名簿/512895

  • こんにちわ〜。ふむ……(見てる)魔術師さんかな? むう、次回は後衛盤石……。 -- ナヴィ 2014-05-12 (月) 21:22:27
    • ほう、儂に客とは珍しいの。こんにちわお嬢ちゃん、次回というところを聞くに同行者さんのようじゃな。
      こう見えて歴としたそれなりのキャリアを持つ魔術師じゃ。後ろは任せてもらって構わんぞ -- ハンス 2014-05-12 (月) 23:47:07
      • おお、見かけによらず落ち着きが有るや。こんにちは、はじめまして。その通りご一緒するナヴィっていうの、よろしくね!
        うーむ、人は見かけによらないことばっかりだ。けれども、魔術師はこれで安心感! むしろ後衛偏重だから飽和火力で行きそうな感じかもねー。 -- ナヴィ 2014-05-12 (月) 23:54:43
      • おそらくはお嬢ちゃんよりも随分年上じゃからのう、人は見た目によらぬ、と言うが正しくその通りじゃな。今はハンスと名乗っておる、宜しく頼むぞナヴィのお嬢ちゃんや。
        それほど難しい依頼でも無さそうじゃからのう、とはいえ油断はしてはならぬが。お互いケガの無いように気をつけたいものじゃな。誤射などにも気をつけねばなるまい -- ハンス 2014-05-13 (火) 00:01:25
      • 私の歳も見かけによらないけど、ハンスくんはそれをさらに上回ってそうな感じー。うん、頼りになりそう。
        だから頼りにしちゃうね。もちろん、ミスとか無いように私も頑張るし、手抜きしたりなんかしないけれど。あ、くんでよかった? さんのほうが良い? -- ナヴィ 2014-05-13 (火) 00:06:57
      • 儂が生きてきた時はせいぜい300年といったところじゃよ、上には上がおるので大層な事とは言えんがのう。(ほっほ、と苦笑し)とはいえ現役復帰は久々じゃ、あまり過度な期待をされても困るぞ?
        うむ、旅の仲間というものは互いに補い合わねばならぬからのう、後衛同士ではあるがお互いの撃ち漏らしなどはカバーしあうとしようぞ。
        ふふ、どちらでもナヴィお嬢ちゃんの好きなようにで構わんよ。余りにも失礼があるようでは困るがの、呼び名の一つで怒ったりはせんのじゃよ -- ハンス 2014-05-13 (火) 00:10:43
      • 300年!? うん、こりゃ叶いませんわ。
        私それ以上の人って会ったこと無いし。ブランクが有るのは大きいかもしれないけど、ますます頼りになる人に見えてきたなー……でも私のやり方は変わんないしね!
        それじゃあ冒険の時にはそんな感じで気をつけながらやっていこ、ハンスくん! んふふ。やっぱり見た目相応の呼び方がしっくり来る感じ。冒険ではよろしくね。 -- ナヴィ 2014-05-13 (火) 00:15:35
      • (年齢に驚く様子を見て愉快そうに笑い)見た目からは白髪でくらいしか年寄りの要素がないからのう、驚くのも無理はあるまい
        とはいえ、実質人として時を過ごした時間はそれほど長い訳ではない、ただ歳を食っているだけじゃよ。
        そうじゃな、ナヴィお嬢ちゃんも随分としっかりしておるようじゃし、儂も安心して冒険に出れるというものじゃ。この出会いを嬉しく思うぞ、現地でも頑張ってゆこう -- ハンス 2014-05-13 (火) 00:21:14
  • 〜夕映えの古本市〜 -- 2014-05-08 (木) 22:04:44
    • (ここ最近、読書家達の間ばかりでなく蒐集家と呼ばれる人達の間でも密かに注目を集めている場所がある)
      (噂が噂を呼んで、元は閑静な趣味人の集う場所であった筈の其処は、今は様々な人が集まるようになっていた)
      (誰がそう呼び始めたのかは定かではないが、夕映えの古本市)
      (日中は屋台までも立ち並び人がごった返す其処はその名に反して、街が赤く染まり始めるこの時間帯には随分と人影がまばらになっていた)

      (さて、何故この場所が今になって急に人を集めるようになったかといえばその原因はとある書物にある)
      (意志を持った魔導書。本来であれば高名な魔術師やそれに準ずる機関でなければ手に入れる事は難しいであろう珍品である)
      (それがここのところ頻繁に出回っているらしい。そんな噂が立てば当然、それに便乗した怪しい品も出回るもので)
      (ノワールが立ち寄った店も明らかにそんな、胡散臭い雰囲気がぷんぷんと漂っていた)
      (分類分けすらされず並んだ書物の数々は出処が何処なのか知れたものではない)
      (…その中に、一つ。奇妙に存在感を放つ書があった)
      (光沢ある白い背表紙は空白、手にとって表紙を見ても著者はおろか題名すら書かれていない)
      (随分と古いものであるようには思えるが使われた皮紙が上質なのか、保存状態は良い。…が、しかし)
      (中身を確かめようとすれば頁をめくる事を拒むかのように、一向に開く事は出来ない)
      (なんらかの魔力が働いているように思えるが…)

      (選択→この本を買いますか、買いませんか) -- 2014-05-08 (木) 22:40:16
      • 「ここが古本市の世界か… なるほど、大体分かったのです」
        恐らく何も分かっていないままに、その黒いシルエットは呟いた

        西に怪しい本の噂あれば行って確認し、東に不思議な本の話あれば尋ねてバッタモノを引く
        そんな収集癖を持つ者としては、地元の街で噂になった市へとやって来ないはずもなく……

        そんな市で手に取ったのは奇妙な本。我が目を引き寄せる無地のタイトルに白地の表紙、手にとってくれと言わんばかりの主張であるのに
        「ははぁ…ツンデレなのですね。お姉ちゃんそう言う子嫌いじゃありません」 しかして一向に開こうとしない本を彼女はそう断じた

        「店主の人、この本と…あとその隣にあるサルでも描ける油絵モダンアートの本を下さいなのです」
        (選択→この本とついでにその隣の本、あと多分帰り道に絵の具も買います) -- ノワール 2014-05-08 (木) 22:58:22
      • (まさかその妙な本が売れるとは思ってもいなかった、とでも言いたげに店仕舞いの準備を始めていた小悪党っぽい外見の店主は手早く本を紙袋に詰め込めば、半ば押し付けるようにしてノワールに二冊の本を売り渡した)
        (尚、後日その店があった場所に行ってももぬけの殻となっていた辺り、どうも盗品を取り扱っていた店らしいがそれはまた別のお話)

        (そうこうしてノワールの家にやってきた無名の書であるが、自室でそれを開いてみようとしてもやはり一向に頁をめくらせてくれる様子は無く)
        (諦めて油絵モダンアートに挑戦しようと、机上に放置して暫くしてからの事だった)

        (風も無いのに、ひとりでに。紙がめくれる音が室内に響き渡る。それに気づいて振り向いてみれば)
        (先ほどはどうやっても開かなかった白表紙の本は、見えざる何かに読み進められるが如く開かれて)
        (一頁、頁が進むごとに、仄かな光を帯びながら。また一頁、めくられていく) -- 2014-05-08 (木) 23:14:17

      • 「二人きりになったらデレてくれるのがお約束ではないのです?」
        親愛の情を示すために撫でてみたり、デレの表れとして胸に抱いてみたり、あるいは敬うために神棚に飾ってみたり、故障かなと斜め45度から魔力を込めてチョップしてみたり。ともかく一通り遊んで試してはみたものの……
        「はぁ…ダメですね。仕方ありません、後でお母さんにでも診てもらうのですよ……」
        買ってきた別な本を読み耽り放置プレイに入ってしばらく。『そうだ、このモダンアートをあの本の表紙に施してあげれば…』 そんな迷惑な考えが伝わったのか、多分違うが

        ――本が開いている。あれだけ試しても何も起こらなかったのに!
        「えっ…えっ?デレ期到来なのです!?」読み途中の本に栞を挟むと、机の方へと小走りで駆け寄り…
        恐る恐る本に手を添え、ページを覗き込む「これで読んだら正気度が減る本だったら恨むのですよ…!」 -- ノワール 2014-05-08 (木) 23:34:46
      • (開いた頁に記されているのは大半は黄金歴以前に行使されていたと言われる古めかしい魔術に関する記述だった)
        (合間合間に箸休めが如く、時に料理であったり、某という本が面白いといった批評であったりという記述も混じり)
        (これは一体何の本なのか…?という疑念が湧き上がり始めた頃、何処かからぼんやりと何かが聞こえてくる)

        やれやれ、試すのは構わんがチョップはやめてもらいたいものじゃのう…年寄りは労ってもらいたいものじゃ…胸に抱くならもっとこう………んん?

        (何か不穏当な事が続きそうになったところで、何かに気がついたようにはっとした声が響く)
        (添えられた手がめくるよりも早く、次々と頁は進んでいく…本が終わりに近づくにつれて、光は何かを形取るかのように輝きを増していき…)

        パタン

        (再び、閉じられた書は光の中心に吸い込まれるように浮き上がって)
        (目も開けていられない程、強く。光り輝く。そして…)

        …ふむ、お嬢ちゃんは精霊じゃったか。属性は…光と闇。相反する属性が同居しておるとは…今流行りの"ちゅうにびょう"とかいう奴っぽいのう…
        ともあれ、その魔力が儂には良く馴染んだようじゃな、有難い事じゃ。感謝するぞ、お嬢ちゃん。お陰で漸く、肉を得ることが出来た
        (光が収束していけば、本が置かれていた机の上には胡座をかいて座り、笑みを浮かべる少年のような人の姿があった) -- 無名の雑書 2014-05-08 (木) 23:54:59

      • 「…えぇっ!?ちくわを食べる時は指に嵌める風習が…!?」
        ※そんな記述はありませんでした

        膨大な光の奔流が収まれば、そこには少年然とした姿が
        その姿を見、少しだけ考え込んだ様子の黒いのがまず行った事とは…
        「よいしょ、と…」 少年を抱きかかえ、机の上から椅子の上へと移す事であった
        「机の上に座るのはダメなのですよ? 『めっ』なのです」 人差し指を立てて、やんわりと窘める口調でそう言うと

        部屋の隅からもう一つの椅子を持ってきて、向き合うように腰掛け……
        「…………ほ、本が人になったのです…!」 ワンテンポ遅れての驚愕であった
        「ふふ…魔導書さんに何か感じるものがあったのは正解だったのですね! はじめまして、魔法書の方。お姉ちゃんはノワールと言うのです、中二病ではないけどお察しの通りちょっと珍しい属性の精霊なのですよ」
        自己紹介して胸を張る。そこは悲しいほどに平たかった -- ノワール 2014-05-09 (金) 00:31:43
      • うむ、まず一つ要求としてそのナチュラルに子供扱いするのは止めてほしいんじゃが。もともと此処に置かれてたから不可抗力なんじゃがこれ
        (無抵抗に椅子に座らされる)…それはわざとなのか天然なのか判断し辛いところじゃのうこれ…後者っぽくはあるんじゃが…うーん…?
        (小首を傾げて思案する姿は見た目相応の子供にしか見えない。まぁそれは置いといて、と向き直り)

        うむ、初めましてじゃノワール殿。儂は無名の雑書と呼ばれるものじゃ。名乗り返したいところではあるが、生憎儂は自分の名前を覚えておらんでな、通名で失礼する。
        (一個人として、いや一古書としては豊満な体つきの方が好みである事は伏す)儂も、この手の書としては珍しい部類に入るのでな。珍しいもの同士通じるものがあったということじゃろうかの。
        しかし、どうするかの。ノワール殿、我が所有者殿よ。主は儂をどのようなつもりで手にしたのかな。 -- 無名の雑書 2014-05-09 (金) 01:03:09

      •  子ども扱いと言うかお姉ちゃんはお姉ちゃんなので恥ずかしがらずにお姉ちゃんと呼んで良いのですよむめーさん?(不思議そうな顔)
        …うぅん、むめーさんとお呼びするのも何だか寂しいものがあるのです。ななしさんみたいですし鳴き声みたいですし

        目的です? そうですね…「開かないとは生意気なのです、持って帰ってなんとしても袋綴じを開けてみよう」 ……って事で頭が一杯になって、他の事は、その……あんまり……(目を逸らす)
        そう言うむめーさんカッコカリもどうしてあんなに頑なに閉じられていたのです?
        恥ずかしいポエムとか黒い歴史帳的な何かでもあるのかと思ったのですけど -- ノワール 2014-05-09 (金) 22:13:39
      • (なるほど所謂"お姉ちゃん属性"というやつか。納得した様子ではあるが実に微妙な表情で)
        こう見えて儂300年は生きておるんじゃが…精霊とはいえまだ若い方じゃろうノワール殿は。年下をお姉ちゃんと呼ぶのは流石にのう…
        呼び辛いのであれば適当に名前を付けて貰っても構わんぞ、儂としてもむめーさん呼ばわりされるよりは呼び名があった方がやりやすいのでな。
        名付ける、というのは本来割りと重い契約ではあるが…まぁ呼び名程度なら構うまい。

        あぁ、単に拒んでおっただけじゃよ。何せ以前いた場所からは盗み出されたようじゃからな。警戒くらいはする
        それに、儂の識る魔術には今の世では禁術とされているものも少なく無い。それをほいほいと閲覧されて世に出回っては拙かろう?故にな。
        ノワール殿は儂を悪用するとは思えん。故に閲覧を許した…そうしたらこの有り様じゃからな、世の中どうなるか分からんものじゃ…
        …しかし、特に目的は無い、か…で、あれば。ノワール殿は儂をどうしたいかな。
        儂の知識を望むのであれば伝えよう。成したいと思う何かがあるのならば手伝ってもいい。こうして肉を得る切っ掛けとなってくれたのじゃ、その恩返しくらいはしたいと思っておるのじゃが -- 無名の雑書 2014-05-09 (金) 22:40:57

      • えー… どうして誰も私の事お姉ちゃんって呼んでくれないんでしょうね…
        では、むめさんカッコカリの呼び名は後ほど決めさせていただくのですよ。親しみやすい感じが良いですね…大事な事なのでちゃんと考えて決めたいです、ちょっと待っててくださいね(なでなで)

        そうですねー、私は知識や変な本を蒐集するのは癖なのですけど、それを利用しようと実行するタイプではないのです
        いわゆる持ち腐れするタイプなのですけど…ふふ、なんだかまるっとお見通しされてるのです
        ……そうですね、たぶん貴方でなければできない事で、今とても気にかかってる事があるのです
        もし良ければ恩返しと言うことで協力して欲しいのですよ?(じっと見つめながら) -- ノワール 2014-05-10 (土) 00:09:04
      • 呼び名というものは必ずしも自分の願う通りにはならないものじゃからのう。(威厳とか包容力とかが足りないのでは、とは言わない優しさがあった)
        じゃから子供扱いはやめいというに。ははん、さては人の話を聞いているようで聞かないタイプじゃな…?

        伊達に魔導書とは言え長生きをしている訳ではない、という事じゃ。幾多の人間を見てきたのでな、観察眼には少し自信がある。
        (何故だろうか、ろくでもない事のような気がしてならない。が、しかし、舌の根も乾かぬうちに前言を撤回するのも些か格好が付かない)
        …とりあえずその内容を聞こう。話はそれからじゃ。して、儂に何をして欲しいのじゃノワール殿? -- 無名の雑書 2014-05-10 (土) 00:31:09

      • では申し上げるのです、私の望む事。それは――

        ――『お話を聞かせてください』なのです。禁断の知識でも失われた技でもなく……あぁいえ、それはそれで興味はあるのですけど…… 昔々、300年前の生のお話
        きっと、あのお店で扱っていたどんな本を読むよりも、貴重なお話が聞けると思うのです。折角こうしてお話できるようになったんですから、ね?
        (真面目に見つめていた相貌をふにゃっと崩して微笑んだ) -- ノワール 2014-05-10 (土) 00:46:30
      • (見定めるかのように、警戒するかのように、強張らせていた眉の根は。どうやら杞憂にしか過ぎなかったらしい)
        (微笑みながら提示された要求は、こちらも思わず笑いが零れてしまうほどに簡単な「お話」)
        …ふむ、なるほどなるほど。それは確かに、儂でなければ語る事の出来ない事じゃな。そのようなことであれば、喜んで協力するとしよう。
        しかし、覚悟をしておくんじゃぞノワール殿。とても一晩で語り尽くせるようなものでもないからのう。
        (見た目にはそぐわない、老獪な笑みを口元に浮かべる。少なくとも、自分ではそのつもりであるが悪戯を思いついた子供のようにしか見えない)
        (さりとて、椅子に深く腰掛け直せば何から話し始めたものか、思考する)…とはいえ300年も経てば記憶が曖昧なところも多くてのう…
        (若干不安になるような事を言ったが。生い立ちから始まる彼の長い長いお話は口を開き始めればいい淀む事はなく)
        (…先にどちらが音を上げたのだったか。ふと意識を取り戻した時には既に朝日は登っていて)
        (そんな風に、この山も無く、意味も無く、オチすら無いのかもしれない物語の幕は開くのでした) -- 無名の雑書 2014-05-10 (土) 01:23:02
  • ――それから数日後

    むめさんむめさん(本を片手、目線は本へと落としたまま。お茶請けの羊羹を口に運びながら語りかける)
    (あの後…… 同衾で二度寝しているところを家族に発見され、すわ行き送れて燕を囲うに至ったかと家族会議が開かれ)
    (……誤解であること、今回のいきさつ、無名さんを飼っても も一緒に暮らしても良い事が決まったり等、小さなてんわやんわがあったものの。既に状況に馴染みきっているのはこの街で生まれ育ったゆえの柔軟性か)
    ……足りない物があると思うのです(栞を挟み本を閉じる) -- ノワール 2014-06-02 (月) 13:51:58
    • (…なんとも珍しい家庭だ。それがノワールの家庭に抱いた第一印象だった。自身が人として活動をしていた頃は彼女等のような人外たる存在がこうも堂々と街中で暮らす等と言うことは有り得なかったのだが)
      (第二に抱いたものは懐かしさ。家族、家庭という空間特有の気の置けない緩やかで暖かな場所。…そういえば自分の家族はどうなったのだろうか、そんな事を思ったりもした)
      (まぁ、なんやかんやとてんやわんやがあったものの、自身が受け入れられた事に関しては若干捨て犬を拾ってきた感がありややイラっとしたものの素直に有難い事)
      (ならばさっさと慣れるが吉とばかりに最早十年来この家で暮らしてきたかのようにすっかりと寛いでいた)
      (窓の近くのソファーに身を横たえて、主と同じく本を読み進めていた。声がかかればぱたり、と本を閉じて)
      なんじゃ主殿、藪から棒に。足りていないのは主殿一家の危機感だとかではないかね。よくもまぁ胡散臭いと我ながら思うものをこうも容易く受け入れるものじゃな
      (ペット扱いに皮肉を込めて呼び方をそうと変えたが特に突っ込まれもしないので戻し時を失った) -- 無名の雑書 2014-06-03 (火) 13:25:51
      • ひ…ひどっ…!? そう思ってても懐が深いとか包容力があるとかオブラートに包むべきだと思うのですよ!?
        (藪から棒が出て来て叩かれたような顔をするも、気を取り直して向き直る)ごたごたで数日延び延びになっていたのですけれども、後で考えると言っていたむめさんの名前です
        なんとなく定着してしまいつつありますけど、よく考えてみれば名無しの権兵衛とかジョン・ドゥとか鈴木土下座衛門とかの状態なのです
        ……とてもよくない感じがするのですよ?(見れば、先まで読んでいたのはどうやら命名辞典であるようで…) -- ノワール 2014-06-04 (水) 22:01:41
      • 主殿達の性格を考えると遠回しでもオブラートでもそのまま受け止めて「いやぁ…それ程でもないのですよー」とか言うじゃろ絶対。短い付き合いじゃがそのくらいはもう掴めておるよ
        (かっかっ、と笑い身を起こせばノワールの方を向いて)…おお、そういえばそんな取り決めをしておったな
        別段儂としてはそのようなものでも構わんのじゃがのう、数百年も名を持たずにおるとどうでもよくなってくるものじゃ
        (よくもまぁそんなものをあんな顔をして読み込めるものだな、と妙に感心して)しかしそんな訳で儂からは特に案などはない、任せるぞ主殿に。
        …あんまりにもあんまりであった場合は容赦無く駄目出しと罵倒をさせてもらうがの? -- 無名の雑書 2014-06-06 (金) 13:08:54
      • いやぁ、それ程でもないのです……はっ!?
        ……うぅ、発生前に打たないで欲しいのです。カウンターヒットなのですよ
        そうですね、むめさん的には名前なんて、もうそんな物なのかもしれません。でも……その人の居た軌跡、存在、記憶。そうした物を大事にしたい、誰でもない何者かではなく、確固たる個として覚えておきたい。こんな考え自体が、若さゆえの感傷なのかもしれません
        誰の中からも消えてしまうと言うのは悲しい事。お婆ちゃんもそう言ってたのです(遠くを見るような目) …と言う事で私が責任を持ってむめさんの名付け親(ゴッドファーザー)となり、我が家の日記に永久にその名を残すのですよ
        そうですね、例えば……メキシコに吹く熱風と言う意味の――(途中までまともな事を言っていたようだが、とりあえず1回罵倒した方が良さそうな流れである) -- ノワール 2014-06-09 (月) 00:51:46
      • 別段お前はなんとかと言う!っていうようなアレじゃないんじゃが。ご丁寧に言う主殿のお約束力には感心するばかりじゃよ(半笑い)
        何、証は残らずとも、名を残す事が無くともそこにいたという事実は誰にも変える事の出来ん事じゃ。何せ世の中にはそうして死んでいったものの方が多い。血筋という証であっても三代も遡ればそれはもう他人のようなものじゃろう?
        悠久の時の流れの中にちっぽけな存在がいたという事実、それだけで………おい主山、哲学的かつ詩的な話の流れは何処に放り投げた?誰が二部で上手く繋げろと言った?
        (シュ、シュ、風を切る音が聞こえる。蹴りの素振りである)よし主殿、ケツでも何処でも構わんからこっちに差し向けるがよいぞ。
        心配はいらん、儂は肉があった頃は魔術師として名を売っていたがこちらもそれなりに鳴らしたもんじゃ、痛みは一瞬じゃ。(シュッ、シュッ) -- 無名の雑書 2014-06-10 (火) 01:14:32
      • や、優しくしてくださいなのです…顔は、顔は止めて下さい(震えながら正座)
        ……その『誰にも変える事のできない事実』から零れ落ちてしまった人が、お婆ちゃんの兄なのです。お婆ちゃんはか細い糸を手繰り、文字通り生涯をかけてその人を世界に戻したそうです
        と言っても、私の視点からだと「ずっと居たでしょう?」なのですけどね? もしかしたらお婆ちゃんがおとぎ話をしただけなのかも知れません、でも……
        この話をしてくれた時のお婆ちゃんは、いつも真剣だったのです。だから、私も…出会った相手が世界から零れ落ちないよう、名前として覚えておきたいのですよ
        ……ふふ、どうです。哲学的かつ詩的な流れに戻す事に成功したのです!これはもうお仕置きではなくて褒めてくれてもよいのですよ(えへん) -- ノワール 2014-06-15 (日) 22:58:00
      • ほほう、それはなかなか興味深い話じゃな。仔細を尋ねてみたいところではあるが…それは野暮というものじゃな。
        有り得ぬ事も起こるのもまたこの世界の理。誰からの観測がなくとも、その証拠がなくとも、主殿の祖父母殿達の間ではそれは真実であるのじゃろう。主殿にとっても、のようじゃがな
        (家族仲が良い、という事は既に体感した事、微笑ましげに瞼を細め)そういった事情があるのであれば、主殿の扱いたいようになさるがよい。
        それはそれとして、二度目のお手つきは許さんがの(人差し指を立てて見せれば薄ら光が灯り、先ほどまでノワールが広げていた命名辞典が宙を浮けば軽くノワールの額を小突いた)
        儂は仏ほど心が広くないのでな、三度目までは持たんぞ主殿? -- 無名の雑書 2014-06-20 (金) 13:20:07
      • あうっ(小突かれた所を撫でながら、少し涙目)
        ……じ、辞典はなんだか赤ちゃんの成長を願ってとか将来を祈ってばかりだったのでですね?こ、こっちを使おうと思うのです(古びた魔法書を取り出して) お父さんとお母さんが集めた呪文書の集合体です。優に1万を超える多様な呪文が封印されており… 『運命力』(デスティニードロー)と言うものによって、その時々に運命的な呪文が右手に吸い付いてくるのです
        何百年の時を経て、私と巡りあったのが運命なら…今まさに運命力的には引ける時だと思うのです!(魔法書を開くと、眩い光が溢れ出る――!) -- ノワール 2014-06-22 (日) 20:34:08
      • そりゃそうじゃろう…大体からして命名というものは誕生した命に対する祝福のようなものじゃからな。名を失ったものに対して行う等とはまさか辞典も思ってはおるまい
        (ほう、と興味深げに頷けば耳を傾けて)…あぁ、聞いたことがあるような気がするのう。それを極々簡易化したものを遊戯に使ってはおらんか?以前とある大学に収められていた時に見た覚えがある…
        …しかし運命か、その言葉はあまり好いてはおらんが主殿がそういうのであれば任せるとしよう。
        (百年の時を越えて今、此処に蘇ったのが運命だと言うのであれば、自分には何かなすべき事があるのか、それとも)
        …まぁ考えても詮無いことではあるが…(光を放つ魔導書に目を細め、その向こう側を見遣る。少女の引き寄せる運命とは、如何なものかを見定めるように) -- 無名の雑書 2014-06-25 (水) 23:53:59
      • 良くご存知ですねむめさん…いきます、私のターン!
        (光の中から引き寄せた1枚の札に描かれていたのは――魔人『ヨハン/Johan』)
        (札となった元の人物は聖人の名を持つも、名とは逆に広大な領土を暴君として支配し、しかしより強大な力により追い落とされた暴君……)
        命名するのです…むめさんの名は――(言いかけた拍子、もう1枚札が落ちる。そこに描かれているのは、次元を超えて多数の魔物に追われ逃げ惑う若者…どことなくコミカルで愛嬌のある姿であり、その名を"ハンス/Hans"と言った)
        …………………確かヨハンもハンスも同じで………(目の前の少年然とした容姿の魔導書を見る。どう見ても暴君で魔人じゃないでしょう…つまり呪文書はこう言っている……!)
        ――ヨハネス、で……ハンスさん。で、如何でしょうね?(……持ち主は示された二つの運命から、思いっきり恣意的に愛嬌のある方を選んだ!) -- ノワール 2014-06-28 (土) 02:00:46
      • こう見えて長生きをしておるのでな、生きていたと言っていい期間か微妙なところではあるがの
        (光から感じ取ることの出来る魔力はノワールのものだけではない、魔法書のものばかりでもない。彼女の父と母のものも感じ取れる)
        (これは一種の固有結界のようなものと言えるのではないだろうか、平然とした顔をしているが…大した技術である。感心した様子で引き当てたカードを………)
        …いや良いのかそれは、主殿。明らかに落ちておったやつじゃろそっち。デスティニードローそれで良いのかおい。
        (釈然としないものを感じるのも事実、しかし引き寄せた札から付けられた「ハンス」という名に何処か感じるものがあるのも事実)
        (自身の故郷であった国、今は滅び別の名となってはいる筈だが…その場所で最も「ありふれた名前」。ありふれているが故に、偽名として使われる事が多く)
        (「名前の無い者」に一時的につける名の代名詞のようなものでもあった)
        …なるほど、運命力とは良く言ったものじゃな。ならば氏は自らこう名乗るとしよう。「シュミット」
        無名の雑書と呼ばれたモノ、今は闇光の精霊の所有物となりしモノ。我の名は今これより「ハンス・シュミット」とする。宜しいかな、主殿?
        (掌を天井に向け開けば、彼の本体たる真白い書が現れる。先ほどノワールが生じさせた光と良くにた閃光を放てば)
        (何も描かれていなかった表紙に、背に。金色でたった今名乗ったその名前が刻まれていた) -- 無名の雑書 2014-07-01 (火) 00:12:14
      • ……はふ(一段落、と言った様子で呪文書を閉じる、と。いつも通りの気抜けた声で) いいのですよーこっちで。1枚で逆転対抗手段なしなんて漫画じゃあるまいし、呪文はシナジーを活用するものと決まっているのです(手をぱたぱた)
        ハンス…シュミット。よろしいですね、とてもよろしいです……わ、名前出ましたよむめ…ハンスさん! あんなに白かったのにこんなに立派になって……
        (ゆっくりと、感慨深そうに表紙の文字を指で辿る。先程は別物と言ったが、命名したての子供を見る母のような…慈愛に満ちた優しい表情にも見える)
        …………ハンスさんが結婚して婿入りしたらこの装丁、どうなるのでしょうね?(…見えるだけで、気のせいだった模様) -- ノワール 2014-07-08 (火) 22:34:52

Last-modified: 2014-07-08 Tue 22:34:52 JST (3573d)