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そろねむスイッチ
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文通でも、他のイベントに参加しながら同時進行とかでいいんだ……スイッチ
編集:風に吹かれた君の冷たい頬に 差分:風に吹かれた君の冷たい頬に
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  • (死亡通知が届いたのは夏の暑い頃だった。全滅の為死体も戻らない、しかしそれが逆に淡い望みを残す事になったのだが…)
    (期間予定日から一月経ち、二月経ち。待ち人は戻ってくる気配は無く、いつしか夏の暑さもすっかり消えていた) -- 2012-07-24 (火) 20:30:21
    • ぼんやりと、ただぼんやりと日々を過ごしていた。何をしようとしても手がつかない
      酒に溺れた血色の悪い顔色。焦点の定まらない生気のない目。脱力して投げ出された両の手足
      何度か自分も死んでしまおうかと思いを巡らせた。それでもまだ、帰ってくるかもしれないと思いとどまった
      冷たい身体に温もりを求めて娼館にでも行こうかと思い立った。「そうじゃない」と自嘲するように壁に背を預け、また酒を煽った
      引退したらお祝いをしよう。自分には無かった温かい家庭を築こう。自分に出来るだろうか?
      ……いいや、自分一人では出来なくとも、二人ならば出来る筈だ。そう思っていた
      思えば二人で描く未来しか見ていなかった。一人放り出されてしまった今はもう、何も見えない

      あとどれだけ生きたら全て諦めてしまおうか。明日、それとも明後日か……誰も教えてくれなどしなかった
      -- 2012-07-24 (火) 20:50:48
      • (人の気配が近付いてくる。この二ヶ月、何度ディエチに期待を持たせたかも分からないソレは今日は郵便の配達人のようで)
        (郵便受けに葉書を入れると次の配達先へ向かって行った) -- 2012-07-24 (火) 21:24:03
      • 玄関との短い距離を何度往復したことだろうか。気配に敏感な筈の自分だったが、出てみたら何もなかったことさえある
        今回も気のせいだろうか、それとも本当に誰か来たのだろうか……今月の家賃の督促だろうか、それは支払った筈だけれども
        考えていても仕方がないので取り敢えずは取りに立ち上がる。短い時間の、当面の生きる目的はそれでいい
        そんなものにすら少しだけ満たされた気がして、嫌になる
        -- 2012-07-24 (火) 21:28:42
      • (葉書表の宛名はディエチ宛。と言うか、一目見て見覚えの有るその字。端の方に小さくイサの署名が見て取れた) -- 2012-07-24 (火) 21:48:06
      • 目を疑った。もう十年来にもなろうか見慣れた筆跡。手を叩いて喜ぼうかと思ったが、もう一つの可能性を思い手が止まる
        死んだ後に届けられる遺書だったら?……そんな物は見たくない。ひどく破り捨てたい衝動と嘔吐感に苛まれる
        「幸せに生きて」だとか、「忘れて生きて」とか、自分だったら言うだろうし書くだろう。ただ、こちら側に立ってようやく気づいたことだが、確かに最悪だ
        何時間内容を見ぬまま葉書を置いた机と睨み合ったろうか、ようやく意を決したのか、それを手に取り読み始める
        -- 2012-07-24 (火) 21:56:44
      • (手紙の内容はとても簡単な物だった)
        (何日も意識を失っていたが運良く命は助かった事)
        (けれど大怪我をして直ぐには帰れない事)
        (葉書の最後は、一ヶ月もしたら…そう、秋口には帰れたら良いな。それまで待たせてごめんね。の一言で〆られていた)
        -- 2012-07-24 (火) 22:33:14
      • 葉書を摘む手からは冷や汗が止めどなく流れ、震えが止まらない。またこれは幻覚じゃないかと目を疑う
        何度も何度も文面を確認した後、今すぐにでも迎えに行こうと駆け出す気持ちを抑えられない
        身だしなみを整えて走りだそうと鏡を見ると、濃い隈を浮かべたやつれた男が一人、その後ろにはひどく荒れた汚部屋
        とりあえず掃除をしよう……ここは一つ大きな度量で迎えてあげたいと
        -- 2012-07-24 (火) 22:49:26
      • (何度も確認したからこそ、どうもおかしい部分に気付くかもしれない。一月先の秋口…現在でも秋口と言うには遅いぐらいかもしれない)
        (ぺらっ、と捲り返し消印を確認するとそれも一月近く前のようで。タイミングよくと言うかなんと言うか、玄関をノックする音が聞こえてくる) -- 2012-07-24 (火) 23:06:36
      • 頭がようやく回り始め、手紙をもう一度見直して予定を立てることにした。しかしよく見ると時間の無いことに気づく
        それとほぼ同タイミングで響くノック音。周りを見回すとゴミ溜め。今度は違う冷や汗が額を伝ってきた
        せめて後1日あればどうにか取り繕えたのだろうが……致し方がないので、扉を開けることにする。した
        -- 2012-07-24 (火) 23:14:50
      • (扉を開けば、見慣れた姿が申し訳無さそうに俯き気味に立っていて)
        えっ、と…ただいま。あと、ごめんなさい…(元々俯き気味だった頭を、更に下げるように)
        -- 2012-07-24 (火) 23:27:09
      • 何か言おうとしたのだろうけど、込み上げる何かがそれを遮って、代わりに涙が出そうになる
        覚束ない呼吸のまま寄り添って、強く強く抱きしめて「……はい」
        -- 2012-07-24 (火) 23:41:57
      • (抱きしめられれば、こちらからも手を回して)ほんと、ごめんね?かなり待たせちゃってさ…
        (肩越しに、室内の様子が目に入る)…ど、どうしたのよ、これ?
        -- 2012-07-25 (水) 00:12:56
      • いいんです。どれだけ待たされようが、その先にもう一度再会できる未来があったんですから……
        (濃い隈の浮かぶ目を逸らしながら)ええとこれはその……イサの留守中に野良猫が乱入してきて暴れまして……掃除中だったんですけど……
        って言ったら……信じます?(はは、と力なく笑って)
        -- 2012-07-25 (水) 00:17:24
      • ごめんね…(もう一度だけ、謝って。ぎゅうと抱きしめる)
        そういうんじゃない気もするけど…良いよ、それでも。一緒に片付ければ済む事だし…
        -- 2012-07-25 (水) 00:27:24
      • (ほんのり張ってみた意地もそっと流されて)もう……身体は大丈夫なんですか? -- 2012-07-25 (水) 00:30:37
      • (うん、と小さく頷いて)普通に暮らす分にはね。もう冒険者は無理かもしれないけど…(はは、と苦笑い) -- 2012-07-25 (水) 00:41:28
      • まぁ、そちらのほうはもうお互い良い歳ですし……ここらで腰を落ち着けるところではあるんじゃないでしょうか
        大丈夫、生活費の方は自分が責任を持って稼ぎますから!
        -- 2012-07-25 (水) 00:44:18
      • それもそっか…(はぁ、とため息を吐く)あ、でも年はディエチだってそうなんだから、切り上げ時を考えなきゃかもね?
        や、私だってほら。普通の仕事ならきっと探せば雇ってくれる所も…ある、かなぁ?
        -- 2012-07-25 (水) 18:28:38
      • さて自分はいくつまでこの仕事が続くやら……引退したら技師でもやりましょうかねぇ
        でもイサは働き出してもすぐに休暇をとらなければならなくなりそうですし……?
        -- 2012-07-25 (水) 19:55:58
      • 技師、か。確かにアレを弄れるぐらいの腕があれば勤まりそうかなぁ…(ううん、と唸る)
        うん?(首を傾げる、がすぐに視線を逸らし気味に)あ、あぁ…かもね(頬を少しだけ染めて、こくんと)
        -- 2012-07-25 (水) 22:24:27
      • でしょ?(にこりと)ま、しばらくは療養ですけどね。傷は大丈夫ですか?まだ痛い所はありませんか?
        (支えるように寄り添って)
        -- 2012-07-25 (水) 22:42:39
      • (特に痛い場所が有るわけでも無いけれど、寄りかかり気味に)んー…大丈夫、かな。何て言ったって、もう二ヶ月も前だしね?
        最初はよく生きてたな、ぐらいな感じだったけれど…
        -- 2012-07-25 (水) 22:50:04
      • 心配しましたよ、えぇ、心配しましたとも。ま、まぁ自分も大人になりましたから取り乱さずに待ってましたけどね?
        とりあえず乱入したネコのせいでろくに座る場所もないのでちょっと片づけましょうか……詳しい話を聞かせてもらうのはそれからですね……
        -- 2012-07-25 (水) 23:03:15
      • …本当?なら良いんだけど。心配かけてごめんね?
        (もう一度、苦笑をする)そうね、大分お酒好きのネコだったのかな…ほんと、ごめん、うん。と、とにかく!片付けちゃお?
        -- 2012-07-25 (水) 23:08:33
      • そ、そうですね!片付け終わったらお風呂に入って……それから久々に手料理を食べて……それからそれから……
        (ようやく先のことを考えることが出来始めた。なくした片羽を見つけたように心は満たされて。これが幸せなんだなと)
        -- 2012-07-25 (水) 23:13:36
      • 帰ってきたばっかりなのに大変め…あ、冗談だからね。ちゃんと料理作るからね、久々に食べてもらいたいしさ(ふふ、と微笑む)
        (お互いにお互いが必要だからこそ、これからもずっと上手くいくような。そんな気がした)
        -- 2012-07-25 (水) 23:17:43

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Last-modified: 2012-07-25 Wed 23:17:43 JST (4285d)