BAR Inferus(無臉酒廊)
exp028206.jpg
  いらっしゃいませ、お客様  
お名前:
  • 閉幕 -- 2014-04-15 (火) 02:02:59
    • しばらくして。BARの営業は、再開されたが。
      …そこにはもう、あのバーテンダーは居ない。
      ザ・グリードの後見を任された加東に聞けば、彼の死の真相を知ることは出来るだろう。
      …代わりにカウンターに立つ、バーテンダーは。故人と同じ格好。
      このBARで男の心は、バーテンダーとして。受け継がれる舞台装置の一つとして、生き続けるのかも、しれない。
      -- 2014-04-15 (火) 02:09:01
  • EXTRA -- 2014-04-14 (月) 01:05:12
    • それは、ある日のBARの裏側で。 -- 2014-04-14 (月) 01:05:41
      • (可能な限り。一人一体、聖杯戦争の参加者たちに、「グリード」をぶつける。)
        (いかに強力なグリードでも、始末は出来る。完全に統制された情報と、そしてこの聖杯戦争の参加者たちの力を見誤らなければ。)
        (―もちろん、場合によっては《正義》の行使も厭わない。《正義》が来る、という噂自体、グリード達の抑止力ともなるのだ。)

        (しかし。「奴」だけは、違った。「札付き」の一人。完全なる人格破綻者。そして、《死》の別名を持つ―) -- カタラクタ 2014-04-14 (月) 01:09:33
      • めーりさんのひっつじー、ひっつじー、ひっつじー……
        (やけに高いトーンで歌を歌いながら、それは絵を描いていた)
        (真っ赤な絵の具で、BARの路地裏で絵を描いていた)
        (鉄錆の匂いが滴る、真っ赤な絵の具で……可愛らしい羊の絵を描きながら、仮面の人物は童謡を口ずさみ続ける)
        (胸元がやけに大きくあいたドレスが汚れることを、微塵もきにせず、地べたにすわったまま、そうしている) -- (デス) 2014-04-14 (月) 01:17:34
      • やはり、交渉は不可能、と。
        (惨状を、肌で感じる。今日の男は、バーテンダーではない。いつもの顔布も、いつもの制服も。BARの中に、置いてきた。)
        (彼は「カタラクタ」。《正義》の相棒であり―聖杯戦争に参加した、マスターである。)
        「お願い」をしたお友達を絵具にして。全く変わらないな、貴様はッ
        (当然、犠牲になったのは連絡員だけではない。この夜の瓦礫城で、死体を無暗に増やしているのは、紛れもなく彼女を含む「グリード」達なのだ。)
        《正義》(ジャスティス)ッ! -- カタラクタ 2014-04-14 (月) 01:27:53
      • (それは、かつて見た光景か。彼女と、彼女ではない誰かと。《死》は相見えたこともあろう。)
        (棺桶を引き連れた、喪服の女が。《死》の前に、立ち塞がる) -- 《正義》 2014-04-14 (月) 01:29:49
      • おや? おやおやおやおや? これはこれはこれは!
        愛すべき共演者たるニュームーン君に……《正義》までいるじゃあないか!
        (謝肉祭のマスケラを被った女性は朱の化粧を施したまま立ち上がり、両手を広げて歓声をあげる)
        (そこには、一切の悪意も、害意も、敵意もない)
        (あるのは……只管の善意のみ)
        (歓喜に満ちた声色で、女は優しく歌うように語る)
        しかも魔剣の君ではないほうの《正義》じゃあないか! いやぁ、久しぶりだ
        また再会できて嬉しい限りだよ
        私はずっと愛する君との再演を心待ちにしていたんだ
        よもや、このような終端の果て、終焉の更に先でまで出会えるとは思いもよらなかったけれど……これもまた運命の導きに違いないね

        今日は共演者2人とも、私と『シナリオ』を紡いでくれるつもりかな?
        だとすれば、ともに『終幕』まで楽しもうじゃないか
        (にこにこと笑ったまま、パチンと指を鳴らせば、『絵の具』達が悲鳴を上げながら立ち上がる。まさに死を懇願しながら、苦痛と共に)

        そのつもりで来てくれたんだろう? この舞台にまで! -- (デス) 2014-04-14 (月) 01:43:14
      • これが運命というのなら…醜悪な運命、だが。
        (そう。勝手に名前を付ける奴なのだ、これは。自らの冠した、「演者」の「役名」で人を計る。)
        (この世を、全て終幕まで踊り、演じ続ける舞台と嘯く魔人!)
        もちろん、その舞台をぶち壊してやるつもり、さ。 -- カタラクタ 2014-04-14 (月) 01:50:58
      • (にこりともせずに。しかし、怒りに震えて。)
        (そう、この《正義》は邪神に魂を売り渡し、魔剣聖として狂い果てた《正義》ではない。)
        (正気を取り戻し。悪魔の力を身に着けて、全てを捨てて戦う魔剣士!)
        「《死》んでもらうぞ」
        (ただ一言。呟いて、棺桶が展開される。全自動でその足元まで魔剣を届ける、それは侍従。ラーミナ・ウィクトーリアという名の、機械式侍従である。)
        (正義抜刀。裂剣・ミリオンダラーが風を切り裂き、甲高い音と共に哀れな犠牲者を「終わらせる」。)
        (回転ゴマのような動きも一瞬、喪服が舞えば。切りつけた傷から赤い血を噴き出しきって。それが、血抜きの魔剣たる由縁) -- 《正義》 2014-04-14 (月) 02:04:24
      • (裂剣に粉微塵に切り裂かれ、絵の具達は皆感涙と共に感謝の悲鳴を上げてモノへと還っていく)
        (血飛沫と共に舞う肉片と骨屑を見ても、《死》はただ拍手喝采を浴びせるのみ)
        ああぁあ、素晴らしい!!! 見てくれ、ニュームーン君! 感じてくれ、《正義》!
        今、まさに彼らのシナリオが終幕に導かれ……次々と完成していっている!
        見てくれ! その身をまさに花弁にしながら風に舞い、感謝と共にその身を惜しみなく大地に与える! この愛! この生命の輝き!
        《正義》、君はやはり素晴らしい! 君は圧倒的な役者の才がある!
        だからこそ、そうであるからこそ……私は敬意を持って、君のシナリオを終演へと導きたい

        手伝ってくれ、ニュームーン君!
        (殺意も害意もない、善意のみであるがゆえ、意の読み辛いその指先)
        (それが突如、カタラクタの方向へと伸びる。文字通り、腕の関節を無理矢理魔術で伸張し、血飛沫と異音を撒き散らしながら歪に)
        (最大出力の回復魔法……キメラ化の魔術を周囲にばら撒き、路地裏にはえた雑草、それに群がる虫、小動物などまで無作為にキメラ化させつつ、迫る) -- (デス) 2014-04-14 (月) 02:17:18
      • ああ、お前はそう言う奴だ!
        (間一髪。その回復暴走を、まともに受ければ男の体までも爆裂していた事だろう。長い戦いの中で。手の内を知っているからこそ、ギリギリで回避が間に合った。)
        (《死》が指した、絶対座標から逃れる。それしか、この悪夢の魔術への対処法はない。―少なくとも、男には)
        シッ!
        (ボクシング・スタイル。羽虫を、地虫を、蔦植物を払い除けるのは素早いジャブだ。ナックル・ガードが、夜闇に光る、が) -- カタラクタ 2014-04-14 (月) 02:31:27
      • (死角から絡みつく植物を。裂剣を投げ制する。カタラクタに、「気をつけろ」と言うように指をさし。)

        (ぺこり、と一礼する。それは、拍手への礼ではなく。狂喜する「演出家」へのものでもなく。)
        (今、散っていった命への謝罪。喪服は、「グリード」を滅ぼす日まで、脱ぐ暇が無い。)
        (次剣が、抜刀される。《死》の身体、その一つを両断するために) -- 《正義》 2014-04-14 (月) 02:36:18
      • つれないなぁニュームーン君、女性の誘いは受けるものだよ?
        次はちゃんと手を握ってくれたまえよ
        (そういいながら伸張しきった腕を遠心力に任せて異音と共に引き千切れば、引き千切られた腕はそのまま狼ほどの大きさにまで肥大化して着地し、五指を足に見立てた歪な魔獣と化す)
        (指の魔獣は肉や骨を弾丸としてばら撒きながらカタラクタに突進し、戦力の分断を狙う)
        さぁ、ワルツの時間だ
        私は《正義》と楽しませて貰うよ、ふふふ
        (いうなり、手近な『絵の具』の肉を千切れた腕の断面におしつければ、肉が弾け、骨が飛び散り、忽ち元通りとなる)
        (相当な激痛を伴う再生魔術のはずだが、《死》はあいも変わらず色の混じった微笑を浮かべるのみだ)
        《正義》! さぁ、君も踊ろう、折角の夢幻の舞台だ、楽しまなければ損だよ!
        (『絵の具』をこねくり合わせ、更に路地裏の蔦キメラとまで合成させた悪趣味な四足獣に優雅に飛びのり、そのまま正義へと突進する)
        (《死》がそのまま右手を四足獣の背につきいれれば、四足獣の脇腹が悲鳴と共に破裂し、その際に飛び散った骨片が散弾となって《正義》に襲い掛かる) -- (デス) 2014-04-14 (月) 03:49:21
  • …俺の知るお前は、男だったはずだ、が?
    (見た目は全く変わらないが。カタラクタの世界では、そうだったのだろう。)
    押し付けてくれるッ《正義》、こちらは任せろ!君は奴を!
    (指の魔獣の突進!袖を通していないコートを翻し、ある時は腕に巻き。)
    (弾丸の狙いをかく乱し、叩き落とし、軽快なステップで近づけば強烈なワンツーをその腹に叩き込む)

    スリー・ステップなど、踏ませてやるな!
    (了解、と言うように。引き抜かれた剣は―濁剣・アブドゥーグ。)
    (くるくると、抜き放ち白い軌跡を円形に何重にも刻めば。)
    (それは、如何なる獣も絡め取る網となる。隙間を抜ける骨片を、剣の腹で払えば、敵はすぐそこ。) -- カタラクタ 2014-04-14 (月) 23:06:44
  • ジョンでもジェーンでも私はどちらでも構わないよ? はははは
    (指の魔獣。その手の甲に現れた口が軽薄にそう声をかける)
    (尚も肉と骨を撒き散らしながらカタラクタに追いすがり、まさしく五指を広げて飛びかかるが、そこに丁度ワンツーをあわせられ、指関節を破壊される)
    (巨大な手そのものである指の魔獣にとって、まさしく生命線である。運動性と攻撃力の致命的な低下は避けられない)
    (故に回復魔術を使って即座に行動不能から復帰しようとしたその時)

    その、魔剣は……!
    (無数に引かれた白光)
    (絶技により、一瞬で生まれた剣の網。斬撃の軌跡は巨大な死の獣をその主ごと切り裂く)
    (《正義》。グリードにとって、絶対の恐怖を刻まれる忌名)
    (多くのものにとって、絶望の象徴でもあるその名、そしてその由来たる魔剣の一つを見ても尚……《死》は、笑う)

    ふふふふ……はははは……あははははははははは!!
    最高だ、最高だよ《正義》! 魅せてくれるのかい、愛してくれるのかい! 私すら輝かせてくれるのかい!
    最高だ、君は最高だ、愛しているよ《正義》、君と共に舞台で踊れたことを私は神に感謝する!

    ならば、私も最大の善意でもって応えよう、さぁ! 共に終演を! 共に完成を!

    生命の輝きを、有終の美を、私と共に!

    (狂喜を隠しすらせず、血塗れの身体を回復魔術で無理矢理再生し、下半身を即座に馬に変異させて《正義》へと迫る)
    (その手をまさしく骨の魔剣に変異させ、全身から猛毒たる極濃度のオーバードースマジックを放ちながら、《死》は《正義》へと駆け……走りぬけた時)


    (すでに、終わっている)


    (魔剣の主、《正義》。それが繰る、札憑きすら屠る、絶技の一閃)
    (刹那の間すら縮めるそれが、誰の目にとまるはずもない)

    あ、ああ……最高だ……

    (ゆっくりと、《死》の体が崩れ落ちる)

    ありがとう、《正義》
    ありがとう、私の愛する全て
    遂に……終に……私にも、愛が……
    ああ、私にも見えた、終演が、生命の……輝きが、世界の全てが……あ、ああぁあああ……

    世界はこんなにも美しく……素晴らしい、はは、はははははは

    愛しているよぉ、この世界の全てを

    (最後まで何一つ憎まず。最後まで何一つ恨まず。最後まで何一つに感謝と愛を謳い)
    (《死》が、倒れる)

    (落ちたマスケラの奥にあった顔は、満ち足りた無垢な笑顔であった)
    (そこにやはり悪意も、敵意も、まして害意など……あるはずもなく) -- (デス) 2014-04-15 (火) 12:12:19
  • (狂笑に、感謝に。返す言葉はただの一言。)
    《死》(デス)。君の魂に、安らぎを。」

    (《死》を送ったのは、響剣・バラライカ。その魔剣たる由縁は―) -- 《正義》 2014-04-15 (火) 22:55:04
  • くそっ、やはり、か… やってくれるよ、《死》め。
    (依然元気なキメラたちをなんとか片付け、。その、異常にも美しい死体の前に立つ。)
    あいつの特性を覚えているか。ああ、言わなくてもいい、目でわかる。だからその剣を使ったんだろう。
    (そう。《死》は、本当の意味で死ぬことはない。自己の複製を、自分でも知らずの内に、全く無節操に作り出す。そういう奴だ。)
    (対して、響剣を鳴らす《正義》。それは、一度斬ったものの「周波数」を記憶し。共鳴効果により、その居場所を知るための剣。)
    (本来、不死者や分身破りのための剣だが。こうまで同じ存在が山程いるならば…次々切って、潰して行くことが出来る。)
    「残り」も片付けなければならない…暫くは、忙しくなりそう、だ
    (《死》を厳重に梱包し。浄火の葬送の手配を済ませると、もう歩き出した《正義》の後を追い)

    (《正義》の味方は、雑踏へ消えていった。) -- カタラクタ 2014-04-15 (火) 23:05:45
  • そして、最後のBAR -- 2014-04-14 (月) 00:18:08
    • 青空の広がる店内 -- 2014-04-14 (月) 00:18:31
      • 《正義》が倒れ、異界は解けようとしている。
        破壊の威力は、魔剣の効果により驚くほど少ない。
        まだ、BARは原形を留めている―
        -- 2014-04-14 (月) 00:20:12
      • (もっとも、バーテンダーのこの様子では、営業の再開など望むべくもないが。)
        (致命傷だ。助かるまい、顔布は赤く染まり…しかし、言葉は。伝えなければならない。)
        ぐっ……ははぁ、さて、最後の賭け、ですねぇ…
        (そう。《正義》が倒れた今。欠員の出来たグリードには、ザ・グリードから一人のグリードが補充されるのだ。果たしてそれは―) -- バーテンダー 2014-04-14 (月) 00:24:20
      • (何が起こる?何が起きている……そう、何が呼び出されようとしている。バーテンダーの言葉、そして今の状況に……椅子に寄りかかりながらもただ、固唾をのむように注視し) -- ブレイズ 2014-04-14 (月) 00:28:19
      • (誰が来ようと構わない。敵であるのならば―)
        (ブレイズに寄り添うように傍らに立ち、じっと事態の推移を見守っている―) -- メディエイター 2014-04-14 (月) 00:30:43
      • ふぎゃぁ、ふやぁ
        (聞こえたのは。赤子の、泣き声。)

        ははは…私の、勝ちだ。
        (目を細め。その肩から、力が抜ける。) -- バーテンダー 2014-04-14 (月) 00:32:47
      • (BARのカウンターの上に現れた赤子は。バスケットの中で、何もわからずに泣く赤子は。)
        彼は、ピカイア。両親をグリードに持ち、産まれた時からグリードで。そして、不幸にも―《正義》と「カタラクタ」に殺されて。両親ともども、短い生を終えた…罪なき、グリード。
        (出来すぎだ。そう、神に唾を吐きかけたくもなるが…しかし、それは全く、これ以上が望めない結末で。) -- バーテンダー 2014-04-14 (月) 00:35:38
      • (拍子抜けするような場面だっただろう)
        (この瓦礫城という混沌の街の、さらに混沌の底のようなザ・グリードというサーヴァント存在)
        (《正義》の果てに呼び出された)

        (青空と赤子の声)

        (何故だ。グリードと言えば欲望の権化、化け物。貪欲な獣。それが呼び出されるはず)
        (あの《審判》や《正義》はともかく他の連中でもおおよそ人を嬲り殺せるだけの連中のはずだ)
        (魔力の供給がなくとも己の力で奪い取り、仮初の命長らえることが出来る存在)
        (それが、何故赤子?何の力もない……今泣くことしかできない赤ん坊が、何故呼び出され)

        ……ははっ (笑った。嘲りではなく、青空を仰ぎ見て笑った。この肥溜の果てのような瓦礫城のBARで)
        (青空と赤子の声を聴いて、笑った。愉快でも、滑稽だからでもなく……)
        (これがサーヴァント、ザ・グリードの結末だと理解したからこそ)

        そうか、これで終わりか -- ブレイズ 2014-04-14 (月) 21:00:50
      • (戦いは終わった。夜が明け、瓦礫の山と化したバーに響く赤ん坊の泣き声は、まるで戦いの終わりを告げる鐘のようにも思えて)
        (血で血を洗う陰惨な殺し合い。それがこの一部だけでも終結したのであれば―)
        ……良かった、とも…言えないかな
        (何とも言えない感情が心を満たす。確かに己が目的は果たした。瓦礫城に救う悪はうち滅ぼした。だがしかし)
        (同時に自分は敗北したのだ。彼は、最後の最後に己の目的を達成してみせたのだから―) -- メディエイター 2014-04-14 (月) 21:27:57
      • 私、一つだけ嘘を吐いていましてね。

        現れるグリードを、次々と現れるグリードを、私の詐術と彼女の剣で、未来永劫断ち切り続ける

        (脳裏をよぎるのは、その言葉だ。)
        そんな、強欲が次々湧き出る壺を、私が敗れた時に放っておいて良いわけがない。

        次善の策、という奴で。
        貴女がたと、それに《正義》。それらが、一定の法則性を持って、奴等を始末する。
        即ち、欲望のままに生き、人を殺める者だけを。
        奴等を騙し差し向けるのは私。慎重に選定し、その欲望を溢れさせないように。
        そして―倒せないことはないように。


        結果、どうなると思います。ねえ、ブレイズ様。メディエイター様。
        (ステージには、歌うたいであるクリケットが。カウンターの上には無力の象徴である、ピカイアが。)
        グリードは、ここにいる23名のグリードは。
        「悪」のグリードを、数えきれないほど殺した果てに残ったのは。
        怪人ではなく、快楽殺人者でもなく。
        まだ、やり直せる犯罪者でしか―ないのですよ。
        (それは。「話が出来る」ということを意味する。更生の余地ありと、傲慢にも決定づけられた人々。)

        (「ザ・グリード」を襲う滅びから、箱舟に載せられた動物たち。) -- バーテンダー 2014-04-14 (月) 21:59:48

      • ……そこまで傲慢じゃないよ、俺は
        (その先か。バーテンダーが何を言おうとしていたのだろうかとか、その返事とか)
        (先んじてか。言葉が出た。もう、もはや言葉を返す必要などないのだろうけど)

        命を大事にして、生きてくれればそれでいい
        自分の命。誰かの命をさ……
        (目の焦点は青空へ向いたまま。こぼれるように呟かれた)

        つもりはあるのか
        (《正義》のいなくなった、死に体の男に向かって。顔を向けずに問うた)
        (それは、お前も含まれていると) -- ブレイズ 2014-04-14 (月) 22:12:06
      • ―……やり直せるなら、やり直せばいい。……本当にやり直すんなら、私たちは―
        (それ以上は、語らなかった。此処に残るは人に仇名す者たちではない。あえて此処で宣言せずとも、彼らはきっと生きていくだろう)
        (瓦礫城のただの住人として。彼らが日常を送り、ただ「生きる」というのなら。同じ未来を見るというのなら―)

        (抜けるような青空の下。ただ、拳を握りマスターと同じく空を見上げる)
        (このバーテンダーは。己の目的を果たすだけでなく。残されたグリードの面々すら救ってみせたのだ)
        (これは。本当に自分たちの勝ちと言えるのだろうかと。そんな疑問がふと、心の奥底で湧いて出た) -- メディエイター 2014-04-14 (月) 23:40:42
      • 御覧じろ、「グリード」どもよ。
        「彼等」がこの瓦礫の城の中で、正しく生きる限り。
        この檻は、破れない。

        これぞ、私一世一代の大詐術―「絶滅動物園」
        (「ザ・グリード」は、最早脅威ではない。)
        (望むと望まぬに関わらず、過去に間違えてしまった22人を。)
        (そして、何も間違えてはいない1人に、人生をやり直す機会を与えるだけの―)
        (社会復帰プログラムとなる。)

        (もしも、の時のために。もしも、誰かが欲望に負けて、あるいは欠けてしまった時は。)
        (新たに現れるグリードを導く、あるいは始末を付けるのは、残り22人だけではない。)
        (彼の旧友である加東が仁義を通す。そういう手筈だ)

        …ブレイズ様。私の話は、本当にこれで終わりですよ。
        (それは、ブレイズの問いに対する明確な答えだ。)
        (ブレイズが、メディエイターが断罪した通りに。)
        (男の罪は、その命をもって、償わなければならない)
        そしてメディエイター様。是非、その願いを、貫徹なされませ。
        そう願う貴方がただからこそ。この、結末に辿り着けた―

        (もう、赤子を抱き上げる力も残ってはいない。)
        (それは、無垢にして―かつて、男と《正義》が奪ってしまった、消せない罪の象徴)
        (折角、彼?彼女?に直接許しを請える最後のチャンスであったのに、格好が付かないなあ、と薄く笑い。)

        令呪を持って命じる…『ザ・グリード』に導かれしアサシン達。
        自らを律し、家族を愛し。人として、生きよ。

        (令呪の最期の一角が落ちる。それはあまりにも《強欲》な願い。)
        (ああ。欲張りすぎる私には、《ザ・グリード》がお似合いというわけか。と、今更ながら思い至り。)

        (安らかな歌に包まれながら―男の命は尽きた。)
        『情報の魔術師・カタラクタ及びそのサーヴァント・アサシン《ザ・グリード》―脱落』 -- カタラクタ 2014-04-14 (月) 23:46:47
      • ……全く、強欲にも程がある。
        (それは得難く、また続けていくことが何より難しいが故)
        (そんなことを願う……あのバーテンダーも、まさしくザ・グリードの主だったか)

        悪い、メディ……ステイシア。力がもう欠片もない。
        手を貸してくれ。俺はもう限界だ……
        (自身の力の消耗だけでない。その存在も、今回で大きくヒビが入った)
        (あと戦えて何度だろう。そう思いながら歌に耳を貸す)
        (してやられた部分もある。うまく利用されたのではと思えるところもある)

        でもいいさ、ここにいるのは自分を律して家族を愛する
        人として生きる命だから……いいんだ

        それこそ、勝ちだよ -- ブレイズ 2014-04-14 (月) 23:58:41
      • ―ん。分かった。……ちょっと宿まで遠いけど、我慢してね。なるべく優しく運ぶからさ
        (言って、その身を巨大な獣へと変化させ、自らの背にブレイズを乗せる)

        (歌は止み、酒を出す者も無く。瓦礫上に存在したバーは、グリードという組織の淀んだ部分ごと、綺麗に消滅してしまった)
        (其処に残ったのは人として生きることを課せられた者たち。言うなれば、彼らは―)
        (あの赤ん坊と同じく、今生まれたのだろう。グリードとしてではなく、人として。第二の人生を歩むために)

        (闇夜を彩る歌は終わりを告げた。今ここに鳴り響くのは、何処までも広がる青空を彩る、新生の産声)

        (最後に残されたクリケットと赤ん坊を一瞥し、金色の獣は血を蹴り、ビルの谷間へとその姿を消した)
        (最早倒すべき悪は滅びた。ならば、其処に己が存在する必要はないのだ)
        (獣が姿を消した後。何処か遠くから、今は無き誰かを想い、今生まれた誰かを想い、獣の遠吠えが瓦礫城へと響くのだった) -- メディエイター 2014-04-15 (火) 00:15:34
    • ステージ -- 2014-04-14 (月) 00:18:41
      • 戦いは終わったらしい。結局このバーテンダーは、『グリード』とは何だったのか。知らないし興味もない。
        ただちょっと、愛に殉じた人に向けて一曲歌いたくなった
        -- クリケット 2014-04-14 (月) 00:29:19
      • …………(歌が止まった。演奏も止まった。赤ん坊にジャズはまだちょっと早いからね) -- クリケット 2014-04-14 (月) 00:39:19
      • (とりあえず、一旦ステージから降りて、ずっと泣いてる赤ん坊を胸に抱えてしばしあやす。こんな経験なかったので少々苦戦したが)

        ……(なんとか泣き止ませ、寝かしつけることに成功してほっと一息。そして――)
        ――それでは、私達『ザ・グリード』が送る、BAR「Inferus」でのラストステージ。これが最後の曲です。どうか……心安らかに、お楽しみください
        (赤ん坊を起こさないよう、伴奏を入れずにアカペラで。ゆったりと歌い上げる) -- クリケット 2014-04-14 (月) 22:43:04
      • ……(歌は終わり。『ザ・グリードの聖杯戦争』も終わり。ついでに言うなら今日のあたしの仕事も終わり)
        ……家族を愛せ、だってさ。命令されちゃったら仕方ないわよね(ブレイズたちに肩をすくめて見せ、腕の中で眠る赤ん坊の頬を突っつく。本当に仕方がない、まさか放っても置けないし)
        いいわよ、どこに出しても恥ずかしくない……とまではいかないけど、この子はあたしが責任持って一人前の男に育ててみせるわ
        だってあたし、クリケット(コオロギ)だもんね。このかわいいピノッキオを導いてあげないと
        (くすくす笑ってステージを降りる。そうと決まればこんな教育に悪い街にはいられない、すぐ引っ越しだ) -- クリケット 2014-04-15 (火) 00:02:51
      • (久しぶりに手がしびれるまでピアノを弾き続け、気がついたら生き残ってしまっていた)
        (さてどうしたものかと紙巻タバコの煙の先をぼんやり見つめ……思いついたことを口にしてみた

        (……まあ当然駄目だったわけだが)
        (その後は彼女と子供の様子を時々見に来ては金品を置いていき、子供が成人するあたりで姿を消したとかそういう。多分) -- 「節制」 2014-04-15 (火) 03:27:55
      • (「あたしとこの子のことだけ見ていてくれる?」と聞いたら、即答で「うん、それ無理」だったので振るしかなかった)
        (その後はまぁ、なんだかんだでピカイアにもおっちゃんおっちゃんと懐かれ、それなりにうまくやっていったって話だ) -- クリケット 2014-04-15 (火) 16:13:09

最新の3件を表示しています。 コメントページを参照

バー・インフェルスもしくはウーリンチュオラン Edit

見ての通りのバーらしいバー。瓦礫城のどこかで営業中。
落ち着いた雰囲気の店内だが、たまには管を巻く客もいる。
土地柄からすると奇跡的な平和さと言える。

バーテンダー Edit

ステ / 戦歴 Edit

http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp028292.jpg
これといって特徴のないバーテンダー。
二人称は「御客様」もしくは「(職業)様」もしくは「(姓)様」
顔の割に表情は読みとりやすい。
BARで暴れる客には後日謎の不幸が振りかかるとか。
企画/ゴルロア聖杯戦争
参加者であることは、自分のサーヴァントにだけ絶対に秘密。

相談窓口 Edit

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

  • キョウノメシハカレーメシダゾ -- バーテンダー 2014-04-15 (火) 22:05:07
    • 瓦礫城の皆さんありがとう枝 -- バーテンダー 2014-04-15 (火) 22:05:45
    • さよならぐりこれ枝 -- バーテンダー 2014-04-15 (火) 22:06:03
      • 仕事とかですごく死んでいた、遅ればせながらお疲れ様、そして
        うちの設定使ってくれてありがとう…!!! -- ケイオス 2014-04-20 (日) 23:32:47
      • 仕事とかですごく死んでいた、遅ればせながらお疲れ様、そして
        うちの設定使ってくれてありがとう…!!! -- ケイオス 2014-04-20 (日) 23:32:53
      • 大事なことでした。瓦礫城ページ移設は終わったので、あとは行動まとめとFLASH用データ提出ですねー
        他人のオリキャラで好き放題をするという、舞城王太郎版ジョージ・ジョースターに感銘を受けての所業でしたので、楽しかったので… -- バーテンダー 2014-04-20 (日) 23:37:28
      • 正確には他人のオリキャラをまた別の人の二次創作で好きにする、というあれですね。吐き気を催す邪悪。 -- バーテンダー 2014-04-20 (日) 23:38:14
      • 何で二回言った僕、そうだ、そっちも作らないと…といってもこっちは荒筋書く位かな
        他人の設定や有名になったキャラの名を使っちゃったり会話に出すの、いいよね…
        ジョージさんはそういえば漫画じゃ設定だけだったね -- ケイオス 2014-04-20 (日) 23:52:18
      • 酷いんですよそれが、九十九十九という清涼院流水先生のオリキャラがいるんですが、ジョジョのオリジナルノベルの仕事がきたので出して殺す。人のキャラを!そしていま寝てましたのでおとなしく寝ますね… -- バーテンダーサン? 2014-04-21 (月) 00:19:29
      • 想像よりはるかに容赦なかった!おやすみなさーい -- ケイオス 2014-04-21 (月) 00:39:57
    • エクストラ枝 -- バーテンダー 2014-04-15 (火) 22:06:20
      • めっちゃ巻いてこられた!よし、ラストだけ返信しましょう。 -- バーテンダー 2014-04-15 (火) 22:06:47
      • 行間で任されていたが新年度との抗争が佳境なので特に何もしないヤクザボスであった -- 加東 2014-04-15 (火) 22:14:02
      • うふふ行間で任せました。私正義の味方だったんですよ、言いふらしていいですからね。 -- バーテンダー 2014-04-15 (火) 23:07:13
    • まとめ版、無事に完成しました。
      念のためチェックはしていますが、表記データに誤りがある場合も考えられます。その際はお気軽に声をかけてください。
      ありがとうございました -- データ募集 2014-05-07 (水) 23:19:51
      • ありがとうございます!やったー完成だ! -- バーテンダー 2014-05-07 (水) 23:48:32
      • 俺の顔いつみてもあほみたいっス!お疲れさまっすよー -- ティラシン 2014-05-07 (水) 23:49:20
お名前:

大事なこと、注意点 Edit

無臉でイメググるとグロい。


Last-modified: 2014-03-29 Sat 02:46:47 JST (3680d)