http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst073025.png ワイルド・ザ・アーニス・バッハオーフェン Edit

ID:491793
草原でワイルド
名前:アーニス
出身家:バッハオーフェン
年齢:16
性別:
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前職:
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理由:
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状態:
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その他:ステータス/戦歴/名簿Edit
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http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076254.gif : 無銘退魔刀
http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076268.gif : 執事さんコス
http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076284.gif : 呪いの首輪

http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076264.gif : 誰でも読める-メイド入門-




三行 Edit

  退魔刀
    × 少年
       × 呪いの女

呪われている Edit

●概要

  • 生まれは遠い異国の地。とある旅神父の破廉恥によって産み落とされ、母親によって女手一つで育てられる。
  • 呪われている。変な幽霊の女に呪われている。この呪いから逃れるためにも魔を絶つ冒険者(祓魔師)を目指す事にした。
    どうにかして呪いの女を振り切って、命からがらにこの街まで逃げてきている。
    本来は他所の学園に入学する予定であったが、余裕の無い彼の行動によるものか風の悪戯か、メイド科に入学することになった。
  • やっぱり呪われていた。
  • 山間の田舎村で育っている。
  • 父親は彼と一度も顔を合わせた事がない。お互いに見知らぬ他人の様に思っているのだろう。
    神父である事は知っているらしく、その為に教会関連の施設を敬遠している部分もある。ほのかに意識しているらしい。
  • 当然の事ながら祓魔師としてはペーペーも良い所であり、悪魔も指で折るほどしか見たことも無い。
    知識も実力の方もおぼつか無いもので、退魔の刀も宝の持ち腐れといった具合。
  • それでも人並み以上の体力は持っているらしい。大体の怪我は一晩眠れば治ってしまう程度の生命力がある。

●外見

  • 身長160cm前後、体重は月並みで、体躯は年齢相応のもの。俊敏そうな印象を受ける。
  • くせのある黒髪に紫色の瞳。片方の目元に二つ並ぶほくろがある。犬歯で、心成しか耳が尖っている。
    刀を常に肌身離さずに持っている。他、呪いの証として外せない首輪を装着している。本人にも見えない鎖が存在しているらしい。

●内情

  • ヤンキー風味で野性的。礼儀は知らないお年頃。
    見た目とは裏腹に結構ナイーブ。女には絶対に手は上げない様にと"教育"されている
  • 田舎暮らしの弊害か、世間知らずだったりする。人馴れしない部分が多い。
  • 趣味は通信販売のカタログを見る事、好きな言葉はワイルド、苦手な物は(主に黒髪の)女性。ただし母親はその限りにあらず。
    苦手になった理由は主に呪いと密接に関係しているものだ。

◆無銘退魔刀

  • 鞘には銀細工が施されているが、何処かの国の古代の文字が刻まれている。
  • いざという時の為にと、出来心の父親が彼と母親へのお守りにと一族に伝わるものを残していったらしい。
    鞘は硬く閉じて決して常には引き抜く事は出来ないが、魔族の気配や血に反応してその刀身を顕にする。
  • 邪や魔を食らって絶する力があるらしく、刃こぼれをする事もない様だ。
    呪われている影響か、アーニスから一メートル以上は離れる事が出来ない。引き離そうとすると磁石のように吸い寄せられてしまう。
  • //

現状 Edit

☆少年は未来を得るために旅をした。自分と言う存在を確かめるために、独り、冒険者になって。
だが結局の所は、人間の持つひ弱さを"彼女"に披露してせしめた、というだけだと言う事だ。

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 アーニス>名簿/491793 COLOR(#CC3333){ア} COLOR(#333366){呪} &br;
お名前:
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http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst073026.png 呪いの女・エリス Edit

ID:491888
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名前:エリス
年齢:???
その他:ステータス/戦歴Edit
◆その女、呪い的存在につき
◆概要:
長い年月をアーニスの持つ刀に封印をされていた女。観る者を惑わす程の美貌を持つ。
現世にその真なる姿は無く、虚無なる存在としてのみその姿を現す。
腐れ縁以上のものを感じてアーニスに手を貸す事を約束しているが、
その条件として彼を下僕とすることで扱きを使っている。いた。
何やらたいそうな存在であるらしいが、それも自称である。

普段は幽霊のような存在となり、アーニスを呪っている見守っている。
幻惑の術によって魔力の具象気体を作り出し、現世に存在を固定する事が出来るらしい。
月の深い夜。彼女がふらふらりと優雅そうに散歩をする姿も見られるだろう。

■外見設定:
膝まで伸びる黒髪に青い白い瞳を讃える乙女。

■内面:
古風な言葉を使う。俗に言う姫言葉と言う奴である。
性格はお世辞にも良いとは言えないが、潔癖な一面もある。わがままレディ。
特技は呪詛や呪術の類。好きな物は月夜。嫌いなものは汚れた生き物、等。







個人スペース Edit

◆月詠みの間

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  •  まどろむ視界の中、ふいに身体を揺さぶられてその場で身を硬直させた。肩に女の爪が食い込んでいる。
    村から一つ山を隔てる森の中、木々の合間に縫うように伸びる道の端に身を潜めるようにして、アーニスはその場にかがんでいる。
    視界は暗い。そよ風が僅かに肌に触れて、サワサワと木の葉の擦れる音を立てているが、全くの静寂を保っているものだ。
    -- 2012-12-22 (土) 02:19:45
    • アーニスはよもや未だに信じる事も出来ていないのだが。
      今、彼の背中に身体を預けるようにして足先を地につけることも無く、ふわりと浮かび上がっては、妖艶な笑みを絶やさす居る女とは
      魂の住処、肉体の一部を共有していると言う状態であるらしい。
      感覚的には一つ屋根の下で仲良しこよし、といった具合である。……それも見知らぬ妙齢の女性と、自分がである。
      実感こそないが、その様に思うとざわつくような妙な気分になる。心の奥底を覗かれている様な錯覚もあった。
      半場、幽霊に取り付かれでもしているような心地である。
      だが、この女は言った。
      「わらわは貴様ら人間の言う所の神である、精霊である。であるが故に、お前は魂をわらわに預けているとも言う。お前は血と肉を捧げ物にして、
      特別の奇跡を求めたという事じゃ。この事を深く感じ入り敬服するがよい。このわららの所有物になったのだぞ。」
      その言葉尻までもが嬉々としている。
      代償をきっちりと求めている所、悪魔とは何が違うのか、とも思ったが反論は許されそうにもなかった。徐々に肩に食い込む爪の力が増している。
      「何か、勘違いしてるみたいだけどさ。俺、別にあんたに魂まで売り渡したつもりはないからな」
      「ははん?」
      「死にたくない。まだ生きて、色々な事をしたいんだ。」
      「なぁにを言っている。わらわとならば様々な事も出来るではないかえ」
       言葉が続かない。押し黙ってアーニスは地面を見つめた。ぐるぐるとしたものがくい気味に頭に浮かび上がったが、言葉にはならないものだ。
      妙な緊張があり、それから周囲の木々の合間にざわめきが立つのを感じた。
      「来たぞ……」背を覆う様にあった気配が消えていくが、脳裏に響くような声が続く。「畏れず、克せよ……人間……」
      言葉通り、草葉の陰の間から身を乗り出して覗き込むと、暗中に誰かがこちらに向かって来るのが見える。
      アーニスも、その姿には見覚えがある。
      -- 2012-12-22 (土) 02:21:08
      •  立ち尽くしたまま、その歩む姿を見守った。こちらの視線には気付いているらしく、目配せをしてお辞儀をされる。
        鮮明な記憶が蘇るように甘く、身を溶かすような香りが鼻腔に届く。不思議なことであったが、嗅覚が鮮明である。周囲が静寂に包まれていた
        事もあったが、ぼそぼそとした声が耳元で何かを囁くようである。どうしたことか五感が研ぎ澄まされている。
        左右にその背を見送ると、はっとして、その女に声を掛けた。
        「ど、何処に行くつもりだよ。そっちは森の奥を抜ける道で、人気もないし……夜になったら獰猛な獣も出るから危ないぞ。」
         気後れをしていたが、それは前回にしても同じであった。違いがあるとすれば、内心恐々としていて、逃げ腰になるかけていることだ。 
        「それは……
        どうも……ありがとう御座います。けれども、どうしても行かなくてはならない道行きですから……」
         女は言葉の端が妙にぼんやりとしている雰囲気がある。ヴェールを被っているのだが、白い布地から覗き込む表情は儚げそうであるものの、
        具体的な表現としての掴み所がない。何処か憂いている様でもあれば、一点をじっと見据えているとも思わせる。
        「本当に、この先は古くさった祠しかないんだ。村は反対側だしさ……」
        「どうか、お構いなく……」
         引き留め様としても、とっとと歩いて行ってしまう。仕方が無いのでその歩みに追従しようとする。
         ヴェールの女が、ぴたりと一瞬歩みを止めた。それを通り越して道の先を進んで行く。
        「しょうがねえな、案内するよ!俺のせいで女の人が森で迷子になりでもしたら、大変だからな!」
         女は無言である。
        -- 2012-12-22 (土) 02:21:59
      •  歩みを止めて背を振り返る事は出来なかった。
        ただ後頭部に針が刺さるような視線を感じる。女は常に距離としては歩幅で三歩程を保ったままでいる様だった。
        アーニスは歩き出して間もないと言うのに汗を吹き出させていた。心臓が鐘を鳴らすように忙しなく、どうしても早歩き気味になっている。
        それでも、女はぴったりと距離を保って歩いている。
        道なりであるといっても、険しい山中の道である。でこぼことした地肌がほぼ獣道に近い、軽く傾斜した山を登っているので坂道だ。
        だが、女はその姿格好からは想像出来ない程に歩みが軽い。長いスカートの裾野から見える足先が、果たして地面を蹴っているのかと、判断に
        困るほどだった。アーニスとしては、一応足が在る事を確認してほっとするしかない。
        目的地は既に確認をしている。森を抜けた先にある、崖。そこにぽつんとある祠だ。
        祠に信心の深い村人がたまにはお供え物を置いていく事もあったが、今はほぼ無人である。
        昔は村の安寧を祝い、願っての祭事が行われていたものが、現在はそういうことも無い。
        アーニスは何が祭られているかも知らなかったが、知る必要も無かったとも言える。村には最近になって、遠く、街で繁栄しているという一神教の
        影響が及んでおり、こじんまりとしてはいたが教会までもが建てられている。
        アーニスが物心を付く頃には得体の知れない神を崇拝する理由も薄れていた。崖下の洞窟での生活をやめて、地に柱を建てて、天を仰ぐように
        家として住まい始めているのも理由としては同じ事であろう。古いものや風習は朽ちて、新しい物に変わっていく。
         祠までの道筋は想像するよりもずっと険しくなっていた。枯れた木々が倒れていて跨ぐ様に進む他無く、生い茂った草は肌を切った。
         アーニスは余裕がなくあまりその事を考えなかったが、日が落ち切ってしまえば進むのは非常に困難なことであろう。
         視界の先が開けて、日の落ちそうな薄暗い空が見える。

         そろそろ頃合いか、とアーニスは気を、引き締めた。
        -- 2012-12-22 (土) 02:23:21
      •  無常。
         とでも言えばそれまでの事であったが、彼女にしてみればどうでも良い事であったというものだ。人間の、希望等というものは、だ。
        アーニスと言う少年と、得体の知れないベールの女が縺れ合い崖から転げ落ちる様を達観して観察した。
        それから勝負はあっという間についたらしい。彼女にしてみれば、よもや、である。
        「相手は女であろうが、それを随分とあっさりと負けおってからに」
         首筋を山刀程もある短刀が突いて、咄嗟に少年が上体を逸らした。だが、馬乗りにされて組み伏されているが為に絶対の優位性が女の方に
        ある。体躯的にはほぼ五分であるにも関わらず、女の執念深い逆手持ち短刀の太刀筋は猛獣が振り下ろす牙の如くである。
         人を殺し慣れている奴だ。少年が逃れ続けるのも時間の問題であろう。
         「もはや、あれではどう足掻いたところで死ぬしかあるまいな。血を撒き散らして、のた打ち回り、畜生の様に土くれに帰するだけよな。」
        花が零れ落ちるようなこの笑い声が、少年の耳には届いただろうか。
        -- 2012-12-22 (土) 02:49:51
      • 少年は死にたくはないと、願った。その声が達観をしている彼女の魂に、甘美な響きとなって奥底にとけ落ちる。 少年の表層意識を奪い取るまでに、モノの数秒も掛からない。
        目には見えない魂の呪縛を具現化し、形として、現実として彼の意識までも拘束する。
        「少々荒っぽいが、このまま傀儡としてしまおうか。」
        じゃり、じゃらり。
        と、克ち鳴る鎖をしならせて、少年に馬乗るベールの女を横波に叩き打った。並みの人間の頭蓋骨であればかち割っていたはずである。
        金属音に弾き飛ばされた女は、悲鳴とともに二転三転して地を転げた。
        「手応えがあったが、咄嗟に身を守ったな。」まあ、それでも構わないことだ。と彼女は鎖を引き絞るのを止めた。
         後はこの少年にやらせればいい。何時だってそうしてきた様に、人間を、その心の隙間を愛撫し埋め合わせてやる様に耳元で囁く。
        http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp023758.jpg  それにしても、私はたった一つの後押しをしてやるだけだ。死にたくなければ、奴を喰い殺してしまえ、と。
        -- 2012-12-22 (土) 03:49:50
お名前:

// Edit


Last-modified: 2012-12-10 Mon 20:23:24 JST (4154d)