セメタリーズ家出身 魔炎将グレイヴストーン 80908 †
夜を切り裂き、夜明けをもたらせ!デイブレイカー!!
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特務医療デイブレイカー2 第XX話 魔炎
【あらすじ】
「グレイヴストーン、あなたはもう不要なのですよ」
セシリアの企みによって追われる身となった魔炎将グレイヴストーン。
追っ手を撒くためにとある洞窟に逃げ込むが、そこは死霊達が跋扈する魔窟であった!
後ろからはセシリアの手のものが……やむを得ず洞窟の深部へと向かうグレイヴストーンであったが、
そこに待ち受けていたのは巨大な蜥蜴……セシリアの技術によって生み出された生物兵器。
「……ふんっ、死に損ないの霊魂ばかりで飽き飽きしていたところだ」
しかし、死霊との戦いで疲弊していたグレイヴストーン一行は
蜥蜴の猛攻を前になす術もなく次々に倒れていくのであった……。
「助けに来たとでも言うのか、デイブレイカー」
燃え行く蜥蜴を背にデイブレイカーはグレイヴストーンを見やる。
「セシリアの生物兵器を破壊しにきた、ただそれだけだ……」
アームバスターをクローズ状態に戻しながら呟くように答えるデイブレイカー。
その目には余計な感情など一切無く、ただ戦士の灯火が宿っているだけであった。
「……どこまでも気に食わぬやつだ」
そう言いながらよろよろと立ち上がるグレイヴストーン、
その様子をデイブレイカーはただ静かに見ていた。
「……傷が深い、動くと傷口が広がる」
「はっ、情けでもかけるつもりか?」
グレイヴストーンは体勢を整え、火葬偽典を開きながらデイブレイカーを睨んだ。
同時にグレイヴストーンの纏う紅蓮色のドレスがより赤く染まる。
「どうせ長くは持つまいよ、ならばただ死を待つなど笑止。
この命、この灯火、この最期の刻……貴様との決着に使うのみ……ッ!」
魔力の輝きを放つ火葬偽典を手にグレイヴストーンはにやりと笑った。
略歴 †
炎を自在に操る地獄の公爵であり真紅の衣を纏った婦人の姿で現れる。
彼女の操る炎は魂をも焼き尽くすとされ、
「魔炎将」「火葬公爵」の二つ名で呼ばれることもあるという。
炎を操る他に死に関する知識を司り、
召還者に死せる魂の秘密をもたらすと伝えられている。
しかしその言葉には謎やレトリックに満ちており、
その真意を理解することは容易いことではない。
曰く「言葉とは常に真実であり嘘でなければいけない」とのこと。
趣味か何らかの目的をもってかは不明だが、古代の遺跡や魔物の棲み処に眠る魔導器を集め回っている。
デイブレイカーとはなにかと因縁があったりなかったり。
悪の秘密組織セシリアに協力する元DUSTS幹部 †
魔炎がもたらすは世界の黄昏、紅蓮の暁……
- 地獄の公爵であり魔炎を操る悪魔族である。
- 手にしている火葬偽典を操り、その炎はあらゆるものを焼き尽くす。
- 装備されている武装
- 火葬偽典(闇炎の偽典書)
神代に作られた地獄の炎「魔炎」を賛美する魔導書の模造品。
- 魔炎の福音
火葬偽典書第2章18節:すなわち驕る義を滅ぼし、破滅の炎にゆらめきあれかし。
- 義罰の火
火葬偽典書第5章32節:我が炎罪人を裁くためならず、義人を打ち混沌と安寧をもたらさん。
- 紅蓮律
火葬偽典書7章12節:暗き炎を求めよ、さらば夜明けを焦がし永久の暁が訪れん。
- 魔装炎
火葬偽典書第14章27節:その身炎を纏い、暁の戦を呼びたり。