クードレーゲン家出身 レキシア・クードレーゲン 140218 †
ID: | 140218 |
名前: | レキシア・クードレーゲン |
出身家: | クードレーゲン |
年齢: | 17 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
その他: | ステータス/戦歴 |
彼の旅立ち †
飛龍の住む山脈、「クードレーゲン」にて細工師の弟子として暮らしていた17歳
ある日行商人と一緒にやってきた吟遊詩人にさまざまなおとぎ話を聞かされる
曰く、森の樹よりも大きく、鉄より硬い殻を持った大サソリ
曰く、広げるだけでであたりが夜になるほどの巨大な翼をもった鳥
曰く、光の剣と弓を持つ巨人を操る男たちの争い
曰く、歩いてしゃべって踊って歌まで歌える不思議な人形
そして、最も暗い大地の底、果て無き森の果て、時に埋もれた遺跡、それらに挑む冒険者という生き物達の話
それらに比べたら彼が今まで聞いてきた御伽噺のなんて陳腐なことだろう
この土地にある物語のなんて少ないことだろう
「少ないのなら作ればいい」
「つまらないのなら、俺が面白くすればいい」
少年がそう思うのに長い時間はかからなかった
少年は行商人の馬車に乗り込み旅立つだろう
右手に古い剣を持ち、左手には真っ白な一冊の本
胸に夢と希望を詰め込んで
旅立ちの終わり †
コボルドの持つ粗末な槍が体を貫いたのを感じる
経験は足りなかった、装備も足りなかった、連戦による疲労も間違いなくあっただろう
それでも、やはり一番の原因は油断だった
血が流れていくのを感じる
きっとこの血が止まるとき、俺は死ぬんだと理解した
一緒に倒れ伏した仲間がコボルドに凌辱されているのを見ながらただ祈る
死にたくない
生きて、いたい
どんなに祈っても願いはかなわない
世界は、今日も残酷なほどに、平等だった
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