名簿/408790
- リルテュールは帰って来なかった。
精霊の働きが弱まった為、やがてこの土地の景観は色褪せ、川の水は濁りを帯びるだろう。 ただ、それでも大樹は静かにここに在り続ける。
- ……そう、貴方も…なのね…(色褪せ、澱んでいくかつての彼女の居場所を見て、死を認識したようだ。)
…全く…貴方には、まだ色々と話したいこともあったのに…寂しく、なるわ…(涙は見せず、ただ呟くのだった。) -- クノン
- (大樹とその周辺に拡がりつつある花畑を眺めて、ふふっと目を細め小さく笑う)少しは君がいた時のように華やかになった…かな?
リルテュールの力が本当に凄かったんだって、年を重ねる度にひしひしと感じるよ。もう…もう出会ってから積み重ねた日々と同じぐらい、永遠に別れることになってからの時間が過ぎてしまった。 あれから俺はどうにもうだつの上がらない毎日で、うまくは行かないことの方が圧倒的に多くて…。でも、こうやって君や他の人達の所を尋ねて歩くと、何だか力を貰えるんだ。 こんな所で立ち止まったぐらいで諦めるな、ってさ。だから今の俺でも…少しだけ無理して頑張れるんだと思う。今も君に力をもらってるんだ。 -- ファルコ
- お疲れ様でした …また冒険できる事を、楽しみにしていたのですが…
(大樹に花を供える、やがてこれも枯れるだろうが) 持って行ってください …お休みなさい リルテュールさん -- コルネーユ?
- リルテュール、どうして君まで……!(ギルドの報告を見て大木の下まで駆け付け、彼女が帰ってこない事を身に染みて実感するとくず折れる)
君がいなくなったら俺、どうやって頑張ればいいかわかんないよ…馬鹿な俺を、呆れていたけど否定せずに聞いてくれた君がいなくなったら…。(肘と膝を地面に付け、手元の土を握り締めて涙を流していた) -- ファルコ
- 姉はん…うち、なんにもまだお返しできてないんよ…? まだまだ、いーっぱい話したい事もあって…姉はんに自慢できる魔法もまだ全然覚えてないのに…
…いままで、うちなんかとお話してくれて…ありがとぉな?姉はん… さよ、な…………… (大樹に顔を押し付けて、寒くも無いのに少女はずっと震え続けた) -- リト?
- ……そうか、この川が綺麗だったのはリルさんに懐いてた精霊のお陰だったのか。ここに来ると俺も元気貰えてたしな
気のせいか、このでっけー木も寂しそうじゃねーの?(言いながら大樹の根元に背を預けて座り込み、持っていたワインボトルの栓を抜く) よぉ、今夜は俺達兄弟だ。一杯やって、一緒に美人の帰りでも待とうとしようや……? いつの時代も女の帰ってこない日は酒に限る…… -- フェリー?
- 家でうだうだしている内に…そっか、リルテュールちゃん…もう一度ぐらい話しておきたかったな、いやもっともっと…
出来れば150年ぐらい一緒に話したかったぜ、愛のパワーで長生きしてさ …お休み、俺が生きられる時間はエルフの寿命に比べたらずっと少ないかも知れないがリルテュールtちゃんの事忘れないぜ -- アンサー?
- やっ、英雄になったから報告にね(大樹の前に白い花束を置いて)英雄になった姿をリルテュールちゃんにも見せたかったぜ…
天まで届く名声ってのはどれぐらいなのかね、せめてそれぐらいは頑張らないとな…楽しみにしててくれな (大樹の前を長い時間眺めた後立ち去った) -- アンサー?
- (釣竿を持って大樹の根元に花の苗を植える)今年で一年、それなりに色々あったけど…やっぱり君がいないと俺は駄目だね。
何をしても自分の中でこれだって自信が持てなくてさ、いつも迷ってばっかりだよ。今日だって来ていいのかどうか散々迷って…。 それでも、俺はこうやって話しかけに来ることがいいと思ったから。…迷わないように見守ってくれとは言わないよ、しょうが無いなって笑っていて欲しいんだ。 -- ファルコ
- (根元に植えた苗が巡り巡って次の花として咲いているのを見て目を細め、今年も別の苗を反対側に植える)
君の加護がまだ働いてるのかな、うまく育ってるみたいだ。来年もこうやってここに来られるように頑張らないとな…。 見ていてくれてるかもしれないからね、何とか限界ギリギリまでやってみるよ、リルテュール。 -- ファルコ
- 君の記憶が少しづつこの風景の中に溶けこんでいくのを感じるよ、リルテュール。
生きていたらセンチメンタリズムだなんてくさすかな、それとも俺らしいって笑うのかな…。 今年も花を植えさせてもらうね、君のことを覚えていられるように。 -- ファルコ
- 今年で四年になるね、君の体がここに無いのはわかっているんだけど…どうしても君はここにしかいないような気がするんだ。
(数株の花の苗を植え、世代交代を繰り返しながら徐々に範囲を拡げていくこれまでに植えた花を見渡す)この分だと植えられる場所がいつかなくなっちゃうな、それはいいことなのかも知れないけれど…。 リルテュール、君の心はまだこの世界のどこかに…いるのかな…。 -- ファルコ
- 遅れ気味になってごめんよ、どうしても先月中に来られなくて…その分しっかり周りを掃除するよ。(大樹からの枯れ枝の掃除や花のなくなった場所を埋めるために植え込んだりと半日かけて綺麗に掃除する)
ね、リルテリュール。君は俺のことを珍しい人間だって笑っていたけど、その笑顔を見ると俺も嬉しくなってさ。 戦い続ける先に、君や他の亡くなった友達の笑顔が見られたらいいなって思うんだ。だから、みんなに恥じることがないように頑張るよ。 -- ファルコ
- 六年目になるんだね…そんな気は全然しないのに本当時間だけは早く過ぎていくんだ。
君の知らない俺が少しづつだけど増えていってる…のかな。いつかもう一度会える時に、ずっといつまでも土産話ができるように生きていたいって思うよ。 …それじゃあ、また。来年くるね。 -- ファルコ
- 今年もなんとかちゃんと6月に来られたよ、リルテュールは…梅雨は好きだったっけ、雨の匂いは俺も好きだよ。
季節の話を沢山したのもちゃんと覚えているっていうのは嬉しいかな、君とはもっと沢山話ができることがあったはずなんだ…七年経った今でもそう思う。君を忘れたくないよ、君と交わした言葉をずっと覚えて生きていきたい。 -- ファルコ
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