3つ) -- シックス
- (投げ捨てられた袋は からんかこん かしゃん という音とともに着地し、ゴミの山の新たなゴミとなってゆく)
(そうしてそのうち一つが、それまでとは違った ぼふっ あるいは べちっ というような音を立て、「……ゅぁあっ!?」と小さな叫び声がそれに続いた) (声がした方を見れば、小さな子供?がうつ伏せに倒れ、その背にゴミ袋を乗せてじたばたともがいている……) -- 芥 398番
- うーっ、どうしても瓶カンペッとボトルはかさばるのが問題だなァ、紙カップは掃除がめんどくせえし…
ん?何の声だ?(声のした方へ視線を向け)潰れてるな…これが労災って奴か(とりあえず指をさしてヨシ!と言っておく) -- シックス
- (いくら背丈が小さいとはいえ、さほど重くないゴミ袋。容易に払い除けられそうなものだが……)
……!?……!??……うぅ、うーっ…… (突然のことに思考が追い付いていないようで、じたばた じたばた ……だんだんと、その目に涙が浮かんでゆく) -- 芥 398番
- お前さん多分ダストマンだろ?違うか?違ったらすまねえなあ
(そう言うあたりをつけてはいたため、これくらいの袋で潰れてて仕事になるのか疑問に思って居たり) 助かるー(ゴミ袋を持ち上げてやる) 助からなーい(元に戻す) (そんな行為を数回繰り返し) -- シックス
- ……!は、はい……!芥はダストマンです……!あの、その、あのぅ……た、たすけて……?
(混乱した思考の中、半ば反射的本能的に質問に答え) た……たすかぅあっ!!? (背の上の異物感が消えた安堵の表情から一転、ゴミ袋が二度、三度と背を叩くうちに……ついにぽろぽろと涙を流して泣き出してしまった) ふぇ……うぇぇ……芥は、まだ、まだしにたくありません……っ -- 芥 398番
- メンタルよええな!(流石に泣き出してから追いゴミ袋をする趣味はなかった)
ほれ袋はどいたぞー、死なないぞー?(目の前で袋をゆらゆらさせて見せる) -- シックス
- あぅ……うぅぅ……(顔を上げて視界に入ったヤンキーめいたシックスの姿にまた驚いて びくっ と体をこわばらせたものの)
(背中が軽くなったこと、眼前で揺れるゴミ袋から、助かったのを理解して)……ありがとう、ございます……!芥はたすかりました……! (さきほどの恐怖から眉はハの字のままだけれど、まだ涙も止まっていないけれど、拙い礼を述べて安堵の微笑みを返す) (そうして、はっと何かに気付いて)……芥は、いのちのおんじんに、何かおれいをしなくちゃいけません……か……?(またおずおずと質問) -- 芥 398番
- おう!こんな袋で潰されるようじゃへなちょこが過ぎるぜ!(そっと袋を差し出してみる、マジで持てねえの?的な意味で)
その質問を俺に振るかよ!?ハイって言ったらどうするつもりなんだそりゃあ -- シックス
- んぅ……?(うつ伏せのまま両手を出してゴミ袋を受け取ってみる)
(……持てる。上げてみる。下げてみる。「お、おぉ……」と、じぶんのかくされたちからに気付いたみたいなキラキラした表情になる。涙ももう止まっている) ……つぶされるのは、こわいので……312番と327番は“きかい”のしごとをしててペシャンコになったので……(種族的に、労災めいたアレが多いらしい……) あの、あのその、あのぅ……(返って来た質問に、ちょっとしどろもどろ)……でも、でも、“かり”があると“りし”がふえていって、いつかごはんを食べられなくなっちゃうかもなので…… かりたら、すぐに返したほうが安心……(自分に言い聞かせるように こくこく と頷く)……でも、あんまりたいへんなおれいだと……つらい……です -- 芥 398番
- (なんか目が急に輝き出したような…一体どんな心境の変化が起きたんだ…?わからねえ…)
プレスや破砕シュレッダーに巻き込まれるのはぞっとしねえなあ、その分ここだと…毒みてえなのがあるかもしれねえか? カリに利子ってオジキの所の例か…?さてどうしたもんか…むっ(お礼にしゃぶれよオラッ!とかケツ出せケツ!と言うイメージが脳内に浮かぶ) …(場所が場所だけに立ち昇る臭気が性欲を拭きばした)…残った袋を運んでくれりゃいいや…(台車にはあと7つほども同じような重量のゴミ袋が積んであるようだ) -- シックス
- ……?(シックスの脳内でセックス!されそうになっていたとは露も知らず、その表情変化をすこし不思議そうに眺めつつ立ち上がるちっこいの)
のこりのふくろをはこぶ……わかりました!芥でもできます!やります!(自分でも出来ることだったので、安心して こくこく こくこく と何度も頷いて) (トテトテと駆け出すと、1つずつゴミ袋を運び始めた。遅くはなけれど速いというほどではない、普通の速度で。……必死な表情を見るに、ちっこいのなりに頑張っているようではあるが) -- 芥 398番
- (別に急いでいる訳ではないがあまりここに留まっていたくはない、なぜかと言うなら臭いからである)
(かと言って急がせても無理そうだ、ではどうするか…簡単じゃあないか!) おーうその調子その調子、それじゃあ袋は一通りここに置いとくからよ、後は任せたぜ!(そう、台車からその場に袋を下しただけである!) (そうして残った袋の廃棄をまるッと押し付け、台車を転がして戻って行くのであった) -- シックス
- はーい。ありがとうございまーす(ゴミの山から両手を振って見送るちっこいの。その声色はそこはかとなく元気そうで)
(そうして残り2袋ほどになったときに、ふと)……あ……“なまえ”、ききわすれてた……(シックスの名前を聞いてなかったことに気付くも) ……たぶん、だいじょうぶ(「あの特徴的な髪形でわかるだろう」こくこくと独り納得して、ゴミ運びを再開したのだった) -- 芥 398番
- (瓦礫上散策の途上、ゴミが山と積まれた一角に迷い込む)ナニココ?ってどう見てもゴミ捨て場ね。
けど、それにしては大量というか分別も焼却もされてない感じだけど…? (雑多に積み重ねられただけの様に見える、ゴミの丘をその麓から見上げる) -- GBD
- (見上げれば、ゴミの丘の中腹ほど、といってもGBDからさほど遠くない位置に、子供のような物影がひとつ)
(両手で がらり がらがら とガラクタをかき回し、時おりその一部を拾い上げては吟味するようにしばし眺め、ある物はぽいと放り投げ捨てて、またある物は足元のずた袋に放り込み) (そんな一連の動作を機械的に――と形容するにはいささか気だるげに、繰り返していた) -- 芥 398番
- そんでゴミの山にはゴミ漁り、ね。まるでスラムだわ。
(視界に入ったちいさな人影へと目を向け、呟く。そして気まぐれにゴミの丘を登り、近付いていく) (そしてすぐ傍で足を止め声をかける)ちょっと貴女、こんなところで何を探してるのかしら? -- GBD
- ……ひっ!(突然声をかけられた驚きでビクッと体をこわばらせ、手にしていたゴミをがしゃんと取り落とす)
(顔を上げ、一瞬GBDと目が合うとすぐに俯いて、おどおどとした調子でしゃべり始めた) あ……芥はゴミをさがしています……。芥のしごとは……ゴミそうじです……。ゴミをあつめて持っていくと……おかねがもらえます…… -- 芥 398番
- あら、驚かせちゃったかしら?それともこのゴールデンブラックドラゴン様のすごいすごさを感じ取れるくらい敏感なのかしら?
(何を落としたのだろうと目を下に向ける。音からして金属製品か…)ああ、そんなに怯えなくていいわよ。ただの通りすがりだし。 あくた?ああ、貴女の名前ね。で、勝手にゴミを持ち出して売れるって事は、ここは正規のゴミ捨て場じゃないわけね。 -- GBD
- ごー……でんぶ、ぶら……ぶらくら、どごーん……?(名前を覚えきれずに、ふたたび顔を上げて二、三度ぱちくりと瞬き)
(GBDの視線を追った結果……先ほどまで自分が握っていたゴミのことを思い出し、拾い上げた。ちなみに何の変哲もない、そして何に使うかよくわからない金属部品である) は、はい。芥は芥の398番です。こ、ここにはゴミがいっぱいあるから、芥はしばらくゴミあつめができます……。 (そして「正規のゴミ捨て場じゃない」との言葉に、またビクッと震えて)ご……ごーでんぶらさんは、芥をしかるですか? ここでゴミをあつめるのは……ダメですか……? -- 芥 398番
- ゴールデンブラック…ああもう、GBDでいいわ、じぃーびぃーでぃー。覚えておきなさい。
まだ使える家電でもあるのかと思ったら、鉄クズ集めか。地道ねえ。でも… (言葉を止めて芥の身なりを眺める。よくこういった作業で生活を繋ぐ貧民窟の子供に比べ小綺麗だ) 以外と儲かるのかもしれないわね。自分でする気にはなれないけど…って、398番?何で番号!ロボットじゃあるまいし! (怯えた質問には、まさか、と首を横に振って笑い)別に好きなだけ集めるといいわ。それに不正規、つまい不法投棄場だという事は都合がいいの。 だって、ここなら何を捨ててもOKって事だもの!(にんまりと笑う) -- GBD
- じぃびぃでぃー……はい!たぶん芥でも、おぼえられます!(ちょっと嬉しそうにこくこく頷く)
……? 芥は398番なので……397番でも、399番でもないので……(自分にとってはそれが“普通の事”なので、質問の意図がよくわからない様子) (ともあれGBDの笑顔を見れば、おっかなびっくり伏し目がちではあるけれど、芥も微笑みを返して) ……じぃびぃでぃーさんもここにゴミを捨ててくれれば、芥のひろえるゴミがふえます。そうなると、芥もうれしいです……! -- 芥 398番
- うーん、貴女にもあたしみたいな超カッコイイ名前があればいいのにね。…ていうか付けてあげるわ!
(相手との文化の差異などいおかまいなし。いい思い付きだと満足げに)そうね、げろしゃぶか…サクヤね。398だし。どっちがいい? ああそうか、貴女が拾う事を考えるとあんま危ないものは捨てれないわね…(放射性廃棄物とか、と呟いて) まあいらない金属製品とかあったら捨てさせるとするわ。 -- GBD
- ぇぅ……?(驚きやら戸惑いやらで変な声出たちっこいの)芥に、“ナマエ”つける、ですか……?
あう、うぅ……(なにかに助けを求めるように左右を見回すが、当然周囲には誰もおらず……) ……ぁぅぅ……(手元の金屑を弄りながら、観念して言葉を紡ぐ)え、と……“げろしゃぶ”は、なんだか芥とおなじみたいなかんじだから…… さ、“サクヤ”で……(血色悪げな頬をほのかに染めて、両手で金屑を弄り弄くりいじいじいじ……) (とにかく、そんな感情をどこかに押しやろうとするかのように、こくこく こくこく 何度も頷いて) お……おねがい、します。あぶなくないやつで……あぶないやつは、芥がたいへんなので…… -- 芥 398番
- そうよ、名前、固有名詞、貴女のよび名。そういったものよ。
しかもこのゴールデン…GBD様が付けてあげるんだから光栄に思って人に自慢しまくりなさい! (そこまで言って一応芥の様子を見ると、まんざらでもない様なのでよしよしと頷き) それじゃ何かあったら遊びに…というか物を捨てに来るわね。またね、サクヤ。 (袖をブランブランと振って、ゴミの丘を降りていった)うわ、ぎゃあああー!!(途中で一度コケながら) -- GBD
- 芥は、芥の398番だけど……じぃびぃでぃーさんには、“サクヤ”……です。……ぁぅ……
(自分で“サクヤ”と口に出すたび、何となくこそばゆさを感じて小動物っぽく ぷるるっ と震えるちっこいの) (とはいえGBDにそう呼ばれる分には、そういうものだと受け入れている様子である) はい……えっと、その……ありがとう、ございます、じぃびぃでぃーさん。それじゃ、また…… (ぶらんぶらーんと揺れる袖を、これまた小動物っぽく目で追っていたが……転んだGBDの叫び声に驚いて、また がしゃーん とゴミの丘に金属音を響かせたのだった) -- 芥 398番
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