名簿/472324

  •   -- 2012-06-16 (土) 13:36:00
  •   -- 2012-05-01 (火) 23:56:04
    • (暗い、とても暗い部屋 音も無く、光も無く、静寂と据えた臭いだけが漂う部屋)
      (そんな部屋で、目覚めた)
      (――おぼろげな感覚だが、体に伝わる冷たい石床の感触や、うっすらと見える石壁が、ここがあの世や幻覚で無く、現実世界の部屋だと分かる)
      (どうしてここに来たのだろうか?どうして、こんなことになったのか?記憶を手繰ってみた)
      -- 2012-05-07 (月) 00:37:19
      • (断片的にではあるが、段々と思い出してきた)
        (牛頭の怪物の一撃に次々と同行者が倒れていく。ある物は臓物を撒き散らし。ある者は頭蓋を粉砕されて)
        (そうして自分は、その巨体から繰り出される拳によって洞窟の壁面へと叩きつけられたのだ)
        (薄れる意識の中、「あぁ、ここで死ぬんだ」と。そう思って瞳を閉じたのは思い出せた)
        (それがまだ。生きている。此処が何処かは分からないが一命は取り留めたらしい)
        …っく、運が…良いんだか。悪いんだか…
        (ぎし、と痛む身体に口元をゆがめながら上体を起こす。石作りの薄暗い部屋を見回してみても、やはりここがどこなのかは分からない―) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 00:53:14
      • (――少しずつ、目が慣れてきた)
        (やはり、石壁に囲まれた、四角い部屋のようだ 周囲には……何か、棚のようなものがあり、色々と置いてある)
        (周囲にも何か、オブジェのようなものがいくつかあるが……暗くてよくは見えない)
        (そしてもう1つ、自分が服を着ていないことにも気付く と同時に、自分の体にキズが無いことも――傷つけられた場所に触れれば、そこに傷は無い 冷静に思えば、痛みもさほどあるわけではない)
        (体は……随分眠っていたのか?けだるく、重いが、動く 拘束されてもいない ……起き上がって周囲を調べるくらいは、出来そうだ)
        -- 2012-05-07 (月) 00:59:04
      • ……誰かが、治療してくれたと?一体誰が―
        (やはり自分が置かれている状況が飲み込めない。誰かに助けられたというのなら一体誰が。何のために?)
        病院、というわけでもない…地下室…?
        (腕を回し、重たい身体を引きずるようにして立ち上がるとそう広くは無い部屋の探索に移る)
        窓も無い。それにこの湿気…やはり、何処かの地下室で間違いないようですね…
        (全身に張り付くようなじめっとした空気と苔むした匂いで地下だということは把握出来た)
        しかしどこの…?(何か手がかりにならないかと、うっすらと見える棚へと近づく) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 01:06:17
      • (棚には――何冊かの本、それと……小瓶や、鞭や……ノコギリ、包帯、粉薬……そこまで気付いて、おそらくは感づくだろう)
        (医術を行うような場所ではない 傷を付け、必要あらば傷を治し、そしてまた傷を付ける必要のある場所――)
        (拷問部屋だ)
        (すると、周囲のオブジェのようなものも、恐らくは……鉄の処女や、木馬……万力……)
        (この据えた臭いも、人体が出す体液全てが乾いて生まれたものだろう)
        -- 2012-05-07 (月) 01:17:39
      • ―(棚に置かれた数々の道具や、部屋に鎮座するオブジェが拷問器具だと理解した瞬間、背筋に悪寒が走った)
        (まさか、自分も?今現在傷が無いからと言って、これから無事で居られるという保証など何処にもない)
        ……成程、ね(しかしながら、この部屋の持ち主がどういう人物であるのかは大まかには予測出来た)
        (此処が冒険者の街であるにしろ、そうでないにしろ、こんな部屋を持つ人間はそうそう居るものではない)
        (裏社会に何らかの影響力を持つ人物ぐらいのものだ。そして、自分が知る限りそんな人物はたった一人―)
        でも…何故?(自分を助ける理由が思い当たらない。助けたところであの男に直接的な利益など―) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 01:32:27
      • ギィィッ……
        (突然、扉が開く 扉の先も暗闇ゆえに、光が強く入ることは無かったが、入ってきた主がランタンを持っていたため、淡い光が部屋に入り込む)
        あ……モーニング?起きた……?(そこにいたのは、以前会った――カナリア リトル・カナリアだ へら、と笑うと、ランタンを棚に置いた)
        傷……ふさがったみたいだね。でも……多分、まだ痛み、アリアリ、って感じ?(ばたん、とドアを閉めて、鍵をかける)
        -- 2012-05-07 (月) 01:35:37
      • ―っ!?あなたは…リトル・カナリア…?
        (現れた人物に、やはり自分を助けたのがオウル一味であったことを知る)
        (しかし未だその目的は分からないまま。露わになっている両の乳房を手で隠しながら問いに応える)
        …いえ、倦怠感はありますが傷の痛みはそこまででもありません。……あの、やはり…貴方たちが私を? -- パルフェ 2012-05-07 (月) 02:00:18
      • (にへら、と笑い)隠れ巨乳……ほどではないけど、なかなかのサイズ……既に確認済み?
        うん。ここ……ダート・オウルの地下室……だかんね。……冒険先で、ばたんきゅ〜してたの……見つけて、助けたの。
        もう、何ヶ月かなー……えーと……6月に拾ってきた……から。(ひいふうみいと指を数えて)
        9ヶ月……かな。ずっと寝てた……て感じ?
        -- 2012-05-07 (月) 02:12:17
      • (緊張感の無いカナリアの言葉に胸を隠す手に力を込めて)
        …そんなに、眠っていたのですか。道理で…身体が思うように動かない筈ですね
        (眠っていた時間の長さに内心驚きを隠せなかった。本来ならば死んでいたことを考えればある種当然かもしれないが)
        その…助けて頂いたことには感謝します。しかし…一体何故?貴方がたが私を助けるメリットは何処に…?
        (小さく一礼し、真意を問うた。なるべくなら、彼等の組織に借りは作っておきたくなかった)
        (少女は最早遠い所にある、光の当たる道へ戻る術を哀れにも未だ追い求めていたのだ) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 02:24:14
      • さあ……?(口に指を当ててきょとんとした顔)私は……よく、わかんないなあ。
        でも、きっと……ほっとけなかったんだよ。オウル様は優しい人……だから。
        死にかけのパルフェちゃんを見捨てるなんてとんでもない……てな、感じ……だったんじゃない?
        ふふ……(やはり、どこまで本気か分からない)
        -- 2012-05-07 (月) 02:27:08
      • (酷く楽観的なカナリアの言葉。それが真実であればどれだけいいだろう)
        (しかし、自分にはあの男がそんな善意だけで動くような人間にも思えなくて)
        ……本人に聞かなければわかりませんか、やはり
        …あの、此処から出る許可は頂けますか…?
        (確認しておきたかった。このまま此処で― 何て事態も可能性としては十分に有り得るから) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 02:34:55
      • うーん……どうなんだろう……ちょっと聞いてくる……ね。
        (まるで、お使いにでも行くような表情で、軽く言うと……ドアを閉めて、出て行った)
        (またも、静寂 鍵が閉まる音が、しばらくして響いた)
        -- 2012-05-07 (月) 02:39:58
      • …えぇ、お願いします(去っていくその背中を見送る)
        (重々しく扉が閉まり、鍵がかかる音が室内に響く)
        (薄暗い部屋の静寂はどうしようもなく不安にさせる。これから、どうなるのだろう)
        (その答えが間もなく、告げられることになる) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 02:46:46


      • ……起きたのですな。(ドアを開ける音と共に、声 ばたん、とドアを閉めれば、その男とパルフェの2人だけ)
        (ダート・オウルその人が、ゆっくりと近づいてくる)お怪我もすっかり治ったようで……何よりでございます、パルフェ様。
        -- 2012-05-07 (月) 02:48:41
      • (その姿を認めれば小さく息を呑む。身体を手で隠したまま、オウルへと向き直り)
        …えぇ、おかげ様で。まずは、助けて頂いてありがとうございました
        貴方方の助けが無ければ確実に死んでいたでしょうし…
        (頭を下げ、まずは礼を述べた。その後に続くであろう核心にはいまだ触れられず) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 02:55:06
      • 何、かまいませんよ。……ワタクシも話がありましてな、その話をせねば、死なせるわけには……と、思いましてな。
        (つかつかと歩くと、近くにあったイスに座って)……で、だ。話っていうのは……まあ、座って聞け。
        (初めて――取り繕った口調を、やめた)そこにイスがもうひとつある。座れ、パルフェちゃんよ。
        -- 2012-05-07 (月) 02:57:55
      • (初めて仮面を外した男に肩が震えた。黙って頷き、示された椅子に腰かける)
        (男の口から語られることに予想がつかない。ただただ悪い方向へと想像が広がり、震えそうになる身体をぎゅっと抑えて)
        ……話、というのは…? -- パルフェ 2012-05-07 (月) 03:00:38
      • まず最初に言わせてくれ。(しゅぼ、とパイプの先のタバコに火をつけ、ゆっくり煙を吸い込み、吐き出す)
        てめえは本当に役立たずだな。
        (刺すような、一言 石造りの部屋に、響いた)
        -- 2012-05-07 (月) 03:04:27
      • ―っ……(男の言葉が胸に刺さる。事実、そうだろう。彼からの依頼は何一つ成し遂げられなかった)
        ……返す言葉も、無いです。貴方からの依頼は結局、こなせないまま命を落とす所でした
        (ならば、依頼を遂行させるために自分を救ったというのだろうか)
        (いや、それとも。使えない駒に罰を与え、捨てるために―?) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 03:06:34
      • お前にはそこそこ投資したんだが、どれも無駄金になっちまった。この落とし前、どう付けるつもりなんだ?
        (顎に手を当てて、煙を吐く)自分で考えてみな、お嬢ちゃん。……いいか、お前は今、マフィアを目の前にしているんだぜ。
        マフィアに対してワビるには、どうすりゃあいい?ええ?
        -- 2012-05-07 (月) 03:23:02
      • ……(答えなど分かり切っているのに、それを口にできない)
        (己が差し出せる全てを持って誠意を見せるしかないのだ。だが自分に出せるものなど何一つない)
        (それこそ、己の失敗は最早命でしか償えないのだ)
        ……誠意を、見せることかと。己の出せる全てを持って。…それこそ、命も含めて
        (絞り出すような声で告げる。この男に命を救われた以上、最早生きるも死ぬもこの男の手のひらの上だ)
        (…ならば、自分に最初から選択権など無い) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 03:28:18
      • 誠意?(ハッ、と笑い)誠意で儲かるんなら世の中金持ちだらけだぜ、糞餓鬼。
        ……全ては「結果」だけだ。結果がなきゃあ、「誠意をもって頑張りました」っつってもただの自己満足よ。クソを拭く紙よりも価値がねえんだ。
        お前はいつもそうだな。失敗すれば「誠意を見せます」とな。ああ、確かに割と真面目にがんばってたんじゃあねえかな。サボってたなんて思わねえ。
        だが役には立ってねえ。……てめえの「誠意」なんぞいらねえ。そんなもん期待も何にもしてねえよ。
        だがな、指ィ詰めるだの、ハラキリだの、そんなもんでも俺は許しはしねえ。というか、そんなもん俺は嬉しくもなんとも無いタチでね。
        つまりだ、まとめるとな……(ふうー、と煙を吐き)お前から誠意はいらねえ。命もいらねえ。結果が欲しい。
        そのためには、どうする。ええ?
        -- 2012-05-07 (月) 20:09:32
      • ……(男の言葉が容赦なく心を抉る。何も言い返せないのが情けなくて拳を握る)
        結果を、出すには…。続けるしかありません。結果が出るまで。それこそ、他の何を投げ打ってでも
        (顔を上げ、告げる。男が結果のみを求めるというのであれば。それを献上するしかない)
        (男が望む結果のみを捧げるしか、自分に残された道は無いのだ) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 21:19:12
      • そうだ、そうだとも。じゃあ、1つの質問をしてやろう。
        お前の何もかも全てを投げ打って、結果を出すか?
        それとももうそんな人生から逃げ出すか。

        二つに一つだ。……それともてめえは、表社会に戻りたいのか?カタギに戻りたいんだろう?(サングラスを外し、暗闇からその目を覗きこむ)
        (……質問せずとも見抜いているのだ パルフェの「地上への希望」を)
        -- 2012-05-07 (月) 21:28:29
      • (その質問は、自分が目を逸らし続けていた選択を強いるものだった)
        (表の道を続けるためだと言い訳し、半端に裏稼業を続けてきた)
        (何時しか、表稼業を裏稼業の情報収入源として活用するようになっていた)
        (そしてそれに気づいた時。しがみ付いていた物がぐらり、と揺らいだような気がしたのだ)
        (だから、それ以上は考えないようにしていた。だけど―)
        ……私、は―
        (喉で言葉が詰まって出てこない。どうにかして何か言おうともう一度口を開けば、言葉の代わりに涙が一筋零れ落ちた)
        …分かっているんです。もう、表の道には戻れっこないことは
        それでも、それでも心の何処かで期待してしまって。…その結果、どちらにもなり切れず半端なままで
        ……仰って、もらえませんか。貴方の口から。諦めろと…
        (最早後戻りのできない所まで来ているのは分かっているのに。それでも自分で決断出来ない程に、彼女は弱く、脆い人間であった)
        (結局、彼女が見せていた「裏の顔」も仮面でしかなかった。その下には、心を成長させることが出来ず)
        (赤子のように誰かが、どちらかに引っ張ってくれるのをただ待っているだけの人間のなりそこないだ) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 22:05:25
      • 諦めろ、だと?ふざけるんじゃあねえ。
        (が、とその太い指が、パルフェの顔を鷲掴みにした)
        諦めなんて認めねえぞ。俺たちは裏社会に墜ち切った悪党だ、人の命を金にする表を歩けない夜行鳥どもだ。
        だがな、俺も、お前も、諦めてるんならとっくにこの世から首くくって死んでるんだろうが!!!
        (怒りを露にした表情 歯をぎちぎちと噛み締めながら、低く重い声で)
        欲しいものがあるなら死に物狂いで奪え!手に入れろ!掴め!引きちぎってでもだ!てめえみたいな奴を見るとイライラするんだよ!!
        天道の下歩きてえなら、表でも通用する金と力を手に入れてみろ!!俺の前で「諦める」なんて許しておけねえ……
        いいか。てめえの中身は真っ黒よ。もとより中身を白くしようなんざ無理な話だ。諦める以前の問題だ。お前は裏でしか生きていけない。
        だが光を浴びたい夜行鳥はいくらでもいる。そいつらが金を必死こいて稼いで、力をつけようとしてんのにお前は諦めるのか!ええ!?
        てめえは一人じゃ役立たずだが、無能じゃあねえ。お前の力は俺の利益になる。だがお前を一人で泳がせても役に立たないのが良く分かった。
        (顔を掴み上げ、壁に叩きつけるように投げ捨てる)
        俺の部下になれ。諦めたくねえ諦めたくねえって目をしながら、諦めに逃げるんじゃあねえ。お前も悪党なら、悪党らしく金稼いで、自力でなんとかしやがれ。
        俺はお前が利益にならないなどと、「諦め」をした覚えはねえぞ。投資した分、稼げると思ってるから投資して、助けたんだよ。
        (自分の利益のために 自分の思想のために 決して、パルフェの事を考えて怒ったわけではない――だが、諦めろと言う言葉よりは、ずっと、力強い)
        -- 2012-05-07 (月) 22:24:42
      • (目の前の男が吠える。自分の顔を鷲掴みにし、己の不甲斐なさを罵る。いや、これは―)
        オウル、さん……(力なく腕を垂らしたまま、男の言葉に耳を傾ける)
        (ただ自分の不甲斐なさに激昂しているようでもあり。そしてまた激励しているようにも思えた)
        (だからだろうか。不思議と男の鬼気迫るような語気にも怯えたりはせず、すんなりと言葉が胸の奥に届いた気がした)

        …私は……私は、もう一度日の下を歩けるんでしょうか。こんな、こんな汚れた心でも…
        もう一度、心から笑顔で、笑えるんでしょうか……それなら、私、は―
        (もう一度足掻いてみたいと。そう思った) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 23:21:49
      • 知るかよ。そんなものは自分で決めろ。俺には一切関係がねえ。
        勝手にベソかいてんのはてめえだろうが。笑いたければ好きに笑え、俺が答えることじゃねえ。俺はお前に仕事をしろって言ってるんだよ。
        仕事すりゃあ、金はやる。それだけだ。さあ、どうすんだ。
        昼と夜の間をうろうろして獲物も捕まえられないクソ鳥で終わるのか。それとも、俺に餌を貰って、夜を飛び回るか。
        選べや、パルフェ・ノーカラー。
        -- 2012-05-07 (月) 23:28:05
      • (この人は。手を引いてはくれない。逐一道を示し、諭してくれるような優しい人物ではない)
        (それでも、炉端に息絶えそうな小鳥が転がっているのなら。その小鳥が生きたいと願うのなら)
        (飛ぶための場所と。術は示してくれると、そう言ったのだ)
        (瞳の端に残る涙を拭い、オウルの瞳を改めて見る。裏の道を歩む者でも、光の下へと戻るために足掻くことは許されるのなら―)

        ……やります。私は、貴方の下で…もう一度、光の下へと戻る術を求めたい
        (今度はしっかりと、自分の意思を伝えた) -- パルフェ 2012-05-07 (月) 23:46:08
      • ……分かった。お前もこれでファミリーの一員だ。しっかり働けよ。……(座りなおし、タバコの煙を吸う)
        ……名前が必要だな。確か、お前は「見えなくなる」技術を持ってたな。……無色透明、なるほどな。
        『色無の鳩』(ノーカラー・ピジョン)……パンを啄ばむのは鳩だ。どうだ?(ニヤ、と笑いながら)
        -- 2012-05-08 (火) 00:07:15
      • ノーカラー・ピジョン……(与えられた名を噛み締めるように復唱し、顔を上げて)
        …分かりました。パンでも、礫でも啄み…目指す空への糧としてみせましょう
        改めて、よろしくお願いします。オウルさん…いえ、オウル様
        (空を見据えたまま闇に落ちると覚悟を決めた。だから、何も悲しむことなどない)
        (今は闇に身を落としても、必ず。何としても這い上がるのだ)
        (だから。今はこの親鳥の下、出来ることをする)

        (こうして、表と裏の境界を渡り歩いていた人間は、無色の鳩として新しく生を受けたのだった) -- パルフェ 2012-05-08 (火) 00:24:45
  • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp008732.png 
    ……ん?(……気付けば、教室で……眠っていたらしい)ふ、ああ。……んー……(ぐぐ、とカナリアは伸びをした)
    (ここは、ごくありふれた高校 ありふれた教室、そんな中の、ありふれた学生のカナリアは)
    ……ふあ。(もう一度欠伸をして、体を伸ばす 今日の数学の授業も、丸々寝てしまった)
    -- 2012-04-15 (日) 00:58:03
    • おー起きたか。(机の前に立つ、がらの悪そうな学生)
      お前朝から全部授業寝て過ごしてんじゃねえか
      何、このままもう一年楽しい学生ライフをエンジョイする気なの? -- タキ 2012-04-15 (日) 01:05:21
      • ……(ぽへーとその顔を見て)タキ君……かぁ。ふあー。……(ボンヤリした口調、天然発言はこの眠気のせいなんじゃないだろうか いつもそう思う)
        うーん……あれ?私たち……アレじゃない?2年生的なもの……じゃなかったっけ?(ボケたことを言っている寝ぼけ)
        -- 2012-04-15 (日) 01:10:44
      • とうとう寝過ぎて頭をやられて…お前がとぼけた事ぬかすのは今に始まった事じゃねえか
        まあ寝ちまう気持ちもわかるけどな、授業とかだりいだけだし。
        あー早く家帰りたい…家にはこの間手に入れた幻のDVDが待ってるというのに…!! -- タキ 2012-04-15 (日) 01:20:56
      • (キュピーンと目が光ってがたっと立ち上がる)
        ……初耳……それは、初耳!……何?私……知らない、裏ルート……発見したの……?
        同志タキ、どういうことだーーー!!!(突如興奮する寝ぼけ女 が、周囲は驚きもなんもしない いつものことだ……ああ、また始まったな……みたいな反応)
        あれほど誓いを立てたというのに!!金鉱脈……見つけたら、即報告!!どういうことかな……!!(眠そうな目のまま、眉間にしわを寄せた)
        -- 2012-04-15 (日) 01:24:50
      • ふふふ、どれだけ調子悪かろうがこの類の話題に食いつく辺り、さすが俺が同志と認めた者よ…
        何、前々から狙っていた物を持っていた奴に、彼女ができてな…油断した所を金でガツン、俺の財布は死ぬ
        だが諭吉さんの尊い犠牲の上に手に入れたアレは凄かった…めっちゃしこれた…(勝者の表情で語る) -- タキ 2012-04-15 (日) 01:34:08
      • マジで……友人パイプとか……嫌味……これは……嫌味……(こんな性格なので友達なんかタキくらいしかいない)
        ちなみに大事な事を聞きたい……それ、モザイクは?どうなの……かな。
        -- 2012-04-15 (日) 01:45:24
      • (確定で殴りたくなる位すっごい嫌味な笑顔) -- タキ 2012-04-15 (日) 01:47:07
      • ピァーーーーーーーーー!!!
        (イスを持って暴れまくる 周囲が「またカナリアが発狂したぞーーー!」「誰だアイツの寝起きにエロトークかました馬鹿は!」と騒ぎに)
        -- 2012-04-15 (日) 01:55:02
      • ぐわっはっはっはっは!!!悔しいのう悔しいのう?
        (笑いながら教室、廊下、果ては他のクラスへと逃げ回る。当然被害はどんどん大きくなる) -- タキ 2012-04-15 (日) 02:12:37


      • この馬鹿者どもが。
        (容赦なく鉄のようにすら感じるゲンコツを二つ落として、生徒指導室で馬鹿生徒2人をキッチリ叱る、イーグル教諭)
        (今のご時勢で体罰なんて大問題だが、カナリアは彼の妹だし、タキは親が全面的に厳しくしてねと言ってるからなんら問題が無くなってる)
        何度も言っているだろう。お前ら、学校で不純な話をするな。
        -- 2012-04-15 (日) 02:15:33
      • 男にはやらねばならない時が…はい、不良正座します…
        (入学当時に完全にのされて以来、イーグルに言い返せない男は大人しく正座する)
        //そ、そろそろ限界が・・・!後明日帰るのめっちゃ遅くて続き明後日からになるかも…ごめんね -- タキ 2012-04-15 (日) 02:36:18
      • ……だって、お兄ちゃん。 学校ではイーグル先生と呼べと言っただろう、カナリア。 ……はぁい。
        (しゅんと肩を落とす)……反省、反省。ばっちりした。だから、もう帰りたい……なー。(絶対反省してない)

        絶対反省していないだろうお前ら。(見抜いてた)
        //寝るンだッ!!いいのよ、文通でも一向にいいのよ
        -- 2012-04-15 (日) 02:42:59
      • 本当に反省してます…自分が悪かったと思います
        だから家に…あ、何してんすか先生指の骨鳴らすと指太くなるらしっすよ -- タキ 2012-04-16 (月) 23:40:43
      • (もう一発ゲンコツが落ちてきた)
        このまま返すと思っているのか。お前らの反省してます発言は1銭の価値も無いのはもう何度も学んだ。
        (バァン、と机に作文用原稿用紙4百字詰め)10枚、反省文が書き上がるまで帰さんからな。
        キリキリ書け!(スパーンスパーンと両者の背中を闘魂棒でバシバシ叩く)
        ぴえー!!!……えー、えっとー、「わたしははんせいしました」コレじゃだm……(バチーン)ぎゃーす! -- 2012-04-16 (月) 23:52:19
      • 棒で叩かれるのはラッドくんだけで十分な筈だが…ぎゃああ!!



        …あ、あの体罰教師…何時か生徒殺すぞ…(何とか終わったが叩かれまくって未だに背中痛い) -- タキ 2012-04-16 (月) 23:56:13
      • そー思うでしょ……あれで茶道部だとすごい……ニコニコしてんだって。ビックリ……だよ。はあ。(背中をさすりながら2人肩を並べて帰る夜)
        でも……真面目な話、単位……激ヤバ?……タキ君は……どうすんの、進路。
        -- 2012-04-17 (火) 00:03:27
      • アレに笑顔何て機能ついてたんだ…(妹の前だろうが構わず暴言吐く)
        アレだな、ユッキーの癒し効果だな、あの子マイナスイオンとかアルファ波的な何か出してそうだし…ん?
        進路ねえ…何も考えてねえな… -- タキ 2012-04-17 (火) 00:08:56
      • んー……そっか。やっぱ決めてないんだ。……おにいちゃんがさ。
        私でも……ギリ、行けそうな大学?あるんだって言ってて。……タキ君も、成績同じくらいだから……一緒に、どうだって、言ってたよ。
        -- 2012-04-17 (火) 00:31:46
      • 大学ねえ…(考えた事も無かったその選択肢に、少し思案し)
        ま、それもいいかもな…あーでも大学って金かかんだっけ?
        うちで大学でやってける程の金なんざあるかどうか…ま、とりあえず目指すだけ目指すか
        ダメならテキトーにどっか仕事つくかねえ…でも、何かそれも違う気もすんな…うーむ
        (何事もさして考えずに決める男が、今回に限っては珍しく悩みこむ。何か、自分には何か目指す者があった気がするのだがそれが思い出せない) -- タキ 2012-04-17 (火) 00:40:14
      • うんうん……じゃ、一緒に目指そう。(ぐ、と伸びをして)……いいよね。なんかこうやって、ただフツーの人生っていうのも。
        退屈だけど……スッゴイ辛いこともないし、そこそこ楽しいし。うん……平和、イチバン?
        あ、そうだ。……ウチ寄ってく?こないだ、買ったDVD……まだ、見てないっしょ。(手をプラプラ)上物ですぜ〜ダンナ〜。
        -- 2012-04-17 (火) 00:53:23
      • (内に潜む何かが己に囁く、お前は、そうじゃないだろう?と。)
        ま、確かにそうだけどよ…折角だし、一回位こういうのも悪くはねえだろ(誰ともなく呟くと、学友の言葉に苦笑して)
        テスト全部山カンな奴の口からんな単語出るたあな、こりゃ明日は隕石でもふるか?(笑いながら)
        嫌だわ…こうやって誘われてホイホイついてきたイケメンをペログリしちゃうんだわ… -- タキ 2012-04-17 (火) 01:04:13
      • ふっふっふ……逆に言えばヤマ勘だけで3年まで留年ナシ……これ、受験も行けんじゃないかって寸法……ですよ!
        やだよタキ君ペログリとか。……もっと……南大陸のAVみたいな、あのデカイしっぽみたいなので、ガッツンガッツン……(ほわぁ〜と妄想顔 とんだ痴女だ)
        まあまあ。パパも……ゴハン、ごちそうする、って言ってたし。
        -- 2012-04-17 (火) 01:08:06
      • それで合格したら飯奢ってやるよ…いい中華料理屋知ってるぜ、店主がオカマだが
        流石マン(コ)イーター…ほら、うちのクラスの悪魔君とか狙い目じゃね、でかそうだし
        おほ、おまえん家のおっさん確か料理人だろ?こりゃ期待できそうだわ!めっちゃ食うからな!覚悟しろよな! -- タキ 2012-04-17 (火) 01:24:55
      • 異種姦は……ご遠慮願いたい。(ダメ、絶対のポーズ)おっけ……決まり。んじゃ、行こう。

        おお!よく来たねえ、タキ君。いつもうちの娘と遊んでくれてありがとうねえ、フォッフォッフォッ!
        (太った店主、ディーン・オウルが笑顔で出迎えた ややタバコ臭いのが難点だが、気前のよさで町の人気者だ)
        「あら、タキ君!相変わらずツンツンした頭ね〜、ふふっ!」(続いてその奥さんのムーン・オウルも出てくる 美人のおかーさんでおっぱいも大きくて儚げで芯が強いいい女)
        (ここは洋食屋『OWL MOON』)
        -- 2012-04-17 (火) 01:34:12
      • うーっすオウルさん(初対面の時はその顔の威圧感に怯みもしたが、慣れてしまえば何て事はない)
        (むしろオウルのころころよく変わるその表情は、人によっては愛嬌すら感じるだろう)
        ムーンさんも久しぶりっす、あ、蛇の目とスワロウ先輩がこの間どうすれば自然にラッキースケベの流れに持っていけるかで
        半日議論してやしたよ、ミアンちゃん先輩とさえちゃんに両方半殺しにされてたけど
        (近所の先輩の近況を話しつつ、席へ)
        (蛇の目とスワロウはこの男の2つ先輩に当たる人物、ミアンは一つ上、さえはスワロウの義理の妹だ)
        後ムーンさん何で会う度俺のツンツン頭絶賛するんスか、この間とかめっちゃ弄ってましたよね? -- タキ 2012-04-17 (火) 01:50:41
      • タキ君、頼むからうちの女房にそう言う話するのやめてくれないかな……(苦笑しつつ、夕食のボルシチを用意して)
        「あら、ラッキースケベに頼るなんて男らしくない。男ならドーンといっちゃいなさいドーンと!」(こっちはノリノリで話しにノる、多分これに似たんだろう、カナリアは)
        「だってカワイイじゃない、ハリネズミみたいで。ふふっ!(つんつんとまた弄る)やーん、トキントキンのつんつんね〜!」
        ……ムーン、料理運ぶの手伝ってくれんかな……フォッフォッ……(苦笑して)カナリア、イーグルは?

        あ、今日は書類があるから遅くなるって……
        そうか。あまりお兄ちゃんを困らせるんじゃないぞ?フォッフォッフォッ…… -- 2012-04-17 (火) 02:08:43
      • (まさについさっきまでそのイーグルを困らせていた現況その一なのは黙っておく)
        言っておくけど何かものが刺さったりはしやせんよ。って何で言ってる傍から花瓶から花抜き取ってるんですかねこの人妻!
        ああ、じゃあ伝え時やすよ、多分あの二人目血走らせて喜びやすから(その後今度こそあの二人に殺されるだろうけど、と思って)
        いやーしっかし…ホント来る度ごちそうになっちゃって悪いっすね〜(余りそうは思って無さそうな態度で) -- タキ 2012-04-17 (火) 02:16:14
      • ……おやめムーン。タキ君困るからね、それね。「え〜?」(今まさに突き刺そうとした花を元に戻しつつ)
        いいんだよ、食事は楽しくみんなで、これが一番だ。君もファミリーみたいなものだよ、フォッフォッフォッ。
        さ、召し上がりたまえ。

        いっただっきまーす!

        はー、おいしかった……(自室のベッドでだらんだらん)
        タキ君、お待ちかねのアレ、見る?
        -- 2012-04-17 (火) 02:29:59
      • あ、やばい食い過ぎた…(正直に言って、オウルシェフの料理は美味い、それこそ自分の知る中で一番といっていい位に)
        (ただ唯一問題があるとすれば…いや、正確には自分のせいなのだが、余りに美味く、それでいて食べやすいためついつい食べ過ぎてしまう事。げっぷと共に出かけた何かを飲みこみ)
        おお、そう言えばそれが目的で来たんだった…!!(忘れかけた目的を思い出し)
        うむ、期待しているぞ同志カナリア…ところで時間は平気か?前みたくお前の兄ちゃんとか途中で帰ってこないよね? -- タキ 2012-04-17 (火) 02:42:12
      • うん、多分大丈夫。……たぶん。(そう言いながらテレビにDVDを突っ込む)

        <<ああ〜……あっつい……ふふ、カチカチ>><<せ、先生……ああっ!>>

        (着衣おっぱいというタイトルで、あえてのシャツやセーターにノーブラのオッパイを収めたままパイズリなどをするフェティッシュなAV)
        (一切の乳首が出てこないという異色作、しかし)
        しかし……それが、いい!!(鼻血を出しながら目を爛々とさせて)下手に露出……するより、おっぱいが強調される!!
        -- 2012-04-17 (火) 02:58:03
      • おぉ…おぉおおおおおお…!!!素晴らしいぞ同志…ノーブラセーターの魅力もさることながら
        ノーブラ長ラン(胸の部分だけボタン一つ止め)の破壊力を知っているとは…このスタッフわかっておられる…
        …馬鹿な!?ノーブラオーバーオールまで…!! -- タキ 2012-04-17 (火) 03:09:37
      • 待つべし……!奇跡のシーンは、ここから……!(そう言って、画面を注視する)
        (ワイシャツ姿の女教師と生徒が騎乗位で挿入している……その瞬間!二つ留まっていたボタンの下のほうが一個、乳の揺れに合わせて外れた!)
        (露になる揺れる下乳、しかしボタン一個でギリギリ踏みとどまって乳首が見えないこの芸術的なシチュエーション!)
        パーフェクト。(鼻血だばだばで恍惚とした表情)
        -- 2012-04-17 (火) 22:07:59
      • 素晴らしい…何か進路とかどうでもよくなってきたわ…よくねえけど
        ふふふ…いいものを見せてもらったよ同志…御礼は例の譲ってもらったDVDで… -- タキ 2012-04-19 (木) 00:31:58
      • マジでか。マジで?やはり……同志……!(ガッシと固い握手)
        うーん……しかし……(自分の胸をもにもに そこそこあるにはあるのだが)もっとバスト100とか……ほしかったなー……
        -- 2012-04-19 (木) 01:02:41
      • でかい胸はいい…ああ、俺にもフムリーちゃんみたいな奇跡の魔乳の持ち主が寄ってこないものだろうか…?
        (自身のバストサイズに悩むカナリアを見て)いんじゃね、それ位が好きな奴もいるし。俺はでかい方が好きだがだからって美や貧が嫌いなわけじゃねえっていうか乳ならほぼどんなサイズだろうが構わんし
        だがいくらでかかろうがヤローのは勘弁だがな!
        (色々余計だが要は気にするな、と遠まわしに言いたいのだろう) -- タキ 2012-04-19 (木) 01:23:36
      • ……ふむう。(気を使われたなあ、と思い)……あのさ。
        ……(おっぱいって揉んだら大きくなるって言うし……もんでみる?)
        (と、言おうとして……やめた)なんでもなし。しかたなし。……(そういう関係じゃないよね、と頭で思う)
        -- 2012-04-19 (木) 01:29:39
      • ん(男としても、カナリアとは今の距離が一番だと思っているので、手を出したりはしない)
        (手を出せば、そこから進んだとしても、引いたとしても二度と今の関係には戻れない。それは男としても望まない事だ)
        (…お前らしくもない、それでいいのか?とまた、どこかで誰かが囁いた気がした。)
        ん、何だ?前みたく女装してみてとか言い出したらグーでいくぞ、女装枠はランとレッドだけで十分だしな
        (カナリアが何を言わんとしたかを読める程度には、長い付き合いだ、そしてどういう結論に行きついたかも。)
        (わざと的外れな事を言って、話題を逸らそうとする) -- タキ 2012-04-19 (木) 01:50:59
      • ウーン、スマート系……の、タキ君なら、女装してもなかなかアリだと思うんだけどなあ……(相手の意図を汲んで、話題に乗っとく)
        ……(お互い何を考えてるか分かる それはそれで、うれしいものだ 少なくとも今はこんな関係でいいんだろう)
        ……あ、もう、こんな時間。送ってくよ……タキ君。
        また、クラスメイトに襲われたら大変――(ふと口をついて出た言葉に、自分で疑問を抱く)
        (何の事だ?)
        -- 2012-04-19 (木) 01:54:57
      • かーっ!また夜道で女子に襲われちまったわかーっ!ってな、もてる男はつらいわ
        おいおい、俺が襲われても自分で何とかできる奴だってのは、よく知ってんだろ
        (不意に、見た事もない筈の光景が、誰かの怒りに、悲しみに満ちた声が脳裏をかすめる)
        …そろそろ、時間かね…ま、悪くはねえな、こういうのも。物足りっちゃ物足りないないが -- タキ 2012-04-19 (木) 02:01:36
      • ……(思わず、手を引っ張って)私は……
        タキ、君……と……こうやって……友だちに、ただ……友だちに、なりたかった……のかなあ。
        ……(何か、すがるような、そう、まさに夢にすがるような、目)
        ……普通……の。私たち……普通に、生まれてたら……こう……だったのかな。どうなんだろう……?
        (周囲の景色が霧がかかったように、薄くなっていく 遠くから、オウルたちの優しい笑い声が聞こえる イーグルが帰ってきたのだろうか、遅めの夕食を振舞っているのだろうか)
        -- 2012-04-19 (木) 02:08:30
      • 知るかよ(掴まれた手を振り切り)
        俺もお前も、普通に生きて、皆と笑い合ってじゃ満足できるような奴じゃねえだろ。
        俺等にとっちゃ、こりゃただの性質の悪い悪夢だ…とっとと忘れるこったな(世界が白い光に包まれる、それは、夢の終わりを告げる光)
        まあ…仮に普通に生まれてたら、こういうのもありだったかもな
        (振り返り笑うその顔は、悪魔の様な冷酷な笑みでも、侮蔑を含んだ嘲笑でもない、年相応の笑顔を、カナリアに向ける) -- タキ 2012-04-19 (木) 02:26:47
      • ……そう、だね。そういえば、そうだね。……どこにも……(息を吸い込み)……血のにおいがしない……ね。
        (振り払われた手を、見て)ねえ。……でも……なんで、こんな夢……見たのかな、って思ったんだ……けど。
        ……タキ君が、私に一度……会いに来てくれたとき。……あの時は……こんなふうに。友達……だったね。
        (そういえば、そうだった 皆に挨拶してる、とか、そういうのじゃない、自分に用があって話かけに来てくれたのは、タキだけだった)
        ……そう。……こんな退屈な世界、きっといつか壊しちゃう。だから、夢でよかった……
        ……(こちらも優しく、笑いかけて それは狂気の色の無い、「寝ぼけカナリア」の笑顔)最後は……
        (ぴ、と敬礼して)同志タキ!次に会う時は秘蔵DVD、持ってくるように!
        (最後ぐらいは――ただの友達として挨拶しよう、と)
        -- 2012-04-19 (木) 02:34:55
      • あいあいさー、ま、内容以外は期待しないで待っててくれよ、同志カナリア。
        (やる気の無い様子で、敬礼からぴ、と指を相手に向け)
        (意地の悪そうな、いつもの笑顔で笑うと、そこで世界が白い光に覆われる)
        (すべてが白に塗り潰される寸前、朗らかな笑みを見せたカナリアが、男の見た夢の最後の光景だった) -- タキ 2012-04-19 (木) 02:48:51



      • ―――。(顔を上げた ベッドの上で)……(やっぱり夢だったんだ、と自分の胸に手を当てる)
        ……そっか。……やっぱ、「もしも」あんな風に生きても……無理だね……私たちは……
        -- 2012-04-20 (金) 00:54:03
  • ……また、死んだか。(イーグルは、商品として仕入れた女を調教していた 普段はスパローの仕事だが、スパローが出払っていたので代わりに今はやっていたのだ)
    (別段どうという事も無い こんな職業についてればこういう仕事も何度もやったし慣れたものだ が)
    (今回の商品はどうにもこうにも、ヤワ過ぎた 薬を1つ飲ませたら、それだけで効きすぎてショック死をしてしまったのだ)
    ……(ため息をつくと、女の死体を一瞥した)
    -- 2012-03-16 (金) 18:50:47
    • あーあー……イーグル、やっちまった〜……ってかんじ?(後ろから、カナリアが声をかけた)
      あちゃあ……こりゃ……スパロー、キーキーって怒るよ……?(女の死体を覗き込んで笑う)
      -- 2012-03-16 (金) 18:52:17
      • ……カナリア。……問題あるまい。この程度でショック死するくらいなら、商品としても使い物にならんだろう。下手をすればクレームがつく。
        ……そっちの仕事は、どうした。
        -- 2012-03-16 (金) 18:53:55
      • じゅんちょーじゅんちょー……純情派?……相手が……ロリコンで……大助かり?路地裏で……えいやーっと……
        (黒服を、する、と脱ぎ ブラウスも、スカートも靴も下着も脱ぐ 一糸纏わない姿には、返り血だけがこびりついてる)
        服……よごれなくて、ラッキー。……イーグル〜……♪(にへ、と笑うと)このおもちゃ、処理、やらせて……?
        -- 2012-03-16 (金) 18:56:27
      • ……お前の色仕掛けが通用するとはな。……いいだろう、報酬代わりだ……好きにしろ。……(くい、とサングラスを直した) -- 2012-03-16 (金) 18:57:50
      • やったっ♪(そう言うと、近くにあった鉄パイプを持ってきて――女の死体の頭を、腹を、腕を、足を、陰部を、何度も何度も叩いて潰す)
        たたき、たたき、まぐろのたたき、かつおのたたき、にんげんたたき、もぐらたたき〜♪
        (さらに鮮血が舞い、二人の体を血で汚していく)
        -- 2012-03-16 (金) 18:59:46
      • ……(その様子を眺めて、サングラスを外す ……表情は、無い) -- 2012-03-16 (金) 19:07:53
      • フハッ♪(最後に、脳天に鉄パイプを突き立てて、満足げに振り返る)……はふ……(恍惚とした表情で、笑いかけた)
        イーグル……(近づき、イーグルの服を脱がしていく くい、と頭を近づけさせ、口付けをする)
        -- 2012-03-16 (金) 19:09:55
      • ……(目を閉じて口付けを受け入れ、頭を撫でてやる いつものことだ そう、何度も繰り返した)
        (欲望に正直なカナリアの精神、拒むことも出来るが、オウルに「世話をしろ」そう言われた)
        (命令は絶対だ それに、大して苦になる仕事でもない)
        (口付けを交わしながら、愛撫を始め カナリアの体を高まらせる)
        -- 2012-03-16 (金) 19:12:23
      • ん……ふ……ふぁ……♪(嬌声を上げて、抱きつく そうして、互いに血まみれになりながら、体を重ねて) -- 2012-03-16 (金) 19:13:13
      •   -- 2012-03-16 (金) 19:13:22



      • ねえ……イーグルー。(地下室備え付けのシャワーを浴びながら、既にシャワーを浴び終えたイーグルに話しかける)
        なんかやなことあった?顔が暗いよー?(イーグルの鉄面皮は依然、いつもと変わりが無いのに)
        -- 2012-03-16 (金) 19:14:49
      • ……ああ。あった。とても辛い出来事だ。私にとって。(表情を変えぬまま、先の死体を眺めつつ、呟く)
        だが、問題ない。何も他に影響は出ない。
        -- 2012-03-16 (金) 19:16:38
      • そっかあ。……(シャワーを止め、近くのタオルで軽く体を拭くと、両手を挙げてイーグルを見上げる)
        だっこー。イーグルー。
        -- 2012-03-16 (金) 19:17:24
      • ……(無言で、カナリアを抱き上げて、地下室の隅へ)カナリア。お前は優しい子だ。……(壁にもたれかかって、座る) -- 2012-03-16 (金) 19:19:08
      • 私はー……イーグル大好きだもん……ねー、私の……おにーちゃんだもん……ねー?設定上……ふふふ……
        (イーグルの鍛え上げた体に覆いかぶさるようにして、ぎゅっと抱きしめて 軽くキスをして)こもりうたー。
        イーグル、子守唄歌ってー。
        -- 2012-03-16 (金) 19:20:32
      • 分かった。(軽く頷くと、近くにあった毛布を二人の体にかぶせ、歌い始める 静かに、ゆっくりと)

        小さなカナリア、飛んでいった
        空を目指して、まっしぐら
        どこまでも どこまでも 蒼い空の彼方まで
        かわいそうなカナリアよ それは青空でなく、紅蓮の炎
        お前が行くのは地獄の釜 雲に打ち抜かれてカナリアは墜ちる
        -- 2012-03-16 (金) 19:23:43

      • ………………すー…………すー…………(繰り返される歌を聞きながら、ゆっくりと眠りに着く) -- 2012-03-16 (金) 19:24:49
      • ……(カナリアが眠ったのを見て、歌をやめると、そっと頭を撫でてやる)
        お前が羨ましい。素直で、格好をつけない。お前はお前、ありのままで生きている。
        私も、そうありたかった。……(目を閉じて、眠りに着く)

        大きな大鷲 飛んでいった
        群を探して、まっしぐら
        さがしても さがしても 群は見つからない
        かわいそうな大鷲よ お前の群れはなく 一匹ぼっち
        お前は自分の爪を立て 自分の仲間を踏み潰してしまったばかりじゃないか
        -- 2012-03-16 (金) 19:29:29



      •  http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp017512.jpg -- 2012-03-16 (金) 19:30:54
  •  
  • ……フム。(三日三晩、悪夢の薬を飲ませ続けるよう命じ、四日目の朝)
    ……起きてるかね、エリーゼ・センチュリオ。(オウルが、部屋に入るなり聞いた)
    -- 2012-02-07 (火) 17:22:13
    • ぅ……ぁ……(三日三晩。絶えず悪夢にさいなまれ続け、眠ることもできない)
      (4日しか経っていないとは思えない頬のこけ方、眼に光がない。それでも、オウルの問いに反応して僅かに顔を上げる) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 17:24:52
      • フン。下ごしらえはとりあえず完了ってところだな。……んん?(くい、とあごを掴んで自分の目を見せる)
        臭い部屋だな。小便に糞まで垂らしたらしい。掃除したと言うのに臭いが消えんぞ。
        -- 2012-02-07 (火) 17:30:34
      • ……ォ、…ゥ……(かろうじて、目の前の男が誰かはわかった様だ……が、その濁った瞳に先日までの敵意の光はない)
        (三日三晩に渡って無理やりに見せられ続けた幻覚は、青春のすべてを復讐に費やした少女の心をも折るに十分なものであった) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 17:43:19
      • ふむ、ふむ。(ぺち、ぺちと頬を叩き)すっかり折れたな。これなら良いだろう。
        ……カナリアを呼べ。(ぱちん、と指を鳴らした カナリア?初めて聞く名だ)
        -- 2012-02-07 (火) 17:46:29
      • (手を離されると、ぐったりと体の力が抜ける)
        (終わらない悪夢がようやく終わったその精神も肉体も、とうに限界を迎えている。知らない名前に反応する余裕など、ない) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 17:55:44
      • ……お待たせいたしました。リトル・カナリア、参りました……(現れたのは、細身の背の低い少女)
        服を脱げ。カナリア。(唐突に――オウルがそう命じた)
        ……はい。(何のためらいもなく、黒服を脱ぎ、ワイシャツを脱ぎ、下着を取り外し、裸体になる)
        じゃあ、そこにいるエリーゼに「優しくして」やれ。(そう命じて、オウルは離れたイスに座った)
        ……仰せの、ままに……(エリーゼに近づくと、そっと上に覆いかぶさって きゅ、と抱きしめた)
        (暖かい、柔らかなぬくもりがエリーゼの全身に伝わる それは悪夢続きの後に感じる初めての暖かさだ)
        -- 2012-02-07 (火) 18:02:03
      • ぁ……ぁ、あ……(乾いてヒビの入った地面に水が染み渡るようにそのぬくもりが冷え切った体にしみこんでいき、無意識に自分からも少女の背に腕を回す)
        (これも仇の差し金、とか何かがおかしい、とかそういうことがわかる判断力は、繰り返され続けた悪夢の前に破壊されてしまっている) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 18:13:43
      • ……よし……よし……(エリーゼの頭を優しく撫で、ちゅ、ちゅ、と両頬にキスをする)
        ……こわ、かったね……もう……大丈夫……だからね……エリーゼ……
        (カナリア、という名前のとおり、囁くような、染み渡る甘く優しいか細い声 悪夢の孤独にうなされた後に聞くこの声は――)
        (――下手な麻薬より、強力なものだ)
        -- 2012-02-07 (火) 18:23:33
      • こわ、かった……こわかった、よぉ……(キスを受けた頬に涙が伝う)
        (もともと人間の肉体や精神は鞭には耐えられても飴には耐えられない。長きに渡る苦痛で耐える力をなくした少女に、この囁きに抗する力があるはずもなく)
        もうやだ、あんなのやだよ、カナリアぁ……(砂漠で乾いた人間が水を求めるように、この暖かさを求めて縋るしかない) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 18:30:54
      • うん、うん……こわかったね……(ちゅ……と唇を軽く重ねて、身を起こすと オウルのほうを見た)
        ………………氷は……溶けました……(そう、言った)

        そうか、溶けたか。そうか。……じゃ、これだ。(カプセル剤を投げて寄越す それをカナリアがうまくキャッチした)
        ……もう怖い思い……しなくていいからね……(口の中に、そのカプセルを含み エリーゼに再度口付けをした)
        (そのまま、舌でエリーゼの咥内にカプセルを流し込み、舌を絡ませて、溶かす ……口の中に、甘い味が広がった)
        -- 2012-02-07 (火) 18:36:40
      • ぅあ……(あの幻覚剤は苦かった。そして幻覚は苦痛でしかなかった)
        ちゅ、ぢゅ、ぇろ……っ(少女から与えられる刺激は何から何まで甘美で……疑いもなく、甘い味を貪り、飲み込む) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 18:44:44
      • ……んぁ……(舌が絡まる ぬるり、ぬるりと絡まる)
        そのうちに――カナリア以外のものがぐにゃりとゆがんだ まただ)
        (赤い濁流が2人を包み込む 濁流からフクロウの赤い目が覗き込んでいる 完全な恐怖の対象)
        (しかし昨日までと違うのは――目の前のカナリアの存在 カナリアだけは姿を失わない、地獄のような光景の中で、自分を抱きしめてくれている少女が居る)
        -- 2012-02-07 (火) 18:50:50
      • あ、やだ、やだ、また、これえ……!(恐怖は抵抗する力をすっかりなくしたか弱い少女をいとも簡単に追い込む。追い込んで……目の前の、姿を失わない少女に縋らせる)
        怖いの、嫌なの、助けて、カナリア、やだ、やだぁ……(少しでもフクロウから逃れようと自分の体をカナリアに押し付けて縮こまるエリーゼの姿は、いっそカナリアよりも年下に見えるほど弱弱しい) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 19:02:09
      • ……大丈夫……(くちゅ、と口付け 口が溶かされるような感覚は薬によるものだろうか)
        こわくない……おまじないをしてあげるから……いっしょに……いてあげるから……
        (そう言って、唇を重ね、ゆっくりとゆっくりと ゆっくりと……溶かすように舌を絡める ……違う…… 溶けている……口の中が……)
        (くちゅくちゅと液体のようになって……混ざり合って……カナリアとエリーゼの口が、くちゅくちゅの液体になって、混ざって……いる……)

        ――つり橋理論……ストックホルム症候群……人間とは、恐怖心と快楽を錯覚する生き物だ。
        快楽によって恐怖から逃れようとするのか……恐怖が快楽を増幅させるのか……俺には分からんがね……フォッフォッフォッ……
        (眼前で絡み合う2人の少女を見ながら、そう呟く オウルの目には、ただ2人がキスをずっと続けているだけにしか見えないのに――)
        -- 2012-02-07 (火) 19:08:52
      • //ごはんいちきます! -- 2012-02-07 (火) 19:09:18
      • (口付けているので声は出せない。出せたとしても、消耗しきったか細い声はカナリアの口の中で用意に溶かされてしまう。ちょうど今のエリーゼの意識のように)
        (周りが恐怖で満たされている分、目の前のたった一つの快楽を逃すまいと、口から身体全体が溶け混ざるような感覚に酔う) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 20:16:21
      • ……にちゃぁ……(どろりとした液体の音を立てて、唇が離れる カナリアの口は溶けてないけど エリーゼの口はなんだか形をなくしてしまったよう)
        こわくないよう……に……きもちいいことを……(そっと、細い指がエリーゼの胸に触れた)……しよう……?
        ちゃぷん(自分の体が液体になったかのように、カナリアの指が乳房に沈み込んだ ずぶずぶと、どこまでも入り込んでくる感触)
        (ああ、なのに 痛みもない 恐怖もない ただ ゆるやかに、甘やかに ふわり ねっとりとした 愉悦が染み渡ってくる)
        -- 2012-02-07 (火) 21:11:47
      • //ごめんなさい呼び出し食らった…! -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 21:40:27
      • //いいのよ いってらー! -- 2012-02-07 (火) 21:41:56
  • (連れてこられたのは深い、深い地下室 血の匂いがたちこめ、陰惨な拷問器具がたくさんおいてある暗い部屋)
    ふううむ。どれにするかな……(黒服につれてこられた女をよそに、部屋を見渡しながら)
    -- 2012-02-07 (火) 01:56:02
    • (黒服に脇を固められ、片足だけでようやく立っている。いや立たされている)
      (この男にだけは弱みを見せまい、と立ち込める血の匂いにも、周囲のおぞましい器具にも、なるべく気をやらぬよう只管に睨みつけていた) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 01:58:11
      • 「弱みは見せない」ってな顔してるな?フォッフォッフォッ……ああ、いいよ、大いに結構。ずっとそう思ってくれ。忘れるな。
        でないと面白くないだろ?さて……ま、とりあえず……これかな。(そう言って、指差したのは四肢を固定する手錠のついた鉄のベッド)
        (すぐさま、黒服たちがそこに女を運び、手際よく固定する)……ああ、そういえば。名前は?
        -- 2012-02-07 (火) 02:01:22
      • (ギリ、と奥歯を噛み鳴らす。骨の砕けた右足を固定されるときだけ、顔をしかめた)
        ……(一瞬デタラメの名前を言ってやろうかとも思ったが、意味がないのでやめる)
        ……エリーゼ -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 02:03:50
      • フォッフォッ!そりゃ「憂鬱」な名前だな。……娘って言ってたか、じゃ、エリーゼ・センチュリオだな。
        なんで名前を聞いたか教えてやろうか?(ずい、と眼前まで顔を近づければ――サングラスの奥に赤く光る目が見えた)
        墜ちたとき自分が自分じゃないって思わないようにするためだよ。お前はエリーゼだ。糞を舐めるようになろうが、路上で豚の鳴き声をあげようが……
        それは「エリーゼ」だ。お前じゃなくなったお前なんかじゃあない。「エリーゼがやったこと」なんだよ。フォッフォッフォッ……
        -- 2012-02-07 (火) 02:08:47
      • ……で?(冷たい瞳と声で、一瞥と一言だけ)
        (それだけで口をつぐんだ。どう反応しても恐らくこの梟を喜ばせるだけだ。身体の消耗も精神の消耗も、とにかく防がないと。不安を悟られるなど、もってのほかだ) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 02:13:13
      • で?……か。そうだな。ま、定番だがクスリ、使うとしようか。……6番、持って来い。
        (すぐさま黒服が差し出した薬は、錠剤)こういうのは注射が相場って決まってんだが、俺はこっちのほうが好きでな。(そう言って、エリーゼの腹を殴りつけた)
        (殴りつけて口が開いた拍子に、もう片方の手で錠剤を喉の奥まで無理やり突っ込んだ)
        -- 2012-02-07 (火) 02:21:37
      • か、はッ…!(いかにも狙い通り、喉の奥に錠剤が触れる。人体のつくりどおり、そこまで奥に入ったクスリは吐き出すこともできずに胃の腑に落ちていった)
        (ガチン、と指を噛み切ろうにもすばやく手を戻されてしまえばそれも叶わない)……何を飲ませた -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 02:37:44
      • 媚薬……(にたあ、と笑った)そんな甘いものだと思ったか?ええ?
        カッ、クケッ、カカカカカッ!!!(まるで鳥のような笑い声を上げた)媚薬なんかじゃない。お前が飲んだのは……幻覚剤だ。それも、とびっきりの奴だ。
        どんな幻覚が見えると思う?天使か?花畑か?幸せだった家庭か?恋人か?……どれも違うなあ。
        地獄だ、エリーゼ。(そう言った瞬間、エリーゼの周囲に大量の梟が浮かび上がった)
        (逆にほかには何も見えない 笑うオウル以外は 部屋も、ぐにゃりと流動する赤い水の中にいるようだ)
        -- 2012-02-07 (火) 02:45:18
      • な、んだ、と……!?(思わず顔を上げた瞬間、目の前の憎い姿が分裂した)
        (目を背けても目を背けても、そこに幻覚のダートが現れてエリーゼを哂う。目を閉じてさえまぶたの裏に現れて、嘲笑をやめない)
        やめろ、やめろ…そんな風に私を笑うな……!(手を固定されていては耳を塞ぐのも望むべくもないし、そもそも耳を塞いでも幻覚に苛まれるのだろう。ただただうつむき気味になって、大量の嘲笑に耐え続ける) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 02:48:50
      • やめろ、やめろ…お前が、お前なんかが私の名前を呼ぶんじゃない…おぞましい……!(目を閉じていても、回りすべてを埋め尽くすような数の梟は嫌でも知覚されてしまう。唯一自由になる首を振って否定するだけが、今の彼女に許された抵抗だった) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 02:55:56
      • エリーゼ
        (フクロウが近づいてく)エリーゼ(る クチバシを開いて 肉をつ)
        エリーゼエリーゼエエエエエエエリリリリリリリリリリリ
        (いばみに やってくる やってくる)
        エリーゼ? えりーぜ えりー    ぜ ぜ ぜ
        (一斉に きた フクロウ が 肉を ついばむ 足を 腕を 腹を 胸を 陰部を ぜんぶ よく みえる)
        え   り い   ぜ
        -- 2012-02-07 (火) 03:01:31
      • ッ…!!(無数の小さなものに自分がたかられる感触。暴れて手錠が擦れる感触もガチャガチャなる音も意識に入らない)
        嫌だ、やめろ、やだ、こんなの、や、やめ、やめ、え…やめろやめろやめろやめろやめろ……!(どれだけ暴れてもついばまれるクチバシの感触はやまない。クスリでありもしないものを錯覚しているのだから当然、ただやめろとだけ繰り返しながら、ありもしないクチバシの感覚に意識を、正気を犯されていく) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 03:06:24
      • (骨が見えてきた 激痛が全身を襲う おいしそうにふくろうがたかる 笑っている 名前を呼んで笑っている)

        エリーゼ おいで おいで 見てごらん ふくろうだよ

        (懐かしい声が聞こえる おとうさんの声だ 優しいお父さんが連れているのはだれ?)

        おとうさん おとうさん ふくろうに たべられちゃってるのはだあれ?
              だれだろうね? おとうさん には わからないなあ ははは ……
        愉快だね エリーゼ あんなに泣いて おもしろいねえ
             ねえねえ あのおんなのひと おしっこもらしてるよ あはは あははははは
        あはははははははははははははは

        (幼い自分と父が当時のままの笑顔で笑っている エリーゼを笑っている)
        (               足と腕の肉がなくなった)
        -- 2012-02-07 (火) 03:12:49
      • (その幻覚が、その幻覚だけが今の彼女には現実だ)
        (幼い自分が自分を笑う、おしっこをもらしていると笑う、ならばそれが現実なのだから、自分はおしっこをもらしていなければならない。狂った現実に犯された意識ではそれがどれだけ異常なことかも分からず)
        (ただ激痛の中でその奇妙な開放感を感じながら、全身が弛緩した。腕も足もないはずなのに激痛だけは伝わってくる。何故だろう。梟に埋め尽くされた視界の中で、やめろと繰り返す気力も段々失っていった) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 03:20:18


      • ねえ えりーぜ
                 おきてよ もう あさだよ


        (なんだか懐かしい声が 呼ぶころには 自分の肉は全てなくなって骨だけになって)

        ――お目覚めかな、エリーゼ・センチュリオ。
        (オウルの、声 気づけば先程の拷問室 いつの間にか服は脱がされていて、股間が生暖かい 失禁したのだろう)
        白目をむいて痙攣して、随分とお楽しい夢を見ていたようだが。フォッフォッフォッ……(永遠にも思える地獄の幻覚に、すっかり気力は奪われているはずだ)
        -- 2012-02-07 (火) 03:26:39
      • っ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……!!(何度も荒い息をつく。腕もある、脚もある。服はない。ダートを睨みつける瞳も、先ほどの悪夢の余韻か鋭さが少しだけ欠けている)
        ……お前の顔よりは、マシな夢だったよ(どうしてもあの悪夢から開放された安堵感が先に立つ。顔を背けながら、そう吐き捨てるのが精一杯だった) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 03:29:46
      • それは良かった。じゃ、もう一粒いこうか?(先程と同じ錠剤を取り出すと。エリーゼの目の前でくるりと回してみせる)
        小便漏らすほど怯えてたくせに強がっても、なんていうか……ク、カカッ、アカカカカッ。カッ、カッ。
        馬 鹿 み て ぇ だ よ ?(今まで見たオウルの笑顔で、一番邪悪で、一番見下した、笑顔)
        -- 2012-02-07 (火) 03:35:57
      • (錠剤を見せられて、自然と肌が総毛立つ。正気に戻ってしまえば、自分が何をしていたかが痛いほど自分に突き刺さる。ギリ、とまた奥歯を噛み締め、それ以上表情に何かが出ることを阻んだ)
        ……うるさい -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 03:51:00
      • カッ
        クカッ、クカカアカカカカカアッ!
        言うに、言うに事欠いて、五月蝿いだと?それだけか?それだけしか言えなくなったのか?
        なんて矮小でチンケな小娘だ、お話にならない!カッカッカカケケケケケッ!!
        (ずぼ、と口をこじ開け、錠剤を突っ込んだ)エリーゼお前は――バクテリアの餌ほどの価値も無くなるのだ。
        -- 2012-02-07 (火) 03:54:42
      • (それでもガリと噛んでやろうとした気力はさすがとしか言いようもない。だが結局指はエリーゼにとらわれることなく口の中を滑り出て)

        (そして、それから一晩中エリーゼはクスリのもたらす地獄に苛まれることになるのだった) -- エリーゼ 2012-02-07 (火) 04:10:14

Last-modified: 2012-06-16 Sat 13:36:00 JST (4323d)