サーヴァント クラス:アーチャー †遠い遠い彼果てた大地で農具を持つ傭兵と子供がいた
「おじさん、どうして鍬を持っているの。兵隊さんでしょ」 「兵隊だけどな、腹が減ったら戦えないんだよ。それに皆が腹一杯なら戦わないだろ」 「そうなの?」 「そうなの。皆腹一杯なら幸せで戦争なんてしないの」 「戦争しないために畑耕すの?兵隊さんなのに?」 「そうだよ。俺たちは戦争しないために戦争してるの」 「ふーん、わかんない」 「だろうなぁ」 「でもおなかいっぱいなら幸せなのはわかるよ」 「だな」 その言葉は晴れた晴天のように響く腹の音と笑顔に乗って 近くて遠い、遠くて近い街に母と子がいた 「お母さん、正義のヒーローって悪いヤツがいないとなれないの?」 「相対性の話を持ち出すなんて…どこで聞いてきたのかしらこの子」 「ねぇ、どうなの?」 「そうね…正義と悪が2つ正反対の場所にいるから、相依存の関係にある…という説ね」 「どういうことなの?」 「簡単に言うと正義のヒーローだけがいても悪役がいなければ正義のヒーローは戦う相手がいない」 「すなわち、正義のヒーローはいてもいなくてもいい。正義は悪党がいるからできるんだ、ってこと」 「…おかしいよ、正義のヒーローは正義のヒーローなんでしょ?」 「そうね、おかしいわ。」 「そうだよね」 「えぇ。大事なのは悪がいなくても正しくいようということよ。悪がいるから正義がいるなんて…悪に都合のいい嘘」 「じゃぁ、正義のヒーローはいるんだ」 「いるわ。正しいことを…皆が幸せになるように今も生きている人が」 「やった」 「だからね、正義のヒーローになるなら。皆の笑顔のために戦える人になりなさい」 「うん」 「みんなの笑顔のために戦える人が…本当の『正義の英雄(ヒーロー)』よ」 その言葉の影には太陽の如き熱と雨の如き悲しみがして…未来へ続いていく… 相談用コメント欄 †【文字サイズ調整】&size(){xxx}; 【画像挿入】 &ref(画像,XxY); 【ルビ】 &ruby(xxx){xxx}; 【改行】 &br; 【強調体】''xxx'' 【斜体】'''xxx''' 【強調+斜体】'''''xxx''''' 最新の1件を表示しています。 コメントページを参照 回想スペース †最新の1件を表示しています。 コメントページを参照 聖杯なう。主に相談事など †最新の1件を表示しています。 コメントページを参照 方針 †
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