名簿/484580

  • ──
  • ───
  • (メイドがこの様に笑うのは初めて見た気がする)
    (微笑ましく思いつつ、その話を聞いた)
    …こんな風景が日常になるように、上手く逃げ切れるといいですね
    (それは、紛れもない願いであった)

    (跳び起きたアフィクルルカに、軽く手を振って挨拶した)
    おはようございます。ご機嫌は?
    -- 2012-09-01 (土) 23:54:03
    • 「ええ。 本当にその通りです。」
      そしてそのために私が居る。 そのために逃げ出した。
      この国に戦しかないというのなら他国へ。 この大陸に戦しかないというのなら別大陸へ。
      どこまでだって逃げ切ってみせる。

      髪を直して目を手で擦って現実なのを確かめてから顔を顰めた。
      「最悪。」
      本来ならばもっと続くであろう悪態を遮ったのはハノイで、姉妹同士なにやらテレパスで会話を始めたようだった。 二人は向き合って何か話している。
      時折アフィクルルカがハノイに膨れっ面を向け、ハノイがそれを窘める。
      仲の良い姉妹。 幸せな風景。
      少しして二人が手を合わせると以前のメイドが纏っていた場と同じような空気が流れ始めた。
      シュルスが義足をメイドに見せたときと同じ………人避けだ。 -- アフィクルルカ 2012-09-02 (日) 00:04:58
      • 頑張って下さい。貴女がいてこそですよ、その風景は
        (誰か一人として、欠けては彼女らは居られない。そんな気がしたのだ)

        それは申し訳ない
        (想像通りの返答に苦笑し、しばしその風景を見守る)
        …この気配は…これでしばらく作業に専念できそうですね
        -- 2012-09-02 (日) 00:22:13
      • シュルスの言葉にはメイドは笑顔で応えた。 そうであって欲しいと思うのは高慢だが、思うくらいならば許されても良いと思いたい。

        「それじゃ、お願い。」
        メイドを中心に人避けを張った時とは違って今は自由に動けるらしい。
        まずはハノイから見て欲しいのかアフィクルルカはハノイを見た。
        最初に対面した時に感じたように、一見した所ハノイと義肢の接続は上手くいっている。 -- アフィクルルカ 2012-09-02 (日) 00:30:15
      • 分かりました
        (まず向かったのはミスリルの騎馬。腹の辺りを弄ると開き、細かい道具が出てきた)
        (布の包みもある)
        …そういえばメイドさん。短剣はお使いになりますか?
        (そんな事を尋ねつつ、ハノイの方に向かう)
        (眼帯を外して検分した限り、特に問題はなさそうだが)
        消耗度を見ておきたいので、触りますよ?(触る前に断っておく)
        -- 2012-09-02 (日) 00:41:22
      • 「短剣ですか? ええ、非常の時のためにいくつか潜ませております。」
        そう答えるメイドを見てもどこにも短剣らしいものは見当たらない。
        衣服の下かブーツの中か。 どこかに隠してあるのだろう。

        検分するシュルスの傍にはアフィクルルカもいた。 心配そうに見守っている。
        『平気なの。』
        木に背中を預ける形で座り、シュルスのほうへ足を向けた。
        よくよく見れば、接続部にやや異常が見える。
        というのも、義足をハノイの生身の部分が侵食しつつある…ように見える。
        ハノイとオリハルコンの親和性が高すぎて本来ならば融和するはずの無い異質な物質であるオリハルコンに根を降ろすかのように。 -- ハノイ 2012-09-02 (日) 00:52:08
      • そうですか。騎馬の腹の中に、布の包みがあるので開けて見て下さい
        進呈します。女性へのプレゼントとしてはセンスがないですが、役に立つでしょう
        (中身は、竜骨の短剣が2つ。本来、騎馬に乗せたままになるはずのものだ、譲っても惜しくは無い)

        (オリハルコンの耐久性に問題はなかったが)
        (融合しつつある接続部に、そっと指で触れる)
        …オリハルコンは、精神感応金属です。強い意志と魔力適性があれば、自在に形を変えられるのですが…
        変形融合しつつあるのか…? ハノイさん痛みや、違和感はないんですか?
        -- 2012-09-02 (日) 00:58:46
      • 「…?」
        一先ず言われたとおりの場所を探った。
        「失礼します。」
        布の包みを丁重に開くとそこには見慣れない短剣があった。
        何か特殊な素材で作られている、というのはわかったもののメイドにはそれが何であるのかは分からなかった。
        「それ。 竜骨? ウラスエダールで手に入れた?」
        主から思いがけない素材を聞いて目を見開く。
        恐るべき…人間の手ではどうしようもない…竜。その骨から作られた、短剣?
        「そんな、そのような高価な物はいただけません! シュルス様がお役立て下さい……」

        『痛くないの。 なんとも無いの。 歩きやすいの。』
        話し声とは別にテレパスが送られてくるので賑やかだ。
        兎も角融合による痛み等はないらしい。 オリハルコンはハノイを傷つけない。
        ただしメンテナンスの点から考えると厄介かもしれない。 -- ハノイ 2012-09-02 (日) 01:11:54
      • ええ、ウラスエダールで買った物です
        …メイドさん。僕は短剣を使うタイプの人間に見えますか?
        ゴーレムの素材にするための竜骨は確保してあるので、それは元々単なる資料用だったんですよ
        武器として使う事はないです。それなら、武器も正しく戦闘に用いられる方が本望でしょう。遠慮なさらずに
        …オリハルコンで武装している追手が居たら、そのレベルの剣が無いと危ういですよ
        (淡々と語りながら、失礼だろうが視線はハノイの義足の検分に注力している)

        …現状での問題はない…か(眼帯を外し、精密に癒着部を精査する)
        (少なくとも、腐っていたり生態的に痛みを発する事は今後しばらくないだろう。完全に、ハノイの「足」となったらどうなるかわからないが)
        (メンテナンスで手を加えるべき所は無くなってしまった)
        問題はないですが、外せなくなってしまったかもしれませんね…落ち着いたらまた診たい所ですが。当分先の話ですね
        (それは叶わないだろうな、となんとなく思う。彼女らの行く末ではなく、自分の話だ)
        -- 2012-09-02 (日) 01:24:35
      • 言われて見ればそういうタイプには見えない。
        技師なのだから戦闘は専門外なのかもしれない。
        それでもナイフであれば使い道は多様で持っていても損はしない。 …竜骨というのは些か必要ないが。
        受け取るか受け取らないかを僅かの間悩み、受け取ることにする。
        高価なものを受け取るのは忍びないが、好意を断るのも心苦しいし、そして自分たちの状況を鑑みても必要なものだった。
        「ありがとう、ございます……」
        深深と礼をして受け取ることにした。
        「いつか必ずこのお礼はさせていただきます。」

        『外せない…の?』
        本人には全く違和感がなかったらしく、融合しつつあることすらわかっていない。
        『私たちは先に進むの。 シュルスさんはずっとスリュヘイムにいる?』
        少女は必要があればまたあの家を訪れたらいいと、そう思っている。 -- 有翼のメイド 2012-09-02 (日) 01:57:18
      • (戦術的価値は読めないが、シュルスが知る限り、オリハルコンに対抗しうる金属は、ミスリルと竜骨しかなかった)
        (それ故に好意である)
        そうですね、いつかまた料理でも食べさせて下さい
        (軽く、そう答えた)

        無理に外すと、逆に怪我のようになってしまいます
        化膿もしてないので、このまま接合しても融合しても大丈夫なはず
        …ええ。少なくとも、記憶が戻るまでは居ますよ。皆さんは、先に進んで下さい
        (嘘は吐かなかった。記憶が戻ればどうなるか、までは言わない)
        -- 2012-09-02 (日) 02:18:29
      • 「腕によりを掛けてご用意致します。 是非ご期待下さい。」
        どんな料理にするか今から思いを馳せる。 献立を考えるのは好きだ。 料理をするのも好きだ。 そしてそれが喜んでもらえるならとても嬉しい。

        『分かったの。 このままでいいのね?』
        少女は頷いた。 徐々に侵食は進みやがて融合するであろう。
        『診てくれてありがとうなの。』
        そう言って立ち上がった。 次はゴーレムの番だと、ゴーレムを呼び寄せる。
        見えないルールでもあるのかのように立ち入ったことは聞かなかった。 -- ハノイ 2012-09-02 (日) 02:53:39
      • (楽しみにしています。と応えて立ち上がると、ゴーレムの方に向かう)
        クリエイターコントロール。メンテナンスモード
        (呪印を刻み、短く呪文を唱えると、シュルスの目の前で膝立ちになり、装甲が変形)
        (戦闘の痕も大分あるが、装甲に問題はなさそうだ。内部構造も、罅割れ等は確認できない)
        (周囲をぐるりと回り、腕の火砲の稼働を確かめる。かなり、こちらは使用したようだ)
        (腕部の装甲を開き、整備を開始する。鮮やかに分解していく様は、ゴーレムが解体されていくかのようだ)
        -- 2012-09-02 (日) 03:00:18
      • シュルスの傍に気配が近寄ってきた。
        ゴーレムのメンテナンスを興味深そうに覗いているのはアフィクルルカだった。
        ハノイは見えないし、メイドはそういうことをしないのだから残る一人は彼女しかいない。
        「大丈夫? 壊れてない?」
        逃走劇にはゴーレムが必須だった。 そしてこの先も。
        追手に切りかかられたことも、日夜問わず火砲を使い続けたことも、そして連日動かし続けることも当然あった。
        メンテナンスなどできないので使ったら使いっぱなしで今の今まできた。
        「これからも、大丈夫?」 -- アフィクルルカ 2012-09-04 (火) 12:20:43
      • (補給、射撃を連続で行った形跡がある。ミスリルとオリハルコンで無ければ焼きついてとっくに使い物にならなくなっていただろう)
        (1年は持つはずだった術式反応剤も目減りしている。こちらは想像通りだったので、十分な量を補給した)
        大丈夫です。だいぶ使って貰ったみたいですが、この調子で使っても2年は持つはずです、同じオリハルコンの兵装の敵ばかりと戦う事もないでしょうしね
        もし、彼の事が気に入ったら名前をつけてあげてください
        (整備は続く。足回りも、すり減っている部分を交換すべく、手持ちの少ないオリハルコンの延べ棒で修理していく)
        -- 2012-09-04 (火) 22:50:02
      • 「名前…名前…??」
        繰り返し問い返した。 思いもしなかった。
        名前。 個を識別するためのもの。
        名前を付けたら、どうなるというのだろう。
        首を傾げながら姉の近くに戻る。
        そしてまた二人だけで会話をした。
        音の無い会話。 内容は誰にも分からない。
        その間にもメンテナンスは進んでいく。

        会話が終われば二人でシュルスの近くに来た。
        ハノイがオリハルコンの塊を差し出している。
        この僅かな間に生成したらしい。
        特別な気配はなかった。 最初からあったと考えた方が自然なくらいだ。
        アフィクルルカはもう一度問う。
        「名前を付けたら、どうなる?」 -- アフィクルルカ 2012-09-08 (土) 04:52:56
      • (その間も整備は続く。消耗具合から戦闘の様子を推測しつつ)
        (姉妹の音の無い会話の間、こちらはゴーレムと無言で対話しているようなものだ)

        …これは、ありがとうございます。しかし大丈夫なんですか? 逃避行の為に体力を温存しておかなくて
        (使えば使うだけ、疲労するわけだし。あまり無理はして貰いたくないものだが)
        (ともかく、資材が増えればやれる事も増える)
        ……ふむ(塊から、解体して、消耗部に…という作業。もう少しマトモな設備があれば改装も出来たのだろうが)
        (結局、修理以外で余った塊は伸ばしてブレードを装備として追加するのに留まった。これでも、並の鉄は寄せ付けない)
        (その作業の傍ら、アフィクルルカに答える)
        魔術的に、名づけるという行為には大層意味がありますが…今回はそこまでの儀式ではないので
        気に入ったものに名前をつける…くらいの気持ちでいいと思いますよ。後はそうですね…名前がないと呼び辛くないですか?
        -- 2012-09-08 (土) 20:34:08
      • 『それくらいなら大丈夫なの。』
        決して少なくないが彼女にとっては少ないらしい。

        新しい武装がゴーレムに取り付けられるのを眺めながら二人の音のない会話が再開された。
        名前について、話し合っているのかもしれない。
        「名前、なくても困らなかった。」
        メイド含めてたった3人の間ではゴーレムといえばこちら側のゴーレムのことを指していたし、そうでないのなら前に修飾語がつくだけだった。
        『ゴーレムの名前って、どんなの?』 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 00:18:43
      • 本人が大丈夫というなら大丈夫ですね
        (それ以上は聞かず、作業を続ける)
        (どんなの、と聞かれれば首を捻る)
        工業用や兵士の代わりに使う物は、それに使う道具にちなんだ名前が多かったり。個人が使う用なら、それこそ人それぞれですね
        ペットにつけたり、人によっては子供につけるものと変わりなかったり。例でも上げて見ましょうか?
        -- 2012-09-09 (日) 00:27:00
      • 「うん。 聞きたい。」
        『聞きたいの。』
        音声とテレパスで、ハモった。 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 00:47:29
      • (思わず噴き出しそうになったのは、姉妹らしい同時の答えを聞いたからか)
        こういうのは単純な意味を持たせてその単語をつけてしまうと楽ですね
        蛇ならカルバリンとか、剣ならグラディウスとか。今回は…ケトラトゥスとかもどうでしょうか
        -- 2012-09-09 (日) 00:53:23
      • 「かるばりん?」
        『ぐらでぃうす?』
        「けとらとぅす??」
        二人の会話のタイミングはぴったりだ。
        …ということはさておき、特に知識はないらしく聞きなれない言葉にオウム返し。 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 01:08:15
      • まあ、それぞれ普段使っている言語と別の言葉だとでも思って下さい
        蛇のようなもの、剣、そして最後は盾ですね。意味合い的には
        さて、名前は思い付きましたか?
        -- 2012-09-09 (日) 01:10:58
      • 「盾?」
        ゴーレムとはどういう存在であるか。
        ハノイを護る盾。 時に剣となる。
        護るだけでは進めない道もある。
        けれど、その本質は間違いなく盾。
        こちらから切り込むわけではないのだ。
        『いいと思うの。 その名前、刻んで忘れないようにするの。』
        彼のゴーレムは盾である。 道を誤ってはいけない。 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 01:20:08
      • (決まったらしい。ならば、そう刻むだけだ)
        では、盾の名を頂きましょう。きっと、その思いに答えるでしょう
        (オリハルコンのデザインナイフを取り出して、肩の辺りにケトラトゥスと刻む)
        (作業自体は単純なものだ、他、細かい調整と、仕込みを終えれば終了だ)
        …こんな所ですね。終了しました
        -- 2012-09-09 (日) 01:47:44
      • メンテナンスが終了してすっかり元通りになったゴーレムの前に立つ。
        「ありがと。」
        素人目でも整備され綺麗になったのが分かる。
        ハノイはゴーレムの片腕に抱えられる形で、新しく刻まれた名前を指先でなぞっていた。

        「ありがとうございます、シュルス様。 こちらで十分かどうかは判断付きませんが、お納め下さい。」
        差し出されたのは宝飾品とオリハルコンの延べ棒。
        「こちらは元よりメンテナンスの際にお渡しするためにご用意いたしたものですから遠慮なさらずにお受け取り下さい。」 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 01:58:09
      • どういたしまして。まあ、出来る範囲で最高の状態で送りだせるはずです
        (出来れば、今まで起きた戦闘を踏まえた上での改良等もしたかったが、応急で出来る範囲の対策となってしまった)

        ここまで来るのはある意味想定外だったので、報酬はいらないんですが…路銀にしなくていいのですか? 持ち出したものであれば足がつきそうではありますが
        (一応、相手の誠意として受け取っておいたが、そう問い返し)
        これから、東に向かうんですか?
        -- 2012-09-09 (日) 02:03:52
      • 受け取った後の心配をするシュルスに尤もだと頷いて説明を付け加えた。
        「オリハルコンであればまず大丈夫だと存じております。」
        「宝飾品はお恥ずかしいことですがオリハルコンほどの価値のあるものではなく、極一般的なものです。」
        とはいえ一般市民にとっては高級品に変わりはない。
        「これ一つで出所が分かるほどのものではありません。」

        「はい。 私達はこれから東へ向います。 ……どうやらお嬢様が行きたいと仰る場所があるので、そちらへ、商業都市レムザへ向います。」 -- 有翼のメイド 2012-09-09 (日) 02:36:49
      • 宝飾品も報酬としては十二分ですよ、値段的には。オリハルコンは捌けない場所もありますからね
        (広く価値が通じるという意味では宝飾品の方が上だ)
        ともかく、そういう事であれば受け取っておきます(まあ、しばらくは出所を疑われない様に仕舞いこむだろう)

        …レムザ。東ローディアの…今はありませんが。街でしたか…戦火に巻き込まれてないといいんですが。お気をつけて
        (さて、用事は済んだ。出発するまで見送るか、すぐに立ち去るかという辺りだが…)
        -- 2012-09-09 (日) 02:41:11
      • 「会いたい人が、いるらしいです。」
        聞かれてもいないのに話した。 少女がそんなことを言うのが、メイドにとっても驚きで誰かに話しておきたかった。

        「話、済んだ?」
        そしてその話題を遮ったのは少女だった。
        ちらちらとシュルスの様子を伺っているあたりから何か用事があるようだ。 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 21:23:01
      • レムザに会いたい人ですか…会えるといいですね
        (街の外に知己がいるとはとても思えないが、何か縁でもあるのだろうと思った)

        ああ、はい。こちらは問題ないですが
        (様子を伺われているのを見るに、自分に用があるのだろうとアフィクルルカに向き直る)
        -- 2012-09-09 (日) 21:27:27
      • 歯に衣着せない少女にしては珍しく言い淀んでおり次の言葉が出てこない。
        「……………… やっぱり、いい。」
        悩んだ末の結論はこれだった。 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 21:31:38
      • (あまり、この少女が言い淀むというのも珍しい。からには余程に言い辛い事なのか)
        (さて、何かあったかと思案を巡らせるが…)
        …ふむ。気になるんですが…何か、やり残したことがあるなら今のうちだと思いますよ
        (会う機会が最後になる可能性は、お互いに孕んでいる)
        -- 2012-09-09 (日) 21:41:02
      • もう、会えない。
        恐らく………本当に、会うことはない。
        否、会おうと思って戻れば不可能ではないが、リスクが高すぎる。
        ほんの少し運命を捻じ曲げる力を持っているからと言って過信してはいけない。
        「…………。」
        ぐるぐる。
        とはいえこちらから切り出すのもなんだかおかしい気がした。
        兎にも角にもここから少し離れたい。
        「ちょっと、こっち。」
        茂みの方へと足を進めながら呼びかける。 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 21:57:55
      • (何か、こちらで出来る事があれば、心残りの類は処理してあげたいものだ)
        (そう思ってしばらく悩む彼女を待ち……)
        ……? はい
        (若干怪訝そうにしながらも、結界の中なら問題無いかと素直に後に続く事にする)
        -- 2012-09-09 (日) 22:03:23
      • 結界を張っている本人なのだから、どこまでが結界内なのかは一番よく分かっている。
        茂みへと隠れていく二人を追う者はいなかった。
        メイドもハノイも、もちろんゴーレムも。 その場で待つことになった。

        歩くこと10mほど。
        深い森なのでこれだけ進んだだけでもうメイドたちの姿は見えなかった。

        くるり、とシュルスに向き直る。 目線は合わせない。
        ただ生い茂っている草を眺めながら。
        「………まだ覚えてる?」 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 22:11:57
      • (メイドも追って来ないという事は、三人の中では相談済みの用件なのかなと思いつつ)
        (森の中に隠され、視界が元の場所からは通らなくなった)

        (こちらを向いたものの、視線が合わない。何を見ているか…は関係なさそうなので首を傾げると)
        …?
        (覚えているか。と言われたら…はて。依頼内容は完遂したはずだし、後は…)
        …前にスリュヘイムで会った時の事ですか?
        (これしかなかろう)
        -- 2012-09-09 (日) 22:18:25
      • バツが悪そうに頷く。
        そもそもなんで自分から言わなければ……ああ、もうあえないかもしれないからか。

        「まだ、望む?」
        かといって素直にほいほい見せる気にもなれない。
        だからくどいくらい確認した。
        少女は既に見られたと言う事は知らない。
        故にとても勇気のいる行為だった。 -- アフィクルルカ 2012-09-09 (日) 22:30:50
      • (最初は、何の事か分からなかったが、望むか? と聞かれれば…)
        (…そういう事か。自分も察しが悪い。人生経験5年ではこの程度か、と苦笑して)
        (少女の意を汲むなら、既に見せて貰ったとかそういう事は余計だろう)

        …覚えていますよ。そうでしたね
        (軽く頷き)
        望んでいますとも
        -- 2012-09-09 (日) 22:58:17



      • 返事があってから暫く間が空いた。
        その間ずっと少女は葛藤していた。

        「わかった。」
        笑わないで、とかみっともない、とか取り繕うことはしない。
        そんなものは見ればわかってしまう事実だ。
        破れてしまった羽はもう戻らないが、心まで惨めにはなりたくない。
        思い切りよく羽織りを脱ぎ捨てた。
        ワンピースの背中部分をつなぎとめる紐も外した。

        露わになった背中が、羽が。 よく見える。
        http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst081074.jpg

        残った羽はほんの一部分。 言われなければ蝶の羽ということは分からない。
        欠片同士に引力があるのか、物理的に繋がっていないような破片も浮んでいる。
        存在そのものが薄いため目を凝らしても物理的にはよく見えないだろうが。
        燐光を纏ってはいるがハノイほどではなかった。
        眼帯を外し、右目で見たのならば。 この羽は破られ千切られてもなお死していないことがわかるだろう。 再生こそ叶わずとも、そこには生命の伊吹が、魔力が、流れている。
        これが彼女の、傷跡だ。 -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 08:15:35
      • (少女の葛藤の間は、静かに待っている)
        (そして、分かったと言われれば。静かに眼帯を外した)
        (確かめたい事がある)

        (背中と羽が露わになった)
        (物理的にはごく薄い。なるほど、かなり阿ぢ部分を千切られたようだ)
        (破片らしきものがある辺り、完全に肉の産物というよりは、霊的な存在に近いのだろう)
        (そして、それが傷つきながらも、その状態を維持して生きている事に気付いた時、唯一の感想が漏れた)

        ──美しい

        (皮肉と取られかねない本音を漏らした後は、無言でしばし傷痕を検分し)
        (何かの安堵を得ると、静かに眼帯を嵌め直す)
        ありがとうございました、アフィクルルカさん
        -- 2012-09-11 (火) 21:01:51
      • 検分されている間身じろぎ一つしなかった。
        それは完全に意地であり、見栄でもある。
        こんな羽と傷跡を晒すなんて。
        誰かに見せる日が来るなんて。

        しかし完璧な羽ならいざ知らず、不完全な羽と…傷跡の、一体何処を見ているのだろうか。
        見て何か得るものがあるのだろうか。
        物思いに耽っていたら不意打ちで言葉が聞こえてきた。
        聞き間違いだと思った。
        それか、皮肉か。
        …そのどちらかでしかないのなら前者の方がマシだと思った。
        本心だとは露知らずにそう思った。

        それからいくらかして気が済んだようなので衣服を元に戻す。
        何も言わなかった。
        何を言っても取り繕ってしまいそうで。
        ただ、前々から気になっていたことだけを聞いた。
        「何故見たかったの?」
        この言葉には暗に姉の羽の方が綺麗だろう、見るならばそちらの方が良かったのではないかという意図が含まれている。 -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 22:03:21
      • (単純に、死に瀕しても、強く生きようとしているものは美しく映る)
        (死を得てなおも無様に動いている自分と対比しているから、強く、強く)

        (相手が不機嫌にならなければいいな、と思ったが、結局そこまでは読みとれない)
        (事象を解析する異形の瞳も、心の奥までは見通せないものだ)

        (何故か、という問いに、ゴーレムの方に戻ろうとした身を呼び戻された)
        貴女の羽根も、ハノイさんの羽根も、両方見たかった…というのでは、答えになりませんか?
        (嘘ではない、だが真実を全て打ち明けたわけでもない言葉で答えをよこした)
        -- 2012-09-11 (火) 22:13:45
      • 「どういうこと? 意味が分からない。」
        自分の羽も姉の羽も見たいなんて、ただの物好き…それかまだ他に意図が隠されているか。
        別の意図がありそうだと思いながらも、やはり、この男は喋らないと感じる。
        依頼をしたときからそんな節がある。

        ハノイやメイド、ゴーレムが待つ場所へと戻るほんの僅かの間。 この間に変事がないのなら、諦めよう。
        少しゆっくりと戻り始めた。 -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 22:29:07
      • いつか解ける謎掛けですよ。貴女の旅が落ち着いたら解いてみて下さい
        何にせよ、貴女の羽根が見たかった事に偽りはありません
        (かわした言葉はそれだけ。ではないが、元の場所に戻ると)
        出発までの間に、最終調整しておきます。少しだけ時間を
        (と、さっさとゴーレムの方に行ってしまった)
        -- 2012-09-11 (火) 22:34:02
      • 遠まわしに言われても分からない。 と表情に出してみたものの、相手はあっさりと戻ってしまった。
        仕方が無いのでメイドと姉にこの調整が終わればすぐに出発すると伝えた。
        3人とゴーレムの旅にしては荷物が極端に少ない。 水も食料も少なくて済むというのは事実だ。

        最終調整はすぐ終わり、再び旅路に戻る時が来た。
        「シュルス様、この度は何から何まで誠にありがとうございました。」
        礼儀正しく深深と腰を折りお辞儀をするメイド。
        『色々ありがとうなの。』
        ゴーレムに抱えられながらテレパスで感謝を伝えるハノイ。
        ただ一人、言葉に迷ってたっていたのがアフィクルルカだった。 -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 22:48:15
      • (最終調整の間、離れていて下さいといって、一人で集中したかいもあり、作業がすぐに終わった)
        いえいえ。ここまで、中々に面白い依頼でしたよ…どうかご無事で。旅の成功を祈ります
        (メイドに対しては、柔らかに答え一礼)
        どういましたして、義足がしっかり馴染んでいてよかったです
        (実際は、馴染むというレベルではなかったのだが、よかった事には変わりない。とハノイに)
        (最後にアフィクルルカに向き直り)
        どこかに出発する時は「いってきます」とかでいいのでは?
        -- 2012-09-11 (火) 22:53:26
      • 「えっ」
        驚いた少女の肩を押したのはメイドだった。
        「そうですねお嬢様。 お出かけになる際はいってきます、が正しいですよ。」
        「ええっ」
        『いってきます、ちゃんと言わなきゃなの。』
        「ハ、ハノイまで……っ」
        ここまで言われてしまうと逆に言うのが恥ずかしい。 分かってて二人は言っているのだろうけども、それが余計に悔しかった。
        それにいってきますでは帰ってくるのが前提のような気がして、いや、いいけれど、…………。
        さようならよりは、いいか。
        そう結論に達した。
        「い……いってきます……」
        やや語尾が上がって疑問形のようになったけれど、挨拶としては上々だ。 -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 23:07:41
      • (どうも、メイドとハノイに押されているらしいアフィクルルカを見ると、笑ってしまう)
        (仲のいい三人だ)
        (たどたどしくも、出発の意を表明した彼女に贈る言葉は一つしかない)
        (この出来事が、どうかよき思い出となって残る様に。心をこめて)

        いってらっしゃい。良い旅を
        -- 2012-09-11 (火) 23:10:55
  •  
  •  
  •  
  • 黄金暦225年 12月
    スリュヘイムと西ローディアの国境に程近い森。
    そこには蝶が群生していた。 ただしその蝶は不自然なまでに色とりどりで、見た者を誘っている。 -- アフィクルルカ 2012-08-26 (日) 23:14:12
    • (ウラスエダールで、己の真の望みを果たさずに終わった後の帰還)
      (その最中で、己の造ったゴーレムの反応を捉えて、そちらよりに進んでいる時のことだった)
      ……
      (無言で、眼帯を外してその蝶を見れば間違いなく。見覚えのあるものだ)
      …運がいいな。本当にタイミングが合うとは思わなかった
      (乗ってきたミスリルの騎馬を駆り、その蝶の方に進む。やがて、己の造ったゴーレムが居る場所に辿り着くだろう)
      -- 2012-08-26 (日) 23:21:34
      • 蝶は不思議と馬と同じ速さで舞った。 通常はありえない、さすが魔力の塊といった所か。
        あと少し。
        ゴーレムの反応のある場まであと少しというところで不意に気配がシュルスに襲い掛かった。
        鈍色の刃が、放物線を描くように歪曲した光の切先が、戸惑うことなくその首目掛けて空中から振り下ろされる。 -- 有翼のメイド 2012-08-26 (日) 23:33:56
      • (ハノイの蝶と進む時間、気が緩んでいたわけではないが)
        (元より、シュルスは戦いを生業にする者ではない。だからそれには反応できなかった)
        (メイドの手に返るのは、慣れているだろう剣に肉が食い込み、骨を捉え確かに切断する手応え)
        (血が溢れ)
        (周囲に濃密な、死の気配が満ちる)
        (誰にも響く様に声が聞こえた。深い。深い声がそれを広める)

        『その死は記憶している』(人は二度死なず)
        (玄い鋼で包まれた人型の巨人が、有翼のメイドを見据えた。死、そのものより余程冷たい視線は遍く現世の存在も、常世の存在をも恐怖させるだろう)
        (不死を与えるゴーレム。名前はつけていない)
        (これが何なのか。ゴーレムなのか。一切不明。分かっている事は)
        (彼は、僕の意のままに動くという事だけ。そして、何が出来るかという事も分かっている)
        (だから僕はこう言った)
        止めておけ
        (それだけで、彼は。物言わず。問わず。沈んだ。彼は僕にだけは従順だ)

        ……大丈夫ですか?
        (既に傷も消えている。心配される側であろうシュルスが、メイドを見てそう告げる。心配そうに。何事もなく、道で躓いた女性を心配するような顔で)
        -- 2012-08-26 (日) 23:57:12
      • 追われる日々、怪しい者には全て刃を振るった。
        そうすることで少しでも主の負担を減らせるのであれば。 例えこの手がどれほど血に汚れようと。
        構うものか。
        それ故に機械的に刃を振るった。
        メイドはシュルスと知って刃を振るったわけではなかった。
        来る日も来る日も尽きない追ってを払うために見に付いたある種の勘にも近い、条件反射。
        顔を見てからでは遅いのだ。
        誰よりも何よりも早く仇なす者を消し去るために。

        きゃ あ あ あ あ !!!!!!!!!
        手から伝わる死の気配に恐怖したのではない。
        その対象が誰であるかを認識したから悲鳴が出た。
        取り返しの付かないことをした。 手加減なしに振るった刃が招く結末など、己が一番知っている。
        刃を投げ捨てシュルスに手を伸ばす。 無駄だと分かっていても、少しでも、止血を。

        動いたのはそこまでだった。
        濃すぎる死の気配に指先どころか翼さえ動かせずに地に落ちた
        声も出ない。
        そこに居るのは死より恐ろしい……死から出ずるナニカ。
        認識できない。 範疇を超えている。
        見据えられただけで魂を奪われそうだった。
        蒼白な顔は巨体から目を離すことが出来ず、沈んだ後もその地を眺めていた。
        シュルスの声は届いていないようだ。 -- 有翼のメイド 2012-08-27 (月) 00:17:09
      • …もう少し、何か知らせを打ってから近付くべきだったな
        (幾度死を経験したか、覚えていない。故に今も、怒りを覚える点はなかった…状況が状況だ。それに)
        (死ねない事に気付いてから狂ったように自殺を繰り返し、それが無為に絶望する時期があった)
        (それ以来、彼は自分に限っては、痛みにも死にも鈍感だ。死を、一度きりの崇高なものと捉えるが故に、己のそれは唾棄すべきものでしかないからだ)
        (死に当てられて、恐れ慄く彼女は何よりも正しい。だから、責めるべき点は何も無かった。少なくとも、シュルスの側からは)

        (騎馬から降りて、「彼」の居た虚空を見たままのメイドに歩み寄ると、落ち着かせるように手を取って静かに声をかける)
        大丈夫。落ち着いて、貴女はまだ生きている理由がある。護るべき人を見捨てて死にはしないし…僕を殺してもいない
        落ち着いていいんだ
        (起きた状況を鑑みれば、恐ろしいほど落ち着いた声音で、根気良く声をかけた)
        -- 2012-08-27 (月) 00:29:21
      • 森に響き渡ったメイドの悲鳴の反響が収まる頃、やっと目の焦点が合ってきた。
        ぼんやりとシュルスを眺め、それから姿勢を正す。
        「シュルス…様………… 、 !!!!」
        「申しわけございません!!!!!!!!!!!」
        明らかな非はこちらにある。
        それも取り返しの付かない、だ。
        ………取り返しが付かないはずだった、が正しい。
        どういう訳かシュルスは生きたまま、無傷で、そこに居る。
        落ち着いてよいと声を掛けられているが、一体どういうことなのだろうか。
        考えるよりも先に謝罪を。 謝罪をしても許されるものではない。

        やがてゴーレムが近付いてくる気配がする。 メイドの主たる二人を連れて、ゴーレムがきているのだろう。
        恐らく何があってもその場を動かないようにメイドに言い包められているはずだが、言いつけを守る様な少女ではあるまい。 -- 有翼のメイド 2012-08-27 (月) 00:42:18
      • (謝罪は素直に嬉しく思うが、罪悪感を植え付けてしまうのではこちらがばつが悪い)
        大丈夫。気にしないで下さい…というのが無理ならば、許します
        (個人的には、傲慢にすぎる物言いだが…恐らくこう言わなければ通じないだろうと思った)
        逃亡生活で、気が張っていたのでしょう? 無理のない行動です
        (静かに、落ち着いて話す間に…気配を感じた。そちらを振り向く)

        製作者(クリエイター)の存在を確認』
        (合成音声の淡々とした声が、姉妹に端的な状況を知らせるだろう)
        -- 2012-08-27 (月) 00:54:34
      • 他のどの言葉よりも”許す”という言葉が心を静めた。
        仮初だったとしても、許しなど要らないと言い聞かせていたのに、隠せない本心は望んでいたようだ。
        「申しわけ、ございません。」
        落ち着きを取り戻した声で再度繰り返した。
        気を使わせてしまったことへの謝罪。 少し意味が違う。

        ゴーレムに抱えられているのは妹であるアフィクルルカの方で、ハノイはゴーレムを支えにしてはいたが立っていた。
        意外にも適応力はハノイの方が高いのかもしれない。
        義足はすっかり馴染んでおり心配したようなことはなさそうだ。
        『何があったの?』
        先ほどの騒ぎにも関らず妹の方は意識がないらしい。 姉がテレパスで問いかけた。 -- 有翼のメイド 2012-08-28 (火) 07:32:33
      • (どうにか、落ち着いて貰えたらしい。傲慢な言葉だが効果があったのだろう)
        いいんです。さて、現在の状況を教えて頂きたい所ですが…
        (軽く頷いて手を離すと、ゴーレムの居る方に向き直り)
        (呼びかけが声ではなくテレパスであった事に気がついた)
        (特に何もありませんでしたよ、出会い頭に驚いただけだ…と脳裏に言葉を並べる。さて、通じるといいのだが)
        …アフィクルルカさんは休んでおられるようですね
        -- 2012-08-28 (火) 21:55:16
      • 「ハノイ様! アフィクルルカ様まで…。 あれほど来てはいけないと申し上げましたのに。」
        口調は厳しかった。 メイドのために全員捕まるなどあってはいけないことだ。
        声を荒げるメイドを手で制してテレパスを続けた。
        『嘘。 でも優しい嘘。』
        だから追求はしない。
        この場で、この血の香りが充満した場で何があったのか。 想像は付かなかった。
         『ううん。 クルルは出かけてるの。』 -- ハノイ 2012-08-29 (水) 00:09:12
      • まあまあ、心配されて来たんでしょう
        (悲鳴もあがったし、聞こえる範疇ならきても無理はないと思った)
        (嘘に気付かれた事については、表面的に苦笑しておくに留めた。沈黙で十分だろう)
        ……? 出かけている…?
        (表現の意味が分からず、脳裏で言葉通りの疑問を浮かべている)
        -- 2012-08-29 (水) 21:13:34
      • 納得のいかない顔のメイドをさておき、テレパスは続く。
        『うん。 ここにいないの。』
        『今は誰かの夢の中…… 』
        先見の夢だけでなく夢で誰かと繋がることがあるらしい。 -- ハノイ 2012-08-29 (水) 22:11:16
      • (伝わるテレパシーの内容は分かり易い。いや、言葉としてはに良く分かるというだけだが)
        …夢の中…ただ寝ている。というわけではなく?
        (恐らくそういう事なのだろうが、問わずにはいられない)
        …ゴーレムの整備とハノイさんの義肢のメンテナンスをしておきたい所ですが…この辺りは安全というわけではないのですかね
        (メンテ中は、ゴーレムは動かせない。現状、それをして安全な状況かを先に確認する必要があった)
        -- 2012-08-29 (水) 22:16:58
      • 『違うの。 夢を渡る。 夢での邂逅。』
        『誰の夢か、わからないの。』
        瞳は閉じられていたが顔はシュルスの方を向いていた。
        異能の者同士夢で会う。 彼女らがどんな世界を持ちどんな話をするのか、きっと理解のしようもないのだ。

        メイドが見張りに付かなければならない程度には危険な場所といえよう。
        『安全な場所が必要なら、仕方ないの。』
        『クルルを呼ぶね?』 -- ハノイ 2012-08-29 (水) 22:48:03
      • …魂。精神体による交流…?
        (魔術にはそういうものもある。が、如何せん専門分野外すぎて考察もままならない)
        まあ、危険等がないなら問題ないですか
        (睡眠は必要だろうし、危険ならば彼女ももう少し緊迫しているだろう)
        そうですね。出来ればその方が話もしやすいですし…
        (背後の彼を呼べば、実の所脅威はないに等しい。竜でもなければ)
        (ただ、それは最後の手段にしておきたかった。自分以外の生命を自分の都合で奪う事は忌避感がある)
        …呼ぶ?
        (可能なのか、ととりあえず待つ事にする)
        -- 2012-08-29 (水) 22:55:05
      • シュルスの背後に潜む"彼"を知りようもないので安全を優先して妹を起こす。
        姉妹ならでは、双子であるという特性からより一層強まっている互いの感応による共鳴。
        それは二人の間だけに鳴り響く秘密の音色。
        傍からはただゴーレムに抱きかかえられたアフィクルルカを覗き込んでいるようにしか見えない。
        ただハノイの蝶のような羽が羽織を跳ね上げて大きく広がるのと同時にアフィクルルカの背にも燐光がちらほらと現れた。
        なるほど本人が見せたがらないのも納得できるような有様。
        ハノイの羽が完全な形を保っているのであれば尚更コンプレックスでしかないだろう。
        彼女の羽は破れたまま。 無様に一部分だけ残されていた。 -- アフィクルルカ 2012-08-29 (水) 23:08:06
      • (もし、先程の一件でメイドの刃が鈍るような事があれば、一度だけ力を貸そうと内心で決めつつ)
        (ハノイが、アフィクルルカを呼ぶ。傍目から見ると覗きこんでいる風景を見る)
        (その時、ある直感があり、眼帯を外していた)
        ……あれが……
        (見える。無惨に破られた翼が、ハノイの羽と比較すると痛々しいが)
        (赤い目で見れば、千切れたその部分の様子や燐光の発光も具に見て取れたが…)
        ……なるほど
        (勝手に覗くのも悪かったな、と眼帯を戻す。今の一瞬で十分見れたのもあるが、これ以上見てもいいか判断するのはアフィクルルカであるべきだろうと)
        -- 2012-08-29 (水) 23:15:34
      • シュルスの決心は後に実行されることになるだろう。 彼女達は強く儚い。
        "人"を嫌いながらも"人"と関る。

        シュルスの赤目は千切られてもなお捨てきれずに残った羽を映し出す。
        散り散りになりながら完全に霧散せず未練がましく残っている部分もある。
        物理物質と魔力によってに構成されているからこその醜態だ。
        偶然とは言え見てしまったということは、伏せておいた方が良いかもしれない。
        「ん…………。」
        少女が意識を取り戻す頃には燐光は収まりハノイの羽も羽織の下に隠れた。
        「…………………………………あと、5分。」
        夢渡りは精神だけを他者の元へと飛ばす技能。 不在の肉体も精神も消耗するのかもしれない。 が、ただ寝起きが悪いだけかもしれない。 もしかしたら素の少女はこういう性格なのかもしれない。 とにかく、平和だった。 -- アフィクルルカ 2012-09-01 (土) 23:26:18
      • (出来れば、手を出さずに終わりたい…と思うが)
        (まあ、それを今心配しても仕方がないとその思考を終える)

        (物理的実体と精神的実体。分かった事は…中々悪くないという事だった)
        (話をこじらせないため、今は隠す事にし、アフィクルルカの覚醒を見守る)

        ……彼女はいつもああなんでしょうか
        (なんとなく弛緩した空気に苦笑しつつ、メイドに話を振った)
        -- 2012-09-01 (土) 23:34:23
      • 小さな声を上げて笑ったのはメイドだった。
        今まで…逃亡してから…ずっと、張り詰めていた糸が少し緩んだかのように、小さく小さく肩を震わせて笑っている。
        先ほどの出来事があったからこそのギャップに思わず零れた、そんな様子だ。
        すみません、と非礼を侘びてから応えた。
        「お嬢様は隠していらっしゃいますが、寝起きの時はいつもあのような様子ですよ。」
        「もしセリスウェティラに…」
        捕まるようなことがなければ。 森でひっそりとまどろみに包まれて平和に暮らしていたのでしょう。
        言っても仕方の無い仮の話など飲み込んだ。

        「お嬢様、起きてください。 お客様がいらっしゃいますよ。」
        アフィクルルカの傍まで歩み寄って語りかける。
        途端に少女は飛び起きた。 -- 有翼のメイド 2012-09-01 (土) 23:46:24
  •  
  •  
  •  
  • (なお、手をひっこめるまでもなく鍵がかかっている。それを開けながら)
    (ドアを開ける前に、死にたいのかという問いに押し黙り)
    …ああ
    (小さく、小さくそう返して、扉を開く)
    どうぞ、すぐに閉めますよ
    -- 2012-08-13 (月) 02:07:31
    • とりあえず開かれた扉を潜って中へ入る。
      もう騒ぎはごめんだ。
      「なんで?」
      それからマイペースに話を続けた。
      このタイミングで手土産を渡せといわれたがそんなものはとうに奪われてもうない。
      だったら話を続けてもいいだろうと思う。 -- 2012-08-13 (月) 02:12:31
      • (鍵を締めながら、反応があった事に驚きつつ続ける)
        人の死は一度きりであるべきだと思う。だから、僕はアンデッドが嫌いだ
        (それは、死という物に対する畏敬に満ちた言葉で)

        それで、今回来られた用件は?
        (話があるから来たのだろうと、話題を変える為に問いかけた)
        -- 2012-08-13 (月) 02:17:17
      • 小さな声でも届いたからこそ問い返したのだが。
        答えは答えのようで答えではない。 意味が分からない。
        もっと深く問質そうと思ってももうこの話は終わりだ、そう告げられたような気がした。
        「…………。」
        やや不満げな表情を浮かべたが掘り返しても仕方ない。 この男はきっともう何も言わない。
        「知りたがっていた未来を教える。」
        つまりは竜に関する予言。 伝えるべきことがあるということは彼女が先を読めるこの先1年以内に竜による何らかの事件が起きるということだ。 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 02:24:42
      • (深く語りはしなかった)
        (生きる為に未来を変えようとする彼女には、気にする事は無い話だと思ったのだ)
        (死に向かう思考をしておらず、その前向きさを好ましく思うが故に、話を打ち切った)

        …なるほど。それは有難いですね…よろしくお願いします
        (どうやら、竜の情報が聞けると分かり、先を促した)
        -- 2012-08-13 (月) 02:34:34
      • 予知夢はそれは酷い未来を映し出した。
        大竜害。
        死ぬ。 老いも若きも男も女も死ぬ。
        真紅の竜の炎息によって焼き尽くされて国が死ぬ。
        黄金暦225年12月にウラスエダールは滅びる。
        少女が詩のように語った内容をまとめたらこのような内容だ。
        淡々と凄惨な未来を語る少女。 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 02:45:27
      • (なるほど、と頷いた)
        (淡々と語られる未来の状況は、驚くべき物だが…)
        それまでにはウラスエダールに訪れておかないと、竜鱗が手に入りませんね(今日の日付を確認しながら、頷いた)
        旅の日程を早めるか…と。ありがとうございます、報酬は確かに受け取りました
        -- 2012-08-13 (月) 02:50:08
      • 「10月から、危ない。」
        好んでそんなところに行ってまで竜鱗を欲しがる理由は分からないがそう付け加えた。
        ウラスエダールに向うというのであれば9月末までには済ませた方が良いだろう。
        竜害そのものは現在既に起こっているのだ。
        「王国と神国が竜の卵、投げる。 連邦に、巨赤竜が来る。」
        これでも一応心配してのことだろうか。
        ただ今はその気遣いよりも具体的な内容まで予知できていることに驚くかもしれない。 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 03:04:35
      • …10月から(追加情報には目を丸くし)
        ……とんでもない事をしますね軍は……
        よくわかりました。まあ、仕事の関係ですし9月には行く事にしましょう
        …それにしても正確な予言ですね…いや、具体的というか
        -- 2012-08-13 (月) 03:11:26
      • 「いつもはここまで見ない。」
        「見る必要があったから。」
        計画を立てるに当たっての逃亡先を探すため。 と、頼まれたため。
        見るのは気分のいいものではないし、何よりも疲れる。 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 03:29:09
      • 必要性があったから…ですか。融通が利くものなんですね
        (まあ、並大抵のことではないから大変そうだが、と思いつつ)
        …と。少し話は変わりますがこちらから伺いたい事がいくつかあるんですが
        さしあたってハノイさんの容体とか
        (義足の具合の事だ)
        -- 2012-08-13 (月) 21:19:32
      • 「勝手に見るのもある。 普通は見ない。」
        義足の話題になって一瞬目を逸らした。
        「ハノイ、痛いって言わない。」
        「問題ない。」
        だけど本当に? ただ感じていないだけなのではないか。
        ただ信号を見逃しているだけなのではないか。
        心配なのだ。 -- アフィクルルカ 2012-08-14 (火) 11:40:15
      • ふむ…制御出来ているようで出来ていない部分もある…大きな力も考えものですね

        痛いとは言ってない、ですか
        (アフィクルルカとハノイは姉妹だ。その間なら嘘は無い…とは言い切れない)
        (相手や周囲を慮る嘘というものは、存在し得る)
        その通りなら問題ないですが…もう一度診る機会があればいいんですがね。難しいかな
        -- 2012-08-14 (火) 21:14:20
      • 「無理。」
        悔しいがもう一度連れ出せる機会はない。
        何度見ても、試しても、できなかった。
        つまりは大丈夫なのか、そうじゃないのか、知り得る方法はなさそうだ。
        話している間にも少女はとても眠そうだ。 制御できない大きな力というのは本当に考え物だ。 -- アフィクルルカ 2012-08-14 (火) 22:20:18
      • …無理ですか
        (彼女が言うなら、未来を見てのことだろう…ならば。想定していなそうな部分を挙げればどうか)
        そちらの脱出後、国外にて落ちあうのは不可能でしょうか…その可能性まで見ましたか?
        (眠そうだが、話せるうちに話しておかないと不味そうだと尋ねてみた)
        睡眠不足と疲労が重なってそうですね…
        -- 2012-08-14 (火) 22:26:32
      • 一度大きく船を漕いで、周囲を見回した。
        「脱出後、分からない。」
        精一杯の意地で何もなかったかのように。
        「たくさん弄った、見えない。」
        ハノイが言っていた通り計画後の未来は相当揺らいでいるようだ。
        「分からないけど、約束?」 -- アフィクルルカ 2012-08-14 (火) 22:37:31
      • …時間があるなら、30分でもいいからうちで寝て行った方がいいのでは…
        (さすがに、この状況で外に出すと、先程のような暴漢にまた囲まれかねない)
        なるほど…やはり、この都市、国からの脱出後は不安定ですか。それならなんとかなりそうだ
        …約束?
        -- 2012-08-14 (火) 22:50:41
      • すごく嫌そうな顔でシュルスを見た。
        「いい、大丈夫。」
        少女はとても意地っ張りだ。
        「約束するなら、努力する。」
        「ハノイを見て欲しい。」 -- アフィクルルカ 2012-08-14 (火) 23:00:10
      • ……(ふむ、と思案し)
        ちなみに、この後のご予定は?(少し矛先を変えて尋ね)
        出立日時さえ教えて頂けるなら、なんとかします。それ次第ですね
        (さすがに、いつ頃になるかが分からなければ約束はできない)
        -- 2012-08-14 (火) 23:08:21
      • 「前当主の来訪、12月。」
        「公式の情報はそう。 でも実際には11月。」
        なぜ彼は予定を早めなくてはならなくなったのか。 聞くのも野暮というものだ。
        「計画の実行も11月。」
        11月中には屋敷を出ることになる。 -- アフィクルルカ 2012-08-15 (水) 21:24:16
      • …11月…に出発ですか。そこから国境付近まで移動するには…
        (12月という所だろうか)
        だいたい分かりました、ウラスエダール行きの帰りに会えれば上等…という所でしょうね
        (難しい顔になりながらそう言った)
        -- 2012-08-15 (水) 21:35:34
      • こっくり頷いた。
        「早めるのは難しい。 待つのも難しい。」
        計画のタイミングは早められないし、追われる身でむざむざスリュヘイムで待つことも出来ない。
        運がよければ、という程度の確率でしかないだろう。 -- アフィクルルカ 2012-08-15 (水) 21:43:19
      • さすがにこちらの予定に合わせてくれなんて事は言えませんしね
        (本来合わせるべきこちらも、やらねばならない仕事と目的がある)
        …では、会えなかった場合でもなんとかなるような対策を施しておきましょう…一つ尋ねたい事があるんですが
        アフィクルルカさんとハノイさんは双子の姉妹…共通点が多い、という事でいいんでしょうか(妖精が何から生まれるか分からないため、人間程の共通点があるのかどうか、そこが気になった)
        -- 2012-08-15 (水) 21:52:17
      • 「ハノイと?」
        似ているだろうか。 魔力の波長のようなものは似通っているし、見た目は瓜二つだ。
        だが………
        「属性、違う。」
        ハノイは大地に属しているが、自分は違う。 では何に属しているのかと問われると困るが…夢か空か、その辺りに属している。
        その証拠に二人は力を合わせることは出来ても能力は全く違う。
        ただしどちらも汚染を源としていることは同じだ。 -- アフィクルルカ 2012-08-15 (水) 22:08:53
      • 属性…? 5大元素のいずれかという事なんでしょうか…
        (いまいち、要領を得ないので首を傾げる)
        ハノイさんからの頼まれ事で少し気になっていたんですが…
        (少し待って下さい。と言って奥に行き、2つほど木箱を抱えてくる)
        …どちらかに。何か感じる事はありますか?
        (アフィクルルカから見て右の箱は、極度汚染地区の土砂が。左の箱は、汚染の薄い上層付近の土が入っている)
        -- 2012-08-15 (水) 22:22:51
      • 「5大元素…。」
        それで分けたらどうなるのか。 ハノイはまだしも自分は浮いているのではないか。
        もとより魔術に詳しいわけではない。 生まれた時から使えたので学んだことなどない。
        「ハノイから?」
        話に対する食いつきが全然違う。
        二つの箱を見比べるまでもなく右の箱を指差した。
        「こっちの方が心地いい。」 -- アフィクルルカ 2012-08-15 (水) 22:27:11
      • …属性で分からないと…怒られてしまいそうな質問なんですが
        ハノイさんにも羽はあったようですが、彼女は飛翔はしないのですか?
        ……なるほど
        (恐ろしくいきあたりばったりな見分け方なのだが、あっさり上手くいってしまった)
        …貴女達姉妹は、汚染を対価に能力を行使すると聞きました…国外に出てもある程度持たせるなら、この土がやはり必要か…
        (設計をかなり見直す必要がありそうだ。と黙りこむ)
        -- 2012-08-15 (水) 22:37:47
      • 「………………………動かないから。 ハノイの羽が動いたこと、ない。」
        地に属するとされながら羽を持つ方がおかしい、あの羽は異常な産物だ。 それこそが汚染なのだろうか。
        「それは知ってる。」
        汚染がどれほど強い地域に行っても彼女らは困るどころかイキイキとしている。 ガスマスクなど必要ない。 逆に汚染が無ければどうなるのか、分からない。
        「土持っていけるの?」 -- アフィクルルカ 2012-08-15 (水) 22:49:23
      • …なるほど。でも、貴女の羽は…かつては動いていたんですね?(でなければ、もぐ必要はないだろうと)
        (どうも、見た目以外の内的属性は相当に変わっていると見ていい。と判断する)
        土でゴーレムを作るのは基本なんですよ。それだけでは、戦闘や長旅に耐えませんが
        なんとかします。ゴーレムマイスターですからね
        (既に、脳裏には設計図面が浮かんでいるのだろう。容易いとばかりに請け負った)
        -- 2012-08-15 (水) 23:03:03
      • 「私は飛べた。」
        それ以上はもう言わない。
        「そう。 それは、嬉しい。」
        セリスウェティラやこの国に一切の未練などはないが…この地を離れて大丈夫なのか。 その不安だけはいつも付きまとっていた。
        汚染を含む土から作られたゴーレムがあれば少しの間くらいは平気だろう。 恐らく、でしかない推測に過ぎないがないよりはあった方がよっぽどいい。 -- アフィクルルカ 2012-08-15 (水) 23:21:48
      • 分かりました(一つ、成果を心の中に収めつつ)
        まあ、土があればそれで大分持つでしょう。含まれる汚染が浄化されたなんて話は聞きませんしね
        (逆に、外に持ち出し彼女らとある事で浄化されるなら、物凄い成果になるだろう)
        さて、ゴーレムに対して何か要求があれば、そろそろ最後のタイミングですが…
        -- 2012-08-15 (水) 23:31:50
      • 「もう何も。」
        旅慣れているわけではないからきっと要望はあとから沸いて来るのだろうが、今は思いつかなかった。
        そろそろ自分も起きているのが辛い、限界だ。
        「帰る。」
        席を立ち去ろうとしたところで立ち止まり。
        「報酬足りてる?」 -- アフィクルルカ 2012-08-15 (水) 23:37:05
      • 分かりました。では、受け取りは手筈通りに
        (後は、万全の物を作るしかない)
        いまにも眠りそうな顔なので、出来れば少し休んで行ってほしいんですが…
        (力づくで止めるのもどうかと思い、そして立ち止ったアフィクルかを見て)
        そうですね、金額的には…でもまぁ。今生の別れかもしれないので、追加の報酬が頂けるなら一つお願いが
        -- 2012-08-15 (水) 23:43:22
      • 「そんなことない。」
        否定はしてみるものの眠い。 とにかく眠い。
        「追加…? 何?」
        眠さのあまり自分で考えることを放棄してさっさと問いかける。 -- アフィクルルカ 2012-08-15 (水) 23:48:39
      • (普通の人間なら、無理にでも麻酔薬でも使って寝かせてしまう所だが)
        (彼女らには毒になりかねないので止めておく)
        護衛用に先程の蛇を何本か進呈してもいいんですが
        無理ならば、何も答えずにさって貰ってもいいので。では
        (何? とあっさり聞かれれば単刀直入に)

        貴女の羽を見てみたい
        (もがれた痕でも、付け根くらいはあるだろうか)
        -- 2012-08-15 (水) 23:57:18
      • 眠気もどこかに吹き飛ぶような驚き。
        もしかしたら今までで一番感情を感じさせるような表情を見せた。
        「は?」
        何言ってるのこいつ頭おかしくなったのありえないし。
        言葉よりも的確に顔が告げている。
        捥がれた羽、無様に食い破られた羽は恥でしかない。 綺麗ではないし、見て楽しいものでもない。 -- アフィクルルカ 2012-08-16 (木) 00:08:11
      • 二度は言いません
        (この少女からこの表情を引きだしただけで報酬な気もしたが)
        (要求は変わらないようだ)
        -- 2012-08-16 (木) 00:13:33
      • 「無理。」
        声に重なるように返した。
        今生の別れになるかもしれないような時に、破られた羽を見せるなんて。
        この羽がハノイのように美しいままだったら見せてもよかったのかもしれない。
        そんなのは夢物語だ。
        シュルスに背を向けて屋外へと歩み出す。
        万が一。 運が良くて。 また会う事があれば。 その時はシュルスのゴーレムの助力あってこそだから。 成功報酬にしてもいい。
        らしくない思考が過ぎったので振り払うように首を振る。
        「フロッセによろしく。」
        それだけ言い残して羽織りを頭から被ると雑踏へと駆け出した。
        幸い眠気はいくらか払えたらしい。 足取りはしっかりしたものだった。 -- アフィクルルカ 2012-08-16 (木) 00:23:41
      • そうですか
        (いつの間にか、眼帯を開けていた。両目でアフィクルルカを見ながら苦笑する)
        フロッセさんに…?
        (まさか、知り合いだとは思わなかった。今度はこちらが驚きつつ、その姿を見送る)
        …ハノイさんのと同じかどうか知りたかったんだが、残念
        (慣れない事はするものではないな、と苦笑して仕事に戻る事にした。まずは、アレを完璧に仕上げなければ本当に今生の別れになるだろう)
        -- 2012-08-16 (木) 00:35:22
  • シュルスの家へと繋がる道を、小柄な影が駆け抜けていく。
    いつも被っているフードはなく、緑の豊かな髪が風に遊ばれていた。
    そしてその影を追う別の人影が複数。
    よくは聞こえないが亜人を罵倒する言葉が、石が、容赦なく投げつけられている。 -- アフィクルルカ 2012-08-12 (日) 22:51:15
    • (外が騒がしい。と来ていたリンカに告げられ、様子は見ておくかとドアを開けて外を見れば)
      …誰か走って来るな
      遠巻きにも目立つ緑の髪はどこかで見た様な…)
      -- 2012-08-12 (日) 23:13:24
      • 揺れる緑の髪はそう長くなく、記憶とは繋がらないかもしれない。
        そのまま真直ぐ家を目指すかと思いきや途中で別路地へと入っていった。
        幾人かは後を追い、幾人かはそこで諦めた。 -- アフィクルルカ 2012-08-12 (日) 23:24:51
      • …全く、ご苦労な事だな
        (防毒マスクが飛ぶように売れるようになり、亜人達への偏見は続いている。そもそも、人間以外の人種も市民権が持てる国であったはずなのだが)
        (さて、問題の人物は路地に入って行ったようで)
        …あっちに行ったとすると
        (自分の家周りの道がどうなっているかは知悉している。あそこから回るならこちらから来るな、という路地に歩いて行ってみる)
        -- 2012-08-12 (日) 23:29:59
      • 予想通りその先にいるらしく喧騒が近付いてきた。
        派手な音と地面に転がる音、そして罵倒、暴力の音。
        徐々に徐々に近付いてくる。
        どうやら捕まったらしい。 -- アフィクルルカ 2012-08-12 (日) 23:34:44
      • (この時勢、亜人は亜人同士でまとまっていなければああいった目に会い易い。知り合いの亜人もそのような場で自衛しているのだが)
        …………
        (自分が関わる理由はない。ここは下層ではなく中層だ。裏路地でも、しばらくすれば治安維持のためのゴーレムかアンデッドが駆けつける)
        (それまでの追われていたのが亜人なら、酷い目に会うだろうが死にはしないだろう。自分には関係の無い事だ)
        (余計な面倒を背負い込む事は無いし、自分はとある理由で暴力沙汰には出来る限り関わらない様に生きている)

        はずなのにな(そう呟いたのは、自然に歩き続けていたのに気付いた時だった)
        (どうしても一瞬見た緑の色が気になった。喧騒の場を前にして、そのまま近付いて行く)
        -- 2012-08-12 (日) 23:41:23
      • 開けた場所でもなく路地の途中に人だかりはあった。
        巨漢とその取り巻き数名。 巨漢が掲げた右腕から細い体躯が釣り下がっていた。
        ガスマスクは外されたのか近くに転がっている。 変形具合からみると殴られた時に外れたのかもしれない。
        素顔は見覚えのある顔。 頬が腫れている。 憎しみに燃える瞳。 恐怖を押し込んで反撃の機会を伺っている。
        顔色は良くなく、時折咳き込む。 苦しいのか体調が悪いのかは判別はつかない。
        シュルスが近付いても特に気にした様子はなく暴漢は少女を甚振って遊んでいる。 目の前の獲物に夢中になっているし、この行為自体人間には歓迎されるものだ。 -- アフィクルルカ 2012-08-12 (日) 23:51:03
      • (少女を囲んで暴力を振るうとは悪趣味だな、と思える程度の常識は残っていたらしい)
        (取り巻きを含めてもせいぜい4、5名か。それならば「彼」を出さずに事を治められるだろう)
        (暴漢が振り上げる拳のタイミングを見て、少女との合間に割りこむと当然の様に一発殴られた)
        (肩口辺りに痛みを貰いつつ、ふらふらと少女と暴漢の間に立つ。何をするかという顔の暴漢達に向けて一言)
        いたた…ちょっと待った。この亜人、壊すくらいなら僕に売ってくれないかな
        (出来るだけ間抜けの様に。そして金があるように、その証拠の懐中時計がちらりと見えるようにしておいた。こうなると、だいたい反応は2つである)
        (金を貰って帰るか。阿呆ごと殴って全て頂くかだ。どちらでもなんとかなるので、ここまではシュルスの目論見通り)
        -- 2012-08-13 (月) 00:00:30
      • 「おいおイ、なんだ兄ちゃん」
        急に飛び出したシュルスを強かに殴っておきながら悪びれた様子はない。
        それどころか下卑た笑いを浮かべていた。
        「あんたソーいう趣味なのかイ?」
        金の有る無し、天秤に掛ける。
        お頭が空っぽの彼らがはじき出した答えは。
        シュルスを取り巻きが取り囲んだ。 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 00:12:36
      • (外套の中に手を入れ、カチリ、カチリと固定された留め金を外して行きながら、そういう趣味なのかと聞かれると)
        そうだね、犬の耳と尻尾とかついてると可愛いんじゃないかな
        (戯言で返している間に、ジャラリと鎖の垂れる音がした)
        (それが外套の隙間から、地面に垂れた頃に。包囲されたが…)
        残念だ
        (溜息は本当である辺り、暴力沙汰は本気で嫌いなのである)

        絞め落とせ(Festbinden)

        (その言葉を号令に、シュルスの身につけていた2m程の細い鉄鎖が、蛇に変わった)
        (護身用に作った幾本もの鉄蛇のゴーレム達は、素早く目の前の暴漢に、それぞれの周囲にいる男たちに襲いかかる)
        (蛇であると、鉄であると思えぬほど素早く動くそれが目指すのは全て首筋)
        (命令は窒息で昏倒するまで絞める事だ。絶命はさせない)
        (熟練の傭兵や兵士であれば咄嗟に振り払えるかもしれないが。さて彼らはどうだろうか)
        -- 2012-08-13 (月) 00:29:44
      • 「そーカいそーかイ」
        口端を大きく吊り上げて笑う。
        「アとでつけt…っっ グガッ
        体格差があるため侮っているとはいえ怪しげな音を響かせる男をそのままにしておかないくらいの脳はあった。
        ただし間に合うことは無かったのでやはり阿呆は阿呆だった。
        そもそもこのような時勢に戦にも出ずうろついているごろつきのレベルなどしれたものだ。
        全員まんまと締め上げられ血の上った頭が赤くなった。
        口だけは勢い良く開いては閉じてシュルスを罵る言葉を紡ごうとしたが音にはならない。 息が出来ず意識が薄らいでいく。 一人、二人と路地に倒れて行き最後に巨漢も崩れ落ちた。
        同時に少女も落ちた。 やけに静かだ。 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 00:40:52
      • 待機
        (特に感慨も無く、全員意識が落ちた事を確認すると、鉄蛇を待機させたまま、落ちた少女の方を振り向いた)
        …意識はあるかな?
        (受け止められれば完璧だったのだが、動作がそこまで追いつかなかった。とりあえず、現状確認と誰かくらいは確認せねばと声をかけ覗きこんだ)
        -- 2012-08-13 (月) 00:48:43
      • 朦朧とシュルスを見上げている。 ぼんやりと見開いた瞳にシュルスの影が写りこむ。
        一度瞬きすると慌てて後退り、左手を突き出した。
        蝶が集まる、魔術の発動の前触れだ。
        それからもう一度瞬きをして手を下ろした。
        「…あ……っうぁ゛、…!!」
        何かを言おうとして咳き込む。
        覆った手を血が汚した。 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 01:09:15
      • (一連の動作と喀血を見て、分かった事は…彼女は動揺し、恐怖し、そして酷く弱っている事)
        ……何も言わなくていい。周囲は安全にした。気を沈めて、息を整えて
        (出来るだけ慌てさせる真似をさけ、静かな声で語りかける)
        -- 2012-08-13 (月) 01:14:24
      • 座りこんで何も言わなかった。
        立ち去るだけの体力が無いのと、危害をくわえないと分かっているのと、両方からそうなった。

        暫くして立ち上がった。 さすがにいつまでもここには居られない。
        遠めに短く見えた髪は以前と同じ長さ程度に戻っていた。
        何度も小さく咳をしてから声を掛ける。
        「…移動しなきゃ………、    あり、ありがと。」 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 01:23:51
      • (待っている間に、蛇の一匹を使って衛兵の詰め所に向かわせる)
        (あれは音声を出す機能も密かについていた。通報しておけば、無感情な警邏のゴーレム達は住民感情と無関係にごろつき達を裁くだろう)

        …髪の長さが…?(首を傾げつつ、立ち上がるのを見ると頷き)
        とりあえず僕の家にでも。話はそれからにしましょうか
        (礼に対しては軽く笑って気にしなくていいと頷いた)
        -- 2012-08-13 (月) 01:28:03
      • 阿呆達の未来は二人に関係ない。 気にもしない。
        「魔術を使うと伸びる。」
        珍しく返事をしながらシュルス宅に向う。 フードが破かれたので心もとない。
        そのため早歩きというよりは小走り気味に。 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 01:38:50
      • …さっきの蝶か
        (得心して頷くと、並んで歩きながら外套を脱ぎ)
        家に着くまでこれを
        (肩から被せる様にして、フードを耳が隠れる様に頭に引っかけて隠す)
        これでもう少しゆっくり歩いても大丈夫だ
        (服の上から何本も、鎖の巻いてある特殊な格好が露わになりつつ、家に向かった)
        -- 2012-08-13 (月) 01:42:20
      • どうしても反射的に目を閉じてしまうが、布を巻かれただけだと自分に言い聞かせる。
        そしてこの香り。
        「ああ。 そう。」
        一人で納得した。 フロッセから借りた時と同じだった。 フロッセはシュルスのところにいるということだろうか。
        「……何で、鎖?」 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 01:47:22
      • ………?
        (一人納得する呟きの意味は分からず、そのまま次の言葉を聞く)
        形状は…蛇は死と再生の象徴だから気に入ってるんですよ
        まあ、実用的な面から言えば、鎖は隠して身につけやすいからですね
        (個人的な好みと実用面が合致した結果らしい。家の前についた)
        -- 2012-08-13 (月) 01:54:47
      • フロッセは気に入ったから、何かの拍子でまた会えたらいいと思う。 扉を開けたらいたりしないだろうか。
        勝手に入ろうと伸ばした手を引っ込めた。 またメイドが煩い。
        再生は兎も角。 死も含めて気に入っているとは変っていると思う。
        「死にたいの?」 -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 02:03:30
  •  
  •  
  •  
  • (裸になるわけではないとはいえ、女性が脱がされているのを漫然と見ているのも趣味が悪いと思ったのか、義肢の準備を進める)
    (頃会いを見て、断面が見えてきたのが分かると、そっとそこに手で触れ)
    大丈夫です…処置はきちんとされていますね。感覚が無いって言っていたけどどの程度なのかな…?
    一応、これは手術です。接続の際に一瞬ですが、かなり痛みます。安物でない限り接続後はあまり問題はでないんですが…痛みを抑える薬を使うかどうかハノイさんに確認出来ますか?
    -- 2012-08-09 (木) 02:20:45
    • 「普通の方よりは感じ方が緩やかのようですが全く無いわけではございません。」
      かなり痛む、のであれば痛むのであろう。
      無痛 と言うわけにはいかなさそうだ。
      「ハノイ様……。」
      心配そうなメイドの手を少女は撫でた。 大丈夫だ、と。 この足を失った 時の痛みに比べれば。 これは前に進むための痛み。
      少女の手を一度握り返しメイドは意を決する。
      「薬は、使うことが出来ませ ん。 ハノイ様のお体に合わないことが多いのです。」
      「……痛みを伴うのであれば、固定をなさってからの、施術をお願いできます か?」
      震える声でそう告げるメイドの手を少女はもう一度撫でた。
      先ほどテレパスは通じない、と言っていたがそれ以上の何かで 繋がれているのだろう。 そう見える様子だ。 -- 有翼のメイド 2012-08-09 (木) 03:11:17
      • わかりました。両足一回ずつ、二回行いますので
        (条件に対して頷くと、ハノイを椅子に固定するためのベルトを取り出し、固定する)
        それと一応これを咥えさせてあげて下さい、舌を噛まない様に
        (清潔な布を差し出し、噛んだ事を確認すると)
        よし。少々見苦しい物をお見せしますがご容赦を…始めます

        (眼帯を取ると、眼球全体が紅くぼんやりと輝く右目が露わになった)
        (状態確認。義肢のギミックを操作して、まず左足の断面に接続部を当てた)
        (噛ませる、というよりはきつく締めるように左足の付け根と義肢が装着される)
        (この時点では、痛みはそれほどの物ではない。ここからだ)
        ここからです。体から力を抜いて…

        術式接続(アクセス)
        (シュルスが作る安物の義手は一般的なそれと変わらないが、特別製は趣が異なった)
        (この義肢は足の形をした「ゴーレム」なのだ。魔術で対象の神経とゴーレムを結びつけ、命令に従わせる─意のままに動かさせる)

        主の命に従え(Sequere domina)

        (光る文字列が浮かび上がり、接続部を中心として円環を為して回転。その度に、切れたはずの神経が仮想的に通る…傷口を内側から掻き毟られる様な激痛が走る)
        (10秒ほどで、それが終わる。文字は光を失い消滅した)
        …大丈夫ですか?
        (既に、左足は動く状態だ。だが、それよりも先に痛みに対してどうなったかを確認する)
        -- 2012-08-09 (木) 21:59:24
      • 落ち着いているようで内心は不安で仕方ない。
        固定されたハノイはあまりにも痛々しいし、猿轡よろしく布を噛んでいる様はこれから先を想像しただけで……。
        「右目が……? え……」
        義肢とはもっと機械的に接続される物だと考えていたが違ったのだろうか。
        施されているのは機械の接続と言うよりも魔法の施術。
        ともすれば美しいとすら思える施術だがハノイの表情を見た瞬間にそんな思いは掻き消えた。
        感覚が常人よりも薄い彼女が苦痛に喘ぐ姿を見たのは初めてだ。 開かない目の端には雫が浮び、苦痛による汗が額に浮んでいた。
        それでも音の一つも漏れないのだから余計に痛々しい。
        メイドに出来ることは噛んでいる布が落ちないようにそっと支えることだけだった。

        施術が終わってメイドが様子を見るとぽとりと咥えていた布がハノイの太腿に落ちた。 荒い呼吸を繰り返して余韻を残す痛みに耐えている。
        動くと言われても動かす余裕はなく、痛みが引くのを待っている。
        「ハノイ様………。」
        少しでも早く痛みが引けばいいと、背中を摩る。 -- 有翼のメイド 2012-08-10 (金) 00:30:53
      • (年若い少女なのだ、口が聞ければ悲鳴が高らかに上がっていた事だろう)
        (必要な事なので後ろめたくは無いが、痛ましいのには変わりない)
        足に命令を聞かせるために、幻肢を引き起こしているようなものですからね…
        二度目はもう少し間を開けますか?
        (間髪入れずの施術は行わず、様子を見守っている)
        -- 2012-08-10 (金) 00:40:10
      • 「そうですね……もう少し後でお願いします。」
        未だ肩で息をしている少女に連続で施術するのは酷というものだろう。
        待つ間に先ほどの施術に対する説明を求めた。
        「まるで…ゴーレムを作っているかのような施術でしたね。 今も、足に命令を聞かせる…と仰られましたのでますますゴーレムのようです。 義肢とはああいうものなのでしょうか?」
        右目のことも気になるが矢継ぎ早に聞くものではないだろう。 -- 有翼のメイド 2012-08-10 (金) 01:03:00
      • (間を開ける、と聞けば素直に頷いて眼帯を巻き直し、痛みから解放されたかのような安堵の息を吐いた)
        …よくわかりましたね。これはゴーレムとして作った義肢なんですよ、ただの義肢ではなく…
        (ああいうものか、と聞かれれば首を横に振り)
        異端だと思いますよ、普通はこうはしません
        -- 2012-08-10 (金) 01:14:26
      • 「シュルス様もお疲れのようですね。」
        持ってきた滋養水を同じく持参したグラスに注いだ。
        こなれた仕草はメイドそのものでメイドとしての給仕にも長けていた。
        「根拠があるわけではありませんが、施術を見ていてそう感じました。」
        「具体的に…普通の義足とどのような違いがあるのでしょうか?」
        異端かそうでないかというよりも性能についての疑問が表立つ。 -- 有翼のメイド 2012-08-10 (金) 01:29:03
      • すいません。右目を出すと頭痛がするもので(貰った水を有難く飲み干し)
        …給仕されたのは初めてですね(と軽く笑う)
        勘に優れていますね…ごく単純に言えば意のままに動くかどうかです
        例えば、義手に武器を握れる様にする…というものがありますが。あれは磁石の力であって本人の意思のままにというわけではないはずです
        魔術的に、ゴーレムと身体を繋げる事で元の身体と同じように…とまではいきませんが、意思のままに動く手足になる。それが強いて言えば違いと言えます
        -- 2012-08-10 (金) 01:36:48
      • 空になったグラスを恭しく受け取り礼をした。
        「施術終了後に必要であれば料理の方も準備させていただきますよ。」
        にこりと笑顔で答える。 任せたのであれば、食材は最高の状態を取り戻してシュルスの前に並ぶことだろう。
        「失礼ですが…右目も何か特殊な魔術が施されているのでしょうか?」
        断りを入れてから尋ねる。
        「つまりはハノイ様が足を動かしたい、と意識する…慣れてしまえば意識することを意識せずに動かすことが化膿になると言う事でしょうか?」 -- 有翼のメイド 2012-08-10 (金) 01:48:45
      • それは楽しみですね…余裕があるのでしたら是非
        (まあ、そんな機会も滅多にないだろうと頷いておいた。後で驚く事になるだろう…)
        いいえ。右目は魔術汚染の影響によるものですよ、亜人化はしませんでしたが。少々能力はありますが、頭痛が酷くするので普段は隠しています
        先程は、ハノイさんの傷の断面の具合を精密に観測するために能力を使わせて頂きました
        (長々と語ったのは、最後の部分をメイドが気にしているのではないかと思ったからだ。妖しいものではあるが害はないと証明しておいたわけである)
        そうですね。ただ、外界への感覚が鈍いのでしたら…最初はよく転ぶ事になるでしょうね。支えて上げて下さい(僅かに冗談めかして、そう告げた) そこを通り過ぎれば、逃避行に耐えます
        -- 2012-08-10 (金) 01:59:33
      • 目の様子を聞いて明らかにほっとした。 シュルスにとって汚染は良くないものかもしれないが、汚染によるものであれば少なくとも少女達に害を成すはずがない。
        「そうでしたか…。 お手数をお掛けして申しわけありません。」
        「ハノイ様のお世話でしたら喜んで。」
        失いつつある感覚で再び歩く。 困難な道のりだろう。
        ただの義肢ではなく神経が繋いであるのであれば幾分かは坂は緩くなるはず。 心からシュルスに感謝した。
        ハノイの様子を伺い、頃合を見て切り出した。
        「そろそろ右足の方もお願いしてよろしいでしょうか。」 -- 有翼のメイド 2012-08-10 (金) 02:11:51
      • 仕事を円滑にするためですから、問題ありませんよ
        頑張って下さい。上手く行く事を祈ってますよ
        分かりました。(そして、頃合いになったとなれば、頷き先程と同じ施術を行う)
        (左足から右足に変わっただけで、起きる事もやる事も全く変わらない)

        …後は微調整だけですね。痛みが残ってたりすれば教えて貰いたいんですが…(眼帯をつけながら、さてどう本人に聞くかと悩む)
        -- 2012-08-10 (金) 02:17:09
      • 施術は終わった。 少女は再び荒い息を繰り返していて、義肢の状態を聞けるような有様ではない。
        それを落ち着かせるように摩った後に、約束どおり食事の準備をしながら答えた。
        「恐らく今は施術の痛みしか感じられないと思いますので、落ち着いた頃に連絡をするという形でよろしいでしょうか?」
        「ハノイ様はこれから義足を見られないように幻術をかけなければならないですから、その都合もあって足の痛覚を追うには少しばかりお時間を頂くことになると思います。」
        準備はあっという間だった。
        中層の一般家庭から漂うのには相応しくない香り高く香ばしい肉の香り、添えられた新鮮な野菜の香り、そしてポタージュにこれもまた香ばしい香りを放つブレッド。貴族に出しても問題ないレベルの料理の数々が並んだ。 -- 有翼のメイド 2012-08-10 (金) 02:39:28
      • 勿論、痛みが落ち着いてから聞く気でしたが…出来れば、落ち着くまでここに居て貰いたいのですが…時間が無いなら仕方ないですね
        (難しい顔で、妥協点を探り)
        幻術ですか…分かりました。ただ、どうしても合わない時用の義肢の接続開放…要するに外し方は覚えて行って下さい
        (食後にレクチャーします。とだけ言って完成した食事に向き直り……)
        ………西ローディアで食事を取っても中々こうはいかないのに。凄いな……(単純に驚きつつ、冷めない内に貰う事にした)
        -- 2012-08-10 (金) 21:23:54
      • 「すみません。 こちら側の都合でお手数をお掛けします。」
        「義肢を外すのは私でも可能でしょうか…?」
        よく見ればハノイの意識は落ちているようだった。 久しぶりの痛覚に耐え切れなかった。
        感覚が鈍いと言うのも不便なようだ。

        「お嬢様方は驚いてくれませんから、そのようにお褒めの言葉を頂くのは嬉しいですね。」
        張り詰めた施術の後、少し場を和ませようと笑った。 -- 有翼のメイド 2012-08-12 (日) 01:33:23
      • 手順さえ覚えてもらえれば。幸い、破損してなければ魔術は必要ないので問題ありません

        平民なら誰でも驚くと思いますよ…店以外で人の作る物を食べたのは記憶にある限り数えるほどですし
        (少し和んだ雰囲気の中、食事を終えて立ち上がる)
        御馳走様でした。義足の外し方を説明しましょうか
        (先に着くっておいた見本を使って、機械的な手段で義肢の接続解除、再接続の方法を丁寧に教える)
        -- 2012-08-12 (日) 01:42:51
      • 何一つ逃すことが無いように真剣に取り組んだ。 万が一にも間違えるわけにはいかなかった。
        穴が開くほど見本を眺め、時間の許す限り練習を繰り返す。
        「取り外しや再接続の際に痛みはあるのでしょうか?」 -- 有翼のメイド 2012-08-12 (日) 01:53:05
      • (メイドの熱意に答える様に、熱心に妥協無く教えた)
        (練習の最中も、教えるべき事があれば教えていく)
        現時点では不明です。その確認の為の術後の調整なんですが…あの義足とハノイさんの相性が良ければありません
        もし、ハノイさんが痛みを訴えたりしたら外して置いて下さい。その場合は僕がなんとか調整に出向きましょう
        -- 2012-08-12 (日) 02:00:23
      • 生来の器用さもあってそれなりの形になってきた。
        手際よくこなすだけでなく主への配慮も忘れてはいない。
        「畏まりました。 万が一の際にはよろしくお願い致します。」
        もし合わなくて再接続ということになれば大変だ。 ハノイを連れ出すのは決して楽ではないし、シュルスを屋敷の奥へと招くこともまた難しい。

        一通り習った所でメイドは時刻を気にした。 そろそろ刻限だ。 -- 有翼のメイド 2012-08-12 (日) 02:08:29
      • (飲み込みが早い。これだけの手際なら、実際やる段になっても澱みなく出来るだろう。助手に欲しいくらいである)
        はい、万一がないように祈りますが
        (懐中時計を差し出して見せ)
        ハノイさんを動かして大丈夫なら、そろそろ行かれた方がよろしいのでは…?
        -- 2012-08-12 (日) 02:21:30
      • 最終的には手本が無くてもやれる程までは上達した。 それほどに必死だった。
        二人の主に対して自分が出来ることは余りにも少ない。できることがあるのならば完璧にやらなければ、自分は何のためにここにいるのか。
        「できればハノイ様の意識が戻られるまで待ちたかったのですが…それは許されないようです。」
        懐中時計が指す時刻を見て眉が寄る。 出るにも帰るにもタイミングが重要だ。
        「それではお暇させていただきます。」
        食器を片付け塵を持ってきたバスケットに詰めると腕に掛け、ハノイを毛布で包むと抱きかかえた。
        さすがオリハルコンでできた義足。 そしてシュルスの技術力が裏付けされた。 抱上げても苦ではない。 義足はとても軽かった。 -- 有翼のメイド 2012-08-12 (日) 02:55:01
      • (オリハルコンの利点は、薄くても堅く物理的衝撃では壊れづらい事だ。魔術でも単純な炎や冷気は無効化する)
        時は金なり。今は急ぐのを有線した方がいいでしょうね
        帰り道はお気をつけて。計画の成功を祈ります…一度きりの生と死をどうか大切に
        (懐中時計を仕舞いながら、そう告げた)
        -- 2012-08-12 (日) 03:01:32
      • 種族柄夜目が利くどころか殆ど見えないが方向だけはわかるのでなんとしてでもハノイを送り届けなければならない。
        「はい…。 ありがとうございます。」
        「シュルス様もお元気で。」
        外へでると真っ白な翼を広げて闇夜へと飛び立った。
        不意に見つかるのを防ぐために飛行するには高すぎる高度まで昇ったのだろう。 ほぼ垂直に飛んでいき、見えなくなった。 -- 有翼のメイド 2012-08-12 (日) 03:13:45
      • (元気で、という言葉に苦笑すると、夜目と視力が利く右目を開けてそのまま飛び立つのを見送る)
        僕に出来る事はほとんどした、か…な
        (遠く、右目でも追い切れない高度になってから…その答えが出ない事に気付き、そっと溜息を吐いた)
        -- 2012-08-12 (日) 03:19:56
  • (シュルスの工房にはまた珍しい客が訪れている、客自体が珍しいのであれば彼女に関してはもう見知った顔といえるかもしれない)
    (アリシア・フロフレック、明るい色の髪と耳と尻尾を持つ少女は正式な依頼と言う事で注文書を持って訪れた)
    オリハルコンを用いて剣と盾を一式お願いしたいです、意匠の必要はありません、大きさは……
    (その話を聴いて少々驚くであろう、サイズから察するに身長3、4mはあろうかと言う人間が遣うべき大きさだ) -- アリシア 2012-08-08 (水) 01:02:34
    • (基本、シュルスの仕事はこちらから出向く事が多く、何度も訪れる客は稀である。平民・貴族に関わらず手紙やメッセンジャーによる伝言が主だ)
      (故に、来客は珍しい。あった回数自体は片手で数えられるにも関わらず、妙に印象に残っている獣人の少女がまた来たのには驚いた)
      アリシアさんもよくこの情勢でいらっしゃいますね…
      (労いと驚きと若干の呆れがが混ざった言葉で出迎え。そして、注文を聞く)
      …貴族様相手でも凄い値段になりますが…(ゴーレムにそんな武器を持たせる事はなさそうだが…)
      費用もそうですが、かなり時間を頂く事にもなりそうですね、期限の指定は?
      -- 2012-08-08 (水) 01:25:37
      • 必要ですからね、それに上を通して頼むよりは色々と柔軟に対応できるので……
        それと、その貴族様と言うのはやめて欲しいでありますね(少々不機嫌そうに頬杖をつくと)いくらぐらいになるでしょうか
        こう言うのはさっぱり相場が分からないもので……期限?期限は、ええと、ぎゃ、逆にいつごろなら出来るでありますかね? -- アリシア 2012-08-08 (水) 01:33:43
      • 確かに、大雑把なオーダーをされて、聞きに行かなければならなくなるよりは余程いいです
        …っと、すいません(頬杖をついた姿を見ると謝りながら吹きだし)なんというか、普通に平民の知り合いと話してる気分になっていたようです、慣れ慣れしすぎました(思わず気を抜いて対応してしまっていたらしい)
        今、オリハルコンを大量に魔導h…っと(慌てて咳払いで誤魔化し)…戦争で需要が高まっているので、これだけの量を揃えると…
        (貴族であっても領地持ちでなければとても払えない金額。領地持ちであれば払えはするだろうが、それでも頭が痛くなりそうな金額になる)
        このくらいは。何せこのサイズですからね…ふむ(いつできるか、と聞かれ思案し…)
        2ヶ月は欲しいですかね…ああ、それと一つ。人間サイズのものよりは細部が甘くなると思います…刃の切れ味とかですね。サイズ的に重さで斬り潰すだろうから、問題ないとは思いますが…
        -- 2012-08-08 (水) 02:10:35
      • ああいえ、逆に馴れ馴れしいくらいで良いでありますよ、そう言う肩書きを持って来ているわけではないですから
        魔導h?……まぁ良いでありますが(提示された金額を見て流石に額を押さえる)戦時中の特需価格だとは思いますがこれは……
        ではとりあえず盾を先にお願いするであります、剣がセットでなければもう少し早く完成できるでありましょう?
        細部に関してはその通りで、ようは守れて振れれば良いでありますからね(こくこくと頷く)
        それで代金に関して、何か希望はあるでありましょうか? -- アリシア 2012-08-08 (水) 02:32:29
      • …いいならそうしますが、侯爵家のご令嬢で騎士だったような…?
        口が滑りました、法外な値段を吹っ掛けるみたいになっているので申し訳ありませんが…スリュヘイムでの特需の類ですね。いずれ、お分かりになられるかと
        (開発中の砲が完成し、発射されるような事になれば、否応なく理解せざるを得ないだろう。そう思って告げた)
        そうですね、盾だけなら一月以内で。速めろというなら3週間以内に…寝られなくなりますが(これは冗談めかして) 後はフロフレック侯爵領までの輸送ですが…このご時世だと一番早いのは騎士団に出向いて貰う事でしょうか。勿論、不可能であればこちらで手配します
        (この戦時下でそんな余裕はないだろう、と思ったが一応提案はしておいた。早いのには間違いない)
        (一体こんなものを何に使うのか…という問いはまだ飲み込み)
        さすがに武具結晶を頂けますか、というのは無理でしょうし…ああ。王国金貨で全て、よりは現物の貴金属等と交換の方が有難いでしょうか
        -- 2012-08-08 (水) 02:45:58
      • //文通スイッチONでお願いします -- 2012-08-08 (水) 03:04:53
      • (こほん)そう言う肩書でシュルス殿の工房に伺った場合であれば、そのようにきちんと接して頂く方が良いでしょう……ですが今は個人的に伺ってるだけでありますから
        いいのであります、私の方も中々に無理な注文をしているのは分かっているでありますからね(何やら機密に抵触するのだろう、と深くは聞かず)
        いえ、大丈夫です、大々的に騎士団は出せないでありますが独自のルートがあるので、そこを通して納めて頂けるよう手配をしておくでありますね
        (スリュヘイムと隣接するが故、騎士団の武具を調達するためのルートであることを付け加え、安全性も保障する、そして……)
        望むのであればいいでありますよ武具結晶
        (と、シュルスにとっては意外であろうが、あっさりと了解の意を返す)
        では余裕を持って一カ月後、侯爵家の者に引き取りに来させると言う事で問題無いでありますよね? -- アリシア 2012-08-08 (水) 08:23:57
      • //こちらも文通スイッチは常時オンでありますから、気になさらずとも良いでありますよ -- アリシア 2012-08-08 (水) 08:25:16
      • なるほど、正式な訪問であればそのように対応させて頂きます。今は気楽に、という事で
        まあ、企画外のサイズではありますしね…単純に大きい。まあ、仕事は全力でやりますのでご心配なく
        独自のルート? そんなものが…ではお願いします(そうなれば輸送に関しての心配はなくなったな、と内心安心し)
        (その回答には驚いたのか、一拍置いて)いいんですか? 実際、一つでどのくらいの値段がするか分からないのですが…頂けるなら是非。依頼主からは情報だけでもいいと言われていたんですがね
        はい、問題ありません。剣の方はどうしましょうか、製作にとりかかっておく事は可能ですが
        -- 2012-08-08 (水) 21:38:56
      • シュルスはその様な手抜きをする人ではない、と思っているでありますからね、そこは信用しているであります
        あまりこう言う事を言うのもあれではありますが……利に目ざとい者というのは何処にでも存在する者でありますからね
        (鉄はバルバラントなど北方が主産国、それと真逆に位置する侯爵領であれば多少の無茶も、と考えるスリュヘイムの商人がいたとしても不思議ではない)
        (事実、時間と距離は金に換え難いものであるが故、その様な事が成り立っているのであろう)

        (一つ頷いて懐から無色透明の結晶を取り出す、見た目はクリスタルにも見えるそれが武具結晶なのであろう)
        機密等言っている状態ではないですし、適正者がいなければあまり意味のある物でもないでありますから
        好きに使えとお達しも受けてるので手が後ろに回る心配はないであります、もちろん私の名前を出して貰っても構わないですし
        (と前置きしつつペンを走らせるアリシア、0がいくつも並ぶ、今度はシュルスが法外との印象を受ける値段ではあるが……)
        (これは「依頼主」と耳ざとく聞いたがゆえ、そこから出るであろう報償とシュルスの知識欲を満たすぎりぎり妥当なラインを見極めた絶妙な値段である)
        盾の鋳造が終わりましたら取り掛かって頂けると有難いでありますね、完成の時期は引き取りに来た時にでも -- アリシア 2012-08-09 (木) 08:16:37
      • ありがとうございます。信用を失ったら終わりですからね…出来る限り頑張らせて貰いますよ

        (そして、初めて武具結晶を目にした)
        見た目は水晶のようですね…? 興味深いですね…それは安心しました。最も、僕個人が好きに使う訳ではありませんが
        渡す前に少しだけ調べさせて貰うとしましょう…ふむ
        (アリシアの書く0の数が留まると…なるほどと頷き)
        その値段でお願いします。やり手の商人みたいですねアリシアさん
        (返答は即座に、興味も依頼も果たせるとあれば決断は早かった)
        では、盾の鋳造を終え次第、剣の方の製作にとりかかります。引き取りはアリシアさんがまたこちらに?
        -- 2012-08-09 (木) 22:15:56
      • (こくりと頷く、盾の用途を聞いて来ないのはこちらに対する配慮なのであろうが……)
        (アンデッドを苦手とするシュルスを思えば少々の罪悪感を感じるも状況が状況であるが故にその気持ちを押し殺す)
        もしかすればスリュヘイムに適正者がいるかもしれないでありますし、その様な片が見つければ研究も捗ると思うでありますが……
        まぁその、色々と経験して来てるのでその程度は読めるようになったでありますよ……
        来れるかどうかは判然としないでありますアが、一応はその予定であります(駄目であれば使いの者をよこします、と付け加える)
        では取引は成立でありますね、武具結晶は手付として置いて行くであります、残りの金額に関しては貴金属にて現物と交換と言う事で(問題無いでありますね?と念を押す)
        (大丈夫との了解が得られれば外套とマスクをつけていつものように路地の中へと消えて行った) -- アリシア 2012-08-10 (金) 08:15:39
      • そうですね、実際の使用者が居れば研究しやすそうですが…まあそこまで探す予定はありませんけど。早々に依頼主に渡してしまうつもりです
        騎士もこの手の交渉スキルが必要なんですか…あって損をする類ではないですし、いいと思いますが
        では、無事にまたお会い出来る事を期待しています
        (勿論、とすぐ了解の意を送り、アリシアを見送る)
        …このレベルの大剣を使うとしたら…巨大なゴーレム……か。あまり考えない方がよさそうだ
        (うっすらと脳裏に浮かぶ予想が、仕事の妨げにならない様に振り払い、早速仕事に取りかかる事にするのだった)
        -- 2012-08-10 (金) 21:22:47
  •  
  • - 過日 - -- 2012-08-07 (火) 23:24:40
    • (スリュヘイム魔術院のカリキュラムは学徒の研究の専門性と広範な知識の両面をカバーする為、かなりの密度で講義が行われる。故に先輩となる上年の学徒が、魔術院の門を叩いたばかりの学徒を様々な面で指導・支援するのが通例となっていた)
      (彼女もまたそういう指導生として、一人の男子学徒の面倒を見ていた。仕立ての良いブレザーとプリーツスカートの上に白衣を羽織り、講義の合間相談を兼ねて昼食のバスケットを広げながら未だ異形化の兆候など見当たらない顔を目の前の男子学徒へと向け)
      どうかなシュルスくん。学院には慣れた?
      と言っても、今は講義に着いて行くだけでも大変な時期だろうけどね。とにかく一年目に詰め込めるだけ詰め込もうって所だし
      (「私も大変だったなぁー」と呟き、サンドイッチを頬張って笑う) -- フロッセ 2012-08-07 (火) 23:36:32
      • (同次期に入学した友人に「お前なんでそんな大当たり引いてんだよ!」と頻繁にやっかみが入る程度に、その先輩は魅力的ではあった)
        (健在な両目で、バスケットの中身を眺めながら思う。保存食でない食品が詰まっている辺り、彼女はやはり貴族の出なんだなぁと。美人なのも貴族だから? と思う辺り元下層民だ)
        校内にはなれたけどさ、勉強には慣れないね。先輩が言ってた通り科目が多すぎる、詰まらないんだけどなんとかならない?
        (文句ばかりなのに、愚痴っぽく聞こえないのは後ろ向きな発言にそぐわぬ明るい声と表情のせいだろう)
        まあ、それよりも問題は腹減った…
        (学費から金銭が免除されており、魔術院の宿舎に入れる「特待生」扱いとはいえ、生活の援助がそうあるわけでもない。宿舎で出る決まった食事以外は自費)
        (故に、昼食に持ってきたのは堅いパンだけ。すでにそれらはシュルスの胃袋にある)
        -- 2012-08-07 (火) 23:53:16
      • ふふふ。学院は勉強する所であって遊ぶ所ではない、それを諸君にはよく肝に銘じてもらいたい……全ては大公爵閣下の為、優秀な智を集積する事がこの学院の存在意義なのだ……
        (一本指を立て、入学式でのお決まりの訓示を冗談めかして諳んじ、悪戯っぽく笑う)なんてね。似てたでしょ?
        まぁ、しょうがないよ。専門分野になればなるほど、より広範な知識の応用が求められたりするものだし……あ。
        (空腹を訴える彼にふと何かに気付いたような顔をして、小脇のバスケットからハンカチに包まれたサンドイッチを取り出し、卓上に置いて)
        良かったら食べてね? こんなに食べられないっていつも言っても、家政婦のおばさんったら聞きもしないんだから……
        (悪意ある見方をすれば、育ちの良さをひけらかしているようにも見える振る舞いであるが、不思議と嫌味な所を感じさせない。それもまた「育ちの良さ」故の事ではあった)
        (言った通りサンドイッチ二切れ程で満足し、ハンカチで口元を拭きながらも思う。文句は多いが前向きに日々の過密な講義をこなすシュルスは、今まで周りには居なかった人種だ。弟が居たらこんな感じなのだろうか、と。) -- フロッセ 2012-08-08 (水) 00:08:20
      • (言葉で答える前にぱちぱちと拍手)似てる似てる、個人で発表する時の掴みにやってみたらどうですか先輩
        (実際、入学してすぐに、その後何度も聞かされた言葉だっただけに、笑えた。ついでに悪戯っぽい笑顔はやっかまれるのが分かる程には魅力的だ)
        広範な知識の応用…そういうもんだとしたら専門に進める気もしないよ
        (まあ、こう言えばサンドイッチが出て来るのは想定済みである。そしてフロッセと対照的に、出てきた物に遠慮するほど育ちはよくなかった)
        よっしゃ。頂きます(早速食べ始めたそれは…美味い。保存食の類とは比較にならない美味しさである)
        …ああ。でも俺に上げたって言わない方がいいかもね。羨ましがられそうだし(ぺろりと平らげてからこれである)
        -- 2012-08-08 (水) 00:45:21
      • それは流石にものすごい怒られちゃうよ。
        (冗句には苦笑で返し、ふと周りの男子学徒がシュルスに対して視線を送っているのに気付く。なんだろう有名なのかな、などと的外れな事を思って)
        いざ専門に進んだ時に基礎が出来てないじゃお話にならないからね……と、まぁ。そんな事はお歴々の教授に散々言われてるよねぇ
        (良い食いっぷりを眺めながらにこにこと笑い、次いでの言葉に小首を傾げた)
        え、どうして? 
        そりゃあ、まぁ。恵まれている方だって自覚はあるけれど…… -- フロッセ 2012-08-08 (水) 01:05:39
      • あー。じゃあ生徒だけでやる場とかで、なんか専門分野ごとに別れるんでしょう? 学園が進むと
        (研究室の事だろう。フロッセの所属は具体的には知らなかったが)
        耳にタコが出来るくらいには。錬金術基礎の教授なんて退屈な事話してる割に寝そうになると毎回それ言うからな…
        (そろそろ周囲の視線が痛いが、まぁ悪い気分ではないのでほっておく)
        いや、ほら。美味しいもんをさらに美人の先輩から貰うとすげぇ視線が…いや、食べられるのは嬉しいんで今後とも貰いますが
        (何か保身と欲望がよく混ざっているのでどっちが本音なのか謎である。両方だが)
        -- 2012-08-08 (水) 01:20:08
      • そうだよ。……でもそれだと、研究室のパーティーでの余興位にしておいた方がいいかも。
        確かに眠くなる喋り方だけどね、あの教授。……でも私は退屈では無かったよ?
        (今の研究にも繋がっているしね、と続け、水筒に入れた水を一口。今こんな風に飲んでいる飲用水の濾過をより簡便に出来るようにする方法って無いかなぁ、などと自然に思うのは研究者の卵としてである以上にノーブルである事の義務を自覚している故であったのか)
        ……そんな。美人って……
        (照れる。パーティーの席などで世辞として言われる言葉には慣れていたが、こうも素朴に言われると赤面するのであった)
        でも、偉いよねシュルスくん。自活してるんでしょう? ……いずれ研究者として身を立ててとは思っているけど、私はまだ家の世話になってる身分だから……すごいなって。 -- フロッセ 2012-08-08 (水) 01:43:53
      • 俺はどこに行こうか…ゴーレム作るだけの所とかあればいいのにな
        …先輩は真面目だからだよ。知識を詰め込むのって退屈じゃない?(結局、基礎が大事だという所に戻る話になってしまうのだが)
        (水筒から水を飲んでいるのを眺めて、絵になるなぁ。と思う、次にはあの水筒高そうだな…に移ったが)
        知り合い全員口そろえて言ってるから間違いないって、胸張っていいんじゃない?
        自活…っていうかまあね(元より、身寄りはないに等しかったのだが) 写本のバイト代がほとんどだけど…手が疲れるだけで誰にでも出来ると思うけどな。生まれた家なんだから世話になっててもいいんじゃないの?(受けられる保護があるなら受けておいた方が得だ、という程度の考えである)
        -- 2012-08-08 (水) 02:03:57
      • ゴーレム研究系だと……(ほっそりした顎に人差し指を当て暫し考え)
        シュラムシュタイン教授の研究室はかなり本気でやってる所だって聞いたかな。真面目にやっていけば、シュルスくんなら入れると思うよ?
        (真面目だという言葉を受け、そう返す。否定が無いのは──)
        ……まぁ、才能がある訳じゃないから、私は真面目にこつこつこなしていくしか無いかなぁって。頑張ったっていうのは否定しないけれど。
        ん……恥ずかしながらバイトもしたことが無いから。
        いつまでも、家に守られているだけじゃ駄目かなって思って。
        (はにかむように笑って、包んでいた中身が無くなったハンカチを弄りながらそう語る) -- フロッセ 2012-08-09 (木) 00:38:30
      • (仕草がいちいち絵になるなぁ。と主いつながら、聞いた名前を覚えておく)
        シュラムシュタイン教授…いい事聞いた。生徒の募集があればやってみようかな

        才能、才能かぁ…俺も自力でゴーレム作るしか能がないから、別にそう凄いものじゃないけどな
        (一点特化ながら、動く泥人形─遊びの範疇ながられっきとしたゴーレムである─を幼少から作っていた才能を持つシュルスが言っても説得力はなさそうだが。そんなとりなしをして)
        そりゃいけないな、今度写本一緒にやってみない先輩?
        (気軽に誘うのだが。次の言葉に目を丸くし)…護られてるとダメっていうと…家の外に出て…(次が浮かばなかったらしい)…貴族って何の仕事してるんですか?
        -- 2012-08-09 (木) 01:01:33
      • 研究室とか、資料が欲しい時は遠慮無く言ってね。まぁ、まだ暫く先なんだけど
        (その言葉が叶う事は結果的には無かったのであるが、彼女にも、そしてシュルスにも未来を見通す目などは無かった。故にそんな他愛の無い先の事を語る事が出来た)
        それは才能だって事を自覚しないと、そっちの方が羨ましがられそうだと思うんだけれど……
        (苦笑しながら、写本の誘いには喜んで、と返す。続く言葉には首を傾げ、次いで少し考えこむ)
        貴族……って言ってもまぁ、……なんだろう。
        父は水門の管理官として公国の任を受けているけれど、どっちかと言うと議会の方が忙しいみたいだし……
        (自覚があるのか無いのか、それはスリュヘイムと言う地においてかなりの地位を占めているという事を意味するのだが。その意味に気づかぬ故彼女は、自らの身柄とその将来の政治的な意味など解さなかった) -- フロッセ 2012-08-09 (木) 01:22:46
      • よろしくお願いしまーっす(資料を探したり、揃えたりは先輩であるフロッセに及ぶ所は無い。喜んで手伝って貰うつもりである)
        特別な事やってる自覚は無いんだけど…自分で才能あるから! って方がなんか自慢してない…?
        (平民では知ることの難しい話をわくわくしながら待つ)
        水門…? ああ、犯罪者が出ると閉まるアレか…議会って評議員なのか先輩の家。凄いんじゃないのか…?(評議院については、魔術院に入学して以来の知識なので詳しくは無いが。地位の高さだけは分かった)
        …その辺の仕事につかないとすると…わからないなー。公国の外に出るとか考えた事ある?
        -- 2012-08-09 (木) 01:32:44
      • 謙遜も過ぎると嫌味になるってこと。……まぁ、周りがどう見てもシュルスくんの性格なら大丈夫だとは思うけれどね?
        (期待に満ちた目つきに再び苦笑し)
        うん、まぁ。結構面倒だから、あんまり他人には言わないでね……って言っても魔術院の中では実力主義の方が強いから、そこまで面倒な事にはならないとは思うけれど。
        (分からぬと言っても否応なく評議員の娘と言う立場は、幼い頃から有形無形の重圧がのしかかってきていたのではあった)
        (だからね、と続け)
        自分が頑張った結果として何かを残せる此処が好きなの、私は。
        公国の外に……って言うのは、必要になれば考えるだろうけれど。今は公国のみんなの為に……って言うと偉そうだけど、その為になる研究を続けて行けたらなあって思ってるよ -- フロッセ 2012-08-09 (木) 01:43:13
      • はーい、先輩の言う事は聞きますよ。やっかみなら才能より先輩が指導してくれてる方が強いし?
        わかった。そういうのおおっぴらにするとさすがに魔術院でもやり辛いだろうし…
        (その重みまでは分からないが。負担である事は想像に難くなかった、素直に頷き)
        ふーん…俺はそこまで考えてなかったな。今よりマシに暮らせそうだから入ったって感じだけど
        うーん。かっこいいな、なんていうか先輩が言うと嫌味がない。頑張れば出来るんじゃないかな、難しそうだけど。それこそ卒業するまでくらいには
        (根拠無くそう、励ますのだった。この先輩がその過程で躓かない様に祈りつつ…)
        -- 2012-08-09 (木) 01:54:39
  • 深夜の来訪者は突然に現れた。
    というよりも家の扉に何かがぶつかったような音がした。
    襲撃者ともとれるような音だったが、少しの間を置いて取り直したらしく物音はしなくなった。
    今度は礼儀正しくノック。
    「夜分に大変失礼致しました……。」
    扉の前で礼をしているのであろう、言葉が続くまでに静寂が訪れた。
    「申しわけありませんが依頼についてお話があります。 開けていただけませんか?」 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 01:58:55
    • (深夜であるにも関わらず、その物音に対する反応は早かった)
      …誰だ?(深夜の物音に、剣呑なものを感じたのか鋭く問うが…ノックの音と声で来訪者を知る)
      (静寂が続く間にドアを開けば、開けて頂けませんかと言われる間に姿が見えた)
      深夜でも早く入った方がいいですよ、急いで
      (目の前の来客は、亜人だ)
      -- 2012-08-05 (日) 02:07:12
      • 相手の対応はとても有り難いものだった。 自分も、連れも、今となってはこの街では忌むべき象徴でしかない。
        言葉に甘えてまずは室内へ、人目の届かない所まで歩み進む。
        「お気遣い有難うございます。 私と……ハノイ様には今の町は少々居辛いですからとても助かりました。」
        だからこその深夜。 夜目が利かないので飛行は安定性を欠いたものだったが羽を隠し通せるものではないので空の方が幾分かマシだった。
        闇夜に紛れてひっそりとここまで降り立ったのだ。
        そして連れがいると述べた。 それはアフィクルルカではなく少女の姉のハノイというらしい。
        メイドに抱きかかえられすっぽりと布を被っているため姿は見えない。 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 02:18:06
      • (深い事情や経緯を問う前に椅子のある応接間に通し、お茶を出した。流れるような仕草は眠気を一切感じさせない)
        昼間に護衛無しで歩くのは自殺行為でしょうね、あなたは飛べるので逃げられはしそうですが…
        ……(もう一人いる事には気付いていたが)
        なるほど…(ともかく、布を被っている状態で挨拶していいものやら。反応を待った)
        -- 2012-08-05 (日) 02:35:07
      • 「私たちへと向けられる視線は日に日にひどく、今では目に付こうものなら消さんとばかりに襲われてしまいますので人目につかぬよう時間帯を選ばせていただきました。」
        シュルスに断りを入れてから椅子にクッションを敷きハノイを座らせる。
        落ち着ける状態になってやっとメイドは包んでいる布を取り去った。
        第一印象はアフィクルルカとそっくりであり、すぐに双子だと分かるだろう。 周囲を七色の蝶が飛んでいるところも同じだ。
        ただし両の目は閉じられたままだし腕には植物の蔓のようなものが絡み付いている。
        衣服はマキシ丈のワンピース。 あるべきものがないため不自然に皺が寄っていた。
        「ハノイ様。 技師様…ゴーレムマイスターシュルス様のご自宅に到着いたしました。」
        相変わらず目は開かない。 にもかかわらず違えることなくシュルスの方に顔が向いた。 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 02:46:14
      • 日増しにスリュヘイムの亜人種差別は酷くなっていますね。先日も知り合いを庇ったばかりです…そんな事をしても何もならないのにな(溜息を吐く姿は呆れに近い)
        ……双子か
        (布が取り払われて見えた容姿は…姉妹だと聞いていたが双子だとは思っていなかったので思わず声が漏れた)
        (いまいち、何の亜人種か掴めないが、妖精種であろう事は察せられる)
        どうも、紹介に預かりましたシュルスです
        (顔が向けば、そう挨拶した。視界を失っていも聴覚やその他の感覚で補う、というのは医学知識もあるシュルスにはそれほど驚く事ではなかったのだろう)
        -- 2012-08-05 (日) 02:52:22
      • 「分かっていても感情は抑えられないのでしょう。 捌け口があればきっと何でも構わないと思われているのだと思います。」
        そこには悲嘆の意は込められておらず、淡々と。
        「シュルス様、ハノイ様は……。」
        メイドの言葉を遮るように蝶がひらりとシュルスの傍を舞った。
        目が見えず、口が利けない。 つまりはそういうことだ。
        意思の疎通はできている。 もしかしたら人と言葉を交わせないだけであり同種であるアフィクルルカとは交わせるのかもしれない。 メイドが知らないだけで。
        「本日はゴーレムと義足の様子を伺わせていただきたく存じます。 そして…私たちの計画の全貌をお伝えしに参りました。」
        いよいよ決行が近いのだろう。 終にシュルスにも明かされる日が来た。
        そもそもセリスウェティラにばれていないはずがないのだ。 ただ泳がされているに過ぎないのに本人達は妙に落ち着いた様子で着々と計画を進める。 何か裏がある。 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 03:01:34
      • 空しい話ですね。いずれ、人間側が逆襲されるかもしれないのに…それを恐れてさらに過熱してるとしたら救えませんが
        (彼女らにとっては、淡々としている事もあって日常なのだろうか。そう思うとやりきれない)
        …失礼(口は聞けると思ったのだが。アテが外れたので謝罪だけしておいた)
        義肢については完成しています、後は実際に装着した後に、本人に合わせた微調整を加えるだけですね
        ゴーレムに関しては構造と起動式の新規設計は完了。材料があれば、そう時間はかからないかと
        (淡々と報告する。実は異様な速度で、他の技師が聞けば唖然とするだろうが…)
        …全貌まで? そこまで話す理由は一体…そして、恐らく計画も漏れているでしょうに
        (気付いているか居ないか、かまをかけてみた)
        -- 2012-08-05 (日) 03:09:11
      • 微笑みを向けるだけで何もいわなかった。 亜人と一緒くたにされているが、種族によって違う。 どう思っているか、どうなるかなどと個人が言っても意味がない…メイドはそう考えている。
        報告を聞いて安心したように頷いた。&br:「ありがとうございます。想像以上に進んでいらしたのですね。」
        「材料はハノイ様からお受け取り下さい。」
        そう言えども少女は何も持っているようには見えない。 手と手を合わせ、開く。
        圧縮の解除術式はたったそれだけだったらしく、応接間の半分が埋まるほどのオリハルコンが姿を現した。
        「一先ずはこれ程でよろしいでしょうか? 足りなければ数日後…すぐにお届けします。」

        かまをかける、言葉遊びに表情を一切乱すことなく頷いた。
        「はい、全てでございます。 何故ならば私がこれから話す事が誰かに漏れたとして、セリスウェティラに知られたとて、既に賽は振られており覆すことは出来ません。」
        「賽を振る手はアフィクルルカ様の御手ただひとつ。」
        「もう誰にも邪魔されることなどないのです。」
        自信に満ちた顔で告げた。 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 03:27:21
      • 不眠不休で働いていましたからね
        (冗談っぽく肩を竦めて言う。実は事実だが、そうは取られ辛いだろう)
        …受け取る。ってこれは…
        (さすがに声もない。圧倒的過ぎて何も言えなかった)
        ……運びだすのが大変そうだ。これでやってみます、もし足りなければ何らかの形で知らせましょう。暇してる妖精が知り合いにいるので
        (足りる、とは言わなかった。ゴーレムのサイズは今後の相談で変わるかもしれないからだ)

        ……(何か、先見の力で策を仕込んだのか。その程度の事しか推察できないが…)
        なるほど。自信がお有りの用で…(足元をすくわれないといいのだが、等と思いつつ)
        では、お願いします。それとも義肢の接続を先にしてしまいますか?
        -- 2012-08-05 (日) 03:35:30
      • 「では此方をお持ちしてよかったです。」
        持ってきたバスケットをテーブルに置いた。 不時着により少々バスケットの形は寄れていたが、それも予想済みなのか中身はしっかりと固定されていた。
        疲れを癒す滋養水に肉料理にこちらも滋養強壮に良い香草を練りこんだブレッド。 万年食糧不足の公領において贅沢な品々だ。
        シュルスの言葉が嘘であれ本当であれ喜ばれる品だと考えて持ってきた。

        「少々長い話になってしまいますので、先に話させていただきましょう。」
        椅子に座りなおし姿勢を正して話を続ける。
        「先ずは未来の可能性、確率についてからお話します。」
        「アフィクルルカ様は未来を読む 未来を夢に見る 所謂先見の力をお持ちです。」
        「ですが未来はいつも一つではございません。 千年の時を経た樹木よりもはるかに複雑に根を伸ばし枝を生やし葉を茂らせ幾重にも分岐しているのです。」
        「ではどのように、どれが選ばれるかを知るのかというお話になります。 アフィクルルカ様が仰るには、分岐にはそれぞれの強さ…確率があるそうです。 樹木に例えるのであれば太い枝と細い枝になります。」
        「通常であれば分岐する時点で最も太い枝が選ばれ選ばれなかった細い枝は過去の可能性として徐々に消えていくそうです。」
        「そして逃亡が成功する未来は本来選ばれるべき未来ではありません。」 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 21:20:00
      • (出てきた物を見て、今日は驚くのが多い日だなと。オリハルコンには及ばないとはいえ、十分以上の高級品だ)
        …保存食以外を食べるのは半年ぶりかな、ありがとうございます
        (単純に嬉しくて礼を言うのは久しぶりだ、と思いながら頭を下げた)

        (軽く頷いて、話の先を促す)
        歴史の分岐……か
        (正直、途方もない話で把握しきれないが、字面の意味をそのまま受け取るなら話は分かる)
        …既に失敗する未来が見えていたと?
        -- 2012-08-05 (日) 21:40:24
      • 上層部でも限られたものだけが許される贅沢。 嫌味と取られず素直に喜んでもらえたようで内心ほっとした。

        「そうです。 迎えるべき未来では計画は失敗しアフィクルルカ様・ハノイ様の二人は捕らえられ私は死にます。」
        「もっと遡るのであれば計画そのものが存在しなかったそうです。」
        「だからこそ……だからこそこの計画は成功することができるのです。」
        誰もが成功するなどと思いもしない。 いくら内密に行動しても他人に強力を仰ぎゴーレムと義肢を用意することがばれないはずがない。
        セリスウェティラは当然知っている……そして野放しにしている。 絶対に逃がさない自信があるからだ。
        「今まで成功するはずがないと思わせておく必要がありました。 なのでわざとらしく追っ手を撒き、外を徘徊したのです。」
        ある程度稚拙な策であることを仄めかす。 誰にも知られないように。 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 21:53:22
      • なるほど。順当な流れではありますね…
        (その未来に自分が居たのかが少し気になるが、現在まで放置されていることからして自分の事は歯牙にもかけていないというのが正確なところだろう)
        …だからこそ?
        (まだ、だからこその部分に繋がる所が分からない)
        相手に動きを筒抜けにさせる事で、こちら側に理があると…(思案顔のまま)
        (まだ、相手の説明は終わっていない。全て聞かなくては判断は出来ないようだ。続きを待っている)
        -- 2012-08-05 (日) 22:03:27
      • 全滅する未来において関ったものは誰も居ない。 つまりそこにシュルスの姿はない。
        今こうしてシュルスと関っていることも、未来を変える布石の一つでしかない。
        尤も誰が関ろうと何が起きようと、スリュヘイムにおいてセリスウェティラの手から逃れることなど不可能。
        絶対の自信、そしてそれが事実であるからこそ泳がされている。
        メイドも、アフィクルルカも、ハノイも、当然、シュルスも。
        その事実こそが計画成功への鍵。
        「自信は慢心と表裏一体、驕れる者はどこかしら穴があるということです。」
        「では一体どのように? 誰もが想像しない、したとしても望みのない未来を現実に変えるのでしょうか?」
        「無かった未来を生み出す。 選ばれるでない未来を選ばれるべき未来に変える。 具体的にアフィクルルカ様が何をなさったのかは細かい所までは分かりません。 そしてセリスウェティラは誰一人として変えることが可能だとは知りませんし信じておりません。」
        アフィクルルカ自身ですら捕らえられるまでは知らなかった。 必要に迫られて生まれた能力なのかもしれない。
        「ただここ数ヶ月間の間アフィクルルカ様はずっとお忙しそうにしておられました。」
        「未来を変える布石を打っている、分岐を少しずつ変えている、確率を変動させているとのことでした。」
        実際に自身が動いて何かをすることもあった、ほんの僅かであれば夢の中で変えることもできた。 そうして長年の仕上げをしているのだ。
        「今アフィクルルカ様が此方にいらっしゃらないのも疲労のせいでございます。 とても出歩ける様子ではありませんでしたのでお留めしました。」 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 22:12:22
      • (全てを聞いた感想は…全容を把握しているのは結局の所アフィクルルカだけなのではないか。という点であった)
        (樹木の様に広がる未来の枝葉の剪定をしているようなもの、と介錯しておけば、だいたいの事は察せられた)
        (要するに、望む未来以外に立ちいく可能性の枝葉を潰して行くわけだ。最も高確率な物を退ける為に)
        (その過程において、自分の力が…背後の彼が利用されているのか、それはないと信じたい)
        (自分の助力は、人間の範疇のゴーレム製作に留めておきたい物だ。夢見で目撃されてしまえば、何か言われるかもしれないが)
        さすがに三人同時で来る事はできない…という理由かと思っていたらそういう事でしたか…
        今の所計画の全容、というよりは立案の経緯ですね?
        (具体的な逃走計画の話がなかったのでそう聞いておいた)
        -- 2012-08-05 (日) 22:22:31
      • メイドは知らない。 アフィクルルカのことを。
        メイドは知らない。 ハノイのことを。
        メイドは知らない。 シュルスのことも。
        シュルスに浮んだ疑問に答えるべき人物はここにはいない。
        「すみません、前置きが長くなりすぎてしまいましたね。」
        このメイドでも熱くなってしまうことがあるようだ。
        「では……計画の内容について説明させていただきます。」
        「近々セリスウェティラの前当主が屋敷を訪れます。 そのタイミングで夜盗から奇襲を仕掛けられます。」
        何かと恨みを多く買う貴族だ、身に覚えが有りすぎて逆にどれか分からない。
        「夜盗は前当主を盾にアフィクルルカ様と前当主を攫います。」
        「ここまではセリスウェティラにも伝えてあることです。」
        「その先は当然前当主を助けるために所有兵力の半分程と一緒に私はハノイ様と共に屋敷を出ることになります。」
        「ある程度の距離までであればハノイ様はアフィクルルカ様の居場所が分かりますので… 出さざるを得ないというわけです。」
        「後は夜盗と兵士が鉢合わせしたところで混乱に乗じてアフィクルルカ様と前当主と合流し…そのまま逃亡です。」
        計画はとても単純なものだった。 何から何までがアフィクルルカが糸引いているのか、を考えなければよくある話だ。
        だが前当主の来訪も、運よく夜盗に襲撃されることも、そして夜盗側が成功してしまうことも、どれも確率はとても低いものだ。
        セリスウェティラとて甘くは無い、警備は常にされている。 そう、不幸な事故が重ならない限りこんなことにはならない。
        「暫くは前当主は人質とさせていただきますが、現当主が見限ってしまえば足手まといでしかないのであまり長くはもちません。」
        「盾に取っている間にハノイ様はゴーレムと私と共に一時北上し国境付近で身を潜めます。」
        「アフィクルルカ様は私たちとは別ルートで後に合流するそうです。 確率を弄るためにその必要がある、とのことでした…。」
        未来のために必要だ。 そう言われてしまえば引くしかない。
        「スリュヘイムを出てしまえば戦乱に乗じてどこへでも逃げられます。」 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 23:01:57
      • 構いませんよ
        (メイドが、随分とこの件に関して入れ込んでいる事は分かった)
        前当主……いかにも騒ぎが起きそうな話だな…
        夜盗…? そんなものが上層にそうそう入りこめる訳が…いや
        (あるとすれば…他の貴族の手引きか。それならば出来ない事はないだろう)
        そもそも、最初の段階で夜盗が成功する確率が0に等しい気がしますが…
        (この計画は、綱渡りに近い。それでも可能性を上げた方なのだと思うと…)
        (危険だな、としか思えない。最も、だからと言って彼女らを止められるわけではないだろう)
        だいたいにおいて理解しましたが、足手まといになった前当主殿はどうなさるのかな
        後は別ルートで行くというアフィクルルカさんの安否とがかなり不安ですね
        それと戦乱に乗じてどこへでも…というのは少々見込みが甘いかと。まあ、自分が意見すべき場所ではないと言われたらそれまでですが
        -- 2012-08-05 (日) 23:26:55
      • 想像通りだ。 セリスウェティラの敵は多い。 夜盗の手引きをする者くらいいくらでもいるのだ。
        いくらでもいるからこそ警備は万全にされている。 シュルスの判断は正しい。 計画は成功すると思う方がおかしいのだ。
        「はい。 シュルス様がそのように、夜盗は成功しない、計画は成功しないと感じていただけるのがなによりも成功できる証拠となりましょう。」
        とはいえ確率を上げているだけであり、他の可能性を全て潰したわけではない…そんなことは神にでもならなければできないだろう。
        リスクはある。 大きなリスクだ。 それでもやらなければならない。
        「また心配していただきありがとうございます。」
        「私達は食料や水を人間ほど必要としないため道中はずっと有利に進むことが出来ます。」
        「より大きな戦火が大地を揺るがすまで身を潜め、時を待ちます。」 -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 23:37:13
      • …ああ。「定石」通りの考えでそうなるなら…ひっくり返しやすいという事かな
        (自分の考えは正しく妥当であろう、つまり、それを返せる見込みがないのなら彼女らは行動していないのだ)
        (警備のゴーレムやアンデッド兵やらの事を考えてもリスクは小さいが…)
        (…僅かに考え)
        スリュヘイムを離れても、ですか? 失礼ですが、メイドさんはともかく、アフィクルルカさん達姉妹はスリュヘイム所かこの街からすら出ていないでは?

        そうなると道中は、知らない道を進むのと食料や水を必要としないので相殺。後は諸外国の動向次第ですね
        (ここまで行って、一旦止まり)
        …ちょっと深く突っ込みすぎたでしょうか。僕の仕事を邁進すべきですかね…問題はゴーレムの稼働時間か
        それと、ゴーレムの受け渡しに関しては少し捻って渡そうと思います
        -- 2012-08-05 (日) 23:59:20
      • 「もちろんどんなに計画の成功の可能性が上げてあっても全くのノーリスクと言うわけには参りません。」
        「全ての細かい事象まで見ることはできません。」
        「それでも私達はやります。 今を壊すために。」
        多少の怪我は承知の上、という柔らかくも強い口調だった。
        彼女達は覚悟の上で計画を実行するのだ。
        ただ一点を指摘されてメイドは初めて揺らいだ。

        スリュヘイムを離れても本当に大丈夫なのか。

        メイドは上手く答えられずにまごついた。 だから先に次の言葉に対しての返答を用意した。
        「………いえ。 先ほども申し上げましたとおり全ての事象について予知できているわけではございません。」
        「計画者以外の意見というのはとても参考になり、ありがたい限りです。」
        「ゴーレムの受け渡しに捻るとはどういうことでしょうか…?」
        ゴーレムは有る場所に隠しておこうとは考えていたが、受け渡しになにか細工をされるのだろうか。 -- 有翼のメイド 2012-08-07 (火) 01:21:34
      • (要するに、彼らにとっての今はそれほど。破壊しなければ耐えられないようなものなのだろう)
        (それが、死を招く可能性を孕んでいても)
        (死を覚悟して何かを為すというなら…その言葉が空言でないであろう事に羨望を覚えつつ)
        (羨ましいからこそ、改めて出来る限りの手を貸す気になった)
        …わかりました。そこまで言うなら、僕も出来得る限り協力しましょう

        (初めて揺らいだ印象に、何かあるとは思ったが…語らない以上、易々とは話せないのだろう)
        そうですね、受け渡し場所をこちらから指定させて貰います
        スロート侯爵閣下の邸に納入させて貰いますので、そこから受け取って下さい。セリスウェティラのお屋敷とと同じ層にある屋敷ですからご存知ですよね? 僕はかの侯爵と縁がありまして
        (建前としてはゴーレムはそこから「勝手に持ちだされた」形になる)
        -- 2012-08-07 (火) 02:03:28
      • 「スロート侯爵閣下と申しますと…はい、存じております。」
        草食侯と称される変わり者の人狼公爵。 知らぬはずが無い。
        「ですがそのようになさいますと、スロート侯爵閣下にもご迷惑をお掛けしてしまうかもしれません……」
        この未来は聞かされていないようで、若干の驚きが含まれている。
        無論勝手に持ち出されたのだから表面上ではセリスウェティラから全面的な謝罪が入る…はずだが、小波立つことは確かだ。
        シュルスと侯爵閣下の関係も気になる。 依頼を受けた間柄…というだけではこのような申し出はないだろう。
        侯爵閣下にセリスウェティラの貸しを与えたいのか、それとも他に何かあるのか。
        何れも想像の域を出ない。 自ら問うこともできない。 自身の分を弁えるなら、彼個人を問うことのできる身分ではない。

        メイドが思考に耽っている僅かな間、シュルスにノイズのようなものが走った。
        小さなものだが断続的に、何かを試しているのか何度も何度も。 -- 有翼のメイド 2012-08-07 (火) 03:08:09
      • その辺は承知でやってるんじゃないでしょうか…かの侯爵閣下からも別の依頼を受けていましてね
        (特に隠すつもりはないのか、あっさりと言ってのけ)
        当の本人とは話が着いていますので、問題無いかと。目的は僕の保身…とは言っていましたが、真意は別にあるでしょうね
        (肩を竦めてだいたいの目的は明かした)
        ………?
        (ノイズに気付いたのかどうか、目を瞬きさせている)
        -- 2012-08-07 (火) 22:27:26
      • 説明を聞いても納得は出来なかった。 本人が言うように真意は隠され別の所にあるように思えたからだ。
        だが……疑っても仕方の無い話だ。
        「………では、ありがたくそのようにさせていただきます。 セリスウェティラの屋敷近辺に隠しておくよりも、どこよりも安全な隠し場所となると思います。」
        その言葉に嘘が無ければの話になるが、だがやはり疑っても仕方が無い。 この協力者が悪いようにするとも思えない。
        シュルスがスロート侯爵を危惧していないのならば信じるしかない。
        一方でノイズはシュルスにチューニングを合わせるように強弱を変えたり波長が変ったりを繰り返している。
        『………』
        …える?
        ノイズは次第に人の声になり、頭に直接響いてくる。
        『き…える…、聞こえる、はずなの。』
        テレパスだ。 妖精同士が会話に使うという意思疎通方法。
        『ハノイは音を紡げないからクルルの音を借りてるの。』
        頭に響く声はアフィクルルカのものとそっくり同じ。 声を持たぬ者の方が声を持つ者よりも饒舌なのは、性格によるものなのだろうか。
        当の本人はピクリとも動いていないがハノイから発せられていると考えて間違いないだろう。 -- 有翼のメイド 2012-08-07 (火) 22:54:14
      • ええ。まあ、あの侯爵閣下は多分に変人な面があるので…お気をつけて。邪魔や妨害の類はないでしょうけどね
        (それ以上、メイドに対しては言わずに…ノイズの正体を探る。その為に眼帯に手を伸ばしたが、その前に…)
        (頭に声が響く。というのは初の体験だ。ノイズの感覚がだんだん狭まり…)
        (まず耳を片手で抑えるが…聞こえた)
        (ようやく探し当てた顔は、名前を聞くのと同時だった。ハノイの方を見る目はさぞや丸い事だろう)
        -- 2012-08-07 (火) 23:06:14
      • 残念ながらハノイに視界はない。 生まれてこの方闇に閉ざされている。
        だからシュルスの顔を見ることは出来なかった。 何となくの雰囲気で驚いていることくらいは分かったが。
        『あのね、あのね。』
        チューニングが合うまで通じなかったためタイミングを逃してしまったが話しておきたいことがある。
        『今までにこの近辺では……クルル以外の先見の力による未来干渉は感じられない。』
        『計画は恐らく上手くいくの。』
        『でもねハノイは心配なの。 クルルの力は有限、だからこそ逃亡という一つの未来を掴んだけれどその先は暫く分からなくなるの。』
        『クルルが未来を変えるように布石を打ったことで未来の確率分布は不安定に揺れ動いて どれが選ばれるか判断しにくくなるの。』
        『心配なの。』
        『計画の先が、心配なの。』
        『強いゴーレム、頑丈なゴーレム、よろしくなの。』
        『できたら…私たちの力の源である汚染と呼ばれるリソースを取り込めるような、そんなゴーレムがいいの。』
        途方も無い話だ。 その過程も難易度も何も知らずに無邪気にすら感じ取れる。 -- ハノイ 2012-08-07 (火) 23:40:24
      • (脳内に響く声は新鮮だが、内容は中々に複雑なものであった)
        (計画は上手く行く。有限でない力などあるのか。疑問は尽きない)
        (だがまぁ、予測しえない未来が不安というのは分かった)
        (こちらから、送信が出来るとは思わないが一応脳内に言葉を並べて見る)
        (強い・頑丈は問題ありません。オリハルコンであれば…まあ、竜と遭遇でもするか、同じオリハルコンの武器で無ければ傷つけられません)
        (…汚染…取り込める…? 力の源…?)
        -- 2012-08-08 (水) 00:19:19
      • 饒舌であっても話が上手いわけでも説明が上手いわけでもないようだ。
        そもそもこの調子では話し相手はあのアフィクルルカしかおるまい。 話し方がうまくなるはずもない。
        『たくさんの疑問伝わるの。 でも細かくは分からないの。 だからクルルに話すの。』
        メイドに聞いても分からないないようだと言う事ぐらいは予想がつく。 ここには居ない妹に任せるほか無い。
        『ハノイの力もクルルの力も普通にはありえない力なの。』
        『ハノイ達は汚染を取り込んで、対価を持って能力を行使するの。』
        『クルルは感情を、ハノイは感覚を対価にしているの。』
        『汚染がない状態でどうなるか、本当にスリュヘイムから出てしまって大丈夫かどうか分からないの。』
        『もし能力が使えなくなったら、頼りはゴーレムとあの子(メイド)だけなの。』
        『だから頑丈で、嬉しいの。』 -- ハノイ 2012-08-08 (水) 21:24:21
      • (ここまで話を「聞いた」感想では、幾分幼いようだ、単純に人と接する機会が少なかったからだろうか)
        (とりあえず返答になるか不明だが。脳内で文章を置く様に返答を試みる)
        (アフィクルルカさんに、ですね。なるほど)
        (魔術汚染のない地域ではどうなるか分からない…か。歪みを通じて得た能力だからじゃないな…特異性故か)
        (戦闘能力に関しては保証できますが…まあ分かりました。最大限に善処します)
        -- 2012-08-08 (水) 21:43:50
      • 『うん。 よろしくなの。』
        ぼんやりとだけ伝わっているだけマシだがやはり詳細は伝わってない。
        『えっと…ギシ、お願いなの。』 -- ハノイ 2012-08-08 (水) 22:12:20
      • (どうやら、この会話はほぼ一方通行らしい。何か魔術が使えれば別なのかもしれないが…自分にその心はなかった)
        (接続の方ですか。分かりました)
        (そう念じて、やや俯いていた顔を上げて、メイドの方を見た)
        少々相談を受けていました。そろそろ義肢の調整と接続に入りたいと思います
        -- 2012-08-08 (水) 22:18:47
      • 「相談ですか……?」
        不思議そうに首を傾げたがすぐにハノイに視線を移した。&br:「なるほど、ハノイ様ですか。 素晴らしいですね、私にはテレパスというものは届きません。」
        メイドの魔力感受性はシュルスよりも低い。 受信だけも困難だ。
        「アフィクルルカ様に呆れられてしまうほど、私は魔力に疎いようなのです。」
        少し恥じながら述べた。
        「相談したと言う事はハノイ様からもお話があったのだと思います。 よろしくお願いします。」
        接続と言うのは痛みを伴うのだろうか。 どうか主の顔が苦痛に歪むことが無ければ良いと祈った。 -- 有翼のメイド 2012-08-08 (水) 23:00:52
      • 僕も魔術師としては低レベルなんですがね。こういうのは素養が大きいですから
        種族としての問題なら努力だけでの解決は難しいので余り気になさならい方がいいかと…
        (さて、と一旦奥に戻ると義肢を取りだす。細身だが頑丈な作りのそれは、以前見せた物と違いオリハルコン制だ)
        足と断面を見せて頂けますか
        (自分でフードや衣服を脱ぐのは憚られたのか、メイドに頼むという視線を向ける)
        -- 2012-08-08 (水) 23:15:35
      • 「どうも私のような種族は感応性がよくないらしいのです。」
        その分魔術に対する高い防御を持つ。 一長一短だ。

        「はい、分かりました。」
        シュルスに一度頷くと一礼してからハノイの前に跪き、衣服を肌蹴る。
        マキシ丈のワンピースは正面中央がボタンで留められており初めからこうなることは予想されていた。
        臍下からボタンを外せば徐々に切断面が見えてくる。
        今は、断面は綺麗なものだ。 アフィクルルカ曰く切断された当初は足先から食われたので言うのも憚られるような状態だったが、後に化膿などの病気を防ぐためにセリスウェティラによって断面を綺麗に切除されたらしい。
        「…………これでよろしいですか?」 -- 有翼のメイド 2012-08-09 (木) 01:58:28
  •  
  •  
  •  
  • (時の頃は黄金暦224年5月、第一次バルトリア会戦が終わってしばらくしてからの事である)
    (コンコンと珍しくノックの音、覗き穴から見てみればスリュヘイムでは珍しくも無いガスマスクとフード姿)
    (外見から中を想像するのは甚だ難しいが……) -- アリシア 2012-08-01 (水) 21:35:34
    • (聞こえてきたノックの音に、仕事をしていた手を止めて顔を上げる)
      (ドアまで寄れば、覗き窓から見えるのは…まあ、この街では判別できる事の方が少ないので気にしない)
      はい、どちら様かな
      (ただ、治安の悪化を鑑みてすぐにドアを開ける事はしなかった)
      -- 2012-08-01 (水) 21:46:15
      • 私です、私でありますよ!
        (ともごもごくぐもった声が聞こえる、厚いマスク越しゆえ当然だが声色で判別出来るわけもない)
        (埒が明かないと思ったのだろう、周りをきょろきょろと見回しゴソゴソとフードを取ると、ぴょこんとオレンジ色の耳が出て)
        なにやらこう、空気が不穏なので入れてもらえると有難いであります -- アリシア 2012-08-01 (水) 21:54:48
      • (返答の、独特の鈍りとぴょこん、と耳が見えた時点で不味い、と思った。慌ててドアを開き)
        お早く
        (緊迫した顔でアリシアを招き入れ、ドアを閉める)
        …よくこの時期にスリュヘイムまで…大丈夫でしたか?
        -- 2012-08-01 (水) 21:58:43
      • 感謝するであります(小声でお礼を言いつつ、ここは言葉に従ってささっと中に入るアリシア)
        (ようやく落ち着いたのかマスクを外してため息一つ)
        役に立たない上暑苦しいですが、これはこれで顔を隠すにベンリですありますね
        そこはそれで、近郊までは騎士団伴ってまいりましたので、ええまぁ大丈夫でありますね……
        それよりも、危険を冒して来たのは少しお願いがあったからで(コトりと銀色の液体が入ったビンを置いて)シュルスには分かるでありますか? -- アリシア 2012-08-01 (水) 22:05:18
      • いえいえ、ここまで大変だったでしょう…とりあえず座れる場所に(と案内し)
        実際、有毒な気体が出る場所では重宝しますしそう悪い物ではないですよ、魔術汚染対策には無意味なだけでね
        (苦笑いしながらアリシアの言葉に頷き、騎士団を伴ってきたと言われれば何かの任務か…と思ったが、そこは追及しなかった)
        (製図用の広いテーブルのある部屋、その上に置かれた瓶の中身に目をやり)
        お願いですか…ああ、それは水銀ですね。ゴーレムを作るには少し難しい素材です…水銀が何か?(事もなげに言い当てて見せた)
        -- 2012-08-01 (水) 22:13:11
      • ほー、じゃあ一応意味はあるのでありますねこれ……魔術汚染、か……(一瞬表情に影が差すもすぐに元通りになって)
        ふむ流石でありますね、ではこれが人体に入るとどうなるのかも知っているでありますか?
        ついでに聞くなら、その解毒、あるいは除去方法を知りたくて訪れたのでありますが…… -- アリシア 2012-08-01 (水) 22:19:48
      • 鉱山では仕事用に皆付けていたりしますしね、場所にもよりますが…魔術汚染が何か?(悪い物であるのは当然だが、一瞬影が差したのが見えたので思わず問い)
        (目をぱちくり)…何かテストされているみたいですね。有毒ですよ水銀は、飲むのもそうですが、気化したものを吸うのが一番不味いんです
        (解毒、と言われると難しい顔になり)
        すいません、解毒方法はわかりませんね…除去というのもどういう意味でなのか…体内から、という意味でなら解毒と同じで僕にもわかりません。単純に水銀を処理したいというなら…とりあえずやっては不味い事が一つ
        -- 2012-08-01 (水) 22:34:10
      • い、いやなんでもないでありますよ、魔術汚染が原因でアンデッドが生まれるというのを考えていただけで、ええ(わたわた)
        気に触ったのなら謝るであります、簡単に言うでありますと……帝国、今戦争を行っている敵国でありますが
        彼らが使う武器にコレを仕込み、あとは分かるでありますよね?……と、やっては不味い事、でありますか? -- アリシア 2012-08-01 (水) 22:41:06
      • …極度の魔術汚染地域で、動物の死骸が集まってその手のモンスター化するという事例はあったはずですよ。(次の言葉を言うか迷ったが…少し後に口を開き)
        人間でもありえない話じゃありません…まあ、意図的に死体をまとめて捨てたりしなければ起きないでしょうけどね
        いえいえ、魔術院時代にもそんな事をしてたかなと思いまして。明確に覚えてないんですが…ああ。さすがに知っています
        (前から存在は知っていたし、戦争相手なのもさすがにこの頃には平民の耳に届く)
        …敵を殺す毒として使っているのか。性質が悪いですね…(溜息を吐き)…ええ。さっきちらっと言いましたが…焼却処分はいけません。アリシアさん、水を温めるとお湯になり…湯気が立ちますよね? あれは水です
        同じく、水銀も熱すればああいう気体になります。それを吸うのは、直接飲む以上に身体に毒を残すようなんですよ…錬金術で水銀を扱う上での注意事項なんですが
        -- 2012-08-01 (水) 22:53:03
      • それが起こったのでありますよ……以前アンデッドゴーレムの話をしましたが、あれを二度、それも多数見ることになるとは思いませんでした
        おそらくその話もすぐに耳に届く事になると思います、効果的であることが測らずとも実証されてしまったので……
        (戦争に参加していない者にとっては非常に断片的で雲を掴むようにしか聞こえないだろう、しかしそれ以上話すつもりも無いのか)
        なるほど、焼いてはいけない……つまり水銀中毒で死んでしまった者も、でありますね……?
        実のところ解毒の方法が無い事は知っていたのであります、それでももし何か妙案があればと……シュルス殿にはお手数をおかけして申し訳ない(ぺこりと頭を下げる、とりあえずもう用事はなさそうであるが……)
        ああそうでありました、オリハルコンの精錬が出来るのでありましたね?その相場といいますか、どの程度のお値段かそれだけ参考に教えていただけますでしょうか、であります -- アリシア 2012-08-01 (水) 23:04:01
      • …二度? 多数?(彼女がそれを見た場所は分からない、が多数と言うなら。死体が大量に発する場所等子供でも想像がつく)
        戦場で発生したのか…しかも効果的…?(その意味まではやはり理解できず)戦場は理解できないな……と、すいません、失言でした
        (アンデッド嫌いでなおかつ平民であるシュルスにはおぞましいとしか思えない。だが、騎士であるアリシアには余りよく聞こえないと思ったのか素直に頭を下げて謝罪した)
        その通りですね(頷き) 金を抽出したりするにはいいものなんですが…まさか毒として使うとはね
        いいえ、こんな所までご足労願ったのにお力になれず申し訳ありません
        …? 相場ですか、何を作るためにどの程度の量を必要とするかで変わりますが…
        (例えば片手剣サイズなら、など相場を例に挙げ示して行く。この場合、鉄の剣であれば数十本は買えようという値段だが)
        …何かでご入り要ですか?
        -- 2012-08-01 (水) 23:13:35
      • 理解などしないほうが幸せでしょうアレは……誰かが作ったのではない事だけは、せめてもの救い、かも知れないでありますね……
        (困ったように笑って、気にしないでと手をパタパタさせる)
        勝利のためには手段を選ばず、それが強さの理由なのでしょうが……戦争は敵に習うもの、いずれは……
        いえ単純な話でありますよ、鉄で水銀の矢を防げないのであればより硬い金属で、と思っただけであります
        (そんなもんでありますか、と値段を聞いて頷く、その辺の感覚はいかにもであった)
        では貴重な意見ありがとう、この界隈もなにやら怪しいでありますからお気をつけるでありますよー?(マスクとフードを被ってまた怪しい姿になる)
        (そのまま周囲を気にしながら雑踏の中に消えていくのだった) -- 2012-08-01 (水) 23:23:50
      • …誰かが作ったものでなければ…か。近い技術があるだけに…嫌な話ですね、どの道
        (他国の魔術についても、おおまかには知るシュルスにはあり得ない事だとは思えなかった)
        (アリシアの反応に救われつつ、軽く笑い返し)…戦争は敵に習うもの、か せめて、人が住める地を壊さない様にはして欲しいものです…人が住めない荒野を奪っても意味がないでしょうしね
        …加工賃はまた別ですからね、そちらも値が張りますし軍用に量産は無理だと思いますが…アリシアさんの個人用装備とかならまだしも(苦笑して付け加えておいた、お嬢様…というよりは貴族の感覚だなと微笑ましく思いつつ)
        どういたしまして、ええ。自衛には気を配る事にします。下層を通る際は気をつけて
        (雑踏にその姿が消えるまで見送り)
        …武具結晶の話を切り出し忘れた。また会えたら聞いてみるか…(そんな事を呟き、仕事に戻る事にした)
        -- 2012-08-01 (水) 23:36:12
  •  
  •  
  •  
  • 指定の場所 指定の時間よりも少し前。
    主より使わされたメイドは待機していた。
    微塵も動かず正しい姿勢を保ったまま立ち続けている。 -- 有翼のメイド 2012-07-29 (日) 00:12:32
    • (指定の時間丁度。折り目正しく待っているメイドを見かけると、わざと足跡を立てて、近付いて行く)
      (懐から懐中時計を取り出して時刻を確認)
      待たせたかな
      -- 2012-07-29 (日) 00:22:50
      • 足音で振り向き、声に礼をした。
        http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst080638.jpg
        「態々ご足労頂き申しわけございません。」
        一歩もその場から動かず腰を深く折る。 その様は少し不自然だったがすぐに説明が追加された。
        「今現在私を基点にアフィクルルカ様に人避けの結界を張って頂いております。 そのためこの場から動くことは出来ません。 ご無礼をお許し下さい。」
        再度深く腰を折った。 -- 有翼のメイド 2012-07-29 (日) 00:33:12
      • (さすがに一歩も動かず。というのは妙に思ったが、話を聞いて納得する)
        なるほど…相変わらず凄い技術ですね。術者である彼女は近くに居ないとするならとんでもないな…
        僕は貴人ではないし、今は賓客でもないはずだからそこまで畏まらないで下さい。では、仕事の経過報告と少しその他の話を
        (そう言いながら、外套に隠して背負っていた長い箱をごとり、と落とした。旅行鞄のような大きさだ)
        -- 2012-07-29 (日) 00:42:10
      • 揺らぐことなく長時間その場に立っているのは苦痛だろうが、そんなことはおくびにも出さず笑顔も絶やさない。
        「正確にはハノイ様の蝶と、アフィクルルカ様の術式によって成立っている、そうです。」
        「アフィクルルカ様はあまりご自身のことをお話にならないので詳しくは分かりませんが、二人揃っていないと出来ないことの方が多いと仰られていました。」
        主のことを話すときは心底嬉しそうな表情で。
        「いえ。 私は主の代わりに参りました。 そういう訳にはいきません。」
        口調は相変わらず畏まっていたが表情は幾分緩んでいる。 そういう性分なのかもしれない。
        「随分と大きな箱ですね? 手間をお掛けしましてしまったのではないでしょうか。」 -- 有翼のメイド 2012-07-29 (日) 00:49:15
      • (疲労や苦労を表に出さず、涼やかに、礼儀正しくあるのはプロの仕事なんだろうか。と内心感心しつつ)
        …姉妹で一つの魔術か。なるほど、そういう事なら頷ける
        …アフィクルルカさんの方は身近な人にも無口…というか言葉足らずなのかい? 僕みたいに慣れてない人だけじゃなかったのか…手紙も簡潔だったしな
        (メイドの表情を見て「彼女は恐らく家のよりも姉妹に好意的だな、と悟る」ならば見せても問題無いだろうと思い)
        (メイドの礼儀正しさもそれ以上言及しなかった。それがプライドというなら崩す程の事もない)
        確かに重いものですが、見て貰わないと話になりませんから
        (メイドに見やすい位置に箱を置き。開く)
        (中に入っていたのは…腿から先の真鍮の足だった。細身だが所々角ばっているため優美さは損なわれているが、女性の足に見える)
        依頼として作っていたハノイさん用の義足のサンプルです。勿論これはこれで使えますが、いざ本物はミスリルかオリハルコンで作ろうかと思っています
        -- 2012-07-29 (日) 01:02:08
      • 「ハノイ様とアフィクルルカ様、仲の良い姉妹でいらっしゃられます。 アフィクルルカ様の周囲を飛んでいる蝶はハノイ様によるものでずっとお傍におられるようです。」
        つまりは今メイドの周囲をひらひらと漂っている魔力による蝶もハノイのものである。
        「ええ、アフィクルルカ様はきっと技師様に対する言葉数と私に対する言葉数は一緒です。」
        それ以上はメイドは語らなかった。 だが仲が良くなってもずっとあの態度のままと言うわけではない。 表情が豊かになるし、何よりも雰囲気から刺々しさや余所余所しさが消える。
        シュルスの想像通り、このメイドはセリスウェティラに仕える者ではなくアフィクルルカという人物に仕える者である。
        故にこのような重要な使いとして使わされている。
        彼女は絶対に裏切らないと少女から信頼を得ているのだ。
        「こちらが…ハノイ様の義足となるものなのですね。」
        人体の一部が、例え生体でないとしても、並んでいるのは少し不気味に思えた。 それはメイドの出生によるものであり、最早取り去ることの出来ないトラウマにも近い。
        だが不思議と嫌だとは思わなかった。 それがハノイのためだから、アフィクルルカに必要なものだから。
        「オリハルコンかミスリルとなると、大変な作業になるとお伺いします。」 -- 有翼のメイド 2012-07-29 (日) 01:15:31
      • (あの蝶はハノイの物だったと聞けば目を丸くし)
        …てっきりアフィクルルカさんの物かと思ってたんだが、なるほど…
        (次に技師様と呼ばれればふと気付いたように)ああ…聞いているかもしれませんが僕はシュルスです。名前で呼んで下さい、そちらのお名前は聞いても大丈夫ですか?
        無愛想…というよりは世間慣れしてない感じでしたね(と口数については苦笑に留めた)
        そうなります。ミスリルやオリハルコンだと大変ですが…逃がす。という事なら長旅になるでしょう
        メンテナンスにおいて出来る限り楽を出来るようにするにはその2つの素材しかない。値段は法外になりますが、そこは了承頂いてますので
        …今日わざわざ呼びださせて貰った理由の一つは、これに関連する事です。つまり…実際、装着する段階の事
        単に剣を持つだけとか、何かを持つ補助にする程度の義肢なら接続は素人でも出来るんですが…この義足は違います
        細かい説明を省いていいなら、接続に専用の魔術と医学知識が要ります…つまり、代わりに出来る人がいないなら僕がやるしかない
        その辺り、どうでしょう。可能な知り合いがいらっしゃいますか?
        -- 2012-07-29 (日) 01:30:01
      • 「それではシュルス様とお呼びさせて頂きますね。」
        笑顔でそう返したが、のらり、と自分は名乗らなかった。
        まるで名乗らないのが自然であるように失礼にならないようにかわした。 そしてただメイドとお呼び下さい、と言った。
        「そうですね。 実際には亡命に近いと思います。 セリスウェティラの息のかからない場まで逃げる必要がありますので、別の国へ…遠くへ行く必要があります。」
        「ハノイ様は自在にオリハルコンを造られますので、その点は問題ないと伺っております。」
        頷き、必要経費は全てこちらへ回すように付け加えた。
        ツテはあるのかと聞かれれば考える時間はとても短く、残念そうに首を横に振った。
        「全くない訳ではございませんが既にセリスウェティラに属している可能性が高く、頼れるのはシュルス様だけでございます。 どうか施術もお願いで着ないでしょうか。」 -- 有翼のメイド 2012-07-29 (日) 01:52:38
      • (軽く頷いた。そして名乗らなかった事は気になるが…追及は無理だな、と思わせる笑顔である)
        亡命か。この時勢には大変な事になるでしょうね…(まあ、逃げる部分については自分の担当ではないだろう、と思いつつ)
        問題無い…とは聞きましたが疑問があります。義足を作る以上、その生成量はかなりの物になりますが…生成に際して体調的な問題はないのですか?
        (さすがに無から生み出すわけではあるまい。少なからず生命力や魔力を使っているだろうと思っての事だ)
        なるほど。まあ予測できた回答でした…が。施術自体は問題ありません、僕がやるのが一番確実ですし
        少々下世話な話で恐縮ですが、必要性と接続部位からして女性の足腰に少なからず触れる事になります。土壇場でごねられても困るので、許可の伺いはお願い出来ますか
        (貴族の中には男だとかいう以前に平民に触れるのも嫌だ、というのもたまにある。そう言う場合はかかりつけの医者に任せてきた物だ。今回も話し慣れた口調で確認だけ取る)
        -- 2012-07-29 (日) 02:03:08
      • 「今のところ不調をきたす様なことは確認されておりません。」
        セリスウェティラがその辺りは徹底的に調べているのであろう。 金のなる木が枯れてしまわない様に生きながらえさせている。
        尤も計測できない形で何らかが損なわれているのかもしれない 例えば人間よりも長い寿命、例えば人間より多い魔力、例えば人間が保持しない第五元素と呼ばれる物… だがそれを調べる術もなく、理論もない。
        よって安全という判が押されている。
        「実はハノイ様はあまり義足に対して良い思いが無い様でして…その件でアフィクルルカ様ともひと悶着あったようなのです。」
        口調は穏やかだが表情はやや困り顔。
        「ですがこれはこちらの問題ですので、シュルス様はどうか御気になさらず作業をお進め下さい。」
        平民が触れる云々の前に人間そのものが嫌いなのは姉もまた同じということか。 -- 有翼のメイド 2012-07-29 (日) 02:36:19
      • 今の所……か
        (難しい顔になる。使い潰す事はないのだろうが…)
        気になりますので、オリハルコンの生成量は抑えて貰いましょう。ミスリルと合わせて使えば減らせますので
        (さすがに自分の要求が妥当とは言え、それで万が一の事があれば困りものだ)
        義肢全般にそういう反応を示す人は珍しくないですよ、それでも機能性に満足して貰える事は多いですが…
        分かりました。そちらはお任せします(自分が会えるわけでもなし、どうにか出来る問題ではなかろうと次の問題に移る。懐からアフィクルルカからの手紙を取り出しつつ)
        ゴーレムの方の話ですが、逃亡の算段、行程。その辺りによって強度や大きさがいくらでも変わります
        僕に明かせる範囲で構いませんので、その辺りの事をお聞きしたい…このくらい簡潔だと少し困りますのでその用に伝えて下さい(メイドの方に踏み出し、手紙を差し出す)
        -- 2012-07-29 (日) 02:45:44
      • 手紙を見て卒倒しそうになった。
        嫌な予感はしていたのだが、実際に目にするとこれはひどい。
        やはり確りと手紙の書き方を教えてから出すように言うべきだった。
        それでもこの場から一歩も動かず踏みとどまったのはメイドとしてのプライドだ。
        「これは………………アフィクルルカ様が大変失礼致しました。」
        よろよろと深いお辞儀をする。 覇気がない。
        「僭越ながら私からせ爪居させていただきます。」
        「まず第一に陸路のみを使用します。 また………過度に北上することもありません。 そのため海路にあわせた設計及び寒冷地向けの設計は必要ありません。」
        「西ローディアと帝国を経由して南へと移動する予定でございます。」
        「今後泥沼と化す帝国とローディアの争いの合間を縫って移動する強行軍となります。」
        先読みに基づいて練られた移動経路。 誰もが知りえない最も安全な経路となるだろう。 安全性の上限がいくら低くてもそれが最大値である。 -- 有翼のメイド 2012-07-29 (日) 03:23:17
      • (めまいがしそうだ、と表情に書いてあるメイドを見て一つ閃いた事がある。それは…)
        …アフィクルルカさんの態度が物凄く軟化したのは貴女の教授だったんですね
        (苦笑いしつつ、なるほど。両者必要とし、される存在というものだなと思った)
        バルバランドやウラスエダールは経由しないと…海路の不使用は聞いていました
        …そうなると、速度と強度の両立か…やはりオリハルコンしかないか…(しばし思案し)
        ありがとうございました、とりあえず今の情報で設計する事にしましょう…後は、出発日…はともかく。製作に使える日数がおおまかにでも分かればお願いします。今日の所は僕からは以上ですね
        -- 2012-07-29 (日) 03:35:56
      • すぐに表情を笑顔に戻し頷いた。
        「屋敷ではアフィクルルカ様に教育をなさる方がおりませんので、役不足ではございますが私が勤めさせていただいております。」
        いないというよりも付けられないが正しい。
        アフィクルルカはセリスウェティラの誰の声にも耳を傾けない。
        メイドの話とてよほど機嫌が良いかよほど必要に迫られているかどちらかの場合でしか聞く耳をもたない。

        「期日に関してはアフィクルルカ様も慎重になられているようで、決めかねておられます…。」
        はっきりとした時期を伝えることができないため申し訳なさそうな顔で謝罪をした。
        「それと…報酬はお金ではなく物品で払う、と仰っていましたよ。」
        最後に小さく付け加えた。 お金というのは一般的に西ローディアの通貨のことを指すだろう。 それを使わない。 先を読む力をもってしてそういうということは、今後金貨に何かが起こるというヒントだろう。 -- 有翼のメイド 2012-07-30 (月) 12:55:53
      • 役不足なんて事は無いと思いますがね…貴女の言葉に耳を傾けたからこそ態度が変わったんでしょうし。しかし…
        (なんというか、恐らく非常に危うい立場なのではないか、と思ったのだ。その割に気の利いた言葉はでなかったが)

        …そうですか。分かりました、ただ僕も他の仕事も請けている都合上、また街から出る事があるかもしれません。その場合は前もって伝えますが…時期が難しくならない事を祈ります
        物品で? まあ、必要経費以外の部分はそれほど望みませんが…物品か。貨幣の相場でも変わるのか…?
        報酬の件は分かりました。報酬の一巻として、外に漏らしても問題なさそうな予言を教えてもらえたらいいのですが…まあ、本人に伝えて置いて下さい
        -- 2012-07-30 (月) 21:00:46
      • 慰めるような、フォローの言葉に笑みを浮かべた。
        その次に続く言葉もなんとなく分かる。 自分は決してセリスウェティラには良く思われていない。
        アフィクルルカやハノイの世話を焼いて守っているように見せても、その実は二人に護られているにすぎない。
        二人の庇護がなければ真っ先に消される存在でしかないのだろう。
        セリスウェティラにとって価値などない。
        分かった上で笑うのだ。 二人に尽くすことが最上の幸せ、生きる意味。

        「はい 心得ております。 このような時勢ですから、仕方がありません。 できるだけ早く仕上げて頂いて、残すは施術のみ…というところまで進めていただけますでしょうか。」
        「予知に興味がおありですか? そうですね……やんわりと、伺ってみます。」
        この場にアフィクルルカが居なくて良かった。 今少女がその言葉を聞けば酷くヘソを曲げたことだろう。
        「それではお引止めして申しわけありません。 ありがとうございました。」 -- 有翼のメイド 2012-07-30 (月) 23:20:47
      • 義足の方はそうしておきます。ゴーレムの方は一朝一夕にはいかないので、そちらが問題ですね
        ええ、きっと気分を悪くされるでしょうけど…竜が出て来る予言があれば、それだけでいいです。予言で儲けるつもりはないですからね。そう伝えておいて下さい
        どういたしまして、長い間お疲れ様でした…どうかお気をつけて。恐らく、貴女が居なくなるだけでも計画は破綻する
        (人となりと、彼女の役目を推測できた今では、そう言わざるを得なかった。そのまま、その場を辞する)
        -- 2012-07-30 (月) 23:28:26
  • 手紙が届けられた。
    上質の紙に封蝋が施されている。 ただし運んできたのは召使等ではなく運び屋だった。
    封を切って中身を読めば、必要最低限のこと以外何も書いてはなかった。
    挨拶もない、結びもない。
    ハノイらしき人物の身体的特徴と報酬についてのみ。
    辛うじて最後に差出人の名前は書かれていた。
    終始読みにくい字で綴られたそれは、アフィクルルカと名乗った少女からのものだった。 -- アフィクルルカ 2012-07-25 (水) 23:29:26
    • (高級にしっかり作られた手紙の届くアテは少ない。妖精の運び屋から手紙を受け取る)
      …これはまた簡潔な
      (手紙の作法やらなんやらは知らないのだろうな。と苦笑して、必要な情報をまとめる)
      (手紙屋に、返信の手段をどうすればいいか尋ねておいた。とりあえず、状況説明のためにもう一度会う手筈を整えたい)
      -- 2012-07-25 (水) 23:39:08
      • 手紙屋からの返事はこうだった。
        連絡がとれるのは特定の日時だけであり、それ以外は不可能であること。
        特定の日時であれば翼を持つメイドが指定の場所にくること。
        最後に特定の日時と指定の場所。
        戦火が激しくなるにつれ随分身動きが取りにくくなっているようだった。 -- アフィクルルカ 2012-07-28 (土) 00:48:21
      • (連絡内容を聞いて、顔を顰めた)
        ……どうも情勢の変化か、何をしているか悟られたか…ガードが固くなったかな
        (ともかく、その特定の日時が来るのを待ち、その間に仕事を出来る限り進めておく事にする)
        -- 2012-07-28 (土) 01:04:00
  •  
  •  
  • またも手紙が一通郵便受けに入っている
    こちらは簡素な封筒であり宛先が記入されていない、にもかかわらずここにあるということは……つまりそう言う事だった
    裏返してみれば差出人の欄にウルハルトとだけ記述してある
    中には赤いマークをつけた地図が一枚、そして二日待つと走り書きがされていた
    その場所はスリュヘイムに住むものなら分かるであろう、下層のとある宿 -- ウルハルト 2012-07-26 (木) 14:55:53
    • (知り合いの猫人にに文通でも始めたのか? と尋ねられる程度には手紙が届く様になった昨今。郵便受けに直接入れられていた封筒を手に取る)
      (「…最近この手のメッセージはなかったから新鮮だ」等と内心思いつつ検分してみれば…)
      ウルハルトだって…?
      (聞き覚えがある名前ではあるが、さりとてこの様な接触をされる覚えもない…しかし、興味が勝ってしまえばそれまでだ)
      昨日一昨日と寝過ごしたりしていなければ、まだ間に合うな
      (2日、という期限を見て頷くと、外套を纏い下層の宿に向かう。お世辞にも貴族の娘が泊まりそうな宿ではないが…まあ、何か使いの者と見るのが妥当か)
      -- 2012-07-26 (木) 21:08:45
      • (宿に入り怪訝そうな主人に聞いてみるといい、それに対する答えは何度聞いても同じ、ウルハルトと言う客はここ数ヶ月宿泊していない、だ)
        (思い当たる名前を口にしてみてもやはり答えは同じ、狐にでもつままれた気分でその宿を後にする事になるであろう)
        (悪戯であったのか、あるいは何者かの罠か……疑心暗鬼にとらわれるシュルスではあるが宿から出るとそれと分かる気配を感じるだろう)
        (それはとある路地の前でその袖を引いた、フードとガスマスクを被り正体は用として知れないが……) -- 2012-07-26 (木) 22:21:00
      • …?
        (宿屋の主人がこちらに嘘を吐く利点もなし。悪戯にしてもおかしい、ウルハルト、とその名を自分が知る経緯を分かっているものはそうはいない)
        (とりあえず宿屋の主人に謝りつつ、宿から出た所で…さすがに感覚が尖っていたのか、一般人に過ぎないシュルスでも何か、気配を感じ取った)
        (物盗りの類ならもう少し強引なはずだし、タイミングがよすぎる)
        …こちらに見覚えはあるかな?(懐から引き抜いて見せたのは、届いた封筒)
        -- 2012-07-26 (木) 22:29:01
      • (封筒を見ればこくりと頷く、しかしマスクを外す気配はなく、くいと袖を引くは場末の酒場)
        (入ってみれば分かるが獣人が多い、シュルスが想像するとおりの人物であれば身を隠すにはうってつけと言える)
        っぷー……いやあ手の込んだ呼び方をして申し訳ないでありますよ(席に着きマスクをはずすと、おそらくは忘れ得ない顔が現れる)
        色々物騒なご時勢ゆえ師匠に聞いた足が付きづらい方法を選んだゆえ、そこはご理解いただきたいであります(ちなみに今は6月以降10月前であります) -- アリシア 2012-07-26 (木) 22:37:22
      • (そのまま、導かれるままに酒場に入る…確かここは)…ああ、もしかして…
        (店主が獣人で、それ以外にも亜人種が良く出入りする酒場だったか)
        それは構わない。君は立場が立場だろうからね…しかし驚いたな、アリシア・ウルハルト本人がここまで足を延ばしてくるなんて…
        (対面に座ると、人間であるシュルスはそれなりに目立つが、注目される前に、小声で続けた)
        それとも、アリシア・フロフレック様とお呼びした方がいいでしょうか?
        (旅の帰還時にも、フロフレック侯爵領を通り、アリシアという名前について調べてみた結果を、正しいならそれでも無礼になりかねない敬語でかまをかけてみた)
        -- 2012-07-26 (木) 22:52:55
      • うん、まぁその、あまり畏まらなくても良いです、末も末の侯爵家の端に名を載せるだけでありますから(と特に否定はしない)
        そうですね、シュルスがゴーレムの作成について一家言持っている事を思い出したので、内密に話を聞こうかと……
        最初に一つ、これから話す事について他言しないと誓っていただけますか?いや、他言したところで私に何か出来るわけではないのですが
        それと呼び方は普通で良いでありますよ -- アリシア 2012-07-26 (木) 23:07:22
      • いつぞやは本来の身分も弁えず失礼いたしました…と言う必要はないようだね(アリシアの様子に相好を崩し)
        それでは脅しになっていない。嘘でも侯爵領の総力で追い詰めるくらいは言った方がいいんじゃないかな?(彼女はそういうのは好まないのだろうな、と思いつつ)
        まあ、ともかく…ゴーレムの専門家としての意見でいいのなら、他言無用という事で(しかと頷いた) 話を聞こう、アリシアさん
        -- 2012-07-26 (木) 23:12:00
      • ここは領外でありますからね、下手な騒動を起こせば外交問題にもなりかねませんから
        どうせ誰も信じないでありますよ、それだけ突拍子もない事を聞く事になるでありますからね(と前置きし、極めて真剣な顔になる)
        まず一つ、侯爵領において一集落の住民が巨大なアンデッドゴーレムの素材とされました、この事についてシュルス殿は関係しておりますか?
        あるいはそれをなすだけの魔術師の事を知っているでしょうか?(一緒になった期間が期間だけにひとまず聞いておかねばならない、と言った具合である) -- アリシア 2012-07-26 (木) 23:23:02
      • 確かに。まあ、実質的に公領は、西ローディアに頭を抑えられてるから有利なのはそちらかもしれないけど(話が逸れたかな、と咳払い)
        …誰も信じない様な話。か(相手の顔が真剣味を増せば、こちらも姿勢を正し)
        ……集落の住民全員を素材にしたアンデッドゴーレム……そうか、それだけの人数が居れば4m程度にはなるか…?
        (それは、突拍子もない話を聞いたというよりは…思い当たる節があって、何かを考え込んでいる表情だ)
        (しばらくして、黙り込んでいた事に気付き)…ああ、関係はないはずだよ。僕はアンデッドを使ったゴーレムは作った事がない。ネクロマンシーは修めていないからね…アンデッドは嫌いなんだ(余り攻撃的な所を見せる男ではないが、その部分だけは吐き捨てるように)
        …そちらの心当たりもないね。魔術院の教授陣には、そのレベルの使い手が居てもおかしくは無いけど…調べるのは骨だと思うな
        -- 2012-07-26 (木) 23:39:11
      • (その言葉を聴けばふぅと息を吐き出す)なら良いのであります、ただ、多少聞き逃せない事を聞いた気がしますが……
        スリュヘイムの魔術師であればアンデッドのゴーレムを作れるだけの使い手は複数いると言う事でありますか(ぽりぽりと頭をかく)
        (もともと実行犯を調べるために話を聞きに来たのであって、スリュヘイムの魔術院にまで手を出すつもりはない、と言うかそれは出来ない)
        いや良いのでありますよ、手がかりになりそうなところから虱潰しにしているだけでありますから、と言うわけでこの話は忘れてください、であります -- アリシア 2012-07-26 (木) 23:51:34
      • 単にアンデッドゴーレムを作れる…というだけならかなり居るしね
        1人の大魔術師でなくとも、複数の術者が儀式魔術を執り行った可能性もある、僕としてはむしろその可能性を推すね。一番現実的だ
        …では話の最後に。犯人探しなら、アルメナの神聖魔術が関わっている可能性も見過ごさない方がいいと思う。以上、僕が言えるのは…後一つくらいだ。忘れろというのならここまで
        2日と期限が絞ってあったけど。これから忙しいのかな?
        -- 2012-07-26 (木) 23:58:49
      • 複数の魔術師でありますか、うぅん……(難しい顔をしたが専門家の言葉である、ひとまずは納得し心のうちに書き留める)
        先ほども言いましたがこんなご時勢でありますからね、東方もなにやら慌しい雰囲気でありますし
        遠き地といえ無為に過ごすわけには行かない、と言うところです(かぽりとガスマスク被る)それにしても、これやたらと暑苦しいでありますね -- アリシア 2012-07-27 (金) 00:14:33
      • まあ、詳しい状況を聞いていない上での意見だ、その意見を元に。状況と照らし合わせて判断してみてくれ
        慌ただしいか…東ローディアと帝国で戦争が起きているのは聞いているけど…アリシアさんも出陣するなら気をつけて
        さすがに忙しそうだね(何か、密令でも帯びているのだろうと判断。そして、さすがにそこには踏み込めない) 夏場は本当に息苦しいと思うよ(苦笑いして)…ここだけの話、魔術汚染対策には無意味なんだけどね(小声でその事を知らせ)
        それでも、スリュヘイムで悪目立ちしないためには付けておいた方がいい
        -- 2012-07-27 (金) 00:21:49
      • もしそう言う状況になるのであればその言葉は有難く受け取りますが……(そう言う状況になる事は無いだろう、と思いつつもそれを口にする必要は無いと考える)
        ……は?(あまりに突拍子の無い言葉に間抜けな言葉を出さざるを得ない)こ、これ意味無いでありますか、本当に?あーまぁその、変装の一種と思う事にします……
        では時間を取らせて申し訳ありませんでした、お元気ででありますよ(と、外套を被るとスリュヘイムの市民の中に紛れ消えていった) -- アリシア 2012-07-27 (金) 00:49:53
      • …騎士なら出陣していくものだと思っていたけど(色々複雑なのかもな、と深く考えないでおいた)
        (驚いた顔を見て笑いつつ)信じられはしないけどね、本当に苦しいなら脱いでしまうといい(変装なら仕方ないと頷き)
        そちらこそ、どうかお元気で(人ごみに消えるまで見送り)
        …鉱山以外でも巨大アンデッドゴーレムが居た、なんて話だとしたら…(そこまで考えを巡らせて溜息)…平民の考える事じゃないな(気を取り直して、その酒場を後にした)
        -- 2012-07-27 (金) 00:55:04
  •  
  •  
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  • ある時、一通の手紙が届いた。その手紙は汚れたり、膨れ上がったりと風雨に晒されている感じがする。
    差出人の名は、ヴィクトリアだった。

    『 戦時中なのでこの手紙がちゃんと届いているかわからないが、今、私は帝国領ガルガの門に居る。
      検閲をかわす為に色々やりくりしたので、これが届くのに時間がかかっているかもしれない。
      もしかしたらもうそちらも知っている事ばかり書いているかもしれないが許して欲しい。

      ローディア共和国と帝国の国境付近で戦を見た。ローディア大戦や教化救済等のお遊びではない、あれは本当の戦だった。
      帝国の力は強く、すぐにでも神聖ローディア帝国に攻め入ると風の噂に聞いた。

      スリュヘイムは離れているから今の所大丈夫だとは思うが、気をつけるようにな。
      剣の検査をしてもらう決心がついたのだが、私の方はおいそれと国境を越える真似も難しいのでしばらく帝国を旅する事にした。

      だが、いつかまた会おう。それでは元気でな。 』 -- ヴィクトリアより 2012-07-22 (日) 12:03:29
    • (妖精の『手紙屋』から手紙を受け取る。リンカの妹が国外に出て以来の馴染みだ)
      (最近は手紙が届く事が多いな。と開いてみれば…仕事相手ではなかった事に目を丸くする)
      …少し読み辛いがなんとかなるな。出された日も随分前みたいだが…
      (内容に目を通して軽く頷く)
      …本当の戦、か。あれの開発も…この戦のためか。貴重な情報を貰ったな
      …帝国に居るなら手紙の返事を返すのは至難だな…返事はどうしたものか
      (とりあえず手紙は再会を期して丁寧に保存しておく事にする。旅の傭兵の無事を祈って)
      -- 2012-07-22 (日) 21:31:30
  • (黄金歴223年6月。自宅に帰還したシュルスに、一枚の書状が届く)
    (届いた事を確認するために、わざわざ手渡しで受けたその書上の内容は…)
    …汚染公勅令…評議会から直接…!?
    (慌てて開けば、内容は…少なくとも、届いた経緯は納得出来るものだった)
    (魔術院の卒業者であるシュルスに義務として、とある兵器の開発に参加せよ、と。だがその兵器とは…)
    ……超重魔導砲……
    (口外を堅く禁ず、と書かれたその書状。そこに記されていた兵器の名に不吉さを感じて、思わず上層を見上げていた)
    -- 2012-07-22 (日) 02:55:53
  •  
  •  
  •  
  • 自宅兼作業場に来客を告げるノックの音がする。 -- アフィクルルカ 2012-07-21 (土) 00:49:42
    • (6月も半ばを過ぎたある日の事。外出中に溜まっていた得意先からの仕事を精力的に片づけている間にノックの音が響く)
      …また来客か。戦争も始まった事だし、仕事が増えるな…
      (食事の値段が随分上がっていた事もあり、余裕を得るために仕事は多く取っていた)
      はい、どちら様かな(ドアを開ける前に一声尋ね)
      -- 2012-07-21 (土) 00:54:45
      • 来客にとっては予想外の反応であったようで少し間を置いてからもう一度ノックがあった。
        「………依頼の、話………………。」
        扉を押し開けて入ってくる事はない。 ただし、名乗り上げることもない。
        どうしていいのか分からず戸惑っている。 -- アフィクルルカ 2012-07-21 (土) 00:58:46
      • ふむ。今開けるよ(名乗りはなかったが、依頼というからには客なのだろうとドアをゆっくり開ける)
        (出てきたのは…もう随分前に会ったきりだった…名前も聞いていなかった)
        (正直いい印象はなかったが、随分会わなかったせいで印象がリセットされている。というかまた会うと思っていなかったのだが)
        ゴーレムの、でいいんだね?(とりあえずは確認だ)
        -- 2012-07-21 (土) 01:06:25
      • 少女はバツの悪そうな顔で扉が開くのを待っていたがやはりガスマスクの下なので窺い知る事はない。
        以前の彼女であればまた高慢に不在を罵ったかもしれないがそれはなかった。
        とりあえず頷き目的を告げる。
        「そう、ゴーレムの依頼。」
        「でもその前に。」
        家に入ってもいいか、と伺った。 -- アフィクルルカ 2012-07-21 (土) 22:17:13
      • (ガスマスクの下の表情を伺う事はできない。声音も今の所聞きづらい)
        …(随分と殊勝な事を聞く様になったな、と思いつつ頷いた)
        どうぞ。仕事場も兼ねているので綺麗な場とはいきませんが(ドアを開くと、招き入れる)
        -- 2012-07-21 (土) 22:24:09
      • シュルスからしてみたらこのガスマスクの下は別人になったのではないかと疑うほどの態度の違いかもしれない。
        というのもかつて此処を訪れた有翼のメイドに言い含められたからだ。
        依頼をするのであれば信頼を得なければならない。 成功したいのならば金品を積む以外に必要なことがあることを知らなければならない。
        他にも沢山のことを教えられた。
        不在の間に沢山教わった。
        このため少女は少しばかり人との付き合い方を学んだようだ。
        招かれて恐る恐る踏み入れる。 その様は高慢というよりも怯えているだけだ。
        扉が閉められ、人目がないのを確認してから。
        「構わない。 ゴーレム製作作業ができるのであれば、問題ない。」
        そう言うとガスマスクとフードを外した。 フードの中から2,3匹魔力でできた蝶がヒラヒラと舞った。
         http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst080586.jpg 
        「私はアフィクルルカ。 先日は礼を欠いた行動に出てごめんなさい。」
        真直ぐシュルスを見上げて謝罪した。  -- アフィクルルカ 2012-07-21 (土) 22:33:58
      • (随分と殊勝な彼女のあり方は…シュルスにとって意外すぎる。その変化を齎したものが分からないのだから尚更だ)
        (人目はない、作業場の空気が夏に入り始めた故に暑い。ガスマスクをしていれば暑いだろうと思って)ガスマスクは外しても…(言う前に外された)
        ……(目が合う。魔力で出来た蝶も、種族のよく分からない容貌も全て新鮮に映る。ああ、貴族の令嬢か何かだったかと頷いていたが)
        ………………
        (続く言葉で完全に黙り込んだ。さぞや滑稽な顔をしているだろう…驚きの顔に。しばらくその顔で通した後、失礼だと気付いたのか咳払い)
        …随分前の事をよく覚えてましたね。謝罪して貰えるなら十分ですよ
        (椅子と大きなテーブルのある応接間に案内する。ここは比較的綺麗だ…椅子を引いて座り易くすると、自分は対面に座った)
        -- 2012-07-21 (土) 22:48:42
      • まずは自分の姿を見せるべきです。 お嬢様も得体の知れない人に話しかけられるのはお嫌でしょう?
        メイドの言葉が頭の中によみがえる。 言われて見れば至極当然のことだ。 だから晒した。
        引かれた椅子にたっぷり戸惑った後座って話を続ける。
        「セリスウェティラの、先読みの聖女。 予知夢の巫女。 他、色々。 そう呼ばれる。」
        続いて素性を明かす。 言わなければ分からない相手と話をするのは久しぶりだ。 セリスウェティラが招く仕事相手は当然自分のことを知っていた。 だから、誰もが知っている、知られている…というのが少女の認識だった。
        ゴーレムマイスターはこれを聞いて分かるだろうか。 -- アフィクルルカ 2012-07-21 (土) 22:58:32
      • (セリスウェティラについて、接触があった時点でリンカから情報を買っていた)
        (聖女とされる何者かを飼っているらしい。それがセリスウェティラの権勢を支えているものだ…とも)
        …なるほど。貴女がセリスウェティラの……貴族ではない。というのは血族ではないという意味でしたか
        (軽く頷く。聖女の話は気になるが…)
        仕事の話に入りましょうか
        -- 2012-07-21 (土) 23:13:35
      • 「じゃあ…」
        即座に依頼の話をしようとして口を噤む。
        お嬢様。 会話とはキャッチボールのようなものです。 相手の言葉に耳を傾けて、相応しい言葉を返さないといけませんよ。
        またメイドの声が頭の中で響いた。 何度も何度も繰り返された遣り取り。
        忘れていた。 一方的に話すだけではだめなのだ。
        「…そう、貴族じゃない。 ただ夢を見る。 それだけ。」
        これでも会話をしているつもりである。
        「依頼の話。 ゴーレムが欲しい。」 -- アフィクルルカ 2012-07-21 (土) 23:21:51
      • (…なんというか思い出したように言葉が帰ってくるので、こちらも)
        …夢ですか。一体どんな……聞いていい内容ですか?
        (そこは分かっていたので頷く)
        ええ。性能の話をしましょうか。どんなゴーレムを作るのか…そのためには、まず「何のために使うのか」…目的が重要です
        ゴーレムは道具の一種です。使用する用途ごとに調整してやらないと十全に働きません
        -- 2012-07-21 (土) 23:29:08
      • どんな夢か。 一言で表現するのは難しかった。
        「色々。 詩が聞こえることも。 似た様で違う世界を見ることも。 でも。 どれも現実になる。」
        良い夢も悪い夢も。 全ては先のことを表していて確実に現実になる。
        視線を逸らさないでじっとシュルスを見詰めたまま語る。
        依頼をこなしてもらうためには公平さが必要です。 相手にとって不都合な情報も明かすべきでしょう。 世の中には伏せたままただやらせる方もおられますが…お嬢様は信頼を得る必要があるので望ましくない結果になるでしょう。
        そして相手には断る権利があると言う事を忘れてはいけません。 その上で、受けてもらえるように誠実な対応が必要になります。
        思い返しながら悩む。 一体どこから話せばいいのか。 思い悩んだ末に出した結論はこうだ。
        「目的を、話す前に言わなければならないことがある。 これはセリスウェティラからの依頼ではない。 アフィクルルカからの依頼。」
        初対面で追手を撒くようなことをしていたのだから言わなくても分かるであろうが、改めてもう一度。
        つまりこの先の話はセリスウェティラに害をなす依頼である可能性が高いということを示唆した。
        それが嫌であればこの話はこれ以上進むことはないのだ。
        彼女にとって精一杯の「公平」な判断である。 -- アフィクルルカ 2012-07-21 (土) 23:43:03
      • ……現実になる? そんな事が有りうるのか? …いや、だがそれが本当なら…
        (セリスウェティラの権勢。もし、今後起きる世界の趨勢が分かるというなら…頷ける話だ)
        …突拍子もない話ですね(ただ、真剣にこちらを見て来る彼女は、嘘を吐いていない気がした)
        ………個人的な依頼、という事ですね
        (ここから先は、危険な依頼になるという事か。ならば…)
        …あなたの予知は、個人の未来も見る事は可能ですか?(何故か別の質問を飛ばす)
        -- 2012-07-21 (土) 23:55:29
      • 同じだ。 彼女の夢について聞いた人間の大半はこのような反応をする。
        そして恐らく今頃は心のなかで今のセリスウェティラの有様を思い浮かべて納得したり尚も疑ったりしているのだと思う。
        個人的な依頼なのか。 そう尋ねられて確りと頷いた。
        「……?」
        今までの話と、聞かれた内容の繋がりが分からず首を傾げた。
        何故それが必要なのか? いや、違う。 この街でセリスウェティラに逆らっては百害あって一利無し。 そうメイドは言っていた。 疑問に疑問を返すのではなく正直に返さなくては。
        「それは……可能。 ただし、望んで見ることは出来ない。」
        「個人の未来を見ることもある、でも稀。 普段はもっと大きなことを見る。」 -- アフィクルルカ 2012-07-22 (日) 00:04:13
      • …さすがにそう上手くはいかないか
        (選択的に見られるなら、それこそ自分のいいようにセリスウェティラを動かせるだろう)
        分かりました、引き受けても構いません…が、その前に
        (前置きをしておく)
        報酬はこちらから指定させて貰います。それと、聞いた後でも、要求通りの物が必ず作れるとは限りません
        有る程度、可能な性能は限られているのですから。そのリスクを踏まえた上で私に頼むなら…どうぞ
        -- 2012-07-22 (日) 00:11:41
      • 相手は落胆しただろうか。 聖女と言えどその程度か。 そう返す貴族は少なくない。
        セリスウェティラは誰も知りえない情報を先に手に入れることに大きな価値を見出したが、上手く扱うだけの知恵と技量があったからこそだ。
        断られると思っていた。 それは表情にも出ており残念そうに目を伏せた。
        続く言葉に裏切られ顔を上げる。
        「それでかまわな………」
        違いますお嬢様。 こういうときに使う言葉はきちんとお教えしたはずですよ。
        教えられたことを思い返す。
        「あ、ありがとう。」
        恐らく生まれて初めて使った言葉だ。
        「報酬はできるだけ用意する。 ある程度の品質になれば問題ない。 きっと、難しい依頼。」
        「あなたに、頼みたい。 …………お願いします。」 -- アフィクルルカ 2012-07-22 (日) 00:22:24
      • (何故引き受ける気になったのか。未来を見る力が気になったからだ)
        (リスクは高いが、幸い今の自分には約半年前と違い後見人がいる。上手く交渉すれば多少の譲歩は引き出せるだろう)
        どういたしまして。ですがその言葉は無事依頼を完遂してからにして下さい
        報酬の話は後で。とりあえず必要経費分は先に頂きます…この依頼、引き受けました(頷きを入れ立ち上がると、羊皮紙とペンを取り出して戻る)
        では、依頼内容。あなたのゴーレムに求める性能と目的を
        -- 2012-07-22 (日) 00:31:58
      • 一方でアフィクルルカがシュルスに依頼するにも理由がある。
        調べた所シュルスには過去の記憶が無いらしい、とのことだった。
        他にも不死のゴーレムを連れている、等噂がある。
        それらが気になってこの技師に決めたのだ。
        無論これらの理由は互いに語らなかった胸の中だけの話であり、知り得ることはない。
        「これから話すことは秘密。」
        お決まりの文句だ。 だが言うことに意味がある。
        「ゴーレムを求める目的。 それは、セリスウェティラから姉を逃がしたい。」
        「ゴーレムを使うのは姉。」 -- アフィクルルカ 2012-07-22 (日) 00:41:10
      • (内心は測り得ないが、これでアフィクルルカと共犯か、と思った。奇縁もあったものだと)
        (秘密、というのは当然だ。頷きだけで返し)
        ……姉を逃がす。護衛と戦闘か…(思案する事は様々にある、が)
        まずは貴方の姉の素性を可能な範囲で教えて下さい。最低限、魔術やそれに関する学識の有無と、魔力があるかどうか
        -- 2012-07-22 (日) 00:51:03
      • 少女も頷き返して話を続ける。
        「姉は私と同じ。 半分人間、半分妖精。」
        汚染区では汚染から生まれた生態系も多数存在する。 その人あらざる種族と交わり生まれたのが彼女達姉妹だ。
        「予知夢は見ない。 代わりにオリハルコン。 汚染区の汚染物質の金属練成。」
        なんと言う事だ、この姉妹は二人揃って金の成る木でしかないというのだ。
        「魔術の扱いに長ける。 魔力が高い。 でも、スリュヘイムから出たら分からない。」
        姉の力の源はこの大地の汚染そのものである。
        「大地に属する…だから海路は使えない。」
        そして、最後に。
        「歩けない。 セリスウェティラが足を潰したから。」
        姉妹が逃げないように。 逆らわないように。 語る少女の瞳には人間に対する憎しみだけが浮んでいた。 -- アフィクルルカ 2012-07-22 (日) 01:03:27
      • ……妖精と人に合いの子が生まれるなんてありえたのか
        (まあ、妖精と言っても種類は多い。人と同じ大きさで交配可能なのもいたのだろう…と納得しておいた)
        …オリハルコンの冶金なら自分も出来ますが。錬成……?
        (錬金術でいう錬成なのだとしたら…少々意味合いが異なる)
        …話辛いかもしれませんが、両足が潰されている件についてもう少し細かく教えてもらえますか
        足のどこから。どこまでが潰れているのか
        (遊びや、からかいのための問いではない。アフィクルルカの憎悪を受けても構わないという真剣さがシュルスの目にある)
        -- 2012-07-22 (日) 01:21:33
      • 妖精といえど多種多様。 そういうことだ。
        「練成。 汚染地域の大地からオリハルコンを造り出す。」
        少女にはこれ以上詳しいことを説明する術はない。 ただ姉が大地に手をつき練成するだけでその両の手の中には金属がある。
        どういう原理なのか、姉妹は知らない。

        思い返すだけで眩暈がするほどの怒りを堪えきれず淡い緑の髪が魔力に靡いて発光した。
        分かっている、この男は別の人間。 分かっている、分かっている…………。
        数枚の羊皮紙が渦を巻くように飛ばされていくのを見て抑えなければと自制する。
        「………………」
        「太腿の半ばから、下はない。」
        搾り出すように答えた。
        魔力による風で少女の羽織りも大きくはためいている。 その裾からボロボロに破られた蝶の羽が見え隠れしている。
        これもまたセリスウェティラによる所業なのだろう。
        彼女はもう二度と自身の羽で飛ぶことは出来ない。 -- アフィクルルカ 2012-07-22 (日) 01:32:52
      • ……とんでもないな
        (自分が、オリハルコンの原石から鉱石を抽出するのは並大抵の苦労ではない。容易い技術ではないからこそ、シュルスの技術が重宝されるのだ)
        (だが、そんなにも容易く行われるというならそれまさに金の成る木であろう)
        ……!(足を奪われる、その程度では驚かない。世の中にはもっとおぞましい魔術もあるのだ…幸いこの国ではないが)
        (息を飲んだのは、彼女から奪われていた羽の跡が痛々しかったから。だが、それを飲み込み)
        (無言で少し待て、と制すと奥の部屋に)
        (しばらくして、シュルスが抱えて戻ってきたのは…黒光りする人の肘から先の手。そして膝から先の足)
        逃げるのに足がないのは不便でしょう。太股が半ばまであるなら問題無い…私が貴女の姉の足も作る。逃げるには必ず足が必要になる
        -- 2012-07-22 (日) 01:51:13
      • 何も失うことなく簡単に練成できる。 そんな美味しい話はあるのだろうか。
        抽出が手間であれば手間であるほど疑問が浮ぶだろう。
        だがやはり少女達は知らない………。

        暫く一人になれる。 それはありがたい話だった。
        落ち着けたくともそう簡単にこの怒りは収まらない。 大きく息を吸って吐く。
        痛めつけるようにゆっくりと 恐怖を植えつけながら行われた悪魔とも言える所業。
        妹は姉の足が食われ潰されていくのを見せ付けられ、姉は妹の羽が焼かれ破かれていくのを見せ付けられた。
        あれ以来人が怖くて仕方がない。 セリスウェティラに逆らえない。
        やっと見つけた、大切に育ててきた計画を怒りに任せて台無しにする訳にはいかない。
        頬を強めに叩いて気を取り直す。

        「手、と、足…?」
        義手義足を知らないため作ると言われても実感が沸かず、ただじっと見上げている。 -- アフィクルルカ 2012-07-22 (日) 02:07:19
      • 見ての通り、金属で出来た手足の代わり。義足…義肢と呼びます
        患部に添えた後に、魔術で処理をしてつければ…そうですね。メンテナンス無しでも半年は保証しますよ
        (手抜きをせず、頑強に作ってそれだが。その分の予算は彼女に捻出して貰おう)
        魔力があれば軽々と動かせるようにします。恐ろしく値が張りますが、それは問題ないですね?
        (まずは最初の仕事になりそうだ、とその製作の許可を視線で求める)
        -- 2012-07-22 (日) 02:17:11
      • 「ギシ……」
        これがあれば姉は再び歩けるのだろうか。
        値段の説明にはただ頷く。 姐が再び歩けるようになるために、ケチる必要などどこにもない。
        頬を紅潮させて歳相応の笑顔を浮かべた。
        「ありがとう。 ハノイのために作って欲しい。」
        今度の感謝の言葉は自然と口から出た。 -- アフィクルルカ 2012-07-22 (日) 02:27:48

      • (年相応の笑顔を見て、彼女は意外と若いのだなと再確認した。普段はそれが隠れて頂けか、と)
        どういたしまして。それと義肢を作るに当たって二つお願いがあります
        一つは、貴女の姉…ハノイさん? 彼女の体格に関するデータを頂きたい。太股の直径は特に重要です、それが無いと本格的な製作に入れない。出来れば本人と会えれば最善ですが…
        (それは難しいだろう、そこまではしなくていいと述べた)
        二つ目はエリスティウェラにバレない範囲でいいので貴女の姉に、太股まででもいいので動かす訓練を密かにしておくように言って下さい
        筋力は弱っているでしょう。全く動かないのでは義肢があってもさすがに歩けませんからね
        以上…恐らくですが、そろそろ帰った方がいいですよ
        (彼女の帰りが遅い事はそのまま不審に繋がるだろう…と、この日は早めに彼女を返した)
        -- 2012-07-22 (日) 02:35:23
  • (帝国、東ローディアと開戦―稲妻のようにその報が国々を駆け巡り、此処スリュヘイム公国にも夜霧とともに号外が舞う)
    (都市中層のある街路でのこと。馬車、騎馬、そして騎士に歩兵。戦場を間違えたと思わざるをえない一団が行列を作り闊歩する)
    (人気の少ない深夜、一人で歩いていたためか?不幸にも、貴方はその先頭に立つ真鍮色の騎士に呼び止められてしまった―曰く)
    君!そう、人民である君だ!此度の戦、我等が王朝陣営を率いる大将…その名、知っているかね?!
    (握りしめた記事にはイニシャル―D・G伯―しか明かされていない。秘匿のためという意図は薄く、むしろ「誰もが知っている」名前を連想させることで戦意を煽るための情報統制だろう) -- レーヴェンフック 2012-07-21 (土) 01:22:59
    • (アンデッドが増えた中層を、聊か憂鬱そうに歩く青年。普段は厄介事等避けるか、変人故に避けて行ってくれるのだが)
      (相手が悪かった。この部隊はまさか…)
      …第704戦術試験部隊?(散々聞かされたプロパガンダから、名前くらいは把握していた。紙面以外で本物を見るとは露程にも思っていなかったのだが)
      …はい、私ですね
      (統一王朝時代の騎士がアンデッドとして蘇ったという触れ込みだ…最も、こんな流暢にしゃべるアンデッドが居てたまるか。というのがたった今更新されたシュルスの意見である)
      (このイニシャルは…これもまた、6月に入ってからは散々聞かされている名前だ)《鉄血伯》ダグラス=ガーランド伯爵
      -- 2012-07-21 (土) 01:42:17
      • やはり!やはり君もそう思うかね!?長き眠りより覚めそう経たぬ儂の耳にも届いておるわ、その武名!
        (大興奮である。曲がりなりにも行軍中のため、止めるべき副官は重い鎧に固められ馬車の中なのが特に問題だ)
        おお?如何にも704部隊を預かる、統一王朝の騎士!エルネスト・フォン・レーヴェンフックであるが…そうか、申し訳ない
        公国法82条-3項、「夜族の時間の外出制限、及び適用除外」について尋ねなければいけないのであるな 職務に忠実たれ!民に教えられるとは…(勝手に納得した)君の名は?念のため、職業も聞こう 相応しきものであることは疑いようもないがね -- レーヴェンフック 2012-07-21 (土) 02:02:33
      • 長き眠り…(よくよく言われる『設定』通りに喋る有名人に…あ、これは話を合わせた方がいいなと理解する平民である)
        私のような平民では噂に知る程度ではありますが…やはり貴方のような騎士殿には様々な武勲の話が伝わっているのですね?
        (ついでに気持ち良くどうせなら話して貰おうと話をそちらに向ける。公国法を持ちだされたので尚更であった)
        私はシュルス。中層にてゴーレムを扱っております(最敬礼ではないが、静かに一礼)
        -- 2012-07-21 (土) 02:11:10
      • 良かろう公国が民シュルス!(ゴーレム職人は準夜族扱いにより外出制限は無し。全く問題は無いことを確認し、語りにも熱が入る)
        かの将が此度の戦、侵略に対する高き城塞として如何に相応しいか?その名に確証が持てた以上、理由など幾らでも思い当たる
        (軽く敬礼の仕草をとる―鎧は窮屈そうだ―と、身振り手振りを交え)
        特に白眉は204年、ゲランディム砦の籠城戦!伯は押し寄せる蛮族どもの波状攻撃に9ヶ月耐え切り、間髪入れずに討って出た!
        この鮮やかな切り返しの手腕、兵の士気を保つ見事な用兵…いみじくも彼の祖先であり我が戦友、統一王朝の騎士ディーン・ガーランド卿の生き写しのようではないか -- レーヴェンフック 2012-07-21 (土) 02:30:08
      • (ほっと一息つきつつ、熱の入った話を聞き始める…こういうのは相手を冷めさせると不興を買うものだ)
        (それにしても重そうな鎧である。素人目にも戦向きには思えない…やはり宣伝向けの騎士なのだろうか。本人の前では口が裂けてもそんな事は言わないが)
        204年……(なんとまぁ、20年も昔の話だ…自分は恐らく子供の頃)見事な籠城戦…知略にも武力にも長けている証左でしょうか
        (正直、戦略や戦術の知識はほとんどないようなものだ。話を合わせる為だけに魔術院で聞きかじった…と思われる知識で相槌を打つ)
        (このまま適当に話を聞きながしている気だったが、興味が移った言葉があった)…統一王朝時代の騎士ですか。初めて聞きました…その頃の騎士様はどのように戦っていたのでしょうね
        -- 2012-07-21 (土) 02:41:44
      • (ヒートアップする絢爛豪華な戦物語。段々逸話の真贋が怪しくなってくるのも彼のようなタイプの話し手にありがちなことだ)
        一重に忍耐、そして折れぬ闘志、機と見るや討って出る観察眼…そうだ、卿は素晴らしき騎士であった
        (質問に誘導されたわけでもなかろうが、いつの間にか話が祖先の方に移っている…)
        ふむん、伯に代表されるように概ね騎士の資質自体に違いは無いが…戦術という点では、確かに違う
        槍(右手のマスケット銃のことだ)は最大でも投げられる間合いでしか使えぬし、甲冑は重く厚くなった。一騎打ちにて雌雄を決し、麗しき婦人のためであれば一晩にて領地と命を失う事にも躊躇いはない…
        (彼の語る言葉はまるきりお伽噺の中の統一王朝、そのきらびやかな姿をそのまま伝えているようである) -- レーヴェンフック 2012-07-21 (土) 03:07:06
      • (ややげんなりするが、貴族でこの手のタイプは珍しくないのでそつなく受け流すシュルスである)
        なるほど。統一王朝の時代から(話の誘導に乗って貰えたのは有難かった、容易に全容を知る事はできない統一王朝時代の話の方が、よほど話していて楽しい)
        騎士の資質は変わらず…統一王朝時代から、か(長い時代を感じさせる話であった)…戦術?
        (マスケット銃ですよね? といちいち突っ込まないのが話術である) 誇りを持って一騎打ちをし、婦人と名誉のために戦う…(シュルスが言うように表現してしまえば、今も大差なさそうなものだが)
        統一王朝の騎士であらせられる貴方が仰ると、過去が垣間見えるかのようですね…(その点だけは、嘘偽りなく本音で答えた…それは分かり易い宣伝用の「設定」であったはずなのに)
        -- 2012-07-21 (土) 22:09:23
      • (死霊と怪物を相手に戦った英雄、南北の蛮族が山を超え海から攻めてきた話、砂漠の街に眠る古王の遺産に挑む冒険騎士…講談師のほうが適職ではないかという程に話は続き)
        …であればこそ、この地の統一という覇業を為すことが出来たのである 統一王朝万歳(と締めくくった 実に数刻、立ち話をしていた計算になる…)
        いかん、こんな時間か!儂は件のガーランド伯の加勢に行かねばならぬ!
        (騎士の愛馬が嘶きひとつ、一斉にアンデッドが一歩を踏み出す)
        ではな市民シュルス、王朝が領土を侵す賊に鉄槌を下す騎士の姿!この地で伝え聞くが良い!
        (白み始めた空に、都市下層大手門へ向け軍列がゆく。その先に待ち受ける運命は、未だ見えなかった) -- レーヴェンフック 2012-07-21 (土) 22:24:55
      • ……(何かこう。自分の話のタネになりそうなくらい語られてしまった。身分違いでなければ酒の一つでも奢ってみたい気分である)
        …やはり、統一という大業は並大抵ではないのですね(自分には無い、過去の厚みに意外と聞きいっていたようだ…足が痛いので随分時間を食ったらしいが)
        は、ご武運をお祈りいたしております(過ぎ去るまで、頭を下げて見送り)
        …死してなお戦う兵団。正直、好きにはなれないが…
        (白み始めた空の下を歩く。あの、隊長格の騎士だけは無事であるといいなと。そんな事を思っていた)
        -- 2012-07-21 (土) 22:42:32
  • (1ヶ月ほどの足止めを食ったせいで、結局バルバランドまでしか足を延ばせなかった)
    (貴金属に目の無いドワーフと交渉し、ミスリルの精錬を見せて貰う)
    (代価にはオリハルコンを始めとして、用意した貴金属のほぼ全てを支払ったが大変参考になった)
    (最後に、海路でのミスリル合金と鉄の手配を別の部族のドワーフと済ませて、スリュヘイムへの帰還を決意した)
    (僕の耳にすら、東の帝国との戦争が起きるのではないか…そんな話が聞こえてきたからだ)
    -- 2012-07-19 (木) 23:29:14
  •  
  •  
  •  
  • メイドを連れて見張りを撒くのは大変すぎる。 セリスウェティラに警戒されてしまう。
    仕方がないので魔力で作り出した幻影を常に部屋に映し出し部屋にいるようにカモフラージュして出てきた。
    こんなことまでできるのですね、とメイドは感激していたが少女にそのような力があるわけではなかった。 尤も少女は否定をしないのでメイドは勘違いをしたままだ。
    「この辺りにお住まいとのことでしたよね。 確か店を構えているわけではないとも伺っております。」
    周囲を見回しながら技師の家まで歩む。 少女は口を開かなかった。
    「お嬢様 そのような仏頂面はおやめください。 それでは………失礼します。 こちらにシュルス様はいらっしゃいますか?」
    控えめなノック 控えめな声 礼儀を尽くした完璧な挨拶。 有翼のメイドといつぞやのガスマスクの少女がいた。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 22:11:20
    • (ノックの後しばらくして、ドアの一部が小さな音と共に開く…敷設されているのは小さな、妖精用のドア)
      (出てきたのはトンボの羽を持った20cmの妖精だ)
      あら、シュルスのお客さん? 私が斡旋する以外で来るとは…こほん(自分の本文を思い出したのと、客の身形から貴族だと見抜いたようだ)
      ごめんね、貴族様のお使いなんだろうけど。シュルスは今留守だよ
      -- 2012-07-16 (月) 22:27:45
      • 出てきた妖精に対して柔らかな雰囲気を纏ったのも束の間。 少女は悪態をついた。
        「は??? 何それ。 信じられない。」
        「お嬢様落ち着いてください。 相手様にも都合というものがあります。 お留守のことだって当然ございますよ。」
        「失礼致しました。 前もってご連絡を差し上げずに突然お伺いして申しわけございません。 シュルス様はいつ頃お戻りになられますか?」
        人間は嫌い。 でも人間でなければ特に嫌いという事はないらしく少女はそれ以上の悪態をつかずに大人しくしている。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 22:33:12
      • (悪態も気にせず笑いかけ)
        あいつ意外と引く手数多だからね、しっかりアポ取っておかないと仕事で出かけるのは珍しくないよ?
        国外までってのは初めて聞いたけどねー…ああ、ご丁寧にどうもありがとう
        (にっこり微笑む営業スマイルを忘れない。金を受けて留守番している以上、客の心証にも気を使うのだ)
        さあ…数ヶ月はかかるって言ってたね。戦争始まったから半年以上はかけたくないって言ってたけど
        -- リンカ 2012-07-16 (月) 22:38:20
      • 「数ヶ月、ですか…。」
        さすがにメイドも驚いたようだった。 だがすぐに取り繕った。
        「それでは日を改めてお伺いさせていただきます。 その折には前もってご連絡させていただきますので、よろしくお願い致します。」
        その間少女は唖然として、開いた口が塞がらない。 無論ガスマスクに阻まれて見えることはない。
        悪態をつく余裕もなかったのは幸いだったのかもしれない。
        「これでお暇させて頂きます。 シュルス様には良い旅をお祈りしております。 それでは失礼致します。」
        深深と、一人だけ、礼をして去っていった。

        離れていく二人は会話を交わしていた。
        「信じられない。 依頼どうなる。」
        「お言葉ですがお嬢様、もしかして期限などを定めなかったのでは?」
        …………少女の怒りは当分収まりそうになかった。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 22:56:31
      • いえいえいえー、ご足労頂いたのに申し訳ありませんねー
        (にこにこ。あわよくば貴族の知り合い増えないかな的打算で話を続けようとしたのだが)
        はい。ありがとうございましたー……チッ。いい時に出くわしたけどシュルスも間の悪い…
        (顧客開拓失敗したなー、と呑気な感想でしばらく見送ったが…)
        …あ。どこの人か聞きそびれた(子供の留守番に落ちた事に今気付く妖精。後の祭りである)
        -- 2012-07-16 (月) 23:03:55
  •  
  •  
  •  
  • 市街で目的の男を見つけた。 噂どおりガスマスクをつけていないのでなんとも見つけやすかった。
    「見つけた。」
    街中で背後から声を掛ける。会話をするには些か距離があるが、強めの声で呼び止める。
    出で立ちはフードにガスマスク、そしてポンチョのように全身を覆う羽織り。
    この国では別段珍しい姿ではない。 フードから覗いている髪は鮮やかで透き通るような新緑の色…これだけが似つかわしくない違和感を発していた
    「仕事。 ゴーレムが欲しい。」 -- アフィクルルカ 2012-07-15 (日) 21:45:11
    • (義手の製作依頼を受けて、材料を仕入れにいった帰りの事)
      (見つけた。という声に雑踏の中で反応するほど自意識過剰ではない)
      (ただ、次の言葉で思わず足を止めてしまった。ゴーレムが欲しい…と)
      ……(距離が離れているので気付くのに時間がかかった。遠くからこちらを見るガスマスクの何者か…身なりがいい。この辺りの人間ではない)
      (フードから覗く髪は緑化の類の異形だろうか。そんな事を思いつつ、その姿に振りむいた)
      …今のは私に?
      -- 2012-07-15 (日) 21:53:26
      • 「当然。他に誰がいるというの?」
        声音からして恐らく少女であろう、は煩わせないで欲しいとでもいうように声を尖らせた。
        距離を詰めるつもりは微塵もないようだ。
        「そこそこの腕だと聞いている。」
        話す少女を見守るように、見張るように。 幾人かの使いが二人を伺っていた。
        少女はどこかの貴族の娘なのかもしれない。 とりあえず貴族か何か、そこそこの身分のあるものなのだろう。
        話し方も妙に偉ぶっており、平民とはかけ離れている。
        「丈夫なものを。 賢いものを。 人間に負けないものを。」 -- アフィクルルカ 2012-07-15 (日) 22:02:11
      • (話振りと声音で推測はほぼ確信に変わる。恐らくは貴族、もしくはそれに連なる娘だ)
        (それにしては、中層にわざわざやってきて自分に声をかけるというプロセスが解せないが…どうやら周囲に護衛もいるようだ。出方は慎重にせねばなるまい)
        このような平民に勿体ないお言葉です…賢い、ですか。それはどの程度の…命令に忠実であればよろしいでしょうか
        (丈夫、人間より強い。この二点は金に糸目さえかけなければ問題ない。だが賢さ…というのは難題だ)
        -- 2012-07-15 (日) 22:07:57
      • 「それは………」
        今まで堂々としていた少女が言い淀んだ。 ここでは話しにくいようだ。
        一歩近付く。
        もう一歩近付く。
        それ以上は近寄れないようで、叫んだ。
        「走って。」
        同時に駆け出す。 小柄な身体は街の雑踏を走り抜けていく。
        見張りの者達は一瞬唖然としたものの、気を取り直して少女を追った。 -- アフィクルルカ 2012-07-15 (日) 22:15:26
      • ……?
        (そんな事も分からないのか、と癇癪気味に怒鳴られる程度までは予想していたが…この反応は予想外)
        (どんどんと間合いを詰めて来る…一体なんなんだ。と思った所で)
        …は?(短い言葉と共に、走り出す少女。反射的に後を追ってしまった)
        一体何を…!?
        (貴族を誘拐したなどと勘違いされればよくて処刑。悪くて殺されてアンデッド化なのだが…不味いな、と内心歯噛みする)
        -- 2012-07-15 (日) 22:20:54
      • シュルスの心中など察するわけもなく、駆け抜ける。
        小柄な分街中では走りやすいのかスピードは速い。
        「遅い。 追いつかれる。」
        振り向かないで辛辣な言葉を浴びせ角を曲がり、階段を降り、所謂裏路地という治安の良くない方へと走っていく。
        雑踏の中見失ったのか、見張りは半分にまで減っていた。 -- アフィクルルカ 2012-07-15 (日) 22:27:27
      • 勘弁して欲しいな…肉体労働は専門外なんだけど(良くも悪くも、成人男性の平均程度の身体能力)
        (見張りよりは中層の街中に慣れている。という点でのみ有利だ)
        …この先は物騒ですよ
        (後に追いすがりながら一応の警告を放つ)
        -- 2012-07-15 (日) 23:08:34
      • 小さく舌打ちした。この音がシュルスにまで届くかどうかは定かではないが、少女は思い通りにならない現状に舌打ちした。
        自分は武力を持ち得ない、この男もまた然り。
        単体ではだめなのだ。
        このままでは見張りを全員撒くことは難しい。 かといって路地裏を切り抜ける力もない。
        一瞬立ち止まり考える。 日を改めるか? 一度行動に出てしまった以上次は見張りの数が増える。 それは嬉しくない。
        このまま路地裏に入るか? 考えたくもない。
        ではどうする。
        「仕方ない……こっち。」
        90度方向を変え、切り立った崖の方へ駆ける。 -- アフィクルルカ 2012-07-15 (日) 23:25:49
      • (必死に走りながら舌打ちの音が聞こえるほどの身体能力は無いようで、走り続け)
        (走る彼女が止まった。諦めたのだろうか、それでも自分は逃げ続けた方が無難だが…)
        待て、そっちは崖だ…!
        (思わず敬語も忘れ、慌てて追いかける、早く止めないと行き止まりだ)
        -- 2012-07-15 (日) 23:30:08
      • 男が追ってきた。 もっと慄くかと思ったが、好都合だ。
        ここはスリュヘイム。 山岳を切り抜くように街が創られるため高低の差が激しくこのように突然行き止まり崖のようになっている場は少なくない。
        落ちれば当然下層へ行く。
        この崖はそう大きな崖ではなく、高さはせいぜい4,5mといったところだ。
        とはいえ一般人には十分な高さ。 飛び降りようとする阿呆はいない。
        「口を閉じる。」
        だが少女は。 追う男に勢いがあるのをいい事に崖へと突き飛ばし 自分も後を追うように飛び込んだ。
        このままでは強かに地面に打ちつけるだろう。 運が悪くなければ死にはしないが怪我は負う。
        それだけ考える頃には地面に着く、そんな高さ。 地面と堂々ご対面その寸前に少女は男の衣服を引っ張った。 僅かに浮く。 ほんの僅か。
        だが浮くということは落ちる衝撃を十分に軽減するだろう。
        その手は震えていた。 重いからだろうか? それとも他に理由があるからだろうか? -- アフィクルルカ 2012-07-15 (日) 23:37:56
      • ……なっ!?
        (少女を引きとめるつもりが、まさか押されるとは思わなかった)
        (鳥人や翼人、妖精の類なら問題の無い場所。しかし、人間にはどうにもならぬ場所でもがく)
        (一瞬過るのはああ、これでも死ねないんだがな。という諦観)
        (一瞬だけ浮く感覚。そして、強かに身体を打ち付ける感覚)
        (当然ながら、ショックで一瞬意識を失った)
        -- 2012-07-15 (日) 23:43:27
      • 着地してすぐに男の身を案じるでもなく手を離し、手を見詰めた。
        まだ震えている。
        大きく息を吸って吐いた。
        「早く。こっち。」
        気を失いかけている男に声を掛け、また走り続ける。 崖の上にいる見張りから死角に入るまで安心できない。 -- アフィクルルカ 2012-07-15 (日) 23:47:25
      • ……
        (数瞬後、むせながら意識を取り戻す。全身に痛みがあるが、幸い骨折はないようだ…死ぬ怪我の方がマシだった)
        …無茶苦茶言う貴族様だな…
        (とてもではないが、走れる容体ではない。立ち上がるのにも苦労した挙句、ようやくのろのろと立ち直った)
        (このまましらばっくれた方が利口だが…遠くに見える背中をとりあえずゆっくり歩いて追う。彼女が自分の事を見捨てるならそれでいいし、戻ってくるならそこまでの用件があるのだろう)
        -- 2012-07-15 (日) 23:52:25
      • 少女は男を見捨てるように立ち止まることはなかった。 見張りの視界が届く範囲では。
        ただ男が見失わないように必要な距離だけ離れたところで立ち止まり待っている。 -- アフィクルルカ 2012-07-15 (日) 23:55:58
      • (痛みは一向に薄れず、歩くたびに痛む。いい加減座って休みたい物だが)
        (遠くで自分を待つ姿を無視するのもどうにも気が引けた)
        いい加減僕も、人がいいな…(徒歩でそれなりの時間をかけて、ようやく見張りの視界が届かないラインに入って来る)
        -- 2012-07-15 (日) 23:59:36
      • 「遅い。」
        ようやっと辿りついた男に投げられたのは労いの言葉ではなかった。
        相変わらず話すには遠い距離を保ったまましげしげと見詰めている。
        「痛いの?」 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 00:02:07
      • (相変わらずの距離を保って放たれた言葉は、まぁ予想の範疇であった)
        (やはり貴族っていうのはこんなもんだな、と思いながらその場に座り込む。正直今は身体を休めたい)
        平民は貴族様と違ってあの高さから落ちれば普通死ぬものですよ
        (皮肉を込めてそうぼやいた…ここではたと気付く。彼女は何故無事なのだろうか?)
        -- 2012-07-16 (月) 00:06:07
      • 皮肉には敏感に顔を歪めたがガスマスクの下なので幸い見えることはない。
        路地で座り込む男 離れて話す少女 一目があれば怪しまれるだろうが人通りは少ない。
        「貴族じゃない。」
        一言で否定し仕事の話に戻る。
        男が無傷の自分を怪しんでいるのはすぐ分かったが教えてやる通りもない。
        「ひとつ。 一番に主を護る従順さ。 ふたつ。 権力に屈しない。 みっつ。汚染に強い。 よっつ。 スリュヘイムでなくても動く。 いつつ。 主の命令よりも主の命を優先する。」
        ゴーレムの賢さのことだろうか。 賢さという括りではなくもはや全般的なことになっている。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 00:17:20
      • 人を振り回して殺しかけておいてそれか…
        (人の話に耳を傾ける事無く、自分の話を進めて行く傲慢さが貴族そのものだと言いたいのだが、伝わらないようだ)
        (まあ、それはいい。彼女に何かを説く立場も意思もない。受け流すのが賢いだろう)
        (面倒ながらも、条件を出されてしまうと考えてしまう辺りは技師の性か、続くぶっきらぼうな言葉に思案し)
        1番への回答ですが、ゴーレムは従順なものです。難しくない
        2つ目。意図が取れません、他の貴族への攻撃に使うなら戦争用のゴーレムを買う事をお勧めします
        3つ目。希少合金の使用が可能ならば。ただし、絶対とはいきません
        4つ目。魔力供給さえ安定していれば問題ありません
        5つ目。可能です
        -- 2012-07-16 (月) 00:23:33
      • 「?」
        呆れる男にさも不思議そうに首を傾げた。
        「セリスウェティラにも屈しないゴーレム。 可能?」
        ここまで聞けば彼女が謀反を企てているとしか思えないだろう。
        「お金に糸目はつけない。 他に必要なものがあれば考える。」
        言い草はまるで貴族だ。
        「魔力の供給は問題ない。 過多の場合暴走しない制御が必要。」
        足りないどころか溢れるという。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 00:35:06
      • セリスウェティラだって…?
        (何も知らない下層民以外は誰もが知っていよう大貴族だ。まさかこんな所で名前を聞くとは思わなかった)
        …謀反でも企ててるなら余所でやって貰いたいですね。そんなものを欲しがる理由を話せますか?
        (こちらにも保身というものがある。彼女が事情を話さずにこちらを利用しようとするなら、こちらも対策が必要だ。密告も視野に入れる。この時点では億尾にも出さないが)
        それと補足ですが、事前に命令を付しない限りゴーレムは主の命令だけを聞くものです
        (特に何もせずとも主にしか従わない。貴族であろうがなんだろうが同じだ。超上の魔術師が居て、その場で魔術式による命令を書き換え出来ると言うなら話は別だが。そんな特例は考慮していられない)
        ……その条件だとオリハルコンで魔力が逃がせるような仕組みにする必要があるな……
        (俯いて仕様を考えだすのも職人の性か)
        -- 2012-07-16 (月) 00:42:22
      • 「私は使わない。」
        何をかといえばゴーレムしかあるまい。
        「安全にかつ迅速に誰にも邪魔されず逃がしたい。」
        言葉はぼかされているが想いは真直ぐだ。 嘘をついているようには見えない。
        「東はだめ。 西もだめ。 帝国もだめ。」
        「アルメナを越えて、はるか南へ。」
        「戦のない場所へ。」
        「そのためならお金も物資も情報でさえ集めてみせる。」
        オリハルコンと言われても引くことはない。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 00:52:19
      • (恐らく今までで一番真摯な回答だ。しかしぼかされている点が多い)
        (それがセリスウェティラ家の誰かであれば誘拐の片棒を担ぐ事になるのだが…)
        私はあなたにもセリスウェティラにも義理はありません。貴女が全てを話さない以上、状況次第で自分の都合のいい方につくので、それでもいいならば
        (本来こんな事は言わず閉まっておいた方がスムーズなのだが。真摯さに対する返礼だったのだろうか? 自問する事なく言葉を続ける)
        西ローディアを通らずアルメナ経由で南に行くなら海路になる。ゴーレムでの旅をお勧め出来ませんね。逃げ場も無いし沈めば何も出来ない
        (情報を集めて見せるといっておきながら期待はできなさそうだ。まあ、その先を考えるのは自分の仕事ではない)
        とりあえず先程の条件で仕様を考えてみましょうか。連絡先は?
        -- 2012-07-16 (月) 01:04:03
      • 「そう。」
        そっけない返事だが明らかに気分を害している。
        「あなたが信用に足ると分かったなら。 話してもいい。」
        つまり互いに今はこれ以上歩み寄ることはない。
        少女は男を真に信頼していないし、男もまた少女を信頼していない。
        出会ったばかりなのだから当然だ。
        男が依頼を断ることも、男から計画がばれる事も想定していないわけではないのだから。
        「馬鹿にしているの?」
        使えるものならば海路を使った方が断然良いに決まっている。
        「海路は使えない。 陸から離れられない。 だからゴーレムが必要。」
        「連絡は…必要ない。 近いうちにまた訪れる。」
        ゆったりとした羽織りの下から皮袋を取り出し男の傍…というには離れた場所に置いた。
        中には王国の通過や貴金属が入っておりずっしりとしている。 前金というにはかなりの額だ。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 01:17:07
      • (「そんなものはお互い様だ」と返すのも億劫でガスマスクの少女をみやる)
        (表情は伺えないが、気分を害しているのが声音で分かる程度には素直なようだ。貴族社会を生き抜けるかも怪しい)
        貴女はなかなか聡明なようだ(バカにしているのが分かった事に対して皮肉を置いておく)
        (セリスウェティラから追手がつくのだとしたら、それ以外にもいくらでも問題があるのだが…指摘する気も起きないほどに膨大だ)
        次は追手を撒いてから着て貰いたいですね、二度崖から飛ぶ気は無いですよ
        そちらは?(ずっしりと置かれた袋を横目にし)
        -- 2012-07-16 (月) 01:26:45
      • 嫌味な男だ。 ただの職人気質だと思っていたがそれだけではないらしい。
        ただそれを口に出せば不毛な嫌味の、それも遠まわしの、言い合いになるのは分かりきっている。
        そんなやりとりなどしたくもない。
        溜息をついて両手を胸の前で合わせた。
        何もなかったはずの手の中には魔力で7色に光る蝶が居る。
        「次からは蝶を寄越す。 最低限のやりとりはできる。」
        では何故最初から寄越さなかったのか。
        「これは報酬の一部。 私があなたに与えられる唯一の信頼。」
        初対面で依頼をする。 金品以外の何で繋ぎとめて良いのか少女には分からない。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 01:37:04
      • (普段はここまで嫌味ではないのだが、死にかけさせられて謝罪の一つもない相手に対する対応としては妥当であろう)
        ……便利な術があるものですね(魔術の類か。実践魔術はさほど得意ではない自分には効果のほどが不明だ)
        (体力は回復した。立ち上がって埃を払い、横に通り抜けざまに袋を拾う)
        ではその信頼に免じて一つ忠告を(通り過ぎる)
        利害の一致以外で信頼を得ようとするなら、金ではなく態度で示した方がいいでしょう
        (そのまま立ち去る。呼びとめなければ下層のどこかに消えるだろう)
        -- 2012-07-16 (月) 01:46:19
      • 「便利じゃない。 できないことの方が多い。」
        通り過ぎる男に呟いた。
        最後に発せられた言葉の意味は分からず終い。
        次に口を開こうとした時には男はもういなかった。
        少女はもう一度溜息をついてその場を離れた。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 02:02:47
      • (随分とずっしりと重い袋だ。相当な金額入りだろう…このまま下層を歩いていては面倒だ。足早にその場から去る)
        (あの少女は無事だろうか、とふと気になったが…よほど見張りが無能で無ければそろそろ追いつくだろうと結論した)
        (ふと、あの傍若無人さは教育か、無知から来る物か疑問に思ったが…どちらでもいいか。と今は思い。それきり考えない事にした)
        (後日になっても、その袋はそのまま保管してある。手はつけなかった)
        -- 2012-07-16 (月) 02:06:27
  • (ごんごん、ごんごん、とドアをノックする音が響く) -- 2012-07-15 (日) 20:55:50
    • ……ん(重いノックの音が家の中に響く。中に居るゴーレムの動きを抑えて、荷物を整理していた手を止める)
      客か。直接うちに来るのは…
      (いくらかの知り合いの顔を思い浮かべる。この音の重さからして男だろう、そうすれば予測はそう難しくなく)
      (ギ、とドアを薄く開けて覗いた見知らぬ顔…そう。顔が見えた事に驚いた。入る前にガスマスクを脱いだのだろうか…ドアを開ききる)
      …うちに何か用かい?
      -- 2012-07-15 (日) 21:00:50
      • (ドアを開けばそこには背丈の大きな人間が……シュルスがすぐ気がついたように、この辺にしては珍しくガスマスクをしていない。そしてもっと奇怪な事に、巨大な大剣を背負っている)
        …………お前がこの家の主か(じっくりと見下ろし、口を開く。よくよく見れば、この御時勢に似つかわしい戦争をしてそうな体躯で、威容を誇っていた…それが開いたドアへと一歩、踏み込んだ) -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 21:05:38
      • (自分より頭一つは高い背丈に背負った、巨大な大剣。正規軍に雇われている傭兵…まあ、戦いを生業にするものであろう事はすぐ察せられた)
        ああ、確かにここは僕の家だ
        (一歩踏み込んで来た相手に合わせて一歩を引きながら答えた)
        ここに何か用事があるなら、用件を聞きたいんだが
        (余り事を荒立てたくはないが、最初からおどおどしていれば舐められるだけだ。傭兵との付き合いはないわけではないし、現状恐れる点はなかった)
        -- 2012-07-15 (日) 21:12:56
      • …これを、作れるか?(近づいて、何か書かれた羊皮紙を差し出す。内容は、こういった義手を作れるかと問う仕様書でご丁寧に寸法等まで書いてあるが…)
        ………とりあえずは材料と加工できる技術を問う、できるか?(その羊皮紙の文面にオリハルコンなる単語がちらほら……ちなみにこの筋骨隆々逞しい傭兵然とした人間はしっかりと両腕が生身の腕だったので自分で使う訳ではないのかもしれない) -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 21:15:04
      • (どうも、技師としての依頼のようだ。軽く頷いて仕様を確認する)
        …材料はそう珍しいものはないね…オリハルコンを除けば(面倒な仕事なのは確定した)
        可能か不可能かでいえば可能だ(技術的には。残る問題は…)
        ただ…事前に言っておくと、この仕様だと値が張る。オリハルコンの相場は知っているかい? 前金はそれなりに頂く事になると思う
        もう一つの問題は…義手の製作はそれなりに時間がかかるんだ。以上2点、それ以外の問題はない
        -- 2012-07-15 (日) 21:30:19
      • (『可能』、その言葉を待っていたかのようにほっと胸を撫で下ろすような仕草…値の貼る事や時間がどうたらという事はこの際関係ないらしく、もう一枚紙を渡した。報酬の程と連絡先が記してあった)
        はぁ……ようやく見つかったか…その仕事、請ける気はあるか?報酬に関してはそれで不満なら依頼主と相談しろ…相場はよく知らんが大枚をはたいてくれるらしいぞ
        (顔を近づけ、ジロリと有無を言わせぬような眼光…しかし当の本人はただただ、この使いが早く終わるよう懇願する視線を送ってるだけのつもりだと知る者はいなかった…) -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 21:39:18
      • (さっともう一枚の紙を目に通す……それでだいたいの事情を理解した)
        どこかで腕を失くした坊っちゃんでも居たのかな…報酬はまぁ、破格じゃないが相場は知らなそうな雰囲気だね。君が依頼主ではないようだし、少しふんだくらせて貰う事にするか
        (目の前の男?を見上げにやりと笑い、羊皮紙を懐に納めた。それは了承の意だ)
        (有無を言わせぬ眼光にはたじろぐ…というより顔の近さが気になって離れる、まあ多少気押されたのは…悔しいが認めておこう)
        …ん? 所で…君が急ぎの用事でないならその大剣を見せてくれないかな
        -- 2012-07-15 (日) 21:45:11
      • よし、商談成立…か、とにかく私の仕事が終わったのは確かだ……(依頼に関する紙をちゃんと受け取ってもらえたので顔を離しちゃっちゃと立ち去ろうとしたところ…)
        ……ん?この…剣、か?………ふむ、まあ、…いいが(少し思案してから、後ろに手を回し、大剣を固定した革紐を解いた。そして片手でそれを背中から引っこ抜いて前に持ってくる。背中に差していた時は半分も見えなかっただろうが、かなり重厚で長大、そして子供ならその裏に隠れられそうな程に幅広だった)
        …… …(切っ先を下にして置いたが、その時、地面を抉ると共に重量を感じさせる音が響いた) -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 21:54:06
      • 御苦労さま。そしてありがとう
        (非常に重そうな大剣だ。自分では、持ち上げる事は不可能。支えられればいい方か…地面を簡単に抉る切っ先も気になる。鈍らではこうはいかない)
        失礼
        (幅広の刃の腹をコツコツと叩き…僅かに顔を顰める。つけていた眼帯を僅かにずらすと赤い光が漏れた)
        …もしかしてこれはミスリルかい?(驚いた。見立てが間違いでなければ一体いかほどの名剣だろうか)
        -- 2012-07-15 (日) 21:59:04
      • (ミスリルと聞いて、感嘆の声を上げた)…ほう、その剣の素材をミスリルと言う者は中々に少ないぞ。
        どうしてわかるんだ??持ち主である私でさえもミスリルかどうかの確証はないというのに………ん?(観察している様を、大剣の上から覗き込む…その時に赤く発光した目に気付いたようで、一瞬訝しむ) -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 22:07:46
      • 仕事柄金属については五月蠅いんだ、特に希少金属についてはね…
        (右目を使った反動で頭痛がする。軽く頭を左右に振って)
        確証は、精密に検査させてくれないと出せないけどね。大層古いものにしてもミスリルだとは思うよ、魔術院でサンプルを見た記憶が…(記憶が、と言って少し黙ったが、気にせず続ける。右目に係る視線に気付いたのだ)
        …あまり気にしないでくれ。異形化してて見苦しくてね(右目を眼帯の上から叩く)
        -- 2012-07-15 (日) 22:13:35
      • なるほど……オリハルコンを扱うだけの事はあるな。その目も気になるが……そういう事なら(気を使ってか、それ以上は追求せずに大剣を引っこ抜く)
        気が向いたら検査でもしてもらうとしようか、しばらくはこの街に滞在する事だからな………ではな、依頼の方、よろしく頼むぞ(踵を返しつつ片手の内に大剣を鞘に収めた。切っ先から4分の1の長さしかない鞘で些か不安定だったが、歩きながら後ろに手を回して革紐で縛って安定したのが見て取れる。そのまま後ろに向けて手を軽く振って去っていった) -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 22:29:53
      • 大したものじゃない。異形化のおまけみたいなものさ
        検査は数日あれば終わると思うから気が向いたらどうぞ。ああ、任された
        (あの大剣、やはり曲者…というよりは巨大すぎるな…と思いつつ)
        …依頼主の名前は書いてあったが彼の名前を聞き忘れたな(後姿を見送ってからぽつりと呟いた)
        -- 2012-07-15 (日) 23:04:42
  •  
  •  
  •  
  • ゴーレム…いいよね…(気配もなく真横からそんな声が響く、横を向けば、どうみても人には見えない180cmほどの…男?が立っている) -- バールゼン 2012-07-03 (火) 23:16:17
    • (己の家の前。帰宅した、これからどうするかという辺りでその声が響いた)
      (気配に聡い方ではない。声をかけられたタイミングで驚きながら振り向き、何時の間にか居た…何だろうか。彼は)
      (一応、昆虫に異形化した人間に見えない事は無いが…ガスマスクをしていないのもそれだろうか?)
      まあ仕事柄…いい、としか返せないな
      -- 2012-07-03 (火) 23:24:58
      • うちにもゴーレムが何体かいてねぇ〜(軽い口調のままキミのほうへ振り向けが人のような口角をあげてニィと笑い)
        このあたりはゴーレム造りが盛んときいてねぇ。見学に来たのさぁ…見たところキミはゴーレム技師っぽいよねぇ?
        この家の中にはゴーレムがあるのかい?(渋い声だが軽い口調で、まるで好奇心旺盛な子供のように問いかけ続ける) -- バールゼン 2012-07-03 (火) 23:30:42
      • なるほど、そうでしたか(スリュヘイムでは珍しくない話だと思った。ただ、何体もゴーレムが居るのなら上層の貴族や大商人かもしれない…そう予測を立てたようだ。口調が丁寧になる)
        ……(しかし続く言葉で、怪訝そうになった。別の国から来たのか…?と。話の流れで技師と看破されたのはよしとする)
        ……あ、ええ。確かに居ますがね。大したものではありませんが(謙遜ではない、家の中にはやや特殊な警備用のゴーレム居ないのだ)
        -- 2012-07-03 (火) 23:37:41
      • こっちにくるのも久々でねぇ(男が一瞬怪訝そうな表情を浮かべたようにも見えたが変わらぬ口調で)
        その時に、仲良くなった人にゴーレム造りを習ったりもしたんだけどねぇ、流石にあの時代よりはさらに技術も進歩してそうだから興味があるさバールゼンさんは(あ、おじさんのことね?っと自分の顔を指さして笑いながら)
        むしろたいしたものでないからこそ、基礎技術の底上げっぷりってぇのがよくわかるってもんじゃないかとおじさんは思うのさぁ〜 -- バールゼン 2012-07-03 (火) 23:52:33
      • あの時代…?
        (容姿以外でも奇矯な人物だというのは、この短時間で分かった。それ以上の事は掴めないが…他人の過去をいちいち詮索する気はない。喋られた事はしっかり聞き覚えたが)
        …まあ、詰まる所。僕……私のゴーレムが見てみたい…という事で? 落胆されるかもしれませんが。それでもいいなら呼びますよ
        -- 2012-07-04 (水) 00:00:51
      • 要約するとそういうことだねぇキミは物分かりがよくていいねぇ。おじさん気に入っちゃったよ。お名前はなんていうんだい?
        (いやーいきなりなのにすまないねーっと横に並んだまま、ゴーレムが呼ばれるのをワクワクした様子で待っている) -- バールゼン 2012-07-04 (水) 00:02:26
      • (//申し訳ない。非常に遅れました…!)
        シュルスと申します。では
        (動作らしい動作もなく、一言、二言キーワードの様に呪文を唱えた。魔力の発露は極僅か、魔術師としては低レベルだ)
        …(しばらくして、扉を少し開けるシュルス。その隙間から出てきたのは…)
        (青銅で出来た大蛇である。造形は精巧とは言えないが、動きの俊敏さは自然の蛇と同じだろう)
        -- 2012-07-04 (水) 00:58:24
      • (//なぁーに気にしなくていいんだ)
        シュルスくんだねぇ覚えておくよ。このあたりの子にしては珍しくガスマスクつけてないから気になってねぇあっはっはそれにゴーレム技師みたいだからさらに倍率ドンってわけさぁー
        ほぉー!やはり青銅がよく使われるのかねぇ?うちにいるのも青銅が多くてねぇ。金とかでも作ったことあるんだけど金は柔らかくて歩いてると自重で潰れたりしちゃってダメだったよハハハ
        (なめらかな蛇の動きにほうほうと関心したように)うちのとか人型で単純な動きしかできなからねぇ。制御系が進歩してるのかねぇいやーいいねぇ。触ってみても大丈夫かい? -- バールゼン 2012-07-04 (水) 01:09:34
      • ……ああ(苦笑いと共に自分の顔に触れる) 暑苦しいのが苦手なものでして(ガスマスクの件に言及されればそう答えた)
        青銅は加工がしやすいですから、多く製造されていると思います。金でゴーレムを…?(…とんでもない負お金持ちなのかと目を見張る)
        数秘術の進歩もあるでしょう。しかしまぁ、ゴーレムは単純な動きや命令で十分な事も多いですから…どうぞ、危険性は解除します(再び呪文らしきものを唱えると、大蛇が触れやすいように身を高く持ち上げる)
        -- 2012-07-04 (水) 01:24:15
      • このあたりはおじさんにはとても過ごしやすいんだけど人には大変そうだよねぇ。あんなものつけてちゃ前も見えなきゃ息苦しさもあるさはっはっは
        (シュルスの説明を聞きながらも遠慮なく触る。4本の腕がせわしなく、遠慮なくベタベタとゴーレムの全身を触り続け、暫くすれば満足したのかシュルスに振り向き)
        やはり人というものの進歩は素晴らしいものだなぁ。あの頃よりもシュルスくんが大したものではないというがそれでもあの頃とは違う(あの頃がいつ頃かは言葉ではわからないだろうが)
        それとも、こういうものを大したものではないと言えるほど、シュルスくんの技師としての腕前が良いか。だね。はっはは。
        そのうちシュルスくんがたいしたものと言えるものも見せてもらいたいものだねぇ(その言葉が終われば、いつの間にか気配もかききえて、その姿も横には無かった) -- バールゼン 2012-07-04 (水) 01:40:45
      • 過ごしやすい…?(本格的に、この人物が何者か分からなくなる。だが、細かい追及はしなかった)
        (何に感動しているのか。あの頃とは何時の時代を指すのか。ただ、迂闊に藪を突いて蛇を出す気はない)
        さあ、ゴーレム技師にも色々いるので。まあよくて自分は中の上ですね(当たり障りなく、セールストーク程度で自分の評価を高めに取っておいた)
        ……!?(目を擦る。周囲を見る)……居なく、なった……白昼夢でも見たんじゃないだろうな、僕は
        (右目で見れば何か分かっただろうか? そんな事を思いながら眼帯に触れ…結局外す事はせず、家に入るのだった)
        -- 2012-07-04 (水) 01:49:10
  •  
  •  
  • 作るだけならタダ。コメントの色も考えないと -- シュルス 2012-06-28 (木) 22:01:13
    • テスト -- 2012-06-28 (木) 22:04:38
      • こう -- 2012-06-28 (木) 22:05:56
      • ここまでやっておいてなんだけど。魔術汚染が空気汚染だと思ってる国で窓あるのかな…あっても開けてるのかな…?
        まあ、酷く不味い感じなら後で改めよう
        -- 2012-07-02 (月) 01:32:25
      • コメント欄名を思いついたので換装 -- 2012-07-02 (月) 02:19:28
      • やだ…超重魔導砲かっこいい…製作に関わりたい… -- 2012-07-09 (月) 00:21:05
  • 遊びに行ってもいいですか -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 19:00:03
    • ただいま霊圧入りましたー!
      遊んで貰えるなら尻尾振りますよ!(ただし中の人に限る)
      -- 2012-07-15 (日) 20:10:37
      • 尻尾なんてあるのか……それじゃさっそく… -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 20:30:56
      • すいませんありませんでしたアルメナに連れて行かないで下さい
        どうぞどうぞ、ドラゴン殺しみたいな大剣怖いわ…
        -- 2012-07-15 (日) 20:32:56
      • なんだないのか…あ、普通に店とか構えてる感じなのかな…… -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 20:43:43
      • すいません…
        店は構えていませんね、工房は家の地下にある感じの想定でした。地下室とか作る技術…あるかなこの時代…無ければ家の中に普通にあると言う事で
        技師としての仕事の依頼なら下にいるNPCどもの誰かに話を聞いたとかがやり易いかな、行間で構いません
        普通に街中を歩いてる所を捕まえて下さってもいいです。ガスマスクつけてないから目立つと思います
        -- 2012-07-15 (日) 20:50:18
      • 先に聞いておいてよかった〜……それじゃ早速押しかけよう!(家に) -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 20:52:35
      • 分かりにくいけどないよりマシなので追記しておきました、ありがとうございまーす
        さあこい、そんな剣を使うまでもなく一発殴れば倒れるぞー!!
        -- 2012-07-15 (日) 20:54:43
      • 倒れたら早速アルメナにつれてってですね…いや、そんな事はしないぞ!? -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 20:56:24
      • ヒィ! 怖いな傭兵怖いな!!(逃げる)
        そちらの名簿を見た感じ、ガスマスクつけてなさそうだったのでそんな感じの対応で
        -- 2012-07-15 (日) 21:02:16
      • こわくない、こわくないぞ(ぶっちゃけただのお使いしに来ただけなんだけどね、てへ) -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 21:40:12
      • こわいよう、このおにいちゃんこわいよう -- 2012-07-15 (日) 21:46:02
      • 私はおねえちゃんなので君はもれなくアルメナ送りにされちゃいます(ギロッ) -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 21:54:50
      • 知ってたけどやらざるを得なかったんだ!! 許してぇー!(キメラにされにいく) -- 2012-07-15 (日) 22:00:07
      • すいません30分ほど霊圧がまばらになりますー その後は普通に復帰しますすいません -- 2012-07-15 (日) 22:28:45
      • gff まずは尻尾をつけようねぇ。猫尻尾がいいのかな?犬尻尾がいいのかな?
        と、ありがとうございました〜、タイミングよくここらで終了なので大丈夫です -- ヴィクトリア 2012-07-15 (日) 22:31:12
      • 猫尻尾!!!
        いえいえこちらこそ、そちらのスリュヘイム滞在中に遊びに行けたらいいなぁ。ありがとうございましたー
        -- 2012-07-15 (日) 23:06:21
  •  掃除ー -- 2012-07-16 (月) 00:45:54
  • 何か依頼を受けそうですがちょっと帝国と西側戦争前に旅する予定なんですよねー…ぶっちゃけ他の国の人と交流する切欠作りですけど -- 2012-07-16 (月) 02:15:02
    • 不在にしてイライラさせてもいいのよ? -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 02:29:45
      • では遠慮なく…223年2月から旅にいってきます 西側諸国名物探しの旅 -- 2012-07-16 (月) 02:32:57
      • いつごろお戻りでしょうか? -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 02:35:16
      • とりあえず西ローディア国境で武具結晶
        バルバランドでドワーフの技術拝見、主にミスリル系統
        ウラスエダールで龍素材
        東ローディアで…遺跡見物…?
        恐らくだいたい一人遊びすらしない行間になります。遊びに出る切欠が出来れば御の字くらいで…独り言メモ終了
        -- 2012-07-16 (月) 02:38:51
      • 本格的な戦争開始の6月までには戻ろうかなと思います
        それ以前でもスリュヘイムと往復した…とかすれば戻ってこれますが。この辺は遊んでくれる人が居れば次第かな
        -- 2012-07-16 (月) 02:40:16
      • 楽しみまくってる…!!!!
        こほん。 こちらは期限を言ってませんのでそれを逆手にとってイライラさせると良いと思います。
        6月ごろですね、了解しました -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 02:46:48
      • 叙事詩は設定読んでるだけで楽しくないですか…!?
        はい、期限も何も無かったし自由に行きます。ごーいんぐまいうぇい。こんなのでよければまた遊んで下さい
        -- 2012-07-16 (月) 02:52:21
      • それではそれまで生きていたらよろしくお願いします。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 02:56:10
      • 生き死には誰にもわからない…よろしくお願いしまーす(霊圧ダウン) -- 2012-07-16 (月) 03:00:17
  • 掃除
    • スッ
      旅立たれている(のですよね?)ようなので、「いない!」というロールをしてもよいでしょうか?
      今日はメイドさんと一緒にきます。 2,3レスで終わらせます -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 21:55:25
      • 黄金歴222年のそうですね…中旬には出立してるかと。構いませんよー
        留守番を頼んでいるので会話が欲しい場合はその留守番役を出しますが 留守設定でもいいです
        -- 2012-07-16 (月) 21:58:15
      • 「留守中に来た事」を知ってもらうのと、「いつ頃戻る予定なのか」を知りたいので出してもらえると助かります。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 22:00:21
      • 分かりましたー お出しします -- 2012-07-16 (月) 22:01:46
      • ありがとうござます。 でははじめます。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 22:02:22
      • ござます・・・? -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 22:02:35
      • (御座を敷く) -- 2012-07-16 (月) 22:05:55
      • 妖精さんきたこれ!!!妖精さん! 妖精さん!! 妖精さんはお持ち帰りできますか? -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 22:29:48
      • 悪いけどお人形さんになる予定はないわー -- リンカ 2012-07-16 (月) 22:35:13
      • 残念。
        これで終わりです。ありがとうございました。 -- アフィクルルカ 2012-07-16 (月) 22:56:51
      • いえいえ、細かい演出ありがとうございましたー -- 2012-07-16 (月) 23:04:31
  • 完了
  • 掃除
    • 地震→街道封鎖→足止め中だね今月は…
      残りの国回るの難しくなりそうだけど頑張りましょう。ミスリルと竜の素材は見てみたい
      -- 2012-07-17 (火) 22:33:23
      • 知己欄が増えたら縦に長くなってきた。もう一人増えたら格納するか… -- 2012-07-17 (火) 23:32:57
      • さて移動速度的にも周囲の災害とかの状況にせよ旅の行程が厳しそうなので
        4月→西ローディア〜バルバランド ミスリル合金を仕入れる。鉄の高度な冶金技術を見て来る
        5月→スリュヘイムに向けて帰還
        これでいいか…ウラスエダール滅びるまでにいけるかなぁ…
        -- 2012-07-18 (水) 22:26:29
      • 何をしに来たかというと詳細年表で名前だけでた恐らく再来月あたりに憤死するであろう可哀想なダグラス・ガーランド伯の華々しい来歴を捏造しようという遊びをしに来ました! -- 騎士瓦斯 2012-07-21 (土) 01:26:39
      • 大変お返事遅れて申し訳ない! つまりここからどばーっと捏造設定が聞けるわけですね!? 平民は噂話レベルでしか知らないだろうなぁ… -- 2012-07-21 (土) 01:48:00
      • あっ脱線した 次で戻します!元の話に戻しますから!ウチ含めてどんどん設定捏造していいんだよ? -- 騎士瓦斯 2012-07-21 (土) 02:03:21
      • 3時くらいになると恐らく文通スイッチに以降してしまうのが問題なければガンガン脱線していいんですよ! 話したい事ざーっと話しまよう!
        捏造は…捏造は面白いのが思いついたら…そういえばレーヴェンフックさんの研究ってどこ主導なんでしょうね。魔術院の極秘部署とかかな
        -- 2012-07-21 (土) 02:16:24
      • 返信が遅いのは仕様ですが!(ごめんなさい)文通スイッチはデフォでON
        魔術院のごくひ研究ではありますが部署としては閑職に近い生物学研究分野です、菌とかね -- 騎士瓦斯 2012-07-21 (土) 02:33:10
      • 言ってるそばから伯が末路さんになっておられて…深夜だから駄目だった -- 騎士瓦斯 2012-07-21 (土) 02:39:01
      • すいません! 5年前以前の記憶が切れてる設定で子供の頃こういう噂を聞いた事が…系の捏造すら持ちこめませんでした!
        文通スイッチONなら何分かけてもOKですよ…3時超えたら文通でお願いしますー
        西側の騎士はとりあえず名乗り中にやられるという事で、皆の模範的末路すぎる…
        -- 2012-07-21 (土) 02:43:48
      • 生物学分野…うちのシュルスはさっぱり関わりなさそうだった! 無念! -- 2012-07-21 (土) 02:44:14
      • あっそうだった…くそう三年前くらいにしとくべきだった…
        鎧だとか銃だとかはそれぞれ専門の部署に発注してるので、キモになる瓦斯研究ですねー生物学科は
        ゴーレム関係にかかってくる分野だと…筋肉に依らない駆動方式、とかをゴーレム技師に問い合わせたりしてるはずです 所謂エアシリンダーですね -- 騎士瓦斯 2012-07-21 (土) 02:53:09
      • そして返信で三時を超えること確定なので寝ていいんだ…おやすみなさい -- 騎士瓦斯 2012-07-21 (土) 02:53:36
      • せっかく来月死ぬからそこが滑稽になるように華々しく飾ってやりたいのに…それと中の人、かっこいい捏造が苦手ですまない…
        ガス生物って魔術汚染で生まれ得るのかな…面白そうだな…最終的にスリュヘイム産ガスとアンデッドとゴーレムを混ぜた超柱の騎士が作れるな…この酷い深夜脳!
        なるほどなるほど。こちらから絡みに行く時その辺のネタで行かせて頂こうあkしら
        お心遣い有難く。では明日以降に…お疲れ様でした
        -- 2012-07-21 (土) 02:59:40
  • 7月です
  • 掃除です
    • がっちり戦争始まってますがスリュヘイムはまだ平和…平和? -- 2012-07-21 (土) 22:25:26
      • 一部の武将が助太刀に行ってるくらいで特に重要視されてない感じですね、開戦の報も
        詳細は全然統制されてる段階でしょうし -- 騎士瓦斯 2012-07-21 (土) 22:36:21
      • お悔やみ申し上げます…! あんまり捏造に参加できなくて申し訳ありませんでした―
        ゾルドヴァの戦いが終わるまではずっとそんな感じなんでしょうねー。平民だとさらに情報こなそうだわ。のんびり暮らせるわ…あ、6月にイベント起こすの忘れてた。後でやろう
        -- 2012-07-21 (土) 22:51:03
  • 暇なので文をしたためてみる -- ヴィクトリア 2012-07-22 (日) 12:04:41
    • わぁい 真の意味で文通…と思ったらさすがに帝国に手紙は無理でしょうね…! ただでさえ旅人ですし 返信できない… -- 2012-07-22 (日) 21:32:06
      • 旅人ですし、長逗留する宿でもあれば話は別なんですけどねー……住所不定無職は辛いわー… -- ヴィクトリア 2012-07-22 (日) 21:48:05
      • 戦争中の国に向けて手紙は平民には無理ゲー。まあ、住所不定なのが旅人の強みですし…せめてフリーターって言おうよ! せめてフリーターって言おうよ! -- 2012-07-22 (日) 21:51:37
      • 住所不定フリーター…私はネカフェ難民か何かか!! -- ヴィクトリア 2012-07-22 (日) 22:16:46
      • ……旅人って悲しいと平民は思いました -- 2012-07-22 (日) 22:59:33
  • 掃除
  • しました
  • この家は随分手紙が来るな! -- ヴィクトリア 2012-07-26 (木) 19:05:45
    • ゴーレム技師とは世を忍ぶ仮の姿。真の職業は郵便屋だったのです -- 2012-07-26 (木) 21:09:28
      • 一人遊びの時系列をちゃんと書いておいた方がいいかな…うん -- 2012-07-26 (木) 23:43:34
  • 例によって水銀毒の事を聞きに行っても良いでありますかねー?人種差別が深刻化してるので少しばかり怖い所ではありますが! -- アリシア 2012-08-01 (水) 08:16:24
    • 全く持って問題ありません、どうぞどうぞ。ただ、どの道解毒法は分からないでしょうねー…
      恐らく下層でケモ耳見せちゃったらやばそうですね、絡まれそうですねアリシアさん。騎士だし大丈夫かもしれないけど
      -- 2012-08-01 (水) 21:06:03
      • そう簡単に解毒できたら帝国軍の兵器の名折れでありますからね、分からなくても全く問題ないであります! -- アリシア 2012-08-01 (水) 21:32:24
      • よし! 後は西側でどの程度水銀が研究されているか…まあ、錬金術がある以上扱ってないって事は無いと思うのでその辺の話に出来る…と、いいな… -- 2012-08-01 (水) 21:34:24
      • 一応現物持参でありますから、そこはご随意にであります! -- アリシア 2012-08-01 (水) 21:46:49
      • 了解です、うちにもあると思いますけどね水銀。水銀祭りはじまります -- 2012-08-01 (水) 21:48:57
      • あ、ガスマスクが売れるのもうちょい先でした。微修正 -- 2012-08-01 (水) 22:15:14
      • これはいいことを聞いた出ありますよ、一応持っておけば毒に効果的であります -- アリシア 2012-08-01 (水) 22:16:09
      • 一応防毒マスクのはずですからね…気化した水銀に効果あるのかと言われるとわかりませんけど! -- 2012-08-01 (水) 22:18:37
      • 一応リアルでは水銀対策の防毒マスクあるみたいですねぇ…でもスリュヘイムに…うーん -- 2012-08-01 (水) 22:24:30
      • 気化水銀に関してはあまり気にしなくてもよさそうでありますね、それを言うと帝国の殆どが中毒してる事になりかねないであります -- アリシア 2012-08-01 (水) 22:48:34
      • あれ、思いっきり注意しちゃった。後の歴史で焼却処分して余計ひどい事になったかなーとは思うので危険性言ってみただけですが。帝国は水銀溢れてきた所どうしてるんでしょうね… -- 2012-08-01 (水) 22:54:32
      • あーいえいえ、知識のない人はひどいことになったでありましょうが、知ってる人なら大丈夫と言う事にするであります -- アリシア 2012-08-01 (水) 23:39:42
      • よかった。結構どこまで知ってていいのか、の基準が難しいですねー…時代の割には物知りシュルス君になっている気がします… -- 2012-08-02 (木) 21:49:39
  • 掃除
  • します
  • すみません、文通でお願いします…(ばたーん -- 有翼のメイド 2012-08-05 (日) 03:44:49
    • こっち側に返事するのを忘れておりました。再開 -- 2012-08-05 (日) 21:33:18
      • 文通スパイラルに陥りそうなので先に聞いておきます。
        対価として欲しい未来の情報はどんな内容でしょうか? それまでにお渡ししなければならないので教えてもらえると助かります。
        なお今メイドさんが語っている計画の実行の様子は余裕があれば一人遊び、なければ行間で行われます -- 有翼のメイド 2012-08-07 (火) 02:47:10
      • 文通いいですよね。いい……
        メタ的にぶっちゃけると年表におけるウラスエダール滅亡の時期を教えて頂けるとありがたいです。それを聞いて旅立つ予定を決める感じにしたいので
        一人遊びで見られる事を期待しつつ。こちらの情報を探られてるようですけどどんな事知りたいんでしょう…?
        -- 2012-08-07 (火) 21:47:31
      • つまりタイムリミットはウラスエダール滅亡までですね了解しました 情報はなんとか渡したいですね アフィクルルカ今いないのでまた来ることになりますが!かよいつめてすみません!
        メイドさんが知りたいのはなんでスロート家にゴーレム置くのか、とスロート家との関係ですねえー -- 有翼のメイド 2012-08-07 (火) 22:12:31
      • あ、直前だと間にあわないので半年前くらいにはなんとかしてほしいのですが、予言ってどれくらいの時期に見るんだろう。行間でもいいのではい
        ああ、その辺は聞かれればだいたい答えると思いますがー。ノイズは何かな…適当に返しちゃっていいのかな
        -- 2012-08-07 (火) 22:17:49
      • 半年くらい前だと相当近いような気がします頑張ります 予知できるのはだいたい1年ほどさきまでなので今でももう予言できます 死んでますけど、というか死んでることに今気付きました
        メイドさんは身分的に聞かないので、ハノイからコンタクトをーということでノイズはテレパスの予兆でうでうでう -- 有翼のメイド 2012-08-07 (火) 22:20:19
      • おぅ、それなら出来るだけ早くお願いしたい…リアルの日取りではなくて黄金歴的に。この会話の来月辺りには会えたりしませんかね? そういえばシュルスとの会話中二ガス騎士さんも無くなった気が…これはひどい
        なるほど。演出が細かい…! 了解しました
        -- 2012-08-07 (火) 22:35:39
      • ギシは技師じゃなくて義肢のつもりだったんです…ニホンゴムズカシナー -- ハノイ 2012-08-08 (水) 22:50:29
      • 表現の問題なんですけど -- 2012-08-08 (水) 22:51:12
      • 途中送信してしまったー!! 漢字じゃないと分からないですね…! 修正しまーす -- 2012-08-08 (水) 22:51:47
      • すみませんわかりにくくて…でもそろそろ義肢つけてもらわないと話が進まないかなって -- ハノイ 2012-08-08 (水) 22:54:14
      • 凄い長いので次のレスから植え替えさせて貰いますね…! -- 2012-08-09 (木) 01:45:00
      • 植え替え有難うございます、そして毎度毎度長々とすみません、明日くらいには終わって予言しに行きたいと思います…… -- アフィクルルカ 2012-08-09 (木) 03:21:14
  • 後輩ちゃん後輩ちゃん!今日はもう遅いからアレですけど明日以降過去捏造とかやりませんか!! -- フロッセ 2012-08-07 (火) 01:53:46
    • はーい、明日以降相談してみましょう。そうしましょう、ただぼかしておきたい部分があるのでその辺は触れられないかもしれませんが! 今日の所はもう霊圧ダウンで…申し訳ない -- 2012-08-07 (火) 02:04:31
      • 平穏な一幕を捏造する位のつもりなんで、その辺はまぁ相談しつつ!
        時間が時間ですからしゃーなしやな!私も起きたの一時ごろでしたし! おやすみなさーい -- フロッセ 2012-08-07 (火) 02:05:34
      • フロッセさんの笑顔輝いてる時期きちゃうんですね…了解です
        というわけで待機
        -- 2012-08-07 (火) 21:48:23
      • ふふふ何かねむ、ねむいけどがんばりますよ……
        さてどういうシチュエーションにしましょーかね! -- フロッセ 2012-08-07 (火) 23:00:24
      • 無茶しないで下さいね先輩!
        過去編、で最初から別れまで描写する事もないでしょうし。やって美味しそうな所は…出会った時? もしくは仲がよかったある日? フロッセさんがどの辺やりたいとかはありますかね
        -- 2012-08-07 (火) 23:14:54
      • そうですね、講義の合間に食堂で昼食を採っているところとかぼんやりと。
        過去ルスくんがどんな性格なのか戦々恐々って感じではあるのですが!とりあえずそんな感じで導入投げてみても良いでしょうかね! -- フロッセ 2012-08-07 (火) 23:17:41
      • 美人の先輩と飯って周囲からギギギされるな…おのれ過去の俺! もう許さん!
        自分もどうなるかわかりません! はい、全く問題ないのでよろしくお願いします
        -- 2012-08-07 (火) 23:19:46
      • さっきから過去私が違和感バリバリで誰やって感じになってるんですがこれがこうなると思うと……(曇る)
        あ、すいませんそろそろ文通すいっちをば……! -- フロッセ 2012-08-08 (水) 02:05:10
      • 落差って、いいですよね(笑顔)
        はい、今日はここまでで…フロッセ先輩(昔)は可愛いな!
        -- 2012-08-08 (水) 02:15:29
      • 昔はってどういうことですかー!と言いつつ今北区…… -- フロッセ 2012-08-09 (木) 00:06:49
      • 今は枯れてらっしゃる…おかえりなさい -- 2012-08-09 (木) 00:21:54
      • このへんで〆にしておきましょうかー。さてそろそろ後輩ちゃんにお世話になっている状況から脱出してもっと曇らないと……! -- フロッセ 2012-08-09 (木) 02:09:54
      • 了解です。こちらも霊圧落ちますので…
        2月くらいには出発できるだろうか…おやすみなさい
        -- 2012-08-09 (木) 02:23:56
  • 掃除 -- 2012-08-09 (木) 22:02:15
  • します -- 2012-08-09 (木) 22:02:23
  • 今日はここまででお願いします…!(文通スイッチオン) -- 2012-08-10 (金) 02:17:38
    • 不在にしてました、ごめんなさい 再開お願いしますー -- 有翼のメイド 2012-08-12 (日) 01:34:14
      • 片道限りの勇者になったりしてたので問題ありません。続けましょう -- 2012-08-12 (日) 01:44:53
      • やとこさ終わりました。 長々と有難うございます。
        明日には予言しにいきます……連続ですみません… -- 有翼のメイド 2012-08-12 (日) 03:16:11
      • 長丁場お疲れ様でしたー
        お待ちしております、構って貰えるだけ有難いくらいなのでお気になさらず!
        -- 2012-08-12 (日) 03:24:11
      • 布を被せてもらうためだけにめっちゃながい前振りしましたが私はあやまらないー!(土下座) -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 01:48:24
      • そんな意図が…!
        家に入ったらツリーを植え替えますね
        -- 2012-08-13 (月) 01:55:17
      • なんとかフロッセさんが振ってくれたネタを拾いたくて(きりっ
        了解しました -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 02:04:33
      • 細かなネタ拾いいいですよね… -- 2012-08-13 (月) 02:18:04
      • 文通スイッチオンでお願いします…! -- 2012-08-13 (月) 03:11:51
      • 文通スイッチーおーん! -- アフィクルルカ 2012-08-13 (月) 03:29:52
      • 所でアフィクルルカさん。作るゴーレムの設定とか大まかに書いた方がいいんでしょうか。そちらで考えるなら手を出しませんがー -- 2012-08-15 (水) 23:58:16
      • コメディだったら蹴り倒してる所だった。あぶない。
        ゴーレムの設定は書いていただけるとたすかりますー -- アフィクルルカ 2012-08-16 (木) 00:09:10
      • スリュヘイム最下層の魔術汚染の非常に強い土を使って作った泥のゴーレムを
        ミスリルで鎧の様に覆い、さらに装甲としてオリハルコンを余すところなく使用している

        音声受信・発声機能あり
        両腕に火砲を内蔵しており、防御力は勿論、膂力による攻撃力も非常に高い
        固定装備としてオリハルコンの鎖鞭を持つ
        -- 2012-08-19 (日) 21:55:30
  • そうじ
  • ゴーレムの設定を頂きつつこんばんは。
    7ヶ月ほど過ぎましたが、去年の12月に約束通り再開できたということにして回想RPしませんかー? -- アフィクルルカ 2012-08-26 (日) 22:13:45
    • どこまでハイスペックにするか迷いましたが、後から設定つけたしまくると困るのであそこまでにしました
      自分のストーリーのための一人遊びが進まない…っ
      時間があるなら是非やりましょう。恐らくこちらが、国境沿いのどこかにいるアフィクルルカさんらを見つける形になるかと
      -- 2012-08-26 (日) 22:17:28
      • つけたしまくってもいいのよ…? これから帝国の皇子のところにいきますしおすし! 強かったら心強いのです
        一人遊び、気分が乗らないと難しいですよね……ふふふ…まだ大丈夫ですよ…まだ…
        ではこちらは気付きやすいようにハノイが蝶を飛ばす…といった導入でどうでしょう? -- アフィクルルカ 2012-08-26 (日) 22:26:30
      • ・大地に両腕を突きこむ事で火砲の弾丸補給が可能
        ・オリハルコンの装甲は可動し、盾として人を庇う形で展開可能(展開中は背面装甲が薄くなる)
        こんな感じの追加をとりあえず。お待たせしました
        まだ大丈夫ですけどもうかなり終盤ですよね…!
        ゴーレムの位置が製作者には分かるので…飛ばしてるのを見て確信できるからありかな!
        -- 2012-08-26 (日) 22:59:44
      • 了解しました、付け加えておきますー
        ぐえーーー(言葉がささってしぬ)
        位置分かっちゃうんですか…すとーきんぐできちゃうんですね…… ではこちらから、一応飛ばします -- アフィクルルカ 2012-08-26 (日) 23:03:33
      • 自分にもダメージ! 一人遊び…進まない…
        半径1kmくらいに近付くと多分分かるくらい。ストーキングはしないかな…
        -- 2012-08-26 (日) 23:17:03
      • 表で出す機会がついぞなさそうなので出してしまった。怖すぎたら文章改変しますので -- 2012-08-26 (日) 23:59:24
      • トラウマ過ぎる展開…! 以前チンピラを簡単に追い払ってたのでカキンされるかなーって思ってました、はい、無茶振りすみませんでしたと言う前に消える魔球が帰ってきたー!(嬉々としてレスしながら) -- アフィクルルカ 2012-08-27 (月) 00:20:14
      • ちょっと右手を伸ばすと背後から右手っていう処刑BGMが鳴るだけで怖くないですよ? -- 2012-08-27 (月) 00:22:12
      • ちょうこわいし…………ホラー特番し…
        すみません、ここで文通でお願いします -- アフィクルルカ 2012-08-27 (月) 01:04:55
      • そんなに怖かったかな…ふふふ
        はい、別時間軸ですし気にせず文通にしましょう。お疲れ様でした
        -- 2012-08-27 (月) 01:06:22
    • すみません明日早いのでここで文通でお願いします。。。 -- アフィクルルカ 2012-08-29 (水) 23:32:15
      • 気にせず寝て下さい、のんびりで構いませんよ -- 2012-08-29 (水) 23:33:12
      • 植え替えました -- 2012-09-01 (土) 23:54:18
      • 文通スイッチを押させて貰います…! -- 2012-09-02 (日) 03:00:37
      • いい名前が思いつかなくて止まっているなんていえない…っ -- アフィクルルカ 2012-09-06 (木) 12:42:35
      • 妖精的なネーミングセンスでさくっとつけていいんですよ? 特に思い付かなければケトラトゥスとかで -- 2012-09-06 (木) 23:24:37
      • ドラムロ!(妖精的なネーミング) -- 騎士瓦斯 2012-09-08 (土) 05:05:23
      • 妖精的にはかわいいなまえつけちゃいますし…… 火焔砲ですねわかりまs…わかりません -- アフィクルルカ 2012-09-08 (土) 05:07:56
      • かわいい系ならばボチューンであろうか…騎士失敗☆ -- 騎士瓦斯 2012-09-08 (土) 05:22:50
      • 持ち主が妖精なのでダーナ・オシーとか… -- 2012-09-08 (土) 20:34:55
      • ヒロイン機にあるまじき悪魔的外見!明らかに悪役として描かれた外見ではないか! -- 騎士瓦斯 2012-09-09 (日) 00:57:54
      • ヒロインだからって可愛いのに乗るのは…乗るのなんだろう…Gガンですかね…? ライジングではない -- 2012-09-09 (日) 01:04:29
      • ガンダム最新作に限ってもあるであろう!GNアーチャーとかファルシアとか!ふむう…球体フェチであるか -- 騎士瓦斯 2012-09-09 (日) 01:08:15
      • AGEは展開にばかり目がいってなんてAGE濃度だ…! という楽しみ方をしてて…丸みを帯びてると女性的なんでしょうかねぇ -- 2012-09-09 (日) 01:18:48
      • 騎士はプラモばかり買っておる、本編はグルドリンが楽しみ(濁った目) -- 騎士瓦斯 2012-09-09 (日) 01:41:06
      • 特攻兵器つながり…(大砲でシュポーンしていく騎士を見送りながら) -- 2012-09-09 (日) 01:45:12
    • 何も着てないようにみえたらフロッセさんにいいこいいこしてもらってきてください -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 08:16:42
      • 何も着てなければよかったのに…と思っただけなのでセーフでした(セーフ) -- 2012-09-11 (火) 21:02:29
      • 紛れもなくアウトー! アウトです
        抱っこされてきてください -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 22:04:02
      • なんてことだ…しかしかつての先輩にだっこされるってマニアックすぎますね…この会話終わったら少し相談があるので時間があれば聞いて下さい -- 2012-09-11 (火) 22:14:37
      • とてもマニアックだと思いますが後輩よりはいいんじゃないですか( -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 22:29:50
      • 途中送信しましたがー 相談了解です -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 22:30:09
      • まあいずれにせよ危険…今先輩超巨女だしな…ありがとうございまーす -- 2012-09-11 (火) 22:38:41
      • (ここで切った方が綺麗かなーということで正座して待つ) -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 23:18:55
      • 割とバレバレだと思いますが、アフィクルルカさんらが1年くらいは生き伸びていて、落ち着ける場所に居る時にシュルス君からプレゼントがあります。生きてますか? -- 2012-09-11 (火) 23:23:03
      • 1年くらいならいきてますよー(笑顔) -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 23:27:32
      • ではプレゼント内容発表…RP的にここにつらつら張る形式でよろしいでしょうか。少し時間貰いますが -- 2012-09-11 (火) 23:30:23
      • はいっ(正座のまま待機) -- アフィクルルカ 2012-09-11 (火) 23:32:43
      • 張る前にいいますがー 他人の設定とか省みてない独りよがりなのでー スル―推奨ですー -- 2012-09-11 (火) 23:51:13
      • 執拗に裸になるのを強要して翅を見たのはこういうのをやりたかった訳でした -- 2012-09-11 (火) 23:53:24
      • ウワァァァァァ!! キタァアアアア!!!!!
        ちょっ これは、これは…………おぼえてろー!!!! -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 00:02:27
      • 忘れたい…!
        こちらのストーリーは終了しましたので、明日辺りに名簿片づけますかねー…いい案浮かびませんがー…
        -- 2012-09-12 (水) 01:23:12
      • 一人遊びを見届けて超お疲れさまを言う騎士!
        市民は市民の戦いをしていたんであるな…騎士もうちょっと絡みたかった -- 騎士 2012-09-12 (水) 01:55:13
      • 見てる人いたぁー!?(恥ずかしがる)
        実は別キャラでそこそこ遊んで頂きましたよ騎士殿。故にこちらから行かなかったのはあります。勿体ないとは思ってましたが…
        -- 2012-09-12 (水) 01:57:36
      • マジであるか…!?い、いかんその節はお世話に?(節穴の騎士!)
        くるるるるか君との邪魔しちゃいかぬかと思ってな…ゴーレムみたいなものである騎士、修理やら新兵器やらで -- 騎士 2012-09-12 (水) 02:04:35
      • 発覚してなかったか…だいぶお世話になりました。ありがとうございます(深々と一礼)
        ああ、それは何というか申し訳ない…こちらは一向に構わなかったんですが。基本的に遊んでくれる人には尻尾振りますので、ちょろい。アルメタルさんが鎧作ってたりしましたし僕は出番ないかなと。修理を請け負ったり…ガス? まさかな…とかちら見したりもしたかったですね。悔むべくは叙事詩に2キャラ投げ込んだ己の強欲さか…
        -- 2012-09-12 (水) 02:10:08
      • 序盤~中盤は四苦八苦しておったのだよ…修理 アルメタ殿に依頼にいくときは最終装備感があったのでな…
        誰であるか…!(お世話の記憶が薄くてめっちゃ挙動不審な騎士)
        ニキャラ投げ込む暇はなかった…ではおやすみである、市民も寝るとよいぞー -- 騎士 2012-09-12 (水) 02:24:42
      • その時期に絡めればよかったんですね…
        さて誰でしょう。追及無ければ墓に持っていこうかなー
        おやすみしてました。おはようございました…
        -- 2012-09-12 (水) 20:19:36
  • (あの別れから約1年以上後、「僕」がいなくなった後の話) -- 2012-09-11 (火) 23:51:56
    • (ある日。スリュヘイムから離れたどこか。ゴーレムが自動で起動して、胸部が開く)
      (ゴーレムがそれを器用に取りだした。箱に詰まった何か)
      (宛先は今日の日付。メモが張られている)
      (『条件付けは、1年以上経って三人の生存をゴーレムが確定させた時。この箱を出す様に仕組んで起きました』)
      (『これを見ているのが、誰なのかは分かりませんが、アフィクルルカさん宛の物となります。メイドさんでしたら彼女に渡して上げて下さい』)
      (『アフィクルルカさんへ』
      (『謎解きは終えられたでしょうか。忘れている可能性の方が高いと思いますが』)
      (『全ては、その箱の中身に詰まっています。裏面はそれからどうぞ』)
      -- 2012-09-11 (火) 23:52:05
      • (箱の中には一つの瓶が有り、細かい粒子状の砂ががびっしりと詰まったものだ)
        (瓶自体にも魔術がびっしり彫られている様で。開けば。一斉に粒子が飛びだしてアフィクルルカに襲いかかる)
        (襲いかかる、という表現は背中にその全てが風の様に逆巻いて移動したからだ。更に、汚染の気配まで封入されている)
        (それら全てが輝いて。アフィクルルカの残った欠片の羽根を補う様に輝く)
        (終には、喪われた彼女の羽根を一時だが再現したのだ。それは、しばらくの間そのまま輝いて浮遊しているだろう)
        -- 2012-09-11 (火) 23:52:18
      • (裏面にはこうあった)
        (『オリハルコン製の粉末を利用した義「翅」と言った所でしょうか』)
        (『製作した時は、瓶を開ける度に一夜の夢を見せる程度のつもりでの試作でしたが』)
        (『ハノイさんと義足の融合を見るに、案外本当に貴女の羽根になり得るかもしれません』)
        (『貴女がこれを不快に思うのであれば、瓶を破壊すれば全て納まるのでその様に』)
        (『これで「僕」が貴女が何出来る事は全てでしょう。、シュルス、という青年とまた会う事があれば、奇妙ですがよろしくしてあげて下さい』)
        (『もし、義翅として機能したなら是非見てみたいものですが…このメモが出る時点で、それは叶わないでしょう』)
        (『そのような条件付けなのであしからず。あの時選択しなかった別れの言葉を持って〆させて頂きます』)
        (『さようなら』)
        -- 2012-09-11 (火) 23:52:27
    • 都市伝説的な何かになって終わり。遊んで頂いた皆さんありがとうございました -- 2012-09-12 (水) 20:28:14
      • お疲れ様ですー
        都市伝説になったところで申し訳ないですがー ちょっとー遊びませんかー -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 22:56:11
      • お疲れ様でしたアフィクルルカさん何の遊びを? -- 2012-09-12 (水) 22:59:05
      • 本当はー絵を描いてー半確定ロールをしようと思ったのですがーシュルスさんがどのように動くのか分からなかったのでー絵はあとから付けた方がいいかなーとー
        お礼とかそういうのを言うためにシュルスさんをスリュヘイムで探しますのでー会ったりー会わなかったりーというのをやりたいです
        会う会わないの匙加減をそちらでして頂いて構いませんー -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 23:02:25
      • なるほど。といってもシュルス自体は消息不明なので会えませんね
        都市伝説の方ですれ違うくらいでどうでしょう。半確定でもいいんですよ…
        -- 2012-09-12 (水) 23:03:53
      • 都市伝説のほうをシュルスさんと呼んでました これから都市伝説さんと呼びます!
        都市伝説さんがどういう風に動くかイマイチつかめなかったので…別人になったら申し訳ないので……なので絵は後からつけます(きりっ -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 23:07:10
      • わーい ではすれちがわせていただきます!
        この下にツリー立ててもよろしいです? -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 23:07:51
      • 気軽にとっしーと呼んでください。とっしー言うな
        お願いします。ではエピローグをどうぞ
        -- 2012-09-12 (水) 23:10:14
      • とっしーはやだなー
        えぴろーぐ、はっじまっるよー -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 23:11:33
      • 本気で一瞬のすれ違いでした -- 2012-09-12 (水) 23:41:20
      • まじでーいっしゅんだったー これでいいと思うんです これくらいが美味しいですよね お付き合いありがとうございました

        終わったのでばらしますが昨日おぼえてろよーといったのは、おかえりと言わせたかったんですよ
        さよならを撤回してもらうー!みたいな、そういう……… けどヒロイックすぎたのでやめましたん -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 23:53:39
      • 〆ました。お疲れ様でしたー
        なるほど。そういう事が言いたかったんですねー…いいじゃないですかヒロイック。ご褒美です。まあ何はともあれお疲れ様でした。ですね
        -- 2012-09-12 (水) 23:57:49
      • アフィクルルカはそういうキャラじゃないなって……ね…? 今更そんなことしても漂う残念臭ですからね…?
        はいおつかれさまでした。 長々文通で占領してしまい申しわけありませんでした -- アフィクルルカ 2012-09-13 (木) 00:10:34
      • 最期くらい残念脱却してもいいのになんて。いえいえ楽しかったです。お疲れ様でしたー -- 2012-09-13 (木) 00:22:06
  • アフィクルルカの知る"シュルス"から最期の贈り物を受け取ってから数年後
    まだ危険だと承知の上でスリュヘイムを彷徨っていた
    目的は、"シュルス"
    酒場で聞いても情報屋で聞いても黄金歴227年12月以降の消息を掴むことはできなかった

    とぼとぼと路地を歩く
    覇気はない
    肩を落とし項垂れた
    街中で堂々と飛ぶ事は出来ないためずっと歩き尽くめ
    足が棒になりそうなほどぱんぱんに腫れあがった
    「どこに、行ったの?」

    代わりに妙な噂を気ばかり -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 23:17:48
    • (シュルスに関する情報は死亡か消息不明がほとんど。工房のあった場所も別の誰かの別の建物になっていた)
      (アフィクルルカが気付けば、既にに日は落ちている)
      (時刻は夕刻以後、月が高く昇る時間だ)
      (更には、周囲に人の気配がない)
      (それどころか、よく耳を澄ませば…辺りが無音)
      -- 2012-09-12 (水) 23:28:44
      • 疲れ果てて溜息をついた
        仰ぎ見れば月が高い
        「…はあ。」
        また溜息がでた
        しかしそれにしても誰もいない…静かすぎて違和感を覚える
        こんなに静かだっただろうか

        もう一度周囲を見回しても誰もいない
        静寂が耳に痛かった -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 23:33:14
      • (石畳を、革靴で踏んで歩くと出る音だけが唐突に響いた)
        (背の大きな、黒い紳士服の男性が歩いてくる)
        (冷たく密やかな、それでいて自然な雰囲気を待とう静かな紳士は)
        (急ぎの用でもあるのだろう。足早に、アフィクルルカの隣を歩き去り)

        (その時、右目に眼帯をした顔が少しだけ見えた。左目は、アフィクルルカの顔と、その後ろの羽根を見て)

        (周囲に音が戻る。気がつけば、中層の雑踏の最中。まだ盛り上がる街は、喧騒に包まれて)
        (何事もなかったように。街は街として動きだしていた)
        (振り返っても。紳士はもう居ない)
        -- 2012-09-12 (水) 23:38:10
      • 紳士には見えるだろう
        闇夜に僅かに輝く羽
        伏せられ折りたたまれていても分かる、それは完全に蝶の羽の形を取っている
        義翅はすっかり馴染んでまるで自然の生まれながらの羽のよう

        疲れ果てた少女は通りすがりの紳士にちらりと目を向けただけで足元の石畳を見た
        「そういえば、眼帯…」
        そう思ってもう一度周囲を見回したときにはもう姿はなかった
        音も戻っている
        現世に戻ってきたというのが相応しい
        もう一度周りを見回した
        やはりあの男はいない
        「でも…………」
        確信は無い 何かが引っかかる
        さっきの男は、もしかして
        そう思うと自然と微笑みが零れた
        自然と足取りは軽く

        少女は仲間のもとに戻った
        これからも、旅は続いていく -- アフィクルルカ 2012-09-12 (水) 23:51:16
      • (かつての自分が為した成果を、偶然ながらに目にした)
        (最早、技師としての矜持もないが…まあ、満足してもいいだろう)
        (それにしても)

        余禄を先に見せに来るとは…お節介な女だ

        (その言葉に笑みが含まれていたかどうか。知るのは黒い紳士だけ)
        (都市伝説は、今日も都市のどこかを歩いている)
        -- 2012-09-12 (水) 23:56:32
    • たくさんあそんでもらったのでこっそりお礼を… きらきらしすぎたので少しくらいばーじょんの2通りです
      言わないと分からない悲しい絵なので説明しますと10年後ぐらいの二人、です
      深い意味は多分ないです -- アフィクルルカ 2012-09-14 (金) 01:05:14
      • きらきらは似合わないかな…! くらい方が。何にせよこれはありがたい…
        実際こういう風な状況になるのは考えにくいからおまけイラスト的な…何はともあれこういうのもいいなぁ。ありがとうございます…! 宿題を終わらせたご褒美を貰った気分…!
        -- 2012-09-14 (金) 01:13:54
      • 最終ページをめくった後の口絵的なものであるなー -- 騎士瓦斯 2012-09-14 (金) 01:15:42
      • 似合わないって言われるともっとやりたくなるのが妖精のSAGA…(きらっきらぴかぴかにしながら)
        実際にはならないので本当にオマケですありがとうございました
        なるとしたら死に際なのでもっと悲惨な状況かおばあちゃんのどっちかなんですがそれはお礼というより嫌がらせになるので一番ナイスバディなときを選びました ほめてください -- アフィクルルカ 2012-09-14 (金) 01:16:29
      • あと騎士はめっちゃ市民(口笛)と遭遇すると思うので、またもや怪奇死体!おのれシュルースーって追っかけたりする、した -- 騎士瓦斯 2012-09-14 (金) 01:16:56
      • やだみられてる…
        しまった、このポジション騎士さんにするべきだったんじゃ -- アフィクルルカ 2012-09-14 (金) 01:17:49
      • イメージイラストみたいなものですね騎士殿
        妖精さん側はいいんですが、こちらには似合わないッ!
        死の間際で意識だけだから若返ってた的な誤魔化しはあるかもしれない。お婆さんと対面ならこちらは黒じゃなくて銀ピカメタル化してないといけませんしね。ナイスバディ、大変ありがとうございます。ご褒美です(素直)
        -- 2012-09-14 (金) 01:19:09
      • うわー 公国法で裁かれるー!!(逃げ回る都市伝説)
        思いのほかコミカルになりましたね…騎士殿のオーラ凄い
        -- 2012-09-14 (金) 01:21:20
      • えっ画面がむさくるしいのにキラキラしておる…?(混乱)
        騎士はめっちゃ見ておるよ、クルルルルルルルル君はコメント欄がなかったのでバックリンクで見ておったよ -- 騎士瓦斯 2012-09-14 (金) 01:22:44
      • というかわりと衝撃的な長生きっぷりであるなー!儚く消えるものだと思っておった…
        コミカルになってしまうので表に出ないようこういった所で発散であるー -- 騎士瓦斯 2012-09-14 (金) 01:24:42
      • 死に際だから見せ掛けは綺麗にするとかそういう気遣いのできない子ですし
        銀ピカメタルになったらますます描けないのでモザイクになっちゃいます……… うわぁすなおだー
        むさくるしさをキラキラで緩和して…これは…カオス…
        改めてバックリンク見ると全然動いてないなあ! 騎士さんマメだなぁ!! -- アフィクルルカ 2012-09-14 (金) 01:25:33
      • むさくるしいきらきらとか誰も得しないものには死んでもらおう…(都市伝説モード)
        きっとメイドさんが頑張って長生きさせたんでしょう…
        いいですよね楽屋ネタ
        -- 2012-09-14 (金) 01:26:14
      • 皆の人気アイドルメイドさんは実は短命 -- アフィクルルカ 2012-09-14 (金) 01:27:28
      • えっ あんなにメイドさんであるのに…?(超おろおろ) -- 騎士瓦斯 2012-09-14 (金) 01:28:28
      • 今最大の悲劇が明かされた… -- 2012-09-14 (金) 01:30:26
      • 鳥さんは普通の人間より短命でした。 飛べる分、しかたないですね……
        寿命は30〜40年ほどです -- アフィクルルカ 2012-09-14 (金) 01:43:21
      • 合掌しつつおやすみの騎士… -- 騎士瓦斯 2012-09-14 (金) 01:44:46
      • 叙事詩中何歳くらいだったのか気になりますね、騎士殿はお休みなさい -- 2012-09-14 (金) 01:45:21
      • 騎士さんおやすみなさいー 叙事詩最大の謎にして私も寝ます…ククククク… -- アフィクルルカ 2012-09-14 (金) 01:48:32
      • 最大の謎になってしまった…おやすみなさい。明日には、また閉じておきましょう -- 2012-09-14 (金) 01:58:51
  • ……
  • (見た目よりは重い小包が届いた)※音が鳴ります -- 記者 2012-09-30 (日) 09:48:47
    • これは…素晴らしいですね。ありがとうございます
      雰囲気出てるなぁ…
      -- 2012-09-30 (日) 20:46:18

Last-modified: 2012-09-30 Sun 20:46:18 JST (4225d)