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- 【黄金暦235年 7月】 --
- (夏。漸く育児にも慣れ始め、新居での生活もすっかり馴染んできた頃合い。家族で纏まってピクニックでも行こうということになった)
(行き先は少し小高い丘。高原の涼しい風に当たりに行こうという算段で赴けば、既に家族連れやカップルが何組か戯れていた) さすがに貸切とは行かないが……いや、なかなかいい所だね。空気も美味しいし、これはお弁当に期待できるな?(くす、と笑いつつ4人の方へと振り返る) -- ケイン
- (振り返れば、むすっとした顔のシャンテと困った様に笑うミニオンがバスケットを抱えており)
それでは、軽いものしかありませんがー…お昼に、しますか?(抱えたバスケットを開けば中にはポテトサラダや小さなチキンナゲット、そして様々な種類のサンドイッチが並んでおり 僕はマッシュポテトを作る役にしか立たなかったが…いいじゃないか、天気もいい事だし。そんな事はさておき昼食にしようじゃないか!(腕を横に広げ、母の動きを真似る様にジュエも腕を広げ -- シャンテとミニオン
- ははは、いやいや十分貢献したじゃいか、それ……(少しむくれた様子のシャンテに苦笑を漏らしつつ)そうだね、少し早いがお昼にしてしまおう! 歩きっぱなしで腹ペコだよ
(見晴らしのいい原っぱにレジャーシートを敷き、四隅に荷物や石などを置いて固定する。大きめのレジャーシートは5人が座れるだけのスペースがあり) しかし、家族で出かけるのはどれほど振りになるか……最後はもしかして海だったんじゃないか?(水筒から茶を掬い、喉を潤わせながら感慨深げに頷く) -- ケイン
- はい…お陰で、おいしく出来ました(にこやかに笑いながら、レジャーシートに腰掛けて
えへへ…調子に乗って、それなりの量を作ってしまったので…頑張って、食べましょうね(とはいう物のそこまで非常識的ではなく、多少多い程度の量 あ、ああ…(当時の事を思い出し)…そう、かもしれない(若干目を逸らしつつ、手に取った卵サンドに口をつけ) ふむ。もう料理はミニオンに任せっきりでも良いんじゃないかってくらいだ…(神妙な顔で、残りを口にしつつ -- シャンテとミニオン
- どれ、自慢のお弁当とやらをちょっと拝借……(サンドイッチの一つを手に取り、頬張る)ん、んんっ、これは……美味しいよミニオン! レタスのシャキシャキ感が失われることなく他の野菜とマッチしている……うんうん、やはり弁当には期待していてよかったな(上機嫌で次のサンドイッチに手を付けつつ)
シャンテは……あれだ、何度も言うようにこれからだよ? どれ……シャンテの作ったというマッシュポテトも貰おうか(スプーンでマッシュポテトを掬い、口に運ぶ) -- ケイン
- えへへ…ちょっと、褒めすぎです…(過剰なまでにもじもじしながら、子供達用の離乳食を用意して
そう思って頑張ってはいるけどね…(溜息吐きながら、ジュエにも消化できそうなものを選んでスプーンに乗せ、口に運んで上げながら で、どうだい…?ちゃんと、食べれるだろうか…味見はしたけど(心配そうに眉尻を下げ) -- シャンテとミニオン
- ふふっ、そんなことはないさ……と、そうだったそうだった。子どもたちもおなか空いたよなぁ?(小さな口を懸命に開けてスプーンに食いつく姿は餌を待つ雛鳥のようで)
ん、美味しいよこれ。心配するほどの腕前じゃない、ちゃんと上達してる。(むぐむぐと何度も咀嚼し) -- ケイン
- そ、そうか…!よかったぁ(ほっとしたように、頬を綻ばせて)これでレパートリーが一つ増えた…(小さくガッツポーズをとる
頑張った、かいがあったねぇ(にこにこしながらその様を見守り)私も、教えた甲斐がありました…(サンドイッチを口に運びつつ (小高い場所にあるだけあって、吹き抜ける風は涼やかで)んー…えへへ。こうして、のんびりするのもいいですね…(水筒からお茶を注ぎ、ケインとシャンテに渡しつつ -- シャンテとミニオン
- はは、それは何より(ぐっと拳を固めるシャンテに微笑んで)一歩ずつ進んでいけばミニオンくらい作れるさ。後は味でどう個人差を付けていくかだね。
(風が髪を撫でる。長めの黒髪が揺れ)ああ、7月とは思えない心地よさだ……(礼を述べながら茶をすすり、ほっと息を吐きだす。幸福絶頂、家族を見守りながら団欒と食事を摂るこの時間は、幸せそのものだった) ここ、宜しくて? (そこに、二人の少年少女が現れた。少年の方は執事然とした燕尾服を纏いつつもどこか幼さが抜け切らないといった風体。白い杖を持っていた) (少女の方は……淡い紫のウェーブヘア、白磁のように白い肌、長い耳……何より特徴的だったのは指している日傘。その色は黄金、燦然と輝きを放ち異色であった) (広い草むら、わざわざその隣に座そうとすることにケインは不自然さを感じなかった。なぜなら、そこは最も見晴らしのいい場所だったからだ) ああ、勿論かまわな――(そう言おうとして、二人の顔を見ると……絶句する) -- ケイン
- (二人の闖入者に、一瞬キョトンとするがああ、構いません、よ(ふっと笑って
(しかし、ケインの浮かべた表情と間に、もう一度きょとんとして) ん、知り合い、なのかい?(こちらもきょとんとした表情で、両者に間に視線を泳がせ -- ミニオンとシャンテ
- あら……もしかしてケイン君? 随分ぶりじゃない、大きくなって。
(ケインの顔を見てくすりと笑う。対照的にケインはと言えば緊張しているような、そんな強張った表情を見せ) ……、お久しぶりです、フェデリカ・D・ミリアリス伯爵。このような場で再び相まみえるとは恐悦至極に存じます(膝をつき、頭を下げる。伯爵、という呼び名からして貴族時代の知り合いであるだろうことは二人には分かるかも知れない) (それにしても、少女である。伯爵位などという五爵の三位を賜る身分の存在。確かに浮世離れした美しさは備えていたが、どこからどう見ても少女で。但し、その耳は長かった) -- ケイン
- (どうやら、ケインの過去を知っているらしいその少女…美少女と言って差し支えないその存在に、しかも彼は頭まで下げていて)
貴族、さんです…?(だんだんと機嫌が悪くなっているのを隠そうともせず、呟いて) (そんな妹とは対照的に、朗らかに笑い)ふむ、奇縁といったところだろうかね。どうやら長寿の種のように見受けられるが(相手が貴族だと判明しようが普段の偉そうな態度を崩す事無く、子をあやしながら -- シャンテとミニオン
- そんな畏まらなくてもいいのに、私とケイン君の中じゃない(顔を上げて、と優しく)
どうしてここに居るのかは……まあ、聞かないであげる。それより、此方のお嬢さんたちは? 赤ちゃんまでいるし……妹がこんなにいるとは聞いていなかったけど (まじまじと二人――いや、四人を観察する。深い紫の瞳は見ていると吸い込まれそうで) そうね、申し遅れたわ。私はフェデリカ・D・ミリアリス。プリチェスターというエルフの国から来たの。ケイン君とは社交界で何度かお会いした仲ね このお方は僕の父が治める領で採れる小麦を出荷するお得意様でね。小さい頃から遊んでもらったりしたんだよ……(昔を懐かしむように語り) フェデリカ伯爵。この二人はミニオンとシャンテ。そして赤ん坊はジュエとアマーベル……私の子供です ……子供……? え、じゃあこの二人が……?(とたんにケインを見る目が犯罪者を見るそれに変わる) -- ケイン
- (名乗られれば姿勢を正し、しかし若干の敵意は残したまま)…ミニオン、といいますー。ケインさんの担う剣、剣としての名はバンシアです…ふあ、それでは、すごい人、の…?(首を傾け
僕はシャンテ。剣としての名はセイレインだね。お見知りおきを、フェデリカ伯。そちらの方は?(後方に控える執事の方に視線をやって 私達は、これでも…えぇと…幾つになったんでしたっけ…(姉の方を見る)そう言えば歳なんて数えた事がなかったね…(顔を見合わせる) -- シャンテとミニオン
- え、ちょっと待って。剣……? 話の意図が読めないのだけれども。側近とかそういう意味かしら?(偉くなったものね、とつんざくような目をケインに向け)
いえ、彼女たちは本当に剣なのです。魔剣セイレイン・バンシア……その化身が二人なのですよ。故に年齢も僕等より遥かに上ですよ、フェデリカ伯。 偉いなんてもんじゃないさ。この人はその昔南の魔王と呼ばれ恐れられた悪魔率いる軍勢を単独で滅した英雄なんだ。君達と同じように魔を宿す槍「レーゲルアシュトム」を使ってね よしてよ……そういう扱いがめんどくさくなってこっちに仕事と称してバカンスしに来たんだから。……ああ、この子はクリフ。私の護衛兼お守りよ(紹介されればクリフと呼ばれた少年がペコリ、と頭を下げる。年齢の頃は15〜6ほどであろうか。それにしてはやけに大人びた物腰である) それにしても、魔剣ねえ……と言うことはその二人の赤ちゃんは魔剣と人間のハーフ? どういう位置づけの種族なのかすらわからないわよそれ…… -- ケイン
- あ、それはー…私達も、びっくりなの。でも、こうして産まれ落ちた以上、ないがしろには…(アマーベルを抱えるように抱き、じゃれてくる姿に頬を緩ませながら
よろしく、クリフ殿もね。ほぉ…中々の武勲をお持ちであられるね。エルフである以上に器量よしでもあるし、ああ、僕は貴女のことが気に入ったよ(伯爵号を持っていようがお構いなしにいつもの様に上から目線で それで、そのフェデリカ伯も、ここまで散歩に?…というか、この街に…? -- シャンテとミニオン
- ま、それはね。大切になさってね、言われるまでもないでしょうけど。
宜しくおねがいするわ。……全部槍のおかげよ、私は何もしてないわ。ただ選ばれたというだけ……ふふ、それは光栄ね。私もその物怖じしない態度、嫌いじゃないわ この街には昔いたことがあるの。懐かしいわ……あの頃から何も変わってない……。もう何年になるかしら?(ちら、とクリフの方に目を配って) 70年ほど前になります、お嬢様 70って……そんな話一度も聞いてませんよ? 言ってないもの、ふふ(楽しげに顔を綻ばせ)でも、そうか。もうそんなに経つのね……どうりで酷く懐かしいものだわ。 -- ケイン
- 僕はむしろ物怖じさせる側だからね…最近は本来の姿よりもこの格好でいる事の方が多いし、いい加減人慣れもするし
んぅ…人はみかけによらないとは、よく言ったものなのー(段々と、向けていた敵意も薄れ従者の方もタダ者ではないのだろうなぁ、とぼんやり思いながら) 70年前は、どんな感じだったのでしょうか…って、聞いてもいいのかな…(首を捻り -- シャンテとミニオン
- あはは、いいんじゃない? 女の子は強くあるべきだわ、舐められないようにね?(くす、と囀るように笑って)この街に住む人の殆どは人間の形をとっているものねぇ、そのほうが何かと便利なのはよく分かるわ
褒め言葉として受け取っておくわね。そうねえ……あの頃は私やケイン君みたいな貴族が多くこの街にきていたわね。貴族が冒険に手を出してみたりするんだから、変わった時代といえるわね。 でも楽しかったわ。少なくとも祖国で英雄扱いされて祭り上げられるよりはよっぽどね。それでたまに恋しくなって、こうやって遊びに来たりするの。……昔を懐かしむようになっては老人扱いされるのも無理ないわ(肩を竦めて) それで、此方にはどれほど滞在なさるので? そうね、今回は長期滞在ということで一年ほどいるつもりよ。本当ならずっといたいぐらいだけど、流石にそうもいかなくてね……これでもかなり頑張って延ばしてもらったんだから 本当に……予定は幾らでもございますのにお嬢様ったら聞かなくて。いくら平和になったとは言え…… クリフ君は黙って(じと、と睨みつけると肩を一度竦めてから申し訳ございません、と男が頭を下げた) -- ケイン
- ああ、亜人の類もたまに見かけるが、その大体が人の形をとっているね。面白い文化であると思うよ
……結構、自由気ままなのだな、貴族というのも。まあ、ケインもそうか…(意味ありげな笑みを浮かべケインを見やり) 何だか…貴族というだけで、偏見がありましたがー…フェデリカさんは、いい人なの(胸元で手を合わせ)やっぱり、貴族さんだと…特殊な趣味が、ありましたり…?(微妙に残る偏見) あはは…クリフさんも、大変なのー…(心労耐えなさそうな従者に苦笑を向け -- シャンテとミニオン
- まあ、モンスターの格好だと討伐されかねないしね。対等のコミュニケーションをしたいから同じ形を取るというのは合理的だわ
まさか、そんな。自由なんてほとんどないわよ。寧ろ自由になりたくてここに来て、それでも結局最後はこうして「仕事」という名目を使わないともどされちゃうんだから。 僕なんかは放蕩貴族とよく揶揄されますがね。三男っていうのも大きいと思うよ? まあなんにせよ、そういう時代があったというのは驚きですね、その頃に僕が生まれていれば…… あはは、光栄だわ。特殊な趣味……まあ、それは秘密ということで……?(くす、と人差し指を唇に当てて。……従者が少年の体を維持しているというだけで、彼女の趣味は半ば露見しているのだが) いえ、そのような……大変であるからこそ、僕だけに勤まる仕事だと自負しております(にこ、と柔和に微笑み) あら、言うようになったじゃない?(こつん、と肘で小突かれれば情けない笑みに変わってしまうが) ……そうだ、フェデリカ伯爵。確か卿は、ピアノの演奏に長けておいででしたよね? まあ、嗜み程度だけれども。長いこと生きてると楽器もひとつは覚えようかという気になるのよね もしよろしければなのですが、ミニオンにピアノを教えていただけないでしょうか? -- ケイン
- 眠気に勝てず…申し訳ありません…(お好きにどうぞ、と書かれた看板を掲げながら -- ミニオン
- いや、僕こそ……眠気凄い……強い…… -- ケイン
- 最近すれ違いがひどいね…(苦虫を噛み潰したような表情) -- シャンテ
- 往々にしてあることさ……季節も12月、忙しかったり疲れていたりすることが多い時期。そこは互いにカバーし合おう -- ケイン
- そう、ですねー…もう少し、安定したら、いいんですがー。これは、ケインさんのお知り合いさんにピアノを習う流れ…? -- ミニオン
- あっ、そうなっちゃう? ただたんに話題として出しただけだが……因みにその人は単なる過去キャラなんだけど。お忍びでまたやってきたことにしようかな? -- ケイン
- まあ、その辺はお任せするよ。掘り下げにもなるしね…これちょうど僕がいなかった辺りの気がするな… -- シャンテ
- ふうむ、じゃあそんな感じにしちゃおう。 もう随分前になる、貴族企画……懐かしい…… -- ケイン
- では、そう言う方向でー…むう、本当に記憶がないの…そんなのも、あったんですねー。人に歴史あり、って感じです…! -- ミニオン
- じゃあちょっと待ってね、出会いを考えるから リアル2年前ぐらい……? 僕もちょっと記憶おぼろげ -- ケイン
- (座して待つ) どうでもいい話、調べて見たらその時期僕は時計屋さんキャラをやっていたようだよ…全然覚えてなかった… -- シャンテ
- 覚えているよ、ちょろちょろ絡んだ覚えがあるような……? もし本当に絡んでたらその時はお世話になりました。
フェデリカさん登場はもう少ししたらにします -- ケイン
- フェデリカさんが活動していた時期に動かしていたのはエルフじゃなくて自動人形だったけどね…エルフの方はお世話になりました(ふかぶか
あい!でも2時過ぎたらいつ落ちるかわからない事を先に言っておきます… -- シャンテ
- あーあーあー、本当にその節はどうも……(ぺこぺこ)
はーい、まあ気長にやろう。時間はいくらでもあるわけだしね -- ケイン
- 昨日今日と霊圧が全然割けてなくて申し訳ない… -- シャンテ
- 昨日気付けなかった、ごめん……そして今日はちょっとやらなきゃいけないことがあるので返信できないかも、です…… -- ケイン
- あ、お気に、なさらず…ゆるゆると、進められる時に、やればー(にこにこしながら -- ミニオン
- びっくりするくらい間が空いてしまって申し訳ない… -- シャンテとミニオン
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