名簿/420396
- 春先の病院 --
- 梅雨時の病院 --
- ふう…連日の雨は気が滅入る…普通だと洗濯物も溜まるが…レイテとこの人工精霊があって助かるよ(服を乾かす炎の精霊を小突きながら)
所でレイテは甘いものは大丈夫か?(チーズケーキの入った箱を取り出し) 冒険の同行者にケーキ屋がいて挨拶ついでにケーキを買ってきたんだが -- ファル
- ええ、本当に。今年も食中毒に注意しないといけない季節になって来ましたね…
それにしても便利な世の中になったものです…(感心しながら人工精霊をじっと見つめ、微笑む) ふふ、ケーキですか…はい、大好きです!折角ですしお茶も淹れましょう。(早速ティーセットを持ってくる死神) -- レイテ
- まあそれに関してはレイテに任せておけば大丈夫と信じてるさ…何か恨まれる事してないよな俺?
まあ技術は日々進歩していくもんだ。まだまだ金のかかる代物だがな それなら良かった。好みの味がわからんから無難にチーズケーキにしたが何か好きな味とかはあるのか?(箱からケーキを取り出すとそれぞれの皿に乗せて) -- ファル
- ええ…ご安心ください、私は人を不幸にする手合いの者ではありませんし。(人工精霊に手を翳し、くすくすと小さく笑って頷く)
もっと用意に運用できるようになれば、冬の暖房にも転用できそうですね、この子。 好みのケーキ…そうですねえ。チーズケーキはベイクドもレアもどっちも好きです。あとは…シュークリームとかも好きですよ。 (しっかりと抽出された濃い目の紅茶をカップに注ぎ、砂糖とジャムを沿えて出す) -- レイテ
- そうか、なら良かったよ。まあもしその時が来たら苦しまないよう頼むよ(くすくす冗談めかして笑い)
こいつらもまだ研究中だからな…普及すれば色々用途があるだけにレポートに手を抜けん…まったく肩の凝る事だよ ほお、シュークリームか…今度はそれを買うか。生クリーム入りのがやはり美味い (早速一口飲むと)ん、何時も気が利くな、疲れた体にこのジャムの甘みが沁みてくる。 -- ファル
- はい、その時はお任せください。安らかな最期をお約束しますよ。
それまでは…しっかりとお世話させていただきますから。 以前のようなマッサージもいつでもお申し付け下さい。 ふふ、美味しいですよね…クリームたっぷりのシュークリーム。 甘いもの全般には目がなくって… こちらに来たばかりの頃、当時の主に教わった飲み方なのですが…気に入っていただけたのなら何よりです。(早速一口、ケーキを口へ運んで目を細める) -- レイテ
- 腕は信じているさ、もっともその時が来るのがなるべく遅いといいんだがな
ああ、レイテにマッサージされてから随分調子が良くなったしな。また今度頼むよ 甘い物好きだったか。そういう所はやはり女の子らしいというべきか…偏見かな? …寿命で亡くなったという…随分と仲が良かったみたいだな。ああ、美味いよ。しかし甘い物好きならもっとはやく土産にするべきだったな -- ファル
- ええ、生活面においては長生きできるよう、最善を尽くさせていただきます。マッサージも含めて…
ふふ、そういうものなんでしょうか…? 確かに甘いものが好きな男性は少ないようにも思いますが… ここからずっと北の…小さな町に住んでおられた召喚師のご老人でした。料理やこうしたものはその方から教わって…(ジャムを落とした紅茶の味に懐かしむように微笑み) ふふ、では今度からはお願いしますね、マスター。 私もこうしたお菓子の作り方はいくつか知っていますから、それを披露するというのもいいかもしれません。 -- レイテ
- 嫌いじゃないが俺は好んで食べるタイプではないな。美味い物は素直に美味いと思うがな(自分もケーキを口に運び)
そうか、いや、召喚獣には酷い目にあってるのもいると聞いたからな。レイテがそうでなくてよかったよ (レイテの表情を見て微笑むと紅茶をもう一口)ん、確かに優しい味だ ああ、依頼帰りにでも買うようにしよう。この街は有名な菓子の店が多いからな。レイテが?それもいいな。…なんなら子供達用に配るのもいいかもな(そんな事を話し合いながらティータイムを過ごしたのだった) -- ファル
- ええ、本当に良くして頂いて…そのおかげで今の私はこうしてここに居るようなものですから。
ふふ、ではその時にはマスターに合わせて少し甘さ控えめにして…お子さんには歯磨きの指導もしないといけませんね? (楽しげに微笑み返しながら、また一口、幸せそうにケーキを口へと運ぶのだった) -- レイテ
- 初夏の病院 --
- 春も終わりか…これから暑くなっていきやがる…
気候の変化に風邪引くのが増えそうだよ… レイテも少し忙しくなるのは覚悟しておいてくれよ -- ファル
- ええ、季節の変わり目はどうしても体調を崩しがちですからね…
はい、その点はお任せ下さい! マスターも忙しさに負けて寝込むなどという事にならないよう、体調には十分注意してくださいね? -- レイテ
- この時期は梅雨を間に挟むから見極めが難しいのもあるからな
ん?俺はもう慣れたよ…むしろ倒れれば休めるかもとか考えるぐらいだ… 下手に病気に強い体で参ったよ -- ファル
- 昼は暖かくてもまだ朝夕は冷え込んだりもしますしね…その気温変化が寝ている間に起こりますから。
ふふ、身体は丈夫でも疲労や寝不足は良い仕事の敵ですよ。(笑みを向けながら食中毒対策の張り紙にペンを走らせ) …そうだ! 肩でもお揉みしましょうか?結構得意なんですよ、私。 -- レイテ
- 温かい格好…つっても難しい時期だしな
ああ、まあ無理はしないように気を使ってるが思わぬ所で出るからな。まあレイテがいなかった時はもっと辛かったからな んー(ぐるぐると肩を押さえ腕を回し)…そうだな。頼めるか? -- ファル
- 本当…一人で運営してたとは思えない状況ですよ。求人が出るのも納得できます。
それでも大きなミスなくこれだけ信頼されているというのは…尊敬します、マスター。 …ええ、それでは失礼して…(一見細く華奢な指がファルの肩を掴む。その見た目からは想像できない力強さで、ゆっくりと揉み解し始めた) わぁ…かなり凝ってますね。一度湯治なども考えてみてはいかがですか? -- レイテ
- まあ初めの方は知り合いぐらいだったのが徐々に増えていった形だしましな方だよ
ん…ク…(意外な力強さに痛みと解される気持ちよさに声を漏らし)たしかに上手だ んーなんだかんだでやること多いからな…んく…そうだな、こういう時期の温泉もまたいいかも知れない。一緒に行くか?…ああそこもう少し強く -- ファル
- ふふ、信頼とはそういった草の根から始めてこそですよ。それに、信頼に応える腕がなければいけませんし。
ん…やはりこうした仕事ですと、特にここの……(首筋に手をかけてじわじわと解しにかかる)首の周りとか。…ガチガチですねぇ。 これからの時期ですと熱射病に水難事故…ですか。うーん…この時期もいいですけど、でしたら秋の中ごろなどがいいかもしれませんね。 ええ、その時は是非ご一緒に。(ぐーっと指に力を込めながら笑顔で頷いた) -- レイテ
- ま、腕に関しちゃ自身が無けりゃ医者なんてやれないからな…少し手を抜いて楽に生きるべきだったか…(冗談めかして苦笑い)
あー…手術とかだと余計に気を張るからな…あーすげー気持ちいい どっちも深刻だからな…ああ秋頃に紅葉を見ながらってのもいいな じゃあ後で二人でいけそうな所調べとくか…あー…気持ちい…いてててて!? -- ファル
- もう、手抜きのお医者様なんて一番合いたくない相手じゃないですか。メリハリですよ、メリハリ。(こちらも苦笑しながらわざとらしく頬を膨らます)
かといって夏の終わりや秋の初めは今のように体調を崩す方も多いですからね。 中秋なら月も紅葉も綺麗ですし、丁度よろしいかと… あ、それでしたら以前いい天然温泉が近場にありましたので…あっ、すみません、大丈夫ですか!?(慌てて手を離し、揉むよりも押し込むような動きに切り替えた) -- レイテ
- はは、だな。昔歯医者でそれに当たってとんでもない目にあったよ…てそういう顔もするんだな。いや可愛いからいいけど
だなー。休みを取れる時期かも考えないと駄目なのが辛い所だ いや、いいんだ…おかげで随分解れた(痛みに目尻に涙を浮かべつつ) ほう、そんな所があるのか。それじゃあそっちはレイテに任せてもいいかな? -- ファル
- 口の中は痛みに敏感ですから…巧拙ははっきり出るでしょうね。 …ふふ、私だってたまにはふざけたりもしますよ。でも、ありがとうございます。
だ、大丈夫でしたらいいんですけれど… お医者様は長期休暇をとるわけには行きませんからねぇ…(少しやさしめにうなじの生え際辺りまで指をずらし、ツボを押す) はい、お任せください! 丁度日帰りで行けそうな距離ですからその点は大丈夫ですよ。 山の中の景色のいい露天風呂で…秋の紅葉の時期でしたらまた絶景かと。ふふ、期待していてくださいね。 -- レイテ
- あの時はもう駄目かと思った…おかげでもう世話にならないよう気を使ってるよ…(思い出し遠い目)
何、そういうことが似合うから子供にも人気が出るんだろう。俺がやるとな… まあな、1日2日ぐらいなら何とかなるかタイミングを見計らって…だな、じゃあ楽しみにしておこう しかしレイテはマッサージ師の才能があるな(そう言ってマッサージに身を任せ疲れを癒しましたとさ) -- ファル
- 子供心にはお医者様って言うのはちょっと怖い存在になりがちですからねぇ…(何故か診療を始める前から泣き出す子供を思い出しながら)
ええ、またお休みの目処がつきましたらその時は。 ふふ、医学書で人体の構造は熟読しましたからね。リンパや筋肉の流れに沿ってマッサージすれば…簡単ですよ。(腕を褒められれば、喜色満面でマッサージに精を出す死神だった) -- レイテ
- 新年のある日 --
- うー寒…年も明けたとはいえ春はまだまだだな…風邪の患者が多くて困る -- ファル
- ええ、本当に…特にお子さんとお年寄りが多くて…(雪のちらつく窓の外を窺いつつ、薬品棚の薬の残りを確認し)
マスターも、しっかり温かくしてくださいね? 患者さんを診るにはまず貴方が健康でないといけませんから… -- レイテ
- 体力がないからしょうがない…無駄に余った冒険者の元気を分けれりゃいいんだがな
ああ、自己管理はしっかりしているが…レイテはそういった風邪とかの心配はないのか? -- ファル
- そうですねぇ…ですがそう上手くは行かないのが現実ですね。予防法などを広める程度しか…
…私ですか? どうでしょう…今まで何度か冬は過ごしましたが、特にその様な事は… マナに変調をきたす、という事があれば別かもしれませんが。(頬に手を当て、小首を傾げる) -- レイテ
- んーまあそりゃそうだよな。町会のほうで回覧でも回すか…
こっちに来てからはないか…。ふむ、マナ酔いとかそんな感じかな? まあかかるかからないがわからない以上普段から気を付けておくべきか 風邪を引いて嬉しがるのは子供ぐらいだしな(苦笑いを浮かべ) // -- ファル
- ええ、それが今出来る最善の方法かと思います。うがい手洗いに湿度の管理に…
どういった要因でマナが変調するのかは分かりませんが…マナの状態が体調と大いに関係しているのはあると思います。 …ふふ、私も休息やマナ補充などをしっかりして、生活にメリハリをつけていった方が良さそうですね。 マスターに看病されたのでは立場がまるで逆ですから。(その様子を想像したのか、くすくすとおかしそうに笑う)// -- レイテ
- 改めて書き出すとやること多いな…めんどがって子供はやらねえんじゃねえかこれ?俺なら絶対やらねえぞ
考えられるのは魔法なりオリハルコンに触れるなりで魔力吸収されるか あるいは質の高い強大な魔力に汚染されたりだな…まあそんなのと出会うなんて滅多にないから心配は無用か ま、無理はさせないようこっちでもスケジュールは管理しておくさ はは、そうはいうが主従関係といっても持ちつ持たれつだからな。むしろ今レイテにいなくなられると困るのはこっちだよ -- ファル
- うーん…甘い香りの石鹸やうがい薬などがあれば…しかしそうなると我々では専門外ですしねぇ。(少し困ったような表情)
特にこの街には色々な種族やその技術が流入していると聞きますからね。 全く有り得ない…とも言い切れないのが困ったところですけれど。 …ふふ、はい、ありがとうございます。 私も身体の温まる料理などでしっかりサポートさせていただきますからね。 -- レイテ
- 確かにな…だがいい考えかもしれん…業者の方に聞いてみるか
まあ極力危なそうな所に行かなければ問題はないだろう こっちもそんな所に連れて行くつもりはないからな ああ、仕事の手伝いも家事についても…何より帰ってきた時誰かに迎えて貰えるってのはやっぱり良いもんだよ -- ファル
- うがい手洗い以外にも、他の医療行為なども楽しくする手段を考える…というのもいいかもしれませんね。
そうすれば泣き出すお子さんも減るかもしれませんし。 例えば…聴診器で心臓の音を聞かせてみるとか。 ええ、日常過ごす分には何も問題はないでしょう。誰かに狙われるような心配も、今のところありませんし… ふふ、私も自分だけではなく誰かのためにこうして自分の能力を使えるというのは嬉しい限りです。 -- レイテ
- 楽しんで…か、中々に難しい意見だ。とはいえ注射の時に何かに夢中にさせられれば随分と楽になるんだがな
俺はただの医者だしレイテも特に悪さをしてるわけでもないからな この街自体わりと色々集まってるが暴れたりするのは滅多にいない…不思議なもんだよ ああ、後は俺が寿命を迎えるまでは愛想尽かされないようするだけだ -- ファル
- お医者様が身近で敷居の低い相手になれば…いろんな病気も早期発見出来たりして、もっと健康水準も高くなると思うんですよ。
この町ほど様々な種族が隣り合って仲良く生きている街はありませんからねぇ…何事も平和が一番です。 ふふ…私も飽きたりされないように頑張りますね、マスター。(満面の笑みを湛え、静かに頷いた) -- レイテ
- お昼時の休憩時間 --
- …午前の診療、お疲れ様でした。(ナース服姿のまま、昼食の雑穀粥を持ってくる死神)
相変わらず患者さんも大勢……信頼されているんですね、マスターは。(匙を並べながら、にっこりと微笑む) -- レイテ
- (診断書をまとめるとファイルに閉じると)イヤ、そちらこそ手伝いご苦労さん。
(笑顔を向けられると珍しく柔らかい表情で)ん、まあこの街で育ったからな。顔なじみの分安心できるんだろう もっとも…子供達には不評のようだがな(目元を指差し苦笑い) -- ファル
- ええ、ここの仕事にもだいぶ慣れて来ました。…この服にも。(身を包む白く清楚なナース服の裾をつまみ)
医師というものは信頼が大事ですからね。積み重ねてきたものの結果が目に見える形になった、とも言えるでしょう? ふふ、そうですねぇ…(泣き出した幼児を自分があやしたのを思い出しながら、思わず苦笑を返し) ですが、ニヤニヤしているお医者様と言うのも…(どうぞ、とサラダのボウルを添え、自分も腰掛ける) -- レイテ
- ああ、物覚えが速くて助かったよ。…実際レイテにはその服が似合ってるよ
ああ、患者がセクハラしたら容赦なく叩いてやれよ?(枯れた自分が見ても十分美人と思えるからか忠告する) ま、昔から面倒見は良いといわれてたからな…ああ、その積み重ねに色々助けられてるよ いや、その点は本当にありがたい。レイテがいなかったら子供は相手に出来そうに無い そりゃな、不信感しか抱けねえな。ン、サンキュ(レイテが座ると早速粥を一口) …うん、お前が来てくれてこっちも随分いい食事が出来るようになった…美味い -- ファル
- ありがとうございます、結構気に入ってるんですよ、これ。 セクハラ…ですか、ええ、まぁ…その時は。(あまり理解していない様子で頷き)
ふふ、お子さんの相手なら任せてください。家政婦としてお世話を焼いた事も何度かありますし…(自分も粥に口をつけ、嬉しそうな微笑を返す) 何事も身体が資本ですからね。医者の不養生という言葉もあります。 せめて食事くらいは、消化と健康に良いものを食べていただかないと。 -- レイテ
- 気に入ってもらえたなら用意した甲斐があったよ。…なんか隙だらけだな(苦笑いを浮かべるとまた一口)
なるほど、扱い慣れてるわけだ…つってもまかせっきりには出来ないから何とかしないとな ああ、やっぱり食事は健康に繋がるからな、俺が作ると味付けが濃くなっちまう いい嫁さんを見つけたよ。これからも頼む(少し冗談めかして感謝を示す) -- ファル
- うーん…もう少し柔らかい表情を維持できれば、あるいは……(サラダをつつきながらファルの顔をまじまじと眺め)
あとはしっかりした休息と生活のリズムと…健康に、充実した生活をしていただかないといけませんからね、マスターには。 ふふ、主人…という言葉は便利かもしれませんね。こちらこそよろしくお願いします、マスター。 -- レイテ
- それが中々難しい…せめて目付きが…ゴホン…あまりじろじろみんでくれ(顔を弄ってると見つめられた事に赤面し)
そこら辺は気を付けてるが…ああ、俺ばかりじゃなくレイテも自分の体には気を付けろよ? 死神だからって病気も怪我もあるだろうしな ああ、いや冗談だぞ?…んむ、レイテと話していると調子が狂う…悪い気はしないが ああ、こちらこそよろしく…さて、早く食事を済ませて午後も頑張るか -- ファル
- (ファルのそんな仕草や反応もニコニコしながら眺めている死神)
ええ、マナの体であっても身体は身体。痛みもありますし変調をきたす事もあります。その辺りは抜かりなく… それに…死神が病んでいたのでは格好もつきませんしね。 ふふ、私が居ることで貴方の人生に彩が添えられるなら幸いです。 はい、午後も続けて頑張りましょう!(大きく頷くと、束の間の休憩を噛み締めるように食事を続けるのだった) -- レイテ
- 休診日の病院 --
- さて、約束通りレイテの引越しだが…荷物が少ないと言っていたよな? -- ファル
- あ、はい!私は服も持っていませんし、私物といえば細々した物を持ってくるだけですので… -- レイテ
- 服を…ああ、そういえばその衣服は魔力の結晶みたいなものだったな
とりあえず君の部屋だが…(自宅も兼ねている病院の2階の一室に案内し) クローゼットやらは備え付けてあるが服が無いなら意味は無かったな(そういってドアを開け室内を見ると)…まずは掃除しよう -- ファル
- ええ、着替えも何もかも、マナ一つで事足りますので…(ファルの案内について行きながら)
クローゼット…そのうち服なども着るようになるかもしれませんし、無駄にはならないかもしれません。 ……あらあら。(室内を見ると何故か少し嬉しそうな声を上げ)…そうですね、早速。(既にホウキを手にしている) -- レイテ
- んーむ、魔法除去とかかけたらどうなるんだ…?
ああ、君を見初めた患者から送られたりするかもしれんしな(声を殺すよう喉で笑い) 君は本当に楽しそうな顔をするな。…ホウキは任せる(そういうと長身を活かしはたきで高い所から埃を落としだす) -- ファル
- ん…度合いにもよると思いますが、脱げてしまうんじゃないでしょうか…?(服の胸元をつまんでみながら首をかしげ)
ふふ、それはどうでしょう…? ですが、普通の服を着ることでマナの消費を抑えることも出来そうですし…熟考の余地あり、ですね。 (窓を開け、頭に三角巾を形成して床を掃き始める)…どこのお宅も、使っていない部屋とはこんなものですよ。そしてそれを掃除するのもまた楽しいんです。 -- レイテ
- なるほどな…なら万が一を考えて用意しておいた方がいいだろう。…つっても今あるのはせいぜいナース服ぐらいだが
(はたきを大雑把に振りながら)まあ人が入らないとすぐ誇りは積もるからな… (埃が舞うたび咳をし)これを楽しめるのか…嫁にしたがる奴が後をたたんだろうな -- ファル
- ナース服…仕事中に着るのでしたら丁度良いかもしれませんね。後でサイズ合わせをお願いできますか?
(依然として笑顔で埃をちり取りに集めつつ)ふふ、ですが、今までそういったお申し出はなかったんですよ。 家政婦として主人が天に召されるまで…というのは結婚に近いものかもしれませんけれど、ね。(手際よく、今度は床をモップがけしはじめる) -- レイテ
- ああ、流石に普段着ろと言わんよ(苦笑いを浮かべ)
そうなのか?…ああ、確かに今までの職場だと出会いは少ないか(だいたい終ると窓を雑巾がけし) …いや一応言っておくがあの契約書はそう意味じゃないぞ(丁寧にやっているつもりではあるがやはり比べると粗雑さが目立つ) -- ファル
- ええ、今までの仕事はどちらかといえば死者が相手でしたしね… 家政婦として雇っていただいたところも、大抵は一人で寝たきりになってしまわれたご老人のお宅が多かったですし…
ええ、承知しています。(笑顔で答える)ですが世間的には似たようなものかと。 …あ、勿論私は家政婦兼看護婦ですので、貴方にもしそういう方が居られるのでしたら…(などと、要らん気を回しながら床を拭き終える) あ…細かい部分は後で私がやっておきますので… -- レイテ
- 勿体無いって言うのもなんだが…(相手が死神である事を考えながら)&brハハ…近所のおばさん連中が見合い避けにはいいかもな(ざっと窓拭きをおえ)
ああ、そっち方面は残念ながらいねえよ。だから俺のせいでそっちに迷惑かかるかもな …やっぱりこういうのは雑になっちまうか(丁寧に拭かれた床と自分の拭いた窓を見比べると申し訳無さそうに) -- ファル
- なんと言えば良いか…私はまだ、そういった感情はあまり理解できていないような気がします。
人を好きになるって、どんな感じなんでしょうねぇ……(後始末を始めながら、少し遠い目で息を吐く) …いえいえ、本来これも私の仕事ですから。 今度の休診日にでも家中を一通り掃除しておきますね。(ファルの髪に乗った埃の塊をそっとつまみ上げながら、にっこりと微笑む) -- レイテ
- そういった経験はないって事か…まあ召喚されてからそういう暇も無さそうだしな
どうって…まあ…口で説明し難いな… まあ人付き合いが続けばそのうちわかるかも知れねえよ(興味が無い訳ではない事を知ると優しく微笑み) ああ、そうしてもらえると…すまんな(突然の行動と笑顔に流石に気恥ずかしさから少し赤くなる) ホント良く気が利くよ。…さ、飯にしようか(そういうとテレを隠すように部屋を後にした)// -- ファル
- なるほど、説明されるよりも心で感じた方がいい事…なのかもしれませんね。(納得した様子でぽんと手を打つ死神)
お任せください、その時は全身全霊を込めてピカピカにしてみせますから! あ、簡単なものでしたらすぐ作りますね、お食事が終わったら洗濯も……(そんなことを言いながら、台所へ向かうのだった)// -- レイテ
- 昼休みの病院 --
- (最後の客が帰るのを見ると大きく伸びをし)ふー…午前は何とか終ったが流石に一人だと厳しいな
求人もさっぱり出し…来た子はみんな怯えて逃げるからな。やっぱ俺の目付き悪いか…(鏡をじっと見るとやたらと目付きの悪い男が映る) さて、とりあえず飯にするか…(そういうと玄関に向かって歩き出す) -- ファル
- (扉に向かったファルの目の前で、コツコツとノックの音。控えめな声がそれに続く)
…ごめんください、看護婦を募集していると聞きまして…(澄んだ女の声。戸の外の気配は応答を待っている) -- レイテ
- (ドアを開ける矢先でノックされ多少驚き)あ?…午前の診察は…て看護婦!?
…渡に船…か?ああ、開いてるから入ってくれ(外で待つ人物に声をかけると面倒だと待合室で面接する事にし椅子に座る) -- ファル
- ええ、では失礼します。(そっとドアを開けて声の主が姿を見せる。先日墓地で出会った銀髪の少女)
先日は、どうも。(屈託のない笑みで一礼。診察所に進み入る) 驚かれましたか? 丁度私も何か他の仕事はないかと思っていたところでして… -- レイテ
- ああ、ようこ…そ…(入ってきた少女をぽかんと見つめ)
…ああ、流石に驚く。勧誘を頼んだ相手が来るとは流石に予想できん まあそれはいいが…看護の仕事もできるのか?まあ最低限の手伝いが出来れば十分だが -- ファル
- ふふ…あ、申し遅れました、レイテと申します。(改めて名乗り、再度一礼する少女)
ええ、こう見えて何年か前には看護婦もやっておりました。…もっとも、従軍看護婦でしたので、処置といえば……(苦笑めいた笑みと共に首を振り) ともあれ、外傷の応急処置やマラリア、破傷風、敗血症、赤痢…そういったものの対処には経験があります。 それと…(診療所内を見回し)家政婦の経験もありますので掃除や洗濯、料理といった雑務もこなせますよ。 -- レイテ
- ああ、レイテさんね(礼儀正しい子だなと胸中呟き)俺はファルシオン。この病院の院長をやっている…つっても一人だがな
(経歴を聞き逐一メモしていくと)へえ…さすが従軍だけあってそっち方面には強いんだな これなら即戦力に…まあ後の細かい技術は後々覚えていってもらえばいい (部屋を見回す姿に苦笑いを浮かべ)ああ、男やもめで掃除が行き届いてるとはいえないだろ しかし家政婦もか…あんたみたいのが働いてくれるとこちらとしては助かるから即採用 …と言いたいが、一応金銭などの確認もだな…住み込みか通うのかとかもあるし(書類を差し出すとそこにはつきの給金…それなりに高給である) -- ファル
- ファルシオンさん…ですね、よろしくお願いします。
…ええ、とは言っても、実情は手足を切り落したり、指定された薬剤を注射する程度、といった方が正確ですが… (掃除のし甲斐がありそうな気配に、逆に目を輝かせ)むしろ最近では家政婦の方が本業のようなものですから… (などと言ってる間に差し出された書類に目を通し)こ、これは少しいただき過ぎな気が…家政婦も、となると住み込みの方がやりやすいでしょうし。 それと…一つ要望を呑んで頂ければ、お金は結構なのですが……(少し言い辛そうに切り出す) -- レイテ
- ああよろしく、…いや、そういった胆が据わってるなら十分だ。実際に術式を施すのは俺だし気を失わないだけでな
(爛々とした表情に僅かに微笑み)家政婦として有能ならさぞ手ごたえのある場所だろう ああ金銭面はしっかりとサポートしておくべきだからな、それにこれでも客は多いから妥当な…ん?要望?できる範囲内でなら聞くが… -- ファル
- はい、その点に関しては平気かと。野戦病院とは天と地の差でしょうから。
(表情を輝かせたまま、大きく頷く)ええ、採用していただけるなら、看護婦として、家政婦として、精一杯頑張らせていただく所存です。 ……その、要望というのは…ですね。(重々しく口を開いたかと思うと、少女の姿が光に包まれ、質素なエプロンワンピースから一転、仰々しい黒衣を纏う) (虚空から鎌を顕現させて肩に担ぐと、まさしく死神のそれである)その…魂の処遇を私に任せていただきたいな、と。亡くなった方や…貴方の物も。あ、もちろん…決して殺せという意味では… -- レイテ
- (目の前で一瞬で衣服が変わると流石に呆気にとられるもすぐに平静を装い)
ああ…と…つまり君は死神で…もしもの時は俺を含め死者が出ればその魂をあの世に送りたいと… ……流石に驚かされるな。いや、死神の仕事については勘違いなく理解を示すが… いや、ある意味本当に最後まで付き合えると言う事か…少し考えさせてくれ (しばし考え込んだ後意を決したように頷くと)要望と言うのはそれ…一種の契約に近いものと言う事でいいのか? -- ファル
- ええ、端的に言いますとそういう事になります。
勿論、この診療所でそうそう死者はでないでしょうし、貴方の魂を導くのはもっと先になるかとは思いますが… 死後、悪霊や地縛霊となって彷徨う事は無いという保証はいたします。 お返事はすぐでなくてもよろしいのですが…(少し真剣な表情で説明しながら、再び元の衣服へと戻る) え…?ええ、契約…それが一番妥当な表現ですね。そもそも私は召喚術と契約によってこちらの世界に呼び出されたものですから。 -- レイテ
- 君みたいな子が墓守なんかしていた理由も納得がいった。いや、死後まで含めてアフターケアが出来るならこちらから願いたい
もっともなるべく死者を出さないようにはしたいがな(そういうと苦笑いを浮かべ書類を一度回収し少し書き加える) ふむ、召喚獣…立場上サプレスか霊界辺りか、なるほどな。まあ詳しい生い立ちは後々窺うとしよう(そういうと再び書類を渡し) では契約書に納得できればサインを…出来れば君のような可愛い子に働いてもらえるとありがたい なんせ目付きのせいで子供に怖がられるのでね(差し出された書類は給金が上げられていた) -- ファル
- ええ、特に兵士や冒険者の方は納得できないまま亡くなる方も多いので…
ふふ、お察しの通り、サプレスから召喚された死神です………っと。(もう一度渡された契約書に目を通し、少し面食らう) ……よろしいのでしょうか、こんなに…(とは言いながらもペンを走らせる’Lethe’としっかりした文字でしたためてあった) ……これでよろしいでしょうか? …では、末永く…よろしくお願いします。(今一度、満面の笑顔と共に、深々と礼をした) -- レイテ
- こういう街だからこそ君みたいのがいる方が安心できるだろう
俺自身はサプレスに行ったことが無いが先生が色々渡り歩いていたからな ああ、その分仕事はきっちりとこなしてもらうから安心していい (書類を受け取ると確認し)記入漏れもなし。部屋への荷物運びやらはまた後日だな …なんかその言い方だと結婚するみたいだな(珍しく若干のテレを含み)ああ、こちらこそよろしく// -- ファル
- ……なるほど、召喚術の知識も相応にお持ちのようですね。
私としても理解のある良い方にめぐり合えてホッとしていますよ。 …はい、とはいえ、何せこういう身分ですから荷物も少ないので…一両日中には。 ふふ、死が二人を別つまで…という言い回しをすれば、当たらずしも遠からず、といったところかもしれませんね。(冗談めかして言いながら、喜色満面で答えるのだった)// -- レイテ
- 街にある大きな霊園 --
- …お前が死んでもう2年か、早いものだ(知り合いの墓の掃除をし簡単な墓参りを済ませ)
こっちは相変わらず忙しいよ。冒険者の街だ、腕は十分あるから患者には困らん もっともお前を救ってやる事が出来なかったが…しんみりした話はお前は好かんか。ま、最近は忙しすぎてな 一人じゃ辛くなってきたぐらいだ(貸し出しの桶やらを纏めるとじっと墓を見つめている) -- ファル
- (夏の日差しの中、ファルの背後で箒が音を立てる。そこに居たのは、以前には見なかった銀髪の少女)
(目が合うと静かな笑みを湛えて会釈し、墓とファルとを交互に眺める) ご友人…ですか?(箒を操る手を止め、そっと訊ねた) -- レイテ
- (長い時間見つめているうちに聞えてきた物音に我に返り振り向く)
(少女が自分に向けて挨拶していると気がつくと同じく…もっとも生まれつきの鋭い目はそのまま会釈を返し) ああ、子供時代からの友人だった…アンタも墓参り…て感じじゃないか…ここの管理人かい? -- ファル
- ええ、今年に入ってから、ここで時々管理の仕事をさせていただいております。
ご友人もきっと喜んでおられると思いますよ。これだけのお墓があっても、全く手付かずのままのものも多いもので…… (多数立ち並ぶ墓標を見回し、微笑みに少し寂しげなニュアンスを滲ませながら)特にここには、無縁の冒険者の方も多く眠っておられるようで… -- レイテ
- なるほどな、定期的にここには来るがみない顔だと思ったよ
…だといいがな。役立たずと罵られててもおかしくはねえよ(そういいながらも気を良くしたのか少し柔らかい表情を浮かべ) …ああ、毎日のように死人が出るからな。冒険者たちのおかげで大きくなった街だがそれゆえにって言うのも酷い話だ しかしアンタみたいな可愛らしい若い子がこんな仕事やってるのも驚いたよ -- ファル
- 役立たず…ですか? ですがきっと分っておられるはずですよ。幼くからご一緒だったのでしたら尚更…
事情を抱えて故郷から遠く離れたこの地で冒険者になる方も少なくないようですしね…私にできるのはこうして安らかな眠りを提供するくらいです。 ふふ、お上手ですね。人寂しい場所ではありますが…こういった仕事が好きなんです。こうして、人のためになる仕事が… -- レイテ
- (小さく息をするように笑うと)ああ、少なくとも恨みつらみもって祟る奴じゃなかったからな
理由は人それぞれだが医者としては命は大事にして欲しいものだ クック…アンタみたいのが守ってくれてるなら安らかに寝れるだろ…ああ、ここら辺に掲示板とかねえかな?求人広告張って周ってるんだが… -- ファル
- あら、お医者様でしたか。なるほど、それで役立たずと…?(合点の言った様子で手を打ち、頷く)
…ええ、命を張るのがお仕事…とはいえ、出来れば充実した生を過ごして欲しいものです。 ふふ、だと良いのですが… 求人広告を?でしたらあそこに…(管理小屋の脇に立てられた小さな掲示板を指差し) とはいえ…こんな場所ですので実際に効果があるかどうか。(少し苦笑しながら箒を動かし始める) -- レイテ
- ああ、こんな街で生まれ育ったからこそ医者になったんだが…(じっと空を見上げ)ままなら無いもんだ
(随分と悟った考え方だと胸中思い)ああ、サンキュ。ま、何もしないよりはましだからな(掲示板に住み込みでの看護の手伝いの求人広告を張り) …こんなもんか。よかったらアンタからも来訪者に勧めておいてくれ。見返りに怪我や病気したら広告の場所に来てくれたら安く診るよ (軽く冗談交じりに声をかけるとじゃあなと手を振って返っていった)// -- ファル
- その気持ちだけでも十分ですよ、きっと…(ファルが広告を貼る様子を掃除しながら見守り)
…ふむ、看護士の募集ですか…承知しました、ふふ…ええ、その時はどうぞよろしく…… (去ってゆくファルに小さく手を振り、笑顔で見送りながら)……看護…ですか。 良いかもしれませんね…(ぽつりと、人気のなくなった墓地を掃除しながら呟くのだった)// -- レイテ
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